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週刊チャートナビ（2022.06.20～2022.06.24)は、ドル円、ユーロドル、ユーロ円の主要三通貨ペアの一週間を振り返ったチャート考察です。

ドル円

今週の見通し

概要

2002年高値に６月足がアタック中。

• 2002年高値から調整で売られたが、17日金曜の日銀金融政策会合を受け円安続伸、2002年高値に２回目のアタック中。
• 2002年高値下に数日かけて２番天井レンジをつくるかも。

売り手の注目

2002年高値で先週陽線終値がクローズ。

買い手の注目

• 日銀の金融政策会合で大規模緩和継続が決定。
• 週足・日足クラスが上昇トレンド中。
• 先週陽線が下髭ピンバー。

TR：先週高安

4時間足ベアの視点：2002年高値Wトップ狙い。①２番天井圏（ネックラインと2002年高値）のなかの動きをショート。②２番天井形成後、先週安値へ向けてショート。

4時間足ブルの視点：2002年高値更新狙い。①２番天井圏（ネックラインと2002年高値）のなかのロング。②2002年高値Wトップ崩れでロング。③2002年高値更新後はトレンド・フォロー。

今週の値動き

2002年高値を火曜大陽線がブレイクしたが押し目買いは不発。火曜陽線を割り込んだが、これ以上は売られずに金曜にWボトムを形成。2002年高値を巡る攻防が続いている様子。

