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三つ頭の魔物”クロス円”攻略法

2015年の動画で”クロス円が爆益になるのはどんなとき?”をつくりました。今回はその続編として、デイトレやスキャルで使えるアイデアをお伝えします。

コロコロと属性を変えるクロス円


先日、このようなコメントを頂き、クロス円について少し整理してみました。

※以下、記事を見せながらの紹介

クロス円は”合成通貨”という特性上、ドルストレート通貨ペアの影響を受けます。例えば、ユーロ円はドル円、ユーロドルに比べて取引量が明らかに少ないため、ドル円・ユーロドルに振り回されるという弱みがありますが、その反面、デイトレーダーの糧となるボラタリティがやたらに高い魅惑の通貨ペアです。

クロス円をトレードするなら、最強の通貨を買って、最弱の通貨を売れ。

これは、よく聞くフレーズで、その通りなんですが、デイトレードやスキャルピングに有益なのは、数分や数時間先の情報です。ある時点での、最強通貨と最弱通貨を調べても、5分足とか15分足を使った短期売買では、FFのボスキャラのように属性がコロコロと変わってしまうこともあります。ファンダメンタル要因により世界的に”円買い”などの潮流があれば、それを”優位性”としてトレードに活かすことは可能ですが曖昧な日も多いです。

ファンダメンタルでクロス円を考える

相場はファンダで動いてテクニカルで止まる。

この相場格言通り、経済指標や要人発言によって相場が動意づくことは多い。米ドルは基軸通貨なので、アメリカの経済指標や要人発言には特に注目が集まり、金曜日の雇用統計・FOMCの日は、その時刻までマーケットが様子見してしまい相場が動かなくなるほどです。経済指標による相場への短期的インパクトは大きいし、それをきっかけに中期的な流れが起こることもあります。

ボクには中長期的な未来をファンダメンタルで予想できるスキルがないので、あくまでチャートで判断します。チャートには全ての情報が織り込まれているので、経済指標時の初動は捨てても”テクニカル”で止まるのなら、4時間足や日足のレジサポで反転するでしょうから、待ち構えて逆張りしますし、ブレイクすれば、押し目・戻り目を待つだけです。

物事を単純化するには、ものの観方をひとつにすること。

なので、クロス円をみるときは、米ドルを基準にしています。要するにアメリカが強いか弱いかです。例えば、米国雇用統計が予想より悪ければ、アメリカの国力が弱まったことになるので安全資産の”円”が買われやすくなり、そうなるとクロス円は全般的に下落します。トランプさんになってからというもの、炎上商法じゃないかと思うほど火を噴きまくっています。

  • 資質を問われるような口撃
  • トランプ政権内の要人ファイヤー
  • 北朝鮮ミサイル・ファイヤー問題
  • 米中貿易摩擦

これらは全部、アメリカにとって悪いニュースなので円が買われる理由になります。ただ、トランプ氏の言動にマーケットも免疫をつけてしまっているので、最近では一時的な変動にとどまることが多いです。最近の良いニュースなら、米朝会談への期待ぐらいでしょうか。

アメリカが強くなれば米ドルが買われ、弱くなれば円が買われる。これだけ覚えておくだけでもトレードに活かせます。ユーロが主役になることもありますが、あくまで、アメリカの脇役と考えてます。

  • 踊る大捜査線 主役 青島俊作
  • 容疑者 室井真次がユーロ
  • 交渉人 真下正義が円

室井…や真下…は、あくまでスピンアウト作品であって、主役はあくまで青島=米ドルです。

円は米ドルの安全資産として買われるので、将来的にはユーロに代わる可能性もあります。そうなったら、そのようにするだけです。米ドルを基軸に、今より貨幣価値の上がりそうな国の通貨が買われ、下がりそうな国の通貨が売られるのが為替です。

ただ、中長期売買なら、この通貨の強弱関係を”優位性”にすることもできますが、短期売買になるほど関係ないかなと思ってます。なぜなら、通貨の強弱がどうあろうが、一日のなかで相場は上がったり下がったりするので、やはりチャート分析を前提に考えないと間に合わない気がします。勿論、経済指標やトランプ発言は短期的なインパクトがあるので、NY時間や東京時間初動にも注意は必要です。

テクニカルで短期的にクロス円を考える

デイトレードやスキャルピングなら、数分~数時間先の未来が知りたいだけなので、来週や来月がどうなるかなんて、正直どうでもいいです。経済指標や要人発言のインパクトは軽視できませんが、中長期的な情報を短期売買に取り入れてもかえって混乱するだけです。短期足に振り回され、ファンダメンタルに振り回されたら、すでに負けているようなもんです。

ドル円とユーロドルが綱引きした結果がユーロ円(クロス円)

こうやって覚えておくとイメージしやすいかもしれません。

USDJPY 105.515 x EURUSD 1.24432 = EURJPY 131.294

⇒ この計算でクロス円レートが決まる。

USDJPY USDJPY (PIPS) ΔA EURUSD EURUSD (PIPS) ΔB EURJPY EURJPY (PIPS)
基準 105.515 A 1.24432 B 131.294
106.015 0.5 (50) 1.23932 -0.005 (-50) 131.386 0.092 (9.2)
106.015 0.5 (50) 1.24932 0.005 (50) 132.446 1.152 (115.2)
105.815 0.3 (30) 1.23432 -0.01 (-100) 130.609 -0.685 (-68.5)

