9Apr
今週は円が主役、ドル円、ユーロ円は円買いで400ピプス動きました。「明確なシグナルが出るまでトレンドは継続する」というダウ理論の基本原則通りにシンプルにトレードすればよい一週間でした。
トレンドの終焉はダウ理論で判断する。
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そろそろかな、といった値ごろ感だけの根拠なき逆張りは百害あって一利なし。とくに今週のような強い相場では命取りになります。下目線固定で売っていれば勝てる相場なのでシンプルに考えるべきです。
複雑に考えて迷って負けるくらいなら、シンプルに迷わず負ける方が、確実に明日への糧になり後悔も残りません。
トレンドの終焉は、個人的な「気分」ではなく、ダウ理論という「理屈」で判断すべきで、高値と安値を切り下げている限りは下降トレンドです。
ユーロドルは100ピプスレンジ、30分足レベルはノントレンド。
今週ユーロドルは100ピプス幅のレンジとなりました。先週のチャートナビで高値を抜けてもロウソク足Aに注意と言いましたが、売り圧力との間にレンジをつくりました。
日足がこのレンジをブレイクしないと、大きく動き出すことはなさそうです。
安値Aを下抜かれたことで30分足レベルの上昇トレンドが崩れましたが、だからといって、日足高値(D1)をブレイクしている事実は見逃せません。高値Bを上抜いて、再び上昇トレンドが継続する可能性もあります。
高値Dと安値Eが確定した時点で、高値B安値C間をハラミとして認定して、これをブレイクするまでトレードを見送るという戦略もあります。
トレードするなら日足高値(D1)をサポートに買うのがわかりやすいです。
1.レンジ逆張り=日足高値(D1)サポート背景+5分足ネックサポート+切下げブレイク日足高値(D1)サポートは背景。
2.レンジ逆張り=日足高値(D1)サポート背景+ピンバー
3.レンジ逆張り=日足高値(D1)サポート背景+だまし有り+切下げブレイク
4.高値Dと安値Eの子レンジブレイク=1.140サポート+ダブルボトム
5.レンジ逆張り=日足高値(D1)サポート背景+5分足ネックブレイク
ドル円は日足レンジ下限をあっさりとブレイク。
111円のレンジ下限をあっさりとブレイク、ここを下抜ければサポートされそうな値段が、週足を見ないと見当たりません。
エントリータイミングは5分足などの短期足でとるといいでしょう。戻り売り個所がわかりにくいところは安値ブレイクか、ボリンのエクスパンションを使うという手もあります。
1.戻り売り=高値レジスタンス+ダブルトップ
2.戻り売り=安値レジスタンス+MA
111円の日足レンジ下限までを狙う。
3.戻り売り=日足レンジ下限(111円)レジスタンス
日足レンジ下限プルバックからの売り。
4.戻り売り=レンジブレイク+MA反発+だまし×2+エクスパンション
110円週足サポート付近でレンジ形成。だまし×2を受けて売る。
5.戻り売り=安値レジスタンス+MA+エクスパンション
MAから売れるが保守的にいくならエクスパンションを待ってもいい。
6.アヤ戻し狙い=週足(W1-B)サポート+逆三尊ネックブレイク
ダブルボトムをつくるイメージがあるので伸ばせない。
7.戻り売り=109円レジスタンス+だまし×2
下降波と上昇波がぶつかるところなので決着が着いてから。
ユーロ円も400ピプスの下落
ユーロ円も円買いが進み、400ピプスの下落、途中の安値Aもブレイク、チャネルライン下限+安値Bまで落ちた。
1.戻り売り=押し安値A(127円)レジスタンス+ダブルトップ
押し安値Aをブレイクすれば下目線ですが、直下に安値Bがあるので、ここは見送るのも有りです。
2.戻り売り=安値Bレジスタンス+MA
安値Bをブレイクしたので強気でいけます。
3.戻り売り=ダブルトップ
日足安値(D1-A)125円があるので伸ばせません。その後レンジ入りしました。
4.日足安値(D1-A)ブレイクアウト=エクスパンション
レンジはブレイクしましたが、直下に日足安値(D1-A)があるのですぐには売れません。
5.戻り売り=5分足レンジブレイク
日足安値(D1-B)やチャネル下限に到達しているので、イメージとしては日足下ヒゲ分を貰う感じです。
6.アヤ戻し=戻り高値ブレイク+切下げブレイク
あくまでアヤ戻し、やらなくてもいいです。
7.戻り売り=安値レジスタンス
上昇波と下降波がぶつかるところなので難しいですが、ダブルボトムの2番底をつくりにいくイメージです。
ダニエル・クレイグ主演の007三部作に続く「007スペクター」を見ました。最近の007はハズレなしで面白いです。今回のストーリーも古き良き007を彷彿させる展開で、水陸両用のロータスエスプリを知っている世代にはたまらないはずです。
その中でも、とくに映像美(色合い)には目を見張るものがありました。
映画の最初から、シルクかサテンぽい青い色味を感じてましたが、ボンドガールのドレスを見て、やはりと思いました。ストーリーもさることながら、音楽と映像の一貫性や細かいディテールってとても大切ですね。
トレードも一貫性とディテールの追及が大事かと思います。これらが欠けているとB級映画と同じになってしまいます。ある意味、芸術ですね。
◆お断り◆
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コメント
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コメント (18)
いつも勉強させて頂きありがとうございます。
つかぬことをお聞きしますが
「FX 専業トレーダーの自由帳」も迷晴れさんの作品ですか?
