5Dec
今週は指標がらみもあって、底値固めからのロケット発射となりました。
大切なのは、今、何を意識すべきかということ。
[youtube id=”R9yycY-PFSM”]
長期足の天底は長期間レンジになります。このようなレンジは、値幅もあって十分トレード可能ですが、あくまで底値レンジ中なんだという意識を持つことが大切です。
レンジにはセンターラインができることも多く、今週ならユーロ円は130円、ユーロドルは1.06がそれでした。このセンターラインをレジサポにしてトレードは可能ですが、これも値幅ありきで、結局はレンジのド真ん中でトレードすることになるので、あまりオススメしません。
今は底値レンジ中という意識があれば、いずれ、この底固めの動きがカタパルト(発射台)になってロケット発射することが想定できます。今週は指標も引き金となって驚くような上昇を見せました。
ユーロ円は130円をセンターにしたトレード可能レンジ。
日足からは底固くなりそうな条件が複数うかがえます。
- 月足270ピプス下ヒゲ
- チャネルライン下限
- 130円キリ番
- 日足ローソクの小ささ
これら複数条件は波の下げ止まりを示唆していました。結果、指標が起爆剤で一気に吹上げましたが、今週のポイントとしては130円付近を底と見ていたかどうかです。
底値レンジ・ブレイクで一気に上昇、半値戻しを越えてネックライン寸前まで上昇。
130円をセンターにした60ピプスのトレード可能レンジ。底値レンジ中の意識があれば上からショート、下からロングが狙えます。また、底値というバイアスが強ければ、ショートを捨てて、下からロングだけでもいいですね。
130円アラウンド60ピプス・レンジをカタパルト(発射台)にして上昇。一旦、下に振りレンジ下限を試してからの上昇でしたが、こういう値動きはよくあるので注意です。よくわからなければ4番からのロングで十分です。
ユーロドルは1.06をセンターにしたトレード可能レンジ。
月足ローソク、260ピプス下ヒゲ強サポート・ゾーンまで落ちてきてました。ローソク足サイズが小さくなっているのを見ても底が近いことが伺えます。
爆上げ着地点は月足ローソク実体揃い+フィボナッチ50.0%。勢いが強くて、途中のレジスタンスは突破されていきました。
8時間足を見れば数回に渡り底値を試し、最後の試しがオーバーシュートして上昇しています。
1.06をセンターにした60ピプスのレンジ。ユーロ円同様、トレード可能なレンジです。ロケット打ち上げの発射台はこの70pipsのレンジとなりました。一旦、下振りしてレンジ下限を試してからの上昇でしたが、ユーロ円と同じ動きです。自信がなければ4番からのロングが取れれば十分です。
今日のまとめ
大きな波の折り返し地点では、いったいどういう値動きをするの?これは、ぜひやってもらいたい検証項目です。結局負けやすいのはそういうところなので、事前に想定できていればトレードに余裕ができ、その余裕がムダ打ち防止につながります。利益が出せないのは、勝ち方を知らないのではなく、ムダに負けてるせいですから。
チャート分析はズームインとズームアウトの繰り返しです。よくあるのはズームインしたままレンズが固まっているパターンの人です。最初だけ森を見て、すぐに木を見て、木を見て、木を見て、木を見て、そして虫を発見、捕まえようと必死になって負けます。
適材適所といいますが、トレードも同じ。トレンド、レンジ、転換、ブレイクなど、その場面、場面に合った見方、やり方をすることがが大事です。
◆お断り◆
この動画は教育目的で制作されたものです。相場についての個人の見解を過去のチャートから解説したものであり未来の利益を保証するものではありません。売買取引についての判断は一切行っておりませんので、投資をされる場合は、それに関わるリスクを十分に考慮の上、ご自身でご判断ください。
読者の皆様にとって有意義なコメント欄にするためにご協力をよろしくお願いいたします。記事内容に関するご質問やご意見、有り難い応援メッセージは下のコメント欄をご利用ください、頑張って返信させていただきます。記事内容と無関係なコメントに関しては掲載しないことがございますのでご了承ください。
※コメントを「読者さまの声」としてブログや動画に掲載させていただくことがございます。
※他サイトへのリンクがあると自動的にスパム扱いとなりますのでご注意ください。
関連記事
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (16)
おはようございます。底固いカタパルトは、戦いバトル(攻防中)でエネルギーを蓄え決着がつくと放たれると記憶したいと思います。ユロドルは8月高値からの3分の1戻り売りポイントにも重なり抵抗線として機能するか見極めたいと思います。追伸:1.06センター(フィボ50%)は1.096で9が抜けてナイン(nine)ですけど(笑)週末自分自身で確認できてるか試されてるようでありがたいです~
