2Mar
週刊チャートナビ472回(2024.02.26~2024.03.01)は、今週のドル円・ユーロドル・ポンドドルの環境認識と攻略ポイントの解説。「今週の深掘り」ではトレードに役立つケース・スタディをします。
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ドル円
今週の見通し
概要
- 140.00押し目買いが、2023年高値(=前回高値)を試し、昨年のトレンドライン裏で反発。
- 2023年高値のMトップ右辺形成なら1ケ月程レンジが続く見込み。
- 上値抵抗は昨年のトレンドライン裏、下値支持は2月安値上昇波の押し目買い。
- 先週は150円高値圏の調整で横ばい。
- 先週陽線が150.00を完全にブレイク。
- 2月陽線終値が150.00を更新するかに注目。
- 重要経済指標:日CPI・米GDP・米PCEデフレーター・月末リバランス
売り手の注目
昨年のトレンド・ライン裏に頭を押さえられた150円の高値圏。
買い手の注目
2月安値上昇波のフォロー。日足21MAと4時間足上昇チャネル安値のサポート。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 2023年高値 |
TR中段 | 2週前はらみ足高安 |
TR下段㊦ | 3週前安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
2月安値上昇波の押し戻しをショート。CPI安値と2週前安値が押し目の目安。
4時間足ブルの視点
2月安値上昇波を押し目買い。CPI安値と2週前安値が押し目の目安。
今週の値動き
150円の高値圏。2週前高値のレジスタンスと2月安値上昇波押し目買いの攻防。上値の重い展開から、木曜日に2月安値上昇波の押し目候補(=米CPI安値+日足21MA)を試してV字底で買われた。
今週の攻略ポイント
2月安値上昇波の押し目買いに注目。
ドル円は強気相場なので、2月安値上昇波の押し目候補(=米CPI急騰安値+日足21MA)への”下値試し+押し目買い”をセットで狙った。
値動きの原理は、上がらないから下がる、下がらないから上がる。
木曜日の動きは、上がらないから、下値のサポートを試しに下がり、米CPI安値+日足21MAのサポートで、下がらないから上がった。
基本的に、下がらない事実があれば、前回高値で売る人が減るので、高値を更新しやすくなる。
毎日の攻略ポイント
フェーズ1.2月安値上昇波押し目候補への下値試し。
フェーズ2.2月安値上昇波の押し目買い。
02/26月曜
150円高値圏で膠着状態。
ベアの視点:先週高値への上値試しから150.00へショート。
ブルの視点:150.00まで押せば押し目買い。
ロンドン時間、黄1で安値を切り上げたが、先週高値目前でロング見送り。
02/27火曜 日CPI
- 150円高値圏の膠着、上値が重ければ、一旦、下値(=日足21MA+150.00)を試すかもしれない。
- 本日、日本のCPIが発表されるが、2%以下に低下することが予想されている。そうなると、持続的な2%物価目標達成の困難さから、政策変更の可能性は遠のくことになる。
- 151円を突破してストップロスを巻き込むと、昨年のトレンドライン裏まで上昇しそうだ。
ベアの視点:2週前高値のレジスタンスで150.00へショート。
ブルの視点:150.00まで押せば押し目買い検討。
- 東京時間、日1月CPIが予想を上回り、円が買い戻された。
- ロンドン時間、150.00への下値試しをWボトムで確認。
- NY時間、Wボトム確定で青1押し目買い。
- 翌日のロンドン時間、先週高値到達で半決済、木曜日の東京時間、高値更新ならず15分足切り上げライン抜けでアウト。
02/28水曜 米GDP
日1月CPIが予想を上回り、少し円が買い戻され150円を試した。
ベアの視点:①2週前高値のレジスタンスでショート検討。②前日安値サポート崩れで米CPI安値へショート。
ブルの視点:先週安値上昇波の前日安値押し目買いをフォロー。
