22Jul
週刊チャートナビ443回(2023.07.17~2023.07.21)は、前編は今週のドル円・ユーロドル・ポンドドル相場と攻略ポイントの解説。後編では明日からのトレードに役立つケース・スタディをします。
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ドル円
今週の見通し
概要
大局は130.00押し目買いが、150.00を目指す流れだが、先週は「日銀のYCC修正観測」で米ドルが暴落、2023押しネック+130.00上昇波のFR50.0%に達した。
- 6月高値下降波VS2023押しネック+上昇波50%押し目買い+200日・100日移動平均線のサポート。
- 2023押しネック(=138.00)+130.00上昇波のFR50.0%へ急落、複数の下値支持でロールリバーサルするかに注目!
- 押し目形成モードに入ったら、底値のネックラインを注視。
- 重要経済指標:米小売売上高・日CPI
売り手の注目
- 4時間足レベルの6月押し安値を下方ブレイク(アンダー・シュートの疑い?)
- 日足MA21+4時間MA21の押さえ。
- 先週570ピプス大陰線。
買い手の注目
- 200日+100日移動平均線のWサポート(逆三尊天井の疑い?)
- 130.00上昇波のFR50.0%押し目。
- 2023押しネック付近でのレジサポ転換。
- 先週陰線終値は6月安値上でクローズ。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 6月高値 |
TR中段 | 5月高値(=145.00下降波FR50.0%+先週陰線FR61.8%)と先週安値 |
TR下段㊦ | 5/16安値(=130.00上昇波FR61.8%) |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
先週大陰線を戻り売り。
4時間足ブルの視点
下値支持帯(=200日+100日MA+130.00上昇波FR50.0%+2023押しネック138.00)に注目、4時間と日足MA21との乖離幅を狙う。
今週の値動き
138.00付近下値支持帯のサポート力が強く、仮ネック(=7/12戻り高値)を越えて、先週陰線の戻り目(=50.0-61.8%)に到達。
その後、金曜の「YCC関連報道」で円全面安となり、6月高値下降波の戻り目61.8%まで戻した。
今週の攻略ポイント
下値支持帯に注目!先週大陰線の戻りを買う。
138.00付近の下値支持帯(①2023押しネック②200日+100日MA③130.00上昇波FR50.0%ポイント)の底固さを前提に、4時間足と日足MA21の乖離をロングで狙った。
大陰線出現後の「戻り」を狙うときに、気をつけたいのは、仮ネックから二番底へのショートです。
ボクは「38.2%戻し」を仮ネックの目安としているので、先週の大陰線基準なら7/12戻り高値、6月高値下降波基準なら140.00が仮ネック相当となります。
ただ、これはあくまで目安なので、今週は「戻り目崩れ」から、日足MA21を狙いました。
毎日の攻略ポイント
1.下値支持帯を根拠に逆張りロング。
2.戻り目崩れをロング。
07/17月曜 日休場
- 200日+100日移動平均線+130.00上昇波FR50.0%+2023押しネック138.00で強く反発、先週陰線終値は6月安値上でクローズ。
- 6月安値抜けアンダー・シュートからの逆三尊を疑う。
ベアの視点:139.00戻り目から138.00へショート検討。
ブルの視点:①139.00戻り目崩れで7/12戻り高値へロング。②逆三尊肩ラインでロング。
- 東京時間、逆三尊肩138.00への下値試し待ち。
