3Aug
迷晴れボックス140回、視聴者さんのトレード投稿をテクニカルとメンタルの両面で深~くケーススタディします。
ヌケミチさんのトレード
いつも貴重な学習の場をありがとうございます。仮想通貨FXに出会い4年、迷晴れFX歴1年半のヌケミチと申します。
マヨ様、くるみちゃん、迷晴れFXで学ぶ同志の皆様はじめまして。初投稿でテンション爆上げヌケミチです♪
ここ最近になり自分で改善サイクルを回す事が出来るようになり、FXのやりがりを感じ、新しい自分と出会える楽しい事だと思えるようになって日々の充実感を得ています。
迷晴れさんに出会えた事が自分にとって最高のラッキーでした。動画を見つけて間もなく「師匠はこの人に決めた!」そう強く思ったのを覚えてます。
迷晴れさんの温かい人柄、豊富な人生経験から裏付けされるお話は気持ちを高揚させてくれますし、いつも自分のモチベーションとなってます。私も多分に漏れず、週刊チャートナビと雑談動画が大好物です♪
今回投稿させて頂くトレードは、2022/7/8(金)のポンドドル。半決済は狙い通り、残りは持ちすぎて微損。自分にとってはここ数か月で一番学びの多いトレードでした。
週刊チャートナビの主要3通貨+最近になってポンドドルを扱うようになり現在4通貨の監視です。
インジケーターはMTFキャンドルに加え、15M、1H、4H、D、W、M足と各時間足の21SMAを表示。※チャートが見にくくなるので、お送りしたキャプチャでは最低限の表示にしてます。
環境認識に用いるレートは日足以上三本値・日足以上ハラミ足の高安・強者の値・50ピプス刻みラウンドナンバーです。
月足で年高安にラインを引いたのち、週足と日足で環境認識。4時間足と1時間足で狙う波の作戦立て、15分足の決着をトリガーに使っております。
環境認識
GBPUSD 週足
売り手の材料:週足2018HIから2021HIで高値切下げ。売り手に有利な週足レベルの波が発生中で角度も強い。
買い手の材料:週足で美しい逆三尊と見る事ができ、中央2020LOは私の使用しているXMでは史上最安値、月足でインパクトのある下ヒゲになっていて買い手に有利な材料。
GBPUSD 日足
- 下には歴史的レートが控えている為、日足波での下げ幅に渋りが見える。
- 2019LOを日足で数本抜かない限りは、史上最安値への挑戦権は無しと考える。牛さんチームは粘りどころ。
- 本格的な買いメインへのシナリオチェンジには、あと一か月~二か月弱程度の底固めと、日足ダウ転換が必要と考える。
- 週足で引いた下降チャネル(マゼンダ)から下に飛び出した事は、勢いがついたという事で売り勢力にいい材料と判断。
週末に行った反省点
今回この点が利確タイミングに影響したと考えるバイアスの元凶で、7/6日足のコマ足や7/7の日足陽線、1時間足の波の攻防の事実たちが抜け落ちていた。週末に日足でもグリーン・チャネルを引き直しました。
週足も日足もそれぞれチャネル解釈があり、意見が分かれる為チャネルに比重をかけた分析は現在のポンドドルでは難しいと判断に行きつきました。
日足安値ベースで下降チャネルを引くと、実体がチャネル内にまとまりよく収まり下降チャネルながらサポートとして効いているように見えました。
エントリー前に気づけたら「じゃあ買える要素は他になんだ?!」と新しい目でみるキッカケになった筈です。
そもそも日足の三本値に重きを置くのは大切だとわかりきった事なのですが、いつの間にか抜け落ちてました、わかるとできるは違いますね。
トレードプラン
GBPUSD 4時間足
- 4時間足下降ブルー・チャネルのブレイクを確認、上には下降週足マゼンダ・チャネルが迫る。
- 7/5急落後に明確な切上げのスイング波動がないので安値を試さないまま、もう一段上の5月安値の戻り目などを目指す動きは現段階で無さそうと考える。
- 4時間足下降ブルー・チャネルのブレイク・ワンタッチや、2019LOへのプライスアクションも買い手と売り手の双方が待っているイベントと考えた。
上記から週足マゼンダ・チャネル付近の上げ止まり確認後、1度はショートが打てると考える。
GBPUSD 1時間足