東京時間、安値を切り上げたが、すでに高いところにあるのでロングは見送り。
02/29木曜 月末リバランス・米PCEデフレーター
150円高値圏で膠着状態。
ベアの視点:2週前高値のレジスタンスでショート。
ブルの視点:2週前高値のブレイクについていく。
- 東京時間、2週前高値Mトップのネック割れで、赤1ショート。
- ロンドン時間、15分21MAのレジサポ転換で半分決済。
- NY時間、東京下降波を赤2戻リ売り、目標値の米CPI安値到達で全決済、その後、24時足陽転で2月安値上昇波を青1押し目買い。
- 翌日のNY時間、二番天井のネック割れでアウト。
03/01金曜
- 2週前高値レジスタンス+月末のリバランスでドル売り。
- 2月安値上昇波の押し目候補(=米CPI安値+日足21MA)で強反発。
- 2月陽線終値は150.00を更新できなかった。
ベアの視点:150.00の戻り売りは警戒。日足21MA付近の押し目崩れで2週前安値へショート。
ブルの視点:2月安値上昇波の押し目買い。前日陰線の戻り売り失敗で2週前高値へロング。
- 東京時間、150.00戻り売りの失敗、1時間21MAのレジサポ転換で青1ロング。
- ロンドン時間、前日高値で半決済。
- NY時間、高値を更新できず二番天井のネック割れでアウト。
ユーロドル
今週の見通し
概要
2021年高値下降波の戻り目(=2023年高値と12月高値のMトップ)を形成中の弱気相場。
- 2月安値上昇波の押し目買いVS12月高値下降波の2月高値戻リ売り。
- 米CPI高値+日足21MAを更新するも、2月高値に強烈に頭を叩かれた。
- 重要経済指標:米GDP・米PCEデフレーター・月末リバランス
売り手の注目
大局を弱気相場とみて、12月高値下降波の2月高値戻り売りに注目。
買い手の注目
12月安値の2週連続サポート。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 先週高値(≒2月高値) |
TR中段 | 米1月CPI高値と先週安値 |
TR下段㊦ | 2月安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
12月高値下降波の2月高値戻リ売り。米CPI高値付近で三尊天井確定後に先週安値へショート。
4時間足ブルの視点
12月安値のサポートを根拠に、2月安値上昇波の押し目(TR中段候補)買い。
今週の値動き
2月高安のレンジ相場、米CPI高値をレンジのセンターラインに2月高値側のブロック形成に終始。2月高値戻りは安値を下抜けずに横ばい。
今週の攻略ポイント
2月高値戻り売り失敗の認知。
米CPI高値のサポートで、今週の中での、2月高値戻リ売りの失敗を認知。
毎日の攻略ポイント
フェーズ1.2月高値戻り売り。
フェーズ2.2月高値戻り売りの失敗。
02/26月曜
- 2月安値上昇波の押し目買いVS12月高値下降波の2月高値戻り売り。
- 米CPI高値付近に三尊天井を形成中。
ベアの視点:三尊天井確定後、米CPI高値サポート割れで、先週安値へショート。
ブルの視点:三尊天井崩れで、先週高値へロング。
- 東京時間、16時の大陽線を確認後、ロンドン初動、日足陽転で青1ロング。
- 翌日のロンドン時間、3本目の4時間足の高値抜け失敗で撤退。
02/27火曜
- 2月安値上昇波の押し目買いVS12月高値下降波の2月高値戻り売り。
- 米CPI高値の三尊天井が崩れ、2月高値を試し中。
ベアの視点:12月高値下降波の2月高値戻り売りを検討。
ブルの視点:米CPI高値の三尊崩れを根拠に、前日高値抜けで先週高値へロング。
ロンドン時間、前日高値抜けがダマシになりノーポジ。
02/28水曜 米GDP
- 2月安値上昇波の押し目買いVS12月高値下降波の2月高値戻り売り。
- 2月高値戻り目の2番天井を形成中。
ベアの視点:2月高値戻り売り、二番天井完成後にショート。
ブルの視点:2月高値戻り目の2番天井崩れで2月高値へロング。
