4Dec
週刊チャートナビ(2021.11.29~2021.12.03)は、ドル円、ユーロドル、ユーロ円の主要三通貨ペアの一週間を振り返ったチャート考察です。
ドル円
今週の見通し
概要
2018年高値更新後の金曜暴落を受け、日足チャートRSI(14)がダイバージェンス、日足クラスの変形Mトップを疑える、これに対して、日足クラスの押し目買い、日足押し目ボックス×日足100日移動平均線が迫る。
- 11月足の2018年高値の更新は難しそう、10月+11月と2ケ月連続レジスタンスか?
- 金曜暴落戻り売りVS.日足クラスのラス押し安値(3週前安値)サポート。
- 週足SMA21(100日移動平均線)付近の押し目ボックスは日足クラスの押し目候補になりうる。
売り手の注目
- 2018年高値の週足レジスタンス。
- 4時間ラス押し安値(2週前安値)を下方ブレイク。
買い手の注目
- 2018年高値更新とみて日足ラス押し安値(3週前安値)のサポートに注目。
- 週足SMA21(100日移動平均線)サポートで日足Mトップをひっくり返す可能性もある。
TR上段㊤:先週高値
TR中段:2018年高値114.5と日足ラス押し安値(3週前安値)
TR下段㊦:10月安値+日足押し目ボックス安値
4時間足ベアの視点:日足クラス変形Mトップ完成狙い。金曜陰線の戻り売りで日足ラス押し安値(3週前安値)を抜きを狙うが、下に日足クラスの押し目候補がある。
4時間足ブルの視点:日足ラス押し安値(3週前安値)付近のサポートから、2018年高値へ上値試しロング、下に割り込めば、下げ止まり確認後に天井試しロング。
今週の値動き
先週金曜急落戻り売りは日足ラス押し安値+ネック(3週前安値)でサポート、木曜まで底値を固めた。金曜、米雇用統計後に売られ、週足終値は3週前安値でサポート。
毎日の見通し
11/29月曜
金曜大陰線が基準。日足ラス押し安値(3週前安値)に押し目形成の可能性アリ。
1時間足ベアの視点:金曜陰線戻り売り、戻り目候補は1時間SMA21×2週前安値。
1時間足ブルの視点:①金曜陰線の戻り目崩れで114.5へロング。②先週安値Wボトムを待ってロング検討。
11/30火曜 24:00 パウエル議長発言
日足クラスの押し目候補(先週安値)に強い反発を確認、先週安値Wwボトムやフラッグになる可能性も考慮しておく。
1時間足ベアの視点:金曜陰線戻り売り、戻り目候補は前日高値114.0から114.5の間。
1時間足ブルの視点:①先週安値への下押しから114.5目安にロング。②先週安値まで売られればWwボトムに対応。
12/01水曜 22:15 米ADP雇用統計 24:00 米ISM製造業景況指数 24:00 パウエル議長発言
NY時間、3週前安値反発から急騰、前日陰線終値は先週安値の上でクローズ。
1時間足ベアの視点:急騰高値付近でレジされれば先週安値へショート、下抜けば、3週前安値へ利を延ばす。
1時間足ブルの視点:①先週安値サポート(安値キリアゲ)で急騰高値へロング。②3週前安値Wボトムでロング検討。
12/02木曜
急騰高値付近から3週前安値へ戻り売られた、4時間SMA21レジスタンスが機能するかも。
1時間足ベアの視点:①4時間SMA21で2回目の反発、3週前安値Wボトム崩れ狙いで9月高値112.0へショート。②3週前安値サポート崩れで9月高値112.0へショート。
1時間足ブルの視点:①3週前安値Wボトムで前日高値へロング。②9月高値112.0まで売られれば上値試しのロング検討。
12/03金曜 22:30 米雇用統計
3週前安値で3日連続サポート、火曜ハラミ足+2。
1時間足ベアの視点:①3週前安値サポート崩れで9月高値112.0へショート。②火曜高値付近でレジされれば下押しショート検討。
1時間足ブルの視点:①3週前安値サポートへの下押し、または、1時間キリサゲL抜けで火曜高値目安にロング。②9月高値112.0まで売られればロング検討。
毎日の値動き
11/29月曜
東京時間、1時間SMA21の2回目反発で赤1ショート、一時的に含み損になったが先週安値到達でアウト。
ロンドン時間、安値を切上げたが、前回高値目前で黄1ロングは見送り。
11/30火曜
東京時間、月曜高値にキリサゲMトップ×フラッグ安値抜けで赤1戻り売り、先週安値で半決済。
ロンドン時間、3週前安値(目標値)でアウト。
NY時間、3週前安値(目標値)下の動きをダマシ安値とみて1時間足陰線高値抜けで青1ロング、パウエルFRB議長発言で急騰、フラッグ安値反発でアウト。
