FX初心者の迷いを解消、投資心理とチャート読解力を鍛えるサイト。

menu

迷晴れFX

【聖夜に語る2024】気づきがもたらす新たな一歩。

はじめに

毎年クリスマス・イヴにお届けしている『聖夜に語る』。
今年のテーマは『気づき』です。
人が自ら変化を起こすとき、その初動はたいてい気づきによって促されています。
よく「ピンチはチャンス」と言われますが、それは大病や挫折、強い喪失感から得られる気づきが、最も強烈な初動スイッチになり得るからではないでしょうか。

これまでの人生を振り返っても、そうでした。

30代で起業したのは、カナダで出会った日本人ガイドとの出会いがきっかけでした。
その方の自由な生き方に触れ、「こんな生き方もあるのか」と気づかされたのです。
40代半ばで職を失ったときには、友人や家族のありがたさに気づき、その支えがあったからこそ、今の自分があります。

もしかすると、気づきは変化を求める人への神様からのギフトなのかもしれませんね。

ボクはそのギフトを受け取るのがあまり上手ではなく、”こだわる”か”切り替える”かの肝心なタイミングをいつも逃してしまい、状況が悪くなってからやっと動き出すことが多いのです。
あとから振り返ると、「あのとき、もっと早く切り替えておけばよかった」と思うことばかり。
トレードで言うなら、損切りや利確が決して上手くないタイプです。

みなさんにとって、今年一番の気づきは何でしたか?

今回は、ボクが今年得た気づきを5つご紹介します。来年のみなさんの新たな一歩につながれば幸いです。どうぞくつろぎながら、最後までお付き合いください。

1.命のバトン

今年、我が家で一番の出来事は、息子の結婚でした。

ボクは新郎の父としてスピーチを頼まれ、気合を入れて臨んだのですが、この十数年、人前に出る機会がほとんどなかったせいか、いざとなると、考えていたことの半分も言えませんでした。
頭が真っ白になり、放送事故レベルで言葉が詰まってしまいました。
しかし、かえってその様子が「感極まっている」と受け取られ、怪我の功名で感動的なスピーチになったようです。

正直、ボクは理想的な夫でも父でもありません。

30代の頃は起業して昼夜問わず仕事漬けで、土日も家にいないことがほとんど。家を出るときには、子どもから「また来てねー!」と言われる始末でした。
家族旅行の思い出はほとんどなく、家族で東京ディズニーランドに行ったのも一度きり。その時も、アトラクションに向かう途中で子どものアトピーが悪化し、医務室に直行するという散々な体験でした。

それでも、結婚式で息子から「父を尊敬している」と言ってもらえました。
家庭的ではない父親だったにもかかわらず、ボクが見せてきた姿勢や、夫婦としての生き様の中に、何かひとつでも見習うべきものがあったのなら幸いです。

自分たちの結婚式から30年経ち、今回は親の立場で息子の結婚式に出席しました。
息子と新婦が並んでいる姿を見たとき、ボクは「バトンを渡した」のだと実感しました。それは命のバトン。親から子へ、そして次の世代へと繋がっていくものです。

息子が新しい家庭を築き、私たちが繋いできた命をさらに未来へと紡いでいく。
そう思うと、夫婦としての親の役目は終わったのだと気づきました。
少し寂しい気もしますが、これからは夫婦二人の新しい未来をデザインしていこうと思います。

「これから何を楽しみたいか」
「どんな夫婦でありたいか」

そんな問いを自分たちに投げかけながら、人生の伴走者として、お互いを支え合っていきます。
そして、30代や40代に多くの苦労をかけた妻の自己実現にも、これからは力を注いでいきたいと思っています。
それがボクの新しい役目だと感じています。

2.世界観の育て方

妻は最近、犬の散歩中に写真をパシャパシャ撮っています。

彼女は日本でもレベルの高い美術展に複数回入選するほどの絵描きでありながら、最近はあまり絵を描いていません。
そんな妻を見て、いつも「せっかくの才能が勿体ない」と感じていました。

彼女が自信を持てない理由は2つあります。
ひとつは、美大卒ではないという学歴コンプレックス。少し前、美術系大学院の社会人枠入試を勧められたのですが、短大卒で単位が足らず断念しました。
ボクとしては、学歴が問われない世界で評価を得て、それを日本に逆輸入すればいいと思うのですが、「日本で認められない私が世界で評価されるなんてありえない」というのが妻の考えです。

もうひとつの原因は、自分の絵に世界観がないと感じていること。
ファンタジーが大好きなのに、目に見えるものしか描けず、自分の作風が見つからないのだと言います。

こんな、自分の世界観が見つからない悩みを抱える人は、きっとたくさんいるのではないでしょうか。

たとえば、ピアノは鍵盤を押せば誰でも音が出ます。ピアノのうまい人はたくさんいますが、それだけではピアニストにはなれません。
カメラは、シャッターを押せば誰でも写真が撮れます。写真のうまい人はたくさんいますが、それだけでは写真家にはなれません。

アーティストとしてプロになれるかどうかの鍵は、その人が「世界観」を持っているかどうかで、むしろ、そこそこの技術でも、強い世界観があればプロとしてやっていけます。
ユーミンの歌が、技術的には下手だと言われても、あの曲の世界観には、あの声以外では成立しないのと同じです。

