6May
週刊チャートナビ432回(2023.05.01~2023.05.05)前編はドル円・ユーロドル・ポンドドル相場のチャートを考察。後編の「今週の深堀り」では、今後のトレードに役立つケース・スタディをします。
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ドル円
今週の見通し
概要
週足Wボトム背景のブル・トレンドが、135.0高値を更新。12/20日銀会合高値を目指す流れだが、12/20日銀会合高値+200日MAの抵抗帯に警戒。12/20日銀会合高値到達後、暫く、持ち合う可能性もある。
重要経済指標:今週はイベント祭り。FOMC・ECB・米雇用統計などのビッグ・イベントが目白押し!
5/1(月)23:00 | 米4月ISM製造業景況指数 |
5/2(火)18:00 | 欧4月消費者物価指数HICP |
5/3(水)23:00 | 米4月ISM非製造業景況指数 |
5/3(水)27:00 | 米FOMC+パウエル議長会見 |
5/4(木)21:15 | ECB政策金利 |
5/4(木)21:45 | ECBラガルド総裁会見 |
5/5(金)21:30 | 米4月雇用統計+4月平均時給 |
売り手の注目
12/20日銀会合高値+200日MA周辺の抵抗帯。
買い手の注目
- 135円高値更新でブル・トレンド継続。
- 日足MA21+100日MAのサポート。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 3月高値(≒138.00) |
TR中段 | 137.00と135.00 |
TR下段㊦ | 4/28日銀会合安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
12/20高値周辺レジスタンス帯が背景。①上昇波の押し目を探る動きをショート。②12/20高値周辺にレンジを想定、仮ネックへのショート。
4時間足ブルの視点
週足Wボトムが背景。①135.00抜きの上昇波を12/20高値へロング、一旦、135.00を試すかもしれない。②12/20高値周辺の持ち合い放れにつく。
今週の値動き
12/20日銀会合高値+200日MAレジスタンスの強さは意識していたが、Wトップにならず、3日連続陰線で4/28日銀会合安値起点の上昇をほぼ全戻し。
金曜日になって、134.0の押し目から米雇用統計の強い数字で135.0まで買われた。
134.0を4時間足レベルの押し目とみている。来週は二番底をつくって買われるか、このまま135.0を上抜いて買われるか、はたまた、134.0押し目を崩すかに注目。
今週の攻略ポイント
週足Wボトムを背景に買い目線。
今週は週足Wボトムの二番底を背景に「買い目線」でしたが、3日火曜の仮ネックラインを割り込むと、一旦、短期目線を下に切り替え「押し目を探る動き」を売りました。
但し、4/28日銀安値を割るまで、4時間足レベルの「押し目買い狙い」は変わりありません。
FOMCでの利上げ停止示唆や米地銀の経営不安報道からのリスク回避の円買いで4/28日銀安値まで、ほぼ全戻しされましたが、それはあくまで結果論です。
毎日の攻略ポイント
1.12/20日銀会合高値へのアタック。
2.12/20高値Wトップのネック割れ。
3.4時間足レベルの押し目買い。
05/01月曜 米4月ISM製造業景況指数
135.00高値更新後、12/20日銀会合高値アタック中。
ベアの視点:買いの勢いが収まるまで様子見。
ブルの視点:金曜大陽線を137.00へ押し目買い。
- 東京時間、4時間チャネル高値の支持反発×安値切上げで青1ロング、NY時間の米指標を控え137.0でアウト。
- NY時間、「米4月ISM製造業景況指数」の急騰で12/20高値を達成。
12/20日銀会合高値へのアタック。
4時間チャネル高値へ乗り上げていたので、先週金曜大陽線の続きを12/20日銀高値へロング、米ISMが無ければ12/20高値まで保有できたと思う。
05/02火曜
- NY時間、米4月ISM製造業景況指数で目標値の12/20高値を達成。
- 週足Wボトム背景で買い選好。水曜深夜にFOMC、金曜に雇用統計を控えているので一旦レンジになるかも。
ベアの視点:12/20高値レジスタンスで仮ネック136.5へショート。
ブルの視点:前日陽線を押し目買い。
- 東京・ロンドン時間、12/20高値への試し待ち。
- NY時間、12/20高値+三尊肩ラインのレジスタンスで赤1ショート、136.5仮ネック+4時間チャネル高値(=仮ネック)でアウト。
12/20高値Wトップのネック割れ。
12/20高値Wトップをイメージしていたので、1時間と4時間MA21乖離埋めを狙って仮ネックまでショート。
