24Oct
週刊チャートナビ(2020.10.19~2020.10.23)は、ドル円、ユーロドル、ユーロ円の主要三通貨ペアの一週間を振り返ったチャート考察です。
ドル円
今週の見通し
共通認識
- 5週前高値下降ハラミ波のなか、2週前高値レジと先週安値105.0サポの戦い。
売り手の材料
先週安値105.0を割り込めば9月安値を目指す流れがでる。
買い手の材料
9月安値強反発からの先週安値105.0サポート。
TR上段㊤:ハラミ波高値107.24
TR中段:2週前高値と先週安値105.0、これをレンジとしてみてトレードする。
TR下段㊦:9月安値104.0
4時間足ベアの視点:①先週安値105.0割れで9月安値目安にショート。①2週前高値まで買われてレジされればショート。
4時間足ブルの視点:先週安値×4時間上昇CH安値サポから2週前高値レジまでロング。
今週の値動き
先週木曜ハラミ足高値を20日火曜陽線終値がブレイクできずにダマシ高値となり、これが21日水曜大陰線の誘い水となった。19年安値は過去に幾度も試された節目ということで割れなかった。
毎日の見通し
10/19月曜
木曜陽線ハラミ足を基準とする。
1時間足ベアの視点:木曜高値105.5付近レジから金曜安値×4時間上昇CHまでショート。
1時間足ブルの視点:金曜安値×4時間上昇CH安値への試しからロング。
10/20火曜
- 木曜ハラミ足高値105.5で上値の重い展開、4時間上昇CH安値との三角持ち合いでみる。
- 木曜ハラミ足+2確定。
1時間足ベアの視点:木曜高値105.5の強反発、または、4時間上昇CH安値割れから金曜安値反発を受けて戻り売り、先週安値までショート。
1時間足ブルの視点:木曜高値105.5ブレイク、または、4時間上昇CH安値への下値試しからロング、第一関門は火曜高値。
10/21水曜
- 木曜ハラミ足高値をブレイクしたが、日足1σで行き詰まり。その後、ヘッドフェイクして再び4時間足±1σ内側へ。
- 日足±1σは横向き50ピプス程度の値幅しかなく、半端な入り方だと逆行をくらうリスクがある。
- 前日陽線は上髭ピンバー、木曜ハラミ足高値を前日終値は未更新で買いが弱い。
1時間足ベアの視点:4時間上昇CH安値割れから金曜安値反発を受け戻り売り。
1時間足ブルの視点:4時間上昇CH安値へ引きつけてロング。
10/22木曜
4時間上昇CH安値ブレイクで溜まったロングが清算されたせいか、バイデン勝利が織り込まれたせいか、ロンドン初動から暴落して120ピプスの大陰線となり19年安値まで売られた。
1時間足ベアの視点:前日陰線戻り売り。このまま戻れば1時間sma21が戻り目候補、19年安値でブロック化すれば半値や38.2%が戻り目になる。
1時間足ブルの視点:前日大陰線あや戻し。このまま戻るようなら1時間sma21までロング、19年安値でブロック化すれば半値や38.2%が戻り目になる。
10/23金曜
水曜大陰線の半値まで戻した。
1時間足ベアの視点:水曜大陰線の戻り売り。戻り目は前日高値と先週安値裏105.0。
1時間足ブルの視点:19年安値に向けての戻り売り後に水曜高値を目安にロング。
毎日の値動き
10/19月曜
ロンドン初動、黄1で105.5反発はあったが、4時間足±1σは20ピプスしかなく、1時間sma21もあったのでノーポジ。
10/20火曜
東京時間、木曜ハラミ足高値を4時間足がブレイク。
ロンドン時間、15分キリサゲL抜けで青1ロング、火曜高値更新、ミニ三尊ネック割れで撤退。
NY時間、火曜高値ブレイクからの押し目買いは深夜になるので見送り。
10/21水曜
東京時間、4時間上昇CH安値付近でのプライス・アクション待ち。
ロンドン初動、4時間上昇CH安値をブレイク、金曜安値での反発が弱く(売り強し)下抜けで赤1ショート、先週安値を更新してひと安心。
NY時間、目標値の19年安値でアウト。
10/22木曜
東京時間、昨日の大陰線を戻し始めたが1時間sma21までの値幅なくロングは見送り。
