迷晴れFXオリジナル・インジケーターでマルチ・タイム・フレーム(MTF)を極める!
マルチ・タイム・フレーム(MTF)分析を極めるために開発された迷晴れFXオリジナル・インジケーターの解説。
MTF-Candle
機能と目的
ひとつのチャートに上位足のロウソクを3つまで描画するツール。例えば15分足に週足、日足、4時間足ロウソクを表示することでMTF(マルチタイムフレーム)分析を強力にサポートします。
はじめに、オリジナル・インジケーターは自分用でチャートに複数の時間足ロウソクを描画するインジケーターが欲しくて開発しました。
ロウソク足四本値はそれ自体が強力なレジサポラインになるので、それを自動的に描画するインジケーターがあれば便利です。
おそらく、修正や調整を繰り返さないと良いものができないと思って、知人のプログラマーさんに依頼しました。
試作第一号は、多機能で見栄えの良いものでした。
チャート上に専用パネルを表示できるのでインジケーターのプロパティ画面を開くことなく時間足の変更ができましたが、多機能な分、非常に重く、おそらく低スペックのPCで使用するとチャ-トがフリーズするようなシロモノでした。
チャートの機能は値動きのデータをリアルタイムに更新できることが一番重要なの機能なので、それをインジケーターが邪魔しては素も子もないです。
MTF-Candleはトレンドラインや垂直ラインなどのオブジェクトを使ってロウソク足を描いています。
ラインなどのオブジェクトを自動描画するプログラムは、移動平均線など一般的なプログラムと比べて重くなりがちです。
故に開発するインジケーターは多機能さや見栄えより、”軽さ”をコンセプトにしました。
ユーザー側からは全く見えないことですが、メタトレーダーは1分足をつくるティックデータを常に受信しています。
このティック更新のたびにインジケーターが描画を繰り返すことでチャートはリフレッシュされ最新状態を保ちますが、その分、負荷がかかります。
最近の高性能PCなら問題ないでしょうが、そうではないPCの方はストレスを感じるかもしれません。
そのためMTF-Candleは過去の確定ロウソクは更新せず、最新のロウソク足のみをリアルタイムで更新する仕様にしました。
ティック受信ごとの自動更新ではなく、あえて更新キー”B(デフォルト)”を設けたのはそのためです。
タイムフレームを切り替えるか、この更新キーを押したときのみ、過去からのロウソク足がすべて描き直されます。
トレードはもちろん、週末の検証作業や、MTF分析ツールとしてお役立てください。
MTF-Copy
機能と目的
チャートAのオブジェクト(ライン等)をチャートBやチャートCに色種・線種情報を含めコピーするツール。例えば15分足チャートを監視しながら、1時間足、4時間足、日足といった上位足のレジサポ・ラインを視覚化できる。
MTF-Candle完成後、壁に当たりました。
始めはMTF-Candle側のバクと思って調べたところ、それまで使用していたオブジェクトをコピ-するインジケーターと干渉してしまうことがわかりました。
そのため、MTF-Candleと互換性のあるMTF-Copyをつくりました。
もし、MTF-Candleが重いと感じたら、オブジェクト系インジケーターの干渉が考えられるので、MTF-Copyへの変更をご検討ください。
1時間は青、4時間はオレンジなどチャートごと上位足ラインを色指定して視覚化できます。
Indigo Grid
機能と目的
水平線と垂直線のグリッドを自動描画するツール、50ピプスや100ピプスといったキリ番に自動でラインを引きます。キリ番を視覚化することができます。
プロパティの”水平グリッドのレンジ設定”を行うことで、メタトレーダーのデータ更新毎にライン描画を繰り返さない仕様でPCに負荷がかかりません。
垂直線の位置は時間足ごとに固定ですが、”(FXブローカー)サーバー時間との時差”を措定すると、垂直線にカーソルをのせたとき日本時間を表示します。
Indigo Time
機能と目的
チャートに日本時間を表示させるツール。ロンドン初動、ニューヨ-ク初動、ロンドンフィックスといった時刻の節目の見逃しを防止できます。
NYクローズのFXブローカーのみですが日本時間を表示させます。サーバー時刻とPC時刻の時差を自動計算するのでサマータイムの切り替えをする必要がありません(MT5のみ自動、MT4は時差を入力)