05/03水曜 米4月ISM非製造業景況指数 米FOMC+パウエル議長会見
- 12/20高値にレジスタンスされ136.5仮ネックまで売られた。
- 4時間MA21とのランデブーが近い。
ベアの視点:136.5仮ネックサポート崩れで半値押し目を目安にショート。
ブルの視点:136.5仮ネック+4時間MA21サポートで12/20高値へロング。
- 東京時間、136.5仮ネック+4時間MA21崩れで赤1ショート。
- ロンドン時間、135.5半値押し目到達で3/4(米指標備え)アウト。
- NY時間、ほぼ135.0(4/28日銀会合安値起点の上昇波61.8%ポイント)到達で1/4アウト。
12/20高値Wトップのネック割れ。
12/20高値Wトップ仮ネックの崩れで、次の押し目候補までショート。
05/04木曜
- FOMCは市場予想通り0.25ポイントの利上げされたが、追加利上げは示唆せずドル売り優勢となり、4/28日銀会合安値起点の上昇波61.8%ポイントの135.0を割り込んでいる。
- 日足MA21が接近中。
ベアの視点:前日陰線を日足MA21へ戻り売り。
ブルの視点:①135.0(4/28日銀会合安値起点の上昇波61.8%ポイント)アンダーシュート狙いでロング。②4/28日銀会合安値起点の上昇波76.4%ポイント+日足MA21サポートでロング検討。
- 東京・ロンドン時間、戻り待ち。
- NY時間、戻り目をつくるも、4/28日銀会合安値起点の上昇波76.4%ポイント目前、安値を掴むリスクから、黄1戻り売りは見送った。
12/20高値Wトップのネック割れ。
ここまでのドル円続落は想定外だったが、押し目をつくるまで短期下目線とした。
05/05金曜 米4月雇用統計+4月平均時給
- FOMCでの利上げ停止示唆や米地銀の経営不安報道からリスク回避の円買い。ドル円続落で日銀会合の上昇分が全戻しされた。
- 前日陰線の下値反発は強く、日足MA21+134.0でサポート。
- 米雇用統計はADP雇用統計の結果が良かったので良い数字が期待できそう。
ベアの視点:前日陰線の下降波戻り売りは、安値を掴むリスクから見送り。
ブルの視点:134.0+日足MA21が意識され下げ止まればロング。
- 東京・ロンドン時間、134.0のサポートを確認。
- NY時間、米雇用統計は強い数字、下に振れば高値抜けで買いたかったが、初動から急騰してノーポジ。
4時間足レベルの押し目買い。
米雇用統計で134.0押し目買いを狙ったが、初動で急騰して買えなかった。来週、下に押されたら買いたい。
ユーロドル
今週の見通し
概要
- 1.1000を跨いでWトップを形成中に見えるが、3月足から4月足へ高安を切上げているため、崩れるかもしれない。
- 3週前ハラミ足+2本
- 高値圏を形成した場合、2週前安値がネックライン、3週前安値がラス押し安値になる。
重要経済指標:今週はイベント祭り。FOMC・ECB・米雇用統計などのビッグ・イベントが目白押し!
5/1(月)23:00 | 米4月ISM製造業景況指数 |
5/2(火)18:00 | 欧4月消費者物価指数HICP |
5/3(水)23:00 | 米4月ISM非製造業景況指数 |
5/3(水)27:00 | 米FOMC+パウエル議長会見 |
5/4(木)21:15 | ECB政策金利 |
5/4(木)21:45 | ECBラガルド総裁会見 |
5/5(金)21:30 | 米4月雇用統計+4月平均時給 |
売り手の注目
1.1000の抵抗で3週前高値にWトップを形成中。
買い手の注目
- 4時間チャネル内にブル・トレンド継続中。
- 3月足から4月足へ高安のキリアゲ。
- 日足MA21+4時間チャネル安値の支持反発。
- 100日MA+日足チャネル安値の支え。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 22年3月31日戻り高値 |
TR中段 | 3週前ハラミ高値と2週前安値ネックライン |
TR下段㊦ | 3週前ハラミ安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
1.1000背景のWトップ完成狙い。①3週前高値レジスタンスでショート検討。②4時間チャネル安値+日足MA21を割れば日足チャネル安値+100日MAへショート検討。
4時間足ブルの視点
1.1000ブレイク狙い。①Wトップ二番天井の崩れでロング。②2週前安値サポートでロング検討。③3週前安値+日足チャネル安値の押し目を待ってロング。
今週の値動き
先週安値を下に騙してから「FOMC」で4月高値に挑戦したが高値更新ならず。次に「ECB政策金利」で1.1000まで急落。金曜日の「米雇用統計」は一旦売られてV字回復、1.1000のサポートは変わらず。
今週の攻略ポイント