妻がやるべきことは『世界を定めること』だとボクは考えました。

そこで、世界観をつくる方法をひとつ提案しました。
それは、毎日の散歩中に写真を撮ることです。妻には「写真と絵は違う」と言われましたが、構図の決め方や光の捉え方など、共通点はたくさんあります。
撮影の目的を”写真を上手に撮ること”ではなく、絵のシミュレーションや絵の素材集めと捉えるよう話し、納得してもらえました。

妻の絵は、絵の具を練るところから始めるので、大きな作品になると1枚完成するのに半年ほどかかります。これでは腰が重くなるのも当然ですし、強いモチベーションが必要です。
写真ならシャッターを押すだけで完了するので、圧倒的に経験値を稼げます。

最近では、一緒に写真を見ながら品評会をするのが日課になりました。

「これは何を撮ったの?」
「雀のちゅんを撮った」

こんな他愛ない会話をしながら、一枚一枚、何を撮ったのかを言語化しています。こうするうちに、彼女自身が描きたいものを見つけられるのではないかと思っています。

ある日、一枚の写真に目が止まりました。
そこには写っていない何かが、なんとなく感じられたのです。

「このあたりに何か潜んでいるように見えるよね」とボクが言うと、妻は「そうそう、そう感じて撮ったの」と返しました。
「これ、いい写真だと思う」と伝えると、「こういうことを絵でもやりたいんだよね」と妻は言いました。

そこで、『潜む』というテーマで写真を撮ってみたらどうだろうと提案しました。

世界観とはひとつの視点を持って世界を見ることではないかと気づきました。
それは、誰かの立場になって、世界を見ることでもあるかもしれません。

新しい目で、いつもの景色を見る。
この方法で量をこなしていけば、いずれ妻の世界観も固まっていくのではないかと思っています。

3.正しく悩む

これまで視聴者の皆さんから、トレードに関する多くのお悩みを伺い、お応えしてきました。
その中で気づいたのは、正しい悩みと誤った悩みがあるということです。

もし、あなたが「なかなか成果が出ない」と悩んでいるなら、それは誤った悩みを抱え続けているせいかもしれません。

ボクは、悩みを次の2つに分類しています。

手段に関する悩み
目的に関する悩み

「人生の悩みは感情と事実に切り分けて、事実についてのみ考えよ」と言われることがありますが、トレードにおいても、悩みを抽象化して考えると、理解しやすくなります。

手段の悩みとは、”方法論”に関するものです。

例えば、チャートの設定方法や、トレンド・フォローなどの基本手法、インジケーターの使い方など。
これらの悩みは、調べて学ぶことで解決できることがほとんどです。
なぜなら、どの方法論も、突き詰めれば言っていることは同じだからです。
しかし、方法論への深い造詣がトレードの成果に直結するわけではありません。

目的の悩みとは、”自分の狙い”に関するものです。

この局面でどう狙うべきか?
どこでリスクを取るべきか?
これらは自分の企てや決断に関わる悩みです。

手段である”方法論”は、あくまで目的を達成するための道具にすぎません。
例えば、ナイフの使い方を完璧に学ぶよりも、”何を切るのか”を先に決めるほうが重要です。

手段(方法論)を目的に最適化することが大切であり、この順番を間違えると、手段が目的の邪魔をすることさえあります。

もっとも厄介なのは、手段の悩みと目的の悩みが混ざっている状態です。

例えば、自動車の運転をイメージしてください。
目的:次の交差点で左折する
手段:ウインカーを左に出す・ブレーキを踏んで減速する・ハンドルを左に切る
このとき、ウインカーを、右に出すべきか、左に出すべきか?で迷っていたら危険ですよね。

トレードも同じです。目的を決めたら、それに適した手段をで対応するだけ。

あなたが今悩んでいるのは、手段と目的のどちらですか?

この悩みの切り分けと、手段より目的を優先する順番が非常に重要です。

目的が明確になれば、手段である技術的な悩みは自然と解決します。
また、ひとつの狙い方を極めることで、多くの気づきが得られ、他のことも見えてきます。

目的を持たずに方法だけを追い求めるからこそ、人は迷うのです。

あなたの悩みが「正しい悩み」へとシフトすれば、トレードの成果にもつながります。
ぜひ一度、手段と目的の切り分けを意識してみてください。

4.相場は物語

私は日頃から、未知のジャンルを学ぶことで、仕事や考え方に広がりを持たせるようにしています。新しい視点を取り入れることで、日常業務に新鮮な気分が生まれ、新たな気づきも得られやすいからです。

最近は“物語のつくり方”に興味を持ち、調べてみました。

映画やドラマの作者たちが、なぜ次から次へと面白い物語を描けるのか、不思議に思ったことはありませんか?
それが作家の才能によるものなのか、それとも物語の作り方には法則やテンプレートがあるのか…。
その答えを探るために、脚本やシナリオに関する本をいくつか購入し、共通する要素を拾い出してみました。

そこでわかったのは、物語にはいくつかのパターンしか存在しないという事実です。
ストーリーは、単なる出来事の羅列にすぎません。

例えば、『10のストーリータイプから学ぶ脚本術』では、物語は10種類のストーリーに分類できるとされています。
映画『エイリアン』と『ジョーズ』は、どちらも家の中のモンスターという同じジャンルに当てはまります。

また『シナリオ作法入門』によれば、物語は23種類のストーリーに分類できるそうです。
例えば、かちかち山型は復讐もの(例:『必殺仕事人』)桃太郎型は勧善懲悪もの(例:『七人の侍』)このように、ストーリーの骨組みは意外とシンプルです。

アニメの異世界転生ものは、ほとんどが“前世で冴えなかった主人公が、異世界に転生して大活躍する”という同じストーリーです。
それでも、面白い作品とつまらない作品があるのはなぜでしょうか?

