FX初心者の迷いを解消、投資心理とチャート読解力を鍛えるサイト。

menu

迷晴れFX

【迷ボ#69】本物の聖杯は地味で目立たない

ブログの『迷晴れボックス』に投稿されたトレードを考察、テクニカル・メンタル面についての気づきを共有する企画です。

『タイミング取りの根拠が見いだせない』ピーチレモンさんのトレード

いつも貴重なトレード情報を有難うございます。私はトレード歴3カ月程度の30代女性です。

まよ晴れさんの真似っこで徐々にチャートを整理して見れるようになりつつあります。

長期足での環境認識はおおよそ、こうかなぁ?と整理はつくようになりましたが、エントリーを決意するまでにいたる中期・短期足での根拠を見出すのが難しく、飛び乗りがちにエントリーをしがちです。やはりそうなるとヒゲで刈られてしまう事もおおいです。まよ晴れさんの見方をぜひ教えてください。

相場の空間認識力

ビギナーの頃は、早すぎ遅すぎの、「過ぎすぎなエントリー」になりがちです。レンジブレイク後すぐポジションを持つのはダメ!そう律して押し戻しを待ってエントリーしたら、相対するポジションに速攻襲われ損切り、なんてこと日常茶飯事でした。これは「相場観」がまだ育ってないせいで致し方ありません。大小ある波の相関関係を意識して、波の把握に努めないと「相場の空間認識力」が鍛えられません。水平線をどこに引くかをあれこれ考えるよりも、相場を3次元で捉えられるよう努力するほうが、急がば回れで、よい結果につながると思います。

GBPUSD週足

L1とL2の位置関係が微妙ですが、L2を上抜くまで売り目線とします。確かに「前回の高値部分」が青1.305を上に抜き返してますが、基本的には売り目線のままです。これは先回の動画でお伝えした『抜き返されたラインの解釈』と同じです。

サポートだった青1.305が、ひっくり返って、レジスタンスになることはあっても、一度明確に抜かれたらサポートとしては使えません(よほど意識されてる節目のときは別)

黄アンダーライン部分の解釈ですが、青ラインでサポートされてるように見えても、それは、陽線A押し目候補+1.305キリ番という解釈です。

ただ、ピンク波のように青1.305で明確に「サポレジ転換」していれば、L2まで限定で買い目線にする人がいるでしょう。

GBPUSD週足のその後

陽線A、陰線Aに続いて、次の週足は陰線になりました。

GBPUSD4時間足

4時間足チャートでわかることは以下の通り。

紫L波:Lサイズ波がL2の戻り売りレートまで登っている。

黄M波:Mサイズ波が1月陽線押し目買い候補まで下がれば押し目買いされる。

トレードするのは、これより小さなS波ですが、週足・日足・4時間足をみて、大きな波の相関関係を掴んでおけば、行き当たりばったりなことをしなくなります。

今回のケースなら、黄M波イメージができていたかをチェックしてください。

「緑〇天井へのリトレースを待って売り!」

黄M波、押し目候補までのショートをL2レジスタンスでするのはプランとして問題ありません。

GBPUSD1時間足

天井への試しから、キリ番1.305までショートできそうですが、黄〇2回のショートは、先週陽線押し目候補+1.305キリ番+4時間CH下(2回目)に向かった壁打ちになっています。

エントリータイミングは、15分足戻り売り3波目で入れていますが、すぐに行きどまりになるリスクがありました。

スポンサーリンク

高いところから売る、安いところから買う。

もうこれ以上買われないところで売る、もうこれ以上売られないところで買う。

この2つを意識してみてください。

GBPUSD15分足

もし、ボクなら天井を試した赤□辺りで売り場を探しますが、乱高下しているので「強者の高値」に引きつけての逆張りか、4時間CH㊦を抜いた赤〇で売ります。

今日のまとめ

チャートを読む力とは、『相場空間認識力』のことです。別の言い方をすれば、『複数波を複合的に見るスキル』ともいえます。

とにかく『波』を意識できるようになることが肝心です。

チャートは時間×値段の平面ではなく、それに時間軸が加えた空間。名面な迷路ではなく、ルービックキューブのような立方体です。

そこで、複数の波を見える化するアイデアとして、いくつかご紹介します。

ZIGZAGという波を引くインジケーターもありますが、あれは、パラメータ次第で波のサイズが変わってしまうので、自分の頭で考えられるようになることをおすすめします。