12/01水曜
東京時間、先週安値に15分Wボトムを確認後、ピンバー高値抜けで青1ロング、2週前安値到達でアウト。
ロンドン時間、東京時間に1時間SMA21が機能したため、2週前高値15分Mトップでの戻り売りは見送り。
NY時間、1時間SMA21に赤1の揉み合い発生。揉み合い安値抜けショート、パウエル議長会見前にアウト。
12/02木曜
東京時間、戻り待ち。
ロンドン時間、4時間SMA21の2回目反発で赤1戻り売り。
NY時間、3週前安値を更新できずアウト、その後、3週前安値Wボトム2番底への下押し黄1ロングは高値を切下げていたため、深夜に底意抜けるリスクから見送り。
12/03金曜
東京時間、113.0へ下値試しで15分足Wボトムを確認、1時間キリサゲL上抜けで青1ロング。
ロンドン初動、113.5で反発、1時間キリサゲLを試す動きになるので建値撤退して米雇用統計待ち。
NY時間、雇用統計の下振りからの直近高値抜けで青2ロング、2週前安値にレジスタンスされ微損。
2週前安値のレジスタンスに自信が持てず、その後の下落は取れなかった。
ユーロドル
今週の見通し
概要
週足クラス押し目ボックス安値付近で強反発、先週足がピンバーになって、4時間ラス戻り高値付近へで戻した。
売り手の注目
- 日足+4時間クラスが下目線。
- 4時間ラス戻り高値×日足SMA21の11月陰線戻り売り候補に注目。
買い手の注目
先週のピンバー、週足クラス押し目ボックス安値付近の強反発に注目。
TR上段㊤:2週前戻り高値
TR中段:4時間ラス戻り高値1.137と先週安値(週足クラス押し目ボックス安値)
TR下段㊦:1.11
4時間足ベアの視点:①4時間ラス戻り高値1.137付近から11月陰線戻り売り、日足SMA21が絡むかも。②2週前高値まで買われればショート検討。
4時間足ブルの視点:①4時間ラス戻り高値1.137付近の戻り目崩れで2週前高値へロング。②先週安値への戻り売りを受け、先週安値付近Wボトム、または、2週前安値逆三尊右肩で4時間ラス戻り高値1.137へロング。
今週の値動き
4時間ラス戻り高値1.137が意識され、週足押し目ボックス安値(先週安値)からのロング組と攻防。
木曜から売られ始めたが、火曜はらみ安値からの押し返しが想定外に強く、金曜の米雇用統計後も浮動してしまった。
毎日の見通し
11/29月曜
先週高値、または、4時間ラス戻り高値1.137が戻り目候補。
1時間足ベアの視点:①先週高値レジスタンスで下値試しのショート。②本命の戻り売りは4時間ラス戻り高値をみている。
1時間足ブルの視点:①金曜陽線押し目買い、下値試しから先週高値ヘロング、上抜けば、4時間ラス戻り高値1.137へ。
11/30火曜 24:00 パウエル議長発言
先週高値からの金曜陽線の下押しがあり、2週前安値付近にWボトムを形成。
1時間足ベアの視点:①前日の押し目Wボトムが崩れれば先週安値2番底へショート。②先週高値まで買われてレジされればショート検討。
1時間足ブルの視点:先週安値逆三尊天井狙いで金曜陽線押し目買い、前日のWボトムを押し目にに先週高値へロング、上抜けば、4時間ラス戻り高値1.137へ利を延ばす。
12/01水曜 22:15 米ADP雇用統計 24:00 米ISM製造業景況指数 24:00 パウエル議長発言
NY時間、4時間ラス戻り高値(目標値)から急落、2週前安値で反発して大きく戻された。
1時間足ベアの視点:日足クラス戻り売り。4時間ラス戻り高値付近から2週前安値へショート。
1時間足ブルの視点:①1.130付近への下押しがあれば4時間ラス戻り高値(前日高値)へロング。②2週前安値まで売られれば先週安値キリアゲのロング検討。
12/02木曜
4時間ラス戻り高値付近に戻り目を形成中。
1時間足ベアの視点:4時間ラス戻り高値付近から日足クラス戻り売り。①前日高値への上値試しから2週前安値1.125へショート。②前日安値付近×4時間SMA21サポート崩れで2週前安値1.125へショート。
1時間足ブルの視点:①4時間ラス戻り高値崩れ狙い、前日安値付近×4時間SMA21サポートで前日高値へロング。②2週前安値1.125まで売られればロング検討。
12/03金曜 22:30 米雇用統計
4時間ラス戻り高値の戻り目から売られ始めた。
1時間足ベアの視点:前日高値ネックへの上値試し、または、1.13付近揉み合い安値抜けで火曜安値へ戻り売り、下抜けば先週安値へ利を延ばす。