MTF-MA
機能と目的
上位足の移動平均線をマルチタイムフレーム表示します。
移動平均線は、とある期間(ピリオド)内でのプライスの移動幅を見える化したもの、下位足ほど反応が早く、上位足ほど反応が遅くなるのは、それぞれの期間の取り方が異なるからです。
この特徴を活かした有名な手法が、反応の早い下位足と反応の遅い上位足のクロスをエントリーのトリガーとするゴールデンクロス・デッドクロスです。
移動平均線はそれ自体がレジサポとして機能することも多いうえ、相場の方向性や勢いを分析するのに役立ちます。
指向性があってトレードに向く相場、持ち合いでトレードに向かない相場を移動平均線で視覚的に把握することができます。
トレンドフォローの順張りガイド役。
移動平均線をトレンドフォローの目安として使います。
そのトレンドの始点に移動平均線があれば、そのピリオドの移動平均線はその後暫くは機能することがあります。
上位足移動平均線との乖離幅を狙う逆張り。
順張り方向へ値動きが止まったあとは、ひとつ上位の波の押し戻し候補までの動きが狙えます。
このとき一段上の上位足移動平均線が押し戻しの目安となります。
移動平均線収束は様子見サイン。
複数の移動平均線が収束するのは、相場に方向性や勢いがないことを示唆します。
たとえば上位足が押し目や戻り目をつくり始めるとこうなることがあります。
この局面でムリにトレードしてもムダな損切りを重ねるだけで相場が動意づくことはありません。
使い方やアイデアは無限大です。MTF-MAを背景の整理やオリジナル手法を考える「考具」としてお役立てください。
MTF-BB
機能と目的
各時間足チャートに別のタイムフレームのボリンジャーバンドを3つまで表示します。例えば1時間足チャートに1時間足・4時間足・日足のボリンジャーバンドを3σまでを選択・表示可能です。
- 最大3つまでタイムフレームのボリンジャーバンドを表示。(MT5のみ)
- 設定パネルを開かずにキー操作で表示・非表示を切り替えできる。
- ミドルバンド・1σ・2σ・3σ毎に線色・線種を設定可能。
- ミドルバンド・1σ・2σ・3σ毎の表示・非表示を設定可能。
ボリンジャーバンドは移動平均線に並ぶ人気のインジケーター、「±2σ逆張り手」など様々な手法やアイデアが存在します。
MTF-BBを使えば、エントリーだけでなく、相場全体の俯瞰や利益確定など、ボリンジャーバンドを使った様々なアイデアを存分に活かすことができます。
必要時のみ表示できることで値動きに集中できる。
チャートにボリンジャーバンドを常駐させると肝心の値動きが視ずらくなる。そう感じてるプライスアクション・トレーダーはきっと多いはず。MTF-BBは設定パネルを開かず、キーの操作で表示・非表を切り替えることができます。機能してるボリンジャー・バンドだけ表示したい、必要なときだけ表示したいときに便利です。
上位足ボリンジャーバンド表示でダマシを回避。
15分足のエクスパンションでエントリーしたら、即逆行、ダマシになって損切り…こんな経験にお困りではないでしょうかうか?上位足ボリンジャーバンドを表示すれば、相場全体を俯瞰しながらのトレードができます。例えば上位足のボリンジャーバンドが横向き、かつ、±1内にレートがあるなら、そのタイムフレームでは勢いがないことを示唆します。下位足がエクスパンションしても、このような状況では上位足のレジサポに阻まれてしまう可能性が高いです。このように、上位足のボリンジャーバンドのスクイーズに気づけていれば勝率の低いトレードを未然に回避できます。
機能してるボリンジャーバンドを見つけやすい。
ボリンジャーバンドも移動平均線と同様に機能してる状態と、機能してない状態があります。ミドルバンドは移動平均線なので、これを基準に機能してなければ非表示にしておけば値動きを見る邪魔になりません。また機能してるボリンジャーバンドのバンドウォークは利を延ばすのに便利です。例えば、+2σの上をバンドウォークしているなら、2σを割り込んでから利確を考えればいいので、安心して利を延ばすことができます。
そのほか、使い方やアイデアは無限大、MTF-BBを背景の整理や利確、オリジナル手法を考える「考具」としてお役立てください。
MTF-Navigate
機能と目的
指定された条件のロウソク足を抽出する検証用インジケーター。時刻、曜日、値幅等、指定条件のロウソク足を抽出してナビゲート。
