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これを意識すれば、いつものチャートが別物に見えてくる!

チャートは視覚情報ですが、この視覚だけに頼らなくなったとき、初めて、相場の本質に触れた気がします。そこから、今までとは違う目でチャートを観れるようになりました。目で見た情報は、過去の記憶でできた観念というフィルターを通して、意識化されます。実に当てにならない曖昧なものなのです。

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トレーダーは観測して意識して行動する。


最近Youtubeコメント欄で「どの波がノイズなのか?」という質問を頂きました。この問いかけを、自ら掘り下げれば、とても良い気づきにつながると思います。

相場はすべて波でできています。

観測するに値しない小さな波を「ノイズ」と呼ぶことがありますが、それは、自分のトレードするタイムフレームでは使わないという意味です。

例えるなら、人には人、蟻には蟻の生活空間があって、人にとって蟻は取るに足らない存在かもしれませんが、蟻にも生活があって、その行動には理由があります。

相場に起こる、どんな小さな波にも、「原因と結果の法則」が成り立ちます。原因と結果の法則とは、文字通り、すべての結果には、それを起こした原因があるというものです。

1分足チャートがすぐに目線を変えてしまうのはノイズだからではなく、上位のタイムフレームの影響を受けるからです。上位のサポートやレジスタンスに遭遇したのが「原因」で、向きを変えたのが「結果」です。蟻道に猫が立ちふさがるようなものです。

「分析」とは見やすくして、「洞察」とは、どこを優先的に見ればいいいのかわかること。以前、動画でこうお伝えしましたが、トレーダーは分析と洞察がやりやすい時間足の組合わせを選びます。

5分足チャートの波をトレードするなら、1分足は貴重な情報源です。逆に、月足は、大きすぎて、頻繁に見ることはないでしょう。1分足チャートの波をトレードするなら、1分足より詳細なティックデータが情報源になるかもしれません。

日足チャートレベルの大きな波がサポート・レジスタンスされるには、何日もかかることがあり、日足ロウソクのヒゲだけでも30ピプス以上なんてのはよくあります。そんなトレーダーからすれば、5分足は気にしないかもしれません。

トレーダーはチャート上の現象を観測し、意識して、行動します。

逆にいえば、誰も観測しなければ、レートは全く動きません。

レートが大きく動くには、エネルギーが次々に集まってくる必要があり、たとえば、損切になったということは、思惑の方向へエネルギーが集まらなかったことを意味します。

「Wトップができたから、もう下がるだろう」そう観測して意識する人が増えることで、実際に、レートが下がり始めます。

「大きな波の反転だから時間がかかるだろう」そう観測して意識している人が多ければ、1分足のWトップ程度で、レートが下がり始めることはありません。

ただ、まだ相場観が乏しく、1分足のWトップを反転サインと観測、意識してしまう人もいます。これが、短期足に振り回されるということで、天井圏ネックラインより上のレンジに翻弄されます。

自分がどういうエリアでトレードしているのかという「現在地」を知ることも大切です。なぜなら、皆、そうしているからです。

皆が現在地を観測して意識していれば、それにふさわしい値動きしか起こりません。それを観測できない人は、観測している人からすれば妙な行動をとっているわけです。

トレードでは、上か下かはっきりしない、どっちつかずのエリアが必ず存在します。そのエリアに入り込むと、波は必然的に小さくなりますが、現在地がどこかわからないと、波のサイズが変化したことにも気づけません。皆、波のサイズを観測、意識できているなら、できない人は、それだけ不利になってしまいます。

チャートは2次元ではなく、3次元空間です。相場観を身につける上で、このような相場のフラクタル構造の理解は必須です。

5分足ジプシー

日足

赤垂直線箇所で日足ロウソクが陽線・陰線でレジスタンスされています。

4時間足

日足チャート上昇波の勢いが止まるのに丸一日、値幅70ピプスのWトップをつくりました。

日足ロウソクがレジスタンスされるには、この程度の「時間×値幅」を必要とします。

15分足

レジスタンスされ下がり始めたとしても、ネックライン(この時点では暫定)から、再び、高値を試すことが想定できます。

暫定ネックラインを引くなど、ある程度、見当をつけておけば、高値圏という日和見エリアで短期足に振り回されません。

暫定ネックラインのアイデアとしては、上昇波にフィボナッチを当てて38.2%レベルを目安とするのもいいでしょう。

短期足に振り回される人は、ネックラインのイメージが浅すぎることがあります。

5分足

ボクもよく、こういうところで負けまくりました。

原因は、日足がレジスタンスされて、4時間足や1時間足がWトップをつくるのに、どのくらいの時間×値幅を必要とするのか、見当がつかなかったからです。

5分足チャートを見ると、ダウ目線がコロコロ変わっていますが、それは上位足の影響を受けて、売りたい人は天井を観測、買いたい人は押し目を観測して、双方、相反することを意識しているからです。

