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迷晴れFX

分析のやりすぎが失敗の原因をつくってる。/MBOX#121

※記事内にプロモーションが含まれています。

迷晴れボックス第121回、視聴者さんのトレードをテクニカルとメンタルの両面から深~く考察する代理学習シリーズ。

かむなびさんのトレード

初めまして、かむなびと申します。初めて投稿させていただきます。いつも素晴らしい内容のコンテンツを提供していただきありがとうございます。主にyoutubeで学習させていただいており、内容をノートにまとめて見返しながら勉強しています。

私はかなりの期間、FXの勉強しているのですが、なかなかうまくいかずに苦しい思いをしていました。しかし、迷晴れ様のおかげで、希望の光が見えてきた気がします。環境認識が以前よりもうまくできるようになった実感があります。いくら感謝してもしきれません。

今回の質問はForexTesterで勉強中に疑問に思うパターンがあったため、ForexTesterの画像をキャプチャさせていただきます。

エントリーパターンについての疑問ではありますが、どのように環境認識をしたのかも記述いたしますので、それに対してのご指摘があれば、ぜひ、そちらもよろしくお願い致します。

私は短期足の小競り合いを確認し、その小競り合いをブレイクしたらエントリーする方法を使う事が多いのですが、1度目の小競り合いブレイクは失敗して損切りし、2度目の小競り合いブレイクでエントリーして利益が伸びる事が多々あります。

Aの枠を上抜けてaの枠内で買いエントリーするが下がってしまい、Aの枠をを下抜けてしまい損切り。続けてBの枠を作り、上へブレイクした後、戻りを確認してbで再エントリー、順調に値が伸びて利食い決済。この時の最初の損切りになったa枠内のエントリーを避ける事は可能なのでしょうか?

環境認識
  • 4時間足の高値Tに到達したことで一旦戻りが入る事を警戒するが、この時点では目線はまだ上で固定。
  • 戻りが入り、C枠を形成。その後にC枠を上抜けたことで、戻りの流れは一旦終了したと判断(一時的なダウントレンドのダウ高値を上抜けた)。
  • その後にCの枠の上限まで値が落ち、サポートされたのを確認し、D枠を囲む。
  • E枠の中に、C枠、D枠がある事を確認し、D枠の中でA枠、a枠、B枠、b枠ができていく中でトレードして1敗した。

4時間足のTを明確に上抜けておらず、そこからさらに大きな戻りが入るかもしれないと思っていたので、それに巻き込まれて損切りになったり、建値で逃げたりであれば納得がいくのですが、結果として上昇したにも関わらず、損切りを1回してしまい、これを回避する方法はないのかと疑問に思っています。

振り返り
  1. A~aの流れとB~bの流れに対して違いを感じないが、何か明確な違いがあるのではないか。
  2. 短期に落とし込み過ぎているのではないか。E枠の中の押し目買いを狙う形なので、素直に1段下のC枠とD枠だけを使ってトレードをするべきではないのか。Dの枠を上へブレイクしたら買いエントリー。またはD枠下限からの買いエントリー(d)。(売り側はD枠を下抜けたらTを背景に売りエントリーを検討するか、E枠下限達成後にE枠の中でレンジになる事を見越して見送りを検討)。
  3. A、Bまで落とし込んでも構わないが、その分振られる可能性も高くなる。その変わり、損切り幅が小さくなるため、1度や2度の損切りは許容すれば良いのではないか。

色々と考えてしまい、どの時間軸でトリガーを引くか迷走気味なのと、根本的に理解不足なのではないかと不安に思っていたりしています。ご指導いただけると幸いです。よろしくお願い致します。

トレード考察

シナリオについての記述がないので、どんな値動きを狙ったものかわかりませんが、問題点は”エントリーのトリガーではなく、波のMTF分析ができてないことにありそうです。

