21Oct
週間チャートナビ(2017.10.16~10.20)は、ドル円、ユーロドル、ユーロ円の主要三通貨ペアの一週間を振り返ったチャート解説です。
今週の視点
エントリーのトリガーとなるサインには、多種多様なものがありますが、最も基本的で、世界のトレーダーが意識しているのは、安値切上げと高値切下げだと思います。
このサインが、トレンドやレンジの天底と予測されるレート近くに出れば、そのまま反転サインになります。シンプルに、上位足のレジサポ水平線と、このサインだけでも、十分にトレード可能ではないでしょうか。
安値を切り上げたら、売り圧力が弱まっている、買い圧力が強まっている。
高値を切り下げたら、買い圧力が弱まっている、売り圧力が強まっている。
Wトップやボトムも、このような理屈で出現します。
また、高値切下げ、安値切上げを起点に、レンジの入り口になることも多いので、目線をニュートラルに戻すきっかけにもできます。
ドル円、売りバイアスだったが、押し安値の切上げで目線をニュートラルへ。
大きな天井部からのネック抜けで、売りバイアスをかけてましたが、押し安値から、安値を切上げたことで、目線がニュートラルになりました。
ブロックA:押し安値ネック+先週安値で止まるかどうか(押し安値につける可能性もある)を確認します。下げ止まれば安値切上げの可能性があり、その後の展開に影響します。
ブロックB:ブロックAとの綱引きになる。押し安値から安値を切り上げているので、幾分、買い手有利にみえますが、決着がつくまでは、あくまで可能性の範疇です。
逆Vで強く売られましたが、それでも、急騰起点を下抜くことができずに、赤ブロックをつくりました。これを上抜けば、売りポジが順次清算されることになります。
それ以降、要所で戻り売りがありましたが、金曜日の米上院での予算決議案可決がきっかけで、ドンとドルが買われました。
Oct.16(月)押し安値までの売り目線
売り目線
赤1:ロンドン初動、急落を受けて、押し安値狙いの戻り売り。赤ブロック小競り合いを確認するのは、ボトムからの勢いがあれば、青矢印になる可能性があるからです。
押し安値ネック+先週安値でサポートされたことで、安値切上げの可能性が高くなりました。
買い目線
青1:押し安値ネックにできたWボトムからのロング:米朝外交筋が話し合いの席につくことを模索しているとのニュースが流れたようですが、チャートでも、先週安値+押し安値ネックで3回サポートされていて、トレーダーは、この事実を重く観ているはずです。
動き出したのは、夜中の2時過ぎでした。個人的に、このようなケース(米国重要指標がないのが条件)では、先週安値が底堅いと観て、日中に逆張りを仕掛けてしまいます。押し安値まで20ピプスあるので、損切りを許容できる枚数にポジション調整すればアリだと思います。
Oct.17(火)ネックラインでの綱引き
売り目線
赤1:ネックラインでWトップからのショート。前日の強いドル買い+東京時間の昼間ということで、下がらなければ即逃げます。下がるにしても、もう一回り大きなWトップが必要かもしれません。
赤2:50%半値戻し+先週始値反発ショート。次の戻り売りポイントですが、すでに安値を切上げています。このショートの可能性は①戻り売りが成功して押し安値ネックを目指す②は①が失敗するです。黄●急騰起点を下抜けなければ②のパターンです。
買い目線
青〇Wトップ期待狩りロング:予兆は黄●ロウソクですが、直近高値を上抜けば、Wトップ期待ショート組の損切りを狩れますが、こういうのは飛び乗るしかありません。
Oct.18(水)50%半値戻り売りの失敗
売り目線
赤ブロックを下抜けない限り売りはありません。
買い目線
青1:赤ブロック・ブレイクでロング。前日高値+先週始値+半値戻しを試します。米長期債利回りの上昇の影響も手伝って、どこまで上昇するわかりません。
先週高値レジスタンスでも値動きを確認しますが、天井部をつくるにしても、丸一日かかるので慌てて売ることはありません。
青2:青1で入れなかった場合、こちらでもいいでしょう。Wトップ期待ショート組の損切りを頂けます。
Oct.19(木)91%戻し
売り目線
赤1:ダマシの高値逆張りショート。91%戻しはWトップ右山です。これが破られると全戻しになるので、ショート組も最後の抵抗をします。
前日高値を試し、ダマシの高値(黄●)確認後に逆張りできますが、押し安値基準のロング組、ネックライン基準のショート組が綱引きしているなか、91%戻したことは、ロング組の強さが伺え、少し下がっても、ロング組に強襲される可能性が高いです。
買い目線
ネックラインに達するか、底値のチャート・フォーメーションがでるまで買えません。
Oct.20(金)押し目買い
売り目線
18日安値を下抜けなければ売れません。
買い目線
青1:底値フォーメーションからの急落起点抜き返しロング。今週は、押し安値の切上げが効いていました。さらに、ドル買い要因として、ゴトー日(5・10日)でのドル買い・円売り、米上院で予算決議案可決が重なりました。
ユーロドル、戻り売り弱く先週足ハラミになる。
天井部からの戻り売りで押し安値を目指す動きがひとつ。これに対して、押し安値からの押し目買いがあります。
先週ロウソク高値では売り、安値では買いの力が強くなります。先週ロウソク中央は売りと買いが拮抗するので要注意!
