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【週ナビ#167】感情エラーを起こさないトレード文法

週間チャートナビ(2018.01.15~2018.01.19)は、ドル円、ユーロドル、ユーロ円の主要三通貨ペアの一週間を振り返ったチャート考察です。

今週の視点

IF(条件A)Then(処理A)Else (処理B)EndIf

これは分岐処理といわれるプログラムの書き方で、条件Aなら処理Bを実行、そうでないなら、処理Bを実行、という命令文です。

ポジションメイキングを考えるとき、条件Aなら処理Aまでは誰でも考えますが、ELSE(もしそうでないなら)のときの処理命令が曖昧なことがあります。

ELSEが曖昧なことの一番の弊害は「損切り」ができないことですが、それ以外も、いろいろとあって、たとえば、押し目買い(条件A)が失敗したときの、ドテンなどは、このELSE(条件B)に相当します。

If(条件A)Then(処理A)ElseIf(条件B)(処理B)EndIf

こちらは、条件Aなら処理Aを実行、そうでなくて、条件Bなら処理Bを実行、という命令文で、これも分岐処理ですが、2つめの条件を設定できます。

サポートを下抜ければショート、そうではなくて、レジスタンスを上抜ければロング。

英会話にも文法がありますが、トレードにも、その処理手順において文法のようなものがあります。

以前からお伝えしているように、思い込みや期待が強いほど「エラー」を吐き出します。

条件Aと処理Aのことしか頭になければ、そうならなかったケースがエラーになります。

いかにエラーを吐き出さないか、ここが大切です。

ドル円、レンジブレイク後に110.500のE値を達成。

日足に週足ロウソク

緑ブロックを下にブレイクした下降波がどこで下げ止まるか。111.50周辺は青上昇波の押し目買い候補でネックラインにもなっている。

4時間足に週足ロウソク

緑ブロックをレンジブレイク、110.500は「E値」になります。

1時間足に日足ロウソク

事実1:111.000ブレイク

ブルとベア、どちらかの決済ポジションを利用したいので、111円でのブルベア攻防の決着を待ちます。

12日終盤の下ヒゲ(緑〇)が利用できそうです。これをブル最後の抵抗とみて、彼らの絶望を売ります。

仮に、どうなったらロングできるでしょう。

Wトップからの転換失敗の十字線(黄〇)、最短でも、ここを上に抜き返すまではロングしようとは思えません。さらに、赤レジ①も近く、ここは高い確度でレジスタンスされるので、ロングするならここを抜けてからにします。

15日安値(紫〇)からの押し目買いで青矢印のような逆三尊になることもありますが、安値試しのショートが入る可能性も高いので、焦らず見極めたいところです。

事実2:Wボトム

15日安値(紫〇)で5分足が小さなWボトムをつくっても、それは波の転換サインではないことに注意してください。赤下降トレンド①はまだ生きているので売られます。

15日安値(紫〇)+17日安値(紫〇)のように2回目の反発があってから、下げ止まりの可能性を考え始めればいいです。このWボトムが底値になる可能性を念頭にプランをたてます。もちろん、これが失敗するプランもたてつつです。

事実3:転換3波の失敗

赤レジ②は「ラス戻り高値」で、上抜ければ買い目線になり、波の転換の成功率がグンと上がります。

17日強者の値(ネックラインを上抜いたピンク〇)に注目します。Wボトム成功で波が転換するなら、こういうレートから3波目の推進波が始まります。

18日安値(オレンジ〇)は強者の値の7ピプス手前で反発しましたが、高値更新できませんでした。

現在は青サポ①を微妙に下抜けて110.500で止まっています。この100.500を下抜くとWボトムからの転換失敗となる可能性が上がりますが、下降トレンド②を上抜けば転換が継続されます。

15分足に日足ロウソク

Jan.15 Mon.

12日終盤の小競り合い(緑〇)はブルの抵抗を示唆しているので、すぐには売れません。111.00をブレイクするか否かは、たったひとりの強者の行動にも左右されることがあり、それを予期することは不可能です。

ブルが先週終値を試してダメでロングポジションを投げ売る(赤1)ところからショートします。

東京時間にロングできるところはありませんし、111.000の逆張りロング派は、ベアのショートの燃料にされるだけです。

Jan.16.Tue.