それは、物語の面白さがストーリーそのものではなく、登場人物が織りなすドラマに依存するからです。
物語とは、ストーリーを利用してドラマを描くことであり、その面白さは各シーンのドラマ性にかかっています。

物語がつまらないと感じるのは、主人公のキャラクターがブレている、主人公がひたむきに目的に向かっていない、主人公が障害に立ち向かっていないからです。
たしかに、映画『ロッキー』でスタローンがトレーニング中に寝そべってポテチを食べながら漫画を読んでいるシーンを見たいとは思いませんよね。

相場にも、面白い物語の要素が多分に含まれています。

相場のストーリーは、お金という原始的な報酬を求めながら、その過程で主人公(トレーダー)が成長していくというシンプルなロードムービーです。
この相場物語の筋書きは、上昇トレンド、下降トレンド、レンジ相場、という3パターンしかありません。
しかし、その目的地へ向かう途中では、売り手や買い手という障害が立ちはだかります。
そして、デイトレなら毎日、週トレなら週に一度くらいのペースで、ドラマが起きるのです。

相場の物語を面白くする重要なポイントは、主人公(トレーダー)の目的からブレない貫通行動です。
トレードにおいて一貫性が重要だと言われるのは、まさにこのことなのです。

手段(方法論)と目的は切り離して考える必要があります。
手段となる方法論はパターン化できるものですが、それをどう目的に結びつけるかが、トレーダーの腕の見せどころといえるでしょう。

相場という物語を楽しみながら、一貫性を持って目的を達成する——その姿勢こそが、成長するトレーダーにとって大切な要素なのです。

5.午後の生き方

今年見たアニメで一番心に残ったのは『葬送のフリーレン』です。

この物語は、エルフのフリーレンが、人間の勇者ヒンメルとその仲間たち(戦士アイゼン、僧侶ハイター)と共に魔王を討伐した50年後から始まります。
長命のフリーレンは、人間のように時間を切実に感じることはありませんでした。
しかし、天寿を全うしたヒンメルの死をきっかけに、「人間の寿命が短いとわかっていたのに、なんでもっと知ろうと思わなかったんだろう」と深く後悔します。
この気づきをきっかけに、フリーレンは”人間の心”や”時間の尊さ”を学ぶため、新しい仲間とともに記憶を辿る旅に出ます。

ヒンメルたちがそれぞれの人生を歩み終え、フリーレンの記憶となっていく姿に、自分のこれまでの人生を重ね合わせてしまいました。

若い頃は、目の前の目標を追いかけることで精一杯でしたが、年齢を重ねた今では「あの時の選択で良かったのか」と人生の場面を振り返ることが増えました。
それは、フリーレンがヒンメルたちとの旅の思い出を改めて大切に感じる姿に、とても近いように思えます。

特に印象に残ったのは、戦士アイゼンとの再会の場面です。

1000年の寿命を持つフリーレンが、「10年間の冒険なんて、たった10年のことだよ」と言うと、アイゼンは「その百分の一が、お前を変えたんだ」と応じます。
人が変わるのに必要なのは、時間の長さではなく、”一瞬の気づき”なのだと感じました。

新たな旅に出る決意をしたフリーレンに「前衛がいると助かる」と言われたアイゼンは、「もう斧を振れる歳じゃない」と断ります。
そしてこう続けます。
「人生ってのは、衰えてからのほうが案外長いもんさ」
この言葉に深く共感しました。案外長くあってほしいし、案外長い時間をムダにしたくないと思います。

また、ヒンメルたちの老い方にも共感しました。

彼らは若い頃の栄光をひけらかすことなく、静かに日常を過ごしている。その姿こそ、年齢を重ねた人間の”成熟した生き方”なのだと思いました。
歳を重ねることは、失うだけではなく、時間をかけて積み重ねてきたものが形になることだと感じます。

この前、朝起きたら、今まで経験したことのない目眩と吐き気に襲われ、1時間経っても改善しなかったため、大学病院の土日診療窓口へ駆け込みました。
CTとMRIを撮った結果、脳に異常はなく、吐き気止めを注射されてその日は自宅に戻りました。
しかし後日、病院から連絡があり、専門医による画像診断の結果、脳に数ミリの動脈瘤の可能性があると言われました。

この歳なら、小さな動脈瘤のひとつやふたつあっても不思議ではありません。
同世代の友人たちも健康上の小さなトラブルを抱えていたり、膝や腰の痛みを訴えたりしています。
半世紀以上も、この身体を酷使してきたのですから、あちらこちらにガタがくるのはしかたありませんね。

ボクは今、『人生の午後』にいます。

心理学者ユングは40歳を”人生の正午”と形容しました。
人生を太陽の動きになぞらえ、少年期、成人期を過ぎて正午を迎え、中年期から老人期で日が沈むという考え方です。
午前中は、日の出から太陽が登っていく時間帯で、”これから”という時期です。

これに対して午後は、日没に向かって徐々に暮れていく時間帯。
若い頃の生き方や行動・思考パターンを、体力や気力が衰えてくる40歳以降も続けていると、精神的な”損害”を受けるそうです。

ユングによると、”真の個性化”は40歳以降に始まるといいます。

人生の午後で大切なのは、自分の内面を見つめること。
自分の市場価値を客観的に見直し、認識し直す必要があるのだとユングは述べています。
若くあろうと、青年期の生き方をそのまま続けるのは、かえって、内面の成熟を拒むことになるのかもしれません。

もう、体力や気力には頼れませんが、人生の午後は、午前中には影だった部分に光が当たる時間でもあります。
そこに目を向けていきたいと思います。

『葬送のフリーレン』を観て、”人生の午後”をどう生きるべきか、改めて問いかけられました。

あなたは、今、人生のどのあたりを歩いていますか?

