4Mar
週刊チャートナビ423回(2023.02.27~2023.03.03)は、ドル円、ユーロドル、ポンドドルの”ドルストレート通貨”の一週間を振り返るチャート考察です。
今週の為替相場解説
ドル円
今週の見通し
概要
128.0Wボトムを起点の22年陽線61.8%押し目買いが続いているが、間もなく、200日+100日MAのレジスタンス・ゾーンに到達。
- 1月高値付近のWトップを崩し、先週は大陽線。強いブル・トレンド発生中だが、200日+100日MA+12/20日銀会合高値のレジスタンス・ゾーン到達で調整モードに入る可能性が高い。
- 2月末リバランス
売り手の注目
- 200日+100日MAのレジ・ゾーン
- 12/20日銀会合急落高値。
買い手の注目
- 22年陽線押し目買い背景の日足ブル・トレンド。
- 先週陽線は坊主、強いブル・トレンドが発生中だが、クライマックスの値動きにもみえる。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤:140.0(日足前回高値の50.0%戻し)
TR中段:12/20日銀会合高値と先週安値
TR下段㊦:2/14CPI安値
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
22年陽線61.8%押し目買い背景。12/20高値付近で上げ止まれば、日足ブル・トレンドの修正波を先週安値目安に売る。
4時間足ブルの視点
22年陽線61.8%押し目買い背景。日足ブル・トレンドをフォロー。先週陽線を12/20高値付近で上げ止まるまで買う。
今週の値動き
12/20日銀高値の40ピプス手前、200日+100日MAに頭を押さえられ、天井圏のWトップを形成。金曜日に2番天井から売られ始めたがネックラインには未到達。
今週の攻略ポイント
200日MA+100日MAの「上値抵抗帯」を重視する。
ラインではなくゾーンで捉えるのがポイント。売り圧力と買い圧力が拮抗して揉み合うので、ポジションを持つのは避けたい。
1.バイング・クライマックスにご注意!
バイング・クライマックスとは上昇相場の末期に、売りポジションを保有している投資家が損切りのために買い戻してさらに相場が急騰する現象。急騰の大陽線が出現するが、その後、売り圧力が強まり「反動安」をつけることが多い。
つまり、上値抵抗帯での大陽線が出現は、焦って買うと高値を掴まされるリスクが高い。
28日のショートは、先週高値逆張りショート組の損切りによるバイング・クライマックスに飛び乗ったロング組のロスカットを狙ったもの。
2.Wトップ形成までは、上昇トレンドをフォロー。
1日のショートは1番天井からネックラインを狙ったものだが、調整波なのでスルーしてもいい。
本命の2番天井への押し目買いは、1日安値がV字底で買えなかった。
Wトップのイメージがあれば、2日時点で高いところにあることに気づくので買いたくならないはず。
3.2番天井をつけたら、Wトップの成否を考える。
2番天井をつけたら、Wトップ形成を軸に、それが否定されるプランBを考えておく。
1日のショートはネックを狙ったものだが、先週高値を下に割らなければ、そのまま高値を抜くパターンもありえる。
来週以降、ネックライン付近で安値を切上げるパターンもあるので注意したい。
毎日の見通し
02/27月曜
- 強いブル・トレンドで金曜大陽線は坊主。
- 12/20日銀高値+100日+200日MAのレジスタンス・ゾーンが迫る。
ベアの視点:12/20高値到達後、ロング利確を狙ったショート。
ブルの視点:金曜大陽線を12/20日銀高値へロング。山頂付近の岩場からの滑落注意!