目抜き通りを見つける

GBPUSD4時間足ロウソク足

4時間足レベルのチャネルは「目抜き通り」です。勿論、このチャネル内にも小路ができますが、まずは大通りを見つけましょう。

チャネル引き方のコツは、上昇中なら上辺(トレンドラインの対面側)から引くのがおすすめです。なぜなら、上昇チャネル下辺はトレンドラインになるため、どうしてもエントリーを意識してしまって自己都合で引いてしまうからです。

4時間足レベルの大チャネルをガイドにして、上辺に引きつけて逆張り、下辺に引きつけて順張り、というシンプルなプランを立てることができます。また、本格的に下がり始めるなら下辺を抜けてからでいいことも事前把握できます。

ピーチレモンさんは、縦ラインで2回売りましたが、2回目のショートは、チャネル下辺間際だったことがわかります。

機能してる移動平均線を見つける。

GBPUSD8時間足

ラス高値を上抜いた白1安値から上昇が始まり、8時間SMA21に沿って上昇しています。このように、上昇始点となった移動平均線は、暫く機能することが多いです。

MT5は時間足を簡単に追加できますが、MT4の時間足は追加できません。MT4で8時間足MAを表示するなら、4時間足MAに2倍のピリオドを設定すれば8時間足MAになります。同様に、2時間足MAなら、1時間足に2倍ピリオド表示すれば可能です。

ピーチレモンさんの一発目の黄1ショートは、その機能中の移動平均線に向かって打ち込んでしまっていますね。

ラインチャートを使う

GBPUSD4時間足 ラインチャート

ロウソク足チャートからラインチャートに切り替えると、ロウソク足チャートよりも「波」が見やすくなります。

紫Lサイズ・黄Mサイズ・白Sサイズの波とすると、緑ハラミのなかは、さらに小さなXSサイズの波が動いているもわかります。

乗りたい波のサイズを知ることは『波乗りトレーダー』になるための必須スキルです。

波には始まりと終わりがあります。これを知らないと、どこでイグジットすればいいのか見当がつかず、損切りや利確が上手くなりません。

ラス高値を上抜き買い目線になっての初押し(青1)で上昇トレンド発生の見込みが高くなり、青2は上昇トレンド押し目買いです。

レジスタンスL2の少し手前で、白S波がWトップになりました。黄M波に対して逆張りですが、赤1(青3押し目買いが天井を試してレジされた)や赤2から、黄M波押し目候補までショートできます。

全部の波がみえていれば、黄M波の引き波と押し波の区別がつくので、引き波に乗るタイミングを白S波でとることができます。

どの波にも道幅があります。

今回のケース、売り目線は良かったと思いますが、黄M波の波幅への配慮が足らなかったと思います。

チャートが読める人は、環境認識、シナリオ、エントリー、イグジットこの一連の流れを、ひとつの作業として行ってます。

そのためのスキルが『相場の空間認識力』であって、いってみれば目指すゴールなので、一朝一夕で手に入るものではありません。

チャートは読めるか、読めないか、ふたつにひとつです。ちょっと読めるぐらいでは勝てません。

チャートが読むには、そういう目を養うしかありません。そうすれば、現在値の意味合い、向かってる方向、トレード可能な値幅など、有益な情報がすべて手に入ります。

インディージョーンズで、正しい聖杯を選ぶシーンがありましたが、黄金色に輝く聖杯のイメージは妄想であって、本当はとても地味なものかもしれません。

◆お断り◆
この動画は「学習」を目的に制作されたものです。個人の見解を過去のチャートから解説したものであり、未来を予想したり、利益を保証するものではありません。

記事へのレビューやご意見はコメント欄をご利用ください。コメントを「読者さまの声」としてブログや動画に掲載させていただくことがございます。

◆著作権について◆
当サイトは無料でご覧頂けますが、著作権は放棄しておりません。動画等のコンテンツを営利目的でお使い頂くことはできません。

詳細はご利用についてをご覧ください。



こちらの記事もあわせてご覧ください

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (14)

    • ねず吉
    • 2019年 3月 20日

    いつも更新ありがとうございます。

    複数波を同時に認識する
    頭では分かっていても、画面を見るとなかなか難しいものです。
    ラインチャート表示など具体的なアイデアをありがとうございます。