- ロンドン時間、138.00+4時間-1σ反発、19時足ピンバー高値抜けで青1ロング。
- NY時間、139.00+4時間+1σ到達でアウト。
07/18火曜 米小売売上高
- 前日同時線は138.00(=2023押しネック)でサポート。
- 先週大陰線の仮ネック(前日高値付近)を意識する。
ベアの視点:仮ネックで上げ止まるのを待って戻り売り検討。
ブルの視点:高安の切上げを根拠に前日高値へロング。
- NY時間、米小売売上高の発表で138.00+4時間-1σサポートを確認、下値支持帯を根拠に、22時足の陽転で青1ロング。
- 翌日のロンドン初動、7/12戻り高値でアウト。
07/19水曜
下値支持帯の影響下、138.00で底固い値動き。
ベアの視点:7/12戻り高値で戻り売り検討。
ブルの視点:138.00強反発根拠、下値試しから7/12戻り高値へロング。
- 東京時間、4時間+1σサポートからの前日高値抜けで青1ロング。
- ロンドン時間、7/12戻り高値到達でアウト。
07/20木曜
先週陰線の戻り目(=7/12戻り高値)に到達。
ベアの視点:7/12戻り高値から138.00へ戻り売り。
ブルの視点:7/12戻り高値の戻り目崩れで5月高値へロング。
- 東京時間、10時足の139.50戻りネック割れで赤1戻り売り、15分MA21サポートで撤退。
- NY初動、二番天井の戻り目崩れ(=東京時間の戻り高値抜き)で青1ロング、140.50到達で1/2決済。
- 翌日のロンドン時間、「YCC関連報道」による急騰後、日足MA21達成でアウト。
07/21金曜 日CPI
7/12戻り高値付近の戻り目を崩し、先週大陰線の50.0-61.8%戻り目候補まで上昇。
ベアの視点:先週大陰線の戻り目を待ってショート。
ブルの視点:先週大陰線の戻り目形成まで、短期上昇トレンドを押し目買い。
- 東京時間、先週陰線の戻り目二番天井待ち。
- ロンドン初動、切下げ二番天井崩れで青1ロング、「YCC関連報道」で急騰、日足MA21達成+3本目の4時間陽線クローズでアウト。
- NY時間、急騰後の調整でノーポジ。
ユーロドル
今週の見通し
概要
- 注目レートの1.1000高値をブレイク。
- 2022年高値まで約250ピプスあるが、二番天井ネックでの高値切下げを疑う。
- 1.1000高値をブレイク後、6月安値上昇波のN値1.1200に到達。
- 重要経済指標:米小売売上高・日CPI
売り手の注目
- 6月安値上昇波のN値1.1200に到達。
- 2022年高値の二番天井ネックが意識される。
買い手の注目
- 先週大陽線が1.1000高値をブレイクアウト。
- 4時間足以上の移動平均線が買いのパーフェクト・オーダー。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 1.1400+4時間チャネル高値 |
TR中段 | 先週高値と7/12安値 |
TR下段㊦ | 2週前安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
先週大陽線に注目して、4時間と日足MA21の乖離で押し目をつける動きをショート。
4時間足ブルの視点
先週大陽線に注目、1.1400へ押し目買い。
今週の値動き
2022二番天井ネックでレジスタンスされ、先週陽線の仮ネック(=1.1150付近)まで下落して押し目を形成中。
今週の攻略ポイント
2022二番天井ネックから、先週大陽線の押し戻しを売る。
4時間足と日足MA21の乖離を狙って、2022二番天井ネックから先週大陽線の押し戻しをショートした。
大陽線出現後の「押し戻し」を狙うときに、気をつけたいのは「仮ネック」から二番天井への買いです。