- 青色がエントリー前に考えていた部分、赤色が今回のトレードで抜け落ちていた値動きの攻防と日足の動き。
- エントリー前に考えていたことは、1時間足波が高安切上げ始めていたが、1時間足ラス戻り高値は7/5ハラミ高値(三尊天井の右肩)で考えた。まだ距離も上にあるので売り手に強い材料。
作戦は変わらず、下降週足マゼンダ・チャネル付近の上げどまり確認後ショート。
週末に行った反省点
①黄色1~4の攻防ドラマを見落としていた事、これらは1時間足で見れて4時間足には読み取り辛い興味深く意味のある攻防である。
②日足の話になりますが、先ほど記述した2019LOに対する7/6のコマ足と7/7の陽線の事実が抜け落ちてる。
今回ショートは4時間足下降チャネルへのブレイク・ワンタッチと同時に2019LOへの試しでもある為、牛さんチームのテンションを警戒すべきでした。
更に7/8当日18時完成の1時間足コマ足を見て、熊さんチームの利確と新規牛さんチームの買いコンボでドテンロングする所だったという考えに至りました。
エントリー&イグジット
GBPUSD 15分足
切上げ赤ラインをブレイク、ロンドン初動の日本人狩りに警戒しつつエントリー待ち。
切上げ赤ラインか15分21SMA(ブル-のドット線)に15Mの上ヒゲピンバーつけてからの5分足ミニネック抜けショートなどを期待してたが、訪れずに1.20スーパーキリ番上でブロックをつくり抵抗ないまま下抜けたのでエントリー。
損切り設定はブロックの10ピプス上、エントリーは15分21SMAが売買方向に角度をつくる状態までポチらないルールです(直上ではなく10ピプス上設定がマイルール)
1つ目の利確は21:30アメリカ失業率など指標発表を控える為、18時4時間足の完成前後時間の伸びきった所で考える。
2つ目は4時間足1本分くらいのスケールの15分ダブルボトムをつけるまで。あわよくば指標で安値更新か7/5はらみ足安値付近のダブルボトム期待。
半分は18時目前決済で+59ピプス、持ちすぎた損切は手動で行い-13ピプスでした。
終わった直後はモヤモヤいっぱいの悲しい気持ちになりましたが、翌日にチャートを見てみると「そりゃそうか!」と自分なりの納得解を見つけました。
解決したつもりになっていたり、第一ボタンのかけ違いがあればご指摘お願いします。
公平にロングとショートを見ているつもりでも、気づけばバイアスにかかる現状です。
兼業で月トータル600-800ピプス獲得できるようになりましたが、-400とか多いと-600ピプス吐き出す月もあります。
しかしながら、少しずつ自分自身で改善案を出していけるようになりましたのはマヨ様と迷晴れチルドレン様方のトレード投稿のおかげです。
チャートガン見で脳のシステム1(動物的な脳)に踊らされて気づけばポチってる事が今でもありますが、迷晴れさん伝授の左手マウスクリックを最近取り入れ、しっかりシステム2(論理的に考える脳)を呼び覚ました上でポチる直前に再度環境認識、作戦(狙う波)、攻防の決着(エントリー)利確や逃げのイフゼンプランニングをしてからマウスを握るようにしてます。
少しずつですが、習慣化に近づいてます。
最後に投稿者の皆さまに便乗し、自己紹介させて頂きます。
僕は今年38歳の独身で、現在は派遣社員でクレジットカードのデスクで電話応対しております。
不定休で月20日弱の勤務、18時前に自宅に帰るような感じなのでギリロンドン初動に間に合わず、(火)(水)(木)あたりがお休みだと「今日はチャンスだ!絶対勝ってやる!」という思いから一日がスタートします♪
まだまだこんなテンションでやってるうちは専業には程遠いですが、一生続けてもいい自分なりのトレードを模索しつつ、自制心の訓練をしてます。(瞑想、姿勢、日記をつける、節約する、生活の中で利き腕と反対の手を使うなど)
今回の投稿で今後のトレードの落とし穴や見落としがあれば、迷晴れチルドレンの皆さまにもぜひご教授頂きたいです。
トレード考察
環境認識
GBPUSD 週足
白○アンダーシュートを省いた黄レンジ下限付近。
今回の局面で最も重要なプライスは1.20スーパー・ラウンドナンバー(1000ピプス区切り)です。