02/28火曜 2月末リバランス
先週高値に頭を押さえられ、前日はコマ足。
ベアの視点:12/20高値到達後、ロング利確を狙ったショート。
ブルの視点:金曜大陽線を12/20日銀高値へロング。4時間MA21付近まで下げてくれれば買いやすい。
03/01水曜
200日+100日MAに頭を押さえられ、月末ロンドン仲値の動きで4時間MA21(=押し目候補)まで下落。
ベアの視点:①前日高値への上値試しからショート。②前日安値付近の押し目崩れで135.0目安にショート。
ブルの視点:金曜大陽線を12/20日銀高値へロング(押し目候補=前日安値、または、135.0付近)
03/02木曜
NY初動のロー・スパイクは高値更新ならず、フラッグぽいカタチになったが、Wトップ2番天井をつくる流れになるかもしれない。
ベアの視点:①Wトップ2番天井形成待ち。②12/20高値到達でロング利確狙いのショート。
ブルの視点:上昇フラッグ完成+先週高値抜けで12/20日銀高値へロング。
03/03金曜
100日+200日MAに頭を押さえられ天井圏の荒い値動き。
ベアの視点:2番天井形成後、水曜安値ネックへショート。
ブルの視点:2番天井崩れで12/20日銀高値へロング。
毎日の値動き
02/27月曜
東京時間、先週高値のレジスタンスを確認。
ロンドン時間、136.0サポートは押し目として浅く、4時間MA21への下押し待ちでノーポジ。
02/28火曜
東京+ロンドン時間、200日MAが意識された上値の重さを確認。
NY時間、高値掴み組のロスカット狙い、5本目の4時間足陰転で赤1ショート(3本目4時間陽線安値を割れなければ撤退)、押し目候補の4時間MA21到達、5本目の4時間足クローズでアウト。
03/01水曜
東京時間、先週高値レジスタンスを確認。
ロンドン初動、前日高値切下げで赤1ショート(4時間MA21反発で撤退)
NY初動、4時間MA21押し目崩れからのロー・スパイクを疑い、1時間コマ足高値抜けでアウト。
03/02木曜
東京時間、フラッグ完成後、先週高値を4時間陽線が更新。
ロンドン時間、黄1押し目買いはV字底+高値掴みリスクで見送り。
NY時間、2番天井形成の乱高下でノーポジ。
03/03金曜
東京時間、136.5先週高値のサポレジ転換で赤1ショート。
ロンドン時間、15分MA21ガイドにホールド。
NY時間、15分MA21との乖離+米2月ISM非製造業景況指数の発表を控え、15分チャネルで半決済、翌早朝にアウト。
ユーロドル
今週の見通し
概要
1.10Sキリ番+月足SMA21レジvs.日足ブル・トレンド。
- 日足ブル・トレンド発生中、1.10起点の下落を修正波とみてるが、想定外に強く、日足ラス押し安値(=1月安値)手前50ピプスまで押し込まれた。
- このまま、日足ブルトレンドを崩すか?1月安値付近に日足ブル・トレンドの押し目をつくるか?
- 2月末リバランス
売り手の注目
1.10Sキリ番+月足MA21のレジスタンス。
買い手の注目
1月日足ラス押し安値+100日MAのサポート。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤:2週前高値1.080
TR中段:先週高値1.070と1月安値(=日足ラス押し安値)
TR下段㊦:1.03
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
1.10起点の下降波を日足ブル・トレンドの修正波とみて、1月安値へ押し目を探る動きを売る。
1月日足ラス押し安値を割れば、日足ブル・トレンドが崩れて、売られやすくなるが、200日MAの強い反発(=ダマシ)に注意。
4時間足ブルの視点
日足ブル・トレンド背景、1月安値+日足ラス押し安値付近(+100日MAサポート)の押し目を拾う。
今週の値動き
1月安値+日足ラス押し安値が意識され「日足レベルの押し目」を探る動きに終始した。
今週の攻略ポイント
日足ブル・トレンドの「押し目を探る動き」に注目。
1.10下降波を日足ブル・トレンドの修正波とみて、1月安値(=日足ラス押し安値)に向け、押し目を探る動きとみていた。