3月足から4月足への切上げを根拠に買い目線。
1.1000スーパーキリバンは年初以来、意識され続けてきましたが、月足MA21のレジサポ転換で3月足から4月足に高安を切上げ、僅かですが、高値も更新したことから「買い目線」で臨みました。
毎日の攻略ポイント
1.日足チャネル安値への試し売りに警戒。
2.先週安値にベア・トラップ。
3.ベア・トラップ失敗で方向感を失う。
05/01月曜 米4月ISM製造業景況指数
3週前高値にWトップ二番天井形成中に見えるが、金曜ピンバーは4時間チャネル安値+日足MA21のサポートの強さを示唆している。
ベアの視点:3週前高値まで買われればショート検討。
ブルの視点:1.1000逆三尊肩ラインのサポートで3週前高値へロング。
- 東京時間、逆三尊肩ラインへの下値試し待ち。
- ロンドン時間、逆三尊肩ラインの4時間足陰線サポート×15分キリサゲライン抜けで青1ロング。
- NY時間、米指標前にアウト。
日足チャネル安値への試し売りに警戒。
先週安値サポートが崩れると、日足チャネル安値を試す確度が上がりますが、それまでは押し目買いで臨みました。月曜のロングは1.1000サポートから金曜高値を狙って、ほぼ届いたので米ISM前に撤退。
05/02火曜 欧4月消費者物価指数HICP
- NY時間、米4月ISM製造業景況指数で先週安値まで急落。
- 3週前高値Wトップと4時間チャネル安値+日足MA21で攻中。このサポートが崩れると、日足チャネル安値を試しに売られるかもしれない。
ベアの視点:先週安値(=4時間チャネル安値+日足MA21)サポート崩れで2週前安値へショート。
ブルの視点:先週安値(=4時間チャネル安値+日足MA21)サポートでロング。
- ロンドン初動、欧HICPで先週安値をブレイク。
- NY時間、赤1戻り売りは1.095でサポートされ損切り、この動きを「ベア・トラップ」と見てドテン・ロング。
- 翌日のロンドン時間、金曜ハラミ高値到達で3/4アウト。FOMCで4月高値を抜けず3週前高値の反発で1/4アウト。
先週安値にベア・トラップ。
先週安値ブレイクでの戻り売りに失敗すると「ベア・トラップ」を疑い、すぐさまロング。このロングは4月高値まで延びる見通しでいた。
05/03水曜 米4月ISM非製造業景況指数 米FOMC+パウエル議長会見
- 3週前高値Wトップと4時間チャネル安値+日足MA21の攻防は、先週安値を騙して1.1000まで買われた。
- 金曜+月曜のWトップvs.火曜逆三尊をイメージ。
ベアの視点:①火曜の逆三尊崩れでショート。②3週前高値まで買われればショート検討。
ブルの視点:先週安値(=4時間チャネル安値+日足MA21)のダマシ(ベア・トラップ)を根拠に4月高値へロング。
- 東京時間、1時間チャネル高値裏反発、4時間陽転で青1押し目買い、金曜ハラミ高値でアウト。
- NY時間、高値を更新したが、FOMCを控えノーポジ。
先週安値にベア・トラップ。
先週安値抜けを「ベア・トラップ」と、追加でロングしました。ただ、深夜にFOMCが控えていたので金曜高値でアウトしてしまいました。
05/04木曜 ECB政策金利 ECBラガルド総裁会見
FOMCは市場予想通り0.25ポイント利上げされたが、追加利上げは示唆せずドル売り優勢となり、4月高値まで買われて強く反発している。
ベアの視点:4月高値周辺に天井形成後ショート検討。
ブルの視点:①4月高値周辺で持ち合えば持ち合い放れにつく。②金曜高値付近まで押されれば4月高値へ押し目買い。
- 東京時間、4月高値を試したあと、ロンドン時間に金曜高値まで売られたが、V字底になって買えなかった。
- NY時間、ECB政策金利発表で1.1000へ急落してノーポジ。
05/05金曜 米4月雇用統計+4月平均時給
ECB政策金利発表で急落したが1.1000でサポートされた。
ベアの視点:1.1000サポート崩れで2週前安値へショート。
ブルの視点:1.1000サポートで4月高値へロング。
- 東京+ロンドン時間、1.1000でサポート待ちだが「米雇用統計」が良い数字なら、一旦、1.1000を割り込むだろう。
- NY時間、米雇用統計は強い数字で先週安値を試し、戻り始めたが、金曜日なので大きく戻さないとみてノーポジ。
ベア・トラップ失敗で方向感を失う。
火曜日のベア・トラップが4月高値を上抜けなかったことで方向感を失い、1.1000での値動きを確認しないと手を出せない状況になった。
ポンドドル
今週の見通し
概要
GBPUSD 日足に月足ロウソク
1月高値(22年陰線61.8%戻り目)ハラミ足を4月陽線終値が更新。
GBPUSD 4時間足に月足+週足ロウソク
- 1月ハラミ足を4月陽線終値が更新したので買い選好、1.2600+月足MA21レジスタンスを破れるか注目!