さいごに

少年時代のボクは、目が二重で大きく、まつ毛がとんでもなく長くて、よくハーフと間違われました。
電車の乗ると、「あの子見て、かわいい」って、年上のオネエさんに囁かれることも度々ありました。
しかし、中学時代は、そのかわいいルックスのせいで、いじめられました。

過去に戻って「お前のそのルックスは武器になる」と忠告できたらいいのですが、当時の初(ウブ)なボクは、自分の見た目にコンプレックスを持っていました。

「かわいいと、なめられる。」
「かわいいと、損をする。」

この”かわいさ”を何とか克服しようと、眉毛を細くしたり、目を細めたりもしましたが、丸顔に二重のタレ目——顔を構成する主要パーツが丸くて、どうすることもできません。
当時は、面長で切れ目のかっこいい人が羨ましかったです。

それから数十年が経ち、”かわいい男”がイケメンと評価される時代がやってきました。
そうなってやっと、当時の女子たちからしても、かわいい男が恋愛対象だったことに気づきました。
教室で散々いじめられて、女子にみっともない姿を晒していたにもかかわらず「あなたを密かに想っています」というラブレターを時々もらっていたことを思い出します。

なんだか、人生、少し損をした気がします。

先日、妻に「ボクの顔のどこが好き?」と聞いてみました。
「目がかわいい。」
肝心なところでは、しっかり自分の”強み”を活かせていたようです。

顔とか、声とか、性格とか。自分の嫌いなところって、他人から見たら、魅力に映っているのかもしれません。
人は、自分の嫌いなところを弱点と思い込み、克服しようとしますが、それは逆に”個性を潰すこと”になるかもしれませんね。

人生の選択も、同じです。

人生は選択の連続ですが、その選択が正しいか、間違っているか、そんなふうに二分されることはめったにありません。
これまでの人生を振り返っても、自分の下した判断が正しかったのかどうかなんて、確信は持てません。

この”確信できない状態”を受け入れて、生きていくことが大切なんだと思います。
そうしないと、簡単に挫折してしまう。

今までの生き方ややり方に”こだわる”のか、それとも”切り替える”のか。
切り替えるには膨大なエネルギーが必要ですし、それが正しいのかもわからない。
そろそろ変化を起こすタイミングかもしれないと気づいても、考え方を切り替えて、慣れ親しんだ方法をやめるのは簡単ではありません。

“気づき”の背景には、経験や心の状態、価値観、置かれている環境など、さまざまな要因があります。
つまり、気づくタイミングは人それぞれです。
例えば、『葬送のフリーレン』を観た感想も、20代と50代では全く違うでしょう。

そのときはピンと来なくても、何年も経った後で「ああ、そういうことだったんだ!」と実感することがありますよね。
今思えば「あのとき、気づいていれば…」と、過去の出来事に深い意味があったのに、見逃してしまったことが何度もあります。

でも、その瞬間には、全然見えていなかったんですよね。

人は成長するにつれて、見える景色や考え方が変わり、その時々で違う”気づき”が与えられます。
これは、”気づきのタイミング”と”人生のステージ”がリンクしているからではないでしょうか。

去年の自分にはわからなかったことが、今年の自分なら、はっきりと感じ取れる。
この感覚は、きっと自分が少しずつ成長して、人生のステージが変わったからなのだと思います。

必要なとき、必要な分だけ、気づきを得られるように——人生はそうなっているのかもしれません。

だから、いつでも”気づく気満々”で生きることが大切ですね。

みなさんに、よき気づきがもたらされますように。

Happy Christmas!
良いお年をお迎えください。











こちらの記事もあわせてご覧ください

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (16)

    • 海斗
    • 2024年 12月 24日

    【聖夜に語る2024】気づきがもたらす新たな一歩。有難く拝聴させていただきました。
    迷晴れさんは、おそらく学年的に、私の2,3学年先輩ではないかなと思っています。
    ご紹介されていた「葬送のフリーレン」、私も大好きな作品で一番のおすすめだったりします。
    見ているだけで色々感じることも多く、自分のこれまでの人生、いろんな人との繋がり、改めて思い返しています。
    何度も見直しているのですが、ちょうど週末からまた見直している最中でして、迷晴れさんが話題にされたのをうれしく思いつつ、やっぱりそう感じるんだよなぁと、改めて納得した次第です。
    私、この作品に結構影響されていて、今日昼に久々に床屋に行った際、もういい年なのですが勇者ヒンメルカットにしてもらいました笑(もちろん若いころ)
    劇中のセリフで、フェルンの「必要なものは覚悟だけだったのです。必死に積み上げてきたものは決して裏切りません」と、シュタルクの「そうか、師匠も怖かったんだな、必要なものは覚悟だけだ」は、師匠の背中を見つつ、秘かに道を極めていくものの心得だと思っています。