現在地の性質を理解していれば、5分足が綱引きの綱のように、上下を行き来することが、予め想定できます。

言い換えれば、そういう目で観測して意識することができれば、そのエリアにふさわしいトレードをすることができます。

大きな節目になるほど、カオス化する期間は長く、5分足チャート一画面では完全に情報不足になります。

このチャートでも、Wトップ(2つのオレンジ〇)になるのに、1日に以上、画面幅いっぱいになっています。

最初のオレンジ〇をWトップと観測して意識してしまった人は、なぜ下がらない?となり、それから以降、「5分足ジプシー」になります。

このように、特に大きな時間足の節目には注意してください。

そこは長期間カオス化しますが、5分足チャートをみても一画面では表示できません。

慣れてくれば、5分足チャートだけで、この辺に何かあることがわかりますが、上位足を見るほうが確実です。

相場が小さくなれば、自分も小さくなる。

日足

110.00切上げラインと114.00のトライアングルになるかもしれない局面

1時間足

青下降波の高値2が確定したのは、安値1を更新してからで、それまでの高値2は「暫定高値」であって、高値2からの青下降波は、安値1を更新しないと引くことができません。

その間、波は、ワンサイズ小さくなっていて、青下降波はポーズ(一時停止)していて、安値1を更新した時点で再生されています。

このように波は、そのエリアによって、一時的にポーズされることがよくあります。

高値2から売ってる人は、安値1を抜けてけ!と思ってますが、安値1付近には、先週足安値などのサポートもあって、買いたい人もいるエリアです。

相反する観測をして、意識して、行動する人がいるので、レンジになり、波も小さくなります。

15分足に日足

高値2からの戻り売りと、安値1から押し目買いでレンジ化しました。

緑〇からの売りが、黄〇で安値を更新できなかった時点で、緑〇と黄〇とでレンジ化することを示唆しています。

ただ、今までの流れは下降ですが、先週足安値サポート+安値1も若干切りあがっているので、このピンクのレンジを上にブレイクして高値2まで上昇する可能性もあります。

緑〇からの売りが安値を更新できない時点で、28日は35ピプスのレンジという観測ができるかどうかです。そう観測できれば、それように意識して行動できます。

ボクはトレードは波乗りと理解しています。ノースショアと九十九里では波のサイズが違うように、そのエリアによって、波のサイズは変わります。

これを理解しないと、波が終わっているのに、まだ乗り続けようとしてしまったり、せっかく大きな波が発生しているのに、すぐに降りてしまったりということになります。

5分足

ここで大事なことは、緑〇戻り売りが安値更新しなかった時点で、波のサイズが小さくなる可能性を疑えるかどうかです。

疑えていれば、仮に、高値2から売ってても黄〇で利食いすることができます。

青下降波は安値1のある青水平線をブレイクしないと再生しません。このチャートでいえば、オレンジ〇が青波再生後、初の戻り売りになります。

ここで、青下降波ではなく、ピンク波を観測でき意識すれば、この35ピプスレンジというエリア内で波に乗れます。

今日は、九十九里の波に乗るか…といった感じです。

このピンク波に乗るタイミングをつかむには1分足が必要になります。

相場が小さくなったら、自分も小さくなります。

1分足A箇所

ピンク・レンジ下限を1分足がブレイクしましたが、この観測ができるのは1分足トレーダーだけです。

ピンク・レンジ下限は、15分足や5分足トレーダーも観測していますが、果たして彼らの意識はブレイクの判断をするでしょうか。

おそらく、そう考えない人が大半だと思います。

ただし、1分足は確実にブレイクしていて、1分足トレーダーはこれを観測しています。

だからこそ、一部の人が、このブレイクに飛び乗るという行動を起こしてしまい、白〇から上で、損切になっています。

これも、原因と結果の法則です。

ピンク・レンジ下限は、15分足や5分足の人も観測しているのだということを意識できなかったのが原因で、結果はブレイク失敗で損切りです。

