22Oct
ペナント、フラッグなどのチャートパターンは見た目わかりやすいのは確かですが、これだけをトレードの基準とすると片手落ちになる。チャートパターンはできる場所によって時間経過とともに姿かたちを変えるので「出現場所」とワンペアで観察しなければならない。
雄牛・熊出没注意!
三角、四角などレンジの形は様々、いづれもブレイクすれば、抜けた方向へ一旦進むことが多いが、出現場所によって値動きはマチマチ。ブルベアの強弱関係が明確なトレンド途中のペナント・フラッグなどは、抜けた方向へ順行するが、今週のドル円のように、天井になる可能性が強い場所だと、ブル派の押し目買いが再燃するレートもすぐ近くにあるので厄介だ。
ブルベアの目線が入り乱れる場所だと、熊(ベア)と雄牛(ブル)がお互い出没しそうなレートが近く、そこまでの値幅を限定したトレードになる。チャートパターンを見て売りたいと思ったら、ブル派(雄牛)が潜んでそうなレートを推測してみましょう。
ドル円はブルベア双方の目線が入り混じるカオスなエリア
三角持ち合いを下に抜けるも「押し安値1」でサポート。「安値2」からの押し目買いが「104円」をブレイクするかと思いきや「高値1」でレジスタンス。いまだ103円と104円の檻の中といった体。細かく抜けるところはあるが、大きく狙える週ではなかった。
【シナリオ1】三角持ち合いブレイク
「黄色モミ」で上方にダマシてから三角持ち合いを下方にブレイクした。天井になるかもしれない、大きな持ち合いなだけに、しっかり買いを受けてから、しかるべきレートから売りたい。「高値1a」は「黄色モミ」+「切上げライン」がほぼ合致する場所。ショート目標は4時間足「安値1」で、ここからブル派の押し目買いが入る可能性が高い。
【シナリオ2】4時間足押し目候補ロング
4時間足の押し安値「安値1」をブレイクできなかった事実を受けて、「安値2」から一旦ロングできる。ただし、「高値1」や「高値1a」でのベア派出没に注意!「安値2a」「安値2b」でロングするにせよ「高値1a」からの戻り売りが入る可能性がある。もし、黄色〇でベア派が勝利すれば、再び「安値2」をマークしたかもしれない。
【シナリオ3】高値1からの逆張りショート
ブル派の強め陽線をベア派が上ヒゲで跳ねつけた「高値1」は、三角持ち合いブレイクのきっかけとなった起点とも見える。結果的に「安値2」から上昇トレンドできているが、途中、ベア派がブル派に勝った可能性もあった。「高値1」はベア派最後の砦になりそうなので、ショートしてみる価値はあるが、これも値幅の確保が難しい。
ユーロ円は先週に引き続き112円~116円の400ピプスレンジ
400ピプスレンジのセンターラインが114円。今週はこのラインを基準にトレードできた。
【シナリオ1】三角持ち合い+114円ブレイク
三角持ち合いは抜けても、すぐに114円が控えているので、ここを抜けてからの方が安全にショートできる。「モミa」を下抜ければ、「113円付近」の4時間足安値まで狙える。
【シナリオ2】高値1b戻り売り候補までのロング
引き波(コレクティブムーブ)になるので細かく利食いしながらのトレードになるが、「モミb」のブレイクなどわかりやすいところもいくつかある。
【シナリオ3】114円戻り売り
ECBドラギさんの発言余波が収まったあと、114円を背にした戻り売り、いわゆる「サポレジ転換」売りができる。
ユーロドルはベア派が息を吹き返す
先週三角持ち合いをブレイク。勢いが一旦衰えたかに見えたが、「日足サポート1,09500」を下抜いたことで、再びベア派が息を吹き返した。「高値1-4」と切下げているので、上限からショートすることもできるが、「1.09500&切下げライン」の攻防を抜けてからの方がわかりやすい。
【シナリオ1】戻り売り
「高値1」や安値更新しているので「高値2」を形成後、切上げライン・ブレイクから売るのもいいが、「安値1」「日足サポート」があるので、利を延ばせそうではない。
【シナリオ2】戻り売り+レンジブレイクダマシからのショート
「安値1」+「日足サポート」vs「切下げライン」はブルベアが攻防するエリア。「モミa」を上方ブレイクしたかに見えても「高値1-3」の切り下げラインが下りてきている。気の早いブル派がレンジブレイクに飛び乗り、あわてて損切りしたらショートのチャンス。
【シナリオ3】日足サポート1.09500ブレイク
「1.09500」をブレイクしたことで、ブルベア攻防の決着をみた。ここから暫くはベア派の熊劇場となることが予想できる。
今週の日本列島は夏と冬が一緒に来た。ヒートテックを引っ張りだしたが、結構、昼間はまだ暑いです。
若い頃はデザイン重視でしたが、最近はデザインよりも機能重視で服を選んでいて、アウトドアショップで買うことが多い。
もともと、山歩きができる素材なので、フリースひとつとっても軽くて、丈夫で、暖かく、カラーバリエ-ションのセンスもいい。胸の辺りにロゴマークがドンと入ってしまうのが残念ですが、値段も手ごろです。
ユニクロは度重なる値上げで、残念ながら、ほとんど魅力がなくなってしまった。(錦織選手を起用しても赤字決算になったらしい)
アウトドアショップの店員さんが、上手に商品を勧めてくれるので、どんどん買ってしまいそう。秋はトレッキングのシーズン、ひと揃えして、近くの山にでも出かけてみようかな。
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コメント
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コメント (12)
こんにちは。
今週もドル円は難しい1週間でした。
うーん、よくわかんないなと思って
エントリーしなかった自分をほめてあげたいと思いますw
迷晴れさんもアウトドアブランドお好きですか!
