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迷晴れFX

トレード初心者を悩ます認知バイアスとは?

迷晴れボックスが40回を越えたので、直近の投稿内容をまとめつつ、投稿内にもよく出てくる”バイアス”について考えてみました。

認知バイアスの壁

認知バイアスとは、心理状態によって事実に歪みや偏りができてしまうことです。

損小利大を目指しているのに、心理的に損大利小に誘導されてしまう”プロスペクト理論”とかが有名ですが、一口に認知バイアスといっても色々あります。

認知バイアスとは、心の弱さが招くというより、誰にでも起こりうる自然な心の反応なのです。

身内びいき(内集団)バイアス

身内をエコひいきしてしまうバイアスです。

トレードなら、自分が売りたいとき、買いたい人の気持ちをあまり考えられなくなるのがコレです。シナリオを立ててる段階では、ちゃんとチャートの左側も観ていても、いつの間にやら、売るための証拠集めばかりしてしまうことってありませんか。

買いたいから買うトレードはうまくいきません。

買いたいなら、売りたい人の気持ちを察する。

コレが短期トレードの極意。買いたいなら、”売り集団”がどこにいるのか、その集団がポジションを諦めて投げるレートはどこなのか、そういったレートに目が飛ばせるようになるとトレードの軸ができてきます。

レンジブレイク

相反するポジションを観察するに、一番わかりやすいのがレンジ・ブレイクではないでしょうか。レンジになるのは、売りと買いのポジションが溜まるからなので、上限・下限が明確ならレンジブレイク手法が有効です。レンジブレイクにはダマシもあるので、それまでの流れが上昇ならロングが有利、基本はブレイク後の押し目・戻り目からトレードすることです。欧州時間初動に、レンジ下限をダマシてから上昇を始めることもよくあります。

強者の値

大きなロウソク足で節目を抜けていく”強者の値”も同じように心理描写がシンプルです。投機筋が資金を投入したと考えられるこのレートは、サポート・レジスタンス力が強いので、売買の基準になります。もし、強者の値が破られるようなら、それは、ブルベアの形勢逆転が起こります。強者の値を基準にすれば、その抜き返しからトレードすることもできます。たとえば、あなたが売りたいなら、買い手が強者の値でのサポートを諦めたところでショートすればいいわけです。

アンカリング効果(初頭効果)

卵から孵ったヒナが、最初に見た動物を親と思い込む効果。

人は最初に注目した情報に固執します。

ジャパネットの売り方なんてまさにコレ、吸引力が変わらない憧れのダイソン!49,800円が1万円下取りで39,800円、さらに今なら、フトンツール他24.000円相当の豪華セット付。最初の49,800円の情報が脳に貼りついてるので、お得感があります。

昔、悪かった人が、更生して良いことをすると絶賛されます。昔から真面目な人が、真面目に生きていても誰も評価してくれません。ホントは昔から真面目に生きてる人のほうが評価されるべきなのに…最初に注目した情報に固執する、これがアンカリング効果です。

自分で引くラインは、それ自体がアンカーです。

ライン以外の部分が死角になります。

1分足

15分足

Wトップのネックラインを引いたら、下がるのがあたりまえと錯覚、それ以外の動きが盲点になってしまいます。よくあるのが、1分足に引くライン、15分足でみれば、手が出せそうになくても、1分足だと色々できそうな気がしてくる。

10ピプスのロマン、これが1分足の世界です。3ピプスを抜くスキャルならいいですが、売っても買ってもすぐに反転してしまうので、デイトレ感覚で使うべき足じゃないです。

動画で15分足を使いましょうといったのは、それくらいのサイズ感でのエントリーポイントでないと、そもそも値が延びないからです。

+アリス症候群

これがアンカー効果に加わるとさらに厄介なことになります、アリス症候群とは、1分足や5分足ガン見で、ずーと1点を見つめていると、遠近感や大小感覚が狂ってくる現象です。

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損切りのあと、ひと呼吸入れることも大事。

損切りした情報にアンカーしてしまうと、それを取り返そうとロクなトレードをしません。トレードは勝ち負けに関係なく、ひとつひとつが独立しています。トレードから次のトレードまで、一晩寝たぐらいの意識を持つべきです。