    この目を養うのは、例えばサッカーで
    全体は攻めモードだが、1点先制してから攻め込んでいるのに追加得点を取りそびれている
    →そろそろ流れが相手に変わるから、カウンターを警戒

    のような、スポーツで経験則から想定できる流れを掴む作業に似ている気がしました。
    これを意識せずに「早くもう1点!」と前のめりになると、大チャンスを逃した直後に失点に繋がったりします。
    常に大きな流れと時間軸を意識して、画面でなくその向こうに「人」を意識してトレードしていきたいです。

      • NoN
      • 2019年 3月 20日

      いつもコメント有難うございます。対局を掴む鳥の目が必須ですね(^_-)-☆

    • モモイチゴ
    • 2019年 3月 20日

     いつも楽しくて為になる動画ありがとうございます。毎日とても感謝しております。最近少しずつ負けが減ってきました。4時間足が完成するまではブレイクの可否を保留にして決めないことと、以前よりもエントリーを遅くする(勝負がつくもしくは根拠がはっきりするまで待つ)ことで負けが減ったと思います。このようにするとトレード回数が減るので負け数が減るのは当たり前かもしれませんが・・・。
     でも今日のピーチレモンさんのトレードに関しては上目線でした(週足)。陽線が長かったので上向きの力が強いと考え、上抜けするかどうかはわからないがもう一度上を試すのではないか?と考えていました。私はFx歴5年目ですが間違ったのに3か月のピーチレモンさんが正解だったとは尊敬します。それも同じような果物系の名前で(笑)。

     後半にチャネルのお話がありましたが、最近チャネルの重要性と難しさを痛感しております。少なくとも3点以上接するラインを引き、陽線上ヒゲと陰線下ヒゲは無視し、チャートが進むにつれて引き直しもしておりますが、チャートナビを拝見すると殆ど少しずれています(水平線はほぼ同じところに引けています)。そのためもう少しのところで利確できずに逆行されたり、チャネルのブレイクの可否が逆になり目線が逆になることもしばしばです。特にチャートの進行に応じたラインの引き直しがうまくいきません(自分では正しいと思うところに引いているのですが・・・)。もし可能でしたらチャネルの引き方(特にチャートの進行に応じた)の動画をアップしていただければ幸いです。4月から大学にご入学されることも、厚かましいお願いだということも存じております。ご無理でしたら無視して下さい。

      • NoN
      • 2019年 3月 21日

      チャネルラインなどのナナメラインは水平線より難しいですね。今回の大通りなんかは、かなり時間が経過しないと引けません。その前に小さな波でいろいろ引いてしまうとゴチャゴチャしちゃいますよね。

        • モモイチゴ
        • 2019年 3月 21日

         返信ありがとうございました。仰るように今まで小さな波で引きすぎてゴチャゴチャしていたのかもしれません。もう少し鳥の目で見てラインを引くように心がけます。

    • 猫チャギラ
    • 2019年 3月 20日

    いつもご教授頂きありがとうございます。空間認識力のご説明がありチャートを平面的にばかり見ているとなかなか結果を残せないとのご指摘でしたが、自分もそうですし今までの迷晴れboxの質問者の方々も度々そうですが、ここは絶好の売りポイントだと思っても上位足を見てチャネルラインを引いたり、今回のように移動平均線を当てる等、視点を少し変えるだけでも違うものに見えて来るようです。そうするとまだここは早いかなあとか、もしかすると騙しがあるかもしれないと警戒したり、更にはその騙しを上手く利用してもう一伸びするところを狙って取れたりするかも知れませんね!最近度々コメントしておりますが、今の自分はニューヨーク時間の23:00~1:00位の成績は安定しつつありますが、ロンドン時間は苦戦が続いております。23:00~1:00はアメリカの指標も出揃いニューヨークの株式も始まって、更にはロンドンフィクッスに向けて一気に加速して行きますので割りと一方向に動きに安いと思うのですが、ロンドン時間はまだ1日の真ん中ということで、いろんな思惑や売買の攻防があってそれが東京殺し等のように騙し的で不安定な値動きになっていると思います。そのような状況であればなおさら今回のご講義にあったような、空間認識力を駆使してチャートを見る必要があると感じました。

      • NoN
      • 2019年 3月 21日

      ロンドンフィックスに向けての加速。なるほど…確かにそういう側面ありますね。時間帯に合ったやり方にするというのは賢いですね。

    • 山崎
    • 2019年 3月 21日

    いつも気付きの多い動画をありがとうございます。

    3か月でMTFができるなんてすごいですね!

