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【週ナビ#144】リスクとは、自分が何をやっているかよくわからないときに起こるもの。

タイトルは、ウォーレン・バフェットの名言ですが、今週も「現在地」を見失いがちな相場でした。自分が何をやっているのかわからなくなったら、「わかるチャート」になるまで待っているべきです。

今週の視点


上昇トレンドなら、買い目線が攻め手、売り目線が守り手、下降トレンドなら、その逆、そんなイメージを持っています。

ここが破られると、多くのトレーダーの目線がスイッチしそうなレートというのは、守り手の守備力が強くなる傾向があります。

今週のドル円なら、それは110円で、日足チャートの安値切り上げラインとも重合しています。ユーロドルなら、はるか遠くにある、週足チャートのレジスタンスです。

もちろん、このレートが崩されることもあり得るあわけですが、市場参加者の多数が意識しているプライスなので、売り買いの決着がつくまで、急な反発で乱高下したり、長時間浮動することがあります。

そうなると、必然的に、分足など短期足がカオス化します。トレンドフォローでつくった利益を、相場に返すことにならないように気をつけたいものです。

トレードは波のサイズに、自分の感覚を合わせるしかありません。相場が小さくなれば、自分も小さくなることを心がけましょう。

ドル円、110円が長期下降波の終着駅なるか。

日足

今週は切上げライン+110.00に注目していました。来週以降、110.00で反発して三角持合い、あるいは、ブレイクとなるのかわかりませんが、どっちでもついていくだけです。

4時間足に週足ロウソク

110.00が長期下落の終着点になるとしても、この下降波の転換には相当な時間を要します。慌てる必要は全くなく、戦略的には売り目線でいいと思います。

1時間足に日足ロウソク

売り目線、買い目線ともに110.00というプライスをどう見ていたか、売り目線を攻め手、買い目線を守り手とするなら、110.00は守り手の砦といった感じではなかったでしょうか。

もし110.00が破られれば、この砦を捨てることになり、守り手だった買い目線の人たちは、逃走せざるを得ません。

2日、先週足終値をブレイクした時点で、買い目線に切り替えた人もいると考えると、110.00サポートの可能性は強まりました。

しかし、1日のWボトム(緑枠)は、「戻りの反転」サイズとしては相応しくても、長く続いた下降波の「転換底」とするには、回転半径が小さすぎます。

むしろ、売り目線の人たちの戻り売りで、再び110.00の安値を試す動きが出るだろうと想定できます。

1日安値と4日安値、売り目線も買い目線も、このWボトムを長期下降波の終着駅として意識しているなら、111.00が暫定ネックラインになります。

31(月)5分足

4時間足オレンジ・ネックライン+先週足終値と110.00+日足赤切上げラインまで50ピプスありますが、ここは、買いの守りが強まりそうなエリアです。

この日和見エリアは、エントリーしても障害となるレジサポが近いので、小さな波を5~10ピプスとれれば良し、大きく狙えるところではありません。

売り目線

どこで買われてもおかしくはない、そう考えると、トレンドフォローも躊躇してしまいます。

サポートも近く、たとえば、黄1での売りも、直近安値+100.50で止められるかもしれません。

31日高値が、戻り売りポイントになりそうな雰囲気はあっても、いつ買われるか定かではありません。

手堅い戦術は赤1・2のようなブレイクアウトでしょうか、一時的ではありますが買いの損切を拾えます。

買い目線

4時間足オレンジ・ネックライン+先週足終値+110.50周辺から買い始める人もいるでしょう(この存在が売り目線からしたら厄介)が、やはり、日足赤切上げライン+110.00を目標と考えるのが妥当な気がします。

この日は買うにしても、レジスタンスが近く、すぐに売り目線の攻めを食らう可能性があります。本格的に買いを考えるのは、110.00でWボトムになってからでいいでしょう。

1(火)5分足

先週足終値+4時間足オレンジ・ネックラインから110.00の日和見エリア

売り目線

110.00を目標とすれば、Wボトムになるまで売れます。ただし、このWボトムサイズで一旦は下げ止まっても、「戻りの反転」起点にはなっても、長期下降波の「転換底」になる可能性はサイズ的に考えて低いでしょう。