EURJPY PIPS ≒ ( ΔAxB + ΔBxA ) x 100

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⇒この計算式でユーロ円のピプス幅がわかる。

5分足 Mar.22 紫ユーロドル・緑ドル円・水色ユーロ円

赤① ドル円による下降

ドル円が安値ブレイクしたことがきっかけになってユーロ円も下がり始めたようにみえます。ただ、ユーロ円も直近高値でレジスタンスされてもおかしくないチャートです。ユーロドルは高値をブレイクして、これからブレイクラインを試そうとする段階、東京時間ということもあってドル円よりモメンタム(勢い)は弱そう。ユーロ円とドル円の下げ幅ほぼ同じなので、このとき、ユーロドルのモメンタムが弱くユーロ円の下落に寄与できなかったという観方ができます。

青① ユーロドルによる上昇

欧州時間初動、ユーロドル高値ブレイクからの押し目買い上昇場面です。その後、レジスタンスされV字になりましたが、ユーロ円の上昇にユーロドルが寄与したようにみえます。ただし、このとき、ドル円は戻り売りのタイミングだったので、その勢いは相殺されています。ユーロドルの上げ幅2に対して、ドル円の下げ幅を1とするなら、ユーロ円の上げ幅は1となります。

赤② ユーロドルによる下降

ユーロドルの安値ブレイク(強いモメンタム)+ドル円の安値試しにより、ユーロ円は安値をブレイクしてが大きく下がりました。17:00ドイツ経済指標で、結果が悪く、ユーロに悪いニュースが流れたことがユーロドル安値ブレイクに一役買っていますが、仮にユーロに良いニュースであれば、青矢印のようにユーロドルが上昇して、ユーロ円は下がらなかったかもしれません。ドイツ指標が絡んだせいか、このとき落ち始めたのはユーロドルよりユーロ円のほうが若干早かった気がします。

赤③ ドル円による下落

ユーロドルは上昇波半値の攻防エリアに達して下げ止まったので、ここからしばらくはユーロドルのモメンタムを期待できません。。これに対して、ドル円は今にも安値ブレイクで落ち始めるところで、ドル円に牽引されユーロ円も下がったように見えます。仮に、ドル円がサポートされ青矢印のように上昇したなら、ユーロ円の安値ブレイクは不発になったかもしれません。

この推測はユーロ円の取引量からして、ユーロドルやドル円をけん引できる通貨ペアではないことを前提にしています。そうなると、ユーロ円はドル円やユーロドルに釣られて動くと考えるのが妥当でしょう。ならば、ドル円やユーロドルがモメンタムを獲得するタイミングがユーロ円にとってもエントリーのチャンスになります。そして、不思議とそこにはユーロ円の節目があったりします。反対に、ドル円やユーロドルにモメンタムがない、つまり、ブルベアどちらの支配下にもないとき、ユーロ円をトレードしてはいけないことになります。

ギリシャ神話にでてくる冥界の番犬ケルベロスは、3つの頭を持っていますが、ユーロ円は、ドル円の属性と、ユーロドルの属性によって力を与えられる通貨ペアで、FFの魔法ならこんな感じです。

ドル円 ユーロドル ユーロ円
ファイア ブリザド 相殺
ファイラ ファイラ ファイガ
ファイラ ブリザラ ブリザド
ブリザド ファイラ ファイア
ブリザド ブリザド ブリサラ

※火属性魔法:ファイア<ファイラ<ファイガ 氷属性魔法:ブリザド<ブリザラ<ブリザガ

ドル円とユーロドルが属性の違う魔法を使っているときユーロ円は相殺されてしまい、モメンタムの強さにギャップがあれば、ユーロ円は強いほうの属性を帯びますす。魔力がマックスになるのは、ドル円とユーロドルのモメンタムが強く、属性も同じとき、まさに究極のボラタリティ通貨ペアになります。

今日のまとめ

ユーロ円を例に出しましたが、ポンドならイギリス、豪ドルならオーストラリアという感じで、その国の持つ特性や、経済指標が違うだけで、考え方は同じで、たとえば、世界的に円が買われているなら、クロス円はすべてショートすればいいわけです。

ボクがFXを知った7年前は、一緒に始めた友人の影響でユーロドルとユーロ円をメインにしてました。その当時のドル円はボラタリティが小さすぎて魅力を感じなかったからです。そこから、超短期スキャルをやめて、少し長めにポジションを持つようになってからはユーロ円がメインになりましたが、正直言って当時は、通貨の相関関係など全く気にしてませんでした。目標レジサポ手前で反転なんてことになっても、値動きをみていれば高安を更新できなかったのはわかるので、そういうものだと受け入れてました。クロス円のチャートだけでも、エントリーはできるし、テクニカルも効くのであまり問題ありませんでした。

インプットする情報をふやせば、必然的に情報処理能力が落ち、今までできたことが逆にできなくなる恐れがあると考え、あえてそうしていましたが、今はケルベロスの3つの頭を、ひとつの胴体につながった生き物として観測していますし、そうするのが合理的と今では思えます。今回の内容以外にも、アイデアは色々あると思いますので、ぜひ、教えていただきたいと思います。

◆お断り◆
この動画は「学習」を目的に制作されたものです。個人の見解を過去のチャートから解説したものであり、未来を予想したり、利益を保証するものではありません。

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コメント

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  • コメント (2)

  1. ここまでテクニカル分析を進化させたら、なんか楽しいですね。
    素晴らしいです。
    米ドルに対するファンダメンタルの分析も的確だと思います。

    ここまで分析できたら魔界のケルベロスも怖くないですね(笑)

    そう言えば、アマゾンプライムビデオに電人ザボーガー映画版がありました。
    2部構成で、後半は熟年大門を板尾創路さんが演じてコミカルテイストを加えてました。
    ザボーガー自体は割と忠実に再現されていましたね。

      • NoN
      • 2018年 3月 29日

      電人ザボーガー懐かしい~(^_-)-☆

      超人バロム1、ロボコン、などなど、実写化したらイケそうな特撮が結構ありますね。

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