毎日の見通し

06/20月曜 米休場

• 2002年高値に２回目のアタック中。
• ２番天井をつくるなら、早めにネックラインの当たりをつけたい。

１時間足ベアの視点：先週高値への上値試しから、下値試しのショート。

１時間足ブルの視点：金曜陽線の押し目買い。

06/21火曜

前日は陽線コマ足、2002年高値でレジスタンスされた。

１時間足ベアの視点：前日高値への上値試しから前日安値抜きのショート。

１時間足ブルの視点：①前日安値を割り込めば、金曜陽線の押し目買い検討。②前日高値ブロックの崩れで先週高値抜きのロング。

06/22水曜 22:30 パウエルFRB議長発言

2002年高値を前日陽線が完全ブレイク。

１時間足ベアの視点：Wトップから前日陽線の押し目をつける動きをショート。

１時間足ブルの視点：2002年高値更新を根拠にロング。①電車道をロング。②前日陽線の下値試しから押し目買い。

06/23木曜 23:00 パウエルFRB議長発言

2002年高値をブレイクさせた火曜陽線の押し目を探る動きのなか。

１時間足ベアの視点：火曜高値に２番天井をつくればショート検討。

１時間足ブルの視点：火曜陽線の押し目買い。プルバック完了後にロング。

06/24金曜

2002年高値抜きの安値135.0を割り込んだが、前日陰線終値は135.0でサポート。

１時間足ベアの視点：135.0割れを根拠に、ＮY時間の急落波を戻り売り。

１時間足ブルの視点：先週高値更新を根拠に①前日安値切上げでロング。②NY時間の急落波戻り目崩れでロング。

毎日の値動き

06/20月曜

本日は米休場、2002年高値に２番天井形成待ちでノートレード。

06/21火曜

東京時間、2002年高値のブロックを注視。

ロンドン初動、2002年高値ブロック上抜けで青１ロング（失敗なら135.0割れでリカバリー・ショート）

NY時間、15分SMA21の反発で買いポジをホールド。

翌日の東京時間、15SMA21のサポレジ転換をみてプルバック前にアウト。

06/22水曜

東京時間、１時間SMA21反発からの安値切上げで青１押し目買い。

ロンドン時間、高値更新失敗で損切り。

NY時間、押し目待ちでノートレード。

06/23木曜

東京時間、戻り目への上値試しを受け、前日安値へ赤１戻り売り、2002年高値反発でアウトして押し目形成待ち。

ロンドン時間、2002年高値Wボトムでの青１押し目買いは失敗して損切り。

NY初動、赤１リカバリー・ショートは134.5サポートでアウト。

06/24金曜

東京時間、前日陰線戻り売りは2002年高値反発がＶ字になってしまい見送り。

ロンドン時間、前日安値134.5Wボトム、＋１時間足サポートで青１ロング。

NY時間、2002年高値に頭を押さえられて撤退。

ユーロドル

今週の見通し

概要

2016年安値で下値が止まってる。

2016年安値にWボトム形成中、２番底へ下値試し中。

売り手の注目

日足クラスの下降トレンド。

買い手の注目

• 2016年安値Wボトム。
• ４時間足クラスはアゲダウ。

TR上段㊤：６月暫定高値

TR中段：先週高安

TR下段㊦：2016年安値

4時間足ベアの視点：日足クラスの下降トレンド継続狙い。①先週高値への上値試しから先週安値へショート。②先週底値への下値試しからの上昇３波失敗で2016年安値へショート。②先週安値まで売られてのWボトム崩れで2016年安値抜きショート。