http://blog.livedoor.jp/fxmd/archives/cat_679246.html
ボクではありません(^^♪
解説動画、ありがとうございます。
私自身は今週は、相場に没頭し、振り回された一週間でした。
相場解説頂いて、自分の勉強不足を痛感します。
実際に、オーバーシュートと思っての逆張りやブレイクアウトと思って飛び乗りしてでひどい目にあいましたが、「これは今後しない」という自分ルールを身につけることができました。基本目線としてはUSD/JPYでクマさんチームを応援していたので、結果的には、今週は264pipsプラスで終えて、今年2回退場した60万円分を取り戻しました(昨年からFX始めて、同じくらい負けていますでまだ負け組です)。
私は、仕事で海外勤務(日本との時差マイナス8時間)で現地時間午前8時~午後8時は仕事のため、各地市場と時間が合いません。今週に限っては毎日深夜1時(日本9時)に起きて、朝4時までトレードする毎日を繰り返しました(あとは昼休みにスマホからですが、環境認識が難しくこわごわとしたトレードになります)。無理をして今は体調が優れませんが、集中して相場と付き合ったことで学習・気づきはありました。
海外口座(LandFX)で利用して資金管理も正直無茶しています。自分のトレードは10回やったら6回は勝てると信じてやっていますが、取引履歴を観察すると勝ち負けはサイコロの目のようにランダムに発生するというより、連続して起こる傾向があるのが自分の心の弱さなのだろうと思い、こちらの追及も今後必要と考えています。海外口座はまとまった資金が貯まれば卒業したいと考えています。
短期集中で没頭して学習する期間は何事にも大事だと思いますが、相場とは長く付き合おう(生き残ろう)と思いますので、来週からは心身ともに相場とうまく付き合っていく方法を考えて行きたいと思います。東京時間、ロンドン時間、NY時間などにFXの値が動くことやダウ理論のことも今年に入って知りました。調子に乗ってまた退場する可能性もありますが「自由なイルカ」を目指して、まずはトントントレーダーへの門戸を叩きたいと思います。
迷晴れさんのブログ作成、動画作成、たくさんの方々のコメントに返信を続けられている姿勢には脱帽しますが、無理のない範囲で継続頂けますと幸いです。
長文失礼しました。引き続き、よろしくお願い致します。
海外FXでまず資金を増やすのは現実的なアイデアですね。度胸のある方のようですが無茶をしても問題ない範囲で続けられてください。
ボクも休日返上で動画をつくってもうすぐ3年になります。これからも苦痛にならない程度に続けていこうと思っています。競争に勝つことより、ポリシーを継続することのほうが難しいと感じています。
「明確なシグナルが出るまでトレンドは続く」。。この言葉、本当に耳が痛いです。
4/12本日、慣れないポンドドルで無茶して大敗。ボンドドルに殺されました。
ブレイクアウトした後、上がったと思ったらそこから5時間押し目なく150pipsも下げてくるなんてボンドはすごいですね。
一つの負けから、我を忘れてルール破り。普段はやらない100枚で下げ止まりを狙って逆張りエントリー。が、サポートを突き破って遥か下38pipsで損切りかかり、マイナス40万円となりました(口座資金の30%)。さらに下がったところで逆張りするも全く戻らず損切り。
前回退場したとき(と言っても先月の事ですが)同じような状況でNZDUSDを買って下落、損切りできず100pips下で決済(しかも途中で難平)で強制ロスカットでした。この強制ロスカットをきっかけにFXを真剣に勉強することを決意。迷晴れ先生のもとで学んでおります。
本日の大敗はあったものの、昨日・今日とコツコツpipsを重ねた貯蓄があるので今週はまだプラス圏にはいます。FXでこれまで負けた120万円をより早く取り戻したいという気持ちももちろんありますが、目先のお金よりもFXを持続的に収益化できるスキルとして身に着けたいと考える自分にとって、バカは死んでも治らないと、精神的ダメージが大きいトレードでした。
トレンドに飲み込まれるのが退場者、トレンドを乗りこなすのが熟練者ということでしょうか。
とりあえず、フォレックステスターとやらの購入を急ぎたいと思います。
ご多忙のところ、長文失礼しました。
度々失礼します。
大敗トレードはスマホからエントリーしたものですが、改めて家のPCから確認したところ、ただ単に、1時間足のローソク足の実態あるいはひげで止められ、4時間足の移動平均線で反発していただけのことでした。PC上では自分できっちり線引いていたのが残っていました。
ラインを見ながらトレードするのと、スマホでなんとなく見た感じでトレードするのとは違いますね…。それで1ヶ月分の給料が飛ぶわけですから悔やまれます。
負けの原因というのは、やはりあるもので、前もって気づいておけるかどうか、なのですかね。