安値更新できないなら、目線はニュートラルです。
Oct.16(月)押し目買い候補まで売り目線
売り目線
赤1:窓埋め+先週終値レジスタンスからのショート。黄●急騰起点でサポートされても先週終値をブレイクできなかった事実が出ているので抜けやすいと考えます。ここを逃せば次は赤2で黄●を抜けてからになります。
ここが天井からの戻り売り候補なら、押し安値を目指すはずです。
買い目線
先週終値を上抜くか、オレンジ押し目買い候補でWボトムにならないと買えません。
Oct.17(火)先週安値まで売り目線
売り目線
赤1:先週終値レジスタンスからWトップネックライン抜けショート。まだ16日ボトムとの決着がついていず、青矢印になるかもしれないショートなので、逃げる準備が必須です。
赤2:押し目買い候補Wボトム失敗からのショート。下落の勢い弱く感じます。
買い目線
先週安値に届くか、届かないのも確信するまで買えません。
Oct.18(水)先週安値へのWボトム試し
売り目線
赤1:先週安値に届かなければ、安値の切上げ期待から、買い手が元気になるので注意。
買い目線
青1:ダマシの安値からのショート。完全な逆張りですが、長い下ヒゲ(5分足では打ち消し線)になっているのでチャレンジする価値はある。
青2:Wボトムの体になりました。黄●のような強い買い手のサポートもあります。ただし、緑●高値を上抜くまでは油断はできません。
Oct.19(木)先週足ハラミ中央部で方向感なし。
先週終値周辺からのサポートで上昇しているので、今度は、先週高値を目指しそうですが、先週足ハラミの中央部なので、先週終値、ネックラインも近くなると、レジスタンスされるかもしれません。
前日からのロング・ポジションを持っていれば、先週終値までホールドできますが、途中乗りはやりずらいです。買いは高値を掴むリスクがあるので、天井ができてから売りを考えます。
逆に、逆張りなら黄●下ヒゲをサインにロングできます。
Oct.20(金)先週高値手前で反転
売り目線
赤1:Wトップをつくったので、緑●安値のネックラインまでサポートがないのを利用して売ります。このショートはネックを抜けてくれました。
買い目線
4時間足をみると、安値切上げ、高値切下げで「三角持ち合い」の体になってきました。買うなら、もうこれ以上売られないと判断できたところからです。
ユーロ円、先週足160ピプスのハラミだが、下限132円サポートは使える。
天井圏で方向感の薄いところ。先週足高安から成る160ピプスレンジ、とくに中央部でのポジションは注意したいです。
先週足安値+132.00付近で何度もサポートれているので、ここからロングできます。狙いは先週高値ですが、何が起こるかわかりません。
Oct.16(月)先週終値サポート確認
売り目線
赤1:Wボトム失敗からのショート。黄●はダマシの高値で、青矢印になりそこなった名残。こういうサインがでると売りやすくなります。
買い目線
青1:先週安値サポート・ロング。132円周辺では、過去に何度もサポートされています。根拠が強いところで、緑●のようなサインがでれば、逆張りしやすくなります。
Oct.17(火)戻り売りからの先週安値試し
売り目線
赤1:1時間足をみるとわかりますが、この下降波サイズに対して、16日のWボトムは小さすぎます。V字反転でもしない限り青矢印のイメージにはなりません。
先週安値を更新するか否か、この時点ではわかりませんが、もし、Wボトムになるにしても先週安値を試すはずです。
買い目線
東京時間に、水色水平線を上抜かない限り買えません。
欧州時間に入り、先週安値サポートされました。動き出すのが夜遅くなりそうなら、損切り幅で枚数調整して、サポートで買ってしまうのもアリです。
Oct.18(水)先週安値サポート反転
売り目線
先週安値を割るまで売りません。
買い目線
青1:先週安値サポートを確認後の短期トレンド押し目買い。経験法則ですが、黄色破線のような安値を試す値動きはレンジでは出にくいです。
ネックライン手前で入ってしまうのは、ネック・ブレイクと同時に急騰した場合の機会損失を防ぐためです。
このロングの目標は先週高値ですが、途中Wトップのネックラインを割ってしまえば利食いを考えます。
Oct.19(木)今週目標、先週高値付近。
売り目線
赤1:今週目標を先週高値に定めていました。おそらく、同じことを考えていたトレーダーも多いはずです。先週終値から、ダラダラと利食いも入らずに上昇してきたので、ここは利食いを狙ったショートを打ちます。
東京時間のロング組+ブレイクアウトで飛び乗ったロング組を一瞬喜ばせたのもつかの間、黄●がダマシの高値(ロンドン組の東京高値狩り)になってレンジ内に戻れば、買いポジが逃げ始めます。
もともと、先週高値は達成感が高いところなので、下がり始めれば、少しでも利益を大きく残したい心理が働いて急落します。
買い目線
Oct.20(金)先週高値はブレイクしたが…
今週の目標を先週高値に定めていました。あとは余波をとる感じですが、青1でロングしても波動の勢いが弱いのがわかります。
