1Aug
レンジの渦の中は目線がコロコロ変わりやすく難しいが、レジサポはトレンド相場と同様に機能する。難しい相場だからこそ単純に考えたい。
レンジでもトレンドでもレジサポは効く。
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トレンド相場は売りと買いのどちらか一方にエネルギーが偏ってくれるが、レンジ相場は異なった目線の波が混在しているため、その偏りが短命、イメージするなら蚊取り線香の渦巻きのように、波のサイズが小さくなっていく感じ。
ダウ理論も大事だが、あまり大事にしすぎると混乱を招き、しまいにはご都合目線でトレードして痛い目にあう。そういう相場では単純にレジサポを見て逆張りチックにトレードする方がうまくいったりする。
レンジトレードの基本は上限ショート、下限ロングといわれるが、そこには必ずレジサポが存在するので、値動きをよく確認してラインからラインへトレードすればよい。
ユーロ円、上げ止まり、下げ止まりをしっかりジャッジする。
週足を見るとレジスタンス(W1-1)とサポート(W1-2)の間に何週間もいるのがわかる。それでも、値幅は十分あるので下位足でプランを立ててトレードしていく。
今週の作戦としては、サポート(H4-1)されてから高値安値を切り上げて上昇トレンドが発生しているので押し目買いゾーンAから直近高値(H4-4)までの上昇を狙う。
目標(H4-4)に到達後、高値安値を更新しない時点で、レンジの戦い方に変更するかノートレード。
レンジBを抜けたので、次のサポート候補Aまでの下落をねらう。
サポート候補Aで下げ止まれば、今度は買いを入れていく、目標はネックライン(H4-3)だが、今回はそこをスッポ抜けてレジスタンス(H4-4)まで上昇した。
30分足に日足ローソクを表示すると天井圏で丸2日かかっているのがわかる。中央の日足は十字ローソクとなり翌日の陰線を予兆しています。
高値と安値を更新できない時点でレンジの判断が可能なので、なるべく上から売る、下から買う、伸びたらもらうを心がけたい。
②は①押し目を受け、切り下げライン抜けロング
③押し目買い
④押し目買い(この波は高値更新せず、その後、安値も更新できずレンジへ)
⑤レンジなので上からショート、下からロング。
⑥天井付近買いポジの損切りを狙った飛び降りショートだが押し目買いゾーン(M30-2)に即突入なので欲張らず利確。
30分足ラス押し安値③からの売りと②買いとで攻防、目標(H4-4)に届いたあとなので売り優先で考える。
⑦レンジブレイクの飛び乗り買いがダマシになったところで売る。このポイントは天井圏買いポジ逃げ遅れ組が建値撤退した売りと重複するので下がっていった。
⑧4時間足サポート(H4-2)で下げ止まりを確認、ダブルボトムをつくってからの押し目買い。目標は⑦だが今回はそもまま上昇していった。
⑩4時間足レジスタンス(H4-4)で上げ止まりを確認してから、逆張りショート。
ユーロドル、レンジ内の押し戻しはフィボナッチ76.4%を意識する。
頭と尻尾だけの相場、この状態がしばらく続いている。1.080ラインはレンジ内のセンターラインとしてトレード基準にできる。
4時間足の戻り具合を見ると深いのがわかる。トレンドの押し戻しを測るのにフィボナッチを使うが、通常は50%や61.8%を目安として、その付近に水平線が引けるかどうかを見る。
ただし、レンジ相場での押し戻しは深いため76.4%という数字を使うことがある。今回の相場も76.4が効いていて、上からの波も、下からの波もそこで反転している。
②は①押し目を受け、切り下げライン抜けロング 。
③高値ブレイクアウト、ロング。
④押し目買い。
⑤押し目買い、ただしラス押し安値④をブレイクしているので注意。
⑥ラインブレイク、ショート。
⑦⑧切上げライン抜けショート。
⑨ローソク足が大きくなってからの押し目買い。
⑩下ヒゲだましを受けてロング。
⑪ハラミ上限抜け押し目買い。
12レジスタンス(H4-2)からの逆張り。
今日のまとめ
短期売買ではチャートから、売りと買いの勢力バランスを読み取ることが全てです。数時間、せいぜい今日一日の動きがわかればいいので、売りと買いのどちらが強いのか、又は売買バランスが崩れるポイントさえわかればワン・トレードで20ピプスやそこらは取れるはずです。スイングトレードをする場合(僕はしません)でも基本はおなじですが、短期売買になればなるほど、この技術が必要です。そういうことを重視したトレーニングさえやっていれば自然と勝てるようになると考えます。
◆お断り◆
この動画は教育目的で制作されたものです。相場についての個人の見解を過去のチャートから解説したものであり未来の利益を保証するものではありません。売買取引についての判断は一切行っておりませんので、投資をされる場合は、それに関わるリスクを十分に考慮の上、ご自身でご判断ください。
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コメント
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コメント (20)
★先生! 忘れ物です!
蚊取り線香の写真の下にクルミちゃんの動画ウインドウがありません!
よろしくお願い致します。
有難うございます。
あれっ?
今日は動画なしですか?
動画入れ忘れました
うーん。深い分析だなぁと思いながら見させていただきました。。
僕も個人用に「週刊俺なりのチャート分析!?」をはじめたのですが、録画用のソフトがいまいちなのか使い方がよくわかってないのかどうもクオリティーが低いんです(ToT)/~
もしよろしければ、録画ソフトでおすすめがあれば教えてくださいませ。
無料ならBandicamなんかが有名かもしれません。ググると色々出てくるので試してみてください。有料ならカムタジアが有名です。
おせわになります。
チャート解説時に 四角 や丸 の図形は ペイントで描いているのでしょうか?