緑ブロック上抜け(青1)から、一時的にブルが強くなり、ロングできますが、1時間足で解説した理由で戻り売りされるので、限定的なロング、深追いしないことです。

ここで考えうるシナリオは3つ

  1. 紫〇を頂点とした逆三尊(青矢印イメージ)
  2. 戻り売り成功で安値更新(赤矢印イメージ)
  3. 安値更新できずにWボトムになるイメージ

Aパターン期待で、青1からロングしても、左に天井部も近く、値幅の確保ができません。それに、Bパターンの可能性もあるのでリスクが高いです。

青サポを下抜けた赤1からなら、Aパターンの可能性が消えているので、15日安値(紫〇)までショートできます。

ただし、パターンBとパターンCの、いずれになるかは、この時点ではわかりません。

Jan.17.Wed.

東京時間、15日安値(紫〇)をわずかに更新しましたが微妙。

日足は、15日、16日ともに110.500でサポートされていて、これをWボトムとみるほうが賢明でしょう。

Wボトム2番底を前提にプランをたてれば、青1・青2など、いくつかのエントリーポイントがあります。

このWボトムが「下降波の転換」をサポートするなら、狙う動きは2つあります。

ひとつはネックラインを抜けていく「抜けの1波」と、Wボトムを試してからの「転換3波」です。

抜けの1波は短命ですが、転換3波は相乗りするブル派が増えて長寿になることが多いです。

赤下降トレンド①を上抜けてしまえば、青サポ①を下抜かない限りホールドできます。

いずれにしても、17日安値ができた時点で、ピンクWボトムをイメージしておくことが大切ですね。

15分足に日足ロウソク

Jan.18.Thu.

調整波の始まる波のターン箇所(緑ブロック)はハラミの国のアリスで波のサイズが小さくなります。

この中をスキャルすることもできますが、調整波狙いなら、赤1や赤2でショートです。この調整波の最終目標は強者の値(ピンク〇)ですが、深夜になるのでOCOに利食いを任せます。

Jan.19.Fri.

前日のオレンジ〇は強者の値にわずかに届きませんでしたが、この上昇波は転換3波になる可能性があります。

赤下降トレンド②を上にブレイクすればロングを考えますが、そうなりませんでした。

そうなると、強者の値のある青サポ①まで落ちてきたところからロングですが、これを下抜けてしまいました。

強者の値がブレイクされたかどうかが微妙なのと、直下の110.500でサポートされているようにみえるので、Wボトムからの転換が失敗したとは言い難いです。

110.500サポートと赤下降トレンド②レジススタンスの三角持ち合いを、上下にブレイクするまで何ともいえません。

ユーロドル、天井圏形成。

4時間足に週足ロウソク

先週足は大きな陽線になったが、この上昇トレンドの勢いが、いつまで続くのか見極めたい。N値でみても、そろそろ上げ止まるかもしれない。

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1時間足に日足ロウソク

事実1:先週終値サポート

まず、先週終値でのブルベア攻防がどうなるかを見極める。ショートするならレジスタンス確認、ロングするならサポート確認だ。

結果、先週終値でサポートされ上昇を始めた。チャート左に妨げる壁がないので、第一目標は50ピプス上、上抜ければ、さらに50ピプス上までも狙える。

青上昇トレンド①に支えられて、上昇ペースが崩れていないことに注目、崩れれば「押し」をつける動きになる。

上昇ペースが崩れても、いきなり転換とはならない、必ず天井部をつくるか、高値を更新する。

事実2:ハラミの確定

紫〇安値からの上昇が、緑〇反発で妨げられた時点で、紫〇安値がネックラインとなり、紫〇安値からの上昇波ハラミがほぼ確定となる。

  1. 赤レジスタンス①を上抜ければ上昇トレンド継続
  2. 先週終値ネックラインを下抜ければ波が転換する可能性がでてくる。
  3. 先週終値サポートと1.2300レジスタンスの間100ピプスはレンジ戦略。
15分足に日足ロウソク

Jan.15 Mon.

先週終値1.22000節目、青サポと赤レジができてからエントリーを考えればいい、青1で赤レジを上抜ければサポートの勝利となる。青上昇トレンドライン①を試しているが、ベアショートの損切りで一気に吹き上げてしまうこともある。結果、欧州時間初動で、東京時間安値を試してから上昇を始めた。

Jan.16.Tue.