赤1のブレイクアウトは、前日終値から買ってた人たちが、買いポジを解放するレート。戻り売りなら、もっと高いところから売れますが、日和見エリアなので、どうなるかわかりません。

赤2は、先週足終値まで届かず(買いが弱い)レジスタンスされ、下から買ってた人たちが買いポジを解放するところで、コマ足がシグナルになっています。

そして、黄エリアは、赤2からの急落を受けて、売り買いの綱引き合戦になるので注意!

買い目線

目標達成とした110.00での逆張りはアリですが、あくまで、急落に便乗して売った人たちの利食いを頂戴するトレード。110.00をオーバーシュートすることもあるので、ロウソク足形で、下げ止まりは確認したいです。

2(水)5分足

前日110.00でWボトムになっていますが、この日の上昇は、あくまで「戻り」と考えるべきでしょう。長期下降波の転換底としては、1日のWボトムは小さいです。

戻り売り候補としては、1時間足青水平線のある111.00周辺ですが、戻り高値+ネックラインとなる先週足終値をブレイクすれば、買い目線に切り替える人も出てくることが想定できます。

そうなると、下降波戻り売りと、1日のWボトムからの押し目買いが衝突する体になります。

売り目線

前日Wボトムを観測しているので、戻り売り候補まで売れるところはありません。

戻り売りポイントの黄エリアを下抜ければ売れますが、W右ボトムからの上昇波の押し目買い候補までです。

買い目線

前日、110.00のWボトムでサポート後の上昇なので、先週足終値のあるネックラインを抜けていく可能性がありました。戻り売り候補(高値更新しなくなる)までは押し目を買えます。

3(木)5分足

1日、110.00Wボトムが長期下降波の転換底になるなら、オレンジ〇は絶好の押し目買い候補ですが、そうならなかった理由を考えてみてください。

それは、1日110.00Wボトムは、長期下降波の転換底としては小さい、つまり、あくまで「戻りの反転」に過ぎないと意識した人が多く、したがって、2日高値から戻り売られました。

しかし、1日110.00Wボトムからネックラインの抜けた波の押し目を買う人もいて、そこに2日安値(オレンジ〇)ができました。

2日安値(オレンジ〇)からの押し目が2日高値を更新できなかったのは、1日110.00Wボトムを下降波の転換底とは見なさず、むしろ、売り目線の戻り売りへの意識のほうが強かったからと考えています。

売り目線

売り目線の人が110.00を下降波の転換底と意識するためには、もう一回、110.00への安値試しが必要なので、そこを狙います。

ピンク三角持合い箇所は、それなりの時間を要していますが、1時間足で見れば、2日高値とWトップになっているのがわかります。

買い目線

前述のように、ここは、戻り売りされる可能性を意識するほうが良いでしょう。そうなると、昨日から、すでに高いところまで来てしまっているので買えるところはありません。

4(金)5分足

この日は米国雇用統計がありますので、日中はあまり動きません。110.00への安値試しが済めば、暫定ネックラインのある111.00まで、上昇する可能性があります。

売り目線

110.00目前にして売れるところはありません。

買い目線

雇用統計までは何もできることはありません。

ユーロドル、高値更新するも週足レジに到達。

4時間足に週足ロウソク

ドル円下降トレンドと逆相関関係にあるユーロドルは高値更新しましたが、オレンジ水平線を下に抜くと、ユーロドル上昇の終焉を意識する人も増えてくるでしょう。

15分足に日足ロウソク

31(月)

ドル円とは真逆で、買い目線を攻め、売り目線を守りとすれば、1.1750でWトップの守りが突破(青1)されれば、さらに高値を更新することになります。

1(火)~2(水)

31日上昇波の押し目を買いたい日です。2本の赤水平線は週足陽線実体と下ヒゲ先端分部になります。思わずも強く売られることもあるので、このキリ番周辺の動きに注意したいです。

