23Jul
エントリーポイントには楽勝で儲かるところと、苦勝の末あまり儲からないところがある。
photo credit: .sandhu via photopin cc
相場には簡単で儲かるゾーンと難しくて儲からないゾーンが存在する。
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損切り貧乏の原因は、動かない場所で何回もエントリーしてしまうからです。そして、いざ動き出したときには、疲れ果てエントリーできる心の状態ではなくなっています。相場で「待てる」ということは、エントリーしたい気持ちを抑えて、エントリーの心構えだけを持ち続けられるということです。プロはチャンスが目の前を通るのを待ち、アマはチャンスを追い回します。
損切り貧乏になる場所はいつも決まっている。
【aゾーン】は損切り貧乏になりやすい場所です。下落してきた波が安値を更新できず「?」となりました。こういう場所では、売り買いの攻防が起こりレンジになる可能性が高くなります。損切り貧乏を予防するには、この「?」にいち早く気づくことです。後からチャートを見て「なんでこんなところで何回もエントリーしたんだろう」と後悔するのは大抵こういうところです。【aゾーン】に入ったらしばらく様子見がいいでしょう。
カモでハイラズ、カラでハイル。カモでハイルとカモになる。
エントリーは【a】【b】を抜けてカラにしましょう。抜けるカモという心理状態はレジサポラインの手前で生まれます。結果、レジスタンスの手前でロング、サポートの手前でショートしてしまい、即跳ね返されて損切りを量産します。
※Kimio Osawaさんにコメントでご指摘頂きました。今回の記事では、売り買いの攻防を抜けてから入ろうということを簡略化して伝えるために、左側の戻り売り箇所(Nゾーン)を、あまり考慮せずに解説しています。値幅にもよりますが、上図のような相場になれば、エントリーaはレジスタンスに向かってのロングとなり優位性は低いです。実際のトレードでは常に左側を意識して判断しないとダメです。ご指摘ありがとうございます。
関連記事 目線スッキリ、チャートをシンプルにするNゾーンと3本の水平線。
うまくなれば、抜ける方向を予測してカモで入れるようになる。
環境認識がうまくなり自分の水平線に自信が持てるようになれば、抜けるだろう方向へ「抜けるカモ」でエントリーできるようになります。トレンドが継続すると思えば【ろ】でエントリー、波が反転するだろうと思えば【い】でエントリー。これができるようになるには、チャートを読み解く訓練をするしかありません。相場はスポーツと同じで技術やルールを知るだけでは絶対に勝てません。「知る」と「できる」には大きな隔たりがあります。大切なのは【勝てる手法】ではなく【勝てる訓練の方法】を学ぶことです。
今日のまとめ
もし、あなたが3連敗以上してしまうなら、波が中断している動かない場所でのエントリーを繰り返しているかもしれません。チャンスと思った場所で2連敗したら、一度パソコンから離れて冷静になるべきです。なぜなら、そのポイントはチャンスではない可能性があるからです。波には継続、中断、反転の3つの時期があります。今がどの時期なのかをチャートから判断しましょう。
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■投資のリスクについて■この動画、ブログは、相場について個人の見解を解説したものであり、利益を保証するものではありません。投資をされる場合は、それに関わるリスクを十分ご考慮の上、ご自身でご判断ください。
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コメント
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この簡単に儲かるゾーンはすぐ左側にNゾーンがあるとこのエントリーは機能しないと思いますが、アドバイスおねがいします。
ご指摘の通りです。売り買いの攻防を抜けてから入りましょうということを簡略化して伝えるために、この図では左側のチャートの形を意識してないです。実際に図のような相場になれば左側を意識して判断しないとダメです。ありがとうございます。