1.先週安値をWボトムの1番底に見立てる。
先週安値を1番底に見立て、日足押し目エリアのWボトムをイメージ。
27日ロングは1番底から先週高値を狙ったものだが、先週陰線半値戻り目で持ち合った。
ここから、1月安値(=日足ラス押し安値)へ売られるパターンもあるので、一旦、利食って、戻り目の形成を待ちたい。
2.先週陰線半値戻り売りの否定。
先週陰線半値戻り目が否定されると、先週安値1番底が確定して、Wボトムのネックラインへの流れが出やすくなる。
1日ロングは、1.06の下降3波戻り目クラスターを上抜れば、売りポジションの手仕舞いで急騰する。
3.Wボトム形成まで下降トレンドをフォロー。
日足の押し目エリアではあるが、Wボトムをつくるまで、1.10下降トレンドを普通に戻り売りすればいい。
2日のショートは、先週安値を狙ったが、3日に安値を切上げてしまった。
毎日の見通し
02/27月曜
1.10修正下降波が、1月安値(=日足ラス押し安値)約50ピプス手前まで下落。
ベアの視点:1.06+4時間チャネル高値付近まで戻せばショート検討。
ブルの視点:先週安値から1.06+4時間チャネル高値へ戻る動きをロング。
02/28火曜 2月末リバランス
日足押し目エリア内、先週安値サポートで先週陰線の半値まで戻した。
ベアの視点:先週陰線の半値付近から前日安値へ戻り売り。
ブルの視点:日足押し目エリア背景。前日安値切上げで先週高値へロング。
03/01水曜
日足押し目エリア内、先週陰線の半値戻り目を騙して売られた。
ベアの視点:前日のダマシ高値根拠。Wボトム2番底へ戻り売り。
ブルの視点:先週安値付近に2番底形成を待ってロング。
03/02木曜
日足押し目エリア内、Wwボトム1番底(+先週高値付近ネックライン)形成中とみる。
ベアの視点:1.080下降波の戻り売り。先週高値付近戻り目形成から、先週安値2番底へショート。
ブルの視点:先週高値付近の戻り目を崩せば、1.080目安にロング。
03/03金曜
- 日足押し目エリア内、先週安値2番底への試し、1.080(=2週前高値)下降波の戻り売りで下落。
- 先週安値Wボトムが崩れ、日足ラス押し安値(=1月安値)を試す動きにも警戒。
ベアの視点:2番底への警戒から下値追いは見送って、2番底崩れで日足ラス押し安値へショート。
ブルの視点:2番底形成後ロング。日足ラス押し安値を強襲すればスパイク狙いのロング。
毎日の値動き
02/27月曜
東京時間、先週安値にWボトムを確認。
ロンドン時間、1.055サポートで青1ロング
NY時間、1.060反発でアウト。
02/28火曜
ロンドン初動、前日安値から東京安値へ切上げたが、先週陰線の半値戻り目が目前で黄1ロングは見送り。
NY時間、先週陰線の半値戻り目を上に騙して売られた。
03/01水曜
東京時間、先週陰線の半値戻り売りが失速。
先週陰線の半値戻り売り、下降3波戻り目崩れ(+1時間MAブレイク)で青1ロング、戻り売り組の買い戻しで急騰。
ロンドン時間、先週高値を目安にホールド。
NY時間、15分MAガイドを外れてアウト。
03/02木曜
東京時間、1.080下降波の戻り目完成で赤1ショート。
ロンドン時間、15分MAガイドにホールド。
NY時間、前日の下降3波戻り目崩しの安値(=4時間大陽線安値)到達後、4時間大陰線クローズで半決済。
翌日のNY時間、15分チャネル反発で撤退。
03/03金曜
先週安値への下値試しを待ったがボヤけた相場となりノーポジション。
ポンドドル
今週の見通し
概要
GBPUSD 日足に月足ロウソク
GBPUSD 4時間足に月足+週足ロウソク
- 1月高値にWトップ形成中。先週はネックラインに届かず、200日+100日MAでサポートされた。
- 1月高値WトップVS.200日+100日MAサポートで先週高安のレンジ相場を想定。
売り手の注目
- 1月高値のWトップ
- 日足SMA21のレジスタンス
買い手の注目
200日+100日MAのサポート
トレーディング・レンジ
TR上段㊤:2/14高値