使い方
- ナビゲートラインを”任意の位置”にドラッグ&ドロップしてナビゲート開始。
- ナビゲートラインのプロパティ画面に”日時”を入力してナビゲート開始。
- 他通貨ペアとシンクロ・ナビゲート可能。
- 自動送り機能を搭載。
ナビゲートマーカーの抽出項目
ロウソク足(デフォルト)
ローソク足1個分ずつ左右に全てのチャートをナビゲートします。
時刻
毎日17:00など設定した時刻に全てのチャートをナビゲートします。
曜日
月曜日17:00など、設定した曜日の時刻に全てのチャートをナビゲートします。
ピプス
例えば高安値幅20ピプス以上のローソク足にナビゲートします。
曜日+ピプス
月曜日+20ピプス以上と設定すれば、月曜日かつ高安値幅20ピプス以上のローソク足にナビゲートします。
2021/04/20追記:ナビゲートの検索条件にハラミ足、ツツミ足、コマ足、ピンバーを追加しました。
MTF-Navigateにできること
新足更新時の値動き傾向を調べる。
4時間足ロウソクでナビゲートすると”時間足の切り替わり”で分足などの下位足がどう動くかを、上位足・下位足とシンクロさせながら学べます。
市場オープンクローズの値動き傾向を調べる。
東京・ロンドン・ニューヨークといった三大市場のオープン・クローズの時刻でナビゲートすると”時刻”の値動き傾向を学べます。
曜日による値動き傾向を調べる。
一週間を通じた、週初めの月曜日、週中の水曜日、週末前の金曜日といった区切りで値動き傾向を学べます。
相場が動き出すタイミングを調べる。
ピプス幅の大きなロウソク足でナビゲートすれば、相場が動意づく前提にどんな値動きの傾向があるのかを学べます。
通貨の相関関係を調べる。
ドルストレート通貨とクロス通貨をシンクロさせた状態でナビゲートできるので相関性が一目瞭然です。例えばユーロ円はドル円とユロドルの合成通貨なので、ユーロ円単独での分析では情報不足です。ドル円とユロドルも併せて分析することで、ユロ円のレジサポ位置の推測が可能になります。3通貨ペアをシンクロさせながら検証することでクロス円特有の値動きを詳しくみることができます。
他にもアイデア次第で様々な値動き傾向を学びトレードに活かすことができます。
ZigZagPen
機能と目的
ZigZagPen(ジグザグペン)は、トレンドラインを使って、複数の波動を手動で引けるインジケータです。専用のペン入力モードで、マウスのクリックした点を次々に結んで簡単にジグザグ線を引くことができ、マルチ・タイム・フレーム分析を用いたトレード手法に威力を発揮します。
ひとつの時間足チャートに長中短3種類のジグザグ線を引ける。
ひとつの時間足チャートに3種類のジグザグ線を引くことで、複数時間足の波動を複合的に観察できます。3種類のジグザグ線は線色、線幅、線種(線幅“1”のときのみ設定可能)を個別に指定できるので、たとえば、長期波はピンク、中期波はオレンジ、短期波は青などとして視認しやすくできます。
※ 1本のジグザグ線を作成するために使用されるトレンドラインは最大で50本です。
マルチチャート機能で複数の時間足チャートにジグザグ線をコピー。
マルチチャート機能とは、作成したジグザグ線を複数の時間足チャートにコピー(線色、線幅・線種を含む)する機能です。
たとえば、日足チャートに引いたジグザグ線は15分足チャートに自動でコピーされます。15分足チャートを見ながら日足の波動を意識することで、日足の波動に逆らったトレードを避けることができます。短期足をみると焦ってトレードしてしまう方にもおすすめの機能です。
※他の通貨ペア、また、同一の時間足にはコピーできません。
シングルチャート機能でジグザグ線の時間足表示を制御。
シングルチャート機能とは、3種類のジグザグ線に対して、表示する時間足を設定できる機能です。シングルチャート機能を使うことで、下位足のジグザグ線が上位足に表示されてチャートが見にくくなる、ということがなくなります。
ジグザグ線の様々な変形と削除に対応。
- ジグザグ線の一括削除に対応。
- ドラッグによるジグザグ線の変形に対応。
- トレンドラインの削除による変形に対応。
- トレンドラインのプロパティ(色種幅・時間・価格)変更に対応。
- 変形・変更後はコピー先のジグザグ線と連動します。
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