11Mar
今週はブレイクアウトにフォーカスして解説してみました。ブレイクアウトでは、直近の値動きや、どの時間足ラインのブレイクなのかを意識しています。
今週の視点
ブレイクアウトは一見、簡単なようで、頻繁にダマシの値動きになったりと、エントリータイミングを掴むのが結構難しいです。ブレイク後も、基本的にはプルバックを待ったほうがいいですが、弱いプルバックから一気に離れていってしまうこともあります。大きな時間足のレジサポなら効力も大きいですが、短期足が、そこでピタリと止まることは少ないものです。
ドル円
先週足300ピプス陽線出現からのスタート。高値を切下げ(ブルーライン)ていたので、波が上下に収束することも想定内でしたが、”ア”からの押し目が高値を更新、グリーンレンジ上限の”イ”に達しました。上限を少し抜けていますが微妙です。
先週足終値を試し、下げ止まりから”買うシナリオ”、あるいは、高値切り下げ(ブルーライン)からの”売りシナリオ”どちらもあります。ひとつは、売りが勝ち、赤矢印のように113.000まで押し下げる動きが出たかもしれません。
グリーンレンジは50ピプスほどあります。ブレイク方向は神のみぞ知りますが、上下限に引き付けてからポジションを持てば、値幅の確保は可能です。予め、高値切り下げの売り圧力と、先週足陽線からの押し目買いでレンジ化かもしれないことを念頭に置かないと、レンジ形成中のド真ん中でポジションを持ってしまうかもしれません。そういうトレードを回避するだけでも、劇的に成績向上するはずです。
6(月)先週足終値付近のブルベア攻防
高値2をオーバーシュートと視れば、高値を切下げた事実からの”売りシナリオ”が組めますが、当然ながら、先週足終値付近+押し目買い抵抗にも遭います。1時間足ブルーライン押し安値(113.500)を下方ブレイクすれば、さらに50ピプス下の押し安値まで下落する可能性もありました。
レンジ化するなら、安値1ネックライン+114.000付近から1時間足押し安値113.500までの50ピプスを、”日和見ゾーン”でみておくほうがいいでしょう。週足終値はあくまで週足なので15分足がピタリ止まることは少ないです。
7(火)先週足終値付近のブルベア攻防
ネックラインをブレイクさせた高値3+安値1ネックライン周辺からの売り、そして、1時間足押し安値(113.500)からの買いで攻防しています。安値4をブレイクしても直下に安値5があり値幅の確保ができません。グリーンレンジ50ピプス中間部はバッサリ切り捨ててしまったほうがスッキリするでしょう。日和見な位置で、エントリーする理由をなんとか見つけようとすると自滅することが多いものです。むしろ、売り目線なら、上限から逆張りが無難です。
8(水)ブルベア攻防ブレイク
7日足が6日足に孕まれ、中一日レンジになりましたので、今日は、上下どちらかにブレイクしそうです。1時間足押し安値(113.500)をブレイクすれば、次の安値(113.000)まで、上にブレイクすれば、114.500まで狙えます。グリーンレンジ下限付近でダブルトップ安値6をつくり、安値も切上げているので、押し目買い候補として買えます。
その後、グリーンレンジ上限で軽くレジスタンスされましたが、ADP雇用統計の結果が良かったことで、上限をブレイクしていきました。このブレイクは、グリーンレンジ上限の売りポジ解消と重合して、ほぼ、売り手がいない状態なので、小さな押し目しかありませんでした。
9(木)先週足高値ブレイク
前日ADP雇用統計の上昇が先週足高値に到達、切下げラインを緑丸でブレイクしましたが、上位足で引くラインは、短期足ではピタリ賞と止まりません。また、この緑丸ブレイクが、オーバーシュートとなって、週足高値から売られるリスクのあるエリアでもあります。ただし、先週足終値を試して、足場を固めてからの血統書付きな上昇なので、先週足高値を更新する可能性が幾分高いように思えます。
先週足高値(114.500)から逆張りする人もいるでしょうが、すぐに、安値を切り上げました。これは、レンジ化することを示唆しています。
ブルベア攻防で”A”のような保ち合いをつくりました。徐々に安値を切り上げて、さらには、下ヒゲのピンバーが出現しました。これをブレイク予兆とみれば、小さな小競り合いを抜けた時点で、売りポジの損切りを巻き込み上昇することが想定できます。
青太丸で先週足高値をブレイク、ここで注意したいのは、この週足高値は意識されていますが、ブレイク後の押し目候補にはなりにくい点です。この場合は”直近のレジサポ”が有効で、保ち合いA上限を試しています。
10(金)大レンジ上限に到達
前日に週足高値をブレイクしたので、4時間足グリーンレンジ上限(115.500)を目指す動きになりました。この晩は、雇用統計を控え、日中の値動きが緩慢になりやすいです。レンジ上限に達すれば、売られる可能性は高いですが、雇用統計と絡んだ動きにはなってしまいます。
ユーロドル
高値”ア”を頂点とするグリーンレンジ内にあります。先週足高値を上抜いても、高値”ア”に注目でしたが、一旦、先週足安値を目指す展開となりました。9(木)のECB政策金利以降、上昇に転じて、結果的に先週足高値をブレイクしました。