TR中段:先週高安
TR下段㊦:1月安値ネックライン
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
1月高値Wトップ背景、先週高安のレンジ相場。①先週高値から先週安値へ内張りショート。②先週安値(+100日+200日MA)サポート崩れで、1月安値へショート。
4時間足ブルの視点
200日+100日MAサポート背景、先週高安のレンジ相場。①先週安値(+100日+200日MA)サポートで先週高値へ内張りロング。②1月安値まで売られればロング検討。
今週の値動き
GBPUSD 1時間足に月足+週足+日足ロウソク
1月高値WトップVS.200日+100日MAサポートで先週高安220ピプスのレンジ相場となった。
毎日の値動き
GBPUSD 15分足に週足+日足+4時間足ロウソク
レンジ安値から高値へ内張り。
27日東京時間、先週安値+200日MA+100日MAの3サポートを根拠に、ダマシ安値からの4時間陽転でロング。
28日東京時間、押される前に半決済、NY時間、先週高値到達でアウト。
レンジ高値から安値へ内張り。
28日高値から1日高値へ大きく切下げてしまい見送り。
レンジ安値から高値へ内張り。
2日安値で先週安値+200日MAサポートを確認後、3日東京時間、1時間キリサゲライン+1時間MA21上抜けから青1押し目買い、1時間チャネルの反発+4本目の4時間陽線確定でアウト。
今週の深堀り
相場にリスクはつきものですが、無駄にリスクを負わないことが大切です。
トレンド相場でコンスタンスに勝てても、レンジ相場でコンスタントに負けていたら、トータルでマイナスになってしまいます。
なぜなら、相場はトレンドの期間より、レンジの期間の方が長いからです。
つまり、レンジを見極め、自分を制することができれば勝ち残れます。
「レンジ相場より、トレンド相場が勝ちやすい」
誰もが知る常識ですが、この常識がアダになり、潜在意識がトレンドを過大評価して妄想を膨らませてないでしょうか。
トレンドにフォーカスするがあまりに、消えかけのトレンドが、まだ続くような気がしてないでしょうか。
そんなことなら、トレンドではなく、レンジにフォーカスすればいい。
「トレードはレンジとレンジのスキマ・ビジネス」
これくらいに考えておくほうが、本物のチャンスをつかまえられます。
さて、レンジ相場とは、上にも下にも行けない、「上値抵抗帯」と「下値支持帯」に挟まれたエリアです。
そのカタチが四角でも、三角でも、天井でも、底値でも、中段でも、上値抵抗帯と下値支持帯に挟まれればレンジ相場です。
「相場の天底は誰にもわからない」
よく、そんなことがいわれますよね。
たしかに、値ごろ感で天底を当てにいくのはダメですが、全く見当がつかないわけじゃありません。
例えば、上位足の戻り売り候補なら、トレンド転換する確率が高いので、レンジ高値で早々と売るのはアリで、ロスカットも浅く済みます。
ただ、天底を当てることと、天底を見極めることは「目的」が180度違います。
天底を当てるのは、ポジションを持つのが目的。
天底を見極めるのは、無駄なポジションを持たないことが目的。
天底を見極めるには、ひとつの「視点」を持てばいいだけです。
それは、ネックラインです。
たった1本のネックラインを正しく引ければ、天底問題を全て解決、さらに、ネックラインを基準にシナリオも描けます。
この1本があれば、天井連敗を防ぎ、適切なエントリー・ポイントまでわかります。
水曜安値にネックラインを引くには、Wトップのサイズ感覚が求められますが(火曜安値では浅目)、先週の135.0Wトップ失敗を参考にすれば見当がつきます。
137.0下部を上値抵抗帯、水曜安値付近を下値支持帯とみて、それぞれのゾーンに近づけば、高値の切下げや、安値の切上げが起こりやすくなります。
137.0付の抵抗が弱ければ、フラッグをつくって高値更新したかもしれませんが、今週は、200+100日MAがあってWトップになりました。
クドいようですが、このWトップが成否を当てる必要なんてありません。
