12Apr

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週刊チャートナビ527回(2025/04/07-2025/04/11)今週のFX為替チャート(ドル円・ユーロドル・ポンドドル)を振り返り、週トレやデイトレの攻略ポイントを深堀り解説します。明日からのトレードにお役立てください。
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ドル円
今週の見通し
相場の背景
日本への24%のトランプ関税が発表されると145円台まで急落。
この動きで3月安値を下抜いたが、大きくリバウンドして、先週陰線終値は3月安値上でクローズ。
- 151円下降波VS.3月安値サポート
- 今週のトレードは先週陰線を基準にする
- 重要経済指標:米CPI
ベアの注目
- 先週陰線のフィボ50%ポイント
- 200日線+日足MA21+4時間足MA21の押さえ
ブルの注目
- 先週陰線の強い下値反発(終値が3月安値上でクローズ)
- 3月陰線終値の2月安値サポート
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 先週高値 |
TR中段 | 3/20安値と4/4高値(先週陰線のフィボ50-61.8%レベル) |
TR下段㊦ | 先週安値 |
ベアのシナリオ
151円下降波を背景に、先週陰線を”Tレンジ中段”から戻り売り。
ブルのシナリオ
3月安値サポートを背景に、先週安値の2番底、または、安値切り上げで買う。
毎日の値動き
シナリオとトレード
04/07 月曜
- 先週陰線VS.3月安値サポート
- 先週陰線のフィボ50%ポイント
- 4時間足MA21の押さえ
- 1時間足MA21の支え
ベアのシナリオ:①先週陰線の戻り売り、4/4高値+4時間足MA21の戻り目形成でショート。
ブルのシナリオ:①先週陰線の引き戻し、1時間足MA21への下値試しからロング。
- 東京時間、100ピプス超の窓埋めから、3月安値で反発して、先週安値への下値試しで下落。
- ロンドン時間、15分足の安値切り上げポイント、短期足の安値切り上げで青1ロング。
- NY時間、147.00+4時間足MA21で半決済、3/20高値到達でアウト。
先週安値の底堅さ
15分足MA21の支え
撤退の壁:5分足の戻り高値
目標値1:4/4高値
目標値2:3/20安値
損切り:短期足の押し安値
04/08 火曜
- 先週陰線のフィボ61.8%ポイント=3/20安値まで引き戻された。
- 日足MA21の押さえ
- 4時間足MA21の支え
ベアのシナリオ:①3/20安値の反発から、4時間足MA21へ下値試しのショート。
ブルのシナリオ:①3/20安値からの下値試しを受けて、4時間足MA21の支えでロング。
- ロンドン時間、3/20安値の押さえで、15分足の高値切下げを確認。
- NY初動、1時間足MA21のサポレジ転換、23時足ピンバーで4/4高値反発を確認して赤1ショート、3月安値+4時間足MA21で半決済。
- 翌日の東京時間、先週安値でアウト。
先週陰線のフィボ61.8%戻り売り
15分足の高値切下げ
1時間足MA21のレジサポ転換
撤退の壁:3月安値+4時間足MA21
目標値1:3月安値+4時間足MA21
目標値2:先週安値
損切り:直近高値
04/09 水曜
先週陰線の3/20安値戻り売りの圧力が強く、4時間足MA21を突き抜け、3月安値を日足終値ベースで更新。
ベアのシナリオ:①先週陰線のフィボ61.8%戻り売りを先週安値へフォロー。
ブルのシナリオ:①先週安値への下値試しから、安値切り上げを狙ってロング。
- 東京時間、15分足MA21への引き戻しから、短期足の高値切下げで赤1戻り売り、先週安値でアウト。
- ロンドン時間、先週安値周辺の振る舞いを観察。
- NY時間、日本時間の深夜に”相互関税90日間猶予”の報道で148円へ急騰。
先週陰線のフィボ61.8%戻り売り
146.00サポレジ転換
15分足MA21の押さえ
撤退の壁:先週安値
目標値1:先週安値
損切り:短期足の戻り高値
04/10 木曜 米CPI
- 先週安値Wボトムを形成。
- 日本時間の深夜にトランプ大統領が”相互関税90日間一時停止”を承認して148円へ急騰。
ベアのシナリオ:①3/20安値の押さえで下値試しのショート
ブルのシナリオ:①前日急騰波を押し目買い