- 重要経済指標・FOMC・米雇用統計
売り手の注目
1.2600+月足MA21のレジスタンス。
買い手の注目
- 3月足から4月足へ高安切上げ(1月高値の更新)
- 日足チャネル内ブル・トレンド継続中。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 1.2700 |
TR中段 | 1.260と1月高値 |
TR下段㊦ | 4月安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
①先週金曜急騰波の押し目を探る動きをショート。②1.2600+月足MA21レジスタンスされればショート検討。
4時間足ブルの視点
4月陽線の1月高値更新を根拠に1.2600へ押し目買い。
今週の値動き
GBPUSD 1時間足に月足+週足+日足ロウソク
1月高値+日足チャネル安値を試してから買われ、一旦、1.2600+月足MA21で頭を押さえられたが、金曜の「米雇用統計」で高値を更新。
今週の攻略ポイント
GBPUSD 1時間足に月足+週足+日足ロウソク
1月ハラミ足高値更新で買い目線。
今週は3月から4月足への高安切上げ、1月ハラミ足を4月陽線終値が更新した背景を以て「買い目線」とした。最後の壁は「月足MA21」だが「FOMC」では破れず、金曜の「米雇用統計」で破った。
毎日の攻略ポイント
GBPUSD 15分足に週足+日足+4時間足ロウソク
押し目を探る動きは捨てる。
今週は押し目を探る動きを捨てて「4時間足レベルの押し目買い」に狙いを絞った。
火曜の黄1押し目買いは1時間MA21を越えてないので見送って、1月高値+日足チャネル安値へ引きつけた。
4時間足レベルの押し目買い。
火曜の値動きを「4時間レベルの押し目」とみて、水曜、1時間MA21サポート+15分チャネル高値クラスター抜けで青1ロング、抜きの1波を3本目の4時間足クローズで1/2アウト。
ロンドン時間に全戻しされたが、NY時間に押し目で青2増し玉ロング、高値を更新したがFOMCを控え1.2550でアウト。
米雇用統計を待って月足MA21ブレイクを狙う。
金曜の「米雇用統計」は良い数字が予測できたので、1.255への下押しを待ってスパイクを狙った。安値切上げで青1ロング、スパイク成功、1.265でアウト。
今週の深堀り
はじめに。
基準(目線づけ)→予測→意思決定
トレードって、この繰り返しですが、そのなかでも、基準(目線づけ)は「トレードの骨格」を支えています。そこで、今回は基準(目線づけ)・予測・意思決定の関係性を考察してみました。
1.ひとつ上の目線で予測する。
2.予測と意思決定の関係性。
3.良い予測と悪い予測。
4.基準の持つ7つの凄いメリット。
ひとつ上の目線で予測する。
最近、ひとつ上の目線で予測するって、やはり大切だなぁと実感することがありました。この前の日曜日、このブログが数時間ほど見れなくなったのです。
ブログの管理画面にも入れず、レンタル・サーバーから、エラー箇所を教えてやるから、あとは自分で何とかしろって、無情なメールが送られてきました。
実は、過去にも数回、このようなトラブルに見舞われてますが、いつも心臓に悪いです。
このブログは「ワードプレス」というサイト構築システムでつくられています。
ワードプレスを使えば、誰でもブログやサイトを構築できますが、ひとたび、システム・エラーを起こせば、ボクのような素人の手には負えず、何日も復帰できないまま、コンテンツを捨ててしまう人もいるらしいです。
エラーの原因ですが「テーマファイルの88行目のエラー」とあり、具体的には、PHP(サイトを動かす言語)のバージョンアップ後に読者さんのコメントに返信したら、themesのなかのrecommend_post.phpの88行目がエラーになりました。
そこで、まず、PHPのバージョンを元に戻したのですが…息を吹き返さず。
「これは、相当ヤバイかも」と、顔面蒼白。
このブログのテーマ(デザイン・テンプレート)は古く、旧車のパーツを新品に変えると、他のところが悪くなる的なことが起こります。
そこで、次のように「予測」しました。
「PHPの記述が古く、最新のPHPに対応できてないのではないか?」
「もしそうなら、recommend_post.php(コメント)の修正だけでは復活しないかも?」
その線で調べたら、ドンピシャな答えが見つかり、PHPを書き換えブログは復活しました。
ワードプレスは使用者が多いので、調べる方向性が正しければ、トラブルの解決策が見つかることが多いです。
おそらく、「エラー詳細」に書かれてることだけに囚われたら、本質的な問題解決に至らなかったでしょう。
今回のトラブルは、recommend_post.php(コメント)が引き金となってはいますが、その基となるテーマ・ファイルのPHPの記述が古いことが原因なので、修正箇所は複数ありました。
迷ったら、ひとつ上の環境を見よ!