水曜安値のネックラインを基準にすれば、今後のシナリオが単純化され、Wトップの成否にかかわらず、適切なエントリー・ポイントが見えてきます。
- 1番天井からネックラインへ28日と1日にショート。
- ネックラインから2番天井への押し目買いは1日V字底でノーポジ。
- 2番天井からネックラインへ3日にショート。
2番天井からは、Wトップの崩れパターンも合わせて考えます。
ユーロドルの現在値は「日足の押し目エリア」なので、Wボトムのネックラインを先週高値手前の水曜高値としました。
- 1番底からネックラインへの戻りを27日と1日にロング(先週陰線半値戻り売りのパターンもある)
- ネックラインから2番底へ2日の戻り売り。
過去記事、明日からのトレードに役立つ3つのプログラム構文でお伝えしましたが、ボクの脳内には分岐処理の単純なプログラムが組み込まれてます。
IF Aなら買い
ELSE IF Bなら売り
ELSE 何もしない(AとBが成立しないとき)
END-IF
今週なら、ドル円のWトップ、ユーロドルのWボトムを基準に、それが否定されるパターンを分岐(=ELSE)処理しています。
この『週ナビ』では、ドル円とユーロドルの大きな背景から現在値の解釈を行っていて、ブログ記事には「来週の相場観」を書いています。
主要なサポートやレジスタンスの位置もわかれば、負けトレードが激減するはずなので、参考になさってください。
来週の相場観。
ドル円
概要
- 22年陽線61.8%押し目買いによる上昇が続いているが、200日+100日MAに頭を押さえられた。
- 200日+100日MAの上値抵抗帯に頭を押さえられ、先週は線陰コマ足。
- 先週高安のレンジが続く可能性もある。
- 134.0を割るまでブル・トレンドが継続。
- 重要経済指標:3/9金曜 日銀政策金利発表+黒田総裁会見・米2月雇用統計
売り手の注目
200日MA+100日MA+12/20日銀の暴落高値周辺の上値抵抗帯。
買い手の注目
22年陽線押し目買い背景の日足ブル・トレンド+日足MA21のサポート。
トレーディング・レンジ
上段㊤:140.0(日足前回高値から半値戻し)
中段:12/20日銀会合高値と134.0ラス押し安値
下段㊦:133.0(=日足戻り高値)
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
200日+100日MAの上値抵抗帯を根拠に、先週Wトップを使って134.0へ売る。
①先週高安レンジ継続なら、Wwトップを上から売る。②キリサゲ3番天井からネック抜きのショート。③ネック割れから下降3波戻り売り。
4時間足ブルの視点
22年陽線61.8%押し目買い背景の日足ブル・トレンドを134.0を割るまでフォロー。
①先週高安レンジが継続なら、Wwトップを下から買う。②137.0Wトップ未完成で先週高値更新を狙ってロング。③137.0Wトップ完成からの3波戻り売り失敗で押し目買い。
ユーロドル
概要
- 1.10Sキリ番+月足SMA21レジスタンスvs.日足ブル・トレンド。
- 日足ブル・トレンドが発生中で、1.10下降波を修正波とみると、先週は「日足の押し目」を探る動きにみえる。
- 2週前陰線がハラミ足確定、日足押し目エリア内、今週はWボトム2番底をつくるかも。
- 重要経済指標:3/9金曜 日銀政策金利発表+黒田総裁会見・米2月雇用統計
売り手の注目
1.10下降トレンド+日足MA21レジスタンス。
買い手の注目
1月日足ラス押し安値+100日MAのサポート。
トレーディング・レンジ
上段㊤:1.080戻り高値
中段:2週前はらみ高値と1月安値(=日足ラス押し安値)
下段㊦:1.030
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
1.10下降波を1月安値(=日足のラス押し安値)へ戻り売り。1月安値を割ると日足ブル・トレンドが崩れるので1.03へ売られやすくなる。
4時間足ブルの視点
日足ブル・トレンド背景、1月安値上に底値を固めれば、日足ブル・トレンドの押し目買い。
