23Jun
週刊チャートナビ(2018.06.18~2018.06.22)は、ドル円、ユーロドル、ユーロ円の主要三通貨ペアの一週間を振り返ったチャート考察です。
今週の視点
チャートを手法やカタチ(フォーメーション)でしか観れない人は、ゾンビに感染しやすい。
また、ゾンビ多発エリアを知ってるハンターは共食いさせておいて弱ったところを狩る。
ポジションがゾンビになりやすいエリアは、だいたい決まってる。
例えば、1時間足チャートにハッキリと『下降フラッグ』フォーメーションが見えていいても、その直下に日足サポートがあれば、その間で揉み始め、ゾンビウォーカーがウジャウジャと現れる。
上位足レジサポであるほど強いのはセオリーだが、そこを観てる人はエントリーを見送るので、ゾンビに感染しづらいわけ。
売り買いの優劣が、誰からみても明確なところ、つまり、チャートが素直な顔をしていれば安全地帯だ。
ドル円
先週高値は111.0で高値を切下げ閉じた。今週の展開想定として①オレンジCHL内を先週高値を上限として移動②オレンジCHL下ブレイク③オレンジCHL下ブレイク失敗で高値更新。
19日(火)オレンジCHLを割っても、CHLへのプルバックで暫く揉むかもしれない。なぜなら、抜けたオレンジネックラインや、オレンジCHLの裏を試すまで待つ人がいるから。
オレンジCHLを割ったこどで売ることしか考えてない人たちはイエローゾンビになっている。
19日(火)の急落で逃げきれなかったネックラインより上でロングしたレッドゾンビのポジションは、21日(木)に戻ってきて、やれやれと売ることができた、ひとたびゾンビになれば人間に戻れるかどうかは運任せになってしまう。
Jun.18 Mon.
先週高値を頂点とした天井圏、4時間足レベルは高値を切下げ始めている様子なので売り目線。
【売り】青ネック割れで110.0オレンジネックまで売り。
【買い】先週終値から先週高値までなら買える。
日本時間、青ネック抜け期待ショート、先週終値を2回試してから青切上げライン下抜け赤1イン、青ネックを15分足ではブレイクしたが小さい、結局レンジになってしまった。
Jun.19 The.
まだ青ネックを割ってないが売り目線。
【売り】青ネック割れで110.0オレンジネックまで売り。
【買い】先週高値から先週高値までなら買える。
日本時間、急落で青ネック割れ、買いが弱くプルバックしないことを1分足で確認して赤1イン、110.0オレンジネックまでショート。青ネックより上の買いポジは、この急落で逃げきれずレッドゾンビ化しているかもしれない。
オレンジネックでミニWボトム、これが崩れた赤2イン、この下落がオレンジネック抜けの第一波になった。
欧州時間、戻る第二波、ネガティブな波になるのでビギナーはスルーしたほうがいい。
本命の戻り売り候補は、オレンジCHL+青ネックの辺りになる、道半ばにもショート組はいるだろうが、イエローゾンビになる可能性がある。勿論、道半ばの戻り売りが成功することもあるが、その場合は、青CHL割れでインすればいい。
Jun.20 Wed.
オレンジネック割れ、ネガティブなコレクティブムーブ、ノートレードでもよい日。
【売り】オレンジCHL+青ネックが有力戻り売り候補。突如、青CHL割れば売り。
【買い】スキャルしかできない。
オレンジCHL+オレンジネックを割ったことでショートする人がいるが安値を更新できない、ゾンビがいれば、そのゾンビを狩るハンターもいる。そういう「地獄」のようなエリア。こういうところで期待売りすると自らもゾンジになる。自他ともに認める戻り売り候補まで待つのが賢明。
Jun.21 Thu.
今週の重要レート、オレンジCHLと青ネックの交差点に到達。
【売り】オレンジネック割れからの第三波狙い。
【買い】この戻り売り候補が敗れても、先週終値・高値が真上に控えている、迂闊には買えない。
日本時間、オレンジCHLと青ネックの交差点にできた赤レンジブロックを上にブレイク、次のレジスタンス先週終値まで青1でロング。
ここでのポイントは、オレンジネック割れからの第三波戻り売りが、まだ完全に失敗したとは言い切れないこと、日足は終値で抜け閉じているので売り目線のまま。
欧州初動、先週終値を試し、もう上がらないのことを確認、米国時間、欧州時間にできた天井を試しミニWトップネックを割った赤1でショート、ここで入れなければ戻りを待って赤2イン。
Jun.22 Fri.
