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迷晴れFX

【コメント雑談#003】更新する波と更新しない波の見分け方

視聴者や読者様から頂いたご質問を気まぐれにピックアップするコーナーです。

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由緒正しき波は強い。


高値や安値を更新することがわかっているポジションなら保有して利益を延ばせる。いわゆるコツコツドカーンの負け方から抜け出すには、反対にコツコツ負けてドカーンと勝てるようになるしかない。

それには利益をしっかり延ばせるようになるといいが、高安更新の可能性を100%予測するのは難しい、というか不可能。

だが、全く推測できないわけではない。それには、その波が、どこから来ているかという「ルーツ」をたどればいい。

単純に考えて、上位足の押し目や戻りをルーツとする波なら当分は続くだろうと判断できる。また、トレンドが転換するには下位足のレジサポを次々と突破しなければならないので、そうなるには、それなりの強い根拠が必要なこともわかる。ただし、”たけき者も遂には滅びぬ”どんなに強いトレンドでもいつか終わりがくる。波の寿命も意識しておかなければならない。

結局、由緒ある波か、そうでない凡波なのかという、波の「歴史」をもって高安更新するか否かを推し量るのがベターな気がする。

由緒ある波にも寿命はある。

01

上図では上位足青サポートで底値を固め、A地点から上昇を始めている。B地点ではかなりの市場参加者が買いたがるので、高値を更新する可能性は高い。いわゆるエリオット波動の3波目だ。

上位足赤レジスタンス周辺に近づくと、買い方も半信半疑になるのでD地点からの上昇波は崩れる可能性が高い。

これも、上位足青サポートと上位足赤レジスタンスの強弱関係による。明らかに上位足青サポート>上位足赤レジスタンスなら上抜けする可能性があるが、その場合にも、一度大きく押し戻すことがある。

上位足との強弱関係がよくわからなければ、なかなか大きく利益を延ばすことはできないが、割り切って高安までしか狙わない手もある。20ピプス以上あるのなら、そこまで貰って良しとする考え方でもいい。

ある程度、チャートが読めるレベルで1回の利益が平均20ピプス以上あり、損切りが10ピプス以内に収まるなら、トータルで負けることはそうそうないだろう。

重要なレートにつけにくる動き

02

A地点では上位足青レジスタンスで底を固めていない。このようなケースでは、一度B地点につけにくる動きをすることがある。市場オープン時刻と重なるとV字になることもある。

B地点からの上昇は由緒ある波といえるが、やはり寿命はあるので、早すぎず、遅すぎずのタイミングで波の乗れればいい。

コメントの解答

4時間足

h4

上位足黄ラインで2回底を試した由緒ある波の橙押し目は高値更新しやすい。このチャートだと左の大暴落ネックラインがレジスタンスになっているのが少し厄介だが、更新に成功した。

今回のコメント個所である緑押し目はどうだろう。橙押し目に対して緑押し目は大暴落の起点付近まで上昇してしまっている。少なくとも売り買いの攻防がありそうなので、緑押し目からの波が素直に高値を素直に更新するかどうかは疑わしい。

この先の細かな値動きなんてわからないし、どの可能性も等しくある。いくつかのシナリオを立て攻防中であることを意識してトレードするしかない。

よくわかならければ天井形成、あるいは天井が抜けるのを待つのがいい。誰でもわかるベレルのチャートになるまで待てばいい。

15分足

M15

押し目の成功は高値を更新するまでわからないが、後からわかってもトレードにはならない。

そのためルールが必要で、そのルールには少なからず「負け」が含まれている。どこかではリスクをとらなければトレードができないという現実を受け入れないと、そもそもルールなんてつくることすらできない。

押し目になるかどうかの判断は短期足で行う。フィボナッチはラインとは違うので、そこに何らかの根拠がなければただの数字でしかない。

5分足

M5-1

押し目候補で短期足が反転の素振りを見せている。あなたならどこで買うか一度考えてみて下さい。

  • A:グーと下がりきったレート
  • B:ダブルボトム右の谷
  • C:ダブルボトム右谷を試して届かなかったレート
  • D:底値ネックラインをブレイクしたあと、安値を抜けなかったレート
  • E:短期的に上目線となった初押し

ボクの見解は以下の通り

  • A:グーと下がりきったレート▷余程のことが無い限りここで買うことはない。
  • B:ダブルボトム右の谷▷いい感じの「買いの十字架」が出現したが、押し目としては早すぎる。ネックラインまでのスキャルならOK。
  • C:ダブルボトム右谷を試して届かなかったレート▷Bからの上昇がネックラインをブレイクしなかったので、ここも押し目としては早いかも。ネックラインをブレイクする片波だけを狙うならOK。
  • D:底値ネックラインをブレイクしたあと、安値を抜けなかったレート▷押し目買いならココで買う。高値1からの売りが安値1で強く否定され、その後小さなレンジをつくった。ここを抜ければネックライン付近の売りポジションは開放されるし、さらに上からの売りポジションも利食いされるはず。
  • E:短期的に上目線となった初押し▷一番無難な選択だが、1.13000がスグ上に控えているのが気になる。
今日の雑記

