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週刊チャート分析(ユロ円・ユロドル)Vol.34 チャートパターンの特性を知って使いこなす。

トレンド継続中によく見るフラッグというチャートパターン、心の準備をしておけば戦いが有利になります。

photo credit: [Photo] Tomorrowland 2013 via photopin (license)

ユーロ円はフラッグの認識ができていたかどうか。

[youtube id=”8sLrTAi7Lxk”]

上位足の勢いが一時的に衰え始めると下位足で逆トレンドがつくられます。これがフラッグと呼ばれるチャートパターンです。その特性を知っていれば慌てることはないですが、知らないとトレンド転換と勘違いしやすいかもしれません。フラッグを何度となく見て知っていれば、抜ける前にエントリーすることもでき、大きな利益が期待できます。

ユーロ円の相場解説

w1

週足は先週からの上昇が継続、日足の戻り高値(D1-1)付近まで上昇しました。

d1

日足高値(D1-2)をブレイクしたことで、次のレジスタンスとなる高値(D1-1)まで上昇しました。

h1

1時間足レジスタンス(H1-2)をブレイクしたことにより上に行きやすくなりましたが、日足高値(D1-2)目前でフラッグをつくりました。時間足の切り替わりでフラッグなどのチャートパターンをつくりブレイクしていくのは、よくあるパターンなので覚えておくといいです。

ローソク足にも生まれて死ぬまでの一生があって、終値に近い老年期は跳ね返されてヒゲになることがよくあります。勢いの無くなったローソク足は、次の生まれ変わった足の勢いでブレイクするまで、下位足で逆トレンドやレンジなどをつくるわけです。

1時間足のラス押し安値(H1-4)を下抜いたことでダウが崩壊、下目線になりましたが、今回の相場は日足レジスタンス(D1-1)に到達しているのでショートできます。ただし、安値の切下げ方が微妙なので1時間足高値(H1-3)を下抜くまでは注意が必要です。大きなフラッグをつくり再上昇するケースも考えられます。

動画内で解説していますが、相場はレジサポを抜けることで段階的に勢いを増し、ゴールに達すると今度は段階的に勢いがなくなります。そのためトレンドラインの内部に、勢いが増すごとにインナー・トレンドラインがつくられますが、これをブレイクしたからといって、いままでのトレンドが全て終わったわけではありません。

エントリー候補

  • ①上昇フラッグ抜けロング
  • ②上昇フラッグ抜けロング
  • ③押し目買いロング
  • ④日足レジスタンス+1時間足転換ショート

※重要な指標発表時にはスプレッドの拡大やスベリが発生します(実際にはエントリーできないことも多い)あくまで過去チャートのレジサポから見たエントリー候補の価格帯ということで、実際のエントリーポイントとは異なることがございますのでご了承ください。

ユーロドル 相場解説

w1usd

先週からの買いが高値を抜けず半値まで戻されて終わりました。

D1eurusd

高値まで届かずに91%で折り返しました。レンジ相場などでは高値や安値まで届かず、フィボナッチ91%で止められ反転するケースがよくあります。

日足チャートを見ると頭と尻尾だけの身なし相場になっていますので、レンジ相場になることも頭に入れておかないといけません。

h1eurusd

日足の高値を目標とするなら、レジスタンス(H1-1)を上抜けすれば、次のレジスタンス(H1-2)までは障害物がありません。レジスタンス(H1-2)を抜けば、次のレジスタンス(H1-4)まで障害物がありません。1時間足のラス押し安値(H1-3)を割るまでは上目線で攻め続ければいいです。

レジスタンス(H1-4)を上にブレイクさせた押し安値を下に抜き返したところからはショートで攻めやすいです。

エントリー候補

  • ①レジスタンス(H1-1)ブレイクのロング
  • ②押し目買い+切下げライン抜けロング
  • ③押し目買い+フラッグ抜けロング
  • ④高値ブレイク・ロング
  • ⑤押し目買いロング
  • ⑥レジスタンス(H1-4)を抜いた強者の値の抜き返し+1時間足ダウ転換ショート
  • ⑦押し安値(H1-3)ブレイク・ショート

※重要な指標発表時にはスプレッドの拡大やスベリが発生します(実際にはエントリーできないことも多い)あくまで過去チャートのレジサポから見たエントリー候補の価格帯ということで、実際のエントリーポイントとは異なることがございますのでご了承ください。

今日のまとめ

過去チャートを使ってフラッグというチャートパターンがどういうところで出現しやすいのかを上位足のレジサポやローソク足と合わせて検証してみると面白いです。フラッグはトレンド継続中に頻繁に出るチャートパターンなので状況把握が早くなれば、大きな利益を狙うこともできます。そうやってひとつづつ、自分の武器を増やしていくのは楽しいです。

◆お断り◆
この動画は教育目的で制作されたものです。相場についての個人の見解を過去のチャートから解説したものであり未来の利益を保証するものではありません。売買取引についての判断は一切行っておりませんので、投資をされる場合は、それに関わるリスクを十分に考慮の上、ご自身でご判断ください。

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コメント

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  • コメント (3)

    • 高晴れ
    • 2015年 6月 06日

    とてもためになりました。
    昨夜まで相場がオープンしていたのにもう分析動画がアップされていて早いですね。
    見るだけでも忙しいのに、作るのがどれだけ大変かを考えると誠に恐れ入り、感謝いたします。

    ●フラッグ
    単なる押し目、調整、踊場、レンジ、とみていましたが、
    なるほどフラッグであり、この場合は日足のローソクの分かれ目なのですね。
    これからは、調整局面ではフラッグの型、上位足の切り替わりにも注意していきます。

    ●インナートレンドライン
    水平線ほどには信頼性がないといわれるトレンドラインですが、
    それでもかなりピンポイントで神秘的な反応が見られますよね。
    トレンドが加速して角度が急な別のラインが現れ、
    トレンドが減速して角度の急なラインから割り込んでいくという流れを、
    「インナートレンドライン」という名称をご教授頂いたことで意識しやすくなりました。

    ●マンボウ
    びっくり仰天、大爆笑のなるほどでした。
    絵がかわいかったですね。
    そもそも、マンボウって、魚のデザインとしてもおかしいと思います。
    神様の遊び心でしょうか。

    今回もたくさんの気づきをありがとうございました。
    今後ともよろしくお願い致します。

      • mayohare-fx
      • 2015年 6月 06日

      コメント有難うございます。マンボウってなんであんな不思議な形してるんでしょうね。頭と尾びれ、どちらが進化したのかよくわからない生き物です。何にせよ、ダブルボトムなどに上下を挟まれた相場を見るとマンボ№5がどこからともなく聞こえてきます♫

    • かにずき
    • 2016年 7月 04日

    拝見させていただきました。

    今回本当に勉強になったのがロウソク足の一生が終わる時にヒゲが多発して買い足ではフラッグになっているということです。
    これは、こんなにサラッと言ってしまっていいことなのでしょうか?
    独立コンテンツにしても迷晴れ動画遺産クラスだと思いました。
    この考え方は、他にも応用ができそうだと思いました。

    素晴らしい気付きをありがとうございました。

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