もし、ニュースや指標発表が、このタイミングに重なっていれば、15分足や5分足チャートを見ている人も、このブレイクを意識して、レートが下がったかもしれません。

この現象を1分足チャートで観測していれば、このピンク・レンジ下限サポートが強いことを意識できるので、青1や青2でロングして25ピプス・ゲットできます。

自分の現在地がわかれば、狙える値幅も決まってきます。結局、その値幅に合った、波のサイズしか選べないということです。

10ピプスしか狙えないところで20ピプスも狙うんで負けなくていいところで負けてしまい、30ピプス狙えるところなのに、5ピプスで利食ってしまうんで貯金できない。何より、その後悔が次のトレードに悪影響を及ぼしてしまうのです。

極端な話、1分足のインパルスムーブだけを狙うという方法もあります。通貨ペアにもよりますが、ワントレード、5~10ピプスなら可能です。

20ピプス以上のびるところは一日のなかで、そうそうないかもしれませんが、10ピプスならチャンスは増えます。限られた時間の中でトレードするなら、こういう方法もありでしょう。

ある程度、待てる人なら、大きく狙って、大きく獲るといういう体験を積むのは大切です。

大きなチャンスをつかめるという自信は、損切を恐れなくなり、トレードに良い影響をもたらします。

5分足

高値BのWトップ周辺は、後からならわかるのですが、リアルで想定できないと、短期足に振り回されそうなところです。

ここでの情報の優先順位は、ピンク・レンジの上限付近に達しているという事実です。

この辺から売ってくる人もいるので、そうなれば、どこかにネックラインができます。

1分足B箇所

緑の切下げラインをWトップと観測してしまい、押し安値のある白水平線割れのオレンジ〇からショートしてしまう負け方は、ボクもよくやりました。

これの防ぎ方としては、この高値は、5分足高値2からの戻り売りに相当するので、高値2や緑〇高値のWトップを見て、このサイズより小さければ警戒します。

さらに、直前のWボトムの大きさを見て、このサイズより小さいWトップなら警戒します。

こういう頭と尾しかない相場を「マンボー」と呼んでいますが、その所以は、頭と尻尾の大きさが同じという意味もあります。

これを考慮すると、1分足高値切り下げ(緑ライン)では、サイズ的に小さすぎると観測して意識することができます。

前述したように、こういう高値圏では、1分足などは目線をコロコロ変えてしまいます。

ふたつの白〇でWトップができてからなら、ネックラインも観測できて、トレードしやすくなります。

1分足がノイズだから、上に下に動いたわけではなく、道をつくろうとしたところに、猫がいたから通れなかっただけです。

今日のまとめ

電気や原子力のように、エネルギーは目に見えないけど存在します。

人の思考や感情も、意識エネルギーです。

エネルギーがモノを動かすように、相場では、人の意識エネルギーが値段を動かします。

そして、その意識エネルギーを見える化したものが、ロウソク足やロウソク足が連なった波になります。

量子学では、素粒子は粒子(物質)と波動(非物質)に分かれていて、観測されることで、波動から粒子になることが判明しています。これは、観測されれば現実化する反対、観測されなければ、見えない状態のままで現実化しないことを意味しています。

相場では、意識エネルギーの強弱によって現実化、つまりレートが動きます。弱い意識エネルギーは、強い意識エネルギーに遮られ、損切りされると、強い意識エネルギーに吸収されます。

たとえば、1分足を観測して意識する人が少なければ、微弱なエネルギーしか生まれません。もちろん、この微弱なエネルギーを主戦場にする人もいますが、通常のラインブレイクでは、1分足のブレイクを、ブレイクとして観測する人が少ないので、ブレイクしなかったという現実が起こります。

その反面、ニュースや雇用統計など激しく動く局面では、1分足を観測、意識する人が増えるので、押し目や戻り目として機能しやすくなります。

ボクはチャートが、映画マトリクスのソースコードのように思えてなりません。

マトリクスでは、現実世界と思っていたものが、実はリアリティーのある仮想世界で、脳が現実と錯覚していただけだったわけです。同じことが、トレーダーにもいえるのではないでしょうか。