ボクは「38.2%押し」を仮ネックの目安としているので、先週の大陽線基準なら7/13押し安値付近、2週前安値上昇波基準なら5月高値が仮ネック相当になります。
木曜安値が7/13押し安値に到達したので、金曜のトレードはノーポジとしました。
毎日の攻略ポイント
1.2022二番天井ネックで逆張り。
2.一番天井ネック割れからの下降3波戻り売り。
07/17月曜 日休場
- 6月安値N波N値1.1200に到達。
- 22年二番天井ネックも近く、高値を切下げを疑う。
ベアの視点:先週高値で頭を押さえられれば、1.1150へショート。
ブルの視点:1.1150まで売られれば押し目買い検討。
先週高値付近の調整でノーポジ。
07/18火曜 米小売売上高
- 先週高値で調整中、4時間MA21が接近中。
- 先週大陽線の仮ネック(=1.1150付近)を意識する。
ベアの視点:先週高値+4時間+1σ反発で、4時間チャネル高値へ逆張りショート。
ブルの視点:4時間MA21付近サポートからの先週高値崩れでロング。
- ロンドン時間、2022高値二番天井ネックの強い反発をみて、先週高値上のダマシを疑う。
- NY時間、米小売売上高を待って、4時間MA21のサポートを受けてから、先週高値の反発で赤1逆張りショート。
- 翌日のNY時間、下値の強反発を「ネック抜き1波」の終了サインとみて1/2決済。
- 20日木曜のNY時間、7/13押し安値+先週大陽線38.2%到達でアウト。
07/19水曜
- 2022年高値二番天井ネックに頭を押さえられ一番天井形成中。
- 先週大陽線の仮ネック(=1.1150付近)を意識する。
ベアの視点:先週高値への上値試しから、仮ネックへショート。
ブルの視点:仮ネックまで押されれば押し目買い検討。
- 東京・ロンドン時間、先週高値への上値試しを確認。
- NY時間、前日高値から高値を切下げたが、黄1ネック抜きの1波ショートは、4時間チャネル高値を警戒して見送り。
07/20木曜
先週高値に一番天井完成、先週大陽線の仮ネック(=1.1150付近)へ下落中。
ベアの視点:一番天井から仮ネックへ戻り売り。
ブルの視点:仮ネックのサポートで先週高値へ押し目買い。
- 東京・ロンドン時間は戻り待ち。
- NY初動、21時足の1.1200戻りネック割れで赤1戻り売り、4時間チャネル高値のサポートを凌ぎ、先週大陽線の38.2%押し+7/13押し安値到達でアウト。
07/21金曜 日CPI
先週大陽線の38.2%押し目候補へ下落。
ベアの視点:先週大陽線の押し目形成まで短期下降トレンドを戻り売り。
ブルの視点:先週大陽線の押し目を待ってロング。
- 東京時間は戻り待ち。
- ロンドン初動、黄1戻り売りは先週陽線の押し目候補に到達しているので見送り。
ポンドドル
今週の見通し
概要
GBPUSD 日足に月足ロウソク
1月ハラミ足高値を4月陽線が更新後、高安を切上げて上昇トレンド継続中。
GBPUSD 4時間足に月足+週足ロウソク
- 6月安値を更新させた先週大陽線を基準に考える。
- ネックラインから二番天井へ買われるか、6月高値付近まで押されるか注視。
- 重要経済指標:米小売売上高
売り手の注目
5月安値N波のN値を達成済。
買い手の注目
6月高値を先週大陽線が更新。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 2022高値ネックライン |
TR中段 | 先週高値と6月高値 |
TR下段㊦ | 1.2600押し安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
日足と4時間足MA21の乖離を狙って6月高値へ売る。仮ネック(=1.3000)から二番天井への押し目買いに注意!
