8Feb
![](http://mayohare-fx.com/wp-content/uploads/2025/02/xW518EC-1024x576.png.pagespeed.ic.EXkMY98Yaz.png)
週刊チャートナビ518回(2025/02/03 – 2025/02/07)
今週のFX為替チャート(ドル円・ユーロドル・ポンドドル)を振り返り、週トレやデイトレの攻略ポイントについて深堀り解説します。
※画像をクリックすると新しいタブで開きます。
ドル円
今週の見通し
相場の背景
大局は上昇相場で、12月大陽線のフィボ50.0%ポイントに押し目を探る動き。
- 1月高値下降トレンドVS.週足(日足)押し目エリア
- 100日線の支えと日足MA21の押さえにレートが挟まれている
- 1月高値から2週前高値へ高値を切り下げ、1月安値に4時間足Wボトムを形成。
- 2週前高値下降波のハラミ内
- 重要経済指標:米雇用統計
ベアの注目
- 1月高値下降トレンド
- 日足MAの押さえ
ブルの注目
- 週足(日足)押し目エリアに4時間足Wボトムを形成中
- 100日線(週足MA)の支え
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 1月高値 |
TR中段 | 2週前高値と1月安値 |
TR下段㊦ | 7週前安値 |
ベアのシナリオ
100日線(週足MA21)へのマグネット効果が背景①2週前高値下降波を日足MA21への上値試しから戻り売り②7週前安値周辺のサポートが崩れたらショート検討
ブルのシナリオ
週足(日足)押し目エリア(TR下段)を背景に、12月陽線を押し目買い。
毎日の値動き
シナリオとトレード
02/03月曜 米ISM製造業景表指数
- 2週前高値下降波のハラミ内
- 週足(日足)押し目エリア、1月安値に4時間足Wボトムを形成中
ベアのシナリオ:①先週高値+日足MA21への上値試しからショート検討
ブルのシナリオ:①4時間足Wボトム2番底から、156.00ネックラインへの上昇をフォロー。
- 東京時間、先週安値上昇トレンドが安値を切り上げたが、黄1ロングは高値掴みのリスクから見送った。
- ロンドン・NY時間、4時間足Wボトム2番底を試す下降波を確認。
02/04火曜
- 週足押し目エリア内
- 2週前高値下降波のハラミ内で高値を切り下げている
- 前日同時線の高安に注目
ベアのシナリオ:①前日高値に引きつけてショート検討
ブルのシナリオ:①前日安値に引きつけてロング検討
- 東京・ロンドン時間、155.50に前日高値の高値切り下げブロックの形成待ち。
- NY時間、1月安値のブレイク狙い、4時間3番ハラミ足安値抜けで赤1ショート、1時間足戻りネックのブレイクでホールド。
- 翌日の東京時間、1月安値を更新して、2週間かけたレンジの下方ブレイクに成功。
- ロンドン時間、200日線+日足チャネル安値、4時間足陰線サポートで半決済。
- NY時間、目標値100日線の到達でアウト。
日足MA21の押さえによる高値切り下げ
155.50に1時間足Mトップ形成
4時間足/1時間足/15分足MA21が下向き
撤退の壁:1月安値
目標値1:200日線+日足下降チャネル安値
目標値2:100日線
損切り:4時間足5番陰線高値
02/05水曜 米ADP雇用統計・米ISM非製造業景況指数
- 週足押し目エリア内
- 2週前高値下降波のハラミ内で高値切り下げ(=日足MA21の押さえ)
- 前日高値下降波の1月安値ブレイクを注視
ベアのシナリオ:①前日高値下降波の引き戻しから戻り売り検討
ブルのシナリオ:①1月安値付近でサゲ止まればロング検討
前日の売りポジションをホールド。1時間足MA21へのプルバックがなく、15分足MA21の電車道になったので売り増すのはやめた。
02/06木曜
- 週足押し目エリア内、1月安値の更新でレンジ(2週前高値と1月安値)を下方ブレイクして、目標値の100日線(週足MA21)+日足チャネル下限に到達。
