17Feb
週刊チャートナビ470回(2024.02.12~2024.02.16)は、今週のドル円・ユーロドル・ポンドドルの環境認識と攻略ポイントの解説。「今週の深掘り」ではトレードに役立つケース・スタディをします。
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ドル円
今週の見通し
概要
140.00押し目買いが、2023年高値(=前回高値)を試してる。
- 146.00押し目買いが前回高値(=1月高値)を更新。今週の米CPIが意識されてか、150円には届かなかった。
- 上値抵抗は150.00レジスタンス・ゾーン(+昨年のトレンドライン裏)、下値支持は146.00押し目買い。
- 150円高値は非常に重要なレジスタンスで、相当な売りオーダーもありそうなので、ブル・トラップや高値圏での急落に注意したい。
- 重要経済指標:米CPI
売り手の注目
150.00レジスタンス・ゾーン(+昨年のトレンド・ライン裏)
買い手の注目
146.00押し目買いの150.00アタック。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 2023年高値 |
TR中段 | 150.00レジスタンス・エリア(+昨年トレンドライン裏)と先週安値 |
TR下段㊦ | 146.00安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
150.00レジスタンス・ゾーンでの利確狙いショート。
4時間足ブルの視点
146.00押し目買いを150.00へフォロー、先週安値上昇波を押し目買い。
今週の値動き
- 米CPIの予想を上回る強い数字にドルが急騰して150.00を突破。
- 昨年のトレンドライン裏で頭を押さえられ150.00へ下値試し。
- 150.00の押し目買いは前回高値の手前で失速。
今週の攻略ポイント
RN150.00はゾーンで捉える。
150.00のブレイクは慎重に判断したい。昨年のトレンドラインの裏もあるので、日足終値でブレイク確定とするのは早すぎる。
毎日の攻略ポイント
フェーズ1.米CPIドル急騰で150円台に乗る。
フェーズ2.米CPI急騰波のリトレースメント。
フェーズ3.米CPI急騰波の押し目買い。
02/12月曜
- 150.00の高値圏内、高値掴みと急落に注意!
- 明日の米CPI待ちの相場。
ベアの視点:先週安値上昇波の押し目候補へショート検討。
ブルの視点:先週安値上昇波の押し目を待って150.00へロング。
明日の米CPI待ち相場とみてノートレ。
02/13火曜 米CPI
- 昨日は浅い押し目で少し買われたが、米CPI待ちであまり動かなかった。
- パウエル議長は3月には利下げしないと言っている。本日の米CPIでドルが下落するところがあれば押し目を拾いたい。
ベアの視点:先週高値二番天井で先週安値上昇波の押し戻しをショート。
ブルの視点:先週安値上昇波の押し目買い。
1月米CPI上昇率が総合・コアともに市場予想を上回り、150.00を突破するも、昨年のトレンドライン裏の抵抗を警戒して上値は追わなかった。
02/14水曜
- 1月米CPIは上昇率が総合・コアとも市場予想を上回り、150.00を突破、昨年のトレンドラインまで急騰。
- 150円台に入ったことで、日銀の円買い介入への警戒感も強まる。
- 米CPI急騰波を基準とする。
ベアの視点:米CPI急騰波の押し戻しをショート。
ブルの視点:米CPI急騰波を押し目買い。
- 東京時間、仮ネックへのリトレースメントを確認。
- ロンドン初動、黄1押し目買いは、昨年トレンドラインが目前で見送り。
- NY時間、昨年トレンドライン裏にMトップを形成。
02/15木曜 米小売売上高
- 米CPI高値+昨年のトレンドラインにMトップを形成中。
- 米CPI急騰波を基準とする。
ベアの視点:150.00付近の押し目崩れで米CPI安値へショート。
ブルの視点:米CPI急騰波をフォロー。①150.00付近のサポートで押し目買い。②米CPI高値のレジスタンス崩れでロング。
- 東京時間、ネック割れ黄1ショートは、150.00まで下げ余地がなくて見送り。
- NY時間、米小売売上高の弱い数字で、先週高値への下値試しを確認後、24時足陽転で青1押し目買い。
- 翌日のNY時間、前日高値を越えられずにアウト。
02/16金曜 1月米PPI
- 150.00付近に米CPI急騰波の押し目を形成中。
- 米CPIが予想を上回る強い数字だったので、本日の米PPIにも注目が集まるだろう。
ベアの視点:米CPI急騰波の押し目崩れで米CPI安値へショート。
ブルの視点:米CPI急騰波を押し目買い。