    今年を振り返ると、私の本業がテレワークからフル出勤へ変化し、これで何とか行けるかと思っていた欧州初動のトレードができなくなり、NY時間のみでのトレードで、今年前半はかなり苦労しました。
    中々波に乗れない日々が続いていたので、自分の負けパターンを調べてみたら、的中率90パーセントクラスの鉄壁の負けパターンが発見され。。
    今まで何やっていたんだろうと、大反省しています。
    その負けパターンは、いつも必勝パータンとして使っているダブルトップ右肩のミニダブルトップの「崩れの判断ミス」で逃げ損ねることでした。
    来年に向けて、ここをしっかり検証・トレーニングしたいと思っています。
    もし機会があれば、ダブルトップ右肩のミニダブルトップの、「崩れの判断」の極意をご教示いただけると幸いです。
    私も最近そうなのですが、急に体調不良に襲われることがあるので、お身体にはくれぐれもお気を付けください。
    では、来年もよろしくお願いします。

      • NoN
      • 2024年 12月 25日

      ありがとうございます!とても丁寧で心のこもったコメントをいただき、とても嬉しく拝読しました。

      『覚悟を持つ大切さ』

      「葬送のフリーレン」を通じて感じたことを共有できて嬉しいです。この作品は、何度見ても新たな気づきがありますね。勇者ヒンメルカットにされたとのこと、とても素敵です!

      生活環境が変わると、それまでのスタイルをそのまま続けるのは難しいことも多いですね。しかし、ご自身の負けパターンを90%の的中率で発見されたというのは素晴らしい洞察力です!その気づきが、来年の飛躍につながることを確信しています。

      ダブルトップ右肩のミニダブルトップの「崩れの判断」についてですが、このポイントは非常に繊細な部分ですね。詳細なご説明は別途動画などで解説させていただく機会を設けたいと思います。

      最後に、体調のお気遣い、ありがとうございます。ボクも年々、体調管理の大切さを痛感しています。お互い無理をせず、健康第一で2024年を迎えましょう。こちらこそ、来年もどうぞよろしくお願いいたします!

    • 猫チャギラ
    • 2024年 12月 24日

    今年も素晴らしいクリスマスプレゼントを頂き有難うございました。今年の聖夜に送るシリーズのテーマは気付きでしたが自分も今年は大きな気付きがありました。今年初めは徹底してサイクル理論に拘りスウィングもしくはデイトレによって損小利大のトレードを目指すものでしたが、コツコツ貯めてはドミノ倒しドカンの繰り返しで
    利を伸ばそうとすると必ず刈られるといった悪循環でした。ハッキリいって自分もどうしていいか分からずただ虚しく時間だけが過ぎていったのですが、ある日たまたまYouTubeでグランヒルの法則を使ったスキャルの手法を見てから状況が一変しました。自分はチキン利食いの癖を絶対治さなければならないと思ってたのですが、自分のやってることはチキン利食いではないのではと疑い始め、そもそも自分の見てる目線はスウィングやデイトレではなくスキャル目線ではないかと気付いたのです。更にスキャル目線でエントリーしデイトレ目線で損切りしてるからコツコツドカンになると気付き、損切りもスキャル目線で行うようにしてからはすこぶる順調になりました。自分は今までスキャルは絶対向かないと思ってたのですが実は一番向いていて秒スキャ、分スキャも絶対できないと思ってたのですが今では毎日当たり前にやってます。奥様の作品作りのお話もされてましたが、過去の偉大な画家達を見ても若い頃と晩年では作風が随時違う人も多く見られますし、いろんな試行錯誤を加えながら新たな境地を切り開いていったレガシーは沢山あります。そして特にトレーダーは常に変化していかなければなりません。某ヘッジファンドトレーダーの名言ですが優秀なトレーダーは自信を持って買いを入れた1分後に大量の売り注文を出せるそうです。そうした気付きや自分を否定する能力、変化への適応力をしっかり持つことがトレーダーには大事なのではないかと思います。自分は今年一年海外口座を中心にトレードしてきましたが、スキャルに変えてから国内口座をメインにするようになり気が付けば国内口座では年間収益がなんとプラスでした。海外口座でゼロ一つ多い負けとなってますのでトータルでは大きな損失となってますが、国内口座だけでもプラスにできたことは来年に繋がる大きな一歩だったと思います。折角上手くいく手法を見つけた以上来年は徹底してグランヒルスキャルに徹して、トータル的に収益プラスが実現できるよう頑張りたいと思いますので、来週も引き続きマヨハレ先生のご指導、ご鞭撻を賜ればと思います。どうか良いお年をお迎え下さい。

      • NoN
      • 2024年 12月 25日

      今年一年、毎週欠かさずのコメントありがとうございました。

      『一時が万事』
      猫チャギラさんは、とても継続力のある我慢強い方だろうと想像しています。

      スウィングからスキャルピングへと視点を切り替え、コツコツドカンの原因を分析し、新しいスタイルを確立されたことは大きな成長ですね。特に「自分に向いているスタイルを見つける」という気づきは、トレードだけでなく人生全般においても重要なポイントだと思います。

      今後は、グランビルスキャルをさらに磨き上げることで、さらなる収益の安定化が期待できそうですね。

      来年も引き続きお役に立てるよう、動画やブログを通じてサポートさせていただきます。どうか良いお年をお迎えください。そして来年も共に成長していきましょう!

