6Aug
今週はビッグ・ウエンズデイならぬビッグ・チューズデイな波が立ちました。 こういうチャンスは是非モノにしたいところです。
今週の視点
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狙うサイズの波をひたすらパドリングして待ち続ける様は、サーフィンとよく似ています。
そう思うと、順張りトレーダーは、まさにサーファーといえます。
自然の海でも、小波はすぐに崩れ、大波の勢いは長く続きます。
自ら波をつくりだすことはできませんが、波を選んで乗ることはできます。
今週は火曜日に大きな波が立ちました。沖合(チャート左)に目を飛ばせば、最後まで乗りこなせたのではないでしょうか。
ドル円 おいしい火曜日。
【シナリオ1】高値Yからの戻り売り。
安値0からの引き波調整が終われば、大きく下げ始める可能性が高いです。
【シナリオ2】週足W1を底値と考えるレンジ。
高値X、Yから売っていた中期トレーダーは利食いを終え、逆張り派と高値1周辺からの短期トレーダー売りとの攻防を横目に休憩タイムかもしれません。
どの時間足のトレーダーから見ても達成感があるため、労多く利少ない底値圏において、せっかく下降波でとれた利益を吐き出すリスクを考えれば、雇用統計まで「何もしない」のが最良の戦略ともいえます。
【シナリオ3】金曜日の雇用統計
予想よりも結果が良かったことを受けて上昇しました。
【シナリオ1】高値Yからの戻り売り
青Aショート
高値2のダマシは102.50円小競り合いを下抜けたことで確定しましたので、安値2あるいは102円を試す動きを狙って売れます。この安値を一発で抜く可能性は低いので短期足下ヒゲを見て利食っておくのが得策です。
青Bショート
高値3から売れればベストですが動きが速いようなら、短期足の戻りを待って売ればいいです。このショートは本命の波になる可能性が高いです。
黄C、青Dショート
101.50円で利確した場合、フラッグの完成を待って売ることになります。エントリーポイントはフラッグ上限から売るか、フラッグ下限抜けで売るかの2択です。
高値3は15分足の移動平均線(21)と合致していて、ここから下降し始めていますので、調整期間の目安として、この移動平均線が参考になります。
青Eロング
週足黄ラインでサポートされてからの逆張り。高値4からの戻り売り候補までのロングですが、レジスタンスされそうなレートが明瞭でないこともあって一旦小競り合いブレイクを待ちます。
青Fショート
高値4からの戻り売りが、安値5を更新するかどうかを視ます。結果的に安値6は安値5を更新しませんでした。この段階で、高値4と安値5=週足サポートとの間でしばらくレンジ化することが想定できます。
【シナリオ2】週足W1を底値と考えるレンジ
黄Aショート
安値3を狙った下降波を受けての戻り売り。高値2は高値1を勢いよく更新しましたが、ここは依然戻り売り候補なので、切上げラインをブレイクしたところから売れます。
黄Bロング
安値3を切り上げた安値4から転換を狙います。安値1からのフラッグ上限を上抜けないと上目線にならないので、狙えてもその周辺までです。
【シナリオ3】金曜日の雇用統計
黄C、青Dロング
金曜日は米雇用統計がありました。下振り後、小競り合いを上抜けしたところか、短期足の押し目買いで入れます。
ユーロ円 週前半はドル円に追随
今週前半のユロ円は、ドル円を鏡で映したような値動きをしていました。
【シナリオ1】下降波戻り売り
ドル円同様、安値1からの戻り完了後、大きな伸びが期待できます。
【シナリオ2】底値転換崩れ
113円と113.50円間のダブルボトム失敗。
【シナリオ3】112.50円を底値とした50ピプスレンジ
【シナリオ1】下降波戻り売り
青1ショート
高値2のダマシは114.50円小競り合いを下抜けたことで確定しましたので、安値2あるいは114円を試す動きを狙って売れます。この安値を一発で抜く可能性は低いので、短期足下ヒゲを見て利食っておくのが得策です。
青Bショート
このショートが本命の波。
【シナリオ2】底値転換崩れ
青Aショート