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コメント
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コメント (10)
いつもご教授頂き有難うございます。ネックラインを1本引くだけ。そして相場の殆どはレンジ。このことをよく頭に入れてトレードしたいです。今週もドル円、ユーロドル共に高安ができて結局そのハラミの中の動きで終わりました。自分はこの高安が何処にできるか事前に予想するのではなく確定するのを待つようにしてます。それからラインを引いてみると前のネックラインとピッタリレジサポが一致したりしますので、それを確認してからトレードした方がやりやすいからです。高安が決まれば上から売る下から買うを繰り返す。そして短期足にも高安やネックラインができますのでそれを目安にトレードします。但しそこで抑えておきたいのが時間のサイズ感です。殆どの時間はレンジですので大きな動きは期待できない。となるとピット伸びたところをサッともらって即終了。今週もこのスタイルのトレードに終始しました。後から見ればもう少し伸びたのでも持っておいた方がよかったかという場面もありますが、狭い範囲で動いてることを考慮するとこれでもいいという気になりますし、一貫してそうすることによってブレや迷いがなくなります。それと動画の解説にもありましたが天底でよく見られる最後のひと伸び。自分も最近はよくこれを待っていますし短期足でもこの現象はよく散見されます。それと同時に自分が得意とするロンドンとニューヨークが重なる時間帯、オプションカットからロンフィクにかけてはこういった最後の一伸びから反転する動きが多いようです。おそらく大口の利確する動きとみられるますが、結局トレードは上位足であれ短期足であれ反発をどれだけ上手く拾えるかに尽きると思います。最近は自分の勝ちパターンが明確になってきたと思いますので、余計なことは極力避けて同じことを繰り返していこうと思います。そしてデモだけでなく実弾トレードでも同じことを淡々と続けることでなんとか月間、年間通してプラスになるようにしていきたいです。
おつかれさまです。
「同じことをくりかえす」
凄腕職人や人間国宝に至るまで、皆、この姿勢を持ってます。
あれも、これもは、ダメなんですよね。
お疲れ様です。今週はドル円2月足上ヒゲをとる戦略でした 28日 136.890逆張り 50psで利確。あとはノートレード
ユロドル 28日 夜中1時前に始値&一時MAまで落ちてきたのでワンチャン狙いのロングするも失速で建値撤退。以上でした。 ユロドルは1月安値(1月6日)にできたダブルボトムくらいの横軸イメージでしたので今週は戻りのロングと 日足MA付近を試せば戻り目形成後売るプランでしたが木曜下落の動きは前日上昇の強さから、もしはり付けても見送っていたと思います。売りづらさでいえば ドル円 金曜136.500崩れもです。2月高値にMトップを作ったとはいえ週足終値直下に4時MAがあったので前日の高値を試してくれないと売りづらいと思えるポイントでした。実際は東京時間にしっかり買われてるのですが。 この時間に見ていても手をだしていなかったかなと 思います。
今後の参考にお聞きしたいのですがドル円 金曜ショート とユロドル 木曜ショート ですが もし再度 前日終値を貫通するような動きがでた場合 どのような対応をされますでしょうか。可能な範囲で教えて頂ければありがたいです。
おつかれさまです。
ドル円の金曜ショートとユロドルの木曜ショートが前日終値を貫通すれば、エントリーの根拠が崩れるリスクが高く、天井部の崩れからショート・ポジションが上昇エネルギーに転換されてしまいます。
ボクの場合ですが、ワンセットで考えるので、エントリーで使ったクラスターを上抜けば一旦逃げて、もし、下げてきたら入り直します。
お返事ありがとうございます、 そうですよね。あのような局面だと上への試しが発生したら一度切って再度トライになりますよね。