1時間足ブルの視点:①4時間ラス戻り高値戻り目崩れ狙い。前日高値ネック付近の戻り目崩れ、または、戻り売りを受け安値を切上げれば、4時間ラス戻り高値へロング。②火曜安値付近まで売られればロング検討。
毎日の値動き
11/29月曜
東京時間、先週高値Mトップにならず押し目候補までのショートは見送り。
NY時間、15分Wボトムをつくるも、深夜でロングは見送り。
11/30火曜
東京時間、前日安値Wボトムを金曜陽線の押し目とみて、15分SMA21反発で青1ロング。
ロンドン時間、先週高値を更新、4時間ラス戻り高値(目標値)到達でアウト。
NY時間、4時間ラス戻り高値(目標値)にダマシ高値とみて1時間足陽線安値抜けで赤1ショート、パウエルFRB議長発言で急落、2週前安値反発でアウト。
12/01水曜
ロンドン初動、前日高値付近の15分ピンバー安値抜けで赤1ショート、1.13に阻まれ、NY時間の指標前に撤退。
NY時間、ADP雇用統計で4時間ラス戻り高値ミニネックを試したが、4時間SMA21サポートのリスクから黄1ショートは見送り。
12/02木曜
東京・ロンドン時間、4時間SMA21反発から前日高値への戻り待ち。
NY時間、1.135Mトップ×15分SMA21割れで赤1戻り売り、このショートは伸びるかもしれずホールド。
翌日のロンドン時間、安値キリアゲでアウト。
12/03金曜
東京時間、1.13揉み合い安値抜けで赤1ショート。
ロンドン時間、安値キリアゲで撤退して米雇用統計待ち。
NY時間、米雇用統計、前日高値ネックへの試しで赤2ショート、先週足ピンバー+火曜はらみ安値の影響か、戻り売りされず1.13上抜けで撤退。
ユーロ円
今週の見通し
概要
- 2021高値を頂点に高値キリサゲのMトップを形成中。
- 日足ネックライン+週足押し目ボックス高値付近に到達。
10月高値2番天井からの売りVS.128.0日足ネックライン+週足押し目ボックス高値のWサポート。
売り手の注目
週足チャネル安値を週足終値がブレイク。
買い手の注目
128.0日足ネックライン+週足押し目ボックス高値127.5のWサポート。
TR上段㊤:130.0戻り高値
TR中段:先週高値と週足押し目ボックス高値127.5
TR下段㊦:週足押し目ボックスFB61.8%126.38
4時間足ベアの視点:①金曜陰線戻り売りで日足ネックのブレイクを狙う。②先週高値まで買われればショート検討。
4時間足ブルの視点:①週足押し目ボックス高値付近サポートで先週高値へロング。②週足押し目ボックス高値サポートを下に割れば戻りをロング。
今週の値動き
何度か戻り売りがされたが、週足押し目ボックス高値127.5の壁が厚く、金曜の米雇用統計後も下抜けず、週足終値は127.5でサポートされた。
毎日の見通し
11/29月曜
日足クラスのネック+週足押し目ボックス高値127.5付近のサポートに注目。
1時間足ベアの視点:金曜陰線戻り売り。128.5が戻り目候補。
1時間足ブルの視点:先週安値、または、127.5達成からの戻りをロング。
11/30火曜
127.5週足押し目ボックス高値127.5で強反発。
1時間足ベアの視点:前日高値128.5レジスタンスで127.50へ戻り売り。
1時間足ブルの視点:127.5への下値試しから128.5へロング。
12/01水曜
週足押し目ボックス高値127.5にWボトム完成、しかし、底値固めに一回り大きなWボトムが必要かも。
1時間足ベアの視点:128.5付近で上げ止まれば127.5へショート。
1時間足ブルの視点:127.5付近まで売られればネックラインへの戻りをロング。
12/02木曜
週足押し目ボックス高値127.5で反発、底値固め中。
1時間足ベアの視点:①前日陰線を127.5へ戻り売り。②4時間キリサゲL×128.5まで買われればショート検討。
1時間足ブルの視点:①127.5反発で仮ネックまでロング。②127.5にWwボトムを待って水曜高値へロング。
12/03金曜
日足ネックライン+週足押し目ボックス高値127.5で底値固め中、水曜陰線がハラミ足+1。
1時間足ベアの視点:①127.5サポート崩れで127.0へショート。②4時間キリサゲLでレジされればショート検討。
1時間足ブルの視点:127.5Wwボトムを待って水曜はらみ高値へロング。
毎日の値動き
11/29月曜
東京時間、128.5でMトップにならずに売られ始めショートできなかった。
ロンドン時間、127.5週足押し目Nボックス高値の強反発を確認したが、黄1ロングは戻り売りリスクから見送り。
11/30火曜
東京時間、前日高値128.5Mトップで赤1ショート。
