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今のレートは高い?安い?が判別できればFXは勝てる。 | 週刊チャート分析vol6 EUR/JPY

今週のユーロ円は日足高値まで到達しました。日足などの大きな時間足の押し目となると、それなりの時間を要します。押し目が成功するまではレンジ相場となり、よく初心者が短期足に振り回される危険地帯です。

photo credit: bernat… via photopin cc

トレードの基本は高い所から売り、安い所から買う、それだけです。

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現在のレートが高いのか安いのかが判別ができればトレードで勝てるようになります。実は高い所と安い所は表裏一体で、その境界線はレジサポ・ラインで表されます。相場観+ラインを基準にすれば、最も高い所から売り、最も安い所から買うことができます。また、今が高いのか、安いのか、よくわからなければ明瞭なレジサポ・ラインができるまで待てば良いのです。トータルで勝てない多くの原因は明瞭なライン基準がない状態でのムダ打ちです。

長期足の押し目買いを成功させる3つのポイント。

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日足や週足など長期足の押し目と5分足など短期足の押し目を同じに考えていてはダメです。5分足は手こぎボート、日足はタンカーと考えれば、その反転に要する時間に大きな差があります。大きな時間足になればなるほど反転に時間がかかり、ほとんどの場合レンジをつくります。上図でいえば押し目が成功するタイミングをレジスタンスR1上抜けとすると、こうなるまでに相当な時間がかかります。

押し目を仮定して一番安い所から買う。(優位性△)

サポートS1に対する信頼が高ければ、この位置からのエントリーのメリットは最も安い所から買えることです。初回では押し目が成功しないこともあるので、その場合はとりあえず利食いしておいて、またサポートS1まで下がってきたら買い直すほうが得策です。

逆にデメリットは上昇を裏付ける証拠としてサポートS1しかないことです。証拠が少ないということは裁判に負ける可能性が高いことを意味します。サポート回数やフィボナッチ、チャートの左側を総合的に分析して最低2つ以上の証拠を集めるべきです。決して単なる思い込みによる決め打ちはしないことです。

レジスタンス・ラインを上抜けしてから買う。(優位性○)

サポートS1に自信が持てない場合はレジスタンスR1を上抜けてからエントリーします。メリットはサポートS1でのサポート+レジスタンス・ラインR1を上抜けです。これにより上昇を裏付ける証拠が2つ揃いました。しかもその2つは水平線なので優位性は高いです。デメリットはサポートS1からだいぶ離れてしまっていることです。

レンジの真ん中でエントリーする。(優位性☓)

オススメしないのはゾーンXなどのレンジの真ん中からのエントリーです。このエントリーは1分足や5分足を使っての短期スキャルピングに長けて無いと成功しません。技術的にも難しい割に利益が乗りません。初心者の方がこれをやると「骨折り損のくたびれ儲け」になるのが落ちなのでやめたほうが無難です。

 上昇トレンド継続なるか、もう一段下がるか。

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先週、日足ネックラインから売り落とされた後、今週は押し目をつくり再上昇するか、はたまた押し目が失敗して、もう一段下まで下落するかという感じで一週間が始まりました。結果的に押し目が成功、レートは再び日足ネックラインまで上昇、今度は日足高値まで到達して週末となりました。

2

ゾーン1・2で押し目が完成するのにかかった時間を見てください。ゾーン1などは数日かかっているのがわかると思います。ゾーン1下限は左のフラッグを抜けたラインで、上限は左の三尊天井のネックラインです。ゾーン2の下限サポートはイマイチわかりづらいですが、上限レジスタンスは、やはり左の三尊天井ネックラインなのがわかります。後からならこのようにラインが引けるのですが、問題はチャートが動いているときに引けるかどうかです。

例えばゾーン1下限では2箇所でサポートされているので、2点目でサポートが確信できますし、それを信じて安い所から買うこともできます。また、サポートに自信がなければ、上限レジスタンスを抜けてからエントリーすればいいです。ゾーン2の場合、サポートが不明瞭と判断すれば、やはり上限レジスタンスが出来るのを待ってエントリーすればいいです。

後悔しないポジションを取る。

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基本的にレンジのど真ん中でエントリーしても、良いことはひとつもありません。レートが中途半端な所に来てしまったら静観して、高い、安いが判断できる位置にくるまで待ちましょう。最終的に短期足でタイミングを取りますが、15ピプス程の損切りが許容できれば、ピンポイントのエントリーができなくても問題なしです。

4

エントリー1はレジスタンスR1を抜けてからのエントリーです。日足のレジスタンスが上にあるので初回では抜けそうにないです。エントリー2は日足レジスタンスで戻されたあとの再エントリーです。エントリー3は日足レジスタンスを上抜けしたので押し目買いです。日足レジスタンスがあるので利益が伸ばせず細かいトレードになります。

今日のまとめ

最終的なエントリータイミングを取るのに5分足などの短期足を使いますが、それより大切なのは、どういう動きを狙うかというシナリオを描けるかどうかです。エントリーして始め多少逆行したとしてもシナリオ通りになれば思惑の方向へレートが順行するんだという体験を積むことが大事です。損切り5ピプス以内とかでトレードしていると、どうしても近視眼になってしまいチキン損切りを連発します。5ピプスでも3回損切りすれば15ピプスになり、結局同じことです。それならトレード回数を減らして1回、1回のトレードを大切にしたほうが実りがあります。

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■投資のリスクについて■この動画、ブログは、相場について個人の見解を解説したものであり、利益を保証するものではありません。投資をされる場合は、それに関わるリスクを十分ご考慮の上、ご自身でご判断ください。



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コメント

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  • コメント (5)

    • NAO
    • 2014年 11月 25日

    今日、初めて動画を拝見しました。
    非常に動画構成もわかりやすく、説明も非常に理解しやすかったです。
    繰り返し見たいと思います。
    大変参考になりました。

      • mayohare-fx
      • 2014年 11月 25日

      はじめまして!お役に立ててよかったです。日本一わかりやすいFXサイトを目指して頑張ります。

  1. いつもお世話になっております。
    mayohare-fx さんの動画本当に大事なことを教えてもらてありがとごさいます。                   プログの中にサポート回数やフィボナッチ、チャートの左側を総合的に分析して最低2つ以上の証拠を集めるべきですを書いていますね、チャートの左側を総合的に分析という事はヤっはりサポートラインを自信があるかどうかのことですか、そのサポートラインを引く起点が買いポジション一番集中するところが止まり安い(このサポートが強いもの)このように理解していいですか、返事をよろしくお願いします。                                                       

      • mayohare-fx
      • 2015年 3月 07日

      証拠のひとつとして水平線は必ず入れるべきです。2つ目は水平線を補強する意味でトレンドラインや移動平均線など様々なツールが使えると思います。フィボナッチもその内のひとつです。

    • かにずき
    • 2016年 6月 20日

    拝見させていただきました。

    シンプルに押し目買いをするだけでも、実際には押し目にならなかったり難しいものです。
    どこで入るかで優位性が違ってくるということ初めて勉強させていただきました。
    エントリーポイントは損切り幅だけではないのですね。

    ありがとうございました。

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