- 目標値の100日線(週足MA21)の反発に注目、200日線をアンダーシュートしてるようにも見える。
ベアのシナリオ:①4日高値下降波の戻り売り(戻り目安:7週前安値裏・1月安値裏)
ブルのシナリオ:①4日高値下降波の引き戻し狙い、目標値100日線のサポートで利益確定+逆張りに便乗ロング。
- 東京時間、4日高値下降トレンドの戻り売り。日足チャネル安値+200日線の戻りブロック、15分足戻りネック割れ、黄1ショートは100日線サポート・エリアなので見送り。
- ロンドン・NY時間は、100日線サポート・エリアは様子見。
02/07金曜 米雇用統計
- 週足押し目エリア内、前日陰線終値は100日線(週足MA21)を割り込み、週足上昇チャネル安値+151.00へ続落。
- イベントなしの金曜なら、今週足が下ヒゲをつくる動きを狙いたいところ。
- 日米首脳会談でトランプ氏が円安牽制発言をすれば、150円を試す可能性もある。
ベアのシナリオ:①トランプ氏の爆弾発言に対応
ブルのシナリオ:①週足上昇チャネル安値+151.00の反発で、売りポジションの利益確定+逆張りに便乗ロング。
- 東京時間、151.00+週足上昇チャネル安値から100日線の上値試し狙い、9時同時線で反発を確認して上抜けで青1逆張りロング、4時間2番足クローズで半決済。
- ロンドン時間、米雇用統計を控えタイムアウト。
- NY時間、米雇用統計で152.50反発を確認できたが、1時間足MA21レジサポ転換の可能性もありショートは見送り。
週足上昇チャネル安値+RN151.00のサポート
撤退の壁:1時間足MA21
目標値1:152.00
目標値2:152.50+100日線裏
損切り:9時同時線安値
今週の攻略ポイント
今週のあらすじ:12月大陽線の押し目を探る動き
大局は上昇相場で、12月陽線の週足押し目を探る動きは、100日線を割り、フィボ76.4%ポイントへ深く押されて、週足上昇チャネル安値で反発。
ベアの期待は、2週前高値と先週高値の切り下げを背景に1月安値のブレイク。
ブルの期待は、100日線の支えを背景に、12月大陽線の押し目買い。
結果は、1月安値をブレイク、100日線(週足MA21)も割って、週足上昇チャネル安値で底値を固めている。
今週のエピソード
EP.1 先週ダブルボトムの上昇3波否定
この2週間でMWパターンのビルドアップがなされたことで、3日から4日の高値切り下げが、先週の4時間足Wボトムの「上昇3波否定シグナル」になり、この事実がブルの士気を下げ、今週の大きな下落のきっかけになりました。
EP.2 円高の勢い止まらず
1月安値のブレイクを12月大陽線の押し目を探る動きと見て、100日線のサポートを想定していましたが、ファンダメンタルズの影響なのか、円高の勢いが止まらず、週足上昇チャネル安値まで続落して、現在、底値を固めています。
今週のヤマ場:週トレは1月安値のブレイク狙い
この2週間で十分なビルドアップがなされていたので、週トレで1月安値のブレイクを狙いました。
3日から4日への高値切り下げが呼び水となり、買いポジションの決済や、高値を掴んだ人たちの損切りを巻き込み下げ始め、この流れに日足や4時間足トレーダーが参入しました。
そうなれば、1月安値のブレイクはもちろんのこと、12月大陽線のフィボ61.8%ポイントでもある、100日線への下落が期待できました。
今週の学びと伏線:レンジブレイクを狙った仕込み
今週は、2週間かけたMWパターンのレンジを下方ブレイクしました。
過去に「レンジブレイクの極意」で、いろいろなブレイクのパターンを紹介してますが、今週の場合、プルバックを待つと何もできません。
レンジ内部で注文のビルドアップが進むと、ブレイク後に注文の決済が集中するため、押し戻しのプルバックなく、一直線に動くことがよくあります。
ブレイク・アウト手法の難しさは、”ダマシ”と”プルバック”の見極めにあります。
そのため、「レンジブレイクを待たずにエントリーしちゃう方法」でも紹介してますが、ボクはできる限り、ブレイクアウト前の高値切り下げで売り、安値切り上げで買うことがよくあります。