ロンドン時間、15分SMA21上抜け×安値キリアゲで撤退、NY時間に売られた。
12/01水曜
東京時間、上昇波上げ止まり待ち。
ロンドン時間、先週高値ネック付近の上げ止まりを確認。
NY時間、東京高値ネックを下抜けたが、下げ幅なくショートは見送り。
12/02木曜
東京時間、127.5反発×15分SMA21上抜きで青1ロング。
ロンドン時間、Mトップ×15分SMA21割れでアウト。
NY時間、水曜陰線の半値で上げ止まったが、下げ幅が無くショートは見送り。
12/03金曜
東京時間、127.5からの安値キリアゲを確認。
ロンドン初動、急騰後に押し目を付けたが、中途半端に上昇してしまったので、黄1ロングは見送って米雇用統計待ち。
NY時間、米雇用統計は下振りからの上値試し、水曜高値ネック×4時間キリサゲL反発で赤1ショート、4時間陰線クローズでアウト。
今週の視点
ドル円攻略ポイント
2018年高値抜けはRSI(14)では”ダイバージェンス”しているので変形Mトップを疑いました。
今週の攻略ポイントは3週前安値をVIPレートと認知できること。
この3週前安値は日足Mトップのネックラインであり、日足のラス押し安値。つまり、日足トレーダーの目線変更レートです。
9月高値下は押し目ボックス×100日移動平均線もあるので、3週前安値を割ってもズンズン下がるかは疑問ですが、今週一番のVIPレートでした。
3週前安値を今週のVIPレートとみていたので、30日安値付近のダマシ安値確定でロング。前回動画でご紹介したH氏トレードのような、VIPレート(アゲ顔チャート)×経済指標・要人発言のコンボです。
金曜日、米雇用統計後の急落は2週前安値の反発に自信がなくショートできなかった。
ユロドル攻略ポイント
ラス押し安値をブレイクさせたベア派ショートを、押し目ボックス安値のブル派ロングでどう受けるかという局面でした。
今週の攻略ポイントは押し目ボックス安値サポートの強反発(先週足ピンバー)と、4時間ラス戻り高値レジスタンスを意識できること。
先週高値ではなく4時間ラス戻り高値1.137を本命の戻り目候補としたのは、4時間足トレーダーにとって最後の砦だからです。
4時間ラス戻り高値を今週のVIPレートとみていたので、30日高値のダマシ高値確定でショート。ドル円同様、VIPレート(サゲ顔チャート)×経済指標・要人発言のコンボです。
金曜、雇用統計後の下げ渋りは、先週足ピンバー+火曜はらみ安値が意識されたのでしょうか。
ケーススタディ
トレードのプランを考えるときに”目線づけ”は欠かせません。
結局、論理的な目線付けができないと一貫性が担保できず、勝っても負けても”ギャンブルもどき”から抜け出せません。
目線づけを論理的にするには”ダウ理論”を用います。
これが単一チャートなら簡単なんですが、複数の時間足を同時にとなると一気に難しくなるわけです。
しかも、時間足ごとに目線が異なるなんて普通です。
でも、これができるようになれば、中期足の押し目候補まで、短期足の下降トレンドを戻り売り、なんてトレードができるようになります。
ゴールは”複数時間足の複合的な目線づけ”をマスターすること。今回は、そうなるプロセスにおいて助けになるだろうコツをお伝えします。
先に答えを言いますが、その方法は簡単です。
週明けに、4時間足をみて”今週のVIPレート”を1本引くだけです。
これがウイクリーな基準レートになります。
このVIPレートを基準にすると、①VIPレートへの試しをショート。②VIPレートのサポートでロング。③VIPレートのブレイクでショート。
この3プランが考えられ、これを毎日のトレードに落とし込みますが”本質”は何も変わりません。
月曜、火曜、水曜、木曜の赤1ショートは全て①VIPレートを試すショート。
火曜青1は②VIPレートのサポートでロング、金曜青1と2も②を意識しましたが高値を上抜けず、逆に売られてしまいました。
今週のユロドルのVIPレートは週足押し目ボックス高値のサポートと4時間ラス戻り高値のレジスタンスです。
先週高値より4時間ラス戻り高値を重視したのは、先週高値を上抜いても4時間足トレーダーは下目線のままだからです。
ところが、この4時間ラス戻り高値に至るまでに、1時間足以下のトレーダー目線は下目線から上目線にコロコロと変わります。
1時間足トレーダーなら23日高値を26日陽線終値が更新した時点で上目線、15分足や5分足トレーダーはもっと早いタイミングで上目線になってます。
今週、月曜時点の目線は、日足は下、4時間足は下、1時間足は上、15分足は上、これ全部正解。