- 東京時間、150.00のサポートを確認後、15分足キリサゲライン+1時間足21MAのレジサポ転換で青1押し目買い。
- NY初動、米PPIでのドル急騰以降、前日高値を更新できず撤退。
ユーロドル
今週の見通し
概要
2021年高値下降波の戻り目形成中、2023年高値と12月高値のMトップをイメージ。
- 2週前高値下降波は、12月安値(=ラス押し安値)反発でリトレースメント中。
- 上値抵抗は2週前高値、下値支持は12月安値。
- 重要経済指標:米CPI
売り手の注目
12月高値下の動きを、2023年高値の二番天井とみる。
買い手の注目
12月安値(=ラス押し安値)の強い反発で、週足ピンバー出現。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 1.1000 |
TR中段 | 2週前高値と12月安値 |
TR下段㊦ | 11月大陽線安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
2週前高値下降波に注目。日足21MAのマグネットから12月安値へ戻り売り。
4時間足ブルの視点
12月安値(=ラス押し安値)に注目。①2週前高値下降波の戻り目崩れで2週前高値へロング。②12月安値に二番底をつくればロング検討。
今週の値動き
- 米CPIの予想を上回る強い数字にドルが急騰、先週高値での戻り売りが12月安値を火曜大陰線終値が更新。
- 月安値(ラス押し安値)下の動きが”ベアトラップ”となり、日足21MAを試す動きになった。
今週の攻略ポイント
日足21MAのマグネットに注目。
米CPIでドルが急騰してしまったが、今週は日足21MAマグネットに注目していた。
12月安値下の”ベア・トラップ”の判断も、日足21MAへの試しがまだされてないことが判断材料のひとつになった。
毎日の攻略ポイント
フェーズ1.米CPIでドル急騰。
フェーズ2.ベア・トラップから、日足21MAを試す流れ。
02/12月曜
- 先週は2週前高値下降波のリトレースメントで上昇。
- 日足21MAのマグネットを疑う。
- 明日の米CPI待ち相場。
ベアの視点:先週高値の戻り売りは、日足21MAのマグネットを疑う。
ブルの視点:先週高値の戻り目崩れで日足21MAへロング。
明日の米CPI待ちの相場とみてノートレ。
02/13火曜 米CPI
2週前高値下降波のリトレースメントで先週高値まで戻している。
ベアの視点:日足21MAのマグネットから2週前高値下降波を戻り売り。
ブルの視点:日足21MAマグネットの戻り目崩れで2週前高値へロング。
1月米CPI上昇率が総合・コアともに市場予想を上回り急落、日足21MAへの上値試しもなくノーポジ。
02/14水曜
- 1月米CPI上昇率が総合・コアともに市場予想を上回り急落。
- 12月安値を前日陰線終値が更新したが、4時間足下降チャネル安値サポートに警戒。
- 1月米CPI急落波を基準とする。
ベアの視点:米CPI急落波を戻り売り。
ブルの視点:米CPI急落波の戻りをロング。
- ロンドン時間、3本目の4時間足陰線で米CPI安値のサポートを確認。
- NY時間、1時間足21MAのレジサポ転換、23時足陽転で青1ロング。
- 翌日、米小売売上高の前に21時足クローズで半決済、残りは日足21MAへ向けてホールド。
02/15木曜 米小売売上高
- 米CPI安値でサポート。
- 1月米CPI急落波を基準とする。
ベアの視点:米CPI急落波をフォロー。①月曜安値付近のレジスタンスで戻り売り。②米CPI安値サポートの3波押し目崩れでショート。
ブルの視点:米CPI急落波の戻りをロング。米CPI安値サポートの3波を月曜安値へ押し目買い。
- 東京時間、米CPI安値への下押しは、12月安値のサポートでレンジを形成。
- ロンドン時間、21時足の黄1レンジ・ブレイクは、米小売売上高を控えてノーポジ。
- NY時間、米小売売上高の弱い数字でドル急落。
02/16金曜 1月米PPI
- 米小売売上高の弱い数字でドルが急落、米CPI急落波の深いところまで戻された。
- 米CPIによる12月安値ブレイクを”ダマシ”とみる見方が濃厚。
- 米CPIが予想を上回る強い数字だったので、本日の米PPIにも注目が集まるだろう。
ベアの視点:米CPI急落波の前日高値戻り売りは失敗の疑い。日足21MAの反発でショート検討。
ブルの視点:米CPI急落波の前日高値戻り目崩れで、日足21MAへロング。
- 東京・ロンドン時間は横ばい。
- NY初動、米PPIによるドル急騰で下値を試したが、週を跨ぐため黄1ロングは見送り。
ポンドドル
今週の見通し
概要
GBPUSD 日足に月足ロウソク
2023年高値を2021年高値下降波の戻り売り候補とみた弱気相場。
GBPUSD 4時間足に月足+週足ロウソク