確証(思い込み)バイアス

思い込みが強く、都合の良い事実しかみない。観たいものしか見えないバイアス。他のバイアスと複合的に起こりますが、過去の流れを無視したり、反対ポジションを持つトレーダーの気持ちを考えないトレードになります。

ビジネスなら自己中なリーダーもいますが、マーケットでは全く通用しません。ボクらには何の影響力もない、無力、なので、流れの一部になるしかありません。川の流れのなかの落ち葉のごとく、抗うと溺れるだけ、まず浮き続けるようにします。

相場=マーケットに対して”消費者目線”ではダメです。消費者は自分が買いたいときに買い、売りたいときに売ります。でも、トレーダーはマーケッターであって消費者ではありません。消費者はマーケットからすればお客さんなので、トキトーに勝って、トータルで負けてくれるのが理想ではないでしょうか。

通貨をトレードしている”人”をトレードする。

ギャンブルなら、この胴元感覚が大事ですね。

コンコルド効果

コンコルド社の失態から名づけられた心理効果で、今までのやり方を捨てられない人が、このバイアスを持ちます。

人の血液が入れ替わるのは3ケ月程らしいです、なので、ボクは体質も生き方も、3ケ月あれば心も入れ替えられると考えます。古いやり方なんて全部捨てても、3ケ月あれば、別の自分になれます。

今までの自分を捨てられないから、変われないだけです。

「朝からチャートを8時間も観てるんだからマイナスで終わりたくない」

「1年もがんばったんだから結果をだしたい」

ここまで頑張った、お金をつぎこんだから、今更やめられない。

こうやって経営者は泥沼にはまっていきます。

ダラダラやるのではなく、3ケ月寝食忘れてやって脈が無ければ、別の方法を試せばいいと思います。でも、ほとんどの場合、やってるつもりか、根本的にやり方がおかしいだけです。

バンドワゴン効果

先日、おいしいと評判のチーズケーキ専門店に行ってきました。平日だというのに10分も並んで、ボクの順番がきたところで、行列の理由が判明しました。

丁寧すぎる接客のせいで会計時間が遅すぎるだけでした。

でも、この行列作戦は成功しています。行列のできる店はおいしいに決まってる、このバンドワゴン効果で、おいしく感じる人もいるかもしれませんが、チーズケーキにはチトうるさいボクには、どこにでもある普通のお味でした。

名著「デイトレード」でおなじみの”バンドワゴン”でも、同じ様な話が出てきますが、行列ができる=誰の目にもトレンドがわかる、ということはトレンドも終焉かもしれません。

陰線が何本も連続しているのにショートしてしまうのは、行列に並ぶのと同じことではないでしょうか。明らかなトレンドとわかる時点で終焉が近いと思ったほうがいいです。

行列に並ぶのではなく、自分の後ろに行列をつくらないと勝てません。

今日のまとめ

チャートが読めるようになったけど安定して勝てない、それは、認知バイアスのせいかもしれません。

この認知バイアスを外すには、まず、自分の内側にバイアスがあることを受け入れること。次に、その発動を「あ、また〇〇バイアスね」とウォッチすることです。これで、心の内側にあったバイアスを、心の外側に置くことができます。

メンタルが弱いせいだと自己否定したり、抵抗したりすると、かえってバイアスが強くなります。

心の内側にあると感情が動いてしまいますが、外側なら影響をうけません。

脳内でバイアスなしが”普通”になるのに数か月かかりますが、一旦そうなれば、バイアスありの方が気持ち悪く感じるはずです。

トレード上達もダイエット成功も過去の矯正です。

今までと同じ考え方・やり方ではダメだから、そこを変えたいわけです。そのための、脳へのディープラーニングは3ケ月ぐらいかかります。

「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」これは、昔、流行ったマーフィーの法則です。

失敗の余地があると失敗する。

これがマーフィー法則の核ですが、環境認識ができているなら、失敗の余地は、”心の問題(認知バイアス)”ではないでしょうか。

そうすべきなのに、そうできない。

チャートを読めても、頭と心が正常に繋がらないと、感情が動いてしまって正しく行動できません。頭と心が繋がらないとイライラするし、ひどくなると鬱病になります。

バイアスは、脳が”古い普通”のままでい続けようとする拒絶反応であって、”新しい普通”に上書きされてしまえば拒絶反応は起こらなくなります。

少しでも問題解決の一助になれればと思ってます。

◆お断り◆
この動画は「学習」を目的に制作されたものです。個人の見解を過去のチャートから解説したものであり、未来を予想したり、利益を保証するものではありません。

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コメント

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  • コメント (10)