高値の切り下げは、買い手の士気を下げ、安値切り上げは、売り手の士気を下げます。
つまり、ブレイク前エントリーの本質は、単なるレンジ内での”戻り売り”や”押し目買い”に他なりません。
こうしておけば、”プルバック”があろうが、なかろうが関係なく、もし、”ダマシ”になっても、微益撤退できます。
ユーロドル
今週の見通し
相場の背景
大局は下降相場だが、1月安値から買い戻され、日足戻り目エリアで反発後、日足逆三尊を形成中。
- 100日線(週足MA21)の押さえと日足MA21の支えのレートが挟まれている
- 4時間足レベルの1月高値三尊と1月安値逆三尊の攻防
- 12月高値下降波のハラミ内
- 重要経済指標:米雇用統計
ベアの注目
- 日足戻り目エリア
- 1月高値に4時間足三尊を形成
- 100日線(週足MA21)の押さえ
ブルの注目
- 1月足の2024年安値サポート
- 1月安値に4時間足逆三尊を形成
- 2024年安値と日足MA21のサポート
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 12月高値 |
TR中段 | 1月高値と先週安値 |
TR下段㊦ | 1月安値 |
ベアのシナリオ
2024年下降トレンドが背景①1月高値の4時間足三尊を根拠に、1月安値の2番底へショート。②1月高値に日足2番天井の形成でショート検討
ブルのシナリオ
2024年安値のサポートが背景①日足逆三尊肩ライン(先週安値)のサポートで1月高値へロング②1月安値を試せば、2番底形成を待ってロング検討。
毎日の値動き
シナリオとトレード
02/03月曜 欧消費者物価指数・米ISM製造業景表指数
- 1月高値の4時間足三尊VS.1月安値の4時間足逆三尊
- 先週安値のレジサポライン+2024年安値+日足MA21のサポートは、日足逆三尊右肩ライン。
ベアのシナリオ:①1月高値の4時間足三尊が根拠、先週安値割れで、1月安値の2番底へショート。
ブルのシナリオ:①日足逆三尊狙い、先週安値周辺のサポートを待って、1月高値の2番天井へロング。
- 東京時間、メキシコ、カナダ、中国に対し”トランプ関税”が発動されたことによる、欧州への関税観測の高まりからユーロが暴落、80ピプスほど下窓を開けての幕開け。
- ロンドン・NY時間、1月安値まで下げ幅があり、サゲ止まりに確認が持てず”窓埋め”を狙いたがったが見送った。
02/04火曜
- 欧州へのトランプ関税懸念からユーロが暴落したが、1月安値のサポートでサゲ止まり、窓を埋めた。
- ユーロ暴落で先週安値の日足逆三尊右肩ラインが突破されたが、1月安値のサポートに、日足レベルの2番底をつくる可能性がある。
ベアのシナリオ:①31日高値下降波を戻り売り(目安:2024年安値裏+4時間足MA21)
ブルのシナリオ:①先週安値裏の戻り目崩れで31日高値へロング②前日安値の2番底形成待ち
- ロンドン時間、先週安値裏+4時間足MA21で戻りブロック待ち。
- NY時間、先週安値裏で1時間足2番天井が崩れたが、黄1ロングは今週安値上昇スイング波のN値達成+先週安値裏のビルドアップが弱い+急落高値で高値を掴むリスクがあるので見送り。
02/05水曜 米ADP雇用統計・米ISM非製造業景況指数
ユーロ暴落は、急落高値まで”V字回復”して、4時間足三尊ネックに到達。
ベアのシナリオ:①4時間足三尊ネックに30日高値下降波の戻りブロック形成待ち
ブルのシナリオ:①3日安値上昇トレンドの押し目買い(4時間足MA21への下押し待ち)
- 東京時間、前日高値に横ばいの時間調整レンジを形成。
- ロンドン時間、先週安値+4時間足MA21を試しての”上昇スパイク”を狙ったが、そのまま、レンジブレイク、黄1ロングは高値を掴むリスクから見送り。
02/06木曜
- 1月高安に日足レベルのWボトムを形成中、現在、1月高値のネックラインを目指す動き。
- 日足MA21+先週安値のサポートを”トランプ関税発動”が割ったが、このV字底はアンダーシュートとも見れる。
- 3回のスイングを終えた3日安値上昇トレンドの高値掴みに注意!