「1~2か月程度の底固めと、日足ダウ転換が必要」
こうあるので、ヌケミチ氏は1.20の底固さはイメージできてる。
今回のトレードの最重要ポイントは、この1.20の扱いです。
1.20より下で7月足が下髭になる仮定でショートを考えるのが適切でしょう。
GBPUSD 日足
日足は下降トレンド下目線ですが、1.20付近の値動きが荒くなるかもしれません。
トレードプラン
GBPUSD 4時間足
基本戦略は4時間足の下降波戻り売り。
4時間足の高値切下げ(オレンジ1→2)を、1時間足2トップのセットアップでショート。
1.20は意識されますが、まだ7月前半なので日足や週足なら、7月半ばの折り返し地点までなら売れそうです。
エントリー&イグジット
GBPUSD 1時間足
4時間足クラスの戻り売りは、4時間足の高値切り下げ(オレンジ1→2)を1時間足2トップで確認してショートします。
つまり、1時間足2トップのネックライン抜けがエントリーのトリガーです。
しかしながら、ブロックAとBを同サイズとみると、マゼンダのネックラインを抜けてからショートするのでは遅すぎます。
GBPUSD 15分足
1時間足2トップ・ネック下抜けを待っていたらエントリーが遅すぎるので、下位足の15分足2トップネック下抜け赤1をトリガーにショートして、1時間足2トップネックを下抜くか監視します。
赤1でショートできなければ、赤2の戻り売りでも構いません。
今回のヌケミチ氏のトレードよりも、7/11にこの考え方で戻り売りできたのかの方が気になりました。
というのも、ヌケミチ氏のショートが「どんな動きを狙ったのか」今一つわかりませんでした。
もし、4時間足の高値キリサゲを1時間足2トップで狙うなら、ヌケミチ氏のショートはワンテンポ早いです。
そのまま急落が続く可能性もゼロではないですが、おそらく、ネックラインで止まります。
それに、黄ブロックを2番天井への押し目とするには浅すぎます。
黄ブロック押し目崩れのタイミングは素晴らしいのですが、ここからのショートはネックラインまでの優位性しかなく、「4時間足の戻り売り」に発展するのは難しいでしょう。
ネックラインまでの下落のみを狙ったスキャルピングなら問題ありませんが、利確に失敗したところをみると、狙った動きが明らかでない気がしました。
スキャルピングなら仮ネック到達青1で全決済するか、遅くても青2の安値切上げで撤退すべきなので、青3までショートを持ち続けてしまったのは「環境認識不足」だろうと思います。
トレード改善ポイント
今回のトレードで気づいた改善ポイントを3つ挙げます。
1.複数サポートやレジスタンスの集約方法。
GBPUSD 週足
1.20付近に水平線を数本引かれてますが、最も重要なのは1.20なので、これらは全て1.20(1000ピプス区切り)サポートに「集約」できます。
また、これらサポートやレジスタンスの優先順位が曖昧で集約できないなら「ゾーン」として集約するとわかりやすくなります。
ボクが押し目買いや戻り売りで使う「Nゾーン」もゾーンによる集約方法で、押し目候補に複数ラインを引くことによる認知バイアスを防ぐ効果があります。
2.チャネルラインの使い方。
ボクは相場の流れをみる魚の目として「チャネルライン」を使用します。
ちなみに、ボクの考えではトレンドラインとチャネルラインは別物です。
トレンドラインは波のペース(上昇・下降ペース)を捉え、チャネルラインは波の幅を捉える認識でいます。
チャネルラインやトレンドラインを引くとき気を付けるポイントが3つあります。
3点支持されてる・機能時間が長い・急角度ではない。
誰からもわかりやすいチャネルラインはトレードのセットアップに問題なく使えます。
GBPUSD 日足
また、エントリーに使うのではなく、今後の値動きを2点支点で仮予測するケースもありますが、あくまで予測ラインなので引き直すこともあります。
ヌケミチ氏はマゼンダラインを2点で引いてトレードの根拠にされてますが、ラインは2点あればどこでも引けてしまうので、あくまで目安とすべきだったでしょう。
3.出口を決める。
ヌケミチ氏のトレードは「どんな動き」を狙ったものでしょう?