僕の場合 そのプランで執行できないのは今まで モドキにも手を出して 何度もトライしたのに思惑方向に伸びなかった経験があるからだと思いました。 何度かトライする行為は失敗する程、感情が強くなってしまい余計な損失を作る要因になるんです。
今回まよはれされポイントは しっかり上位での壁を味方にした 具象ネック割れなので
僕のモドキ(背景がレンジ、カオス化真ん中)お手つきとは本質が違うと認識しております。 今後こういったポイントはチェックしていこうと思いました、いつもありがとうございます。
今週もお疲れ様でした。
今週は欧州時間からニューヨーク後場まで10pipsスキャルをしていたので目と肩が痛いです。
トレード回数は28回。概ね勝率65%でリスク:リワードは1:2でした。
毎日モニターに張り付きながら、ぶつぶつ言いながら小さく抜いています。なかなかしんどい。
自分自身がもう若くない年齢になってきているので、若くしてできることの最後のチェレンジとして頑張っています。1月から取引を開始した頃から証拠金は2.5倍以上になっています。
概ね世間にあふれる教科書的なトレード手法はトレンドフォローを勧めるものが多いように思いますし、レンジが出来たら待って買ったほうに付いて行くというやり方は王道でしょう。この抽象的な表現はどの時間足にも適応可能ですし、言ってみれば奥義ってやつでしょう。
しかしながら、マーケットってほとんどレンジ。
流動性の高い銘柄は止まるところでしっかり止まってくれるので、一方向にまっすぐ進み続けるような相場は滅多にない。1999年のナスダックや2020年のS&P500、2022年のドル円のことは忘れよう。毎日買いのボタンだけ押していれば利益が上がり続ける日々はもう終わったのだ。
「通貨はレンジ」という現実を受け入れよう。
そうなってくると、スキャルはやり易いと感じるんです。レンジの下から上に行く動きって碌な押しや戻しをつけずに急行することが多いんですよね。
故に短期足でないとタイミングが取れない。実はこういうときって、1分足や70ティックは綺麗なトレンドを描いていることが多い。キリ番周辺以外は。
今週木曜からのユーロドルなんて正にそんな感じだなと思いました。上下に髭を造りながらストップを狩りつつ100pipsキリ番を目指す、そんなイメージ。
ドル円もまた毎度のことながら1分足の美しさには呆れる時がある。これ本当に1分足なのかよ、って。
いずれにせよ、動きが停滞してレンジになるならその中で戦略を組み立てればいいだけなんですよね。
例えば、
・4時間足SMA20が横を向いたときは、ボラティリティが増大したらSMA20に向けて逆張り(±2又は3σ逆張り)
・先週週足の4本値の付近で短期足の反転でエントリー、その後増玉を50pip毎で試行
・ストップを狩る側に回る(1時間足の髭を造りに行く)
・キリ番指値逆張り
この辺が、私がよく用いている手法です。
よく世間一般で、「それじゃあ勝てないよ」って言われているやつですねww
ええ、そりゃあそうだ。トレンド相場でコレを運用し続けたら大変なことになる。
だって、止まるところで止まらないんだもの。
止まったところが新高値ですよ。
そして、そこを目指して買われてゆく。
高値更新したらそこが新高値。以下繰り返し。
そういうところで過去に何度もやらかしているからよくわかりますよ。
でも、上手くいく時もあるわけだ。そこを見極めて機械的に運用すればいいんだと身に染みて思います。
去年の暮れからボルマン本を読みながら始めたスキャルを始めたのですが、所謂ボルマン氏の手法というものは使っていません。むしろ、やるなって書いてあることをやっています。
EMA25のトレンドフォローや、レンジブレイクも彼の主観と趣向性によって書かれたものです。氏の研究と手法対しては多大なる尊敬と経緯を払うが、私にはほとんど合わない。
私もレンジブレイクは好きですが、マヨ晴れさんと同じく、リスク:リワードを求めて「抜けるところを捉える」のでちょっと違うんですよね。ダメだったらさっさと切ればいいので。
「ネックラインを引いてしまう」。「キリ番に気を付ける」。「強烈に買い(或いは売り)が入ったところを注視する」