ベアのシナリオ:①3日安値上昇波の押し戻し狙い、先週安値+4時間足MA21への下値試しを売る。
ブルのシナリオ:①3日安値上昇波の押し目買い、先週安値+4時間足MA21への下値試しからロング。
- 東京時間、3日安値上昇波の押し戻し狙い、先週安値+4時間足MA21への下値試しを狙った黄1ショートは、前日の押し安値が目前で見送り。
- ロンドン・NY時間、先週安値+4時間足MA21で押し目待ち。
02/07金曜 米雇用統計
- 1月高安に日足レベルのWボトム2番底(1月高値ネックライン)を形成中。
- 3日安値上昇波の押し目を、先週安値+4時間足MA21に形成中。
ベアのシナリオ:①31日高値の2番天井からショート検討。
ブルのシナリオ:①前日安値の切り上げで3日安値上昇波の押し目買い。
- 東京時間、3日安値上昇波の押し目待ち。
- ロンドン時間、15分足押しネック抜けで青1ロング、1.0400に頭を押さえられ損切り。
先週安値のレジサポ転換
4時間足/1時間足MA21の支え
4時間足/1時間足MA21の上方エクスパンション
撤退の壁:1.0400(31日高値の切り下げ候補)
目標値1:2023年安値
損切り:4時間足1番同時線安値
- NY時間、米雇用統計で1.0400を試した後に4時間足Mトップ2番天井狙い、5分足高値切り下げで赤1戻り売り、31日高値への上昇期待ポジション撤退で急落、4時間5番陰線クローズでタイムアウト。
1時間足Mトップネック割れ(31日高値と1.0400の高値切り下げ)
1時間足と15分足MA21の下方エクスパンション
米雇用統計による1.0400への上値試し
撤退の壁:先週安値
目標値1:2023年安値
目標値2:4時間足5番足のクローズ
損切り:4時間足5番陰線高値
今週の攻略ポイント
今週のあらすじ:1月高安に日足レベルのダブルボトムを形成中
週明けにユーロが暴落。メキシコ、カナダに対し25%、中国に対し10%の関税が発動されたことが原因だが、その後、関税適用の直前に関税1ヶ月延期で合意となり、マーケットは週末前の水準に前戻しされた。
相手はトランプ大統領なので、今後、欧州への関税が撤回される可能性もある。
この動きが、1月安値に日足レベルの2番底をつくった。
今週のエピソード
EP.1 ユーロ暴落からのV字回復
メキシコ、カナダに次いで、欧州への課税懸念から、80ピプス下窓を開けての幕開け。
その直後にトランプ大統領が態度を軟化させたことで、関税発動前の水準まで戻した。
ユーロ暴落後に”窓埋め”を狙ったが、タイミングが合わずに買えなかった。
EP.2 1月高安に日足レベルのダブルボトムを形成中
2番底から1月高値ネックラインを目指す流れは、2023年安値の抵抗で再び、下値を試すかもしれない。
今週のヤマ場:ユーロ暴落後の逆張り
ユーロ暴落後の下げ止まりに確信が持てず逆張りを見送りました。
次のシナリオは、先週安値裏+4時間足MA21での戻り売りを受けての、2番底安値切り上げロングでしたがV字回復となりました。
トランプ大統領の発言一つで大きく動くので、今後は、むしろヘッドラインで動いたところを逆張りするのがいいかもしれません。
今週の学びと伏線:2024年安値サポートの重視
いきなり荒れ模様でしたが、終わってみれば、動きが速いだけで、1月高安に日足レベルのダブルボトムがつくられたに過ぎません。
1月足の長い下ヒゲから、2024年安値のサポートを重視してはいましたが、大きく突き抜けてしまったので逆張りを見送りました。
今週やってはいけないトレードは、2024年安値サポートを重視できず、急落に慌てて飛び乗って肥やしにされることです。
来週は、1月高安の日足ダブルボトムをフォローしながら、あわよくば、100日線まで300ピプスほど上げ余地があるので狙いたいです。
ポンドドル
今週の見通し
相場の背景