トレードの出口(イグジット)が曖昧だと必ず利確が遅れます。
GBPUSD 15分足
4時間足の戻り売りとネックラインへのスキャルは出口が全く異なります。
7/8赤1ヌケミチ・ショートと7/11赤1ショートでは狙う動きが違います。
7/11赤1ショートは「4時間足の戻り売り」なので利を延ばせますが、7/8赤1ヌケミチ・ショートは2トップのネックラインまでの優位性しかありません。
相場では何が起こるかわかりませんが、4時間足の高値切下げ認定に1時間足の2トップが必要なら、ヌケミチ・ショートのタイングでは2番天井を試す押し目買いに巻き込まれるリスクが高いです。
「こうなったらいいなぁ」とエントリーするトレーダーは大勢いますが、
「どうなったらやめるか」の撤退ラインを決めてる人は意外に少ないんじゃないでしょうか。
損切りラインは決めていても、利確ラインは曖昧なことが多いかもしれません。
だからこそ、ビジネスでもトレードでも、入口しか見てない人と、出口を重視できる人で大きな差が開くんじゃないでしょうか。
GBPUSD 1時間足
ヌケミチ氏はデイトレード的な環境認識をされてますが、15分足を見続けることでデイトレーダーからスキャルパーにジョブ・チェンジしてしまう傾向はないでしょうか?
高台1から弓矢で高台2を狙うのがデイトレ目線ですが、いつの間にか、高台2でダガーナイフを使った接近戦をやってませんか?
これって、トレーダーあるあるです。
試しに1時間足チャートでエントリーしてみてください。
おそらく、今回の赤1でショートしないでしょう。
なぜなら、15分足では見えない、7/5高値の山が見えているからです。
◆お断り◆
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コメント
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コメント (16)
いつもご教授頂き有難うございます。今の自分は乗れる時はしっかり乗れるのですが相場観があっていない時は全くダメで、結局大きく取った勝ち分も細かい損切りの山になってダブルスコアで減らしてしまう悪循環です。その大きな要因が今回の動画である程度わかった感じがします。今回の投稿者さんがショートしたタイミングで自分もショートしてるケースはあると思いますが、自分も今どの時間軸で動いているのかをはっきりわかってないままトレードしていると思います。スイングを意識して日足、4時間足を中心に見ていると大局の環境認識はできていても細部までは詰められていないため、今は1時間とか15分足の枠でしか動いていないのにスイング目線でトレードしてしまうので、ガッツリ伸ばそうとして折角いいところまで伸びたのに利確しそこなって最終的に大きな損切りになってしまったということがよくあります。またマルチタイムでのフラクタルも殆ど見ていないのも実状です。スイングYouTuberのトレードを見ていると先日もコメントしたようにいろんな複数要因を積み上げてここの優位性が高いと判断したところで、ブレイクワンタッチや指値をばら撒いて入る人が多いようですが、別に私は人のトレードを批判するつもりは全くないのでその人がそれで上手くいってるのであればそれはそれでいいと思うのですが、今の自分はそれで全く上手くいってません。スイングトレードの弱点としてはどうしてもエントリーポイントにブレが出てしまい含み損を抱え易い。そして握力強めで握り続けるため損切りする時は大きくなってしまう点があります。先日も名前を出すと問題があるので出せませんが、某有名YouTubeが大きな損切りをしました。それでも最終的に利益を残せる人はいいのですが自分はできません。やはり今回の動画でも解説されていたようにまずは今どの時間軸で動いているかをしっかり把握し、上位足と下位足のフラクタルも見れるようになること。そしてハッキリ下に向かったのを確認してからのショート(ロングならその逆)を打つようにして含み損を抱える時間が長くなったり、大きな損切りをしないスイングをしたいです。その為にも今後のマヨハレfxの動画ではどうすれば今動いている時間軸を把握し易いか、そしてマルチタイムフレームでのフラクタルの見極め方を中心に見ていこうと思います。今回一緒に見る動画も改めて見て見ますし、他にも参考動画がごさいましらそれも再度見直したいと思います。
あくまで僕自身の考えですが、相場のフラクタル構造の理解にはチャートに波を書くのが一番早い気がします。
それがかければwボトム、トップの大きさが今自分が狙っている波の下位の足に相応しいかなどがわかると思います。僕はそれで大分成長できた気がします。最近は支配波の片波を長期中期短期の三つだけ書くように軽量化し始めました。
下記の動画は先生が手書きチャートを書いている動画です。ピックアップしてみました。
・【MTF分析脳開発】思考の軽量化&抽象化で基本強化。/MBOX#117
・知識に溺れてる人必見!知識を『使える知恵』に昇華させる手書きチャートのススメ / MBOX#110
参考になれば幸いです。
おつかれさまです!