4時間足ブルの視点：2016年安値Wボトム完成狙い。①先週底値への下値試しから上昇３波を６月高値へロング。②先週安値まで売られてWボトムをつくればロング。

今週の値動き

日足クラスの下降トレンドと2016年安値Wボトムが攻防、先週高値1.06下に安値切上げの△持ち合いを形成。

毎日の見通し

06/20月曜 米休場

2016年安値の２番底への下値試し、３波の押し目を探る動きのなか。

１時間足ベアの視点：３波押し目崩れで、先週安値へショート。

１時間足ブルの視点：金曜安値への下値試し完了から３波押し目買い。

06/21火曜

• 先週底値への下値試しから３波ロングは失速、高値を切り下げた。
• 6/16陽線に孕まれ高値切下げ＋安値切上げの△持ち合いへ移行。

１時間足ベアの視点：6/16高値＋先週高値まで買われればショート検討。

１時間足ブルの視点：6/16安値まで売られればロング検討。

06/22水曜 22:30 パウエルFRB議長発言

• 先週高値裏ネックまで買われて反発。
• 6/16陽線ハラミ足＋３。

１時間足ベアの視点：先週高値切下げWトップで1.045へショート。

１時間足ブルの視点：前日高値Wトップ崩れで先週高値抜きのロング。

06/23木曜 23:00 パウエルFRB議長発言

先週の底値が意識され、金曜安値から前日安値へ切上げて、その後、先週高値まで買われた。

１時間足ベアの視点：先週高値でレジスタンスされればショート。

１時間足ブルの視点：①前日上昇波を先週高値へ押し目買い。②先週高値Wトップ崩れで６月高値Wネックを目安にロング。

06/24金曜

先週高値1.06高値下に安値切上げの△持ち合いが続く、2016年安値を再び試す可能性もある。

１時間足ベアの視点：先週高値レジスタンスを根拠に①前日安値の押し目崩れで先週安値へショート。②先週高値でレジされればショート検討。

１時間足ブルの視点：今週の安値切上げを根拠に①前日安値サポートで先週高値へ押し目買い。②先週高値のブロック崩れでロング。

毎日の値動き

06/20月曜

東京時間、先週安値切上げで青１押し目買い。

ロンドン時間、高値更新失敗で撤退。

NY時間は米休場でノートレード。

06/21火曜

ロンドン初動、東京高値抜き黄１ロングは、押し目から離れすぎてしまい見送り。

06/22水曜

東京時間、△持ち合い安値を試す動きで下落。

ロンドン時間、金曜安値からの安値切上げを確認。

NY時間、逆三尊ネック抜けで青１ロング、先週高値で半決済。

翌日の東京時間、上値試し反発を受け全決済。

06/23木曜

東京時間、買い手の弱さを確認。

ロンドン初動、天井ネック抜けで赤１ショート、前日安値への下値試し、15分ピンバーをみてアウト。

NY時間は押し目待ちでノートレード。

06/24金曜

ロンドン時間、△持ち合い安値への下値試し待ち。

NY時間、△持ち合い安値への試しが不明瞭でロングは見送り。

ユーロ円

今週の見通し

概要

2015年高値を先週陽線が更新したが、ドル円の2002年高値に上値を押さえられてる。

５月安値起点上昇波半値附近で押し目買いされ６月高値を目指す流れのなか。

売り手の注目

• ドル円2002年高値レジスタンンス。
• 日銀の政策変更はなし。

買い手の注目

• 日足クラスの上昇トレンド中。
• 先週陽線ピンバー＋終値が2015年高値141.0を更新。

TR上段㊤：６月暫定高値

TR下段：先週高安

4時間足ベアの視点：①６月高値Wトップで2015年高値141.0へショート。②６月高値から先週高値へ切り下げれば先週安値へショート。

4時間足ブルの視点：①先週ピンバーを根拠に６月高値２番天井へロング。②先週安値付近まで売られればロング検討。

今週の値動き

６月高値にWトップ２番天井を形成。

毎日の見通し

06/20月曜 米休場

金曜大陽線から６月高値へ向け買われてる途中だが、６月高値から先週高値への切下げに注意！

１時間足ベアの視点：６月高値から先週高値への切下げ確認後にショート。

１時間足ブルの視点：①金曜大陽線への下値試しから押し目買い。②先週高値ブロックの上抜きで６月高値へロング。

06/21火曜

前日陽線終値は先週高値でレジスタンス。

１時間足ベアの視点：先週高値付近でレジスタンスされれば、金曜大陽線の　 押し目をつける動きをショート。

１時間足ブルの視点：①金曜大陽線の押し目形成から先週高値へロング。②先週高値ブロック崩れで６月高値へロング。

06/22水曜

先週高値をブレイク、６月高値目前まで円売りされた。

１時間足ベアの視点：前日大陽線の押し目をつける動きをショート。

１時間足ブルの視点：前日大陽線を押し目買い。①１時間SMA21②143.0付近が押し目候補。

06/23木曜

６月高値に２番天井を形成中。

１時間足ベアの視点：６月高値２番天井形成後に先週高値へショート。

１時間足ブルの視点：①先週高値まで売られれば押し目買い検討。②６月高値Wトップ崩れでロング。

06/24金曜

• 火曜大陽線安値＋先週高値142.0の押し目候補を下抜けたが、前日陰線終値は142.0でサポートされた。
• ６月高値売りと先週安値に挟まれ持ち合うかも。

１時間足ベアの視点：①前日陰線Nボックス（142.5から141.5）で戻り売り。②143.0付近を試せばショート検討。

１時間足ブルの視点：①前日安値から切上げればロング。②前日陰線Nボックスの戻り目崩れで143.0へロング。

毎日の値動き

06/20月曜

東京・ロンドン時間は、先週高値のレジスタンスを様子見。

NY時間、先週高値を上抜き始めたが、米休場でノートレード。

06/21火曜

ロンドン初動、先週高値付近Wトップ崩れで青１ロング、15分SMA21ペースの電車道に移行。

NY時間、４時間足５本目のクローズでアウト。

06/22水曜

東京時間、Wトップ２番天井ネック割れで赤１ショート、143.0サポートでアウト。

ロンドン時間、143.0サポートで青１押し目待ち。

NY時間、５本目の４時間大陽線クローズでアウト。

06/23木曜

東京時間、６月高値Wトップ２番天井ネック抜けで赤１ショート。

ロンドン初動、先週高値の強反発15分ピンバーをみてアウト。

NY時間、先週高値の押し目崩れでノートレード。

06/24金曜

東京時間、戻り目が不明瞭で戻り売りは見送り。

ロンドン時間、前日安値141.5Wボトム、１時間足サポートで青１ロング。

NY時間、先週高値で押し目買いされ、５本目の４時間足クローズでアウト。

今週の視点

ドル円攻略ポイント

今週の攻略ポイントは、2002年高値をブレイクさせた21日大陽線の解釈。

最近はお昼のワイドショーでも「20年ぶりの円安」が話題になってるくらい。2002年高値の節目は世界のトレーダーに注目されているのでブレイクの判断もマチマチでしょう。

日足が１本抜けたくらいじゃブレイクとみなさない人もいれば、21日足は150ピプスも抜けたのでブレイクとみなす人もいるでしょう。

期待感から「思い込みバイアス」がかかりやすい局面なので、わからないことは、わからないままにして事実についていきます。

ボクは2002年高値を21日陽線が150ピプス上抜けたので、押し目を拾って２回損切りになりました。

２回目はショートでリカバリーできましたが、これは、買い目線で押し目を拾うからこそ、押し目が崩れるポイントがわかるというものです。

上か下かの見解がわかれる局面だからこそ、目線を固定しておかないと往復ビンタを喰らいます。

ユロドル攻略ポイント

今週の攻略ポイントは、先週高値下のレンジ化に早く気づくこと。

2016年安値にWボトム２番底を形成中。しかしながら、日足クラスの下降トレンドが２番底を崩す可能性も残る局面、先週の底部からの買いが弱ければレンジ化しそうな局面でした。