6(月)~8(水) 週足高値VS3日足陽線押し目買い
高値1での”行って来い”の動きは、先週足高値に強い売り手の存在を示唆していて、この週足高値は先々週から続いているレジスタンスです。それに対して、3日陽線からの押し目買いも存在します。この大陽線の、妥当な押し目買い候補として、1.05500が想定できます。
有力な押し目候補(1.05500)に達する途中には、小さな押し目候補でサポートされます。値幅50ピプス程度の幅を、レジサポされながら、下がっているので、必然的にとれる値幅も小さくなります。
9(木)押し目買い&切り下げラインブレイク
長期継続した斜めラインなら、基準としての信頼度は増します。赤丸ブレイク後、通常なら斜めラインを試してから反転することが多いのですが、今回のように手前にラウンドナンバーなどがあれば、そこまで届かないこともあります。
高値3は高値1からの高値切り下げとなっていて、ここから反転を開始する可能性もありましたが、そうはならずに、安値2からの血統書付きの押し目買いが継続しました。
10(金)高値ブレイク
高値3緑丸ブレイクは、5分足で詳細にみると小さなネックラインまで落ちています。これは黄丸部分も同様で、この先週足高値は週足で引いたラインなので、意識され機能もしますが、詳細なエントリー判断は短期足でせざるを得ません。
ユーロ円
先週足大陽線からの押し目候補を探ります。ドル円につられて動いているので、その辺も意識しておきます。押し目候補として妥当なプライスは120.000辺りです。加えて、上位足押し目候補(118.000)でサポートされてからの上昇なので、買い目線有利で視ていました。また、ドル円とユーロドルが上昇すれば、その掛け算通貨であるユーロ円は、さらに大きく、今回は270ピプス上昇しました。
6(月)~7(火)週足高値売りVS押し目買い
正当な押し目候補は4時間足でみた120.000とすると、そこまでは、多少のサポートがあっても押し目が成功するとは限りません。裏を返せば、本命の押し目候補までは、押し目が失敗した時点のブレイクを狙えます。
8(水)~10(金)本命押し目買い
押し目買い候補(120.000)に達しました。ここからの上昇が本命なら、先週足高値を更新するはずです。
ボクは子供の頃からアレルギー体質で、特に5月がひどくなるのですが、今年は、早くもマスク必須となりました。先日も丸一日、鼻水が止まらず、一体全体、これだけの水分あるのか不思議です。
くるみの膠原病も年齢とともに収まることがあると聞いていて、人間も、加齢とともに抗原抗体反応が収まるかなと思っていますが、なかなか、そうはならないですね。
日本では当たり前の花粉症ですが、東南アジアだと、あまりないそうです。衛生的な国ほど花粉症患者が多いらしいです。
腸壁の粘膜と、鼻や目の粘膜は身体の中で竹輪のように繋がっています。腸が弱い人はアレルギーにもなりやすいとも聞いたことがあります。そういえば子供の頃から、腸が弱いので、これは、本当かもしれません。
腹に落とす、腹が坐る、腹を割る、など、深い理解は”頭”じゃなく”腹”でするものです。そういうことで””腹”が大事なんだと思いますし、腸内細菌を移植すると性格も変わるらしいです。
今週から毎晩、酒のつまみが”納豆”になりました。発酵食品は腸内細菌のエサにもなりますし、チーズやヨーグルトよりも安い。日本人は農耕民族なので、乳製品よりも、やはりコッチの方が体質に合うかもしれません。
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コメント
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コメント (14)
迷晴先生
いつも素敵な動画をありがとうございます。
今週の動画の内容は、まさにといったところで、
自分の今週のトレードもドル円114.000付近の攻防とそのブレイク狙いとなりました。
長期足でも高値を切り下げてきていたので、目線はどちらかというと下落だったのですが、
113.500にも届かず、その手前で2度、3度切り返す動きを見て、おやっ?と思っておりました。
雇用統計の週は、雇用統計待ちの相場になることもあるので、大きな動きは、ないのかなと
思いながら、先日コメントさせていただいていたIFD-OCO注文で売りと買いの両方に仕掛けを作った次第でした。
ブレイク後の114.500~115.500の動きは、逆に雇用統計の日だったりもして、ノートレードでした。
雇用統計のプラスの結果でも115.500は抜けられませんでしたね。。。
大きな足の波は見ているつもりですが、血統書付きの押し目の波という視点をちゃんと意識できていないので、
しっかりと認識していきたいです。
花粉症、辛そうですね(^^;)
自分の周りでも花粉症の方が多いです。幸い自分はまだ、花粉症ではありませんが、
何か特効薬があるといいんですけどね~。腸が強くなると治る!?