    • SHINA
    • 2018年 4月 25日

    動画投稿お疲れ様です。
    人の心理面を文章化するとより腑に落ちました。
    やはりトレードはメンタルや心理が大部分ですね、
    私も知識や技術面は今のままで十分と仮定し実戦での学びを第一に日々トレードに明け暮れてます。
    色んなところでFXは検証が大事と言われてますが心理面が疎かな人ほど技術に走る気がします。メンタルが大事だよと説明されても「あーメンタルね知ってる」と言った感じでしょうか。ルール化され優位性のある手法があっても誰もが淡々とトレードできるわけではなく、グラグラのメンタルや負けトレードからの悪い癖が出ると資金も持ちません。やはり畑は土壌から遠回りしてでも自分の脆い部分を見つめ直すところから始める事で自分だけの聖杯が出来ていく気がします。

      • NoN
      • 2018年 4月 25日

      メンタルの話って、わかりにくい分野でもあるので、弱い強いで片づけられる傾向にありますが、そういうことではない気がします。おっしゃるように土壌に関わることなので、FXの技術とは関係のなさそうなことでも、実は深く関わっています。技術が幹なら、メンタルは根っこですね。

    • 迷える子羊
    • 2018年 4月 25日

    今の私は、利確予定の直前で全戻しされる症状に悩んでいます。
    60~80伸びて、深い押し戻しの後に順行するのです。
    一度利益を見てしまうと、瞬間的にゼロになるのが耐えられなくて建値で逃げてしまいます。
    対策も考えているのですが、今月も3回このパターンにはまって、メンタル的にクタクタです。

    でも、有体に言うのなら、バイアスはやめられないということですよね。
    アンカリング効果のお得感は買い物の楽しみですものね。
    他にも身内びいきとか、永遠にやめられないと思いますし・・
    それに、一点集中が得意な私はアリス症候群ですね。5分足を使わなくて正解かもしれません。
    今は新しい習慣の上書きに時間が必要だから、イライラする必要はないのですね。

      • NoN
      • 2018年 4月 25日

      受け入れさえすれば半分解決したようなものだと思ってます。
      受け入れられないと、そこで停滞してしまうので。
      60~80ピプス延びたなら、ボクなら間違いなく利確しますが、利確位置を少し手前にするのはどうでしょう。

        • 迷える子羊
        • 2018年 4月 25日

        リスクリワードを考えると少し頑張りたい感じなのです。今、凄い悩んでます。
        利確は反対玉が待機していそうな値のキリバン手前を目安にしています。
        でも、新しい習慣がまだ馴染まず、焦りから変な癖が出て、不毛なトレードに走ってしまうのです。

  1. つい最近、全く同じチャートの形状でもその部分を切り取って、目線が違う環境下で見ると当然狙う方向も変わるし、エントリータイミングも変わることに気づきました。
    自分がショートをしているときに、何故ここから買うんだとよく疑問に思ったりイライラしてましたが、5分足で売り目線であっても上位足では買い目線継続ということはよくあることで、結局自分の見ている世界だけで判断していたということです。

    5分足でエントリータイミングをはかるとして、上位足のポイントとなるラインはチャート上に引けばそれはそれで認識できますが、その上位足を見て取引をしている人の思考や真理まではなかなか考慮できません。

    上位足も同じ目線であれば、ライン際で一発で転換ということもあるでしょうし、トレンドの狙い方も簡単なのでしょうが、実際の相場では各時間足で目線やトレンドの方向が入り乱れていて、チャンスのポイントは限られてきます。タイミングが合わずに逆行して損切りしたその直後に順行なんてことにもなります。