大局は下降相場だが、2023年10月安値手前(≒ユーロドルのサポートライン)で底値固め中。
- 2024年下降トレンドVS.週足のサポート・エリア
- 1月高安に底値圏を形成中。
- 重要経済指標:米雇用統計・BOE政策金利発表
ベアの注目
- 2024年下降トレンド継続中
- 1月高値と先週高値の切下げポイントに4時間足Mトップが完成。
ブルの注目
- 週足のサポート・エリア
- 1月足終値が2024年安値でサポート
- 日足MA21のレジサポ転換
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 1月高値 |
TR中段 | 先週高値と2024年安値 |
TR下段㊦ | 1月安値 |
ベアのシナリオ
2024年下降トレンドが背景①先週高値の4時間足Mトップを根拠に戻り売り(2024安値+日足MA21のサポートに注意!)②先週高値に日足Mトップをつくればショート検討
ブルのシナリオ
週足のサポート・エリアが背景①2024年安値+日足MA21のレジサポ転換で先週高値へロング②1月安値付近で日足Wボトム2番底を待ってロング
毎日の値動き
シナリオとトレード
02/03 月曜
- 東京時間、”トランプ関税発動”でユーロが暴落、2024年安値を少し割ったがアンダーシュートを疑う。
- ロンドン時間、”窓埋め”を狙い、15分足の安値切り上げで青1ロング。
- NY時間、窓埋めからの4時間足MA21反発で半決済。
- 4日のロンドン時間、先週安値の押し目買いで高値更新。
- 5日のロンドン時間、先週高値到達後の反発でアウト。
2024年安値のサポート
日足MA21のレジサポ転換
4時間足MA21との乖離
撤退の壁:1時間足MA21の戻り売り
目標値1:窓埋め
目標値2:先週高値
損切り:4時間3番陽線安値
02/04 火曜
- 東京・ロンドン時間、1.2400に押し目を形成、黄1ロングは、損切りが遠くて見送り。
02/06 木曜
- 東京時間、3日上昇波の押し戻し狙い、前回高値の1時間足Mネック割れで赤1ショート。
- ロンドン時間、4時間足MA21をブレイク。
- NY時間、4時間足4番陰線で先週安値の反発を確認してアウト。
先週高値は日足Mトップの2番天井候補+ダマシの高値
1時間足と15分足MA21の下方エクスパンション
4時間足MA21との乖離
撤退の壁:前日押し安値
目標値1:4時間足MA21
目標値2:先週安値
損切り:1時間足2番天井
今週の攻略ポイント
今週のあらすじ:1月高安に日足レベルの底値圏を形成中
ユーロ暴落とV字回復については、動きは速いがテクニカル的に2024年安値を試すよくある値動き。
今週のエピソード
EP.1 ユーロ暴落からのV字回復
メキシコ、カナダに次いで、欧州への課税懸念から、80ピプス下窓を開けて幕開け。
直後にトランプ大統領が態度を軟化させたことで、関税発動前の水準まで戻した。
トレードは2024年安値のサポートを背中に”窓埋め”を買うことができた。
EP.2 1月高安に日足レベルの底値圏を形成中
1月高安に日足レベルの底値圏を形成中。
今週のヤマ場:ユーロ暴落後の逆張り
今週の学びと伏線:2024年安値サポートの重視
いきなり荒れ模様でしたが、終わってみれば、動きが速いだけで、2024年安値を試して、1月安値を切り上げる通常のプライスアクションでした。
1月足の長い下ヒゲから、2024年安値のサポートを意識できる人なら、急落後の逆張りもできたでしょう。
逆に、2024年安値のサポートを意識できない人は、急落に慌てて飛び乗って、V字回復の肥やしにされたことでしょう。
来週は、逆三尊で上昇するのか、2024年安値を再び試すのかを注視します。
来週の相場観
ドル円
相場の背景
- 大局は上昇相場だが、12月陽線の週足押し目を探る動きは、100日線を下抜け、フィボ76.4%ポイントまで深く押されている。