マトリクスでは、青い薬を飲むと、真実を忘れ、仮想現実の中で幸せに暮らせ、赤い薬を飲むと真実を知り、それと向き合って生きることになるという、究極の選択を迫られるシーンがあります。

赤い薬で目覚め、視覚に頼らずに値動きの本質を観ようとするトレーダー。

青い薬で眠り続け、視覚に頼りきってしまっているトレーダー。

チャートという仮想現実を見ているのか、それとも、チャートを構成する集合意識を見ているのかの違いです。

映画マトリクスのように、相場からエネルギーを搾取されるのは、いったいどちらでしょう。

ロウソク足の動きには、リアリティーがありますが、そのロウソク一本は、ヒトの意識という見えないエネルギーでできています。意識の発動が先で、値動きというリアリティーは、その後に起こっています。値動きは意識の後追いということです。

チャートを、深く考えるほどに、やはり、他者の観測と意識を理解することこそが、最も普遍的かつ合理的なトレード方法だと思えてなりません。

ヒトの視覚というのは、実にいい加減なもので、リアリティー(現実味)に騙されます。今まで何を見て、何を感じてきたかという「観念」で、脳におけるリアリティーの解釈など、何とでもなってしまいます。

ボクのような犬好きなら、どんな犬でも友達と思い、犬に咬まれたトラウマのある人なら、チワワも狂犬にみえます。

大きく勝った経験のない人は、大きく勝った経験の多い人より、損切りを恐れます。負けを取り戻すのは大変だという観念のある人と、普通にやっていれば、負けはすぐに取り返せるという観念のある人。いったいどちらが、勝ちやすいかは、一目瞭然です。

トレードで、赤い薬を飲むとは、チャートの視覚情報に頼るのではなく、その奥にあるソースコード(意識情報)を理解することです。

余計なインジを外して、チャートをシンプルにする意味は、そこにある見えない意識エネルギーを観測しやすくするためです。

真の発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。新しい目で見ることなのだ。

フランスの作家 マルセル・プルースト

首の後ろのプラグを自ら引き抜くことは、すなわち、新しい目で見ることにほかなりません。

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コメント

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  • コメント (5)

    • ナカムラ
    • 2017年 8月 03日

    しかしあの名作が200円を切るとは・・・激安!

    迷い晴れ様、こんにちわ。最近のパターンです。

    1・直近2,3本の日足を基本に戻り売りか押し目買いか様子見かの行動予定を考える
    2・戻り・押し目・逆張り候補を考える。ラウンドナンバーか前日高値・安値であることが殆ど。
    3・その値に到達したらおもむろに1分足へGO。誰の目から見ても明らかな兆しがチャートに出現したらエントリー
      長い足出現ってことが多い。

     泣けてくるくらい単純な戦術ですか、2の候補も本当にシンプルに決めてます。それが、単純に考えた値程、値幅が大きく伸びることが何故多いのか考えさせられました。それは深く考えないとわからないような押し目候補に、さほど意味がないことにようやく気づいたからです。そして、これは最初に考えたプラン通りに従うことに主眼を置いてます。

    「道を知っていることと、実際にその道を歩くことは、別物だ」
    (ネオは)「自分を信じ始めたんだ」

    今の自分に耳の痛いモーフィアスさんのお言葉でした^^;来月はいい報告ができるようユルく精進します。
    ドル円現在(16:30)前々日の高値に到達してもみ合っているが・・さて・・

      • NoN
      • 2017年 8月 04日

      深く考えないとわからないような押し目候補に、さほど意味がない。
      難しいことを理解できた人が勝てる。これは思い込みだとボクも思います。

      速く動こうと思うな、速いと知れ。
      マトリクスで一番好きな名言です。

    • トレーダー
    • 2017年 8月 06日

    いつも動画ありがとうございます。
    すいません、1つ質問なのですが、高値2は安値1を突破しないと確定しないというのはどういう考え方なのでしょうか?
    お忙しいところ申し訳ございませんが、詳しく教えていただけたら幸いです。

      • NoN
      • 2017年 8月 06日

      戻り高値としては確定しないという意味です。戻り高値とは、安値を更新させた高値のことです。

        • トレーダー
        • 2017年 8月 06日

        ご返信ありがとうございます。
        3の安値の1つ前の山のところが戻り高値なのではなくてあくまでそれは、少し小さな波の集まりという感じなのでしょうか。
        2から3で大きな波と捉えるイメージなんですね。

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