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【基本編】トレードの基礎と基本、5つの基本型とその応用テク。

先回に引き続き、トレードの基礎と基本の【基本編】です。

表面的興味から根本的理解へ

先回の動画で基礎は”土台”とお伝えしましたが、今回はその土台の上にのせる”骨組み”についてのお話。

基礎は原理と原則、基本は型です。

物事の基本には型(カタ)があります。

樹木希林さんが茶道の先生を演じる映画『日日是好日(にちにちこれこうじつ)』のセリフ。

「お茶は先に“形”を作っておいて、その入れ物に後から“心”を入れるものなのよ」

相場世界は、複数の異なった時間軸トレーダーの解釈が干渉して値動きをつくるので、応用として”MTF(マルチタイムフレーム)”の理解が求められます。

しかしながら、値動きには”基本の型”があって、複数の時間軸といえど、この型を組み合わせたものに過ぎません。

なので”手法”もその組み合わせパターンのひとつであって、特別なものではないし、魔法でもありません。

基礎・基本という基盤が固まれば、手法などいくらでもつくれてしまうのでしょうし、どれも大差ないなら、シンプルなもので良いのではと思えてしまいます。

表面的興味の探求から根本的理解の追求へと、思考のパラダイム転換が起こって有限な時間を有効に使えれば幸いです。

基本のキ

値動きの第一原則は「相場の波はN波動を描く」です。

レンジはN波動中のはらみ、波の反転はN波動がひっくり返るところ。

このように値動きは全てN波動で説明がつきます。

押し目買い・戻り売りが基本のキです。

つまり、押してないのに買う、戻ってないのに売るのは”基本のキ”を破ることになります。

これを意識するだけで、波の途中の変なところでポジションを持てなくなります。

勿論、あえて基本のキを破ることはありますが、それは基本のキをちゃんと守れた上でのこと。

基本と応用を分けて考えないと混乱します。

たとえば、レンジブレイクで、抜けてスグ入るのは基本のキから外れます。

ただ、基本のキを守れた上で、ケースバイケースで、あえて破ることもあります。

たまに「レンジブレイクしてスグに入らないと間に合わないときはどうすれば…」とか「レンジブレイクしてスグ入るとダマシになっちゃうんですけど…」みたいなことを聞いてくる人がいます。

そんなことはトレードをしていれば、10人が10人感じることなんですが、そこからの行動で未来が変わります。

その”ケースバイケース”を研究するのがトレーダーという職業じゃないのかと…心のなかでつぶやいてます。

5つの基本型(カタ)

ボクは相場の値動きを5つの型に大別しています。

1.トレンドフォロー

1時間

高値・安値を切上げてる限りは上昇トレンド、反対に高値・安値を切下げてる限りは下降トレンドです。

トレンド発生中は、上位足のレジサポでWボトムやWトップになるかトレンドラインを割るまで、上昇トレンドなら押し目買い、下降トレンドなら戻り売りするに尽きます。

上図のような下降トレンド中なら売りのモメンタムが発生していて、買い手より売り手の方が有利なわけですから、あえてその逆を張ることもないでしょう。

個人的に押し・戻り目安としてレジサポライン+フィボナッチリトレースメント50%~61.8%を使います。勢いが強かったりキリ番があれば、浅い押し戻し38.2%で反発することもあります。

基本的にはN波動の片波を狙うので、上図ならトレンドラインを割れたら戻るのを待って、今度は先週陰線下降波の戻り売りをすればいいわけです。

1時間

フラッグをつくればキリサゲライン・キリサゲラインが使えます。注意点はナナメラインを引くときは、ある程度の時間経過がないと信頼できません。急角度のナナメラインは何本でも引けてしまうので注意しましょう。

1時間

N波動片波の値幅が大きければ高値抜け、安値抜けのブレイクアウトで入ったり、逆に、押し戻しが弱ければ(利確されないのは、まだまだ延びると考えるトレーダーが多い)高値・安値のブレイクで入ることもあります。

また、赤矢印のように上値の重い展開から買いポジの損切りでいったん下げる動きを次の押し目までショートするトレードや、青矢印のように、一段下の押し目でスパイクするところをロングすることもあります。

2.レンジブレイク

15分足

レンジブレイクは「持ち合い放れにつけ!」の相場格言通り、ビギナーにもわかりやすいものです。

相場の7割はレンジ相場なんて言われますがレンジにもいろいろあります。

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レンジ定義は高値・安値を更新しなくなった状態を指します。