いつも素敵な動画をありがとうございます。
花粉症、若い頃はひ弱なヒトがかかるみたいなイメージがありましたが、今ではすっかり国民病ですね。アレルギー科(これも昔はなかった)で薬を貰っても、一旦発症すれば、なかなかくしゃみ鼻水が止まりません。せっかく、良い季節なのに…といった感じです。
迷晴れ様、いつも動画をありがとうございます。
くるみちゃんの「ここがポイントだね」を久しぶりにみたような気がしますよ!かわいい。
あと「週刊チャートナビ」のあとの「プップー」っていうクラクションがなくなって久しいような。
好きだったのでちょっぴり寂しいです
私も30代に入ってから花粉症となりました。
年明けころからやつらの気配を感じます。
私の場合、鼻水は薬でなんとかなってますが、眼が恐ろしくかゆくなるので、この季節は恐怖です。
もちろんマスクはしております。加湿器をかけると少しましになります。
子どものころは好きな季節だったんですけどねぇ。。。
春って、環境とともに心もなんかザワザワするというかワクワクするというか落ち着きませんね。
なんだかフワフワした精神状態ですが、だからこそ新しいことを始めるのにはいい季節かもしれません。
その感触というか感覚は子どものころと同じです。
注射一本で花粉症が完治できる日を夢見ながら、春の日差しを楽しみたいと思います。
納豆は血もサラサラになるみたいですよ。
一石二鳥ですね(^o^)
うわっ!細かいところをご覧になってますね(^^♪クラクション、また復活させます。
やった!
ありがとうございます(^^)ノ
迷さん、こんばんわ。
レンジブレイクは本当に奥が深いですね。
普通に検証したら勝率の悪いこと、30%くらいです。
そもそも、なん分足で何本 なんPIPSの間を動いていればレンジと考えるのか
ここから色々な定義を決めて 検証しなければならないんですよね。
あと、日本時間か欧州時間化も関係ありますし、センチメントも関係ありますし・・・
往復びんたを食らってから ブレイク戻りの押しでしか入れなくなりました。
押しがないときは、見送ってます。
私も迷さんみたいにレンジブレイクを自信を持って語れるようになりたいもんです。
そうなんですよね。ブレイク押し戻し、確実だと思います。
動画投稿お疲れ様です。
画像とタイトルがとても秀逸で惹かれました。
魅惑のブレイクアウト。。
疑惑のではなく魅惑のにするあたりセンスあるなぁと感じます。
毎回読みたい聞きたいと思う数少ないブログの一つで20代のうちに出会えて良かったとしみじみ思っております。
FXのブログなんで、タイトルは凝らなくてもいいかなぁ…と思いつつ、ついつい。気づいてもらえて嬉しいです(^^♪
いつも参考になる動画や見解ありがとうございます!大いに参考にさせてもらっています。
FXをはじめて10年ぐらいたつのですが、いまだに解決できないことがあります。
それは、いつの間にか感情が熱くなりポジポジをしていることです。
自分の分析では、「ここでポジションを取らないと、あとで想定通りの方向に流れていったときに予定の利益を逃したことになって、後悔する!」という気持ちが常にあって、その後悔の気持ちが邪魔をしているのです。
質問ですが、そういった「あのときポジッてれば!」という後悔の気持ちは芽生えませんか?仮に芽生えるとすれば、どのようにその邪念を取り払いますか? おしえてください^^
スキャルピンなら必然的にポジポジする手法ですし、それが全部「悪」とは限りません。
ボクならチャンスかチャンスモドキかの見分けが不十分なことにフォーカスすると思います。どうなったらエントリーするのか、事前準備をして、決められたことしかやらないことを徹底すれば、衝動的な行動は避けられると思います。
衝動的にトレードすることで、月単位でどれくらい損失を出しているのかを計算して、目の前に貼るのもいいと思います。
まずは見分ける力をつけるて、エントリーの理由が言えるようにするということですね!
ありがとうございます!
初めてコメントさせていただきます。
迷いが晴れました!どうも有難うございます。
11:30秒当たりの
・意識されてるラインが止まるところとは限らない
・BKしたかどうかの事実をみんなは見てるだけで、優先するのは直近の波の流れ
なので、波の押し目で反発なのですね。
まさに私はここでいつもやられてて、20MAに戻るタイミングを待つようにしてみようと考えてたとこでした。
優しい語りでとても分かりやすい動画を無料で提供してくださり、本当に感謝しています。
気づけば当たり前のようなことですが、ボクもなかなか気づけませんでした。参考になってよかったです。