チャートをヒトで観る。
日足・4時間足・1時間足のトレーダーの存在を意識。チャートの裏側にいる彼らがどこで何を待っているかに意識を向けてみるのはどうでしょう。
僕自身はフラクタルの感覚はチャートに長期中期短期の波を書くことで大分向上した気がします。
かけないときは取引自体も難しく感じます。そのスケール観には先生が書いているのを参考にしました。
下記の二つには実際に先生が書かれている部分があるので おすすめです。
・知識に溺れてる人必見!知識を『使える知恵』に昇華させる手書きチャートのススメ / MBOX#110
・【MTF分析脳開発】思考の軽量化&抽象化で基本強化。/MBOX#117
今回も楽しく拝見させていただきました。
入口と出口の戦略が定まっていないと何をやっているのかわからなくなってしまいますね。
このマヨ晴BOXシリーズを見ていていつも思うのですが、この手のデイトレードに週足の分析って必要なんですかね?
もし、義務的にやっているのならいっそやめるべきです。これが多くの初心者の出口戦略をハッキリさせなくしている様に思える。
昨年度、Hさんの投稿回で「週足は割愛します」とあって、流石だなと感じました。
これを見た時、「日足の流れに逆らわない」ということを意識しつつも、我々の様な株価や指数を通して通貨も見るような長期投資家のポジションには付き合わない、という姿勢の明確さに感心しました。
私は週足でのトレード(主に株式の個別銘柄)も行いますが、取り上げられているこの週、欧州通貨で短期をやるならロングだなと感じました。てゆうか、確かやってたんじゃないかと思います。
1.20にラインを引いているならその下は「安い」のではないですかね。そう思ったなら下から買えばいい。
そして、「日足が下降トレンド」と認識しているなら、短期足の”直近高値手前”で利食えばいい。目線は下ですからね。
完全な逆張りですが、逆張りとは真の意味で「安く買って高く売る」を実践するエントリー手法です。これを意図した時点で、大まかに向かう方向を捉えることが出来ていることも、特筆すべきでしょう。
投稿者さまのエントリーと決済を拝見して、実に残念だなと思いました。この後FOMCへの警戒が始まるまで、日足レベルでは未だ未だ下げ渋りながら、安値を試しているんですよ。
そりゃあそうですね。日足の「下降トレンド」の只中ですから。
この月は月末にFOMC(それも、過去からしても、かなり注目が集まった)があった月。週足クラスで上から売った人達(つまり米ドルをバイアンドホールドしている長期トレーダー)はとりあえず、月の中頃迄様子見しようとしていた筈です。
コレは週足チャートに描かれています。ラウンドナンバーに接触しても2020年の様な、週足クラスの強烈な反発がないのですから。
一旦利殖の為に利食うのは素晴らしいです。それこそ不確実性に対処する最高の方法です。
↑この一文は数万回繰り返して読む価値があります
でも、15分足の直近高値で損切りしている様では、安値更新には乗れません。
仮に「元々そんなトレードは意図していない」と言うのであれば、週足や指数との相関など見ない方が良いでしょう。
そして、ロングで出口を見失ってしまったポジションを狩る側に回らないのであれば、5分足や15分足を凝視する必要もないと思います。
中途半端な事をしないためにも、MTFに於いても不必要な部分は捨てるべきだと感じました。15分足チャートで固定幅を利食うやり方で勝てるのであればそれを続けるべきだし、週足だけで勝てるのであればそれでもいいわけです。
結局、「戦略」が手法と一致しないと勝てないですね。
私は「トレードとは恋愛であり、投資とは結婚である」と言う風に考えています。
「トレード」に於けるチャートパターンとは、恋に落ちた二人が織りなす情動の軌跡だと考えています。
「恋愛」とは感情の起伏の連続であり、お互いのエネルギーをぶつけ合う時、そのエネルギーが解放されてレンジブレイクしてゆくのです。それは正に「破壊と創造」です。
しかし「恋愛」に於いて二人が熱烈に愛し合うのは最初のせいぜい1、2年。その後は落ち着くか、破局を迎えるのが世の常です。
私は「トレード」を行う時、短い期間でマーケットと恋をしている、と考えています。
大丈夫。相手もそのつもりの人達ですから。マーケットを尊敬してはいるが、向こうも私を捨てる気だ。文句は言うまい。
コレは破局ありきのゲームなのだ。だから出会いと別れ、そして出入りが激しい(下ネタではない)。
告白する時、喧嘩する時、ベットを共にする時、別れる時、それぞれ私がやるべきことが違うのだ。
一貫性がなくて当然。何故なら相手と私の感情ありきで事が進むのだから。
「投資」は勿論違います。私は末永く選んだ銘柄や指数と共に下落局面を乗り越えて、成長してゆく覚悟です。
絶対に手放してはいけない良妻なのです。
amazon、apple、トヨタ自動車、Tesla、S&P500、皆、私の自慢の伴侶です。だからバイアンドホールド。別れるつもりで手を出している訳ではありません。
まさか皆さん、最初から別れる気で結婚しないですよね?