つまり、日足+4時間足VS.1時間以下(黒幕に週足クラス)という勢力図になります。
なんかややこしいんですが、今週のVIPレートのレジスタンス側は4時間ラス戻り高値1.137なので、このビッグ・ボスを基準に考えれば簡単です。
プランは①VIPレートに引きつけて売る。②ネックブレイクすれば3波を売る。③VIPレートへの試しを買う。
火曜曜ロングは③VIPレートへの試し。
火曜1、水曜1、木曜1、金曜2の赤ショートは①VIPレートに引きつけて売り。
金曜赤1は②下降3波狙いの失敗です。
目線がブレるのは、自分のトレードスタイル(スイング・デイトレ・スキャル)に合ったVIPレートを基準にしてないからです。
基準を決めず、あっちこっちに目を飛ばしたら、そりゃブレるのは当然で、ひとつ基準を決めた上で、周辺に目を飛ばすのとは違います。
デイトレードは文字通りデイリーなトレード・スタイルなので、一段上のウイクリーなレートに基準を置きます。
一週間を通じて、重要度が変わらなそうなレートを決める。
ひとつ上の環境を意識して、今という環境で何をすべきか考える。
これって、トレードだけじゃなく、自分自身を下げないコツだと思ってます。
デイリーなのに、いつの間にか熱くなって”分”とか”秒”を追っかけてませんか?
週明けに4時間足にVIPレートをレジとサポ1本づつ(高値側、安値側にレートが偏っていればどちらか1本でもよい)決める。
このVIPレートを”今週の基準”とします。
今週の基準だから、すぐに抜かれそうなレートには引けません。
こうしておけば、デイトレでも、ウイクリーで重視すべきポイントを意識できることになります。
ウイクリーの目線が固定されれば、デイリーでもブレにくくなり、ウイクリーのVIPレートまでの値幅をデイリーで抜くなんて技も使えるようになります。
4時間足にVIPレートを1本引くには、その上位の日足や週足による環境認識が求められるため、何度も反復練習するうちに、デイトレードに必要な環境認識と目線付けが同時に自然に身に付くはずです。
一石二鳥じゃないでしょうか。
来週の攻略ヒント
概要
2018年高値更新後、日足RSI(14)がダイバージェンス、日足クラスの変形Mトップが疑える。この売り手有利な事実に対して、押し目ボックス高値(9月高値)×日足100日移動平均線が迫る。
先週は11月高値からのショートと日足ラス押し安値ロングのせめぎ合いで約100ピプスの持ち合いを形成。仮に、この持ち合いを下方ブレイクしても、押し目ボックスから再び買われて下降3波が失敗する可能性もある。
ベア派
日足RSI(14)ダイバージェンスによる変形Mトップイメージ、4時間ラス押し安値(3週前安値)を下方ブレイク、2ケ月連続で2018年高値を更新できなかったことに注目。
①日足ラス押し安値(先週安値付近)サポート崩れで押し目ボックスへショート。②先週高値付近まで買われればショート検討。③押し目ボックスへ売られれば下降3波準備。
ブル派
日足ラス押し安値(先週安値付近)での週足・日足サポート、押し目ボックスと週足SMA21(100日移動平均線)の下支えに注目。
①日足ラス押し安値(先週安値付近)サポートで2018年高値にアタック。②押し目ボックスまで売られれば天井試しのロング。
概要
押し目ボックス安値と4時間ラス戻り高値に約200ピプスの底値を形成中。
ベア派
11月陰線の戻り売り候補の4時間ラス戻り高値(先週高値)でレジスタンス、日足+4時間クラスが下目線継続。
①4時間ラス戻り高値(先週高値)から11月陰線戻り売り。4時間ラス戻り高値1.137を試しに上昇して日足SMA21反発で売られるかも。②3週前高値まで買われればショート検討。
ブル派
押し目ボックス安値(11月安値含む)サポートに注目。
①4時間ラス戻り高値へ11月安値上昇波押し目買い。②4時間ラス戻り高値崩れで3週前高値へロング。③11月陰線戻り売りを受け、先週安値、または、11月安値付近Wボトムで先週高値へロング。
◆お断り◆
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コメント
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コメント (13)
動画・ブログ更新ありがとうございます。
ドル円3週前安値っていうと112.7、確かに112.6-8は気になるレートでした。
さて、試しか、ガチか。その1です。(←その2があるのか?)