- 東京時間、3/20安値の押さえで、5分足の高値切下げを確認、8時のピンバー安値抜けで赤1ショート、3月安値で半決済。
- ロンドン時間、3月安値を割ってからは、15分足MA21をガイドにホールド。
- NY時間、CPIの発表以降も続落、前日の急騰安値でアウト。
前日急騰波の下値試し(想定外に伸びた)
3/20安値レジサポラインの押さえ
5分足の高値切下げ
15分足MAの押さえ
撤退の壁:3月安値
目標値1:3月安値
目標値2:前日の急騰安値
損切り:5分足の戻り高値
04/11 金曜
相互関税を90日間猶予するとの報道で、一気に148円へと買い戻しが進み「底入れか?」という雰囲気だったが、一律関税10%や中国に対する145%関税で前回安値へ反落。
ベアのシナリオ:①前日大陰線のフォロー②144.00で持ち合えば143.00へ向けて下放れにつく
ブルのシナリオ:①144.00のサポートで引き戻しを買う
- 東京時間、144.00をあっさり更新、”ダマシ”を疑い黄1安値抜けショートはスルー、後半に100ピプスの引き戻しを確認。
- ロンドン時間、144.00サポレジ転換+1時間足MA21反発、ミニMトップで赤1戻り売り、N値反発を受け、3本目の4時間足陰線クローズで半決済。
- NY時間、5分足の安値切り上げで撤退。
前日大陰線のフォロー
144.00サポレジ転換
1時間足MA21の押さえ
撤退の壁:10月安値
目標値1:142.00=N値
損切り:144.00
今週の攻略ポイント
今週のあらすじ:関税90日猶予でもあっさり反落
先週大陰線(相互関税ショック由来)の戻り売りが、前回安値で下げ止まり、日本時間の10日深夜の、”相互関税を90日間猶予する”との報道に、148円へ猛烈な買い戻しが進んだことで「底入れか?」に見えた。
しかしながら、一律関税10%は据え置き、中国に対する145%関税は猶予しないとあって、米中貿易戦争激化への懸念から、ドル円はあっさり反落して先週安値を更新、一時的に昨年の10月安値も下抜けた。
今週の局面
フェーズ1.先週安値にダブルボトム形成
先週陰線の3/20安値戻り売りが先週安値で下げ止まり、その後、日本時間10日深夜の、”相互関税90日間猶予”の報道で148円へ急騰。
先週の関税ショックと90日間猶予のラリーにより、先週安値ダブルボトムが形成されたことで”底入れ”かに見えた。
フェーズ2. ダブルボトムを否定してドル続落
先週安値ダブルボトムの形成後、中国に対する145%関税による米中貿易戦争激化への懸念から、再び10日に急落、先週安値を更新して、ダブルボトムが否定される結果になった。
今のドル円は”ファンダ要因”で動いていて、テクニカルが効きにくい状況が続いている。
トランプ大統領は特に「債券安」を気にかけている様子。今後、米国のトリプル安(債権・株式・為替)の動向を注視したい。
今週の狙い目:先週陰線基準のトレード
今週は先週陰線(関税ショック由来)の戻り売りを狙った。
プランBとして、3月安値で安値を切り上げるシナリオも用意していたが、売り圧力が強かった。
今週の学び:グランビル法則
グランビル法則は古典だが、だからこそ、信奉者が多くて信頼できる。
基本的に200日線とレートの関係性から、8つの売買タイミングを定義したものだが、相場はフラクタル構造なので、他の時間軸でも応用できる。
特に、②転換と③反発のタイミングは、レートの方向が揃うので優位性が高い。
反面、①ブレイクはMAへの押し戻しを待ち、②転換でエントリーするのがおすすめ。
8日のショートは、レートが1時間足MA21をブレイクした後、1時間足MA21への戻りを受けて②転換のタイミング売っている。
トレードの鉄則である「高く売り、安く買う」を、実践できるタイミングなので、ぜひマスターしたい。
ユーロドル
今週の見通し
相場の背景
トランプ関税ショックで、2024年高値に迫る勢いで急騰。
この動きで1.1000の上位足節目を上抜いたが、大きくリバウンドして、先週陽線終値は1.1000下でクローズ。
2024年高値を試して切り下げる疑いがある。
- 2024年高値レジスタンスVS.3/27安値上昇波
- 今週は先週陽線を基準にする
- 重要経済指標:米CPI
ベアの注目
- 2024年高値レジスタンス(先週陽線の強い上値反発で終値が1.1000下でクローズ)
- 3月陽線終値が1.1000下でクローズ
ブルの注目
- 先週陽線のフィボ61.8ポイント
- 200日線+日足MA21+4時間足MA21の支え