こんなところで、相場分析の「予測ノウハウ」が役立ちました。
さて、デイ・トレードの名称に囚われていると、大事なことを見落とします。
デイトレードの最適解は、ひとつ上のウイクリーにある。
ウイクリーの狙い目を決めることで、(自動的に)デイリーの狙い目が決まります。
ドル円は週足Wボトム背景で、4時間足レベルは「買い目線」なので、ウイクリーな狙い目は、4/28日銀安値を割るまで「押し目買い」です。たとえ、どれだけ売りが強くても、この方針は変わりません。
その前提があるからこそ、「押し目を探る動き」として売ることができるし、それがデイリーの狙い目になります。
予測と意志決定の関係性。
予測と意思決定は密接な関係性にあります。
予測とは、将来の出来事や現象を何らかの根拠に立って推し測ること。
意思決定とは、将来のリスクや機会を把握したうえで、目的を達成するため最適と思われるものを選ぶこと。
つまり、意思決定は、予測に基づいて行われ、意思決定者は、予測に基づいた様々なシナリオを検討し、最適な意思決定を行うことができます。
相場に予測は禁物、というのは嘘です!
なぜなら、トレード手法や自動売買プログラムだって「予測」に基づいた意思決定だからです。
もし、トレードがうまくいってないなら、あなたの予測が意思決定の役に立ってないかもしれません。
予測がアタリ、ハズレは関係ありません、そもそも、予測と現実にギャップがあるのは当たり前なので、「当たる予測と当たらない予測」という二元論はナンセンスです。
その予測が意思決定に役立つか、役立たないかという視点がすべてです。
もし、4/28日銀安値が守られるという予測が外れても構いません。そのときは、目線を変えればいいだけなので。
今週前半の12/20のWトップ予測が外れて、リスク回避の円買いで強く売られました。
ボクはFOMCでの利上げ停止示唆や米地銀の経営不安報道を予測してトレードの意思決定をできるレベルにありませんが、すべての情報はチャートに反映されるので問題ありません。
もし予測が外れれば、プランB発動の意思決定をするだけです。
良い予測と悪い予測。
おそらく、負けトレードの9割が意思決定絡みのミスであり、その原因は「悪い予測」にあります。
ボクは「良い予測」と「悪い予測」の違いに「単純さ」が鍵になると考えます。
単純な予測×意思決定=成果
何より「単純さ」は意志決定をスムーズにします。
また、単純な予測なら、リスクを明確かつ最小限に抑え、安全な選択ができます。
トレード手法や自動売買は「ツール化された予測」なので、意思決定がスムーズに行えるわけです。
その反対の複雑な予測は「悪い予測」であり、意思決定を混乱させます。
基準の持つ7つの凄いメリット。
基準(目線づけ)は、トレードの骨格であり、予測も「基準」からつくります。
つまり、基準を決めないと、目線も決まらず、意思決定が混乱します。
何を基準とするかはトレーダーの自由ですが、ボクなら、強そうな「役」を選択します。
ダウ理論・レジサポライン・移動平均線
この3つの役(=基準)が揃ったら「大三元」ではないでしょうか。
- ダウ理論による4時間足レベルの高安切上げ。→買い目線
- 4/28日銀安値は135円を上抜いた強者の安値。→買い目線
- 日足MA21と100日MAのサポート。→買い目線
上値抵抗帯として、12/20高値+200日MAへの配慮は要りますが、4時間足レベルなら「大三元」です。
最後に基準を持つメリットを7つ挙げます。
- 狙いの明確化:基準を明確にすれば、どんな動きを狙うのか、ターゲットや損切りの設定も明確にでき、効率的な行動ができる。
- 比較の単純化:基準が明確なら、現象比較がしやすい。
- 意思決定の迅速化:基準が明確なら、意思決定に迷わない。
- 一貫性の確保:基準が明確なら、意思決定の一貫性が保たれる。
- 成果の客観性:基準が明確なら、客観的に結果を評価できる。
- 納得度の向上:基準が明確なら、勝敗の納得度が向上する。
- 焦点の向上:優先事項が明確になり、余計なことをしなくなる。
参考になれば幸いです!