4時間足ブルの視点
先週大陽線を押し目買い。①仮ネック(=1.3000)から二番天井へロング。②6月高値+日足MA21付近で押し目買い検討。
今週の値動き
GBPUSD 1時間足に月足+週足+日足ロウソク
先週陽線の仮ネック(=1.3000付近)を崩して、日足MA21+6月高値(=1.2600上昇波の半値押し)へ下落、押し目形成モ-ドに入った。
今週の攻略ポイント
GBPUSD 1時間足に月足+週足+日足ロウソク
1.2600上昇波の修正波を売る。
4時間足と日足MA21の乖離を狙って、6月高値を更新させた1.2600上昇波の修正波を狙った。
大陽線出現後の「押し戻し」を狙うときに、気をつけたいのは「仮ネック」から二番天井への買いです。
ボクは「38.2%押し」を仮ネックの目安としているので、先週の大陽線基準なら1.3000付近になります。
1.3000付近にネックラインをつくれば、二番天井へ買われる可能性もあったが、買い手がつかず、日足MA21を達成しました。
毎日の攻略ポイント
GBPUSD 15分足に週足+日足+4時間足ロウソク
4時間足と日足MA21乖離を売る。
- 18日火曜、先週高値の一番天井からの高値への切下げ+4時間MA21レジスタンスで赤1逆張りショート。
- 19日水曜、1.3000仮ネックを急落で抜けたので、15分MAをガイドにホールド、15分MA上抜きで1/2決済。
- 20日木曜、6月高値到達、日足MA21も近いのでアウト。
今週の深堀り
今回のテーマは、ロール・リバーサル(レジサポ転換)はなぜ起こるのか?について解説します。
裁量トレードの手法として、直接の値動きから取引のタイミングを判断するプライス・アクション・トレードがあります。
プライス・アクション・トレードの利点は、複雑なインジケーターを使わず、一次情報である値動きそのものにフォーカスして、シンプルに取引を行えることです。
ボクのトレードも、プライス・アクションがベースになっています。
プライス・アクションの分析方法としては、トレンドとレンジ、フォーメーション・レジスタンスと手法、ローソク足などが挙げられますが、今回はプライス・アクションの代表的パターンである、ロール・リバーサル(レジサポ転換)にフォーカスして解説します。
ロール・リバーサルを理解するうえで重要なのは、パターンの形状ではなく、なぜそのようが現象が起こるのかを、大衆心理の側面から把握することです。
1.レンジ・ブレイク
2.リターン・ムーブ
3.ロール・リバーサル
まとめ
1.レンジブレイク
レジスタンス(=上値抵抗帯)付近では、買い手と売り手の小競り合いでレンジになります。
レンジとは前回の高安を更新させるだけのマネーが供給されず、個人トレーダーが鰯の群れのごとく、上にも下にもいけずにいる状態です。
個人(鰯)はレンジをブレイクさせるだけのマネーを持たないので、大口(鯨)がブレイクを狙ってマネーを投入するタイミングを待って、ついていくしか勝ちようがありません。
東京セッションのレンジ逆張りが有効なのは、こういった大口(鯨)の動きを読んでるからです。
また、レジスタンスやサポートは、ラインではなく「ゾーン」で捉えられることも多く、チョビ抜け程度では、レンジ内に引き戻されることがあ多々あります。
大口(鯨)は相場がどうなったら、ブレイクを狙うのでしょう?
彼らも、お金を投入するのだから、ダマシにさせず、確実にブレイクさせたいわけです。
レンジブレイクを成功させるには、レンジが一定期間続き、レンジ内に「売りポジション」が溜まる必要があります。
売りポジションが溜まるほど、ブレイク後のロスカット(買い戻し)で、ブレイクのきっかけをつくれます。
レジスタンス付近での売りポジションのロスカットは、自動車のセルモーターの役目をします。
セルモーターで車は走りませんが、セルモーターが回ることでエンジンが始動して、ブレイクアウトが成功するわけです。
セルモーターを回せる程度の充電がレンジ期間内に必要なわけです。
また、売りポジションのロスカットに続いて、飛び乗りの買いポジションが発生すれば、さらにレートを押し上げることになります。
2.リターン・ムーブ
リターン・ムーブもプライス・アクションのひとつで、ブレイクしたレジスタンスを試す動きのことです。
リターン・ムーズのきっかけは、レンジブレイクを演出した大口(鯨)やレンジ内の個人(鰯)の買いポジションの「利確」でつくられます。
さらに、利確の売りに続いて、飛び乗りロングの撤退や、逆張りショートでリターン・ムーブがつくられます。