ダブルボトム崩れを狙ったショート。4時間足橙ラインを中心にできた三角持ち合い「ア」の可能性としては矢印のように上抜けもあり得ました。
青Bショート
三角持ち合い放れからの戻り売り。目標は112.50円までです。
【シナリオ3】112.50円を底値とした50ピプスレンジ
ここは4時間足ネックラインに相当しますので底値買い転換の可能性が高いです。底値圏50ピプスの値幅はありますが、ドル円も下がるとこまで下がり、また金曜日の雇用統計を控えているため、やる気レスです。
今週前半の戻り売りが成功すれば、それで十分ともいえる一週間でした。
ユーロドル 大暴落戻りの売り候補に気付けていたか。
【シナリオ1】4時間足レジスタンスラインまでの押し目買い
高値1は大暴落のフィボナッチ61.8%&ネックラインなので強力にレジスタンスされそうです。
【シナリオ2】大暴落61.8%戻り売り&ネックライン逆張り
一旦の目標は週足黄ラインまで。
【シナリオ3】戻り売り続き
安値1レジスタンスからの戻り売りが狙えます。
【シナリオ4】米雇用統計
【シナリオ1】4時間足レジスタンスラインまでの押し目買い
黄Aロング
レンジ抜け期待のロング。高値1を通る切下げライン上方にダマシ後、安値2から安値を切り上げたポイント。
青Bロング
直近高値1付近レンジブレイク後のロング。一旦の目標は1.120です。
青Cロング
フラッグ下限からのロング。
青Dロング
フラッグ上限からのロング。
【シナリオ2】大暴落61.8%戻り売り&ネックライン逆張り
青Eショート
高値2でレジスタンス後、明瞭な安値を抜き、かつ1.120からの上昇勢いが衰えたところからのショート。
青Fショート
強者の値サポートと1.120レジスタンスの決着がついてからのショート。
【シナリオ3】戻り売り続き
安値1や安値2も戻り売り候補だが、週足黄ラインのサポートを抜くには相当なパワーが必要。金曜日に雇用統計が控えていることもあるので慎重になるところ。
あまり勢いがないと、直近のサポートすら抜けません。
【シナリオ4】米雇用統計
青Aショート
指標結果が予想より良かったこともあり、ユーロドルは急落。高値3が戻り売り候補でとを想定していれば売れました。
「神は細部に宿る」
これは、建築家ミース・ファン・デル・ローエの言葉です。
装飾を廃したシンプルさを追及するには、ディテール(細部)へのコダワリが大事という建築デザインの考え方です。
シンプルで格好いいものをつくるには、ディテールに相当苦労しないとダメ、ということなんだと思います。
シンプルなものほど、細部のつくりこみで雲泥の差がつく。
ライン1本というシンプルトレード、その理想を追求するには、引くラインの精度にくわえ、ライン上での細かなロウソク足の振る舞いも視ないといけません。
それは、手の感覚だけでミリ以下の仕事をする職人とよく似ています。
あと1回でも削ると、今までやってきた仕事が全て台無しなる、その寸前で仕事を完成させる。
そこには、きっと、技術を越えた心の下支えがあるのでしょう。
トレードも、そういうものを目指したいです。
「レスイズモア(少ないことは豊かなこと)」
これも彼の名言です。これもいい言葉ですね。
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コメント
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コメント (15)
いつも動画ありがとうごさいます。拝見させてもらっています。
最近は、1分足(動画の中で魚の眼の話を参考に、波の流れをもっとも判断できることと1日の目標が20pipなのでレンジでも取る)の攻防でトレードをしています。
8/5の9:30指標後のトレードは視点が比較的に的確(指標後の上昇がすぐに反転したので買いの勢いはそんなに強くないと判断、最初の節目になる102.0で反転するかも思いながらトレード)に判断できたので良いのですが、どうしても長時間トレードてしていると視点が虫の眼(1時間足・4時間足のチャートを見なくなる)になりがちです。