ドル円月曜、迷晴れさんが利確したポイントで私はこの下げはガチではないと判断してロング、ピボットポイント113.936で利確しました。続いてドル円火曜、迷晴れさんが半玉決済したレートで私はこれはまだ下げると判断して追撃ショート。残念ながらあまり伸びずピボットS2 112.531で跳ねたところで利確しました。H1で見ると月曜は未確定陰線の先端でロング、火曜は未確定陰線の先端でショートしています。何故両者異なる判断したのか、ちょっとここで皆さん考えてもらえませんか??
迷晴れさんは何故月曜は全決済で火曜は半決済だったのでしょうか?
すみません、風呂の順番が来たので風呂に入って途中で切りました笑
で、続きなんですが、私が考えた答えは簡単で、
市場間の資金移動があるときは通貨の値動きは継続する可能性が高く、市場間の資金移動が無いときは通貨はヒゲかV字で戻る可能性が高い、です。月曜はそれが無かったのでH1のヒゲで戻り、火曜はそれがあったので更に一段下がりました(その後指標で上下しました)
なんだそんなの当たり前じゃないか、と思いますね。そうなんですよ、相場を始めたころ最初に学んだ様な気がします。
例えば何かほどほどにマイナスな事案が起こる→株を売る→戻った金で債権を買う→債券価格が上がる→金利が下がる
そして金利が下がった通貨は売られる、が素早く連鎖するので、通貨がガチの下げなら株も債権・金利も既に動いているはず。
それが無いなら試し、という訳です。有事クラスの事案だとまたあれですが。
なので、月曜はドル円は急落したが米10年債金利は全く反応していなかったのでロングしました。
火曜は急落と共に米10年債金利も下がっていたのでショートしました。単純です。
市場間の資金移動を何で判断するか。ドル円の場合債券市場は米10年債先物または米10年債金利チャートです。
株式市場はNikkei225 CFDとSP500 CFD、EURO50、UK100など。CFDにする理由は24時間動いているからです。
勿論、試しかガチかの判別はこれで全て出来る訳じゃないし、その一部が可能になったに過ぎません。
ポンドドルの急な上げ下げと英10年債価格の間には明確な関係は無いようですしユーロドルと独10年債価格も同様です。
また普段のトレードで米国債金利を見てドル円をトレードするのは誤りです。多分上手く行きません。
あくまでもドル円に中程度以上の急上昇急落があった場合の話です。
ポンドドルやユーロドルでは別の見方を試してますので、エッジがありそうだったら「その2」としてコメント書くかもしれません。
いつまでもコメントが無かったら判別は無理だったという事です。
今回の話と関係ありませんが、火曜深夜、ユーロドルのジグザグはピボットR3→S2→R2、ポンドドルはR1→S3、ドル円はS2→PP→S1。
パウエルさんてピボットを見て発言してるんですかね笑
皆さんへと書いてありましたので、私なりに思うところ買いて見ます。
月曜のショートは、2週前安値から先週安値への試しを狙ったものだと思われます。
日足週足の環境的に(日足レベルで一度、2018年の高値を上に抜いている)、まだまだ買いたい人はいそうなので、先週の安値を目処に買いが入ってくる可能性が高いと考えられ、初めから先週安値での全利確を想定していたものと思われます。
火曜日は、先週金曜日/月曜日と安値でダブルボトムを形成、ダブルボトムのネックラインを少し上に抜き、押しをつけて「さぁ上昇3波だ」というところでした。
が、このネックラインは、2週前安値、又、4時間レベルの大きな右肩上のダブルトップのネックラインでもあった上、すぐ上に114もありました。
しかも115からの強い下降モメンタムも見えます。
大きな節目には大きな人口が集まります。そこから強いモメンタムが現れたとなれば、小さな節目を巡る戦闘はあっという間に飲み込まれます。
先週金曜日、月曜のダブルボトムからの3波が続かなければ、つまり、上昇が弱いなら、ショートしようと思われていたのではないでしょうか。
そして、火曜日、先週金/月曜底値からの上昇3波が2週前の安値の上抜けに失敗し始めました。
3波失敗となると、先週金曜/月曜の安値にできたダブルボトムからのブルは買い尽くしたと考えられます。
そうなると、底値試しでなく、今度は底値崩れが想定されるので、それを狙って半分は残したのだと思います。