リターン・ムーブは、上昇トレンドや下降トレンドの押し戻しの修正波と同じ原理で起こります。
リターン・ムーブが起こらず、ズンズン進むときは、誰も利確しないわけですが、それは、買いの勢いが強いことを示唆します。
3.ロール・リバーサル
ロール・リバーサルは役割転換の意味で、いわゆる「レジサポ転換」のことです。
レンジ内の売りポジションは、レンジブレイクの時点で基本的にロスカットされますが、一部は含み損を抱えたままです。
彼らは、なるべく好条件で撤退したいと考え、レジスタンス到達後に建値で撤退したがります。
ロール・リバーサルのきっかけは、彼らのヤレヤレ決済や逆張りショートの利確によってつくられます。
レジスタンスでサポートが確認されたあとの上昇3波は多くのトレーダーが注目しています。
ロール・リバーサル後の上昇3波では、大口(鯨)も新規の買いポジションを持つので本格的に伸び始めます。
上昇トレンドの押し目買いもこれと同じ原理ですが、レジスタンスで起こる現象がロール・リバーサルです。
ちなみにロール・リバーサルは水平線だけでなく、トレンド・ラインや移動平均線でも同じように起こります。
まとめ
「チャート分析は取引の根拠にならない」
トレードは大衆心理を利用する側にいないと勝てません。
プライス・アクションの分析ですら、利用されてしまうこともあります。
この本質を知らずにプライス・アクションのパターンだけ覚えてもダメなんです。
今週のドル円は138円でロール・リバーサルしました。
今回のロール・リバーサルの背景には、上位クラス移動平均線(200日+100日)の下支えや、金曜日の「YCC関連報道」がありました。
もし、これらの材料が一切なければ、138円でロール・リバーサルの素振りを見せてから、5月安値付近まで下落して、そこから買われたかもしれません。
大口は138円でのサポートを信じた買いポジションをロスカットを狙ったかもしれません。
つまり、大口が138円で買おうが、5月安値で買おうが、彼らの自由であり、ロール・リバーサルですら、大衆をカモる材料でしかありません。
ロール・リバーサルは値動きの傾向として有効ですが、そのままでは絵にかいた餅でしかありません。
実際に巨額マネーを投入するのは大口なので、彼らが何を考えているかも読み解くべきです。
プライス・アクションは形だけでなく、大衆心理にフォーカスすることで、相場の本質を見抜いて、柔軟な見方ができるようになります。
来週の相場観
ドル円
概要
- 大局は130.00押し目買いが、150.00を目指す流れのなか、先週は2023WBネックライン(=138.00)でロール・リバーサル。
- 2022高値のネックライン(=145.00)のレジスタンスと2023WBネックラインを含む下値支持帯(=138.00)サポートの戦い。
- 142.00先週高値と140.00先週陽線半値押しでレンジになるかもしれない。
- 先週は138.00付近の下値支持帯にサポートされ、145.00下降波の61.8%まで戻した。
- 今週は「各国中央銀行イベント」が目白押し。金曜の「YCC関連報道」で円全面安となったが、28日の「日銀イベント」において政策変更があれば、再び円高に振れるだろう。
重要経済指標:
- FRB政策金利発表とパウエル議長定例記者会見
- ECB政策金利発表とラガルドECB総裁定例記者会見
- 日銀金融政策決定会合と植田日銀総裁定例記者会見
売り手の注目
2022高値ネックライン(=145.00)のレジスタンス。
買い手の注目
- 138.00付近の下値支持帯(=上位クラス移動平均線)のサポート。
- 138.00ロール・リバーサル。
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 145.00 |
中段 | 先週高値(=142.00)と先週陽線半値押し(=140.00) |
下段㊦ | 138.00 |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
145.00下降波戻り売り。①先週高値に戻り目をつくれば、140.00を目安にショート。②2週前ハラミ高値まで買われればショート検討。
4時間足ブルの視点
138.00下値支持帯を重視。①先週の陽線を押し目買い。②先週高値の戻り目崩れで、2週前高値へロング。③140.00まで押されれば押し目買い検討。
ユーロドル
概要
- 2022二番天井ネック(2022年高値から高値を切下げの疑いアリ)でレジスタンス。
- 2週前大陽線の50.0%+7月陽線の38.2%へ押された。
重要経済指標:
- FRB政策金利発表とパウエル議長定例記者会見
- ECB政策金利発表とラガルドECB総裁定例記者会見
- 日銀金融政策決定会合と植田日銀総裁定例記者会見
売り手の注目
2022二番天井ネックラインで1回目の反発を確認。
買い手の注目
- 7月安値上昇波の5月高値の更新で上昇トレンド継続中。
- 200日+100日移動平均線の下支え。
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 1.1400 |
中段 | 先週高安(高値側は2022二番天井ネック・安値側は5月高値) |
下段㊦ | 2週前安値 |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
①先週高値二番天井ショート。②先週高値からの高値切下げでショート。③先週安値の押し目崩れで、日足MA21に警戒しつつ1.1000へショート。
4時間足ブルの視点
2週前大陽線を押し目買い。①先週安値サポートで二番天井へロング。②1.1000付近の下値を試せば押し目買い検討。
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コメント
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コメント (13)
動画・ブログ更新ありがとうございます。
既に試した方もいらっしゃるかもあるかもですけど、
ChatGPTにドル円のデータをアップして先日と同様の分析をさせてみたら、
ポンドやユーロとは大きく異なる非常に興味深い結果が得られました。
なんとなく感じていたけれどデータで明らかになると
トレードのプランにも考慮すべきだと思いました。
やってない方は是非試して比べてみて下さい。
さて、私、昔4輪のレースをかじっていました。
当時吊るしのレーシングカーが新車2000万ぐらいで、その後体力的に乗れなくなり
(自動車を限界域で走らせるのには筋力持久力心肺能力が非常に高いレベルで要求されます)
メンテナンスガレージに置いてもらっていたのですが、
その車体が最近4000万円で売買されていると教えてもらいました。売ろうかな笑
先日コメントした不動産と同様に、インフレの季節は来るものはいっぺんに来ますね。
レーシングカーに関しては投資したつもりは一切なかったけれど
投資という視点てみたら成功だったんでしょう。
いつもコメントありがとうございます。
F1マシンが数十億というのは聞いたことがあります。
レーシングカーとして2000万円は、吊るし価格なのでしょうね値段なのでしょうね。
それにしても2倍ですか。
昔、クラシックなF328GTB(当時1000万円くらい)を持ってましたが、今、いくらするんだろう??
こんにちは。
今週ドル円はタジタジした結果、一度もエントリーできずに終わりました。
月曜と水曜の上昇は難しく感じましたが、火曜と木曜と金曜の上昇に関しては入れるタイミングはあったと思うので
反省ですね。
今週も貴重な動画の投稿ありがとうございます!
おつかれさまです。
138.00に引きつけ逆張りしました。
サポートに自信があれば、これでいいと考えてます。
ダウ云々でタイミングをとるよりシンプルです。
http://mayohare-fx.com/top_bottom_method/
返信と参考動画ありがとうございます。
狙う波は決められてもタイミングの場面ですごい迷うのでタイミングもしっかり決められるようになりたいです。完璧は無理だと思うので、納得がいくまで突き詰めてみる必要がありそうですね。
マヨ晴れさんおはようございます。
今週も動画更新ありがとうございます。
僕はマヨ晴れさんのコンテンツに出会ってから、ドル円とユーロドルに絞ってトレードをしていまして(ユーロ円も表示だけ)
今週はドル円の底堅さを確認してからは、戻り売りを意識しながら崩れ狙いの買い先行
ユーロドルは天井形成後からは売り先行でいました。
そこまでは良かったのですが、金曜のユーロドルで今週の利益をほとんど無くしてしまいました。
金曜の僕の頭の流れとしては
ドル円の上昇にエントリー出来ず
ユーロドルも逆相関で日足の移動平均線を試すのではないかと思い
ユーロドルの先週陽線押し目は簡単に崩れて
木曜陰線の戻り売りが入るのではないか
そう考え出すとそれ一辺倒になり、ポジポジから損切りを繰り返してしまいました。
機会損失の悔しさから逆相関を期待してしまう癖があるんですよねぇ。。
うーん。まだまだです。。
来週もよろしくお願いします!