原因は、先週高値をブレイクしても4時間足でみれば高値が近くレジスタンスになっていて、決して見通しが良くなったとはいえないからです。
父の葬儀が終わって、遺品の整理やら、いろいろな手続きやらが残ってはいますが、おかげ様で、なんとかひと段落しました。
3年前に母が亡くなったときにより、幾分、楽でしたが、今回、イレギュラーだったのが「警察関係」でした。
あまり楽しい話ではありませんが、いつかは誰にでも起こることとして、知っておいて損がないと思うのでシェアします。
まず、亡くなった場所が、病院や医療行為が認められている施設なら全く問題ありません。
もし、それ以外だと、警察が介入してきますが、今回のケースがそうでした。
父は、施設の密室で数時間の間に息を引き取ったので、亡くなった瞬間を誰も見ていませんでした。
最近、介護施設でのトラブルも多発していて警察の締め付けが強くなっているのもあって「事件性」を疑われました。
父の亡骸は警察に移されてしまい、検死(暴行されてないかなど)や調書がすむまで会わせてもらえませんでした。
病院なら、医者が診断書を書いてくれますが、事件性がないことが証明されないと、遺体を葬儀社に引き渡すこともできません。
ボクは地元警察に数回呼び出され、父の預金口座にあるお金の動きまで調べられました。
24時間後に疑いが晴れて、遺体を引き取ることができましたが、亡くなったときのままで、口も閉じてもらえず可哀そうでした。
さらに、追い打ちで、死亡診断書で5万円、遺体を入れる袋で2万7千円の請求をされました。
遺族としては、葬儀で最後のお別れに来てくれる方に、きれいな顔を見てもらいたかったのに、そこだけがとても残念でした。
葬儀屋さんに聞いたところ、孤独死なら、遺体は冷房設備もないところに数日間も拘束されるそうです。
昔なら、自宅で家族に看取られながら安らかに息をひきとるのが理想でしたが、亡くなったあとのことを考えると、そうでもないのだなぁと思いました。
検証ソフトフォレックステスターがハロウィーン・セールで5,000円安くなってます!購入をお考えの方はこの機会にどうぞ!
◆迷晴れFXの上手な活用法◆
この動画やブログを見るだけでトレードが上達することはありません。
本来の学び場はチャートであり、当コンテンツは【考えるヒント】の気づき場とお考え下さい。自分で仮説をたてて、自分で考えることが勝つコツです。
◆お断り◆
この動画は「学習」を目的に制作されたものです。個人の見解を過去のチャートから解説したものであり、未来を予想したり、利益を保証するものではありません。
記事へのレビューやご意見はコメント欄をご利用ください。コメントを「読者さまの声」としてブログや動画に掲載させていただくことがございます。
個人が運営していますので以下のご質問にはお答えできません。
・サイトの趣旨と無関係なこと。
・調べて頂ければ自己解決できること。
・誘導リンクのあるものはスパム扱いとさせて頂きます。
・初心者の方のご投稿は「迷晴れボックス」をご利用下さい。
◆著作権について◆
当サイトは無料でご覧頂けますが、著作権は放棄しておりません。動画等のコンテンツを営利目的でお使い頂くことはできません。
詳細はご利用についてをご覧ください。
関連記事
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (8)
はじめまして。
そして、この度はご愁傷様です。
私も両親は健在ですが高齢なので他人事ではないです。
警察はそのようなことまで関与してくるのですね。
お忙しい中、動画の作製は大変でしたでしょう。
いつも拝見しております。
ありがとうございます。
お心遣い感謝します。
もう、だいぶ落ち着きました。これからも頑張りますね(^^♪
先日は、口座のご相談にのっていただきありがとうございまいた。
YJFXに申し込んでいたのですが、そこでMT4が使用できたのでFT2と併用してます。
ところでこのサイトではFXの上限規制の話には触れていないんですね。
個人的には50倍⇒25倍のときより衝撃はあると思っており、今まで以上に東京タイムが閑散としてFXの魅力が乏しくなるんじゃないかと思い、とても残念です。
金融庁がNISAを広めたいだけという話がもっぱらですが、FXで食べている投資家のご意見として、今回の上限規制どう思われますか??
はっきり言って改悪ですね。ただでさえ、国内口座のレバは低いのに…といった感じです。NISAは投資、トレードは投機。そもそも投資と投機は別物なのに…。
これまで多くを乗り越えてこられたのですね
とても気丈な方です
お体は大丈夫ですか?
ご自身のペースでゆっくりなさって下さい
お心遣い感謝です。
母はあまりに突然でしたが、父は年々弱っていましたので覚悟はできてました。
なるべく長く、このブログを続けるために、無理をせずにいきます。
私の父も突然でした。
高校生でしたのでショックで食事ができなくなりました。
暖かくしてゆっくりお休みください。
温かいお言葉、ありがとうございます!