- 12月高安340ピプスのハラミ。
- 雇用統計の下降波を基準に考える。
- 重要経済指標:米CPI
売り手の注目
12月高値の二番天井に注目。
買い手の注目
- 12月ハラミ安値と200日+100日MAのWサポートに注目。
- 先週足ピンバー(下値支持)に注目。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 12月高値 |
TR中段 | 雇用統計高値と先週安値。 |
TR下段㊦ | 12月安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
雇用統計下降波を1月米CPIを待って12月安値へ戻り売り。
4時間足ブルの視点
①雇用統計下降波の戻り目崩れで雇用統計高値へロング。②先週安値の二番底からロング。
今週の値動き
GBPUSD 1時間足に月足+週足+日足ロウソク
- 1月米CPIの強い数字がきっかけで、12月安値へ戻り売られた。
- 200日+100日MAのサポートで、先週安値に二番底を形成。
今週の攻略ポイント
GBPUSD 4時間足に月足+週足ロウソク
先週足ピンバーに注目。
ポンドドルの大局は弱気相場とみているが、先週のピンバーで下値の強い反発を確認できるので迂闊に売れない。
毎日の攻略ポイント
GBPUSD 15分足に週足+日足+4時間足ロウソク
フェーズ1.米CPIでドル急騰。
火曜日のNY時間、米CPIの急落によるショートは見送り。
フェーズ2.米CPI急落波の戻り売り。
水曜日の東京時間、米CPI急落波の戻りを待って赤1ショート、先週安値での二番底形成を疑い、3本目の4時間足大陰線クローズでアウト。
フェーズ3.先週安値に二番底を形成。
木曜日のNY時間、先週安値Wボトムネック抜けで青1ロング、翌日の東京時間、前回高値を更新できず、二番底のサイズを見誤ったとみて撤退。
今週の深堀り
『待つも相場』
これ、相場格言のなかで一番の金言で、待てない人は絶対に勝てません。
この”待つ”という言葉の本質を深掘りして、定義して、武器化すれば無敵になれます。
なぜなら、チャートを消去法で見れるので、動くところだけに目が止まるからです。
冬の公園を散歩すると、葉を落とした広葉樹の枝に止まる、野鳥に目が止まります。
野鳥撮影の基本は、決して追いかけず、動きを読んで先回りして待ち構えることだそうです。
相場も追えば逃げて高値や安値を掴まされるので、やはり、先回りして待ち構えるのが基本です。
相場では、注目のレートや、主要ライン、移動平均線が待ち構えるポイントになります。
この現象は”試し”と呼ばれ、熟練のトレーダーは、この”試し”を待ちます。
なぜなら、重要なレートの更新は、この”試し”があったほうが成功しやすいことを知っているからです。
今週は2週前の戻り高値をつくった日足21MAへの”試し”に注目しました。
プランAは、日足21MAへの試しからショート、プランBは、日足21MAの戻り目崩れで、2週前高値へロングです。
しかしながら、1月米CPIが予想外に強い数字となりドルが急騰したため、日足21MAを試すことなく、先週高値から戻り売られてしまいました。
これは、米CPIのインパクトが、日足21MAのマグネットより強かったからだと考えています。
もし米CPIで日足21MAが試されていれば、12月安値(=マゼンダ波ラス押し安値)を更新していたかもしれません。
なぜなら、「日足21MAを試したがレジスタンスされた」事実が、多数のトレーダーに認知されるからです。
この既成事実が、買い手の諦めをブーストさせることで、売りのエネルギーに転換されます。
人間の呪力(=負のエネルギー)を集め、正のエネルギーに転換させるなんて、まるで、呪術廻戦の”反転術式”のようですね。
これは、あくまで私見ですが、水曜日のベア・トラップは12月安値のサポートに加え、日足21MAへの試しが未遂なことをヘッジ・ファンドが利用したようにも見えます。
今週は、先週安値上昇波の押し目を、1月米CPIで下げたところで拾う算段でした。
しかしながら、1月米CPIの予想外に強い数字で、一気に150.00を突破、その後は、青矢印の動きは期待せず、150.00への”試し”を待ちました。
なぜなら、150.00のサポートが確定すれば、150.00ショート組のヤレヤレ決済+CPI高値ショート組の決済で、買いのエネルギーに転換されるからです。
この現象は『レジサポ転換』と呼ばれ、プライス・アクションの基本中の基本です。
実は、相場が動く原理ってすごくシンプルなんです。
下がらないから上がる。
上がらないから下がる。
たったこれだけのこと。
そして、下がらない、上がらない事実を確定させるのが”試し”というわけです。
じゃ、何がそんなに難しいのか?