ロンドン初動、15分フラッグ安値抜け黄1戻り売りは、19年安値キリアゲ・リスクから見送り、その後、戻り売り崩れで前日陰線F38.2%(F50%まで期待)まで青1ロング。
NY時間、1時間sma21への下押しから青1ロング、前日陰線F50.0%でアウト。
10/23金曜
東京時間、水曜大陰線の戻り売り。1時間上昇CH高値反発からネック割れで赤1ショート、1時間CH安値に届かず押し目をつくり始めたので撤退。
NY時間、1時間上昇CH安値ブレイクからの黄1戻り売りは、19年安値サポートで安値を切り上げるリスクから見送り。
ユーロドル
今週の見通し
共通認識
4週前陰線ハラミ足のなか。
売り手の材料
- 4週前高値から先週高値へキリサゲ。
- ラス押し安値を割って4時間足ベースでサゲダウ。
買い手の材料
9月安値は7月安値発上昇波の押し目候補。
TR上段㊤:9月高値
TR中段:4週前陰線ハラミ足
TR下段㊦:1.150(7月安値発上昇波F61.8%)
4時間足ベアの視点:三尊天井戻り売り。9月安値へショート。
4時間足ブルの視点:先週安値キリアゲ2番底から4週前高値目安の押し目買い。
今週の値動き
9月安値から切り上げた先週安値から3日連続で買われて4週前ハラミ足高値に到達、ここは、9月高値三尊天井戻り売り組最後の砦になるか。
毎日の見通し
10/19月曜
- 木曜陰線ハラミ足でみる。
1時間足ベアの視点:1時間下降CH高値への試しでショート。
1時間足ブルの視点:先週安値への下値試しからロング。
10/20火曜
- 先週高値と安値の戦い。
- 木曜ハラミ足高値を前日陽線終値がブレイク。
1時間足ベアの視点:前日高値1.180付近への上値試しでレジされればショートを考える。
1時間足ブルの視点:前日陽線押し目買い。木曜ハラミ足高値への下値試しから1.180ブレイク期待ロング。
10/21水曜
ユーロ圏各国の経済対策期待かユーロ買いが続き先週高値に到達、4週前ハラミ足高値まであと40ピプス。
1時間足ベアの視点:1.180押し目崩れで前日安値目安にショート。
1時間足ブルの視点:前日陽線押し目買い。1.180押し目候補から4週前ハラミ足高値を狙う。
10/22木曜
- ユーロ買いが続き先週高値を更新、4週前ハラミ高値に到達。
- 4時間足三尊天井戻り売りが阻止され9月安値からの買い手に軍配が上がりそう。
1時間足ベアの視点:4週前高値への2回目の試しからネックラインまでショート。
1時間足ブルの視点:前日陽線押し目買い。押し目Nボックスは火曜高値と水曜安値。
10/23金曜
- 4週前ハラミ高値から火曜安値発上昇波半値まで売られた。
- 月曜安値発上昇波でみると前日安値は適当なネックライン。
1時間足ベアの視点:4週前ハラミ高値への上値試し(1.185候補)からショート。
1時間足ブルの視点:火曜安値発上昇波半値(前日安値)押し目買い。1.180への下押し警戒、4週前高値目安だが途中に1.185レジがある。
毎日の値動き
10/19月曜
ロンドン初動、先週安値への下値試しが1.170でサポート、ミニネック×1時間sma21上抜けで青1ロング、1時間下降CH高値を更新、木曜ハラミ足高値を更新。
NY初動、火曜急落高値1.180手前モミでアウト。
10/20火曜
東京時間、1時間sam21反発で前日陽線押し目買い、ロンドン初動に木曜ハラミ高値まで下押したが先週火曜急落高値1.180を更新、NY時間に先週高値でアウト。
10/21水曜
ユーロ買いの圧が強く東京時間やロンドン初動の下押しを待ったがイベント発生せずに、目標値である4週前ハラミ足高値に達してノーポジ。
10/22木曜
東京時間、1時間sma21割れの黄1ショートは火曜高値まで下げ幅がなく見送り。
ロンドン初動、4週前高値への赤1アタック、15分ハラミ足ブレイクでショート、水曜安値でアウト。
10/23金曜
東京時間、前日安値・押し目候補を割り込み急落、東京時間ということでスパイク狙いの黄1ロングは見送ってロンドン初動待ち。
ロンドン初動、東京安値への下押しからネック抜けで青1押し目買い、レジスタンス候補の1.185でアウト。