東京時間の平行レンジ、波の天底にできるWトップ、Wボトム、上位足節目をブレイクする前にできるトライアングル、トレンドの中段にできるペナント、時間足の切り替えタイミングにできるフラッグなどなど、できる場所、できるカタチは様々ですが、すべての”持ち合い”はN波動が調整過程で”はらみ”になる現象です。

ブレイクした反対方向のポジション解放がトリガーになって動意づき、およそレンジ幅(E値)を目安にした延びが期待できます。

上図は上昇トレンド中ですが、4時間足陽線Aに孕まれたレンジという解釈もできます。

4時間足陽線Aをブレイク後スグではなく”押し目”を待って青〇ロングが基本ですが、時と場合により”飛び乗り”をしたり、”ダマシ”を利用して反対方向のブレイクを狙うこともあります。

1時間足

レンジブレイクには”ダマシ”がつきものです。

上位足のベクトルと逆方向へのブレイクや上位足の節目があるとフェイクする可能性があるので警戒します。

上図のように”ダマシの安値”があったからこそ、売りの損切りや逃げの注文が起爆剤となって急騰しやすい状況がつくられたといえます。

3.レンジ内張り

1時間足

上位足の大きな節目や波の反転箇所に差し掛かると、そこをいったんのゴールとして、一週間以上通して調整レンジになることがあります。

値幅の確保ができれば、レンジの高値・安値に引きつけて”内張り”することができます。

上図は日足陽線Aに孕まれた50ピプスのレンジ相場で9日間続きました。

50ピプスの値幅があるので端から入って中央までしか伸びなくても20ピプス程抜けます。

レンジを特定したら中央部分でのトレードは避けるべきでしょう、どっちに向かうかわかりませんから。

4.波の反転

1時間足

波のターンを狙いますが、左波をフォローしていたトレーダーが完全に諦めないと反転しないところがミソです。

上図なら、ボクの狙い方は、青1の2番底(Wwボトム)からロング、あるいは、3番底から3波目をロングします。

ポイントは左波の戻り売りを意識することです。2波を受け底値を試してからでないと本格的には上昇しませんし、Wボトムになっても底が割れることもあります。

ただし”ラス戻り高値”を上抜けば、上目線にする人も増えて買い手が優勢になります。

4時間足など上位足の押し目、戻り目でうまく入れれば、しばらくポジションをキープして大きく狙うこともできます。

5.オーバー・アンダーシュート

1時間足

オーバー・アンダーシュート「行き過ぎもまた相場」で他人の利確注文に相乗りします。

上図では、上位足サポートに支持され”アンダーシュート”していると解釈すれば青〇でロングできます。

これを成功させるにはは売り手の利確注文+逆張り派の買い注文があることが全体なので、レートの根拠が弱いと利確もあまりされずに、そのまま抜けてしまうことになります。

値ごろ感だけでするのは危険なので、上位足からの状況分析ができないトレーダーはやらないほうが無難です。

以上、5つの基本型でしたが、実際、オリジナル手法など持たなくても、これだけで十分戦えることがご理解頂けると思います。

まとめ

さて、2回に渡り、基礎となる”原理原則”と基本となる”型(カタ)”についてお伝えしました。

基礎・基本は相場で起こってるさまざまな事象に普遍的に共通します。

次回はいよいよ”応用編”MTF(マルチタイムフレーム)分析についてですが、応用といっても、前述したように基礎・基本の組み合わせに過ぎません。

基礎・基本がしっかりできていれば、いくらでも応用が効きます。

相場には複数の時間軸が存在しますが、マクロとミクロという見ているスケールが違うだけで”世界観”は全く同じです。

”複数の基本”が組み合わさってるだけです。

大事なことは、複数の時間軸があるからといってバラバラに考えるのではなく、ひとつの構造物として”達観”すること、そして、似てる”パターン”を見つけることです。

この2つの視点を意識すれば、ひとつの単純な課題として取り組むことができます。

(基礎+基本)×応用で、今まで難しかったものが簡単に見えてくるはずです。

人は問題を抱えると大問題として拡大解釈しがちですが、ホントは小さい問題なのかもしれません。

小さく単純な問題という前提に立てば、小さく単純な問題として解決に取り組みますが、大きく複雑な問題とすれば、大きく複雑な問題として取り組み、大きく複雑な答えでないと納得しません。