1.1800では何度もサポートされているので、1日終値を試して抜けなければ、キレイなプルバックが出てないこともあり、逆張り(青2)してもいいと思います。

黄V字は強い反発の証、赤水平線は週足チャートで引いたものですが不気味な感じがして、高値更新していますが、押し目買いに躊躇します。青3のような手前がモミあっているブレイクアウトのほうが勝率が高そうです。

15分足に日足ロウソク

3(木)~4(金)

上昇トレンド中ですので、買い目線が攻め手となりますが、ここが週足レジスタンスもあって守り手の要塞になるかもしれず、前日高値のV字反転もそれを示唆しています。

緑□を押し目レンジとみれば青3で買えますが、米雇用統計(結果が良くドル買いとなった)を控え、期待はできません。

ユーロ円、ハラミ足のブレイク。

4時間足に週足ロウソク

上昇トレンドが週足ハラミ足で一時停止してましたが、今週ブレイクしました。週足レベルでは上ヒゲになっているのが気になりますが、ハラミ内で、小さくなっていた波が再生されるかもしれません。

このハラミ内では、安値切上げの三角持合いになっていますので、内部はカオス化しますので、そのつもりでのトレードになります。

15分足に日足ロウソク

31(月)

黄点線がWボトムになっていて、これは先週のWトップと対になっています。安値を切上げているので、適当なところで買っていきます。

1(火)

先週足高値からは売りの守りの番。ここが突破されれば、上昇トレンド継続になるので、守りは固そうです。

W右トップから逆張りもできますが、個人的には赤1のようなショートが好きです。

安値切上げで、買い目線の攻めを優先するなら、押し目を買うことになります。

2(水)

赤□をブレイクさせた強者の値がエントリーポイントですが、ここで買えなければ、1日Wトップが崩れ、高値売りポジが解放される青4です。その後、ハラミ上限も抜けて、チャネルライン上限にタッチしました。

15分足に日足ロウソク

3(木)~4(金)

先週足高値と4時間足ハラミをブレイクしたので、押し目候補までのスキャル対応ですが、サポートが近く難しいところです。

金曜日に約100ピプス振られました。来週は、この上下限に注意しつつ、オレンジ・チャネル下限+130.00で、買えれば買います。

今日の雑記

セブンイレブンの冷凍食品がおしいしいです。

サラリーマン時代に新規事業部でコンビニチェーンの立ち上げチームにいたことがありますが、その当時から、セブンイレブンは頭一つ突きぬけてました。平均日商も他の大手チェーンより10万円程、高かった気がします。

店舗側のロイヤリティーも利益の〇〇%と厳しいですが、日商100万円のお店もあって、若けれ(ここは強調…)ば、夢のある商売かもしれませんね。

もともと、愛知県にはセブンイレブンがありませんでした。

理由は愛知の酒屋系コンビニ・ココストアとセブンイレブンの社長が仲が良く、出店を見送っていたという噂です。

愛知県に、出店するや否や、得意のドミナント戦略で、挟まれたコンビニがオセロのようにつぶれていきました。

最近、サークルKとファミマが合体して店舗数が急増しましたが、もはや、数の論理だけでは、どうにもならないくらい、セブンPB(プライベートブランド)のクリティーが高い気がします。

サラダにかけるシーザードレッシングひとつとってみても、他チェーンのものとは別格です。

他チェーンにもマーケティング部門はあるでしょうが、根本的にクオリティへの追及度合いが違う気がします。

セブンの冷凍食品やレトルト商品は、スーパーのものと比べると割高ですが、ファミレスより格段においしいです。

これは、外食するよりセブンイレブン、といったファミレスキラー的なマーケティングなのかもしれません。相手にしているのは、他のコンビニチェーンではなく、外食産業なのかもしれませんね。

冷凍食品だけでなく、酒のつまみになるようなレトルトの品ぞろえも豊富なので、一度、チェックしてみてください。

昨日はチンして食べるビーフシチュー(380円?)を買ってみましたが、洋食屋で1,200円で出されても、気づかないレベルだと思います。


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コメント

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  • コメント (8)