夏の終わりは少しセンチメンタルな気持ちになる。

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす
おごれる者も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし
たけき者も遂には滅びぬ、ひとえに風の前の塵に同じ。

平家物語より

沙羅双樹の花とは夏椿のことだろう、散り際に首からポロっと堕ちる様はまさに盛者必衰のテイ。

首をもたげた沙羅双樹の花がネックラインと思えるのはボクだけだろうか。

そういえば、昔、秋の空にクッキリと描かれた山並みがストキャスに見えたことがあったなぁ。

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コメント

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  • コメント (15)

    • 迷える子羊
    • 2016年 8月 24日

    まよさん、ありがとうございます!
    質問が下手で困らせてしまって申し訳ないです
    でも、まよさんは初心者がどんな悩みを持つかよくわかっていらっしゃるのですね。
    120%で回答をしていただいてとても嬉しいです。

    波の歴史と寿命ですね、波が然るべきラインにタッチしているかがポイントなのですね。
    これはラインの強度を知ることにも共通しますね

    それから、自分が乗ろうとする値動きに対する情報の大きさを意識したことはなかったです
    いつも週足から順に全部確認していました。

    エントリーポイントの解説も丁寧にしていただいてありがとうございます。
    クイズはわくわくする感じがしてやっぱり好きです。
    Dで入るときは、直前のもみあいは1分足で確認したほうがよいのでしょうか?
    Dで入りたいけど、私はEで入るんですよね。それで戻ってきて建値で逃げちゃう。

    印象的だったのが、絶対にリスクをとらないとエントリーできない現実を受け入れないとだめです、
    と言っておられたことです。

    リスクをとるからこそルールが必要であり、必ず勝つのがルールではない、ということ。
    過去の動画でも言っておられることなんですが、やっぱり、ドキリとしました。

    最近は転ぶのが怖くなくなったのですが、とはいってもやっぱり転ぶのは嫌だから
    つい、もう少し根拠が揃ってから入りたいと思っているうちにチャンスを逃してしまう、この繰り返しなのです。
    だからルールが必要なんですよね。。これも課題です。

    やるべきことがいっぱいです。
    波の検証がまず先で、そのあとに手法の確率を調べてルールにしたら、それを検証する
    こんな手順になるのかしら?今日は本当にありがとうございました。

      • NoN
      • 2016年 8月 24日

      エントリーポイントはEでもOKですよ。ただしキリ番がスグ上にあるので注意が必要ですが…
      Dの確認は1分足を見ないと難しいです。細かい話ですが、ボクはそうしています。

      質問と逸れてなくてよかったです。

        • 迷える子羊
        • 2016年 8月 25日

        まよさん、ありがとうございます。
        やっぱり、1分足も確認ですね。
        そしてEのポイントでは建値で逃げたとしたら、キリ番を抜けてから入りなおせたらいいのですが・・・
        情報の確認は大きすぎても小さすぎてもだめで、上にも下にも程よくとるにはフラクタルの理解は不可欠なんですね。
        値動きのどこに焦点を絞るか決めて、その値動きに必要な情報を集める、情報とは波の時間幅とフラクタル、波のリズムとフラクタルの確認、そして障害物までの距離ということなのでしょうか?

        8/22のユーロドルは4時間足でリズムを刻んでいるように見えたのでタイミングが掴めるかも?
        と思ったのですが、なんだか混乱してしまったようです。4時間と相性のよい短足の情報がかけていたみたいですね。
        前にリズムを知る方法を解説していたのですが、例えばレンジはろうそくが髭だらけになりがちでどの時間足がリズムなのか見分けるのが難しいように感じます。リズムの検証はどんなテーマがよいのでしょう?

        なんだか知りたいことが多すぎて、質問だらけになってしまいました。

        今回の動画は今の自分に必要なことがたくさん盛り込まれているので繰り返し学習したいです。
        上位足の水平線にタッチした波はどこまで伸びるかをテーマにした検証も是非やりたいです。

        それから質問した翌日にこれほどにまで完成度の高い動画を作っていただいたことにとても感動しました。ありがとうございます。もっと勉強頑張りたいです。

    • mocha0509
    • 2016年 8月 24日

    こんばんは、クイズの答えはこう考えました。

    まず、ネックラインはどこかを考え、そしてそのネックラインのブレイクから押しを待って、このブレイク足からの切り下げラインと底からの切り上げラインがクロスした部分の上からロングを考えます。この図ではD位になりますが、ネックはすぐわかるようになりますが、切り下げ切り上げラインがフラフラするので慣れるのに時間がかかります。
    私は、どちらかというとロングが苦手ですが、(ショートが得意というわけではありませんが)ある時、天井圏でショートのタイミングを天地逆にひっくり返して見たら、底値圏や中段での押し目でのロングのタイミングと同じだと気付きました。正確に言うと中段で押し目買いすべきポイントでショートして失敗した時にこれに気付きました。
    どうしても売りやバイアス買いのバイアスでチャートを見てしまい判断をよく間違い混乱していたところ、このように整理することでチャートをスッキリ視れるようになりました。
    天地逆に見るのは先々回の記事でも説明していましたが、このように考えて苦手意識をなくしていくのも大事かと思います。