ユーロ円
今週の見通し
共通認識
4時間三尊天井由来の戻り売りと日足レベル押し目買いの戦い。
売り手の材料
4時間足三尊由来の売りが9月安値を目指し先週安値割れを期待してる。
買い手の材料
日足レベルの押し目候補9月安値に対して先週安値は切上げた。
TR上段㊤:5週前ハラミ波高値
TR中段:先週高安
TR下段㊦:9月安値
4時間足ベアの視点:4時間三尊天井由来の戻り売り。先週安値を割れば9月安値へショート。
4時間足ブルの視点:日足レベルの押し目買い。先週安値か9月安値のどちらかの2番底でロング。
今週の値動き
- 19日・20日は先週安値が押し目となってユロドルと共に先週高値まで上昇。
- 21日水曜はドル円の暴落で押し目候補まで下落。
- 22日木曜はドル円とユロドルが逆相関して同時線。
- 23日金曜はユロドルの押し目買いで上昇。
毎日の見通し
10/19月曜
- 木曜ハラミ足でみる。
1時間足ベアの視点:木曜ハラミ足高値レジでショートを考える。
1時間足ブルの視点:先週安値への下値試しから1時間下降CH高値+木曜ハラミ足高値上抜け期待ロング。
10/20火曜
- 先週高値と安値の戦い。
- 木曜ハラミ足高値をブレイク、火曜急落高値付近まで買われた。
1時間足ベアの視点:124.0押し目崩れで、一旦、木曜ハラミ足高値までショート。
1時間足ブルの視点:前日陽線押し目買い。ユロドル押し目買いとタイミングを合わせる。
10/21水曜
ユーロ買いが続き先週高値の目標値に到達。
1時間足ベアの視点:先週高値Mトップからの1時間sma21割れで前日押し安値目安にショート。
1時間足ブルの視点:前日陽線押し目買い。押し目Nボックスは月曜高値と火曜押し安値。
10/22木曜
先週高値でレジスタンスされ、先週安値からの上昇半値押し目まで売られた。
1時間足ベアの視点:前日陰線戻り売り。戻り目は1時間sma21
1時間足ブルの視点:先週安値発上昇波半値124.0押し目買い。1時間sma21上抜けで前日戻り高値までロング。
10/23金曜
- ドル円は水曜大陰線のあや戻し、ユロドルは4週前ハラミ高値からの戻り売りで逆相関となりユロ円は浮動。
- 先週安値発上昇波半値押し目124.0が一瞬崩れてスパイクしかけたようにもみえる。
1時間足ベアの視点:124.0強反発、または、水曜戻り高値まで買われれば売りを考える。
1時間足ブルの視点:先週安値発上昇波の押し目買い。押し目候補は前日安値。
毎日の値動き
10/19月曜
東京時間、先週安値への下押しは弱く、売りの弱さを感じた。
ロンドン初動、1時間下降CH高値抜け+ユロドル・タイミングで青1ロング、木曜ハラミ足高値を更新。
NY時間、火曜急落高値手前モミでユロドルとアウト。
10/20火曜
東京時間、ユロドルの押し目買いタイミングで青1ロング、ロンドン初動に下押しがあったが、その後、前日高値を更新、NY時間に先週高値でアウト。
10/21水曜
東京時間、先週高値で上値の重い展開。
ロンドン初動、先週高値キリサゲMトップ+15分キリアゲ+1時間足sma21下抜けで赤1ショート、ドル円の暴落に乗じて売りポジ保有。
NY時間、ドル円のタイミングでアウト。
10/22木曜
ロンドン初動、1時間sma21まで戻ったが、すでに押し目候補124.0にあって、真下に日足sma21も控えていたのでショートは見送り。その後、ドル円は戻り始め、ユロドルは戻り売りが始まったのでノーポジ。
10/23金曜
東京時間、月曜押し安値への下押しで急落。東京時間なのでスパイク狙いのロングは見送り。
ロンドン初動、123.5への下押しから15分キリサゲL抜けで青1ロング、東京時間の急落高値でアウト。
今週の視点
今週はドル円とユロドルでハラミ足ブレイクに関する対照的な値動きがあったのでケーススタディします。
ドル円は先週木曜ハラミ足高値ブレイク失敗からの逆サイドブレイク。いわゆるダマシ高値からのハラミ足安値ブレイクのパターンです。
週明けにこの先週木曜ハラミ足をどっちにブレイクするだろう?と考えました。