20日ロングの失速でレンジを疑い始め、22日の安値切上げでレンジを確信。その後、レンジの戦術でトレードしました。

レンジ幅が100ピプス以上もあるのでスケベ心が湧いてくると負けやすい局面ですね。

ケーススタディ

今週中の動画「相場をかたまりで観る」に秀逸なコメントが寄せられたのでご紹介します。

究極シンプルに考えると、かたまりの外なのか、内なのか、ただそれだけ。

ろいや丸FXさん

なかなか、核心を突いてるなぁ、と感じました。

解るとは分けること。

トレンドフォロー・レンジブレイク・トレンド転換など、基本的なトレード手法はいくつかありますが、すべて「かたまり」の内と外で区別できます。

上昇トレンドフォローは下位下降トレンドと上位上昇トレンドの△持ち合い（かたまり）

レンジブレイクは上下限の間が持ち合い（かたまり）

上昇トレンドへの転換はWボトムのなかが持ち合い（かたまり）

結局、どの手法でもエントリーは「持ち合い放れにつけ」でいいわけです。

つまり、かたまりの内と外を区別できるまで、かたまるのを待てば、相場がやさしくなります。

今週のドル円でボクは2002年高値下の「かたまり（白）」を注視しました。

この間、トップガンを見てきたばかりなので、空母から戦闘機を射出するカタパルトに見えました。

この「かたまり」は2002年高値が意識されつくられたのは明らかなので、これが上に破られれば、売りポジの決済を燃料に先週高値を抜くかもしれないと考え、実際、21日は150ピプスの大陽線になりました。

また、上抜けがフェイクになっても、135.0下に損切りを設定すれば傷は浅いです。

これと反対に、上手くかたまらなかったのは、21日大陽線後の押し目候補への下位足下降トレンドです。

下降チャネルをつくらなかったので、23日のロングは２番底で買うしかありませんでした、その結果、あえなく損切り。

もし、明瞭なフラッグの高値を抜けたなら、押し目買いの成功率はグッと上がったはずです。

前述した理由でユーロドルは安値切上げの△持ち合いになりました。

値幅のあるレンジ相場は「大きなかたまり」とみることができますが、そのなかに「小さなかたまり」でつくられるので、22日の逆三尊天井と、22日から23日にかけてのＷトップからトレードできました。

チャートをみて、かたまりの分けられないときは、無理にわかろうとせず、かたまるのを待って持ち合い放れにつけばいいんです。

来週の攻略ヒント

概要

• 2002年高値を巡りブルベア攻防中、2002年高値を火曜大陽線がブレイクしたが、先週コマ足の終値は2002年高値でレジスタンス。
• ６月足終値が2002年高値をブレイクできるかを注視。

ベア派

• 先週陽線終値は2002年高値をノーブレイク。
• 日銀＋黒田総裁発言に注意。
• 2002年高値レジスタンスに注目。①三尊天井、または、先週高値Wトップでショート。②先週安値割れで下降３波戻り売り。

ブル派

• 週足・日足クラスが上昇トレンド継続中で高値を更新済。
• 円安継続狙い。①２週前安値上昇波を先週高値へ押し目買い。②先週高値Wトップ崩れでロング。

概要

先週は日足クラスの下降トレンドVS.2016年安値Wボトムの攻防で安値切上げの△持ち合い中。

ベア派

• 日足クラスの下降トレンドに注目。
• 日足下降トレンド継続、2016年安値Wボトム崩れ狙い。1.06下△持ち合い決着を下位足でみて２週前安値へショート。

ブル派

• 2016年安値のWボトム＋４時間足クラスのアゲダウに注目。
• 2016年安値Wボトム完成狙い。①1.06下△持ち合い決着を下位足でみて1.06抜きロング。②先週安値付近でWボトムになればロング検討。

◆お断り◆
この動画は「学習」を目的に制作されたものです。個人の見解を過去のチャートから解説したものであり、未来を予想したり、利益を保証するものではありません。

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