来週の相場観
ドル円
概要
- 130円に週足Wボトムの二番底完成間際(まだ3月高値ネックラインは未更新)
- 4時間足レベルのブル・トレンドが継続中だが、先週は12/20日銀会合高値+200日MAの上値抵抗帯から強く売られ、4/28日銀会合安値までほぼ全戻しされ、金曜日の米雇用統計で150ピプス戻した。
- 重要経済指標:日銀金融政策決定会合議事要旨・米4月CPI・米4月PPI
売り手の注目
12/20日銀会合高値+200日MA周辺の上値抵抗帯。
買い手の注目
- 4時間足の134円周辺押し目買い。
- 日足MA21+100日MAのサポート。
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 先週高値(≒3月高値) |
中段 | FOMC高値(半値戻り目)と先週安値 |
下段㊦ | 4/28日銀会合安値(4時間足・売り目線切り替え) |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
12/20高値+200日MA上値抵抗帯が背景。①134円二番底へショート。②先週下降波50-61.8%付近で戻り売り検討。③先週安値付近の二番底崩れで、4/28日銀会合安値抜きショート。
4時間足ブルの視点
週足Wボトム二番底を背景に、4/28日銀安値を割るまで押し目買い。一旦、先週安値に二番底をつくるかも。
ユーロドル
概要
- 1.1000スーパーキリバンを挟み持合い中。
- 先週足は同時線で方向感なし。米雇用統計の急落後V字反転、1.1000でサポートされてる様子。
- 3月から4月への切上げで買い目線だが、上値が重いので、日足チャネル安値への下値試しで売られる疑いアリ。
- 重要経済指標・米4月CPI・米4月PPI
売り手の注目
1.1000が意識され、4月高値のレジスタンス。
買い手の注目
- 3月から4月へ切上げ(4月終値が1.1000を僅かに更新)
- 日足上昇チャネル継続。
- 1.1000サポート。
- 100日MA+日足チャネル安値のサポート。
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 1.118日足戻り高値 |
中段 | 先週高安(高値側は4月高値) |
下段㊦ | 4週前ハラミ安値(=4時間ラス押し安値) |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
1.1000レジスタンス背景。①1.1000サポート崩れで日足チャネル安値へショート。②4月高値レジスタンスでショート検討。
4時間足ブルの視点
4月高値更新狙い。①1.1000サポートで4月高値抜きロング。②先週安値サポートで4月高値へロング検討。③日足チャネル安値で押し目を待ってロング。
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いつもご教授頂き有難うございます。動画で説明があったように自分もドル円の133.000サポートは見ていました。それと同時に138.000のレジスタンスも見てましたのでドル円が上げ切り下げ始まったあたりから一旦売って、133.000に向けて下げ切ったところで一旦買うことができました。138.000に届かず下げていくところでは細か目にもらいながら何回か売りで回せました。何故そうできたかというとドル円が上げ切った後押し目買いが入りそうなところで買われず下げていったからです。ドル円が上げてる段階では売り手の苦しい状況が見えてましたが、押し目買いがなかなか入らない中で今度は買い手が徐々に苦しくなってきていると感じ、自分もそれまでは買い場を探っていたのを売りに切り変えました。そして週が閉じた今の状況では138.000手前まで買われたドル円は4時間足の押し安値手前まで深く押された後少し反発して閉じてますので、売り手買い手どちらが苦しいかと言えばまだ買い手が苦しい状況だと自分は思います。売って捕まってた人達はドル円が深く押されたことによってだいぶ逃げたと思いますので、ダウ理論ではまだ上目線は崩れていないものの一旦上値は重くなったと思いますし、ここからドル円が上昇していくには新たな売りポジが貯まるのを待たなければならないかもしれない。またダウ理論ではなく4時間足のサイクル理論で考えると137.後半で止まった本数が4/26、18:00を起点として計測すると22目の高値ということで133.000を割ってレフトトランスレーションの確率が今のところ高いということで下目線になります。またチャート的のも133.000〜135.000のレンジ内に戻されたとみる人もいそうですし、来週水曜日の米CPIまで様子見しようという人も多いと思いますので週前半は動きにくいかもしれません。こうしたいろんな見方が混在する難しい局面で敢えてやる必要性はないと自分は思います。動画でも言われてましたが自分も最近はなるべく環境認識はザックリするようにしています。そして先週の動画でもありましたが必ず後出しジャンケンに徹するようにしています。今週もFOMC、米雇用統計とイベントが沢山ありましたがいずれも大きく動いた後からの方が売り手買い手どちらがどう困ってるのかがわかり易く、その困ってるが勢力と逆の側につくとトレードが凄くやり易く感じます。押し目買い、戻り売りが鉄則ですが売り買いの困ってる人が鮮明にわかる局面にチャートを合わせてトレードポイントを探っていきたいです。狙い目の明確化とのご説明がありましたが困ってる勢力と逆の側につくことを明確にしてトレードしたいです。
おつかれさまです!