先週までの流れでみると、買い手側は9月安値から先週安値105.0への安値切り上げ+105.0での2回目のサポートを根拠に2週前高値まで狙うでしょうし、売り手側は先週安値を割り込めば9月安値を目指してショートしてくるだろうと思ってました。
9月安値に近づくほど買われやすくなるでしょうが、週明け時点ではニュートラルでした。
ボリバンをみても、日足±1σの値幅が50ピプスしかなかったので、これをどちらかにブレイクしないと大きく動かないだろうと思ってました。
気になったのは、先週木曜ハラミ足高値をブレイクしても日足1σでヘッドフェイクするかもですし、1回目のアタックでは抜けないと思ってましたが、大統領選も近くオクトーバーサプライズで一気に抜けてしまうかもしれません。
何ごとも起こりうる状況なので事実についていくしかないということです。
結果、20日終値が先週木曜ハラミ足高値でレジされたことを受け、フェイクになりましたが、ここまでの暴落は想定外でした。
21日、4時間CH安値ブレイク後の先週金曜安値反発を待ったのはダマシ×ダマシのリスクを避けるためでしたが、先週金曜安値の反発が弱く買い弱しとみてショートしました。
この判断がモタつくと、20日ダマシ高値と併せて4時間上昇CH安値にある買いポジ・ロスカットを狙うハイエナ戦法が間に合わなくなると思ったからです。
対して、ユロドルは先週木曜ハラミ足を月曜陽線終値がキレイにブレイクして、2回目のアタックで日足1σを抜けていきました。
過去動画の「日足ハラミ足ブレイク手法」を実践される方なら、20日陽線を先週高値までゲットできたのではないでしょうか。
ちなみにユロ円はユロドルとシンクロしていたので、ユロドル同様、20日陽線をゲットできたのではないでしょうか。
さて、先週木曜ハラミ足ブレイクが失敗したドル円と、成功したユロドルの違いはなんでしょう。
先週木曜ハラミ足ブレイクという部分的要因でみたら、ドル円は20日終値がブレイクに失敗しましたし、ユロドルは20日終値がブレイクに成功したからということになります。
この原因をつくった全体的要因でみたら、ユロドルは日足レベルの半値押し目買いが絡んでいて先週木曜ハラミ足高値ブレイクを助け、ドル円にはそれにあたるような全体要因がなかったといえます。
さて、ここからが本題、ここまでのお話は、あくまでボクの答えであって、数多ある答えのひとつでしかありません。
ファンダメンタル派からすればユーロが買われたのはユーロ圏の経済政策への期待感があったからと言うかもですし、ドル円の爆下げはバイデン優勢が折り込まれたという見方もできるでしょう。
つまり、ボクを含め、誰ひとりとして、値動きの中身について本当のことなんて知らないんです。
ボクはボクの仮説に基づいて答えを出しますが、ボクの仮説だけで相場が動いてないのは百も承知です。
誰かの仮説を信じるか、自分の仮説を信じるかしかなく、誰かの仮説を信じるにしても、結局、それが自分の仮説になるまで咀嚼することが大切です。
ここで、ユーチューブのコメントをご紹介します。
今回の動画で改めて当たり前すぎることですが以下を認識。
「未来は不確実であること」「全てのパターンに対応しうるような確実な正解は存在しないこと」エントリにしろ利確にしろ、あるスタンスを取るのであれば、当然それは特性に応じたメリットもデメリットもあってトレードオフの関係性にあると再確認でき、自分の方法、スタンスをもっと信じてあげてもいいのかなと思いました。
つい対応できないパターンが来るとデメリットにばかり目がいき不安になってしまいますが、表が70%で出ると知ってる歪んだコインで裏が連続で出たからといってゲームを投げては勿体無いですね。勿論、今の方法をより精度高く実施するには?より優位性の高い方法は他にないか?と仮説を立てては検証・改善していくプロセスは大切ですが、完璧主義、正解主義になりすぎても上手くいきませんね。カイゼン文化のある真面目な日本人はこれに陥りやすい気がします。
結論、不二子ちゃんの気まぐれな部分も含めて不二子ちゃん丸ごと愛せる器の大きい男になりたいと思います!