    • トンキートントン
    • 2024年 12月 27日

    Non さま、本年も多くの“気づき”をありがとうございました。

    迷晴れ歴は長いものの、コメント、お礼も申し上げることもなく、サイレント・ウォッチャーを続けておりました。(成功を収め、颯爽と現れ、お礼のコメントを送る自分を妄想しておりました。)
    ここ最近、重い腰を上げ、コメント(質問)をさせて頂いております。(後で、読み返すと、失礼な感じのコメントとなっており、申し訳ありません。コメントなど書いたりすることもなかった、SNSの世界から取り残されたアナログ人間です。)

    Nonさまとは、おそらく同世代の昭和のおっさんです
    Nonさまとは、“ユーノスロードスター” “ハートランドビール” “かほの登山日記”等々、共通することも多く(蛇足ですが、かほさんとは、新潟の平標山で、偶然にもお会いしました。)誠に勝手ながら、友人の様な思いで、いつも動画、Vlogを拝見させて頂いております。

    Nonさまの若かりし頃のエピソードから、私にも同じ様なことがあったことを思い出しました。
    高校時代、私は、目が大きくかなりの童顔でした。あれは、高3の時、高校見学に来ていた、女子中学性3人組に、目が合うなり、「かわいいー」と叫ばれ、その場に呆然と立ち尽くしてしまったのです。
    ジャニーズブームが起きた頃であり、女子側は“かわいい”にシフトしていたものの、男子側は、男が“かわいい”かよ、みたいな時代でしたね。(後十年遅く生まれていたら、、、)Nonさま同様、自分の利点に気づけていませんでした。

    私は、“優しく、いい人”です。
    人から、良く言われていて、自分でもそう思っていました。
    ある時、気づいたのですが、“自分は優しく”も、“いい人”でもなく、他人から、“優しく、いい人”と思われたくて、それを、演じているのではないかと。
    本来の自分でないことを続けていることは、とても居心地の悪いものです。
    居心地の悪いことを避けるため、人と接することを極力回避しようとしてしまいます。
    数十年も続けている、“優しく、いい人”は習慣化しており、そう簡単に直せるはずもなく、居心地の悪いままです。
    世の中にいる、“優しくて、いい人”の大半は、ふりをしている人なのかもしれません。

    トレードにおいても、気付けずにいたり、気付けたとしても悪い習慣化してしまっているとなかなか直すことが、できなかったりしますね。

    今年も、トレードでは、損失を出し続けており、Nonさまがおしゃっていた、お金より大事な時間を失いつつあります。
    迷晴れコンテンツに接したからといって、残念ながら、大多数の人は成功を収めることはできないでしょう、それは、動かしがたい市場原理です。
    しかしながら、このコンテンツは、“気づけた”人にとっての宝の山であることには、変わりありません。
    Nonさまのことは、自分の持てるトレードの知見を惜しみなく、公開する、まるで、“FX界の三國シェフ”の様な存在だと思っています。(“レシピ”はいくらでも教えます。)

    与えられた気づきではなく、自らの気づきにフォーカスしつつ、もうこの際、カーネル・サンダースを目指す覚悟で、淡々とトレードして行こうと思う、今日この頃です。

    Nonさま、奥様、そして、マヨ晴れファミリーのみなさまに、来年が良き年となります様に!

      • NoN
      • 2024年 12月 27日

      コメントありがとうございます!長く視聴いただいていたこと、そして重い腰を上げてコメントしてくださったこと、本当に嬉しいです。同世代ということもあり、共感できるエピソードや考えが多く、楽しく読ませていただきました。

      特に“優しく、いい人”の行には、ハッとさせられました。他人の評価に合わせてしまう自分、そしてその習慣化から抜け出す難しさは、誰しも少なからず抱えているテーマだと思います。それでも、そうした気づきを得て自己と向き合い続ける姿勢にこそ価値があると感じます。

      来年が実り多き一年になるよう、心よりお祈りしています。これからも気軽にコメントしてくださいね!

    • M
    • 2024年 12月 27日

    今年も1年ありがとうございました。
    12月に入ってから今回はどういう内容を話されるのかとずっと楽しみにしてました。
    実は今年12月の1週目にヨルダンへ旅行へ行ってきたのですが、飛行機の時間が暇なので過去の「聖夜に語るシリーズ」をずっと聞いておりました。「聖夜に語るシリーズ」はもう既に数十回以上聞いておりますが改めて聞くとまた感じ方や考え方も変わってきますね。

    「気づき」と言えば、コロナ振りの海外旅行に行って、イスラエル情勢等もあり旅行中は色々考えさせられることがあったのですが、日常に戻ってしまうと記憶が薄れてしまいます。年を取るごとに色々思いつくことはあっても流してしまうことが多くなっている気がします。今回の動画で気づきを無駄にしないようにしたいと感じました。

    私は今年で人生の正午になりました。遅ればせながら来年5月に子供が生まれる予定です。40歳で初めての子供なので周りからすると人生3周遅れくらいなのでは(笑)と思ってますが、また日常が変わることで色々な気づきが出てくるのかもしれないなと思いました。

    トレードについては、今年過去最高益で終わることができました。最近は稼ぎたいという欲すらなくなってきている気がしており(というより色々なものに対する執着がなくなっている?)、もはやデイトレでもなく、スイングトレーダーになっています。大昔はハイレバスキャばかりやってましたがそれがあっての今なのかもしれません。心の余裕があると色々なものがうまく回りだすなと感じます。