- 一旦、”週足上昇チャネル安値”で反発したが、このまま、米国政治情勢不安からリスク回避の円買いが続けば、150円を下抜けて12月安値まで下げ、”週足レベルのダブルトップ”を完成させるかもしれない。
- 先週大陰線VS.週足の押し目サポート帯(週足上昇チャネル安値+100日線+200日線)
- 日足と4時間足MA21の乖離埋めで大幅に戻す可能性
- 週足の押し目サポート帯に、日足レベルの反転パターン(1月安値と先週安値)をつくる可能性。
- 12月陽線の深い押し目に反応して”V字底”になる可能性
- 重要経済指標:米CPI
ベアの注目
- 先週大陰線
- 日足+4時間足MA21の押さえ
ブルの注目
- 週足の押し目サポート帯(週足上昇チャネル安値++100日線+200日線)
- 日足下降チャネル安値のサポート
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 先週高安 |
中段 | 1月安値と先週安値 |
下段㊦ | 12月安値 |
来週のシナリオ
ベアのシナリオ
週足レベルのダブルトップのイメージを背景に、12月安値へ先週大陰線をフォロー。
ブルのシナリオ
週足の押し目サポート帯に日足レベルの反転パターン(1月安値と先週安値)イメージを背景に、1月安値裏への”引き戻し”を買う。
ユーロドル
相場の背景
- 大局は下降相場、1月高安で底値固め中。
- 1月高安に日足レベルのダブルボトムを形成中
- 12月高値下降波のハラミ内
- 重要経済指標:米CPI
ベアの注目
- 100日線(週足MA21)の押さえ
- 2024年下降トレンドが継続中
ブルの注目
- 1月足同時線の反転シグナル
- 1月高安に日足レベルのダブルボトムを形成中
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 12月高値 |
中段 | 1月高安 |
下段㊦ | 1.0パリティ |
来週のシナリオ
ベアのシナリオ
日足レベルのダブルボトムが背景①先週安値に日足2番底をつくる動きをフォロー②先週安値の日足2番底崩れ(下降トレンド継続)で1.0パリティへ売る
ブルのシナリオ
日足レベルのダブルボトムが背景①1月高値ネックラインへ、ダブルボトム完成の動きをフォロー。
◆お断り◆
この動画は「学習」を目的に制作されたものです。個人の見解を過去のチャートから解説したものであり、未来を予想したり、利益を保証するものではありません。
記事へのレビューやご意見はコメント欄をご利用ください。コメントを「読者さまの声」としてブログや動画に掲載させていただくことがございます。
◆著作権について◆
当サイトは無料でご覧頂けますが、著作権は放棄しておりません。動画等のコンテンツを営利目的でお使い頂くことはできません。
詳細はご利用についてをご覧ください。
関連記事
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (10)
おつかれさまです。月曜日から仕事に行ってました。就業中でしたが、15:00頃からのショートとれました。先週、先生が1時間足maと4時間足maの乖離埋めをされていて、そのつもりでエントリー、イグジットしました。イグジットは逆指値利確です。
残念なのが、火曜日もショートとれたのですが、ネックライン付近のもみもみでイグジットしてしまいました。そのまま入っておけば良かったです。こういうのが多いので、とても悔しいです。今週のトレードは自分的には50点くらいです。
ユーロドルで、やらかしてしまいました。二年ぶりの仕事のせい?なのか疲れていたのかわかりませんけどありえない失敗をしました。ユーロドルでトレードしてたのにドル円のつもりでいたんです💦 あほみたいな失敗でした。ボケたのか?とつい自分のことを心配してしまいました。なんか、出来そうでできないジレンマに陥っています。
お疲れ様です!
