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迷晴れボックス第96回、視聴者さんのトレードをテクニカルとメンタルの両面から深～く考察する代理学習シリーズ。

投稿者：黒蜜さん

迷晴ボックス初投稿です。50代目前の在宅ワーカーであり母である黒蜜（クロミツ）と申します。いつもためになる動画をありがとうございます。

FXは昨年11月からデモで3ヶ月間トライし、今年の2月からリアルトレードを開始しました。資金は50万円でスタート、一時20万円の含み損を抱えました。原因はうまく損切りでできないことでした。損は切れず、利食いは早い、まさしくプロスペクト理論そのものでした。今月に入り、ロスカットを自動設定し、現在約59万円。スタートからは少しですがプラスに転じました。

MTF分析、水平線、移動平均線（20赤・80青・320黄）を使用しています。20・80・320SMAの数値設定の根拠は、軸にしている時間足、4時間、1時間、15分が4の倍数だからです。（15分足の80SMA→1時間足の20SMA、320SMA→4時間足の20SMA）資金50万円に対して2～5ロット（2～5万通貨）今後は25万円増えるごとに、25％出金し、複利で運用していく予定です。

2～3年をかけて、呼吸をするように売買するトレーダーを目指しています。今はまだ毎回ドキドキしています。

豪ドル円、2020年5月14日

日足

長期下降トレンド、3/19を起点に押し目もしくは転換の上昇中とみた。

日足

コロナショックで70円サポート割れ。その後、逆三尊から急騰して70円裏（１月高値起点の下降波61.8%）でＭトップ。

絶好の売り場にみえるが、70円ブレイクの原因はコロナショックによるものなので全戻しもあり得る状況。

4時間足

上昇トレンドだったが、4/30、5/11の高値を更新できず、レンジか下降になるとみた。

４時間足

70円裏（１月高値起点下降波61.8%戻り目）でＭトップ、68円下のネックラインまで下がる可能性もある。

コロナショックという異常事態での70円ブレイクから、Ｍトップを疑う売り手は、前週陽線の押し目買いを懸念する。

68円付近のネックラインを割り込めば、戻り売りされるされる確度があがるだろう。

平常時に70円をブレイクしたのなら絶好の売り場。何だったら、２番天井で売ってしばらく放置でいい。

その辺のことを念頭に置き、短期で売るのはアリ。

1時間足

5/11と5/12の高値（右側水色楕円）が右側ダブルトップの中のダブルトップになったので、売り目線、ネックライン抜け待ち。

１時間足

70円戻り売りが先週陽線の押し目買いに負けた体。

黄ブロックの押し目候補まで短期でショートするのは問題ない。

15分足　2020年5月14日

③黄色の三角部分が揉み合い、安値を切り上げてきたので様子見。

20:15の15分足が陽線で確定。69.757円付近を上ひげ2回タッチしたので、陰線確定後ショートエントリー（S-1）。

夜中の1時台で揉み合い始めたことと、一旦下がったレートが半値や建て値まで戻ってくるのが怖いことと、翌日に持ち越したくなかったため利確（赤丸）。

翌朝、8:30頃小さなダブルトップで下げてきたのでショートエントリー（Sー2）。

利確目標は①トレンドライン。

ロスカットを④直近高値（紫ライン）に設定、10:30の上ひげで損切りになり、その後下降。（結果①には届かず）

反省点

15分足

１．ロスカット幅が狭い

15分ロウソク足の終値抜けを以て損切りすべき。

２．S-1エントリーを翌日まで持ちこした方がいい場面だったか。

翌日までホールドできない理由は２つある。①ネックラインを下抜くと上昇２波が発生するので利確するのがベター②先週陽線押し目買いへの懸念。

３．そもそも2回目のショート位置が適切だったか（1時間足20SMA付近まで戻ってくるのを待つなど）

ショートできるが先週陽線の押し目候補まで。

お時間が許せばで結構ですので、迷晴さんの考察をお願いします。（時折ピョコッと出てくる、くるみちゃんのコメント大好きです^ ^）

トレード考察

４時間足

70円のブレイクについては異常事態なので解釈が分かれる。

70円ブレイクとみれば、70円裏での戻り売りで下がっていたかもしれない。

この場合、最適解は「どっちかわからない」なので、そっちに転んでも対応できることが大切。

黒蜜さんは上位足から俯瞰でき、現在値の解釈も正しかったです。

４時間足レベルの上昇トレンドに対して逆張りになることも認知できてます。

それと、エントリーのタイミングがとても上手ですね。

昨年11月スタートで半年で、このレベルに達してるのは素晴らしいです。

今回のトレードのポイントは、70円ブレイク後の戻り売りの下落をどこまで期待していたか。

70円は戻り売り候補としてベターですが、70円の抜け方をみると売りに積極的になれない人がいることを感知できるか、それと、ドルエンや豪ドル米ドルとの兼ね合いもあります。