人生も相場も絶対的で唯一無二の正解なんてありませんし、それを求める時間的猶予もありません。

人生の限りある時間のなか、限りない答えなんて探せません。

ならば、単純かつ最適な答えが得られる、そう信じて物事に取り組むべきじゃないでしょうか。

◆お断り◆
この動画は「学習」を目的に制作されたものです。個人の見解を過去のチャートから解説したものであり、未来を予想したり、利益を保証するものではありません。

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コメント

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  • コメント (13)

    • Tony
    • 2020年 1月 15日

    素晴らしい動画、ありがとうございます。

    まよはれさんの動画をほぼ一年間毎日欠かさず拝見している僕によって、
    結構馴染みのある内容ですが、
    何度聞いても感動してしまいます、

    自分はある程度土台ができている!、、と言いたいところですが、
    大事なところに、いつも「待てない、早く稼ぎたい、損したくない」
    という「土台崩し三兄弟」が出てくることに気付きました、

    知る、わかる、できる
    今年は知ることだけではなく、できるようになる一年にしたいです。

    いつもダラダラ長文を書いていますが、
    今回は意識してなるべく短めにしました(笑)

      • NoN
      • 2020年 1月 16日

      わかる⇒できる、は勝ちパターンの刷り込み度合かなと思います。2020のテーマはこれかもしれませんね。

    • じんまる
    • 2020年 1月 15日

    素晴らしい動画をありがとうございました。

    『簡単と思えば簡単』

    いやぁ、本当にその通りですし、FX以外ではそう考えてやってこれたのに、相場というのは思考回路そのものを変えてしまうチカラがあるんですね。

    どうしたら簡単に見えるか?
    その答えは単純化。
    簡単と思えば簡単。

    肝に銘じます。

    ありがとうございました!

      • NoN
      • 2020年 1月 16日

      どうすれば単純化できるのか?まずはワンパターンに絞ってみることですかね。今回の5つの基本型から、ひとつだけ選んでやってみるのも方法です。

    • mr03911gt1
    • 2020年 1月 15日

    いつも神動画ありがとうございます。

    なるほど、このあと応用編まで用意されていたんですね。流石です。

    私個人的には、色々試してこれを自分のスタイルにしてみようかな、というものを一つ見つけました。
    時刻と経過時間がベースです。
    今日はEURUSDを欧州初動の小さい下げでロング、1.11500の指値に引っかかりました。
    もうちょっと時間が経ったらドル円が動きそうですね?(今22:45です)

    OANDAのMT5は私の環境だと配信されているレートがMT4と同じでもローソク足の更新にかなりの遅延が起こるので
    乗り換えるかどうかちょっと迷っています。PCの入れ替えが先かもしれません。
    通信環境はIPv6、その他の原因も考えづらいので、遅延の原因はCPUかと思っています。

      • NoN
      • 2020年 1月 16日

      チャートは値段×時刻で動き出すので、おっしゃる様に時刻や経過時間といった要素は大事ですね。また、何かわかったらぜひ教えてくださいませ(^_-)-☆
      MT5の件ですが、もしかするとデータを配信するサーバーがMT4より貧弱なのかもしれませんね。

    • Yoshi
    • 2020年 1月 15日

    動画拝見させていただきました。今回の動画は、トレードに必要なほぼすべてが凝縮されているように思います。実際は、今回紹介されたこと以外にも色々と手を出してやってしまいます。しかし、失敗し続けて、記録に取り続けて、その失敗に気づいて潰していく中で、余計なものが削ぎ落されて、やはり最終的には今回の5つの「カタ」に凝縮されていくのかなと思います。しかし、「簡単」にたどり着くまでには、一度「難しい」、または「わけわからん」の状態を経るしかないのかもしれないですね。まだ今年も一月の中半に差し掛かるような時期ですが、早くも今年のマヨハレアワード候補が登場しましたね(笑)

      • NoN
      • 2020年 1月 16日

      難しいを通らないと、簡単にたどり着けない、同感です(^_-)-☆誰でもそこをショートカットしたいものですが、文字や動画を見るだけではダメで経験しないと身に付かないことも確かにありますね。