コレらは例え話の様なものですがですが、私の投資哲学の根幹です。
この根幹から「手法」が派生してゆくのです。
自分でトレードをしたいと思っているのに、ここを飛ばしてしまうこと人の多いこと。
こんなことしなくっても別に勝てるのですが、こういった根幹の思考を詰めないのなら、いっそ他人の作った自動売買システムを回せばよいです。それでも十分勝てます。
私は、他人に売買を任せて、利益を挙げている人を数多く見てきました。今でもその人達は富裕層です。
でも、自分の意志で、納得して豊かになる為には根幹の戦略を自身で練り上げる必要があります。
その為には、自分自身をよく理解して、他人とは違う思考を持ち、常識の範囲内で行動することでしょうね。
いつも示唆に富むコメントをありがとうございます。
ボクも含め、迷晴れウオッチャーさんは短期トレーダーが多い筈なので、Yuさんのコメントにはいつも発見と気づきがあります。
「短期売買なら1.20下は安いから、日足トレンドに逆張りロング」これなんか、ボクにはない発想です。
『戦略と手法が一致しない』
戦略と手法が一致する前段階の方々は不思議の国のアリスのように自分が小さくなって、周りを巨大視させる傾向が強いです。
ボクは分足で逃げ場を失ったトレーダーの頭の皮を剥ぐ(スキャル)ことがありますが、この類のトレードと、日足や時間足クラスの戻り売りや押し目買いを混同させてしまっているのかもしれません。たぶん伝えすぎなんですよね。
MTFだけでなく不必要な部分は捨てるべきだと感じました。
『投機は恋愛、投資は結婚』
このフレーズは、おそらくどこかで使わせていただきます(^_-)-☆
「壊れるほど愛しても、1/3も伝わらない。」
何処かのロックバンドが言っていました。
少年の頃、この歌詞を聴いて、「恋って大変なのかな?」と思いました。
大人になった今、「1/3も伝われば十分じゃん。」と思っています。
マヨ晴さんのコンテンツも、見た人の何処かに刺さりその結果として成功者が出れば、多いに価値があると思いますよ。
残念ながら、マーケットは全ての人々に成功を約束しないし、勝者と敗者がハッキリと別れる世界ですから。
しかしながら、誰かの助けになっていることは間違いないですよ。
投稿者です!
アドバイスありがとうございます。
週足、確かに見る必要があるのかと言われると説明に困ります。
切り下げて落ちてきているとか、重要なレートが見れるなどあると思いますが、事前にその情報があってもどれだけトレードに活かせるか、判断が変わるかと言われると言葉つまりますね…
シンプルに具体的な行動にブラッシュアップしていくべきなので、一度省いてデイトレしてみよう思います。
1.2割ったら安いから買い、確かにその見方をする長時間足トレーダーが大勢いる所ですね。
相場に合わせて時間軸を変えていくことも、デイトレの勝ちトレーダーになれたら視野に入れていきます!
貴重なお話ありがとうございました!大変勉強になりました!
p.s めっちゃ文豪で羨ましいです
はじめまして。お疲れ様です。
読んでいるうちについつい、応援したくなり、長文を書いてしまいました。
私は「マヨ晴チルドレン」ではないですが、マヨ晴さん対し、親友以上の感覚を抱き、多いに学ばせていただいでいます。
でも、実を言うと、マヨ晴さんの言っていることって半分以上わかっていないんですよ。
それで問題があるのかと言うと、全くありません。
やり方は自分で磨いてきたし、相場観はこの世で唯一のものを目指しています。
勿論、投資や投機の幹の部分は多いに同意しています。ただ、彼とは逆ポジションになる事も多い。
貴方も月間600〜800pips取ることが出来ているなら、それを極めてみては如何だろうか?
