24Aug
週刊チャートナビ497回(2024.08.19~2024.08.23)。今週の相場(ドル円・ユーロドル・ポンドドル)の振り返りと、「今週の深堀り」では、今後のトレードに役立つ情報を、今週の相場からケース・スタディします。
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ドル円
今週の見通し
概要
- 弱気(円高)相場の揺り戻しから、夏枯れもあってか、徐々に変動率が落ちついてきている。
- 次に注視するのは、8月22〜24日に開催されるジャクソンホール会議。米国が利下げ局面に入ることになれば、ドル売り加速するかもしれない。
- 155円下降波戻り売りVS2024年安値サポート。
- 先週は、米小売売上高が予想を上振れ、150円手前の雇用統計高値まで上昇後に押し戻されている。
- 重要経済指標:ジャクソンホール会議のパウエル議長公演
売り手の注目
- 155円下降波の戻り売り。
- D1-21SMAの上値押さえ。
買い手の注目
- 8月暫定安値(≒2024年安値)のV字底サポート。
- 上位足クラス、3月安値V字底サポート。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 152.00 |
TR中段 | 先週高安 |
TR下段㊦ | 144.00 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
155円下降波戻り売り。①先週高値(61.8%)戻り売り。②152.00(76.4%)を試せば戻り売り検討。③先週安値を割れば144.00へショート。
4時間足ブルの視点
2024安値サポート背景。①8月安値上昇トレンドを先週安値を割るまでフォロー。②先週高値の2番天井崩れで152.00へロング。
今週の値動きと焦点
155円下降波の先週高値戻り売りが2番底を探る動き。
- 月曜日、先週高値に2番天井をつくらず、8/15急騰安値を下抜き、148円の戻り目を上に騙したカタチでドル反落。
- 火曜日、H4チャネル安値の小競り合いがあったが陰線確定。
- 水曜日以降、2番底目安の144円が近づくと、底値を探る動きとなった。
- 金曜日のパウエル議長公演は、利下げ方向を明確化したことでドル反落、結果的に3月安値の戻り売りが成立。
毎日の値動き
08/19月曜
155円下降波の先週高値戻り売りVS8月安値上昇トレンド押し目買い。
ベアの視点:①先週高値に2番天井待ち。②8/15急騰安値割れで先週安値へショート。
ブルの視点:①8/15急騰波を先週高値2番天井へ押し目買い。
- 東京時間、147.50押し目が崩れ、8/15急騰安値をブレイクして急落。
- ロンドン初動、先週安値+H4チャネル安値抜けをアンダー・シュートとみて、8/8安値の反発で青1ロング、東京時間の急落波半値戻し146.50でアウト。
08/20火曜
- セブン&アイ買収提案の影響だろうか、ジャクソンホール前に想定外の円高に見舞われた。
- 8/8安値の反発+H4下降チャネル安値のアンダー・シュートから引き戻し中。
ベアの視点:①先週高値下降波を戻り売り。(8/19高値-8/15安値)
ブルの視点:①先週高値下降波の戻り売りを受け2番底でロング。②先週高値下降波の戻り目崩れで先週高値へロング。
- NY時間、先週安値+H4チャネル安値のサポート崩れで赤1ショート。
- 翌日の東京時間、1本目4時間コマ足確定でアウト。
08/21水曜
- 先週高値下降波の戻り売りで前回安値に到達。
- 前日陰線は坊主でサゲ圧力が強い。
ベアの視点:①先週高値下降波の戻り売りを144.00へフォロー。
ブルの視点:①前日下降波の引き戻しをロング。
- 東京時間、前日安値の更新が浅く、2番底を疑い始める。
- ロンドン・NY時間、2番底を探る動きを様子見。
08/22木曜
先週高値下降波の戻り売りで続落するも、下値の反発も強く、底値を探る動きが出始めている。
ベアの視点:①下値反発の強さから下値追いはやめておく。
ブルの視点:①144.00上に8月暫定安値の切り上げ2番底待ち。
ロンドン時間、前日安値を頂点に逆三尊を形成したが、上値の反発も強く、2番底の底値固め中とみて、引き戻しのロングは見送り。
08/23金曜 ジャクソンホール会議パウエル議長公演
- 23時からのパウエル議長公演が重要だが、FOMC議事要旨を見ると9月利下げ開始はほぼ決定的。