- 東京時間、2番天井のネック割れで赤1ショート。
- ロンドン時間、米CPI高値1.0800到達で半決済。
- NY時間、安値切り上げで全決済。
02/29木曜 月末リバランス・米PCEデフレーター
- 2月安値上昇波の押し目買いVS12月高値下降波の2月高値戻り売り。
- 2月高値戻り目の2番天井から売られたが、米CPI高値の反発で大きく戻された。
ベアの視点:2月高値戻り売り、二番天井への試しから3波戻り売り。
ブルの視点:二番天井での3波戻り売り失敗で2月高値へロング。
- ロンドン時間、3本目の4時間足陽線が、前日高値の3波戻り目をブレイク、その後の深い押し目にダマシを疑い様子見。
- NY時間、下降3波戻りネック割れで赤1ショート、米CPI高値で半決済。
- 翌日のロンドン時間、米CPI高値の反発で撤退。
03/01金曜
- 2月安値上昇波の押し目買いVS12月高値下降波の2月高値戻り売り。
- 2月高値と2月安値の各ブロックが米CPI高値でネックネックこんにちは。
ベアの視点:2月高値戻り売り、前日陰線を戻り売り、米CPI高値の戻りネック割れでショート。
ブルの視点:2月安値上昇波を押し目買い、米CPI高値+日足21MAのサポートで2月高値へロング。
米CPI高値のサポートを確認するも、週を跨ぐのでロングは見送り。
ポンドドル
今週の見通し
概要
GBPUSD 日足に月足ロウソク
2023年高値を、2021年高値下降波の戻り目とみて、12月高値への切下げに注目。
GBPUSD 4時間足に月足+週足ロウソク
- 12月高安340ピプスと2月高安の親子レンジ相場。
- 2月高値下降波戻り売りと2月安値Wボトム押し目買いの攻防エリア。
- 重要経済指標:米GDP・米PCEデフレーター・月末リバランス
売り手の注目
12月高値の二番天井に注目。
買い手の注目
200日+100日MAのサポートに注目。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 12月高値 |
TR中段 | 2月高安 |
TR下段㊦ | 12月安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
12月高値の二番天井を重視。2月高値から先週高値へ高値を切下げれば、2月安値へ戻り売り。
4時間足ブルの視点
200+100日MAの下支えを重視。2月安値Wボトムの3波押し目買い(≒1.2600)を2月高値へフォロー。
今週の値動き
GBPUSD 1時間足に月足+週足+日足ロウソク
2月高値下降波の先週高値戻り売りと2月安値Wボトム押し目買いの攻防で方向感のない動き。
今週の攻略ポイント
GBPUSD 4時間足に月足+週足ロウソク
2月高安レンジ中央の認知。
2月高安レンジ中央の方向感のないエリアとみてノートレード。
今週の深堀り
今週のドル円、木曜日の大陰線、取れましたか?
この背景には、主だった3つの解釈の一致による、相乗効果(シナジー)があったと解釈しています。
1.150円高値圏での上値の重い展開。
150円高値圏形成に十分な時間経過があり、Mトップも見れる。また、151.00を守りたいベア派の圧力もあるでしょう。
2.2月安値上昇波の押し目候補への試し。
先回の週ナビ「相場はひとつの原理で動きている」でも解説したように、プライスアクションの原理として”上値の重さ認知(上がらない)”が進むことで下がりやすくなり、また、押し目候補を試した事実があることで、高値を更新しやすくなります。
3.月末のリバランス
例えば機関投資家やヘッジファンドが、月末に「ドル50%、円50%」のような資産バランスになるように運用を行っているなら、ドルを売って、円を買って資産比率を調整することが考えられます。
これら3つの解釈の相乗効果で、2月末日の木曜日に下落したと解釈できます。
木曜日の下落は、”月末のリバランス単体”で、ドル売り・円買いになったわけではありません。
また、買い手の立場なら、この状況下で、2週前高値付近の高値を買う人は賢明とはいえません。押し目を試す動きを警戒して、買いポジションを利確する人の方が多いでしょう。