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 先週高値 |
TR中段 | 4/4安値と1.1000 |
TR下段㊦ | 先週安値 |
ベアのシナリオ
2024年高値レジスタンスを背景に、2番天井、または、高値切下げで売る。
ブルのシナリオ
3/27安値上昇波を背景に、先週陽線を押し目買い。
毎日の値動き
シナリオとトレード
04/07 月曜
- 先週陽線VS.1.1000レジスタンス
- 先週陽線のフィボ61.8%ポイント
- 4時間足MA21の支え
- 1時間足MA21の押さえ
ベアのシナリオ:①1.1000を試せばショート検討
ブルのシナリオ:①4/4安値+4時間足MA21に、先週陽線の押し目形成を待ってロング。
先週陽線の押し目形成待ちで様子見
04/08 火曜
- 先週高値下降波の1.1000戻り売りで、前日安値に2番底形成中。
- 1.1000反発(前日足ピンバー)VS.日足MA21の支え
ベアのシナリオ:①前日安値の2番底崩れで先週安値へショート
ブルのシナリオ:①先週陽線の押し目買い、前日安値の2番底でロング。
- 東京時間、15分足Wボトムの2番底を確認するも、黄1ロングは1.1000目前となり見送り。
- ロンドン時間、1.1000と7日安値に挟まれて横ばい。
04/09 水曜
- 7日ピンバーのハラミ足確定
- 日足MA21の支えで底堅い展開
ベアのシナリオ:①1.1000+4時間足MA21の押さえで7日安値抜きのショート
ブルのシナリオ:①日足MA21+7日安値の支えで1.1000抜きのロング
- 東京時間、2本目の4時間足陽線が7日高値をブレイク。
- ロンドン・NY時間、先週高値の2番天井形成モード入り。
- 日本時間の深夜、”相互関税90日間猶予”報道で急落。
04/10 木曜 米CPI
- RN1.1000が意識され、先週高値Mトップを形成中。
- 日本時間の深夜、”相互関税90日間猶予”報道で急落。
ベアのシナリオ:①4/4安値で持ち合えば下放れにつく
ブルのシナリオ:①4/4安値の支えでロング
- 東京時間、9日安値の振る舞いを観察。
- ロンドン初動、7日安値から9日安値への切り上げを根拠に、先週高値Mトップの崩れ狙い、1.1000の戻り売り失敗で青1ロング、15分足MA21をガイドにホールド。
- NY時間、2024年高値でアウト。
先週陽線の押し目買い
7日安値から9日安値への切り上げ
15分足MA21の支え
撤退の壁:前日の急落高値
目標値1:先週高値
目標値2:2024年高値
損切り:1.1000抜きの安値(3本目の4時間足陰転)
04/11 金曜
- 相互関税90日間猶予の報道による急落が、むしろ”押し目”になって前回高値を更新。
- 2024年高値のレジスタンス・ラインに到達
ベアのシナリオ:①2024年高値の押さえで、前日大陽線の押し戻しをショート。
ブルのシナリオ:①前日大陽線をフォロー
- 東京時間、2024年高値をあっさり更新、”ダマシ”を疑い黄1高値抜けロングはスルー、後半に100ピプスの押し戻しを確認。
- ロンドン時間、1.12500レジサポ転換+1時間足MA21反発、ミニWボトムで青1押し目買い、N値到達後、3本目の4時間足陽線クローズで半決済。
- NY時間、5分足の高値切下げで撤退。
前日大陽線のフォロー
1.12500レジサポ転換
1時間足MA21の支え
撤退の壁:1.1350
目標値1:1.1450=N値
損切り:1.1250
今週の攻略ポイント
今週のあらすじ:関税余波で2024年高値をブレイク
先週陽線(関税ショック由来)は、1.1000をブレイクしたが、すぐに反落。
この動きから、今週は、先週高値に2番天井をつくる動きを想定した。
しかしながら、関税余波が収まらず、一律関税10%維持と米中貿易戦争激化への懸念から、10日にドル売りが再燃して、2024年高値を更新した。
今週の局面
フェーズ1.先週陽線の押し目形成
週前半は、先週陽線のフィボ76.4%ポイントに押し目を形成。
フェーズ2.先週陽線の押し目買い
日本時間の10日深夜、”関税90日猶予”の報道で急落。この下げが”押し目”となって買われた。
この急騰の背景には、一律関税10%維持と米中貿易戦争激化への懸念、さらに「米国のトリプル安」などのファンダ要因があった。
今週の狙い目:先週陽線基準のトレード
今週は、2番天井へ買いを狙ったが、先週足上髭から、1.1000の押さえにも警戒。
先週高値から1.1000へ高値を切り下げる疑いも持っていた。
