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迷晴れFX

【迷ボ#85】良いシナリオは大胆さと細心さをつなぐ。

※記事内にプロモーションが含まれています。

ブログの『迷晴れボックス』に投稿されたトレードを考察、テクニカル・メンタル面での『気づき』を共有する企画。

負けトレード考察 タオさん

マヨハレさま、いつも動画を拝見させて頂いております。ありがとうございます。初めてこちらのコーナーに投稿いたします、FX歴3年目のタオと申します。FXに臨んできましたが、現在も自分の相場に対する軸が定まらず、負けが続いております。

環境認識

今回のトレードは10月3日の欧州時間です。4時間足。前日3日は大きく売られて先週安値に到達しました。

3日朝の時点では前日の売りが強いとみて、先週安値を更新するかもしれないとみてました。注目する指標もなく、日本時間は静観して、欧州時間をまちました。

トレーディングレンジは107.500から8月にできたネックライン106.675あたりまででみていました。

シナリオ

買い目線:108.500から106円(107円の誤り?)内のレンジと見なした買いで107.500までの前日の半値付近。

売り目線:半値からの戻り売り(ただし半値あたり売り買いの攻防になるので注意)、あるいは、106円(107円の誤り?)を割ってくれば8月のWネックラインあたりまで落ちてくるかなと考えました。

4時間足の写真では8月のネックラインが上にずれてますが認識はしてました。

ポジション

欧州初動。5時頃に上に若干ブレイクしたのですが、(15分足、ブレイク直後の写真です。)斜め切り下げラインをブレイクしたので上に上るかと考えロングしました。

しかし、この時点で既にダマシも想定に入れていたので、15分足で切り下げラインの抜いた起点が下抜かれたので、売りに転じました。

ここで今回のお送りした本題に入るのですが、起点の下抜いたのでスーッと下がると自分の中でイメージがあったため、一旦上がってきたために、頭が混乱してしまい、ストップを10pipsに設定していたのでに損切となりました。

その後、結果的に下がっていたのですが、起点を抜いたので損切とともに下がるからと予想した自分の考察やその後のチャートの上昇など、マヨ晴れさまであればどのように行動・考察されるかよろしくお願いいたします。

トレード考察

日足

フラクラ安値への下値試しから戻したあと売られているところ。

4時間足

緑天底ブロック同士がネックネックでメンチを切ってる。この認識があるとシナリオを建てるのが楽。

トレーディングレンジ安値をWボトムネックでみたのは正解、下がる期待値をムダに上げないところが良い。

1時間足

先週安値+107.0とWボトムネックに挟まれたエリアは揉みそう。

3日は、先週安値+107.0サポートが崩れ、一番下のWボトムネックまで下がった。

15分足

赤〇イン、青〇アウト。

環境認識からエントリーへのつながりが悪い。

シナリオが丁寧に練られてない気がする。

そのせいで、エントリーのタイミングで迷いが生じて「現物合わせ」なトレードになってしまってる。

その場の状況変化に合わせたアドリブ・トレードは難しいので、まずやめておいたほうがいい。

よく練られたシナリオがあれば、エントリーに「即興」や「思考」はふぃいらない。筋書き通りにするだけだ。

シナリオは難しく考えず、サポートとレジスタンスの2つを見極めればいい。

ロングならサポートを背にして買うか、いくらか損切りは遠くなるが、サポート&レジスタンス抜けで買うかのどっかしかない。

107.0先週安値での押し目買いなら、107.5までのロングが通るには、107.0のサポート+下降の流れをガイドしたレジスタンス(この場合、1時間キリサゲか移動平均線)突破が必須。

ロングなら、107.0に引きつけるか、1時間キリサゲ抜け、107.5利確、107.0割れで損切り。

ショートは、107.0先週安値ブレイクでWボトムネックを狙うか、107.5まで上昇すればWトップでショート。

例えば、赤〇をダマシ安値とみてロングすれば損切りになるが、シナリオ通りなら「納得解」ではなかろうか。

それと、損切幅を10ピプス固定するのはおすすめしない。

なぜなら、勝負がつく前にあきらめてしまうことになるから。

安全装置として固定するなら20ピプス空けてはどうだろう、これくらい離せば、勝負はついているはず。

損切をシナリオ崩れにすれば、10ピプス以内に収まらないときもあるが、何ら根拠もないところで損切りするよりいい。

「損切りを巻き込みスーと落ちるイメージ」

欧州時間に入ったこともあり、目前の動きに「期待値」が上がって、ついつい、インスタントなシナリオを現物合わせで思いついてしまったのでしょう。

2回のトレードは、107.0先週安値と1時間キリサゲに挟まれた三角地帯のなかで「抜け期待」で入ってはじかれている。

もし自分が、107.0先週安値で買いポジションを持ってれば、どこで手放すだろうか?