おそらく、その辺の曖昧さが利確の迷いを生んだのではないでしょうか。

ひとつ気になるのが黄トレンドライン。

黒蜜さんはこれのおかげで結果的には下値追いを回避できてます。

しかし、これは高値を更新しておらずトレンドラインではありません。

トレンドラインは高値を更新した安値に引くものです。

Ｍトップ・Ｗボトムのネックライン割れ前のエントリーポイントとして短期的なキリアゲ・キリサゲＬを引くことがありますが、それとも違います。

この引き方をすると安値２点あれば無限に引けるので気を付けてください。

ネックラインの68円まで下値追いしなかった根拠について、この黄ラインの存在があったせいか、それとも、先週陽線の押し目買いを意識できていたかは大きな違いです。

たまたま勝てたときの基準が正しいと思い込んでしまうと無限ループに陥ります。

トレードは間違った解釈で勝つことより、正しく負けるほうが何倍も値打ちがあります。

結果オーライを徹底的に排除しましょう。

反転サインとネックラインの妖しい関係

４時間足

Ｍトップ・Ｗボトムといった反転サインが出たからといって反転が成功するとは限りません。

大切なのは、反転サインがでたところに何があるかです。

たとえば、上位足のレジスタンスがあれば上昇トレンドを止める力がありますが、そうでなければ、Ｍトップになったとしても高値を更新します。

今回のケースは70円サポートをコロナショックでブレイク後のサポレジ転換でＭトップ、さらに下降波61.8%といった最適な戻り売り候補でした。

しかし、戻り売りが崩れて高値を更新しました。

先週のユロドルに悪いお手本のトレードがあります。

レンジ高値＋先週高値1.1000で27日陽線終値がレジスタンスされたのでＭmトップで赤１ショートしました。

1.1000で反発するリスクは認知したうえで、ダメなら安値切上げでロングするつもりでしたが、過去の流れからレンジ高値1.100をブレイクしてもおかしくはない時間経過があるので判断が難しく参考にしてほしくないトレードです。

決着がついた青〇でロングすればいい話なので。

Ｍトップからネックラインを抜けたら下がる。

Ｗトップからネックラインを抜けたら上がる。

それは単なる思い込み、認知バイアスです。

そういう人の思い込みに、魅惑の妖精がイタズラを仕掛けます。

こぎゆく舟びと歌に憧れ、
岩根もみやらず仰げばやがて、
浪間に沈むるひとも舟も、
くすしき魔歌（まがうた）うたうローレライ
原詩　ハイネ「歌の本」より、訳詩：近藤　朔風

まるで、上り下りの舟人を魅惑の美声で惑わせたローレライのようです。

ネックラインに棲むローレライの幻惑にハックされないためには、そこに何があるかを今一度意識しましょう。

波の転換

上位足レジスタンスが明らか。

①Ｍトップ形成から下降１波ネック抜け（抜けの１波）

②天井への上昇２波上値試し

③下降３波戻り売り。

とても教科書的ですが、③下降３波を狙うのがベストで、①抜けの１波を狙うこともできます。

波の転換失敗

上位足レジスタンスが明らかでない。

Ｍトップ＋ネック割れという現象を起こしても安値を切上てトレンドが続くことがよくあります。

この場合、赤２戻り売りの失敗を受け、青１安値切上げでロングします。

判断できなければネックライン下にクラスターができるのを待ってブレイクでロングすればいいでしょう。

※現在値の正しい解釈ができて下げ幅の確保ができるなら赤１や赤２でショートできます。

１時間足

今回のケースでもこの現象が起こってます。

まとめ

黒蜜さんご投稿の続き

ここからは迷晴さんへの感謝の気持ちと、人生後半真っ只中の私の思いを綴らせてください。迷晴ボックスには、考察以外にも投稿者さんたちのFXとの出会いやストーリーが詰まっています。相場と真摯に向き合っている姿に毎回励まされています。

私は2年前に離婚し、現在はウェブデザイン系の在宅ワークをしながら、今春から大学に通い始めた次男を育てています。

婚姻生活の終盤に心身に異変が出始め、このままではいけないと、思い切って、「夫婦に上下関係があってはいけない、これからは補い合う対等な関係でありたい」と告げました。元夫は「自分は変わることはできない」と話し合いにもならず、結果的にお別れすることになりました。

元夫が経営する会社で経理や雑務をしていたので、当然、仕事も住む場所も失いました。おまけに協議離婚で決めた慰謝料・養育費は一部しか支払われず、この先どうしていけばいいか途方にくれました。悔しさと不安でいっぱいでしたが、結局はそんな相手を選んだのは自分なんだと、恨むことさえできず、自身を責める辛い日々が一年ほど続きました。