    初心者の頃は捨てる作業が難しい時期だと思います。
    みんなが言っていることは一貫性がない。
    捨てる作業は誰も教えてくれない。
    だから迷い、情報探しに明け暮れるのだと思います。

    見ない波。とれない波。できないこと。
    そういったことが本当に重要なことなのに
    なかなか気づけない、きっかけがないんですよね。

    山登りをするときに水が貴重だからと言って
    沢山持って行ったりしないわけです。
    必要な分だけあればいいのに、余分に持って、
    登れなくなったら、本末転倒です。

    これは、水が悪いのか。といえばそうではありません。
    計画できないこと。捨てれないことが悪いのです。
    こう考えれば、偽の聖杯も真実の聖杯も
    やはり、自分の中にあるんだとぼんやり思いました。

    ちなみに私の好きなマヨハレワードは、最初から変わらず
    値動きをあてる必要があると思わないし、あてた人がすごいとも思わない、です。
    初心者の私は、この言葉で相場の問題の半分以上を捨てれたと思います。

    ありがとうございました。

      • NoN
      • 2019年 3月 21日

      山崎さんのコメントは毎回気づかされます。
      見ない波、とれない波、できないこと。確かに!と思いました。上達にこういったパラダイムシフトは必須ですね。

  1. ピーチレモンさんは3ッ月でこのレベル。
    おそらく「負けないレベル」までは時間の問題ですね。すごいです。
    考え方もさることながら、イラストや解説も非常にわかりやすい。この方はトレードは3ッ月かもしれないですが、おそらく本業の方でも成功している方で、人間性も周りから慕われているような気がします。

    この迷晴れBOXは様々な方が投稿し、迷晴れさんのユーモアあふれる適切なアドバイスがとても参考になります。
    投稿者さんの人間性も垣間見れますし、トレーダー心理も読み取れます。

    書籍では記してあっても、微妙なニュアンスの違いがあったりするので、読み手によって解釈が異なります。

    動画では様々な観点から説明していただいているので、考え方の幅が広まりますし、何より、動画を見ていてとても楽しいです。

    私は今36歳になって、学ぶことの素晴らしさと、楽しさを毎日感じております。

    もともとはトレードを学ぶことに注力しておりましたが、
    最近は自分が動画やブログを始めたこともあり、「どうすれば伝わりやすいか」「どうすれば聞き取りやすいか」「どうすれば見やすいか」など、自分ではなく、視聴者目線で捉えるようになりました。

    父親がよく言っていました。「生涯勉強」

    その言葉が最近は良く思い出されます。

    長々とすみません。感謝と、これからのご発展を願い、失礼いたします。

    ちなみに、父親は現在も元気で、孫の野球の試合を毎週楽しんでおります(笑) 

      • NoN
      • 2019年 3月 21日

      おっしゃる通り、3ケ月でマルチタイムフレーム分析にまで手が届いているので感心しました(^_-)-☆ホントいろんな方がいらっしゃるので、ボクも動画をつくっていて、色々、気づかされてます。

    • 迷える子羊
    • 2019年 3月 21日

    今週はとても難しかったです。今日明日はブレグジットで荒れそうですね。今日はミスをしましたが、落ち着いて対応できました。ミスしたので今週はおしまいです。自分の間合いを保つのに、もう少し工夫が必要です。慣れるまでにまだ時間がかかりそうです。

      • NoN
      • 2019年 3月 21日

      お疲れさまです。一攫千金は逆もありえますので(^_-)-☆

        • 迷える子羊
        • 2019年 3月 21日

        そうですよね。一攫千金はギャンブルと同じです。負けても、自分の基準で負ければそれでいいのですが、今週の様な難しい相場は疲れます。もっと早い段階で気付くことができたら、お休みできたのかなあ、と思います。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

サイト内検索

FX人気口座ランキング
短期売買特化型口座特集
MT4口座特集
システムトレード口座特集

学習ツールと投資関連書籍

フォレックステスター購入
フォレックステスター・導入ガイド
フォレックステスター有料データ購入ガイド
投資関連書籍まとめ
トレードのヒント

あなたの負けトレードを徹底解説!

迷晴れボックス
海外FX口座の基礎知識
海外FX口座スペック比較

月別ページ

カテゴリー

シストレ24キャンペーン
FXPLUS