トレードは、7日安値から9日安値への切り上げを根拠に、10日に9日高値の2番天井崩れを買ったが、2024年高値を更新して、さらに2022年高値目前まで上昇したのは想定外だった。
今週の学び:クレオパトラの鼻
「もし、クレオパトラの鼻がもうすこし低かったら、世界の歴史は変わっていただろう」
こんな有名なフレーズがあるが、ユーロドルの”1.1000”はクレオパトラの鼻でした。
もし、1.1000が先週高値の高さなら、2番天井への押し目形成は、もっとわかりやすかったでしょう。
あるいは、1.1000が先週安値の低さなら、節目を抜けたとみて、先週高値を更新しやすいでしょう。
先週の動きから、2番天井を試す動きになるとわかっていても、クレオパトラの鼻=1.10000が、中途半端な高さにあったせいで難易度高めでした。
この先の動きが、ある程度わかっていても、やりにくい状況ってあります。
そんなときは「わかりやすいカタチ」になるまで待ちましょう。
7日安値から9日安値への”安値切り上げ”を待てば、だいぶわかりやすいです。
いづれにしても、静観すべきところでポジって損する人は、”クレオパトラの鼻”に気づけていないことが多いです。
ポンドドル
今週の見通し
相場の背景
トランプ関税ショックで、2023年高値を試してリバウンド。この振る舞いから、2024年高値から2023年高値への切り下げを疑っている。
- 2023年高値レジスタンスVS.3月陽線の押し目買い
- 先週陰線ピンバー終値が、1.2900急騰安値を下抜き返した。
- 重要経済指標:米CPI
ベアの注目
- 2023年高値の押さえによる先週足ピンバー(行って来い)
- 先週陰線終値の1.2900急騰安値抜き返し
- 3月陽線終値が1.3000下でクローズ
- 日足MA21の押さえ
ブルの注目
- 2月高値は3月陽線のフィボ61.8ポイント
- 100日線の支え
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 先週高値 |
TR中段 | 1.3000と1.2900急騰安値 |
TR下段㊦ | 2月高値(3月陽線のフィボ61.8%ポイント) |
ベアのシナリオ
2023年高値レジスタンスが背景①1.2900急騰安値抜き返しを根拠に、2月高値の押し目候補へ売り②1.3000への上値試しから売る
ブルのシナリオ
3月陽線が背景①2月高値に押し目形成を待って買い②1.2900急騰安値の支えで1.3000への上値試しを買う
毎日の値動き
04/07 月曜
- 東京時間、1.2900急騰安値付近の振る舞いを観察。
- ロンドン時間、1時間足MA21反発からのミニネック割れで赤1戻り売り。
- NY時間、2月高値の到達でアウト。
1.2900急騰安値サポート崩れ
1時間足MA21+15分足MA21の押さえ
撤退の壁:1本目の4時間足安値
目標値1:2月高値
損切り:短期足の戻り高値
04/10 木曜
- 東京時間、15分足レンジをブレイク後、2本目の4時間足陽転で青1ロング。
- ロンドン時間、15分足MA21をガイドにホールド。
- NY時間、7日高値反発で半決済。
- 翌日のロンドン時間、2023年高値到達でアウト。
3月陽線の2月高値押し目買い
2月高値Wボトム
1時間足MA21+15分足MA21の支え
撤退の壁:7日高値
目標値1:7日高値
目標値2:1.3000
損切り:2本目の4時間足暫定安値
今週の攻略ポイント
今週のあらすじ:3月陽線の押し目買い
今週は、1.2900急騰安値(関税ショックの安値)を下に抜き返しての開幕。
まずは、3月陽線の押し目を探る動きから、2月高値に押し目を形成。
その後、テクニカルの押し目と”米中貿易戦争の激化”への懸念が重なり、3月陽線の押し目買いが大きく来伸びました。
今週の局面
フェーズ1.3月陽線の押し目を探る動き
先週の”関税ショック”でできた、1.2900急騰安値を下に抜き返しての開幕だったため、週明け早速、3月陽線の押し目を探る動きで2月高値へ続落。
フェーズ2.3月陽線の押し目買い
2月高値にダブルボトムを形成すると、テクニカルの押し目とファンダ要因のダブル圧力で、3月陽線の押し目買いが2日連続で急騰しました。
今週の狙い目:3月陽線の押し目買い
今週は3月陽線の押し目を、2月高値で待ち構えて買いました。
テクニカルとファンダが、共に”買い”を示唆していたので大きく上昇。
今週の学び:上位ローソク足は重要な情報源