私も好きで、コロンビアの冬物のアウターを愛用しています。
軽くて暖かく、丈夫で、ワンポイントの
ビビットカラーが好きです(*´▽`*)
昔は色々なジャンルの格好をしていましたが
年々買い足していくうちに
気づけば結局、同じような物を買っており
知らないうちに自分らしくいられる服が
わかってきたんだろうと思います。
と、いうことを考えていたら
トレードのルールを作る過程に似ているなと
思いました。
自分でいいなと思ったり
人から進められたりして試してはみるのですが、
しっくりきて、自信を持てるものって
実はそんなにないんだなぁと。
また来週もがんばります!
最近、アウトドアブランドって「服」として実用的で飽きがこないことに気付きました。余計なところにお金をかけず、品物本来の価値が高い気がします。
モンベルなんかも、日本ブランドなんですね。
あくまでも私の偏見ですが、
迷晴れさんぐらいの年齢の男性が
アウトドアブランドの服を
普段着でさらっと着てらっしゃるのを見ると、
この人きっと内面もステキなんだろうなーと
思います。
メリハリがあって
機能性やコスパも考えつつ
遊び心を忘れていない大人の男性という
イメージですw
先ほどのコメントに書くのを
忘れていましたが前回の記事の
「ダマシが連続する女心よりは」を読んで
一人でクスクスわらいましたw
主人も似たようなこと言っていました。
仕事より、私の相手をするほうが
何倍もむずかしくて、一生答えが出ないだろうとww
いつもお世話になっています。
今週は久しぶりに大負けしました。 皆さんの参考になればと思います
いつも 日足→4h→1h→30M→15m 5M足でエントリー と しているのに
PCを開くと前回閉じた続きのチャートで 5M足から開かれます
すると 5M足で 目の前には キラッ☆ 綺麗な完璧なヘッド&ショルダー
すかさず ショート ネックを割って 追撃 ラス押しを割ってさらに追撃
すると バイーンと上昇しながら ロスカット 悪い癖で高値ショート でさらにカット
心折れて 終了
30M足でみれば ただのフラッグでした
いつものルーティーンなら 取れてるところでした
昔、トレードの先輩に
「トレード」は、歯磨きと同じ
歯ブラシを濡らして 歯磨き粉をつけて 1本ずつ丁寧に磨いて 口をゆすいで タオルで拭く
簡単なこと毎回できますね
負けた時は
歯磨きして 口もゆすがず 電車に乗って「あっ!」
これです!!