むしろ、2月安値上昇波の押し目への下落を受けて買いたいところです。
週トレやデイトレで、日足の大陽線や大陰線の1本抜きをしたいなら、複数解釈の相乗効果(シナジー)を利用することです。
それには、上位足の週足・日足・4時間足における、テクニカル分析の重複や、テクニカルとファンダメンタルの重複を見極めることが重要です。
そこまでやれば、あとはプラン通りに、下位足でセットアップを待ち、トリガーを引くだけです。
2週前高値でMトップ二番天井のセットアップ待ち。
木曜日の東京時間、ミニMトップのネック割れで赤1ショート。
何をやるか、誰とやるか。
ビジネスもトレードも、この両輪が大切。個人のモチベーションがいくら高くても、組む人を間違えたら、空回りしてしまいます。
トレードも、誰(の解釈)と組むか。
この視点が大切なんです。
来週の相場観
ドル円
概要
- 140.00押し目買いが、2023年高値(=前回高値)を試し、昨年のトレンドライン裏に頭を押さえられてる。
- 2023年高値のMトップ右辺形成なら、1ケ月程レンジが続く見込み。
- 150円高値圏の調整で横ばい。
- 2月陽線終値が150.00下でクローズ。
- 米CPI安値を目線切り替えラインとする。
- 先週木曜日に、2月安値上昇波の押し目を拾ったが、高値更新には至ってない。
- 重要経済指標:米ISM非製造業景気指数・米雇用統計
売り手の注目
- 2月高値と2023高値でMトップの可能性。
- 2月陽線終値が150.00でレジスタンス。
- 木曜日の押し目買いで高値更新できなかった事実。
買い手の注目
- 先週終値が150.00上でクローズ。
- 4時間足上昇チャネルのサポート。
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 2023年高値 |
中段 | 2月高値と米1月CPI安値(高値圏) |
下段㊦ | 4週前安値 |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
2月高値レジスタンス重視。①米CPI安値のサポート崩れで4週前安値へショート。②2月高値のレジスタンスでショート。
4時間足ブルの視点
2月安値上昇波の米CPI安値押し目買いを2023年高値へフォロー。
ユーロドル
概要
- 2021年高値下降波の戻り目に、2023年高値と12月高値のMトップを形成中。
- 12月陽線に1月+2月が孕まれてる。
- 2月高安のレンジ相場、米CPI高値が上下分割ライン。
- 2月安値上昇波の米CPI高値押し目買いVS12月高値下降波の2月高値戻リ売り。
- 重要経済指標:米ISM非製造業景気指数・ECB政策金利・ユーロ圏四半期GDP・米雇用統計
売り手の注目
2月高安レンジの上下分割ライン(=米CPI高値)を基準に考える。
買い手の注目
2月高安レンジの上下分割ライン(=米CPI高値)を基準に考える。
トレーディング・レンジ
上段 | 2月高値と米1月CPI高値 |
中段 | — |
下段 | 2月安値と米1月CPI高値 |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
12月高値下降波の2月高値戻リ売り。米CPI高値のサポート崩れで12月安値へショート。
4時間足ブルの視点
2月安値上昇波の米CPI高値押し目買いをフォロー。
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コメント
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コメント (10)
いつもありがとうございます。
今週は家の用事や知人が入院して退院したので、ちょっとお手伝いに行ったりしてたので、相場はちらちら見てたのですが、シナリオ立ててブルベア確認して、こうなったらこうして~など考えたり出来てなかったので、もうトレードしませんでした!