    • 原口
    • 2017年 8月 05日

    いつもありがとうございます。
    セブンのPBは本当に美味しいですよね。ところが、近年の人手不足で、睡眠不足の店長が多いようです。
    仲のいいセブンの店長さんが教えてくれました。
    外食産業がダメージを受けているのは事実のようで、私の住んでいる宮崎にはイートイン出来る店舗はありませんが
    よその県に行くとイートインで食事を済まされる方が多いのが印象的でした。
    ちなみに私は、セブンPBのお好み焼きとたこ焼き、今川焼きが大好きです。
    セブンPBのアイスクリームもどれも美味しいです(笑)

      • NoN
      • 2017年 8月 06日

      サラリーマン時代、コンビニのスーパーバイザーをしていたので、お店の方の大変さを目の当たりにしていました。本部側はサラリーマンなのでいいですが、お店側は半端じゃなかったです。正直、やるもんじゃないな…と思ってました。たこ焼き、今度チャレンジしてみます!

    • けいくん
    • 2017年 8月 06日

    110円で切り返しそうですね。。 最近機関投資家も投資方法は、よく週足のクローズを意識しているというのがあります。。これより下は売り目線、上は買い目線投資方法というこですが。たしか、大まかにはそのような感触ですが、ほかにも意識すべきことはあるのでは、これほど単純ではないのかと考えたりします。 こちらのブログにも、週足のクローズ、高値、安値というの引いてあり、世間では一般的なことだったのかなと考えます。これは端的にどのように考えて使われておられますかご教授願えればと思います。

      • NoN
      • 2017年 8月 06日

      機関投資家の投資手法は知りませんでしたが、おそらく、ボクは経験的に週足と日足は重要視しています。デイトレでは、節目になると考えています。

    • タオ
    • 2017年 8月 11日

    初めて投稿いたします。

    fxを始めて半年経ちました。始めてから10万以上溶かして、マヨ晴れさんのサイトを拝見しました。

    こちらのサイトの内容とこちらから紹介されていたボブボルマンさんのプライスアクショントレード(五分)を読んで少しづつですが、勝てるようになって来ました。

    今後も方向感とビルドアップ、左の障害、損切りに気をつけながら、奢らないようにトレードに臨みます。

    全くの初心者なので、今後、動画を拝見して勉強させていただきます。

      • NoN
      • 2017年 8月 21日

      高い教材など買わなくても、手法がほしいなら、この一冊でいいと思います。

    • 雄鶏
    • 2017年 8月 20日

    迷晴れ様

    こんばんは
    【週ナビ#144】の文字起こしが完了しましたのでご確認ください。

    PS
    僕は大学時代に名古屋に住んでいて愛知にセブンが無い時代を経験しました(笑)
    当時はもっぱらサークルKばかり・・・

    ただ、やっぱり迷晴れさんの言う通り、食料品の味はセブンが抜けているように思います。
    僕もセブンPBの食料品は好きで、今の季節はセブンPBのアイスをは欠かせません。

    外食産業との比較の発想はなかったのですが、PBであれだけ美味しいアイスを出されたら、
    他のアイスメーカーはヤバいのではないかと最近丁度思っていたところでした。
    アイスは氷菓もモナカもオススメです(^^)v

    それでは今週もチャートの荒波へ。
    先週他のFX本を読み始めたのですが、迷晴れさんのアドバイスを聞いて、難解な枝葉より
    良書デイトレードをそのカラーに染まるまで何度も反復して読んでみることにしました。
    今後とも宜しくお願い致しますm(__)m

      • NoN
      • 2017年 8月 21日

      いつもありがとうございます!セブンの商品て、雑誌以外は、ほぼPBですよね。ボクがコンビニチェーンのスーパーバーザーをしていた20年前でも、頭ひとつ抜きんでていました。今でもダントツなのが凄いです。
      デイトレードは、ボクも何回も読み返していてバイブルになっています。テクニカル本ではないですが、読んでいるとチャートが浮かんでくるから不思議です。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

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