それは、相場がどこを試しているのか、わからないからです。
わからないから、わかろうとして、水平線を引きまくり、インジケーターを出しまくり、余計わからなくしてる。
むしろ、ロウソク足表示のみの、スッピン・チャートのほうが、わかりやすかったりします。
相場がどこを試しているか、これさえ見当がつけば、先回りして待ち構えてシャッターを切るだけです。
やっぱり『待つも相場』って、金言ですよね!
来週の相場観
ドル円
概要
- 140.00押し目買いが、2023年高値(=前回高値)を試し、昨年のトレンドライン裏で反発。
- 2023年高値Mトップの右辺形成には1ケ月程かかるだろう。
- 月米CPIでドルが急騰、150.00を突破するも、昨年のトレンドライン裏に頭を押さえられた。
- 150円台に入ったが、先週の急騰は2月安値上昇波の”バイイング・クライマックス”に見える。
- 現時点では、先週高安のMmトップを想定。
- 上値抵抗は昨年のトレンドライン裏、下値支持は2月安値上昇波。
売り手の注目
- 昨年トレンド・ライン裏のレジスタンス。
- 2月安値上昇波に伸び切った感がある。
買い手の注目
先週陽線終値が150.00を更新。
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 2023年高値(=前回高値) |
中段 | 先週高安 |
下段㊦ | 2週前安値(2月安値上昇波F61.8%) |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
2月安値上昇波のリトレースメントをショート。日足21MAとの乖離幅を埋める動きを狙う。
4時間足ブルの視点
2月安値上昇波を押し目買い。先週高値から先週安値付近へのリトレースメントを待ってロング。
ユーロドル
概要
- 2021年高値下降波の戻り目形成中、2023年高値と12月高値のMトップを想定。
- 先週足は下髭ピンバー、12月安値が意識された底固い展開。
- 上値抵抗は日足21MA、下値支持は12月安値(=ラス押し安値)
- 重要経済指標:欧1月消費者物価指数
売り手の注目
12月高値下の動きを、2023年高値の二番天井とみる。
買い手の注目
12月安値(=ラス押し安値)で2週連続ピンバーのサポート。
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 2月高値 |
中段 | CPI高値と先週安値 |
下段㊦ | 11月急騰安値 |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
2月高値下降波の戻り売り。日足21MA+CPI高値のレジスタンスでショート。
4時間足ブルの視点
12月安値のサポートを根拠に、日足21MA+CPI高値の戻り目崩れで2月高値へロング。
◆お断り◆
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コメント
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コメント (8)
今週は、取れるとこないなと思ってましたが💦
それで、木曜日はユーロドルをトレードしようと見てて💦
完全に見誤りしました(இωஇ`。)
ユーロドル下目線になった!!
と思ってしまいました。
結局、週足では分岐点超えず終わりました。
めちゃくちゃ悔しくて😢あまりのショック😱でした。
目線が間違っていたのがくやしい。
金曜日は、ほとんどトレード出来ませんでした。せっかく、思うところに来たのですが、まぁ夜も遅かったし寝ました。
来週、とにかく冷静に、やるべきルーティンをたんたんとこなす。これにします。
なんか、もう少しもう少し!というところにおりながら、こんなチョンボして。
悔しいのでそのチャートはコピーして、自分で添削し、ファイルに閉じました。
先生の解答(ブログ)を見て、やはり今週はそうだなと納得しました。
なかなか、脱皮が出来なくて歯がゆいです。
しっかり復習と、反省をして、来週につなげます!