上位足ローソクは信頼できる一次情報源です。
例えば、先週足ローソクから、今週のおよその動きを、前日足ローソクから、当日の動きを予想できます。
ポンドドルの先週足は下向きのピンバーでしたが、これは、2023年高値から1.3000にかけて、レジスタンス・ゾーンの存在を示唆してます。
更に、1.2900急騰安値を週足終値が抜き返していたため、週明けから売られやすい状況だったこともわかります。
チャートを細かく分析する前に、「月替わりに先月足、週替わりに先週足、日替わりに前日足」を見るようにしましょう。
これだけで、大まかな流れがわかることもあります。
来週の相場観
ドル円
相場の背景
先週は、米国の関税政策の急展開で乱高下しました。
特に、関税を武器にした米中経済戦争の激化が、市場のボラティリティを高め、安全資産の”円”が買われました。
- 先週下降波のフォローVS.2024年の逆三尊サポート
- ドル続落、あるいは、調整を見極める。
- 重要経済指標:米小売売上高
ベアの注目
- ドル売りのファンダ要因(米国関税政策の不透明感・米国トリプル安)
- 先週陰線終値が3月安値を更新
- 日足MA21+4時間足MA21の押さえ
ブルの注目
2024年の安値逆三尊サポート
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 先週高値 |
中段 | 145.00(先週陰線の半値戻し)と先週安値 |
下段㊦ | 2024年安値 |
来週のシナリオ
ベアのシナリオ
急落後の調整にも備えつつ、先週下降波を2024年安値へ向けてフォロー。
ブルのシナリオ
2024年逆三尊サポートを背景に、2番底から引き戻しを買う。
ユーロドル
相場の背景
関税を武器にした米中経済戦争の激化が、市場のボラティリティを高め、ドル売りが加速して、2024年高値を更新。
- 先週上昇波のフォローVS.2024年高値のレジスタンス
- ドル続落、あるいは、調整を見極める。
- 重要経済指標:米小売売上高・ECB政策金利
ベアの注目
- 2024年高値のレジスタンス
- 2024年高値ブレイクは”行き過ぎ感”アリ(RSIダイバージェンス)
ブルの注目
- ドル売りのファンダ要因(米国関税政策の不透明感・米国トリプル安)
- 先週陽線値が2024年高値を更新
- 日足MA21+4時間足MA21の支え
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 先週高値 |
中段 | 2024年高値と1.1100 |
下段㊦ | 先週安値 |
来週のシナリオ
ベアのシナリオ
2024年高値レジスタンスを背景に、先週上昇波の調整を売る。
ブルのシナリオ
急騰後の調整にも備えつつ、先週上昇波を2022年高値へ向けてフォロー。
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コメント
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コメント (10)
今週もお疲れ様です。
ドル円月曜金曜もシナリオは合ってるのにV字で行ってしまったように見えチャンスロス、
火曜木曜のショートも145円サポート上昇波の買い目線で構えていてチャンスロスで何もできず流石に落ち込みました。。
ボラティリティが上がると損切もとんでもなく遠いしタイミングが上手く掴めません。。
迷晴さんの場合、例えばドル円月曜ロングであれば、どのタイミングで5分足の監視に入るのでしょうか。
自分はロンドン初動に145円付近まで下げてきたのを見て15分足を観察し安値切り上げ足場のブロックを作るか観察していたのですが、
15分足視点では特に下げ止まり感を感じ取れず、17時を迎えた時点で気づけばもう直近安値から80PIPS近い上昇になり手遅れで手が出せず、、、、
ボラティリティは「高い」けれども値動き自体は「早く」はないなと思い15分足で見ていたのですが、
この場合もやはりトリガーは5分足が基準になることが多い感じでしょうか。。
おつかれさまです!
チャートの“時間の感覚”を一段階下げてます。
つまり、平常時の15分足のように、5分足のパターンやMA、プライスアクションを見ています。
4日から7日にかけて、同じようなリズムで安値を切り上げていますが、15分足MA21(乱高下に追いつけてない)よりも、5分足MA21のほうが波を捉えているのがわかります。
アドバイスいただきありがとうございます!