MTF分析ができないと、その環境に適したシナリオを建てることができません。

昨年の動画、環境認識の目的はエントリーではない! / MBOX#95でもお伝えしたように、環境認識の目的はエントリーではありません。

エントリーのトリガーは後でもいいので、まずは環境認識から波を意識して適切なシナリオを建てられるようにすべきです。

これは誰もが通る道ですが、早い人なら数週間、数か月もあれば実用レベルまでいけます。

日足

高値キリサゲ×安値キリアゲの持ち合い。

4時間足

高値Tを4時間足陽線終値がブレイク。

「4時間足の高値Tを明確に上抜けておらず、そこからさらに大きな戻りが入るかもしれない」とありますが、4時間足は完全にブレイクしています。

その後、大きく押されるかもしれませんが、4時間足ブレイクは確定なので、次のレジスタンスであるオレンジ高値までロングできそうです。

1本目陽線が高値Tをブレイク。

2本目陰線で高値Tを下値試し。

3本目陽線が1本目陽線の高値にアタック。

この4時間足ロウソク3本の動きが1時間足のEブロックを形成しました。

1時間足 4時間足レベルの高値Tに黄ラインを追記

4時間陽線が高値Tをブレイク後、1時間足陰線が高値Tで下げ止まった環境でのシナリオは2つ。

1.高値T反発で4時間足オレンジ高値へロング。

2.高値E抜けで4時間足オレンジ高値へロング。

この2箇所以外のエントリーは入る位置が中途半端で上級者向けです。

1時間足チャートでもエントリー可能です。そうなると、Eブロックより小さなブロックは要りません。

1時間陰線が高値T付近でサポートされ、次の1時間足陽線が前足高値を上抜いたタイミングでロング、損切りは1時間足陰線下の1時間足終値確定。

4時間陽線の高値T抜けを”ダマシ”と疑うなら、高値E付近の揉み合いをトリガーに上抜けでロング、損切りは高値E付近揉み合い下の1時間足終値確定。

今のかむなびさんにおすすめしたいのは、日足(週足)・4時間足・1時間足チャートだけでトレードしてみることです。

このほうが波のイメージがつきやすく勉強になります、それ未満のさざ波に大騒ぎすることもなくなります。

波のイメージができるようになったら、次の段階で、15分足でタイミングをとることを覚えてください。

さざ波トレードには5分、1分が必須ですが、おそらく、かむなみさんの目指しているトレードではないはずです。

必要なときに、必要なことを覚えるべきです。

15分足 1時間足Eブロックと4時間足レベル高値Tを追記

1時間足のEブロックがあれば事足りますが、飛び乗り用トリガーとしてDブロックは使えます。

値動きはフラクタルなので、その気になれば1分足未満の素粒子レベルまで分解できますが、デイトレードに顕微鏡はいりません。

ボクなら15分足チャートを使ってシナリオに沿って青〇2箇所でロングします。

ブロックCは必要ありません。

5分足 15分足Dブロックを追記

かむなみさんは、15分足DブロックをさらにAとBブロックに分解、こうなるとミクロの決死隊です。

花はバラバラにしたら花ではなくなります。

もはや、どんな波(花)なのかを忘れていませんか?

チャート分析はトレードしやすく”分ける”ことですが、過ぎたるは及ばざるがごとしです。

このチャートが日足でDブロックが100ピプスあれば別ですが…なんと10ピプスしかありません。

AブロックはDブロック支配下にあるので、仮に高値A抜けでロングして高値Dでアウトしても数ピプスしかとれません。

超短期のスキャルパーでも手を出さないでしょう。

先回の動画でお伝えした、『前提・根拠・結論』のテンプレートを思い出してください。

4時間足 前提(環境)

4時間足陽線終値が前回高値Tをブレイク、次の高値までの上昇が見込めそう。

1時間足 根拠(事実)

高値Tでの反発を確認。

15分足 結論

ダマシのリスクを避けたいので、1時間足Eブロックの高値抜け(2つ目の青〇)でロング。

これなら論理的だし、違和感なくつながります。

つまり、このトレードに5分足の出番は全くありません。

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まとめ

今回のチャートを図解してみました。

図解できるのは理解できてる証拠。ボクはトレードの度にノートに手書きの図を残して、土日に見直しました。

そうすることで、負けパターンの本質にも気づきます。

ボクなら2箇所の青〇でロングですが、かむなびさんはブロックをトリガーに緑〇でロングしました。

いづれにしても、壁目前でリスクが高いです。

上図をみれば、1時間足Eブロック内の値動きを追えればいい話であって、5分足AブロックやBブロックが蛇足なことに気づくはずです。

誰しも”方向音痴”状態からトレードを始めますが、しばらくして、自分に方向感覚が無いことに気づいて、方向音痴と対峙する人と、方向音痴でも勝てるテクニックを探し求める人に分かれるようです。