パソコン1台でFX業者のチャートを見てトレードしている為、チャートいちいち変更しています。
迷晴れさんは、複数のモニターでチャートを見ていますか、それとも見やすい様にチャートを変更してますか。
因みに8/5のトレードは、9:31で買い9:39で決算、直後に売に入り9:48で決算、戻り売りの狙いで10:15で売りがだましになり10:22で決算、直後に買いで入り11:12で決算、102.0でサポートされたことで11:14売り1:11で決算、小さなレンジになりそうなのでトレードを終了しました。
モニターは4枚ありますが使っているのは2枚です。動画収録時は1枚でトレードしていますが、2枚あると大分違うと思いますよ。一般的なPCでも2枚はつなげます。
ビックチューズデーに乗れなかった私
今月にはいってからどうも順張りに乗れないトレードばかりだった私でしたが理由が分かりました
薄々は感じていましたが、ポンド円ばっかり見ていたからでした。
8/2の16:00以降の下落はポンド円にもありましたが、もう一度上を試し、戻ったところを叩きたいと待っていたら
戻らずに下落していって、戻って来ても激しい上下動で手を出せずに終わった日でした。
しかし同時期のドル円のチャートは絵に描いた様な戻り売りで、これならチキンハートな私でも入れるような気がする。
というか迷わず飛び込みそう(笑)
同じ通貨ペアばかりトレードするのは駄目ですね。
見るだけでなく実際にトレードしないと、、、
わかりやすいチャートは、世界中がわかりやすいということですね(^^♪
お疲れ様です!
丁度金土とサーフィンに行って来たのですが、後から舟釣り人に聞いてみたらサメが自分の入っていたビーチの近くにいたと言ってました(笑) もしかしたら足が無くなっていたかもと考えると笑えないですね〜(笑)
サーフィンて結局波のピークなる状態に合わせてテイクオフするんですが、ピークに合わせてテイクオフしないとズッコケたり立てたとしても白波に捕まってライディング出来ないんです。
相場も同じで、例えば日足の値幅が欲しくても中途半端な場所からエントリーしたら4時間足のプルバックで損切りになって、その後順行して悔しい思いをした昔しの自分を ふと海の上で思い出しました。 相場も波のサイズを見て、そのサイズの節目と言うピークからエントリーすれば利食いも損切りも、分割決済や増し玉も自由自在だと思ってます。
それでピークと節目の話しですが、丁度半年位前に 強者の値のエッセンスを得て編み出したのですが、自分は 真実の高値、真実の安値と呼んでます。
それは結論から言うとエリオットで言う二波動目の終点にして三波動目の始点で、要は最初の押し安値 最初の戻り高値で殆どの相場ではwボトムとwトップの右の谷や山として現れるのですが、何故 真実の…と言っているかと言うと 本格的な目線転換はそこを越えてから始まると検証の末定義したからです。実際に短期足に落として見てもそこでは明らかに抵抗勢力の居そうなプライスアクションが起こっています。
例えば4時間足のwボトム完成で一旦上昇して、その後4時間wトップ形成後下げて4時間足のwボトムの右の安値に支えられて又wボトム完成、これで日足wボトムの完成前兆、そして先程のwトップの右の高値ブレイクでネックライン抜ける前に日足wボトムほぼ確定。故にwボトムトップは少しだけ切り下げ上げがおこる見たいな感じです。
僕が思う最大の優位性はダウ理論よりも目線固定の時間が長い事と、ただ見た目だけで上げた下げたではなく真実の高安を基準に上げ相場下げ相場を推測する為反転を始めたかどうかをフラクタルを利用して最速で感知でき反転の失敗も感知出来ます。 此れを使えばレンジの中でも目線がつけられます。
結局人それぞれ理由があるにせよラインを引く=将来のジグザグ(値動き)を予測しあらかじめチャートにそれを描画し、矛盾の無い所でエントリーする行為だと気付きました。
長く書きましたが迷晴れさんあって今のサーフィンライフが有ります。
やっと自分の事を徐々に好きになれる気がします。
そんなことより今年の海に行く機会があればサメと紫外線には気を付けてくださいね!(笑)
素晴らしいですね!