    いつも聖夜に語るシリーズくらいの時しかコメントしておりませんが、FXに迷った時は迷晴れさんの動画を見返しております。1年間大変お世話になりました。

    体調にお気をつけて、良いお年をお過ごしください。

      • NoN
      • 2024年 12月 27日

      空の上で聞く「聖夜に語るシリーズ」、光栄で、嬉しい限りです。

      来年、お子さんを迎えるという大きな転機を控えていらっしゃるとのこと、おめでとうございます!人生の正午に訪れる新しい日常が、また多くの「気づき」をもたらすことと思います。

      そして、トレードで過去最高益を達成されたこと、素晴らしいですね!執着が薄れることで心の余裕が生まれ、それが結果にもつながるというお話、非常に興味深いです。

      どうぞ来年も引き続きよろしくお願いいたします。ご家族とともに素敵な年末年始をお迎えください!

    • かんぱち
    • 2024年 12月 28日

    迷晴れさま。

    今年も1年、ありがとうございました。

    今年の聖夜に語るはどんな内容かな、と、とても楽しみにしておりました。

    私の長男も今年結婚したんです。
    お嫁さんになってくれたお嬢さんには本当に感謝しています。
    披露宴はせず、挙式は富士山山頂の神社で、というユニークな形でのスタートで、想像していたのではなかったのですが2人で助け合ってこれからの人生歩んで行くんだなぁ、って思いました。

    ご紹介くださったアニメほこれから観ますね。
    私もいっぱい気づくことが出来ますように。

    トレードの方はまだまだな感じですがきっと大丈夫じゃないかなぁって根拠はないけど思えています。
    だって迷晴れFXの視聴者だからきっとそのうち(近い内に)ブレイクスルーします。

    最後になりましたがどうかお身体御自愛くださいませ。
    それを1番に、お過ごしくださいね。
    お願いいたします。

    良いお年をお迎えください。

      • NoN
      • 2025年 1月 01日

      新年、明けましておめでとうございます!

      昨年は長男さんのご結婚、おめでとうございます!しかも富士山山頂の神社で挙式だなんて、素敵なスタートですね。お嫁さんとの新しい家族の形が始まったこと、心からお祝い申し上げます。

      ご家族の新しいスタートや、トレードでのブレイクスルーなど、素晴らしい一年になりますように。今年もどうぞよろしくお願いいたします!

    • じょあちん
    • 2024年 12月 29日

     今年一年お疲れさまでした。迷晴さんにおかれましては、一大イベントがあったご様子。私も今年は激動の年であり、飛躍の年でもありました。
     1月のバイク事故に始まり、半年間のリハビリ、その間同時進行で転職、引っ越し、新しい職場での仕事等々今までの人生の中で一番忙しかったです(笑)。しかし同時に充実した一年でもありました。こんなに充実した毎日は中学時代に打ち込んだ部活動依頼です。その後は流れされるような人生、気が付けば正午に差し掛かろうというときに、ようやく天職にたどり着きました。いくつもの偶然が重なった結果ではありますが、今はこの奇跡を大事にしていきたいです。
     FXについては、環境が変わったことで考え方も変わりました。今までは空いた時間になんとなくエントリーが多かったのですが、今の職場では空き時間が少ないので時間に制約が付いた状態で判断しなければなりません。なので画面を見てからの行動が固定化され、無駄なエントリーが減りました。やり方は基本に忠実。見る、知る、わかる、やる、出来る。気が付けば迷晴れさんがいつも言っていることをちゃんとするだけでした。どれか一つでも引っかかればやらない。何か雑なことをすれば必ず収支は減りました。とにかく待つ。じっと待つ。待っていれば勝手にチャンスは転がってきました。後はそれに乗るだけ。そのことにどれだけ早く納得できるかが上達への道だったんですね。ある意味悟りです。とは言え私は一度羽ばたいただけです。12月の値動きに助けられた側面も大きい。月が変わればまた潮の目も変わるでしょう。しかしやることは一緒。違うことをしない。来年は今年できたことをしっかりやる一年にします。それではよいお年を。

      • NoN
      • 2025年 1月 01日

      新年、明けましておめでとうございます!

      昨年はついに天職にたどり着かれたのですね、読んでいてこちらまで温かい気持ちになりました。

      トレードに関しても、環境の変化がきっかけで、シンプルかつ基本に忠実なスタイルを確立されたこと、本当に素晴らしいです。「違うことをしない」という言葉には深い意味がありますね。基礎を大切にし、無駄を省く、その姿勢を持って、2025年がさらに飛躍の一年になることを心から願っています。

      今年もどうぞよろしくお願いいたします!

    • たくてぃむ
    • 2024年 12月 29日

    お疲れ様です。
    年末バタバタとしており視聴が遅れました。クリスマス動画、大切に噛み締めるように見させていただきました。

    迷晴さんの「気づき」というテーマのお話を受けて、今年の私の「気づき」もここで少しシェアさせてください。
    今年は私にとって、人生最大の気づきの連続の一年でした。
    長年抱えていた様々な問題に耐えきれずついにうつ病が爆発し、仕事と婚約者を失い、これまで生活の中心だったモノ・コトの8割以上が手元から離れていきました。
    ですが、その分かつてないほどの沢山の気づきを得た一年になったと思います。
    テイラースウィフトがNY大学卒業式のスピーチでした、「何かを手放した時、何かを得る」をまさに実感しました。