ここが運命の分かれ道かもしれません。

ボクは他のトレーダーさんのブログや動画をほぼ見ませんが、先日、偶然に、とあるブログを拝見したら、とにかく、はらみを四角く囲えと書かれてました。

これを真に受け、そのまま何も考えずに真似をしても上手くいかないどころか、思考停止トレーダーになるだけです。

水平線もインジもフィボナッチもはらみも”道具”であって、使い手によって成果が変わります。

正しい使いドコロで、正しい使いかたをしないと害悪にすらなります。

ボクのトレードのベースは複数波の複合的分析、つまり”MTF分析による現在値の把握”です。

ボクにとってのMTF分析は、和食のだし、フレンチのブイヨンみたいなもので、あらゆる料理の素になるもの。

どんな手法だろうが、株式や暗号通貨にいこうが変わらないものです。

移動平均線使いなら、移動平均線の複合的分析がベースになるのでしょう。

道具はその機能(役目)を理解して、適材適所で使わなければなりません。

5分足

5分足Aブロックは15分足高値Dブレイクの足場として機能するでしょうか?

5分足Bブロックは15分足高値Dブレイクの足場として機能するでしょうか?

そもそもDブロックは10ピプスしかありません、高値を掴むリスクはないでしょうか?

余計なリスクは避けるべきで、高値Dをブレイクしてからロングすればいい話であって、AやBブロックに無理やり機能を持たせる必要はありません。

それ本当に要る?って考えてみてください。

学ぶ順番て大切だなぁと痛感します。

学ぶ順番を間違えると、いつまでも足踏み状態です。

ところが、ボクも含め、多くの人は学ぶ順番を最初間違えます。

トレードは方向感覚さえ身につければ勝手に上手くなります。

方向感覚はMTF分析を学ぶことで磨かれますが、チャートからしか学べません。

自動車の運転技術と同じで、誰かに教えられるものでも、情報として売ってるものでもないので、地道に時間を使ってチャートから勉強するしかありません。

そこに気づいた人から、ネットの情報過多で頭グルグルになってる人たちを横目に、さっさと成果を出し始めます。

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この動画は「学習」を目的に制作されたものです。個人の見解を過去のチャートから解説したものであり、未来を予想したり、利益を保証するものではありません。

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コメント

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  • コメント (10)

    • ざる
    • 2021年 7月 21日

     ♯2 今回も非常にためになる動画をアップしてくださりありがとうございます。

    まよ晴れさんの過去動画を見返している勉強の最中なので偉そうなことは言えないのですが、

    誠に勝手ながら今回のお話しのオチは4時間足の押し目を形成するにあたり1回目の5分足での損切りトレードは
    マルチタイムフレーム分析上ではタイミングが早く、2回目の5分足トレードまで待たなくてはいけないと言うものだと思い
    見始めました。

    ところが全く違う観点からの指摘だったためまさに目から鱗が落ちる思いでした。

    それは、
    「かむなびさんが作った5分足のボックスABは果たして15分Dボックスをブレイクする足場として機能するのでしょうか」
    と言う指摘でした。

    「山があるから山に登る」で登山家の方は良いのでしょうが、
    山がある(谷がある)から線を引く、ハラミがあるから四角で囲うに囚われすぎると本質的な前提と事実が
    何処かに行ってしまうんですね。

    最近の週刊チャートナビでハラミを意識した解説があって、まよ晴れさんの過去動画でマトリョーシカ🪆を勉強したての私は嬉しかったのですが、その後もずっとハラミが出たら四角く囲っていました。

    「何のためにラインを引くのか」と本質を見過ごさないようにこれからも勉強を続けていきます。

    あと、チャートを図解する書き方がすごく参考になりました。
    いつもはプリントしたチャートに書き込むだけですが、自分で書くと相手に分かりやすく説明出来るし、
    そもそもキチンと整理できてないと書けませんから。

    これもまよ晴れさんから教わったことですが、トレード上達のコツの1つである
    「感覚を言語化する」≒「自分で図解」を再認識出来ました。

      • NoN
      • 2021年 7月 22日

      MTF感覚を身につけるには、波の相関関係を手書きするのがベストな練習方法です。環境認識と方向感覚なしには上手くならないことに気づけるかどうかなんですよね(^_-)-☆