結果論になるが、目前にキリ番のサポート、NY時間に米国指標を控えていて、タオさんのタイミングでは、買いポジは手放されなかった。

溜まったポジションは時限爆弾で、いつか爆発はするが、いつかを当てるのは難しい。

ひとついえるのは、時限爆弾が爆発するには外部からの「ショック」が必要なこと。

欧州初動に短期投機筋がダマシを仕掛けるとか、米国の経済指標やニュースがショックとなることが多く、個人トレーダーにショックは起こせない。

今回は4時間陰線が107.0をブレークした直後の米ISM(最近よく動いてる)がきっかけになった。

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今日のまとめ

先日、ユーチューブで、黙々と山小屋をつくる動画をみました。

チェーンソーで木を切り倒し、斧で枝をはらい、見たことがない道具で木の皮を剥ぎ、家を建てる材木はもちろん、木槌や作業台もつくります。

ほぼ、現物合わせで何でもつくってしまいます。

電動工具を使わないので、粗削りで大胆な見た目ですが、それがまた表情になってていい感じ。

ただ、機能を支える見えない部分で手を抜きません。

簡単にやってるようにみえますが、おそらく、完成までのシナリオが完璧に頭の中にあるからできることだと思います。

これは熟練者でないと難しいだろうなぁ、、、と感じました。

京セラの設立者、稲盛和夫氏の哲学は「大胆さと細心さをあわせもつ」です。

大胆さと細心さは矛盾しますが、この両極端をあわせもつことが大事だといいます。

誰でも、雑で大胆なところと、細心で几帳面なところがあります。

ボクはどちらかといえば几帳面なので、細心すぎて大局を見失う性格です。

細心さは自然に出るので、大胆さを意識的に出すようにしています。

トレードなら、環境認識が大胆、エントリー&イグジットが細心ではないでしょういか。

そのふたつをつなぐのがシナリオ(筋書き)です。

環境認識・シナリオ・エントリー&イグジットは、別々のものではなく、ひとつの動作として意識することが大切。

感情が入り込むスキを与えないくらい、よく練られたシナリオづくりを心がけたいものです。

◆お断り◆
この動画は「学習」を目的に制作されたものです。個人の見解を過去のチャートから解説したものであり、未来を予想したり、利益を保証するものではありません。

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コメント

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  • コメント (6)

    • H
    • 2019年 11月 20日

    いつも素敵な動画をありがとうございます。わたしも損切幅は念のため20pips置くようにしています。値動きを見ていてそれまでにダメそうであれば手動で決済をするというのがほとんどですが。ドル円、ユロドルで1日損切20pips以上をくらうというのは、指標時以外であれば、よほどエントリーのタイミングがまずいか、シナリオが大きく間違えているという場合が多いのでその負けトレードからなぜ負けたのかを分析できるいい材料となりますね。逆にてきとうにやれば10pips負けようと思えば、1日でいくらでも負けられる上に振りかえる好材料となりえるトレードにはなりにくいと思うので、しっかりと根拠が崩れる高安の上下にロスカットを設定して気持ちよく負ける方がいいですよね。あと、個人的に利益が十分に伸びていない間に建値に逆指値をセットするのはよくないなぁ、と経験的に思います。ちなみに昨日、寝る前にユロ円ショートをして、これはしばらくもってても大丈夫そうかなと思いつつ、建値の下に逆指値をセットして寝たのですが、朝起きてみると見事に深夜の謎の上ヒゲにタッチして決済されてしまっていました泣。

      • NoN
      • 2019年 11月 21日

      10ピプス固定だと損切貧乏一直線になるパターンですよね。それに、負けても反省サンプルにならない、その通りです。負けるなら、せめて貴重なデータを残したいものです。

    • すがやん
    • 2019年 11月 23日

    いつも更新ありがとうございます。

    最近、シナリオのいずれかの動きになる事が多くなり…見失っていた大切な事を思い出させてくれました。エントリー時に一生懸命今後起きうるパターンを考え、そのエントリー時の思考のために毎日立ててているシナリオを使う。ではダメですね。危うくこれになりかけていた気がします。仰る通り、エントリー時に感情が入り込む余地がない環境認識・シナリオ作りをせねばなぁと、ハッとしました。あくまで日ごろシナリオを立て、そのいずれかにマッチする確率が高そうな所でエントリー。「エントリーありきで思考の正当化のためのシナリオ作り」をするのではなく、「環境認識とシナリオ作りで常に少し先の未来をパターン化し、合致した時にエントリーという手段をとる」。言葉遊びのようですが、自分にとってはこの違いがとても重要だと感じた動画です。

    また今週も大きな学びを得られました。ありがとうございます。

      • NoN
      • 2019年 11月 23日

      思考のカーブフィッテングってありますね~。
      人は行動を正当化したがるもの。そうやって精神を正常に保ってる部分もあるので「悪」ともいえませんが…

    • タオ
    • 2020年 1月 31日

    マヨ晴さま、

    取り上げて頂きありがとうございました。
    タオです。実はこれを投稿する前に、半年ほど前に負けトレードを投稿したのですが、アカウントの関係からか、うまくそちらに転送されなかったようで、今回の投稿も諦めておりました。

    しかし、久しぶりに見返したところ、こちらの動画を投稿されており
    感激しました。とても嬉しかったです。

    改めて御礼が遅れたことをお詫びします。

    内容ですが、ありがとうございました。自分にはサポートラインとレジスタンスラインが、エントリーしたときは意識出来ていませんでした。ブレイクした起点が抜けても直近安値を割れないと、売りは諦めないのに何故、ショートしたのか?

    今なら自分の行動が問いただせると思います。
     とてもためになりました。

    実はあれからトレードスタイルを変え、自分の性格に合ったものを見つけることが出来たので、ようやくトントン、もしくは少し勝ち越しに変化してきました。

    自分の今の生活リズムではデイトレは難しいと判断し、ドル円、ユーロドル、ポンドドル、3枚で中期から長期の反転を待つスタイルにしました。

    スタイルは中期、長期による底値あるいは天上からの買い、売りのみに絞りました。本業が忙しく中々、画面を見られないので、これが良かったな、と安心してトレードしています。

    マヨ晴さまには環境認識、トレードシナリオという考え方をサイトから発信してくださったおかげで非常に助かりました。

    今度は勝ち投稿をお送りできるよう頑張ります。

    ありがとうございました!

    タオ

      • NoN
      • 2020年 1月 31日

      動画制作が遅れてすいません。参考になれば幸いです!

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

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