因みに、私は、ブル派で2週前の安値からのベアが、先週安値をしっかりと下方向に抜ききれず、売り尽くした感じになれば、ロングしようと考えていました。実際にそのような動きになったので木曜日のニューヨーク時間にロングしました。
間違っているかもしれませんが、何かの役に立てば幸いです。
私も今週はサッサと50pips抜いては逃げるを続けたのでコメント。
こんなに直ぐに長期の押し目買いって入らないでしょ、って言う極めて単純で、いい加減な理由でした。
先月は100pips伸ばしたのに、何で今回は50なの?って問い詰められるとぐうの音も出ないんですが、12月って事で。
この時期のファンダメンタルズってわかんないんですよ。色んな思惑が交差するし、年跨ぎのポジションも織り込むのではないかと思っています。少なくともこの時期は私にはわからない。
先月はまだ上値追いする短期トレーダーの気配も感じていたし、これにはまだ乗れるなと思いました。故にリスクを取ったのですが、今回はそんな気になれませんでした。
全く参考にならないと思いますが、何かの参考になれば。
前提:3週前安値は早々抜けない(Yuさんも言われてます)だろうが、先週安値(安値キリアゲ)と3週前安値、どちらで値が止まるかはわからない。
月曜ショート:金曜の大暴落から週を跨いだことで、浅い戻り売りでは安値更新できないだろう仮説を立てました。故に先週安値で全決済。15分SMA21への戻り幅があり、ここまでレジスタンスがないため一気に上昇するリスクもありました。
火曜ショート:週明け時点でフラッグ可能性を疑い、エネルギー充電後に売られれば(BLUEさんの3波失敗理由)月曜ショートよりも伸びる可能性があると考えました。故に先週安値で半決済、下落起点となった15分SMA21が近いため、反発戻り売りされる確度も高く、これを上抜けば逃げるつもりでした。
動画アップして下さりありがとうございます。
月曜 ノートレード
火曜 ノートレード
水曜 NY ドル円ショート 建値撤退
木曜 ノートレード
金曜 LDN ユーロドルショート -10pips
雇用統計 ドル円ロング +31pips
水曜 ドル円ショートは、マヨハレ様と同様に考えたものだった事を確認。
席を外さなければならずアウトしました。
金曜 ユーロドルショート 前日高値からの波は火曜安値に向かって行くものだと考えました。
狙いは正しかったことを確認。
雇用統計では、イベントの為、1分足を用いました。
114円=火曜高値付近を目標値にしていましたが、個人的には、値動きに勢いが感じられなかった為、
利益が出ている間にもらっておきました。
ユーロドルの下げが弱いと感じた事も取り入れました。
今週の視点
個人的に、雇用統計きっかけのドル買いが弱かったことに自分なりの解釈が持てなかったのですが、
マヨハレ様の解説で理解することが出来ました。
VIPレートでの強烈な反応を取ることは憧れます。
こういったことは、MTF分析で現在値の理解・レジサポの意味づけを正しく出来るからこそだと考えます。
ケーススタディー
目線づけの解説ありがとうございます。
繰り返し見直すべき内容です。
重要であり必須だと思いますので、この後も時間をかけて頭にインストールします。
自身の課題との突き合わせを致します。
ドル円水曜。月曜からの高値キリサゲ・ショート。常日頃から、こういうわかりやすいパターンを逃さず、不確定要素の多いトレードを避ける(ここが難しい)ことができれば、成績が安定してきます。
今週も楽しく拝見させて頂きました。
ドル円、ユーロドル共に方向感のない相場に突入しましたね。
ドル円は50日移動平均線線が、日足チャートで現れている113円付近のブロックを斜めに抜いている。
私は50日移動平均線を「岐路」と定義しています。
ハッキリと傾きを持っている50日は、それ自体にレジスタンスやサポートの根拠になるとは考えていません。
ここで長期トレーダーはホールドを続けるか、それとも撤退をするか考えるところだと思っています。
長期トレーダーがホールドをするということは、そこが硬い岩盤なりうるという事だし、長期の押し目買いや戻り売りの候補地点にもなる。
同時に、この時点では入ってくる押し目買いや戻り売りも半信半疑で、結果として勢いよく吹き上がったり、下抜けしたりする出来高もない。増玉や撤退が始まるのは、「決定的な相場材料」が提示された後になると考えています。
ならば、どうするか?