たくてぃむ さん Youtubeコメントより
大事なことは、その仮説が「理」にかなっていると心の底から納得できること。
そのためには、理の部分がブラックボックス化されていてはダメ。
なぜそうなるのか言語化できるくらい理解することと、データでの検証があって初めて自分の仮説といえます。
つまり、
正解とは腹落ちした仮説である。
ということです。
社会常識・親や学校での教育・誰かがつくった基準。もともとある答えに縛られて生きたきた我々にとって、自分が納得できる答えをつくる自由はかえって不自由に感じます。
その不自由さゆえに、100人いたら100通りの仮説があるトレードの世界では、いつまでたっても隣の芝生が青く見えちゃうわけです。
自分の芝生(仮説)は十分に青いと確信できれば、誰が何を言おうが気にならなくなります。
◆お断り◆
この動画は「学習」を目的に制作されたものです。個人の見解を過去のチャートから解説したものであり、未来を予想したり、利益を保証するものではありません。
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コメント
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コメント (12)
動画更新・ブログ更新ありがとうございます。
今週はまあまあいけそうな値動きでしたね。
さて、「誰が何を言おうと」の悪い面のコメントを書きます。なんか勝手なこと書いてるなーと読み流してください。
ドル円の値幅が日足で200pips以下に縮小してきました。過去にも何度かこういうことはありました。ユーロドルやポンドドルのオプションカットが日に数本未満なのに対してドル円は日に10本以上カットがあることが珍しくありません。円が待避通貨だとはいえ、いくらなんでも多すぎる。なんでかな、って調べてみました。
まず基本的に、我々個人はFXのみ、ストップやリミットは置いているけど根本のところ単独のエントリーで無限の利益と無限の損失を享受してトレードしています。かたやヘッジファンド、金融機関、実需の企業、プロップファーム、などなどは、現物、先物、オプション、通貨間あるいは通貨以外のあらゆる投資資産のアービトラージ、それらを組み合わせて、限定した損失と限定した利益の中で勝負している訳です。今、そして、しばらく前から、日米の金利差が無くなったり、アメリカ大統領選挙があったり、コロナの急騰急落があったり、様々なファンダメンタル要因が重なって今に至った結果、まず先にボラティリティが縮小し、その状況でも彼ら顧客を抱える機関投資家(非個人的意味合いです)のうち特に短期投資家は一定期間内に決まった利益を上げるノルマを持たされているために、複数手段のうち通貨オプションの買い戦略を取る割合が減り、また一般的にオプションは時間の経過と共に価値が減少するため、シータが減る前、その日のうちに細かい売買を繰り返すガンマトレーディングを行う割合が増え、そうすると更に全体のボラティリティが縮み、他の機関投資家はオプションの売り手となり(鶏か卵かでこちらが先かもしれません)、オプションの売り手に取っては相場が動かず買い手が放棄してくれる事が利益になるので、彼ら売り手は値幅を縮める戦略を取り、市場トータルではますますオプション売り戦略と買い手のガンマトレーディングが増える、そして値幅が一層縮小する。そういった悪循環に陥っている状況ですね多分。じゃあどうなったら、いつこの状況が崩れるのかといえば、テクニカル的には上下にオプションバリアがあればそれが崩されるときですが、結局それはファンダメンタルが変わるときで、選挙後なのか、コロナ後なのか、いつになるのかはわからないけれど、いずれ遠からず一気に動意づく日が来る。果報は寝て待て。そんなところなのでしょう。