    一般的に相場やチャートの見方についての説明は、ある特定の時間足に基づいて行われがちなのでこの部分の理解がなかなか進みません。ここのブログでは、意識して複数の時間足を表示して関連させて解説していますが、受取手が意識して見るチャートは特定の時間足のチャートなのでそこだけで理解しようとしてしまいます。
    そこに一通りの知識や経験があってもなかなか勝てない原因の一つになっているような気がします。
    そしてそれが心理的な行き詰まりにもつながり放漫トレードになってしまうようにも思います。

    相場のフラクタル構造というか奥行きまでを理解できれば、値動きの特性が腑に落ちて効果的なトレードが可能になると思いますが、そのためには、「迷晴れFX」を繰り返し見るのが一番かもしれません(笑)
    まぁ、見るだけでは上達はしませんがね(笑)

    デイトレードを始めて最初にやったミスが高値づかみでした。その次がポジポジ病で、それらは比較的早く克服できましたが、長引いたのは、理屈はわかるけどその通りにできない(病)でした。
    相場における技術的な知識はそう難しく無いと思いますが、複数時間足の関係性まで深く理解しないと正確で緻密な環境認識ができないので、大雑把なトレードになってしまいそこが難しいところだと思います。

    本当はそこまで習得した上でのゲームなので百戦錬磨のプロには敵わないかもしれませんが、一部の人を除いてそこまで考えてやってない人の方がほとんどでしょうからやる価値はあると思います。

    どうしても自分本位に勝ちたい買いたい(売りたい)と思いがちですが、確かに同じ時間足のチャートでも既にポジションを持った人や他の時間足で取引しているの人の心理や思惑を考慮すれば、もう少し落ち着いたトレードができるようになるのでしょう。

    何事においても思いやりが大切ですね。

      • NoN
      • 2018年 4月 25日

      どこまで理解すればマトモなトレードができるのか。ボクが最初に悩んだのはココでした。相場のすべてを理解することなど到底不可能なことは何となくわかりましたが、では、何を優先すればいいのか。
      なかには5分足チャートだけ見れば良しとするような意見もあると思いますが、ボクはマルチタイムフレーム分析を選びました。

      結局、選ぶとは、捨てることなのかなと思ってます。捨てることで手に入らなくなることもありますが、捨てることで残したものを信じて前に進むことができる。

      • 確かにどの手法や方法が正解であるとは言えないですね。
        しかし、自分の信じる確信を持った方法や考え方が確立できれば、それは最強のツールになると思います。
        そのためには自分の持った疑問に対する答えや解決策を徹底して考え続けることだと思います。
        そして道はひらけていきます。

        逆に何かにしがみついて捨てれずにいるということは、ある種の思考停止状態なのだと思います。

    • 宏之
    • 2018年 4月 25日

    いつも為になる動画ありがとうございます。

    私ごとですが昨年12月で諸事情により会社を辞めることになり
    35歳にしてこの先どうしようかと考えていたところ、とりあえずやってみようよとFXを始めました。
    デモトレードからはじめ2月後半から実弾で開始。3月は-100pipsとなりましたが4月25日現在では150pips程のプラスとなり3ヶ月目にしてプラスで終えることが出来そうです。

    これも全てマヨ晴れさんの動画の教えだと大変感謝しております。最初は何を学んで良いのかすら分からずに色々な物に手を出しましたがマヨ晴れさんの動画をYouTubeで発見してからはこれだと思い殆ど全ての動画を拝見させて頂き勉強させて頂きました。
    相場に対する考え方や環境認識、資金管理、自己分析など何を学べば良いのかが分かったことが非常に大きかったです。
    自分が使う手法は単純に押し目買いと戻り売りだけです。

    まだまだこれからですが、自分が進むべき道がはっきりと見えております。言葉ではいくら述べても足りないくらいですが
    感謝をお伝えしたく投稿させて頂きました。
    これからも動画を楽しみにしております。

      • NoN
      • 2018年 4月 26日

      熱いメッセージ、有難うございます、宏之さんのプラスになれてよかったです。初心を忘れず、これからもナイストレードを!

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