売りと買いが拮抗すると読んでいるなら、逆張りです。
今週は、先週金曜日に試し打ちしたドル円を
月曜日の東京オプションカットの下髭で113円で増玉。114円手前でイグジット。
水曜日に113円50銭を上値の重い展開と見てショート。トレール50pipsで利確。
金曜日ニューヨーク初動、113円で指値ロング。トレール50pipsで利確。
伸びないと決め込んでいるなら、トレール設定で動かさないと決め込むのが楽です。
そもそも期待をしなくて済む。逆張りをやってるんだから、リスクリワードの良さを求めるべきです。
大体、この時期はリスクオンとリスクオフのニュースが交互に飛び交う。そして12月という時期も合わさってわかりにくい動きになりやすい。
私も今年の税金の計算をし始めました。去年から買ってきた株式の信用取引分を売却し始めています。
FRBのテーパー時期を見越して、私もテーパーしています。
気分は大納会。
これは世界中のトレーダー同じようにしていると思います。
今年決済するポジションと持ち越すべきポジションを精査して金に換えている。成長した経済に投資した証明である「株式」を、人の心を揺さぶり、激しく相対的価値を変える「通貨」という幻想に交換する。
12月はファンダメンタルズを見ても仕方がないと考えています。何故なら世界中の投資家の切実な重いと感情がマーケットを揺さぶって来るから。
去年は欧州通貨やS&Pは更に上を目指した。
コロナは10年に一度クラスのショック相場だった。故に私もホールドしました。
でも、今はFRBがハッキリとテーパー方針を示している。故に信用取引分をこれ以上はホールドしたくはありません。
外為においても同じです。今年は年末にやるとしたら両建てですかね。
方向感が定まらない時は期待をせず、ただ待ち、抜けたら長期で買ったり売ったりすればいいんです。
素晴らしい!ほとんど天底で入れてますね。
H氏もYU氏もうですが、何を捨て、何を取るかが単純明快、優先順位の付け方が上手い。下手な考え休むに似たりってやつです。
今年、マヨ晴れさんを追いながら、自分の見立てでもトレードを行い、上手くいきました。
外為に於いては、去年を超える利回りを弾けました。
この事をモデル化出来たらいいなと思い、コメントをしてまいりました。この成功体験を他の方にも味わって欲しいと思いました。
多分、この一週間のような値動きを短期で取れると「負けにくいデイトレーダー」になれるんだと思います。
勿論だけどマーケットに全部参加して、全部取る必要などないのだけど、リスクリワードの良い拔きかたは短期トレーダーにとってすごく有利だと思うんです。
なので、今度ここの一週間のトレードを投稿しようと思います。
加えて、2021マヨ晴れアワードも今週書いてみようと思います。
ところでマヨ晴れさん。
このマヨ晴れアワードって2021年にアップロードなさったものじゃなくてもいいんですよね?
過去のものでも構わないのですよね?
是非!楽しみです(^_-)-☆動画アワードは勿論、2021年以前の作品でも結構です、こちらも楽しみにしてます。
いつもご教授頂きありがとうございます。4時間足に今週のVIPレートを引くのは自分も毎週やってます。但し自分はスイングなのでそのVIPまで十分に引き付ける必要があり、それまでの待ち時間が結構かかることもあります。デイトレならそのレートに達するまでの過程を細かく取っていく戦略もありかと思いますが、スイングはあくまで大局に沿ったトレンドフォローが原則だと思いますので、これ以上ないというところまでしっかり引き付けるにようにしたいです。それと丁度いいところまで来たからといってあまりイケイケにならないようにしたいです。絶好に見えるポイント程実は騙しも出現し易く、上下に振らされて売りも買いもキレイに刈り取ってから本流の動きになるケースは多々あると思いますので、いきなり高いロットで入る癖は早く直したいです。そうした入り方の技術も上げていきたいですし、これくらいなら大丈夫だろうと入ったロットでも実はそれでも高いこともよくあり、思った以上の逆行に耐えられず強制ロスカットされてから大きく伸びることも多いので、根拠が覆るレートをからの損切りポイントを割り出して適正ロットでトレードするようにしたいです。
スイングの節目、押し目・戻り目でバチン!ではなく、様子見もセットアップの内といった感じですね。この辺を自動化できれば楽なんですけどね(考え中…)