なるほど。。どこでどうなったらどうするの全体の見通しは合ってるのに、どうなったらが波のペースに応じて上手く感じ取れずにチャンスロスが続いていたので、最早押し目買い戻り売りなんてプライスアクション待たずに仕掛けた方がトータルいいんじゃないかとヤケクソになるところでした。。
ユーロドルも金曜の押し目買いについて、波のペースが早かったので東京時間に小さな安値切り上げで押し目買いするも伸びずに損切され萎えて、ロンドン時間に本格伸びされてしまい取れず、
やりたいことの大局があってたのに負けで終わる一方で落ち込んでいました。
結局基礎やベースの理論を理解し切っても、最後はどこまでいってもMTFとN波動のサイズ感覚がものを言うのだなと。こればかりは頭がちぎれるほど練習を重ねるしかありませんね。
未熟者ですが、諦めず精進いたします。引き続き何卒よろしくお願いいたしますmm
いつもご教授頂有難うございます。相変わらず今週もトランプ劇場で上下に大きく振らされる難しい展開になったと思います。自分も先週はいつもとは違う上下幅に対応できず苦戦しましたが、今週は自分なりに対策を立てて臨んだので順調にトレードできました。いつ大きく動くか分からない相場なのであまり長くポジションは持たず、短い間にで伸びたらすぐ貰って様子見する時間を多く作戦でしたが今後も暫くこうした状況は続くと思います。私がいつも使っているグランヒルの法則についての解説も大変参考になりました。自分は5分足の20SMAでグランヒルトレードをしてますが、本来はもっと長い時間足で有効に使えるものなので、今はスキャルを中心に細々取ってますが少しずつ長い時間足に移行していけば1回のトレードで大きく取っていけると思います。また木曜のユーロドルでショートを見ていたところで下がらずに上昇していった場面ですが、普通はこうなるであろうというところでそうならなかった時に相場は大きく動くという典型的な事例だったと思います。自分がいつも見ているローソク足のサイクルではユーロドルの月足、週足共に下目線だったのですが、2024年の高値を今週の週足が更新してクローズしましたので、来週すぐにでも再び1.12000レベルに戻してこない限りユーロドルは上目線になったと思います。サイクル理論でトレードしてた人達はユーロドル週足下目線でショートを打ってる人が多かったようですが、これもそうなるはずのものがそうならなかった訳ですから反対に大きく動く要因になったと思います。セオリー通りに動くのが大半だとは思いますが、そうならないことも常に想定しながらトレードしていきたいと思います。
いつも丁寧にコメントをいただきありがとうございます!
“伸びたら貰って様子見”という戦略は、こういった激しい相場環境下では特に有効だと感じます。また、ユーロドルの木曜の展開ですが、「そうなるはずのものが、そうならない」その瞬間に相場が裏返るというのは、まさにトレードの本質のひとつだと思います。
お疲れ様です!
仕事が始まると、どうしてもよくわからなくなり、よくチャンスを逃します。金曜日の下落は途中から入り、途中で抜けました。ですので少しだけ、利益のおすそ分けを頂けました🍀*゜
けど
私も先生のようなトレードが出来るようになりたいです。
こういう、行ったり来たりの相場がどうしても苦手なイメージで、しかもその続きで下落したので悔しい気持ちが。。。
先生素晴らしいです✨️✨️✨
お仕事とトレードの両立、本当に大変だと思います。
そんななか“途中から入って途中で抜ける”という判断ができるのは上達の証です。
今は激動相場なので、焦らず、自分の“わかる形”だけでいいと思います。
いつも先生のアドバイスには大変励まされます。
「わかるところだけ」を、丁寧にやっていきます。そのうちまた専業で出来る日も来ると思いますので頑張ります。いつもありがとうございます🌸
一週間お疲れさまでした。
今週のドル円はボラが大きかったので、普段の4hMAを1hMAに、1hMAを15mMAに置き換える感じでトレードしました。
ユロドルは、2023・2024高値Wトップが否定された!? 年始には1.0を試すと思われた相場が一転しちゃいましたw
トランプ関税相場で金融市場は大荒れ模様ですが、自分の懐を直撃するこの状況を機に政治や経済に興味を持つ国民が1人でも増えるといいですね。
一週間おつかれさまでした。
ドル円、ボラに応じて時間軸をスライドさせた対応、素晴らしいですね!
トランプ大統領のやることはメチャクチャだと言う人もいますが、その裏に大きな背景があるように思えます。個人的には関税を武器にした、米中の経済戦争なのかなと…日本はどっちにつくのでしょう。