「困ってる勢力の反対側につく」
これ、トレードの核心ですね。
これだけでも十分勝てる。
迷晴れさんご無沙汰してます。
毎週本当に手を変え品を変えめちゃくちゃ為になる動画ありがとうございます。
おかげさまでだいぶ出来るようになりました!
もう5年半くらいFXに挑戦しているので、進むスピードはかなり遅いのですが自分の中では成長を感じています。
今の課題は資金に対してロットを上げ過ぎる事です。
充分な資金がないのにロットをあげて自分で自分の首を絞めているのでそこを改善していこうと思います。
最近迷晴れさんだったらここでエントリーしてそうだという所が分かりだして嬉しいです!
これからも宜しくお願いします!
スピードは人それぞれ。
いい感じになってるなら、良かったです(^_-)-☆
動画・ブログ更新ありがとうございます。
トレードって先行指標を見つけると楽になるじゃないですか。
去年だったらAUDUSD→GBPUSD→EURUSDのパターンが多かったけど今年は違う。
まあそんなのしょっちゅう変わるからインジの当たり外れと同じで別に良いんですけど
長期トレンドが読めれば毎日そっち方向に賭けるだけなのでとても単純。
ということで、こんなの見つけました。
ttps://imgur.com/a/V89tHSy
ローソク足がドル円週足、オレンジ色の線はT5YIE。
T5YIEとは5年先から5年間の平均インフレ率予測、だそうで、GPT-4によると
「ブレークイーブンインフレーションレート(Break-even Inflation Rate)で
ブレークイーブンインフレーションレートは、通常の債券(ノミナル債券)とインフレリンク債券の利回り差を表す。
この指標は市場が予想する平均インフレ率を示し、ブレークイーブンインフレーションレートが上昇すると、
市場が将来のインフレ率の上昇を予想していることを示す。」だそうです。なんかめんどくさそうなので
結果だけ見ますと、T5YIEはドル円相場に数年先行して動くことが多い様です。2017年以前のチャートでも
そんな感じでした。ということは今後しばらくは今の135円近辺でレンジになりそうです。
金利トレーダーって恐ろしいですね。何見てるんだろう?
ちなみに私は昨日はノートレード、今日はポンドドルをデイリーピボットS2(1.258)からロングしています。
おつかれさまです。
これ見ると、まだ暫くレンジが続きそうですね。
今日のCPIで上に抜けないかなぁ、なんて少し期待してました(^_-)-☆
んん、Yuさんを呼んだつもりなのですが登場されませんね・・
つまんなかったかな??
ttps://imgur.com/a/S9zJZlI
ドル円の日足とT5YIEです。
ドル円、売りますか?
どういう理由でT5YIEとUSDJPYが連動する可能性があるのか、
BardとGPT-3.5、GPT-4それぞれに訊いてみました。
三者回答が異なっていて面白かったです。
是非試してみて下さい。
お疲れ様です。つまんなくないですよ。貴方の見立ては何度もみても勉強になります。あと、大きなドル売りは現在のところ考えていません。
先般からあるところで論争を仕掛けられていた為、忙しく返している暇がなかったのです。申し訳ない😅
私が予測するに、「言語の汎用学習」によって職や評価を失うだろう人達から、結構攻撃的に言われたのでびっくりした。
既得権益が失われるとき、その権益の上層部は下部に対して「特攻」を命じます。そうしないと価値観が覆った時にどの道上層部は使い物にならなくなるからだ。ならばいっそ諸共…と考える訳ですね。現代の大学教員は強烈な恐怖を感じているみたいです。
さて、要するにアメリカの現金保有率が過去から見ても高水準、ってことなんでしょうが元々日本に比べて現金保有率が低いアメリカにおいてその比率が高まっていることはちょっとしたことです。今のアメリカの現金保有率って2000年代初め位?