オレンジネック割れからの第三波の続き。
【売り】109.5まで売り。
【買い】109.5でサポートされてから考える。
紫安値の反発が気にはなるが、109.5まで下がるだろうと思ったが、そのままスライドしてしまった。米国時間、赤1でショートできるが安値を更新できなかった。
ユーロドル
先週の急落で日足水平線まで下がっている、この水平線はスンナリとは割れないだろう、底値圏の動きになると難しい。
下降フラッグから日足水平線を割る可能性もあるが、手ごわければ、今週は底値100ピプスのなかの動きになる。そうなったら、仮ネックを引いて底値レンジ内を刻むトレードになる。
Jun.18 Mon.
先週木曜急落から少し戻しての週明け、このまま下がり続けるのか、一度戻すのかわからないので、わかるまで待機。
【売り】イキナリ日足水平線を割るのは難しいだろう、そうなると近い高値から売るかだが、フラッグの可能性を考えておかないといけない。
【買い】1.165を上抜けば買い。
Jun.19 The.
下降フラッグで売り目線だが、日足水平線まで、割れない時点で青ネックを引く。
【売り】1.165+青CHL(FLAG)上でレジスタンスされれば売る。
【買い】1.165を上抜くまで買いは無し。
日本時間、1.165レジスタンスを確認できた、日足が陰線になり始めた赤1でイン、日足水平線までのショート、フラッグ抜け赤2インでもいい。
15日安値とWボトムになり、日足水平線周辺は揉みそうなので、その後はノートレード。
Jun.20 Wed.
【売り】青CHL(FLAG)を下から試せば売り。
【買い】1.160を上抜けば青ネックまで買い。
日本時間、前日終値2回目の試し+抜けてきた青CHL裏タッチ、このミニWトップを下から試した赤1でイン、このショートは延びなかった。
日足水平線もあって青ネックを上抜くまで指向性が弱いのでノートレード。
Jun.21 Thu.
日足水平線での値動きに注意!日足終値が閉じないとブレイクの判断はできない。
【売り】1.155アラウンドの日足水平線を割ってからだが日足下ヒゲになるかもしれない。
【買い】青CHL下で反発すれば先週終値まで買える。
1.155~日足水平線までのスペースはゾンビ化しやすく、売っても買ってもギャンブル。
欧州時間、一旦決着がついてから赤1でショート、ただ、日足水平線に対しては、日足終値が抜けないとブレイク確定しないので、売り目線ではいられない。
米国時間、先週終値レジスタンスから戻り売り失敗青1ロング。
日足水平線を意識できず利確できなかった売りポジ+戻り売りした売りポジの逃げ、さらに、日足サポートは強い!と感じた人が新規買いを入れれば上昇する、さらに、米国指標の結果も悪かった。青1で入れなければ、青2のロングで青CHL上までを狙う。
Jun.22 Fri.
青CHL上と先週終値で三角持ち合いになっている。
【売り】先週終値の三角持ち合い、下抜けば前日始値付近安値まで売り。
【買い】先週終値の三角持ち合い、上抜ければ青CHL上まで買い。
日本時間終盤、三角持ち合い上抜けで青1ロング、利確目標は、1.165+青CHL上、この値動きが青ネックを上抜いた。
19日安値と21日安値をWボトムとすると、ネックをブレイクさせた安値まで落ちてくれば転換狙いで買いたい。
ユーロ円
19日(火)急落でハラミとなった、ユロ円の指向性は弱いので、他2通貨ペアの動きについていく。
Jun.18 Mon.
日本時間、青ネックライン割れ赤1イン、ドル円が動意づいたので利を延ばす。
欧州時間、先週安値でWボトム、安値を切上げ始めた青1でロング、先週終値で利確。
Jun.19 The.
日本時間、ドル円が動意づいたので赤1ショートでついていく。欧州時間、ボリバンのダイバージェンスなどで延び切ったと判断して利食い、米国時間には、戻りの波を先週安値までロングできる。
Jun.20 Wed.
ドル円・ユロドルとも難しいエリア、ユロ円も青CHLのなかで、抜けないと延びない。
日本時間、青CHL(FLAG)上+先週安値レジスタンスでユロドル赤1シンクロショート。
ドル円が大きなピンバーを出現させて上昇に転じたところで青1ロング。
Jun.21 Thu.
日本時間、128.0を試してから下がり始め、欧州時間、青CHL(FLAG)下抜けで127.0までユロドル赤2シンクロショート。青1ロングは、ショート組の利確買い戻しを狙ったもの。
米国時間に入ると、ドル円は売り優勢、ユロドルは買い優勢となった、ユロ円は乱高下するのでノートレード。
Jun.22 Fri.