追伸の追伸:動画中30分足では1.06が半値付近で機能しているので誤ってないですがブログ中のサブタイトルトップからの日足に月足キャンドルで誤解されそうだったので引っかからないように確認できてありがたかったということですね(笑)
見極めこそが技術ですね。
Nonさんの迷晴れ動画に出逢うまではネックラインの小さなM(W)とか波の継続や転換前の押し(戻し)の前に出現する「強者の値」の特徴などは自分では何年検証して見ていても気づけなかったと思います。複数時間足でFT2で検証された結果以外にも惜しげもなく無料で公開して頂いているお人柄とその見極める技術を公開していただいて感謝します。(コメントがマトリョーシカですいませんw)
今回も動画アップありがとうございます。
ユーロの上げには驚きました。
指標の前にポジションをクローズしていたので被害はありませんでしたが、
あれだけ跳ねると、どちらにいれてもやられそうです。
迷晴れさんは途中でのロングを勧めていましたが、ストップの場所が難しいような気がします。
いずれにしても私はただびっくりで動きが落ち着くの待つのみでした。
あれだけ動いてしまうと過去のデーターがありません。
こういうときはもっと古いチャートからラインを引いてくるのでしょうか。
初動は難しいですが、強い上昇であっても分足サイズの押しが入ります。今回は底を試してからの上昇なので上に行く可能性は高かったように思えます。指標時など強い値動きでも日足以上のレジサポでは止まることが多いです。逆に分足サイズのレジサポは簡単に突破されます。あらかじめラインを引いて構えておくことが必須かと思います。
貴重なご解答ありがとうございます。
しっかり準備することが大事ですね。
そうすればしっかり観察することができ
落ち着いてトレードできるということでしょうか。
またひとつ勉強になりました。
迷晴れさん、今週もチャートナビありがとうございます。
今までの迷晴れさんの教えが今週身になりました、ユーロ円、ユーロドル、ともにここが底値だと信じてチャンスをじっと待ち、ワンクッション売りが入った後の二回目の上りを確認してエントリーしました、次の日チャートを見てびっくりしました、指標発表を知らなかったので、こんなに急に上がるとは思いませんでしたが、うれしい誤算です、二つ合わせて700ピップス
は自己最高です。
今までの自分なら待ち切れずにエントリーして、いったん損切させられた後に自分の思ってた方に伸びていく、やっぱりと思ったら時すでに遅し、こんなとこでした。
待つ事を覚えられたのは、迷晴れさんのおかげです、本当にありがとうございます。
やりましたね!700ピプス。でも、今回はラッキーもあっての成績なので慎重にいきましょう。「指標を知らなかった」というのが少し気になりますので(^^♪
返信ありがとうございます。大きな指標は必ずチェックするという大事な作業を怠っていました、その点は本当に反省です、これからはもっと慎重に行きます。
いつもありがとうございます。
毎週楽しみにしています。
今回のユーロ爆上げについてですが、ECBの発表内容がここ数か月ユーロを売り込んでいた市場にとって、物足りない内容だったゆえの失望買戻しが入ったと言われてるようですね。
直近の値動きが、底固い底値をつけたような値動きをしていても、ECBの発表内容によっては底固そうな値動きを無視した大幅下落もあったように思います。
そのあたりNonさんはどうお考えでしょうか?
あり得ますね。指標なんて結局はどうなるかわからないんで、チャートの動きについていくだけです。推測しても迷うだけなんで。
いつもありがとうございます。
トレードは、冷静にチャート見る経験が必要と感じています。
今回の「強者の値」でも慎重になり、トレードしませんでした。
翌日冷静な目で見たら、12/3 22時の131.5ラインで前後の攻防の決着で、ロングできました。
11月から131.5ラインで攻防してたので、損切りが大量に発生して伸びることが予想できるはずなの
トレードできませんでした。
ポジポジ→モジモジは普通の症状です。小さな成功体験を積み重ねていくしかないかなと思います。
拝見させていただきました。
相場の動きが動から移る瞬間をとらえるのは、あまり経験したことがありません。
予測して狙って待つことが出来れば良いですが、そういうものでもないようです。
なら起きた時に的確に対応出来れば良いのでしょうが、実際そうなると慌ててしまいます。
瞬間をとらえるには実はタイミングでは無かったりする。
そのことは経験的に知っています。
それが相場において何を意味するのかが解っていません。
思索すべき課題が見つかりました。
素晴らしい気付きをありがとうございました。
訂正させてください。
【相場の動きが静から動に移る瞬間をとらえるのは、あまり経験したことがありません。】
でした。