ですが、誰からも縛られることなく、自分のために時間を使えることやその開放感にワクワクし、ニヤリとしたことは正直否めません(笑)

今ある貯蓄をなんとか運用したいと始めた株式投資がきっかけとなり、FXのことを知りました。FXはギャンブル的要素があり派手な印象の情報が目立つ中、運よく迷晴さんの動画に出会い、相場や人生の本質を捉えた素晴らしい内容は、それまでのFXのイメージとは全く違ったものでした。

辛い時は雑談系、特に「聖夜に語るシリーズ^ ^」オーディオブックのように、何度も繰り返し流し聞き、涙しました。内容もさることながら、迷晴さんの声のトーンやテンポはとても暖かみがあり、耳から癒されている方もきっと多いのではないでしょうか。

そしていくつか迷晴さんと共通する点があったので親しみも湧きました。

・犬好き
・ふるさと納税先が同じ
・RASについての見解
・自分はこうなるイメージができている（wantではなくbeの精神）

私が投資を学ぶ中で、目から鱗だったのは「期待値」を知ったことです。ストンと腹に落ちた感覚で、まさに「迷いが晴れた」瞬間でした。何度転んでも「期待値」を理解していればこの世界で生きていくことができます。

どんな金融商品を扱うにせよ相場で長く生き残っている方たちの共通点は、冷静に淡々と積み上げている点だと思います。そこに派手さはなく、そんな地味なスタイルが小心者でのんびりな私にはあっていると感じました。

そして特に魅了されたのは、資産を増やすツールである以上に、欲や焦りに翻弄される弱い自分と向き合うことができ、そこを乗り越えたあかつきには報酬が頂けることです。待つこと・切ること・気持ちを切り替えれるようになることは私生活においても良い影響となります。

私には目標とする金額はありません。

お金は大事ですが、お金持ちになりたいとは思っていません。私にとって重要なのはお金に困らないようになることです。愚直に積み上げていけば、やがてその時の自分の器に見合った分だけ入ってくるものだと思います。

それが100万円なのか1億円なのか10億円なのか分かりませんが、数字の違いだけの気がします。こんなふうに思えるのも年の功でしょうか(笑)

まずはしっかりした土台を固め、いずれは人様や犬様のお役に立てるような環境をつくっていきます。

私は崖から突き落とされたのではなく、背中を押してもらったんだと、今となっては思うことができます。

解釈の仕方一つで全てが変わります。

その選択や決断が正しかったと思えるような生き方をすれば失敗も失敗でなくなります。

人生後半、毎日が反省・発見・気づきです。人はいくつになっても成長するんですね。

長文失礼しました。これからも発信楽しみにしています。本当にありがとうございます。

追伸：くるみちゃんが旅立った時の報告動画でコメントの返信を頂いた者です。（ハンドルネームは違います）その後、愛犬は一命を取り留めましたが、完治する病気ではないため、再発の可能性があります。うまく病と共存しながら楽しく暮らしていきたいと思います。返信のお礼が遅れました。ありがとうございました。

以上が黒蜜さんのご投稿でした。

面白い人には面白いことが起こる。

凄い人には（良くも悪くも）凄いことが起こる。

自力で成功を勝ちとる人もいれば、棚ぼたや周りの支援でうまくいく人もいる。

人は経験したいことを決めて生まれてくるといいます。

ジェットコースターの生き方を望んで生まれた人は、穏やかで平和な人生を送れないそうです。

ボクも慎重で臆病です。

おかげで、借金でグルグルになることはありませんが、大成功もないかもしれません。

いままでの人生で棚ぼたラッキーが一切なかったせいか、一攫千金的やギャンブルにも興味がありません。

過去の経験から家賃や人件費といった固定費の無常さを知ってるので、トレードも最初から固定費ゼロの仕事として安心して取り組めました。

臆病者なので、トレードという仕事のやり方も臆病です。

臆病だから、ムダな経費的なトレードを排除すること、リスクを小さくリワードを大きくすることを意識できました。

臆病でもできる方法や思考法を試行錯誤してるうちに今のスタイルになったんです。

ワンセット思考や〇〇崩れからのドテンなんかその典型です。

臆病者のトレードです。

出来事が起こる前からビビってると間違った行動をとったり、行動そのものが起こせなかったり、手遅れになります。

間違ったビビリが望まない未来を引き寄せます。

これは非合理的で間違ったビビり方です。

合理的で正しいビビり方はこう。

今から何が起こるか、失敗するならどんなダメージを受けるか、その明確なイメージにビビる。

そのビビってる自分を受け入れながら、それでも前に進むことです。

◆お断り◆
この動画は「学習」を目的に制作されたものです。個人の見解を過去のチャートから解説したものであり、未来を予想したり、利益を保証するものではありません。

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