欧州時間、128.0ブレイクアウトはドル円青1シンクロ・ロング。米国時間、Wトップネック割れでドル円赤1シンクロショート。
ボクは、チャートで揉み合ってる地帯を見るにつけ、ゾンビが街をウロウロと歩いているシーンを想像してしまう。
地獄がいっぱいになると死者が地上を歩き始めるんだ。
これは、ホラー映画の金字塔1978年『ゾンビ』のリメイク版『ドーン・オブ・ザ・デッド』の台詞。
ここでいう「地獄」とは、絶対に儲けを逃したくない人たちが期待感から、迂闊にもポジションを持ってしまい「欲」を手放せずにハマっていく、そんな構図にみえてしかたない。
映画でも、トレードでも、ゾンビの行動はワンパターン、出現エリアもだいたい決まってる、マルチタイムフレームで相場を俯瞰できず、目先の人間(ロウソク)にスグに喰いつこうとする人が大概ゾンビに感染する。
ゾンビは足が遅い、値動きも遅い、フラフラ方向感もない、だから焦らず行動すればいい、共食いさせておけばいい、焦って突っ込めば、咬まれてゾンビになる。
ちょっと分かり始めた頃がゾンビウォーカーになりやすい。
晴れのちゾンビって感じで、ボクも、スンナリ勝てる日と、ゾンビになる日を繰り返していた頃がある。
そんな日々が続いたのは、スペックがワンランク低かったせいだと思う。
相場にはスペックの高い人も低い人もいるが、ロウソク足がゾンビに見えてくれば、スペックは相当上がっているはず。
ゾンビには「渇き」しかないが、スペックが上がれば、その渇きをセーブできるようになる。
怒りは人を愚かにさせる。そして愚かさで人は命を落とすもの。
こちらは、海外ドラマ『ウォーキングデッド』の台詞。
ゾンビ映画やドラマの面白さは、極限状態に追い込まれたときの、生き残りをかけた人間ドラマにある。
普通の人がヒ-ローになったり、ヒールになったりする、良かれ悪かれ、追い込まれると人間は本性を出す。実社会で本当に怖いのはゾンビより人間だろう。
◆お断り◆
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コメント (12)
今年の4月位からマヨハレ先生の動画を見始めました。1966年生のほぼ同世代で自分も大のラーメンマニアなのでマヨハレ先生との近しいものもございますが、fxを始めて12年になりますが全く進歩がない点は先生とは大違いです。まだまだチャートをしっかりとは見れていないようです。6/24東京時間10:00位にユーロ円を127.73付近でショートというアホなことしてしまいました。更に悪いことにその後3時間程美術館で作品を見ているうちに気づいて見たらがっちりやられてました。トレード中に他のことをするという負けるべくして負けた、全く話になりません。今回の週間チャートナビでユーロドル、ユーロ円の日足サポートはわかってましたが、先日のECB理事会後の急落を見るとそのまま日足サポートも越えてしまうのではないか、こんなに下げ一方でサポートされて上がるのかという思い込みが強かったと思います。分からなければとりあえず様子見すべきだったと後悔しています。エントリーせずに美術館に入って見終った後にチャートを見てれば違う結果になったかもしれないと感じました。また、損切りを設定してなかったことも大きい反省点で、どんなに一方的な相場と感じても必ず逆があることを忘れてはならないと今回先生の動画を見てつくづく感じました。
先生なんて…そんな大層な者ではありません(^_-)-☆同世代ということで、また気づいたことなどあれば、お気軽にコメントください。
ゾンビというのはなかなかの例えですね。
確かにゾンビゾーンでつかまると本当に発狂しそうになります。
こうなった時の処方は一つしかありません。
一回死ぬことです。
つまり損切りです。
逆にそうでないところで逆行しても別に冷静に対処できます。
Nonさんにもそういう時期があったということこそが読者の知りたい所だと思いますし、そしてそういうことに言及していることが、このブログの価値だと思います。
それなりに利益を上げている個人トレーダーがいることは事実です。
勝てている人が1割しかいない厳しい世界だと言いますが、これは1割の人が勝てているという事実を示しています。
本当に知りたい情報は、勝てている人がどのような手法を持ってして利益を上げているのかもさることながら、どのようなプロセスを経て現在に至っているかというのも大きな関心事と思います。
巷には有料や無料、有益なものから詐欺まがいのものまで色々な情報が溢れていますが、このようなことまで適確に説明しているようなブログは他に例がないように思います。
こういう優良サイトを潰しにかかる例もあるそうなのでお気をつけください。
一回、You Tube がダウンしたこともありますからね。
PS
あるお医者さんから聞いたことがありますが、