それとも ソフト があるのでしょうか?
企業秘密でないようでしたら教えてくださいませんか^^;
チャートはmt4なんでしょうか?(MT5?)
よろしくお願いします。
http://mayohare-fx.com/trade-tools/
こちらでフリーソフトを紹介してます。MT5を使ってます。
ご案内ありがとうございます。
ラインオートコピー でOKでしょうか?
よろしくおねがいします。
四角や丸はskitchという無料のソフトか、動画編集ソフトの機能でFXトレードとは無関係の分野のものになります。MT5にも図形を描く機能がありますよ。
いつも 誠実 なアドバイスありがとうございます。
いつも勉強させてもらっています。
今回の動画は、観終わった後に一人でニヤニヤしていました。理由は、
ダウ理論の目線切り替えが迷晴れさんと同じであった事と、押し目買い、戻り売りのポイントが同じであった事、
提灯消し狼狽の舞での④エントリーポイントが見えた事です。
ですが、出来上がったチャートを後から見て、これらの事が見えてきたので、実際に右側にチャートが何も無い時には、見えていなかったと思います。ただ、1週間前の私にはこのようなチャートの見方をする事は出来なかったはずです。絶対にやってほしい目線の検証をまだ3年分しか終えていませんが、確実に成長してきている事が実感できた瞬間でした。このコメントを書きながらまだニヤニヤしています。
動画の中で予想外の上昇がありましたが、7月31日22:45分にシカゴ購買部協会景気指数の発表があったので、その影響かと思われます。
FXONからのお誘いすごいですね。我等の師匠はEA等の販売サイトからもオファーが来るほどの敏腕トレーダー、優良動画作成者、最高のコンテンツを誇るブロガーとして認められているという事ですね。
そんな、迷晴れさんに出会えて学べることに感謝しても足りないくらいです。
本当に至高の学習動画、ブログ記事をありがとうございます。
一歩づつチャートが見えるようになってきますよ(^^)見えなかったものが見えてくるのって楽しいですよね。FXONの件は、そんなたいしたことじゃないと思います。僕は今までブログランキングなどで外部からアクセスを集めることをしてこなかったんですね。理由は読者様の質を下げたくなかったからです。FXONさんの読者の質がどーなのか、少し気になるところです。
ブログランキング等を使用しない理由があったのですね。良いサイト、良いブログには、自然と人気が出て多くの人が集まる場所になります。そうなると、インターネットという匿名性が故に一部の悪いユーザーが訪問して来ます。FXONからのオファーの件は難しい問題ですね。私なら悩みすぎて、元から無い髪の毛が更に抜けそうです。
FXONからオファーがあっても無くても、私には迷晴れさんが最高のトレーダーである事には変わりありません。
いつも拝見させていただいております。
週間チャートは語るは、ユーロ円が主ですが、実際のトレードにおいても、ユーロ円のチャートのみをみて、ユーロ円をトレードされているのでしょうか。それとも、ユーロ円をトレードするにしても、他の通貨ペアのチャートも出して見て、トレードされているのでしょうか。
動画を拝見していると、チャートがどんな形になっても、利益が出せるようなので。1つの通貨ペアだけ見てトレードすれば、十分なような気もします。トレードする通貨ペアを決めて、トレードするので十分とお考えでしょうか。
それとも、ドル円、ポンド円、豪ドルのチャートも出して、チャンスを狙った方が良いでしょうか。
コメントをいただければ、幸いです。、
普段見ているチャートはユーロ円、ユーロドル、ドル円の3通貨で、主にユーロ円でトレードしています。ドル円は基本的にやってません。一日2~3回程度のトレードで30~50pipsも取れれば十分なのでユーロ円だけでもいいと感じています。
こんにちは。
毎週の動画配信ありがとうございます。
ユロ円で質問があります。
H4画にて、H4-1でサポされH4-4でレジされ下がりもせず上がりもしないレンジになると想定し、
またH4-4からH4-1のWボトムのネックまで下がると僕は思っていました。
なのでエントリー⑦は強力であろうH4-4を背景にレンジブレイク後の3波目で損切や新規売りが入るポイントで
優位性が高いと判断できエントリーしました。ここまでは自分的にokだと思いました(笑)
ですがエントリー⑧はH4-2での攻防後、レンジブレイク後の3波目というのは分かるのですが、僕は⑦からの波に対しての戻り売りポイントまでの上昇と見ていて売りだと思っていました(背景でH4-4レジがあったので)。
ですが買いの方が優勢だったようです(ToT)泣
よろしければ⑧の買いに関して優位性が高いと思うポイントを迷晴れさんの見解で教えてもらえれば幸いです。
まだ半年のひよっこですが、何卒よろしくお願いいたします。
レンジ相場ということで、単純に戻り売りVSH4-2サポートで、サポートが強いだろうと思ったからです。Wボトムのあと戻り売りが否定されたところ⑧からのエントリーです。
こんばんは。
返信ありがとうございます。
否定されたポイントを検証したいと思います。
また週刊チャートナビ楽しみにしています。
拝見させていただきました。
レンジを渦に例える考え方は、私の中でブレイクスルーになるかもしれないと感じました。
チャートの解説をうかがっていると、独立コンテンツとはまた違った味わいです。
じんわりとお話しの内容がしみてくるように、少しずつ理解が進んで行きます。
素晴らしい気付きをありがとうございました。