前日、上昇トレンドのペースが崩れたので、15日の押し安値までの「押し」をショートして、そこから「押し目買い」を狙う。

東京時間にできたダマシの安値(青1)はロングのサインだが、この時間帯に高値を抜く可能性は低いので注意。

欧州時間に東京高値を試してから急落、戻りを待って安値までショート(赤1)できる。

押し安値でWボトムができれば、2番底(青2)でロングするか、赤切下げを上抜けた青3辺りからでもいいと思う、第一目標は1.23000高値まで。

Jan.17.Wed.

東京時間の急騰で一時的に1.23000をブレイクしたが、大きな上ヒゲ(緑〇)で行ってこいになった、この事実はベア派の抵抗の強さを示唆している。

急騰起点で、緑の小競り合いを起こし、ブルが負ければショート(赤1)できる。

緑〇の強い反発で高値未更新となれば、先週終値はネックラインとして確定する、1.23000レジスタンスとネックライン・サポートとのレンジになることを考える。

ニューヨーク時間初動にネックライン+先週終値を試したダマシの安値(青1)は、逆張りでロングしてもいいポイントだと思う。もし、失敗しても、すぐにドテンして損失を埋めれるレートだ。

Jan.18.Thu.

東京時間にネックラインを下抜けた、ここから、狙う動きとしては天井部への試しで、その第一候補がネックラインになるが、天井サイズからして、プルバックが浅すぎる感じがする。ここは安全策をとり、このプルバックの完了を待つ。

プルバック上昇を狙ったロングも可能だが、どちらかといえば修正波(コレクティブムーブ)になるので、いつ売られるかわからない波になる。

15分足に日足ロウソク

Jan.12.Fri.

ネックラインを下抜けプルバックしている波の終点を待って、天井部からの転換3波を狙う。上げどまりをダウやレジサポでみてからショートしたい。

緑〇でWトップが失敗しているので、こういうところは瞬間的だがロング(青1)できる。

赤レジ①にできた上ヒゲ(赤1)は良いショートのサインになった。ここが入れなければ、上昇トレンドライン②を下抜けたところでもいいと思う。

このショートはうまくいけば安値更新するが、天井部の深くまで戻った事実があるので、18日のネックライン・ブレイクがダマシになる可能性もある。

ユーロ円、綱引きの結び目のよう。

4時間足に週足ロウソク

ドル円は底値圏、ユーロドルは高値圏。相反する相場で、ユーロ円のトレードには向いてない。

1時間足に日足ロウソク

15分足に日足ロウソク

Jan.15 Mon.

上昇が続いている。東京時間135.000で底堅い動きになって、赤ネックラインを抜けてから、欧州時間初動に、このネックラインを試すべくショートされたが、ネックライン裏でサポートされた。

先週終値+135.500が天井になれば三尊天井で赤矢印の動きが考えられるが、小さなモミ(青1)を上抜けてしまえば、ブルの勝利が確定する。

ショートは135.000を下に抜いてから考えればいい。

Jan.16.Tue.

東京時間、上昇フラッグ完成からのロング(青1)

ドル円は底値圏、ユーロドルは天井圏に達している。両通貨ペアの動きが鈍化すれば、ユーロ円にまともな動きは期待できないが、ボラだけは100ピプスもあるのでスキャルピングは加納だ。

乱高下する相場は、節から節までの値幅が、それなりに確保できることもあり、そういうところはスッと動く。

例えば、赤1は次のサポートまでショートできる。

Jan.17.Wed.