腫瘍細胞を顕微鏡などで分析すると、治癒の困難な悪性の細胞は本当に悪い顔をしているそうです。
治癒可能な細胞は、そこまで悪い顔をしていないそうです。
患者さんを慮ってそういうことは普通言わないと思いますが、
本当のプロは、実はそういうことまでも分かっているのものだと思いました。
『一回死ぬこと』これ、名言ですね(^_-)-☆お医者さんの話、ついこの間、まさに同じことを医者から言われました。人にもガンにも顔があるんですね。
こんにちは、いつも勉強になる動画ありがとうございます。
FXデビューからずっとエリオット波動でやってきたのですが(といってもまだ1年も満たないのですが)、今週から水平線、ダウ、フィボナッチを主軸にしたテクニカルに変えてみました。インジもカスタムキャンドルとオートラインコピーを入れて色も迷晴れさんを丸パクリして…です。(笑)
以前にサンクスメールでどなたかが似たようなことを指摘されていましたが、手法を変えても諸手法が示す本質的なメッセージはどれも矛盾しないということに共感しはじめています。移動平均線によるグランビルの法則やエリオット波動の半値戻し地点も結局は「売りも買いも拮抗してカオスになってる、やっちゃダメ」という迷晴れさんが繰り返し言われるものを示したいがために昔からあるものなのではないかと思い始めました。
ではどこから入ればいいのかというと「決着がついた後に抜けた方」ということなのですね。
この点をずっと勘違いしていました。エリオット波動を極めれば値動き、つまり「抜ける方向」も含めて予測できると考えていたからです。かえって難しいことを意識していた気がします。
水平線に新しい意味を与えてからまだまだ日は浅いですが、カオスゾーンを見極める点でものすごい合理的直接的なやり方だなあ….とわくわくしています。
今週の値動きですが、個人的にポイントと感じたのは木曜日に110.20を下抜けしたところです。
このことによって今年3月下旬につけた104.80からの半値(108.20)押し、火曜の再度半値(109.50)押しの先祖代々リズムがはじめて崩れたというふうに見受けています。しかしここから戻り売りっぱなしでいいというわけでもなく、半値押しも上位になるほど一度きりで諦めない性質(レンジに化けやすい)があるようなのでそのことを踏まえながらみていきたいと思っています。
ひとつの正解を求めても意味がないことに気づくまで、ボクも相応な時間がかかりました。
前を走る車がどっちに曲がるかを当てるようなものですよね、曲がった方向へついていけばいいだけです。
木曜日の下落を止めたのはそのせいですね、ナイスジャッジです(^_-)-☆
いつも為になる動画ありがとうございます。今回のゾンビのお話はすばらしい例えで良く理解できました(とはいいましてもすぐに勝ちにはつながりませんが・・・)。私もドル/円18日の赤いゾンビになってしまいました。
このあたりは高値更新した上で、青線のネックラインがちょうどフィボナッチ50%になり絶好の押し目と考え、切り下げラインを引いてロングエントリーし負けました。ブログ中には「4時間足レベルは高値を切り下げ始めている様子なので売り目線」と書かれていました。私も高値切り下げを認識していましたが調整波だから下がるのは当たり前と思っていました。
そこで迷晴れるさんが売り目線とお考えになった理由を自分なりに考えてみました。一つは高値更新が微妙(4時間足では行ってこい)、もう一つは週足高値がかなり強いレジスタンスとお考えになった。以上です。これでよろしいでしょうか?
お忙しいとは存じますがよろしくお願い致します。
週足高値レジスタンスの強さと、日足チャート111.0がネックラインになっていることです。
早速のお返事ありがとうございました。やはり週足高値ですね。111.0の日足ネックラインは気付いていましたが日足なのであと20〜30pipsくらい伸びるだろうと思っていました。やはり「〜だろう」と期待するなら、同時に「〜でないかもしれない」とも考えておかなければいけませんね。わたしも一つ一つの失敗を肥やしにしてスペックを上げていきたいと思います。
早速のお返事ありがとうございました。やはり週足高値ですね。111.0の日足のネックラインも気付いてはいましたが日足なのであと20〜30ピプスは伸びるだろうと思っていました。「〜だろう」と考えるのと同時に「〜でないかもしれない」とも考えておくことは必須ですね。毎回の失敗を肥やしにしてスッペクを上げていきたいものです。
ユーロドルの1.15がやりにくい
1.15割りにいくのか、いかないのか
一回割るまで買いポジ持てれましぇん
と思ったら、サクッと上がってるし
なんだよーって感じでした
しょーがないので、1.16からポジリンコしました
ホントやりにくい
今週のユロドルは難しかったですね(^_-)-☆