それで、金曜日は木曜日の下がったのから朝から買いました。逆三尊の先っぽから買おうかと思いましたが、
先生はこのレンジは一か月ほどとおっしゃっていたので、まだ下がらないと思うけど勇気がなく、もうもっと安心出来てからにしようと、朝に肩のラインから買ったつもりです。これは逆三尊ではないのですかね??本当なら、真ん中のヒゲのとこで買いたかったのですけど、ちょっと勇気無かったです。
それで、金曜日ずっとそれを保有し、木曜日の陰線の強者の値(150.660)でイグジットしました。強者の値では無かったですかね??💦それから、いったん強者の値から下がったので、下がったところのwボトムから再度強者の値まで買いました。
強者の値でダブルトップを作って、再度売りをと思ったのですが、もう夜中で、保有したまま寝るのは気になるので売りませんでした。今週は何かと疲れてしまったのもあります。
先生のおっしゃる通り、一時間足を見てました。木曜日はトレーディングレンジ下まで行くのかなと思って見てたのですが、およそ下までいったので、感動しました。そこから買おうか迷いましたが、今回は見送ってしまいました💦
また、経験を積んで、サクッと買えるようになりたいです。
今週、木曜日のリバランス狙いたかったです。今まではロングで入っててリバランスで下がっていって取り残されて含み損300ピプスを繰り返していたので、今後リバランスは取っていきたいです。
来週も1時間足でセットアップして取っていきます!20時からの動画も楽しみにしております。
いつもありがとうございます!
あ、またすみません。
先生の金曜日の同じところのトレードを確認してると、こんなふうにすればもっと取れたなと思いました。
解釈ですが、先生のように解釈できるようになりたいです。あと何年かかるやら、ですが研究します!
会心のトレード、おめでとうございます!
15分足でわかりやすそうに見えても、1時間足では???なところがあります。1時間足を基準にすることで、わかりやすさの判断がしやすくなります。
金曜日のトレードはなるるんさんにとって、わかりやすかったのではないでしょうか。そういうところだけ、トレードすればいいんですよね。
はい、とても分かりやすかったです!
15分足だと、気がついた時には上昇してて結局取れなかった、ということが多かったので。
来週はじっくりトレード出来るので、じっくりやってみます!
ありがとうございます!
今週もお疲れ様です!
今週の気づきは、自分はプライスアクショントレードをしてるつもりで、無意識にライントレードをしてしまっていたことに気づいたことでした。
ドル円火曜のロングについて考えていました。
月曜の安値切り上げと、火曜安値切り上げ、どちらも認知していましたが、何が異なるのか。その違いが自分の中で明確に言語化できず、エントリを見送りました。
大局は上昇トレンドで、2月高値を抜きうる可能性は十分にあるが、抜けてく可能性が高い波、低い波の違いはなんなのか。
火曜は月曜と違い、しっかり150円への下値試しを完了しているから抜ける確率が月曜より高まっている。
レジされても値幅もあるので逃げ切ることもできる。
今までの自分だと2月高値を崩したら買いだな、と分析するもこの程度の分析だと抜ける前に自信を持って仕掛けることは不可能だし抜けてからだとRRの悪化やタイミングが取れずチャンスの逃す。
ラインが崩れたら次のラインへ、はそうなんだけども、そのラインでのトレーダーの感情、背景をしっかり見ないといけない。
ドル円木曜NY時間の戻り売りも同様。
自分は東京時間の下落で先週安値と日足SMAのランデブーに到達したことから、このエリアのサポート抵抗と下降波の戻り売りがぶつかってレンジになると考えてしまい戻り売りできませんでした。
ですが考え方の順序が異なると気づきました。東京下降波の戻り売りを狙いたい、ただし先週安値と日足SMAのランデブーでサポートされる可能性があるから警戒しながらの戻り売り、と考えるべき。
先に先週安値と日足SMAのライン反発を見てそれを中心に考えてしまうから、上記の戻り売りビジョンをくっきりイメージできない。
材料をバラバラに集めて考えるのではなく、狙いたい本筋の波、塊、ストーリーをまず描いて、それを基準に材料を肉付けしていく。
以前花を花びらに分解してしまってはそれは花ではない、というお話がありましたが、今ではその意味がすごくわかります。
自分は全部の花びらは網羅できるようになって、理論上全部しっかり組み立てれば花は完成するんだけど、それってすごく難しい演算処理が必要。
似顔絵を描くとき、全体像をまず描いて細部を詰めて描いていくのがセオリーなのに、自分は頭のてっぺんの髪の毛から顎に向かって上から順に描いてくようなことをしてしまってたなと。
長文の気づきのアウトプット失礼いたしました。
もう少しで脳内のシナプスが変化しそうです。引き続き何卒よろしくお願いいたします!
