12Jan
ユロ円は2015新年早々から大きく下落しました。こういう場所でしっかり利益を取っておくと後々楽ですね。
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日足レベルの押し目買い失敗が、急降下のきっかけをつくった。
相場は欲望と恐怖で動いているわけですが、チャートが失敗のカタチになると損切り+利確+新規の建玉で一気に動き出します。トレンド・フォローがトレードの基本ですが、逆説的に考えれば、トレンドが崩れたところを狙うのも応用手法として、とても有効です。特に上昇しようとして失敗したあとの下落はスピードも早く、うまく乗れれば大きな利益が短時間で獲得できます。
日足で見るべきポイントは2つ。
日足で見るべきポイントは2つあります。1つ目は月足レジスタンス(MN R1)の存在で、日足で見れば高値を更新していますが、週足や月足で見るとヒゲになっていて、しっかりレジスタンスされたのがわかります。日足よりも大きな時間足に阻まれた事実があるので、押し目買いをするにしても、そこのところを意識しないといけません。
2つ目は日足の押し目候補でモミ合いが起こり結果的に押し目が失敗した事実です。この押し目失敗が急降下のきっかけをつくりました。その後、一気に日足レベルのフィボナッチ61.8%まで落下しました。
上がらないから下がる、下がらないから上がる。
4時間足を見ると上がれなくてモジモジしているのがよくわかります。こういう局面はチャンスです。
月足レジスタンス(MN R1)+1時間足レジスタンス(H1 R1) vs D1押し目候補の攻防です。長期間上がらない状態が続き、ポイントAから堰を切ったように落ち始めました。D1最終サポートで一度止められましたが売りの勢力が強くポイントBから下降トレンドが始まりました。
落ちるのは登るよりも速い。
相場は上昇よりも下降の方が速く、モタモタしていると乗り遅れます。特に動き出しはプルバック(波の戻り)を待っても完全には戻らないことがあるので注意が必要です。下降の場合、ストンと落ちて、しばらくモミモミしてから、またストンと落ちるので、このモミモミ(?ゾーン)に捕まると心労が溜まります。コツとしてはモミモミ(?)の真ん中では絶対にエントリーしないことです。レジスタンス①から入るのがベストですが、わからなければサポート②を抜けてからでも構わないと思います。
今日のまとめ
どうにかしてトレードする場所を見つけようとすると近視眼になって必ず負けます。今週はワントレードで50ピプス位取れる相場でしたが、やはり大きな時間足でシナリオを立てておかないとエントリーできませんし、利益も伸ばせません。「相場のことは相場に聞け」という相場格言がありますが、チャートが読めないというのは、アメリカに行って英語が話せないのと一緒で何も出来ません。
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コメント
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コメント (6)
下降時の飛び乗りはまだ自分には難しいです。ダマシで戻るんじゃないかと疑ってしまいます。明確に下降トレンドだなとわかる頃には、時既に遅しみたいな感じです。
ラインの引きかたは、直近の目立つ高値安値に引いていくような取り組みかたでよろしいでしょうか?それとも過去に遡って揉み合いや高値安値が明確なところに引くべきなのでしょうか?ご教示いただけるとありがたいです。
ラインと一言で言っても、いろんな意味合いがあるので何ともいえませんが、エントリーポイントを探すラインの場合には直近のレジサポで引くことが多いです。
有り難うございます。参考になります。
こんにちは。先週はじっくり考えながらトレードしたんですが、
やはりまだ目線の切り替えが上手くないのでバタバタトレードになってしまいます。
数ヵ月前に比べれば見方はかなり変わったと思っているのですが、『わかったつもり…』になっている事を改めて実感させられた一週間でした。
押し目、戻り…意識を更に高めて今週は頑張ります。
欄丸さん、こんにちは。わかる→できるは時間がかかりますよね。でも「わかったつもり」の自分に気づいてるので、あとは時間の問題だと思いますよ。いつも、コメント有難うございます。
拝見させていただきました。
チャートが読めるということは、その中に自分なりのストーリーを見出すことと考えています。
ストーリーのその先のシナリオを予測してエントリーする。
そういう見方が出来るようになりたいと切に願います。
ありがとうございました。