ヘッジ(回避)ファンドはこういう高金利局面においては通貨そのものの買いや、通貨高に連動する指数や株やコモディティの空売りをするもんだけど、こういう株が上がりそうで上がらない局面ってのは、長期投資家は買うものがない。
バフェットも日本株買っているしね。他に買うものないんだろうね。
もうちょっと下落したらS&P500には資金を入れようと思うけど、今は未だやるつもりがありません。年末に税金対策として買って下落したら損失で計上するか、上がったらそのまま持っておくか考えているところだけど少なくとも今ではない。
ただ、後から振り返ると「コロナって始まりに過ぎなかったんだね。」ってことに社会はなると思うので、準備は怠らない様にしています。少しだけ米ドルの保有率は上げておきました。
やっぱりポンド買っちゃう?まあ当然だと思うし私もポートフォリオのボラを上げるために、現物でのポンドは保有しているんだけどあくまでヘッジなのよね。
こういう期間はスキャルがいいかな、というのが所感。全く感覚的で申し訳ないけど、大きな波が起こる前のセットアップ期間ってデイトレやスキャルって強いからね。
あと、REITを少し持ってます。如何にも素人考えっぽいかも知れないが、金利が上がれば土地、よ。
コメント欄の返信が別エントリになってしまうバグがあるような?
Yuさんディベートお疲れ様です。相変わらず思考も行動も深く広く、畏怖しか感じないです。
論争ですが私ならGPT-4に反論を書いてもらってコピペします。めんどくさいから。
で、最後に「以上の反論コメントは全てChatGPTが書きました」で締めくくる笑
ボブ・ボルマン著「FX 5分足スキャルピング プライスアクションの基本と原則」をもらったので、この週末楽しみに読んでみます。
ちなみに今日はついさっき本日のファーストエントリー、デイリーS1からGBPUSDをロングしました。結果的にスキャルで終わったらそれはそれでしょうがないけど損はしてないからまあいいかなと。
デイリーS1 → ウィークリーS1
その「以下はChatGPTが書きました」で、多くのホワイトカラーや知識人が優位性を失ってしまうのであるblogで起きた論争から未来を示唆した、ってのが事のあらまし。
「未来を見る」なんて大そうな事を言っていますが、私や貴方がやっている様な指標の相関性から目線を決定することや、身体的動作に落とし込み感覚的に未来の波に自分を寄せるマヨ晴れさんの様なやり方は、
観念論や演繹的方法でやってきた頭でっかちな(自称)知識人達は納得しないのです。
コレができりゃぁストレスなんてないのにな。
観念論はGPTに任せて情動や感情の世界を追求しよう、という風に次の10年は動き出すだろうにその事が疎ましくてならない人々が一定数いるのです。
ならば、「今あなた方が持っている名声やペンで社会の不安やストレスを解消して、不幸な人々を減らせ」と提言したのですが、横展開の世界に慣れていない人々は自分の範囲を守ることしか出来ないのです。
彼らの為に言ってやってるんんだがなぁ。「お前みたいな”ワンチャン投資家”がなにをほざく」って言われましたよw
いやいや、私は今持っている現物資産から余裕を得ているわけではないよ。人々が異なるものに価値を見出そうとした時にその波に乗る事が出来る経験が私に自信を与えているんだよ。
今私はマーケット分析なんてめんどくさいから、日足の期間14RSIの50を示した地点に水平線を一本引くだけになったがコレで十分ですよ。
てゆうか、過去より利回りが上がっている。
コレは当然で、RSIは定点観測地点からの平均偏差とその強さを測る事が出来るから、あとは私自身のタイミングや感覚の問題となる。50の地点の終値を基準点にすれば上下は非常にわかり易い。てゆうか、そうしないとなにがわかるんだ?って感じですね。
水準点なんてなんだっていいからサッサと決めてしまう事だ。みんなコレが出来ないんだな。
ここを理解せずに、職人技的タイミングを表現するマヨ晴れさんのやり方を学習しても意味はないからね。土をこねた事も、素焼きを行った事もない素人が陶芸作品なんて作れるわけがない。
マヨ晴れさんを見て「この人凄い!」って思ったのなら、事象を真似するのではなく、“下積み”という身体動作をやらなければならない事を理解すべきだと思う。
おつかれさまです。
YU氏やmr03911gt1氏のようなユニークな人は、これから先も強いと思う。
面白いことは、面白い人に起こる。
面白い話は、面白い人から生まれる。
きっと、AIに面白い話は作れないと思う。
だってユニークな人じゃないから。
ここまではAIを使って、その先は人が考える。
人とAIの存在価値を最大化できるラインを模索したいです。
自分の持つ面白さを武器に。