これらって要は同じことだと思います。つまり、相場は今どこを目指しているのかを知るためにやることだと思うのです。
そのうえで、買われるならこんな形かな、とか売りが入ったらこんな形かな、ってイメージ出来ると思います。
てゆうか、イメージ出来なければトレードするべきではないと思います。それはシナリオや青写真がないという事だから、どこで抜けるかという計画も練られていない。この状態ではどれだけやっても勝てずに終わると思います。
そしてまた、当てる必要もない。特に私は当てられない。故に私は固定幅や長期ホールドを好みます。
でも、ガイドラインがないと迷子になっちゃうんですよね。
行先は買いか売りの2方向しかないのに迷子になるとはこれ如何に、って感じですが、多くの人の話を聞いていると実際にそうなっている方が多い。
「切るかホールドするか迷っている」みたいなことをよく聞きますからね。
結果は、利益か損失かの二通りしかないのだから、どっちでも予定通り、ってしとけばいいだけなんですけどね。
ともあれ、ガイドラインは必要ですね。
最も納得のゆくラインを引けたとき”迷いが晴れた”状態になるのかもしれませんね。
実は、どの価格でもいいんですけどね。
おつかれさまです。
そう、そう、そう。
Yuさんのコメントって「真理」を突いているものが多くて、創作創作意欲が掻き立てられます。
今回もスキャルピングの話から始まり、高度を上げたお話。
視座・視野・視点。
この3つの交わりを、ガイドラインにできれば、何をしてもいいと思ってます。
どんなやり方でも自分自身を納得させるロジックと信仰心があれば問題ないことは、FXを本格的にやる様になってよく分かりました。
でもね、単なる思い込みではなく確信しているテクニカルは…
1時間足。
コレは真理だと思う。
要するに、私達現代人は1時間刻みのスケジュールで行動する社会に生きているからだと思う。
20世紀から続く、この工業社会の基準の行動期間なんですよね。
今後、情報社会に於いてどうなるかはわからないけども
1時間足でわからないことなんてない。
ハッキリとそう思います。
今週もありがとうございました。
今週は天井圏のイメージが上手く掴めず、感情的な細かいトレードを繰り返してしまいました。
1番天井が200MAと100MA両方にタッチして12/20日銀会合高値付近までは来るだろうと考えていたので、3/1の戻り売りポイントでロングして損切りになったのをきっかけに、近視眼になり短期足をみて余計なトレードを繰り返してしまいました。3日にショートで50pips程とれたのですが、このトレードも計画性のないトレードで、結果的に勝てましたが納得度のない勝ちでした。
今週の反省としては、レジスタンスをゾーンとして捉えることができていなかったことです。100MA・200MA・日銀高値までは行くだろうという思い込みがありましたので、皆が意識する日足クラス節目は大体その付近で捉えることも必要だと思いました。その考え方があればダブルトップのイメージが持てたかもしれません。
もう1点の反省点としては、シナリオ立てがいい加減すぎたかなと思います。週明け時点で、とりあえず日銀高値くらいまで買っていけるかぁくらいしか考えてなかった気がするので、想定外に感情が乱されてしまいました。まさに動画内で仰っていたことですが、買いシナリオ・売りシナリオ・それ以外は何もしないを意識していきたいです。
そして想定外の時は一呼吸おいて丘の上から全体を俯瞰しシンプルにシナリオを立て直すようにしたいと思います。
もし今週のように感情が乱れた時はトレードから一旦離れてその日はチャートを一切見ないくらいが丁度いいのかもしれません。
今回のような感情になった時は「あわてないあわてない、ひとやすみひとやすみ」と唱えてチャートを閉じたいと思います。
おつかれさまです。
安値切上げはサポート・ゾーンが意識されて起こる。
高値切下げはレジスタンス・ゾーンが意識されておこる。
ラインも大切ですが、ゾーンも認識されてます。
買いたい、売りたい欲求を制するのにゾーンの考え方は有効です。