    オリンピックも甲子園も終わり、夏休みももうすぐ終わりますが、また秋にマラソンに挑戦しますので、そろそろ走り込んで行かないと、今年は暑すぎでちょっとサボり気味でした(笑)

      • NoN
      • 2016年 8月 24日

      とても深いコメントだと思います。こういうことは何処にも書いてないし、人から聞いてわかることでもないので、とても素晴らしいと思いました。

      この間、心電図の検査で3分階段を上り下りしただけで脈拍が雇用統計バリに跳ね上がりました(^^♪
      完全に運動不足ですね。
      マラソン頑張ってください。

        • mocha0509
        • 2016年 8月 25日

        「こういうことは何処にも書いてないし、人から聞いてわかることでもない」
        NoNさんの幾度にもわたる丁寧な説明と幾度にもわたる失敗検証から導けた答えです。
        裁量トレードに取り組んで約1年半、もっと早く気付けないものかなとも思いますが、このブログに出会わなければ、相変わらず、わけわからず負け続けていたか、諦めていたかのどちらかと思います。
        わかっているようで何もわかっていない。見えているようで何も見えていない。
        NoNさんのおかげです。ありがとうございます。
        お礼の代わりとして、初心者目線での気づきを書ければと思います。

    • かにずき
    • 2016年 8月 25日

    拝見させていただきました。

    クイズの答えは、性格的には底切上げでBを選びたいでもDかな? となりました。
    Dの根拠がなんとなくでした。
    今回のお話しで少し視野が広がった感覚がありました。

    とこで平家物語の一節、詩人も作家という職業も居なかった時代に作られれた文章です。
    でも、今の時代に誰がこれを超えることが出来るでしょうか?
    職人が描いていた時代の絵画を現代のアーティストが越えられないのもまた同じでしょうか?
    時代背景もあるでしょうが、私はそこに「自分を何者と考えて取り組むか」ということの意義があるように感じてしまいます。

    素晴らしい気付きをありがとうございました。

      • NoN
      • 2016年 8月 25日

      確かに、一気に世界に引き込まれる文章だと思います。
      「儚さ」への感受性は日本人独特のものかもしれませんね。そういえばボクも繊細で儚いものが好きです。

    • ナカムラ(チキントレーダー)
    • 2016年 8月 25日

    この場面覚えてます^^;;取引してました・・・・
    自分はBですね。はい。ネックラインで利確です。
    さすがにAではできないな・・・

    ただホールドしていればいいという話ではないんですね。当然ですね。
    やんごとなき底を2回試した由緒正しき波こそ位人臣を極める・・・・・

    自分のトレードは、このもみ合いに入る直前の売りでした。チキン利食いで救われた場面と言えるでしょう。
    こういうこともあるからチキン利食いの治療は難しい。

      • NoN
      • 2016年 8月 25日

      B→ネック利確。わかってやるなら上手なトレードです。
      ただし、それ以上を期待していて…結果として勝てたのなら…

      今の勝ちトレードが未来の悪い種をまき、悪い実がなることもあるので要注意ですね。

    • Tom
    • 2016年 8月 29日

    迷晴先生
    いつも素敵な動画ありがとうございます。
    今回のクイズは、いつもに増して、示唆ありまくりでした。
    私の場合、Cの後、ネックをブレイクして一旦戻ってきたところ、安値1のところでエントリーしてしまうかも
    しれません。迷晴れ先生はDとのことでしたが、1で入る前にちょっとネック付近レンジになるかもな!?っていうのが、ある程度予測できてしまうのでしょうか?とても興味深かったです。
    いつも教えと気付きをいただき、ありがとうございます。

      • NoN
      • 2016年 8月 29日

      基本は、安値1で問題ないです。

      ただ、このチャートに関しては高値1上ヒゲ後の陰線が強かったので入りにくいかなと思います。

      その陰線を打ち消すように陽線が出ましたが。このタイミングで初めてレンジになるかもと推測でき、その手前からは推測できません。結果としてレンジになっただけのことです。

      高値1からの押し方次第では、安値1がベターだと思います。

        • Tom
        • 2016年 9月 01日

        迷晴先生、
        安値1でも間違いではないことが分かってよかったです。さらに同じチャートをみていてもその前の陰線、上ヒゲで捉えるシナリオの深さの違いを実感しました。修業に励みまたいと思います!ありがとうございました。

    • takahashi
    • 2016年 10月 14日

    いつも動画見させて頂いております。FX関連の動画は頭の中が混乱するので見ない主義だったのですが迷い晴れFXの動画は全くの逆、頭がスッキリするので暇があればPCで流しています。何個か前の動画でブログランキングボタンの事を言われてましたが励みになるかわかりませんが動画への感謝を込めて投稿させて頂きます。いつも有難う御座います。

      • NoN
      • 2016年 10月 14日

      コメント有難うございます。励みになります!!

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

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