やっぱり勝てません。すべての動画を30回以上は見てます。Nゾーン、Wトップ、ボトム、ダウ、フィボ、レジサポ転換など、リアルトレードで枚数を少し減らして実践しています。でも、実際にエントリーをしているの状況では、あまりロスカットの幅を広げられません。
いつもありがとうございます。やはり複数足・・とくに長期足の方向性を考えて、短期足で同方向ならエントリーするとかなり勝てるようになりました。あとは待つこと大事ですね!いままでダウ理論もわからずトレードしていた自分が恐ろしい
コメント有難うございます。相場は高さ(値段)×幅(時間)×奥行き(複数時間足)の3次元です。特に複数時間足での分析ができないでトレードするのは無謀だと感じています。手法よりも、まずチャートが読めるようになるのが大事ですね。
とてもためになりました。
「インサイド、はらみ足中のトレードを避けること」、という考え方はとても重要ですね。
方向感のない中でトレードを続け、細かく監視しながらの損切や薄利でも十分に疲れ果て、
「もうこのペアはやめよう」 と思って他のペアをチェックするなどして
しばらく時間経過した後に改めて見てみると
わかりやすい大きな動きが始まっていた、という残念な経験が多くあります。
「待つ時間」のはらみはアラートではさみ、
「打つ時間」がくるまで、迷晴れの動画を見るのがベストですね。(笑)
また、、
「レンジを超えそうだ」と考えて「レジスタンス直前」で買ったり、
「レンジを抜けそうだ」と考えて「サポート直前」で売ったりするのは
素人にありがちな傾向と思われますが、一番負けそうなやり方ですね。
「方向がはっきりしてから入る」ならレンジを抜けてから、
「あらかじめ入って値幅を有利にしたい」ならレンジの反対側から入り、
レンジ抜けが失敗してもレンジ分はプラスになるように入るべきですね。
しっかり覚えて生かしていきたいと思います。
ありがとうございました。
本編動画とは別の話題となりますが、トレード対象とするペアについて、
「特定のペアに集中してフォローしていく」 というやり方と、
「その日一番動きそうな、わかりやすそうなペアを探してトレードする」という
二種類のやり方があると思います。
私は現在後者の方法をやっていますが、
主要なペアの動向やチャンスをひととおり分析しようとして混乱気味になる傾向も感じています。
これについて、何かご指南を頂ければ幸いです。
長いコメントで恐縮ですが、今後ともよろしくお願い致します。
いつもながら丁寧なコメント有難うございます。インプット力の優れた方だとお見受けします。複数ペア監視で動きやすい通貨をトレードするのがベストだと僕も思います。但し、混乱して逆にチャンスを逃してしまわない程度の数にすべきでしょうね。
拝見させていただきました。
自分は難しいところでばかり無理やり理由を探してエントリーしていたようです。
大きな視点と流れを見る目が足りていないと思いました。
後から見れば一定のパターンを繰り返していただけなのに、無理に短期足で優位性を見つけようとしいていました。
ありがとうございました。
やっとわかりました
私はその一番難しいところを狙っていました。
だからすっきり勝てないでいつも逃げてばかり・・・
上に抜ける場合と下に抜ける場合の意味が今つながりました
例えば1時間足が日足のレジにタッチから来たものなら下に抜ける可能性があります
逆に1時間のサポートに日足のサポが重なっていれば上に抜ける可能性があります
あるいは1時間足が4時間レジにタッチしたものなら下に抜ける可能性があります
そして1時間のサポートが4時間サポと重なっていれば上に抜ける可能性があります
また、4時間レジが押し目50のサポレジ転換したレジなら618に向かう途中かもしれません。
そして1時間サポに4時間サポが重なっていてそれが618なら上を目指すことになるでしょう
こういう環境認定をできるようになってから
一番難しいポイントでのエントリーなのですね、よくわかりました
長いこと突き抜けなくてぐずぐずしていた理由がよくわかりました
こういう発見があるからまよ晴れ動画ラブなのです
もう、依存度1000%で突っ走りたい!
素晴らしい!お役に立ててよかったです。
この記事の中に書いてある勝てる訓練の方法は、他のどの記事に説明されているか教えて頂けないでしょうか。
上位足レジサポから、現在値を、売りと買い、それぞれの立場から分析してみてください。それができるようになれば、この記事の内容なんかは楽勝です。