    手元にゴッソリ空きができたことで、自分を見つめ直す機会、そしてトレードの学習にコミットすることができ、
    年間収支はマイナスで終わってしまいましたが、自分の視点、次元が一つ二つ上がったような、かつてない成長を実感できました。
    なので無職で収支マイナスなのに、今不思議と焦る気持ちがほとんどありません。2025年はブレイクスルーの年に必ずします。

    私はまだ30代前半の若輩者ですが、恥ずかしながらこれまでの人生でまだ一度も、自分が立てた夢や目標を完全に達成できたことがありません。
    全て本当に惜しいところまでは行ったのですが、最後の最後で手元からこぼれ落ちていきました。
    挫折を繰り返すたび、このまま一度も自分の志を叶えられることなく人生が終わるのかなと不安になったりする時も正直ありました。

    ただ、振り返って間違いなく言えるのは、挫折して次なる挑戦に移った時、そこで出会った人や体験が、本当に自分の人生を豊かにしてくれたなということです。
    もしあの時挫折せず上手くいってしまっていたら、こんな挑戦の機会はなく、そこでの素晴らしい出会いや体験は決してなかった訳で、
    また本当に不思議なことに、挫折した分野の現在を見てみると、問題だらけで今その現場に自分がいたらと思うとゾッとするような地獄になってることが多いのです。
    まるで神様がそっちには行くなと導いてくれたような。。
    過去の挫折を振り返るとその連鎖が何度も繰り返され、少しずつでも着実に成長している今の自分を感じる、そして一つの結論に至りました。

    「その瞬間の「最悪」の出来事は、今の自分には想像もできない「最高」の未来につながっている。」
    これが人生で「うっすら気づいていたこと」から「確信」に変わりました。

    今年多くを失ったにも関わらず、こんなに穏やかで感謝に溢れた気持ちで日々トレードに向かえるのは、この気づきがあるからだなと思います。
    私の人生での最初の夢・目標の成就は、プロのトレーダーになること。これを実現すべく、2025年邁進していきたいと思います。

    まだまだ道半ばですが、これほどまでに継続して学習し成長してこれたのは、迷晴さんのおかげです。今年も一年本当にありがとうございました。

    来年も引き続きご指導のほど何卒よろしくお願いいたします。
    長文失礼いたしました。お身体崩されたとのことで、年末年始はゆっくりご自愛ください。良いお年をお過ごしください!

      • NoN
      • 2025年 1月 01日

      新年、明けましておめでとうございます!

      辛い状況の中でも、自分自身を見つめ直し、トレード学習にコミットされたことは尊敬に値します。プロのトレーダーという目標に向けて、真摯に取り組む姿は、必ずや結果を引き寄せるはずです。焦らず、自分を信じて、一歩一歩前進していってください。

      人生には多くの挫折がありますが、その全てが次のステージへの階段であるという悟りは確かなものだと思います。ボク自身も、深い喪失感から、気づきを得ることが多いです。これからも一緒に成長し合える関係でいられることを願っています。

      健康第一で、2025年も穏やかで実り多い一年になりますように。

    • MATSU
    • 2024年 12月 30日

    動画アップありがとうございます。
    トレーダー職は真正面から内省する事だと考えています。
    時に目を背けたくなる結果を突きつけられる事からも学びを得る姿勢で対するのかどうか。
    トレードの上達は手段と目的の分離が出来る事とも言えそうですね。
    人生でも同様の概念が適用できると考えています。
    僕のような凡人には目的に関する悩みに振り切るくらいに考えても良いような感じもします。
    手段は必然的に検討する状況になるからです。

    本年は前回の聖夜に語るでマヨハレ様が話されていた
    「もうひとつの時間」
    「折り重なる事の出来ない『いること』の素晴らしさ」
    一年を通じて僕の思考に居続けたように思います。
    マヨハレFXは多くの気づき・学びがあります。

      • NoN
      • 2025年 1月 01日

      新年、明けましておめでとうございます!

      おっしゃる通り、「手段と目的の分離」はトレードや人生において重要な概念です。目的に焦点を当て、それを深く掘り下げることで、手段は必然的に選び取られていくという考え方は、シンプルでありながら非常に力強いものです。特に悩みの矛先を「目的」に振り切るというアプローチは、悩みを前向きなエネルギーに変える一つの方法ですね。

      また、前回の「聖夜に語る」のテーマが、一年を通して心の中に留まり続けたとのこと、とても嬉しく思います。普段の忙しい日常の中で、今「ここにいる」自分の存在や時間の価値に気づくことは、豊かな人生を送る上で欠かせない視点ですよね。

      今年もどうぞよろしくお願いいたします。引き続き一緒に成長していきましょう!

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

Forextester Sale

サイト内検索

FX人気口座ランキング
海外FX口座の基礎知識
海外FX口座スペック比較

トレード効率化

オリジナルインジケーター販売所
オリジナル・インジケーター動画・記事まとめ
トレード効率化ラボ

特化型FX国内口座開設

短期売買特化型口座特集
MT4口座特集
システムトレード口座特集

学習ツールと投資関連書籍

フォレックステスター購入
フォレックステスター・導入ガイド
フォレックステスター・データ購入ガイド
投資関連書籍まとめ
トレードのヒント

あなたの負けトレードを徹底解説!

迷晴れボックス

月別ページ

カテゴリー

シストレ24キャンペーン
FXPLUS
★☆FX検証ソフトの最高峰ForexTester☆★お得なセールを見逃すな!!詳しくはこちら