風邪ひきさんが増えてきましたので 気をつけてください
いつもありがとうございます
5M足で 目の前には キラッ☆ 綺麗な完璧なヘッド&ショルダー
ウケました。
ショートカットはロスカットですね。
こんばんは、毎週の配信本当にありがとうございます。
ここ3週間ぐらい4時間足のスイング的なトレードを勉強しています、新しく始めたスイングトレードは{待てる力}をつけるために始めました、ブレイク後の戻しもかなり待ちますし、戻らずにドーンと行っちゃう時もありますが、とにかく自分のシナリオで決めたエントリーポイントまで待つ、この訓練中です。利幅もあるが損切り幅も大きい、だからこそ待つしかないのです、なんとなくこつもつかみ始めてます、デイトレの時は毎日エントリーしてましたが、今は週に2-3回ぐらいしかエントリーチャンスがありません(2種類の通貨ペアしか見てないのもありますが)。
今週のユーロ円はレンジの真ん中の114円ラインでブルとベアが分かれてると思い、114円のラインをブレイクした後の戻りを二日間じっと待って、迷晴れさんのチャートで2番の所の少し前から売りエントリー、損切りはその上の114.20円のラインに置きました、ちょうどその後にドラギ発言があるのは知ってましたが21時半を回ってもあまり動きがなかったので、ドラギさんはたいしたこと言わなかったのかなと思いトイレに行って戻ってきたら、いきなり動き始めて損切りされました、しかしかなりの自信と裏付けがあったので、いつもならあきらめてるのですが、すぐ5分足を見て長い陽線の後のコマ足を確認して114.20円に戻ったところで売りで再エントリーしました、とここまでは上出来だったのですが一日あけた金曜の夜に外出するので利確を112.50円に設定してましたが、10ピップス届かず、朝ショックを受けました。これも勉強と思い来週にかけます、利確はエントリーの1万倍難しいですね、チャートを見てないと明確な利確はできないと思いました。
納得できる利確をしようとすると、ライン際での短期足の振る舞いを確認せざるをえませんね。
OCOで利確するなら、少し余裕をもっておくのがいいかもしれません。ボクの場合、外出するときはスマホでチェックしながら利確レートを動かしています。
こんばんは、難しい相場こそ勉強のチャンスと考えれるかどうか。
ドル円30分足の黄色モミ後のブレイクは入りたくなりますね。この失敗は数えきれないくらいやりました。
一方ユーロ円30分足の三角持ち合い後のブレイクは、下で揉んでますが比較的素直に落ちています。
ここが初心者の悩みどころですね。そしてこのあたりで闇雲に勝負しようとすると勝率も低くなってしまいます。
失敗を重ねると思考も混乱し絶望感に襲われますが、「解はチャートにあり」諦めずに分析すればそれなりの答えは必ず見つかります。
できれば、高値1かそれに近いところのショートで勝負したいところですが、順張りの思考ではリスク・リワードや目線を考慮すると入れません。そこで頻繁に目線が切り替わっているので、高値1を左側に2つ見えるダブルトップのネックラインと切り下げラインを根拠に逆張りで勝負できるかどうか、もう一つは、順張りのリズムとしてはドル円30分足の黄色モミブレイク直後のエントリーではまだ早いと見切れるかどうかとだと思います。よく見れば、ドル円とユーロ円の三角持ち合いから黄色モミからの赤丸までの形はやや異なりますが、ブレイクするまでの波(スイング)のリズムは同じです。
まぁ、結果が見えているので何とでも言えますが、結果論であっても最適なエントリーに対する論理的な考察の積み重ねが、難しい局面での勝負勘につながっていくと思います。
参考になるかわかりませんが、ボクは30分足ボリンジャーバンドの-2σを参考にしています。これが水平だと1回サポートされ戻されることが多い気がします。
参考にしてみます。
ありがとうございます。
迷晴先生、いつも素敵な動画をありがとうございます。
今週は、ユーロ円114円の攻防で損きりされたり、その後買ったりでしたが、木曜日に20Pips×2回の損きりをドラギさんの発言付近の一時の上昇で見事に食らってしまいました。
もしかすると、あのままブレイクして上昇にトレンド転換するかもしれないとなるなか、結局戻された後の落ち着きを取り戻した相場を見て、満を持してエントリーができたらベストですが、急上昇、急落のジェットコースター相場を見てしまうと、どうもその後、エントリーする気になれませんでした。
今回の動画でご紹介されたように上値抵抗帯が見えていたら、また、1時間足、または30分足で数本分落ち着きを取り戻すのをまってからエントリーを心がけねばなりませんね。
“出現場所では、三角持合いブレイクも安心できない”
“しっかり買いを受けてから売る”
“ブル(雌牛)派とベア派(熊)のそれぞれの立場を考慮”
今回もたくさんの気づきをいただきました。
月間トータルでは、トントンといった感じですので、まずは、プラス200Pipsを目標にてがんばります。
アウトドアのフリースとかいいですよね~。(^^)
アウトドア、服やバックはもちのロンですが、トレッキング、キャンプ、BBQ、自転車が大好きです。
最近はロードバイクが主流なのか、ほとんど見かけなくなりましたが、学生時代はランドナーと呼ばれる自転車を一から組んで国内をキャンプしながら走っていました。
なので、アウトドアショップに行くと、記憶が蘇りウズウズしてきます。大人になると体力的にも「冒険心」が薄れがちですが、忘れてはいけない感覚だなと感じました。
フリース、暖かいです。