我々個人が非個人投資家に対して持っている数少ない優位性の一つが、上げるべき利益に対して何の期限も一切のノルマも負っていない、ということですから、まあ平たく言って動く時までは日に10pipsで充分だから利益を確保しつつ、いずれ大きく動くその日を待ってじっと待っていればいいのかなと。
ちなみに私のメインはユーロドルで、ドル円は今は毎日は触らない方がいい、週一チャンスがあればいいかなぐらいの感じです。
来週のドル円オプションカットは103.00から105.20、29日カットが103.6と104.00なので、当たらないかもしれないけど一応その辺が非個人の想定トレーディングレンジなんでしょう。
もの凄く勉強になります(^_-)-☆
個人経営のおいしいカフェとチェーン展開するレストランの違いのように感じました。個人経営なら自由裁量でとにかくクオリティを上げればいい話ですが、レストランチェーンの目的はそこにありません。この視点の違いは大きいですよね。
いつもご教授頂きありがとうございます。自分の仮説を立てて検証する、正に今自分はその真っ最中です。ドルインデックスとドルスト通貨の逆相関をずっと見つつ、同時に通貨強弱チャートを見ながらドルと一番強弱の開いているペアをトレードしたらいいのではないかとの仮説を検証してきましたが、結果はあまり上手くいきませんでした。ポンドに関しては突発的な要因でテクニカルが通用しない局面が多いようですし、豪ドルも値が動く時間が少ないようで難しく感じます。以前からマヨハレ先生がよく言われてたようにユーロドル等に比べて他のドルスト通貨のテクニカルはやはり難しいとわかりました。更にドルインデックスとユーロドルはしっかり逆相関になっていても、他の通貨は結構差のある値動きをしていることも多いようです。それとドルインデックスとユーロドルが逆相関してなかったり、ドルインデックスは動いていなくてもユーロドルは大きく動いているということもたまにあるようです。そうして値動きはやはり通常の動きとは違うのであまり当てにはできないとも最近感じます。チャートを見てテクニカル分析をしシナリオを立てるにしても、今のこの値動きはまともなもので当てになるのかどうか、そういうところも仮説を立ててしっかり検証していきたいと思います。
通貨相関って案外難しいですよね、わかりやすいときもあれば、モヤってることもあって苦手です。何か核心を掴んだら、こそっと教えてくださいませ(^_-)-☆
素晴らしい動画、ありがとうございます!
動画と直接関係のない話で恐縮ですが、
まよはれさんのトレードスタイル、もしかしたら前と比べて少しずつさらに進化している?と思っていたりします。
というのも、
自分は過去の週ナビをほぼ毎日視聴ながら過去検証し、まよはれさんの考え・相場観を分析しています。
具体的な例はすぐに出せませんが、そう思わせたのは下記3点です:
・以前なら入らなそうなところは、現在のまよはれさんなら相場の強弱関係でタイミングなどあまり重視せず入ったりしている印象を最近受けた(しかも当然のように勝ちます笑)
・MAをエントリータイミングとして使い始めたのもこの1,2年間?だと
・一番初期のまよはれさんなら、ボリンジャーバンドをつかって短期スキャルをしていましたが、今はしていない
もちろん根底にある相場観は変わっていないと思いますが、
まよはれさんは自分のトレードスタイルに変化し続けていると思いますか?笑
トレード勉強と関係のない話になりますが、
自分の目標は勝ちトレードより、「MAYOHARE TRADE STYLE使い」になることが目標なのでぜひ聞きたいなと思いました!