天底センターラインのブレイク(青1)からのロング。

天井ブレイク(赤1)から安値までのショート。

赤高値から青安値までをハラミとみていると、徐々に中央部に値動きが集まってきているのがわかるので、そうなると値幅確保も難しくなるので、これ以降はノートレード。

今日の雑記

もう20年も前の話ですが、ボクは人事異動で、コンピュター室に配属されて、コボルというプログラム言語をいきなり扱わされたことがあります。

プログラムは「例外」を許しません。変な入力データがあったり、内部で整合性がとれないとエラーになります。

たとえば、半角入力すべき数字項目に、どうやったのか全角を入力されると、アベンド(アブノーマルエンド)といってオンラインのプログラムが停止してしまいます。

実際に、自分のつくったプログラムがエラーを起こして、よく、夜中に会社に呼び出されてました。

でも、あの3年間のプログラマー経験があったおかげで、文系右脳型のボクでも少しは論理的な思考ができるようになりました。

処理のパターンをいくつも考えて、検証して、バグを取り除く作業は、トレードの検証とよく似ています。

そして、プログラムソースの美しい人とそうでない人がいて、美しい人は、最初から、あらゆる処理を想定しているのでソースが整理されていてシンプルでわかりやすいのですが、ソースの汚い人は後から後から、あれもこれもと書き加えてしまいます。

美しいソースを書く人は、生き方もガチャガチャしてなくて素敵だったりします。

パターン認識の際に、人の右脳がパターンを認識して、左脳がそれを言語化するそうで、何事の上達にも、この連携作業の繰り返しが関わっていると思います。

パターンを見つける右脳と、そのパターンを意味付けする左脳。

自分の右脳と左脳の使い方を意識しながら、日々、生活してみるのもいいかもしれません。

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コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (9)

    • 道を探して
    • 2018年 1月 20日

    今日も素晴らしい動画ありがとうございます
    名作ですね
    あまりの深い動画に感動です
    レジサポの説明は大変勉強になりました
    週間チャートナビはチャートから迷晴さんが、何を考えている教えてくれてるので
    凄くタメになります
    ELSEが、抜けてる自分がいるのが分かりました
    すごい大事ですね
    ありがとうございました

      • NoN
      • 2018年 1月 21日

      ELSE 処理Bが平常心を保つコツと思っています。エラーを起こしたら、そこでゲームオーバーです(^_-)-☆

    • tops
    • 2018年 1月 21日

    いつも秀逸な動画を提供いただきありがとうございます。

    自分なりに明確なIF文がイメージできるまで、チャート形成をキチンと待つことがとても大事だと改めて感じました。
    少なくとも自分が何をしようとしているか分かっていないとIF文は書けないですからね。

    最近ボラのある相場が続いており、ついついこの辺りの基礎・基本がおろそかになってしまいます。
    来週から意識してやっていきたいと思っています。

      • NoN
      • 2018年 1月 21日

      おっしゃる通りです。言語化できない=何をしているのかわかってない。こうなりますよね。

    • すなゆ
    • 2018年 3月 17日

    この動画も非常に素敵でした。
    別の動画にコメントさせていただいたのですが、

    自分が安定的に利益を出すことができていないのは、利益を出せている自分として毎日を過ごすことができていないからだと思っています。

    その、毎日利益を出せる自分というじゃなくなってしまうきっかけが『期待値』だと思い、
    『期待値』を適切に設定するために検証やトレードの練習の反復練習が必要なんだと思いました。

    それを、もっと広い視野で語られている印象があるため、
    それこそまだまだ僕はそこが言語化されていませんが、とてもためになりました。

    僕も自分の ELSE をしっかり定義付けし、言語化していこうと思います。
    ありがとうございました。

      • NoN
      • 2018年 3月 17日

      希望的観測が、未来を歪ませるのかもしれませんね。コメント有難うございました。

    • tomo
    • 2020年 3月 08日

    質問させてください。
    H1の添付写真の、赤①のレジは何を基準に引かれた線でしょうか。
    9日日足の終値で引いたのですか?

    あと、赤② サポの青①も教えてもらえますか?

    私の考えとしては、高安で考えていて赤①であれば111.230あたり
    赤②であれば111.0の少し上

    お手数お掛けしますが、ご教授よろしくお願い致します。

      • NoN
      • 2020年 3月 08日

      赤①②は普通に高値切下げライン(12日オーバーシュート除く)青①は強者の安値。

        • tomo
        • 2020年 3月 08日

        わざわざお返事いただきありがとうございます。
        切り下げラインの事を質問したつもりではなかったのですが
        言葉足らず過ぎてしまい、すみません。

        切り下げライン??って画像をじっと見ていたら 検証のヒントがもらえた様な気がします。
        今度からは、しっかり熟慮し質問したいと思います。
        ありがとうございました。

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