見立てが優秀なだけに、金曜のユーロドルは残念でしたね(^_-)-☆
ボクも4時間足と日足MAの乖離を注視してましたが、5月高値付近は、先週陽線と7月陽線の両方で押し目候補になり得ましたね。
いつもご教授頂き有難うございます。先週は損切りした後の立て直しについての参考動画をご紹介頂き有難うございます。トレードダメージ軽減、激減、無効化の動画を早速見させて頂きました。その場の出来事だけで一喜一憂してるといつの間にか近視眼になり大局を見失ってしまいます。ワンセット思考で大局を見ながらここぞという時だけ動くようにしたいです。余裕がないとまたチャンスが来るまで待つという心理は薄れバタバタしてドツボにハマっていきますので、常に大らかな気持ちで相場を見ていたいと思います。今回のロールリバーサルについても同じことで、レジスタンスをスカーンと抜けていく時もあれば、一度下にスパイクしてから抜けることもあります。抜けても騙しとなって大きなヒゲになることもあれば、全く押しがなく入れないこともあります。チャートだけに張り付いているとイチイチ値動きに振らされますが、動画内でも言われてました大衆心理をよく俯瞰していくと真の狙い目が何処なのかが見えてくると思います。相場はチャート分析だけではなくセンチメント分析も非常に重要だと思いますので、今後もしっかりセンチメント分析も研究していきたいと思います。
おつかれさまです。
チャート分析だけでなく、センチメント分析も重要との考えが素晴らしいです。相場の動きは、市場参加者の感情や意識によっても大きく影響されるため、センチメント分析を行うことで、より深い見識を得ることができます。
迷晴れさんお疲れ様です。今週もありがとうございます!
今週もおかげさまで無事にプラスで終わる事が出来ました。
迷晴れさんとほぼ同じ所でポジションが持てるようになってきました。
ただ、まだ捨てれる部分があるのでそこは練習をして行こうと思います。
まだ大衆心理を利用される側の時があるので、良い時悪い時の違いを見て行こうと思います。
来週も宜しくお願いします!
おつかれさまです!
大衆心理を利用される側にいるとの認識は大切ですね。時には影響を受けることもあるかもしれませんが、良い時と悪い時の違いを見極めることで、より良い判断ができるようになるでしょう。
いつもお世話になっております。
先週のドル円、ネックラインから二番底への売りにバイアスがかかってしまい、損切りになってしまいました。
自分のような損切り組が燃料になって、買っていた人たちは利益をあげているわけですもんね。当たり前のことで分かっているつもりでもつい忘れてしまいます。
買い目線の時は売り目線になり、売り目線の時は買い目線になることが重要ですね。迷晴れさんが今まで何度も伝えて頂いてることですが、自分がもし買っていたら(売っていたら)ここで利確、逃げ、損切りをするかなというタイミングに反対ポジションをぶつけることがコツだと改めて思いました。
今回のように、二番底をつけに行くか、はたまた戻り目が崩れるかどっちもあり得るポイントでは、バイアスがかかって決着がついてないのにポジションをもっている人が燃料になるので、両目線を持つことと断末魔の叫びをしっかり聞くことを意識していきたいと思います。自信のあるレジサポがあれば多少のフライングも有りかもしれませんが、その辺をしっかり見極めていきたいと思います。
おつかれさまです!
「両目線で断末魔の叫びを聞く」
常連のHさんとか、これが上手い人って負けないですよね(^_-)-☆