変化してます。初期のボリバン短期スキャルはやらなくなりましたし、わかりやすくお伝えしようとするサービス精神(笑)からMAを使いだしました。動画制作のスタイルが変化の要因な気がします。
Tonyさん。
いらんお世話で横入りします。重大な局面ですね。守破離の守が終わるときです。
迷晴れさんは、明らかに昔と大きく変わっている部分と、当初から全く変わっていない部分が存在します。
多分迷晴れさんご自身はそれほど自覚していないかもしれません、笑
動画でもブログでも昔と変わりましたーなんて述べてはいませんね。当然ですが。
1分前まで売りだ!と言っていたのに、あっさり買っているのが真のトレーダーです。
例えば以前は「相場が小さくなったら自分自身も小さくならなければいけない」でしたが
今は「相場が小さくなったらまた大きくなるまで何もせずに待て」です。
MAのロールリバーサルを使い始めたのもつい最近の気がしますし(→これはかなり使える自然現象です!多分いつかコメント欄で後述します)
今更どうやっても迷晴れさんに追いつくのは絶対的に不可能なディスタンスが存在するので
そこはバッサリ諦めて
今どうするか、これから自分がどうするのか、を追った方が良いのかもしれません。
私は、私が迷晴れさんになるのは既に諦めていて、自分に出来ることを追究しています。
ご飯を食べるのにお箸しかつかえない人はお箸をとことん追究し、ナイフとフォークで肉を食べることが出来るようになるのは、まずはお箸を極めた後に考えるべきことなんじゃないかなー、なんて。
まあ明日からまた私はお箸だけです。
歳のせいか眼精疲労が辛くてイッツアスモールワールドの住人になる小人トレードはやらなくなりました(^_-)-☆なんなら、自動化できないかとすら考えてます。MAとボリバン±1σのロールリバーサルは昔から意識してます。ただ動画のなかでは、複雑になるのであまり語ってこなかったかもしれません。背景の整理から戦場を特定してシナリオを立てる流れは全く変わってませんね。
mrさん、コメントありがとうございます。
イッツアスモールワールドの動画、懐かしいです!!
こういう「まよはれトーク」ができて、とても嬉しいです。
(いつかHさん、猫チャラさんなどまよはれ歴の長い視聴者さんと一緒に語りたいです笑)
確かに100%まよはれさんを追いつくのはづくづく感じています(汗)
これからはできる限りまよはれさんに近付けつつも、
mrさんの言う通り、自分にあったトレードスタイルを模索していきたいと思っています。
自分がFXに触れて間もない頃に、FXのイロハを教えてくれたのはこのチャンネルなので、
どうして異常というほど愛着があります。笑
FXをラーメンで例えると、
ラーメンを作りたいというより、師匠の味を再現したいという気持ちが強いです。
mrのトレード奮闘史も、とても興味深いので、ぜひいつか聞きたいものです♪
今回のドル/円の日足はらみは、応用編の四時間足ブレイクでもエントリーは控えました。
押し目がキレイにしっかりと反発したようには見えず、ぐちゃぐちゃっとして、壁が出来たように見えなかったからです。週足、日足の20MAをみて、下方向への圧力がまだ残っているのかな、という仮説が立ちました。
その後、日足はらみに値が戻った次の日、ドル/円下落方向は、上位足の優位性の追い風があると仮説のもと、はらみ上限の位置で、一時間足20MA の補助もついたので、はらみ内ではありましたが、レンジ抜けでショートと判断しました。ただ、はらみ内のエントリーはまだ自信がなかったので、デモエントリーにしました。
ユーロドルは、
日足はらみブレイク後、しっかりした押し目が出来たと判断し、応用編を使って下位足でエントリーしました。週足や日足の20MA の傾きも上目線の追い風になると判断してました。
今週は、はらみ足になるまでの流れと、はらみ足の流れ、はらみ足をブレイクした流れも追うように意識しました。
・週足レベルの天井圏ブロックのネックラインを抜いた大陰線の高安で出来た週足はらみ → これからトレンドが生まれるかも。。
・日足レベルの押し目後に、直近安値を抜いた高安の日足はらみ → はらみ内の動き方によっては、反転になるかも。。
など、はらみ自体の流れに意味づけして捉えるようになりました。
どういう経緯ではらみ足になったのかを意識することで、はらみ足BO手法にさらに自信をもてるような気がします。
さらに、下位足でのエントリーを意識するように練習してると、下位足でチャンスを逃しても、じゃあ、次は上位足のエントリーチャンスを待とう、日足でブレイク足高値抜けを待とう、という風に、心の余裕がさらに出来たような気がします。
日足はらみBO手法の下位足応用編は、MTF分析の流れを意識する練習にもなるな~と感じました。
ユーロドル、ナイストレード!ハラミ足手法というひとつの基本から応用展開できていて素晴らしいです。
ありがとうございます!