どっちかというと、私の得意とするスタイルと同じです。
この直近一年は、通貨市場はよく動いています。
コレは所謂「金利感応度」が上昇している為です。
米国の金利が上昇する局面において、金利や不動産価格に敏感な通貨が良く動くというリスク指標です。日本円とポンドはこの影響を大きく受けると言われています。
(因みにユーロはあまり影響を受けない)
↑物凄く重要です。私がユーロポンドを監視する理由の一つです。
直近では大きく取る事が出来ていても、リスク指標である「VIX指数」や「金利感応度」が低下するときはあまり大きく取る事が出来なくなるかも知れません。
しかしながら、その値幅を取る事が出来るということは、スウィングの資質がありますよ。
てゆうか、負けを減らせばゴッソリ利益が残りますよね?
何故、この話をしたかというと、もう貴方は勝ちトレーダー一歩手前だと思ったからです。
そこで質問です。
「貴方がトレードを行わない時はどんな時ですか?」
熟考してみて下さい。
トレードを行わない時はどんな時か。
守りのほうがコントロール可能なので、本当に一番大切ですが(と、頭ではわかっているつもり)
まだ「こうです!」と自分の言葉が出ません。強いて言うなら、よほどでない限り4HとD足トレンドには逆らわないって事くらいです。でもこれだとなんか違う気がします。
機会損失VSやらない時はどんな時?が自分の中で戦っています。
今回の4H波(安値更新)と1H波(ネックまで)の区別や、狙う幅などが曖昧だから、分からのでは?と推測しております。
デイトレーダーで毎月収支+500ピプス以上で安定したら、D足の波をまるっと頂くことにもチャレンジします!
ユーロポンドを経済の流れを読むのに使われているのですね、もうテリトリー外すぎて異次元です(笑)ひえーって感じです。すごいです。
ちゃんと言えたじゃないですか。
その上でマヨ晴は「1時間足」とアドバイスされたのだと思いますよ。
私みたいな回りくどい言い方ではなく、素晴らしい投げかけだと思います。
後は貴方次第ですね。
彼の様な人と共にコンサルの仕事をやりたいもんです。
あとは私次第ですね。きっと自分にも人並の勝ちトレーダーになるきっかけはあるはずと信じています。
この度は素晴らしい角度からアドバイスありがとうございました。
動画・ブログ更新ありがとうございます。
自分のトレード履歴を見返したところ
7/8 赤1ショート、wS1 1.194全決済
7/11 東京市場開始前に赤1ショート、wS1 1.1885全決済 でした。
トレーディングレンジは自分で決めずウィークリーピボットで決めているのでこうなりました。
7/8赤1ショートは週末だしその日やるならここしかないように思います。
今日はBOE金利とベイリーさんの会見は売りと決めていたので
20:00の上髭を見送って1.217ショート、そろそろ止まりそうなので決済モードです。
ユロポンが平均から乖離したのでここから売っても面白いかも。
7/11東京市場開始前にショートなんて男前(^_-)-☆
7/8赤1ショートも適切に利確されてて、ウイークリーピボットが十二分に機能してますね。
迷晴れ様
いつ盛勉強になる動画配信ありがとうございます。
コメント欄興味深いですね。
投稿者ヌケミチさんとYuMasukiさんのやり取りを見てそう感じました。
自分はトレンドラインとチャネルラインを引くのが苦手なので殆ど引きません。
引くときも数点のポイントを結ぶこととあまりに極端な角度では引かないように気を付けていますがそれでもなかなか目安となってくれませんので、ほぼほぼ水平線のみです。
今回のヌケミチさんのトレードですが、15分足チャートでSRN付近のブロックを下抜けしたのでネックライン付近までのショートで利確。
その後15分足でMトップを形成し迷晴れ様が7/11にSRNの下に引いた短いトレンドラインを下抜け(2の位置)で再度ショートで利確。
確かにこれなら長い時間足の分析は必要ないかもしれません。
では今回のヌケミチさんの利益は偶然だったのかと考える事も出来ると思いますが、偶然だけでは月600~800pipsも獲ることは不可能ですので、やはり鋭い眼力の持ち主だと思います。
今回も大変勉強になりました。
おつかれさまです。
ノーマさんもナイストレード!
エントリー・ポイントの「最適解」ってあるなぁって思いました。
現在、月600~800pipsとのことなので、大負けする月の原因を改善すればブレイクスルー間近ですね。