    • MATSU
    • 2021年 7月 21日

    動画アップして下さりありがとうございます。

    僕は以前、ピンポイントタイミング探しにこだわっておりました。
    結果的には、小さな揉み合いの中での、大量のトレードになり上手くいきません。

    悩みも一巡し、ポイント探しは脇に置いて「MTF分析で現在値を正しく理解できるようになる」

    今回の内容で、改めて注力すべき方向を確認致しました。

      • NoN
      • 2021年 7月 22日

      ピンポイントにこだわり過ぎて自爆。ボクも散々やらかしました(^_-)-☆デイトレなら5分足以下を使う機会って、そうそうないです。

    • いけちゃんまん
    • 2021年 7月 21日

    最近は4時間足と1時間足を見る時間が凄く増えました。
    動画中で仰っている通り、1時間足以上のチャートだけで十分満足できるトレードが出来ますし、そういうトレードスタイルをメインに据えたい考えです。

    具体的には、当たり前のことですが、4時間足チャートで高安切り上げ/切り下げのダウが明確に確認出来る通貨ペアに対して、半値等の押し目/戻り目候補付近で確認できる節目に注目し、その節目での1時間・4時間ローソク足の反応を確認してから長期順張りエントリーです。
    節目に差し掛かった時、次のようなローソクに注目してます。
    ・1時間足:ピンバー・打ち消し線、ツツミ足、ハラミ足ブレイク
    ・4時間足:大陰線・大陽線で節目ピタどまり、コマ足

    特に4時間足は環境認識のみならずローソク1本でサポート・レジスタンス効果も高いのでトレード執行足にも使ってます。損切位置も気になるほど広いわけでもなくRRも良く、ローソク足確定も4時間おきなので静止画分析は出来るけど、魚の目を持ち合わせていない!という人でも対応でき、コスパが良いような気がします。
    (その分、おいしいエントリーチャンスは1通貨ペアあたり週に1回あるかないか程度ですので通貨ペアを増やす必要はあるのでしょうが)

    4時間足トレードの目途を立て、4時間足スイング+東京時間デイトレのスタイルでやっていくことを目指してます。

      • NoN
      • 2021年 7月 22日

      手堅い!これだけで十分な気もします。4時間足ならロウソク1本でもレジサポ効果がある、なるほど…

    • 猫チャギラ
    • 2021年 7月 22日

    いつもご教授頂きありがとうございます。分析のしすぎとのご教授でしたが、あまり小さい短期足まで分析してしまうと返って大局見失ってしまうと思いました。今回のケースの場合ならおそらく自分は頑無視だと思いますし、レンジ上限ブレイクしてから買いを見ていくと思います。昨日7/21pm9:00頃のドル円チャートが正に瓜二つのケースだったと思います。丁度タイミングよく動画を見終わってすぐでしたので、仕事に入る前にストップを置いてロングしてみたら、朝4時の休憩で確認したところ10pips抜けてました。pipsは大したことないのですが、仕事しながらちゃっかりプレスだったのですごく特した気分です。勝因は分析だけでなく低いロットで入ったことも大きいと思います。例え損切りで刈られたとしても大したことないという余裕が、しっかりした分析と判断に繋がると思いますので、これをキッカケに今後も適正ロットのトレードに徹していきたいと思います。

      • NoN
      • 2021年 7月 22日

      今回はフォレックステスターでのデモトレードでしたが、実践でこの負けを喰らい続けると地味にメンタルが削られていきますよね(^_-)-☆昨日のドル円はロンドン初動にロングできたので、NY時間は観戦モードでした。やはり安いトコで買えて、高いトコで売れると余裕ができます。

    • mr03911gt1
    • 2021年 7月 22日

    動画・ブログ更新ありがとうございます。

    2013年9月初めのチャートだと思いますが、今回の場所よりもその少し前、
    週明けの窓を起点にした4時間足戻り売り崩れをどうされたのかが少し気になりました。
    そこが取れていれば、H4チャートの左端にある大きな下落のハラミの中なので、
    今回の高値追いはそこまで期待は持たないロングかなあ、どうなんだろうなあ、
    動かしてみないと分からないなあという印象でした。

      • NoN
      • 2021年 7月 22日

      安値を抜けてないため戻り売り崩れた感じですね。

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