いつもご教授頂き、ありがとうございます✨️✨️✨️
動画アップ前のコメント、なるるんさんの本気がビジビシ伝わってきます。
米CPIの急落、前回安値の更新を見たら、単純に売りたくなりますよね。やっぱり”環境認識”って大切だなぁと思えるユーロドルでした。
週足では安値更新しない可能性を疑わないといけなかったと言うことでしょうか💦
かなりショックではありましたけど、こんな事もあるんだととても勉強になりました。
いつか、ロットを大きくしてトレードしてた時に体験して痛い目に合うより良かったと思っておきます。
動画も楽しみにしています(˶ᐢᗜᐢ˶)
いつもご教授頂き有難うございます。待つのも相場というトレードにおける大原則の解説でしたが、今週の火曜日は勤め先の都合で休みだったので昼間にデモトレードでスキャンの練習をしました。短期足のチャートを追ってどれだけ抜けるか試してみましたが結果はボロ負けでした。やはり相場はチャンスが来た時しか勝てないということですし、そのチャンスは頻繁にはなくしっかり待たなければこないということがはっきりわかりました。ユーロドルの解説でもありましたように日足21SMAは自分も金曜日は注目して見てました。そこに近づいて来た金曜日はニューヨークオプション後に売られてもよかったのですが、実際にはさほど売られずam4:00くらいにかけて買い戻されてしまいました。前のめりになり待てずにショートしポジションを保有してれば大きく引かされてた局面でしたのでエントリーを見送って正解でした。ユーロドルのチャートだけ見れば売場を探していきたいところですが、ドルストレート全般に日足のサイクルボトムをつけてるようですので4時間以下の調整は少し時間がかかるかもしれません。また来週月曜はアメリカが祝日であまり相場が動かない可能性もあるのでまずはしっかり待って様子見したいです。某有名fxYouTuberも相場はチャンスが来た時だけトレードするように毎日言っており、投資のタイミングを計るAI機能を独自に開発して売り出してるようですが、何分にも料金が高額なので今の自分にはちょっと手が出せません。しかし今後はこうしたエントリータイミングを計るAIアプリ等は次々に開発されてくると思いますが、その原理原則を解ってないと例えどんなに優秀なAI使いこなせないでしょうし、何故待つのかという原理原則を解ってないと結果を残せないと思います。しっかり基本的なことを抑えながら次々に出てくる最新のツールも有効活用できるようにしたいです。
おつかれさまです。
AI:
事前にプログラムされたデータとアルゴリズムに基づいて行動する。
大量のデータを瞬時に処理し、パターンや傾向を素早く見つけることができる。
感情や個人のバイアスに左右されずに客観的な判断ができる。
人間:
複雑な情報や状況に柔軟に対応し、直感や経験に基づいて判断できる。
感情や個人のバイアスに影響されやすく、客観的な判断が難しいことがある。
一見、AIが圧勝に見えますが、データとアルゴリズム(ブラックボックス)に判断を任せることになります。
もしかしたら、原理原則に基づき”待つ”を単純に定義するだけで済む話かもしれません。
本当にAIが必要なのか?
Aiじゃないとできないのか?
AIの時代だからこそ、考えるべきテーマだと感じます。
上手く言語化できませんが投稿してみます。
動画内で日足21MAを試したら下がった「かもしれない」と言っていて「下がる」とは言っていないところにふと気になって、以前迷晴れさんがトレードするのは車を運転する技術くらいで大丈夫と言っていて、その車繋がりで車を運転するなかでのスキルで「かもしれない運転」と言うのがあります。
AIと少し話していてかもしれない運転の本質は「予測」と「準備」だと出てきました。
あらかじめ様々なことを予測していて実際そうなったら反応するのではなく対応する。
以前これも迷晴れさんが言っていたことですね。
かもしれない運転のメリットは他にもあって様々な予測をすることで自分自身がバイアスにかからないということです。
こうやって一見関係のない車の運転と値動きでも言っていることが昔から変わらないからこそ点と点がつながる感覚があります。
昔から言ってきたことが変わってきたらつながりませんよね。
2:8の法則でチャートの2割を空白にすることで想像性を高める、迷晴れさんも読者や視聴者に考える余白を与えていると前に誰かに仰っていたのをおもいだしました。
ここから関係のない話になりますが、少し前に寿司の並べ方が外国人と日本人とは違うという考察で日本人は非対称性を好み、外国人はシンメトリーを好むと考察されていて、これも迷晴れさんが以前仰っていたことで寿司の並べ方にも違いがでてくるんだなぁとツイートの画像を見ていて面白かったです。
面白いアナロジーですね。
車の運転とトレード。
運転もトレードも、ハンドリングで大切なのは、事前の予測と十分な準備ということですね。