火曜ネックライン付近もみもみイグジットですが、分割決済できたら良かったですね。上位足の下降トレンドをフォローしてる認識があれば、利を伸ばせたと思います。
ユーロドルをドル円と勘違いする痛恨のミス、これはめっちゃ悔しいですよね。でも、仕事復帰の疲れがあったのなら仕方ないですよ!
「出来そうでできないジレンマに陥っています」これ、めちゃくちゃわかります。特に「見えてきたけど、あと一歩のところでうまくいかない」という時期って、伸びる直前だったりするんですよね。
伸びる直前ですか!でも来週こそは良いトレードが出来た、と思えるように頑張ります。朝になんとかパソコンチャートを印刷していこうとおもいます。月、火はできたのですが、水曜日からできてませんでした。電車の中とかでも考えたりできるので、印刷していきたいと思います。電車では座れるくらいなので(笑)
一週間お疲れ様でした。
迷晴れさんは、修正波のトレードが秀逸ですね。今週金曜のドル円ロングは経験の豊かさが感じ取れました。
火曜の下落から目立った調整がなく、雇用統計を前に調整が入るだろうと私も狙っていましたが、私にとってはリスキーで積極的なトレードの部類に入ると思い見送りました。
火曜高値からのショートに目を奪われがちですが、中期下降トレンドのフォローと思えばそこまで難易度の高いトレードとは言えないのかもしれません。もちろん稼ぐためにトレードをしているのですから重要なことなのは間違いないです。
それよりも金曜のロングは火曜のショートよりも様々な経験が詰まっているように感じました。このトレードができなければいけないわけではないとは思いますが、この修正波に対して何か感じれたかがその先のトレードにおいて大事なことのように思います。
今週の円高進行は、米国の政情不安が主な要因なのでしょうが、いまだに円が安全通貨とみられていることは驚きです。
来週の相場観の復活は感謝しかありませんが、ブログ業務の負荷が高くなると思いますので体調管理も忘れず、ご自愛ください。
今週もお疲れさまでした。
おっしゃる通り、火曜高値からのショートは、中期下降トレンドのフォローという視点を持てれば、推奨できるシンプルなトレードでしたね。
対して、金曜のロングは…お世辞にも、推奨できるとは言えません。おそらく、脳内では複雑な情報処理がなされているのでしょう。それを感じ取っていただけたのは嬉しいです。
円高の進行については、やはり米国の政情不安の影響が強いのですかね。金利差がある中でこれだけ買われるのはリスク回避のフローなのでしょう。
いつもご教授頂き有難うございます。今週のドル円急落の要因を自分なりに考察すると、日足6〜7本かけて形成した154.000〜156.000のレンジ帯を割れてきたからだと思います。それだけポジションが溜まってたからこそ爆発した時のエネルギーも凄かった訳で、もしこれが1日程度のレンジ帯で154.000下抜けしても単なるスパイクで終わったかもしれません。そして今週ドル円の下落が止まったところも151.400レベルということで、週足以上で見ても過去に何度も反応してきた152.000レベルであり日足SMA100、200も絡んでるという重要な節目で止まったようです。もしかしたらこの水準でそれなりの時間をかけて揉み合いになるかもしれません。152.000を上抜ければまた154.000を目指すでしょうし、下抜けの場合は150.000そこを抜ければ更に140.000を目指すシナリオが立てられますが、そうして抜ける場合にもどういう状態で抜けるのかによって反応は違ってくるかと思いますのでその経緯をしっかり見たいと思います。持ち合い離れにつくのは基本中の基本ですが、持ち合いから離れてからシナリオを考えては遅いです。レンジ帯で揉んでる最中は大した値動きもなく、敢えてその中に入ってトレードしてもガチャガチャしてやられるだけですが、それでも上も下も抜けた場合に売り手買い手がどういう心理状態になるのかを想定しながらブレイクをまたなければなりません。