おつかれさまです。
自己分析が深くて素晴らしいですね。全体像を描いてから詳細を詰めることで、より効果的なトレードプランを構築できそうです。
いつもご教授頂き有難うございます。解説にありました木曜日のドル円大陰線は仕事中だったので残念ながら取れませんでした。しかし自分はチャンスを逃したとは思っておらずむしろ大チャンス到来と見てます。解説にもありましたようにあれだけしっかり下がったのに、同じ日の米指標発表で大きく戻されてますので引き続き買い優先であるのを確認できましたし、自分は大陰線大陽線の次に人はどうしたいかを考えると、当然その後は利確したくなると思います。それがどこまで進むかはわかりませんが大きく伸びて止まったら一旦反発するのは必然のようです。自分は最近はこの反発狙いだけを狙ってトレードする傾向にあり、更にニューヨークオプション後からロンフィクにかけての時間帯にこの動きが出るかどうかを注視しています。一番出来高が上がる時間帯ということは正に複数解釈の人々が一斉に動くということですから有意性は高いと考えます。それと木曜日午前中のドル円急落の安値は4時間サイクルのボトムと今のところ見ており、ドルインデックス においてもボトムとなっています。更にドルインデックス と真逆のユーロドルもほぼ同時刻に4時間サイクルトップをつけたチャートになってますので、複数銘柄においてもチャート上一致しています。また数日前からユーロドルが最近じわじわ上昇してきましたが、自分も当初日足サイクルボトムをつけたので調整が長引くと思ってましたが、ここ数日上値が重く1.09000が大きなレジスタンスとなってるようでここを抜けないと一段の上昇は難しいと見てます。ファンダ的にもアメリカよりEUの方が早く利下げするのではないかと指摘するストラテジストも数名おり自分も今のところはそう見てます。複数のテクニカルやファンダの解釈からしても一致したシナジーかと思いますが、やはり相場に絶対はないのでそれが否定された時のシナリオも想定も十分しながらトレードしたいと思います。
いつもながら詳細で洞察に富んだコメント、ありがとうございます。
大きく伸びた後の利確や反発のパターンに焦点を当てるアプローチは、市場心理に深く根ざしており、賢明な戦略と言えるでしょう。
さらに、トレード時間帯についても、多くのトレーダーが同時に動く有意性を考慮するのは確かに重要です。出来高が上がることで複数の解釈が一斉に動く様子を捉えることができるというのは、洞察に富んでいます。
27日からのロングについて私はこのロングは高値を更新できるポテンシャルを秘めていると思っていました。
今現在2023年高値を目指し上昇中。
2023年3月ごろから始まった上昇から下降になるまで3週間天井圏を形成(迷晴れさんは1ヶ月くらいかかる見込みと言っている)2月の13日26日を頂点とする大きなWトップの2番天井を23日26日の小さなWトップと見立てました。
27日朝から売られ始めて小さなWボトムのネックは割ることはできたが大きなWボトムのネックまで届かず安値を切り上げて崩した形となってロングを考えました。
ただこのロングは高値を切り上げることなく28日に2回頭を押さえられて下降が始まりました。
28日の2回目の反発に関して言えばH1で坊主が出てるのにも関わらず更新することが出来ませんでした、この時点で売りと買いの分水嶺はここだろうなと思っていました。
感覚的に言えばこの高値を更新できるポテンシャルがあるのに上がらなければ上がるにしても1回下がると考えました。
だからそうならなかったので大きく下落したのかな?とおもっていました。
個人的には月末リバランス、W1、MN1の終値の認識を忘れたりすることがあるので注意したいところです。
迷晴れさんは27日のロングに関して言えば同じような解釈でしょうか?また私と環境認識が違う所とかありますか?
あと最近迷晴れBOXが投稿されているのでうれしいです(=゚ω゚)ノ
ご推察の通り、27日のロングは、150.00を試したこともあり、高値抜けチャレンジでした。この点が26日ロング(ノーポジ)と異なる点になります。下から買えたことで、高値を抜けなくても、利益を残せます。