今週も相場解説ありがとうございます。先程どうしてこんなに迷うのかと考えていましたが、どうもまだ自分の気分やチャートの外面的な形、値ごろ感による影響がトレードの邪魔をしているようです。さすがにクロス円で逆張りをするようなことはしませんでしたが、ドル円もユーロ円も最初の下げを30ピプスほど取って、後は怖くて手が出せませんでした。これはダウ理論が頭ではわかっていても、まだ身についていないということだと思います。もう一度論理に忠実になれるよう検証しなおします。今回はいい気づきになりました。ありがとうございます。
理論が感覚に変わる瞬間は、補助輪なしで自転車に乗れるようになる瞬間と似ています。慣れの問題ですが、慣れ方を間違うと永遠に自分のものにならないといった感じです。
今週はきれいなダウントレンドを作った週でしたが、ビビりの私はしっかりエントリーをしたにもかかわらず、早々と利確をしてしまいました。改めて利確の難しさが身に染みた週でした。
迷晴れさんも言ってましたが、ダウ理論を信じてビビらず持ってたら、かなりの利益になってたところです、プロと呼ばれる方々は、ちょっと戻しが入ろうが、レンジを作ろうが、ダウ理論に従い持ち続けるのだろうなと思います、経験の浅い私なんかは、いくら過去チャートでトレンドの持続性を確認していても、実際下げ続けるチャートを目の前にすると、節目のラインに来て微妙な動きをするたびに、もうだめかと思ってしまいます、損切りをさせられるより、悔しい思いをします。
信じる者は救われる。そんな一週間でした。
ボリンジャーバンドのバンドウォークを合わせて見ると利益が伸ばせるかもしれませんね。
今週のユーロ円、昨年の5月に解説されていた手法(ライン際1時間足の陰陽の反転後に5分足でタイミングをとる)により、図中の4、6のタイミングを捉えてプラスで終えることができました。手法を決めたおかげで、今週のトレードはこの2つのみであり、全く余計なエントリーをしなくてすみました。これで、ようやく、押し目買い、戻り売りについて何をどのように検証すればよいのか、見えてきたような気がしております(今までは、押し目買い、戻り売りの検証といっても、あまりに漠然としすぎており、どうしてよいのやら、さっぱり分からない状態で、ただ、チャートを眺めているだけでした。)。今後、検証とデモトレードを並行して進めていき、月間でプラスになれば実トレードに参入していくつもりです。
いい感じですね(^^♪その調子で頑張ってください。
いつもご説明ありがとうございます。
質問させてください。
ドル円の30分足で6と7の間、4月8日16:45で109円を上抜いてきました。
その後、5分足で下げた後、上げてきて、16:45分の高値を上ぬきました、
また、17:00で1時間足確定でも109円より上でした。
それまでのレンジを上抜き+ピンキリ上抜き+109円上抜いた後5分足で山谷が上がっている+1時間足確定で下げてない、ということで買ったら、その後、下げてしまいました。
だましに合う前に、気づくことができたでしょうか?
解説に使われたドル円の30分足チャートを見ると、上値線に当たっているので、これに注意すべきでしたでしょうか?
コメントを頂ければ幸いです。
ご指摘の場所は、5番からの下降波戻り売りポイントだと思われます。三尊などのチャートパターンはその頂点が高値更新するのでレンジブレイクに見えたのかもしれません。なぜレンジなのかを考えるといいと思います。
ご返事ありがとうございました。
4/13の解説動画の
【トレードエピソード】底値圏は死亡遊戯、トレンド転換するにはボトムの塔の上段者を次々に倒さねばならぬ。
に解答を示していただき、ありがとうございました。
今後は、5分30分足だけでなく、上位の4時間足も表示して、ダウ理論でまだ下げているか、反転したか確認していきたいとおもいます。
そして、底値圏だったら、簡単に上へいかないことから、5分足でブレイクしたように見えても、すぐに飛び乗らずに、逆に戻ってきたら信長のように売りたいと思います。
まよ晴れさまの初期の動画から拝見しなおしています。現在は使える技術も数段パワーアップなさっており、饒舌になられたと感心しています。
さて、ぼんやりしている部分がありますので、よろしかったらつぎの動画で解説いただけないかとおもってご連絡しました。
私にはBインナーラインとネックラインの判断方法が明確ではありません。
支持抵抗のラインの見極めをもっと極めたいし、ルール化できたらと思っています。
ご検討をお願い申し上げます。
初期のころ、ネックラインをインナーラインと呼んでました、同一です。一般的には目立った天底に出現するチャートパターンに引くラインをネックラインと呼びますが、波が反転する個所を天底と見れば、そこもネックラインといえます。
拝見させていただきました。
一貫性をもって取組む。
本当にテーマです。
トレードに限らず求めていきたいです。
このところは、同じパターンで何度も負ける悪い癖が出ています。
夏は色々とイベントが多く生活が乱れがちでした。
素晴らしい気付きをありがとうございました。