抜けたあと単なるスパイクなのか大きく動きそうなのかを予め想定してるだけでも結果は全く違うと思います。これはデイトレやスイングだけにいえることではなくスキャルでも同じです。但しスキャルになると大分サイズは小さくなることは頭に入れておきたいです。クラスターがあってそれをブレイクした時に売り手買い手がどういう心理状態になってるかを察知した上で、自分がよくやってるグランヒル2、3と合わせていくことによってよりトレードの精度が上がっていくと思いますので、しっかり無駄うちを減らして効率のいいトレードにしていきたいと思います。
今週のドル円急落の背景を「ポジションの蓄積とブレイクのエネルギー」にフォーカスされた、素晴らしい考察だと思います。
①154.000~156.000のレンジ帯でのポジションの蓄積②ポジションが蓄積されたレンジをブレイクしたことで爆発的な動き③152.000周辺の重要なサポートでの反応。これら事実を「週足レベルの視点」で分析されています。
ボクもグランビル2と3を重視してます。ただ、移動平均線単独で使うのではなく、ラインや波の切り上げ・切り下げ等を組み合わせて精度を高めています。「無駄打ちを減らして効率のいいトレードにする」という目標もすごく共感できます。
NoNさま,Youtube、Vlog解説ありがこうございました。
早くも、2月、2週目となってしまいました。
1月初週のリベンジトレードでのやらかしから始まり、損失、微益を繰り返し、1月末最終週、ルール破りの買い増しをして、微益での終了となりました。
結果として、週終わり、月終わりでの、規律を欠いたフラクタルな間違った行動(損失で終わりとしたくないとの思いから)をとってしまいました。
初週での教訓は生かされず、月全体で同じ間違った行動を取ってしまいました。
悪いことに、間違った行動で、損失を取り返したことで、間違った行動の強化となることが懸念されます。心の何処かに、初月の損失回避を喜んでいる自分がいます、間違った行動の強化とならぬ様に、2月は規律にフォーカスして行く所存です。
2月は、週足と月足の開始、終わりがどちらも一致した、個人的に好きな月のパターンです。(今年は、2月と11月ですね。)どうも、週の途中で月が始まったり、終わったりすると、もやもやした気分となります、時間の概念のなかで、月と週だけが、不規則な関係なんですかね。
キチットした2月は、規律にフォーカスするには、丁度良い月かもしれません。
トレーダーとしての、最終目標、最上位目標は、利益を得ることですが、2月に限り、“損益に拘わらず、規律を第一に” 規律を守ることを最上位の目標に設定することとします。
今年になり、チャートナビ、バージョンアップされ、詳細なエントリーの根拠、損切り、利益目標値まで、新たに詳細な解説を加えて頂き、誠にありがとうございます。(明らかにお手数が増えてしまってますね、恐縮です。)
自己分析が深いですね!
この「間違った行動で成功したことが悪影響を及ぼす可能性がある」という点に気づけているのが素晴らしいです。トレードで本当に危険なのは、間違った行動で一時的に利益が出てしまうことですからね。
そして2月の目標は規律にフォーカスすること!2月が終わったときに「規律を守った結果、どんなトレードができたか?」を振り返れるようにしておけば、3月以降にもつながる大きな成果になりそうです。
NoNさま、返信ありがとうございます。
アドバイスを頂いたにも関わらず、早くも、ルールを逸脱してしまいました。
“2回連続損失後は、60分間トレードを行えないルール”としていましたが、失念しており、30分後トレードを実行してしまいました。失念していたとは、言えルールを守れなかったことには変わりなく。開始後10日で頓挫となってしまいました。
新たに、ルールを逸脱した場合、“翌日はトレードを行えない”ルールを加えることとします。
危機感、慎重さ、が欠如しているのかもしれません。
2月終了後、報告いたします。