検証と練習の賜物だと思いました。
ライディングする波のサイズ、そしてフラクタル構造さえわかれば、狙った波のピークでテイクオフできます。あとは、それを、ひたすら練習するだけです。
まさにレスイズモア。
インジなどの装飾を排し、波のディテールにこだわるスタイルはカッコいいと思います。
今回も動画アップありがとうございます。
最近長期足のレジサポの重要性をさらに認識しているところです。
そこで質問です。
ドル円の週足のサポートライン、もう一つ前のろうそく足の下の方が理にかなっているように思いました。結果的にブログの動画のところの方が機能しているようですが、最初から何か根拠があってそこにラインを引いたのですか。もしそうならその根拠を教えてください。よろしくお願いします。
(ちなみに私も土曜日にサーフィンに行ってきました。台風のうねりが入って最高のコンディションでした。)
このラインは週足チャートから引いて4時間足で微調整してます。ラインはダブルボトムのネックラインを抜いた起点で引いています。
「Wボトムのネックラインを抜いた起点」
なるほど納得しました。
ありがとうございます。
拝見させていただきました。
今週の結果はあまり思わしいものではありませんでした。
後から考えてみると、ずっと買いのバイアスが抜けなかったのだと気がつきました。
神は細部に宿る、この言葉はあらゆることに通じる名言だと思いました。
素晴らしい気づきをありがとうございました。
もし週の前半がそうなら、逆張りグセがついているのかもしれません(ボクはこれがなかなか治りませんでした)今までの流れを信じるほうへ矯正するといいです。中盤から後半がそうなら、大きな目標に到達すると底固めで横に動くと覚えておくといいです。
ありがとうございます!!
確かに「そろそろ」という心の声が常にあるような気がします。
流れに従う、身にしみわたるように言い聞かせます。
迷晴れ先生
いつも素敵な動画ありがとうございます。
今週は、トレード回数5回/週に抑えることができました。ビッグチューズデーの中盤に3回、木と金に1回ずつ。
木曜日は、ロンドン市場オープン後の16時20分にショート!もみ合いが予測されたので、短期目線で手堅く20Pipsだったのですが、跳ね返されて建値損切り±0。
金曜日は雇用統計後の反発にのっかるところでしたが、伸び悩んでいたので、102円下抜け後、0時過ぎで再びショートを試みましたが、結局もみ合って建値損切り±0。
結果、ビッグチューズデーで取れた30Pipsだけでした。101.300で決済したので、後、一つの波で+30~60は伸ばせたところ!結局は、迷晴れ先生の動画の通り、今週は、この日に尽きたかなって感じでした。
最終的には、自分の感覚だと思いますが、恐縮ながら、自分がわからないところではトレードしないって
部分が割と力が付いてきたように思います。
1週間トータルで負けなくはなって参りましたので、1週間で+50~100の間を目指し、がんばって参ります。
シンプルイズベストからの「神は細部に宿る」、「レスイズモア(少ないことは豊かなこと)」
と連動する素敵な言葉を教えていただき、ありがとうございます。
また、ビックウェンズデーしかり、波動砲など宇宙戦艦ヤマトネタなどとてもユニークな例えで
楽しみながら、勉強させていただいております。
いつもありがとうございます。
1週間トータルで負けなくなってきたのは凄い進歩だと思いますよ。近いうち、日単位で負けなくなるはずです。
ありがとうございます。レベルアップできるよう日々精進いたします。
これからもよろしくお願い致します。(^^)