    • H
    • 2020年 1月 16日

    いつも素敵な動画をありがとうございます。昔、ゴルフを始めたての頃、「止まっている球を打つくらい簡単にできるだろう!」と思ったのですが、いざやってみるとまったく球に当たらないといった経験を思い出しました。基礎・基本を習ってわかったつもりになって、また球に向かってみても一向に当たらないという悔しい思いもしました。今度は、練習で少し上達したと思ったら、コースに出てみるとボロボロ・・・。死ぬほど悔しかったので、9番アイアンをメインにそれから毎日死ぬほど練習して、1年かけてようやくスコアも100を切ることができました。1つのことに絞って、それを徹底的に練習する!これこそが何事にも通用する、物事を上達させる時に必要なマインドなのだろうと思います。基本の型というのは、練習してすぐに身につくものではないですが、1つ1つに絞って丁寧に練習していくことで結果的にそれが最速で上達することにつながりますよね。トレードでは、「押し目買い・戻り売り」から入りましたが、今思うと最初に身につけるなら、レンジブレイクが1番分かりやすかったのかなあと個人的に思います。ちなみに自分の好きなレンジブレイクはショートのネック割れて伸びていくパターンです。

      • NoN
      • 2020年 1月 16日

      ボクも最初に覚えたのがレンジブレイク、しかも欧州初動に限定してました。徹底的にワンパターンを極めることで、他のパターンを派生させることができます。9番アイアンの感覚を極めることで、それより長い飛距離のアイアンも上手く使えるようになるみたいな(^_-)-☆

    • じゃり
    • 2020年 1月 17日

    とても勉強になる動画ありがとうございます。

    年明けから「基礎基本的なこと」について気付かされることがありました。
    実は先週、スキーで膝に大けがを負ってしまいました。激痛で寝返ることもままならなかったのですが、いまはようやく松葉杖1本で歩けるまで回復しました。

    気付いたことというのは「ズボン」のことです。
    ディッキーズ874というチノパンなのですが、療養中これがとても重宝しています。874ご存知ですか?
    買ったのは3年前になります。オシャレ好きの友人に”これだけもっとけばいい”みたいなのないかと尋ねたところ、チノパンという返事に続いてディッキーズ、ディッキーズなら「874」だろう。ということだったので通販したのでした。
    服には疎いためまったく知らなかったのですが、874はいわゆる定番中の定番だそうで、発売から半世紀というスーパーロングセラーだったのです。
    しかし、届いたものを見てちょっとがっかりしました。全体的にダボダボして一つ一つが大き目で嗜好に合わなかったのです。細身でストレッチの効く近年の派生モデルを買いなおしました。874はほとんど着ることがなくなりました。

    そしてこのたび、この874の良さを思い知りました。
    間口が大きいので装具をつけた太い曲った足でもスルっと入ります。ベルト通しがしっかりとした大き目の平型であるため、どういう体制で履いたり、引っ張ってたぐり寄せたりしてもベルトが勝手にねじれたり外れることがありません。
    脱ぐ際も同様です。色もベージュでどんな上着にも合いますし、もうずっと思考停止で874ばかり履いています。
    トイレの電気を消したり、床に落ちたものを拾うことさえもちょっとした仕事になってしまう状態なので、ひとつひとつを安定して決めてくれる、シンプルに抑えてくれる在り方の大きさを体感しています。
    ズボンにこれほど思い知らされる日がくるとは考えもしませんでした….(笑)

    こうした基礎基本的なことの重要性、こと相場についてのそれを教えてくださる迷晴れさんの存在は本当に革命的です。

      • NoN
      • 2020年 1月 18日

      デッキーズ874。冬は裏起毛付のアウトドアブランドのパンツを愛用してるんで、暖かくなったら1本購入してみます。最近、妻にソレルのブーツをプレゼントしました。ソレルというブランドはスノーブーツで有名ですが、やはり暖かくて最高のようです。定番って永久不滅ですね(^_-)-☆

    • すがやん
    • 2020年 1月 20日

    いつも更新ありがとうございます。

    今回もまた、基本的でいつも仰っている事なのに具体的で分かりやすく、何度も観たい動画です。波の形を大別できるという事は、トレードしている人間の心の動きが大別してパターン化できるという事。Hさんもよく仰っていますが、なぜその形になるのか、奥にいるトレーダー達の思考を説明出来て初めて、腑に落ちるものだろうと感じています。まだまだそのレベルに至っておりませんが、一点集中で学習する事を絞り、その代わり奥に潜む人の心理・見立てが外れる場合の理由など、深く考察して力を付けていこうと、改めて思いました。

    それにしても、以前から分かりやすい動画ですが、分かりやすさ・見やすさ・聞きやすさが更に進化し続けている気がして、頭が下がります。

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