- 先週高値下降トレンドが発生中だが、底値を探る動きが出始めている。
ベアの視点:①先週高値下降トレンドを3月安値で戻り売り。
ブルの視点:①8月暫定安値の切り上げ2番底形成でロング。②3月安値の戻り目崩れで8/19安値+日足21SMAへロング。
- ロンドン時間、前日陽線の押し目買いを受ける。
- NY時間、3月安値への2回目の上値試し、146.00の足場崩れで赤1ショート。パウエルFRB議長がJH会議の公演で、利下げ方向を明確化したことでドル反落、目標値144.00でアウト。
ユーロドル
今週の見通し
概要
- 2023年高値は、2021年高値下降波の戻り売り候補。
- 2023年高安のハラミ、中長期的には方向感が薄い。
- 6月高値2番天井と1.1を週足終値が突破。このまま12月高値を目指すか、先週高値下に高値ブロックをつくるかも。
- 重要経済指標:ジャクソンホール会議のパウエル議長公演
売り手の注目
- 1.1レジスタンス(8月足終値が未確定)
- 12月高値レジスタンス。
買い手の注目
- 6月安値上昇トレンドの継続。
- 先週足終値の1.1更新。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 12月高値 |
TR中段 | 先週高安 |
TR下段㊦ | 8月安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
1.1レジスタンス背景。①先週高値で上げ止まれば先週安値へショート。②1.1三尊肩天井肩ライン形成でショート。③12月高値まで上昇すれば利確狙いのショート。
4時間足ブルの視点
6月安値上昇トレンド背景、8月安値上昇波をフォロー。①先週高値の2番天井崩れで12月高値へロング。②先週安値のサポートで1.1へロング。
今週の値動きと焦点
キリ番1.1の先週陽線更新から、12月高値へ電車道で上昇。
- 月曜日、H4チャネル高値+先週高値を抵抗なく更新。
- 火曜日以降、12月高値到達まで電車道が続いた。
- 木曜日以降、12月高値の調整で三尊天井をつくりかけたが、金曜日のパウエル議長公演でドル反落して急騰、12月高値を更新。
毎日の値動き
08/19月曜
- 8月安値上昇トレンド基準。
- 1.1レジスタンスに警戒。
ベアの視点:①先週高値の2番天井から先週安値(6月安値)へショート。
ブルの視点:①先週高値の2番天井崩れで12月高値へロング。
- 東京・ロンドン時間、先週高値周辺の値動きを観察。
- NY時間、H1-21SMA反発からの先週高値抜けで青1ロング。
- 水曜日の東京時間、12月高値にほぼ到達したのでアウト。
08/20火曜
8月安値上昇トレンドが前回高値を更新。
ベアの視点:①目標値12月高値到達で利確狙いのショート。②前日の押し目割れでダマシからのショート。
ブルの視点:①8/15安値上昇波を12月高値へ押し目買い。
- NY時間、H1-21SMAのサポートで青1押し目買い。
- 翌日の東京時間、12月高値にほぼ到達したのでアウト。
08/21水曜
8/15安値上昇波が、12月高値にほぼ到達。
ベアの視点:①12月高値到達後、8/15安値上昇波の押し戻しをショート。
ブルの視点:①8/15安値上昇波を12月高値へ押し目買い。
NY時間、黄1押し目買いは12月高値目前で見送り。
08/22木曜
- 前日陽線終値が12月高値をブレイク(週足の上ヒゲを疑う)
- 8/15安値上昇波の電車道もそろそろ調整が入りそう。
ベアの視点:①8/15安値上昇波の押し戻しをショート。
ブルの視点:①8/15安値上昇波を押し目(1.11目安)買い。
- ロンドン時間、12月高値の調整を3本目4時間同時線で確認。
- NY時間、4時間同時線の安値割れ黄1ショートは、H4-21SMAが目前で見送り。
08/23金曜 ジャクソンホール会議パウエル議長公演
8/15安値上昇波の調整で、12月高値に三尊天井を形成中。
ベアの視点:①1.11サポート崩れでショート。②12月高値への上値試しからショート。
ブルの視点:①三尊天井の肩崩れでロング。②三尊天井完成からの戻り売り失敗でロング。
- 東京・ロンドン時間、12月高値に三尊天井の形成観察。
- NY時間、三尊天井の肩崩れで青1ロング。パウエルFRB議長がJH会議の公演で、利下げ方向を名言したことでドルが反落、1.1200でアウト。
ポンドドル
今週の見通し
概要
GBPUSD 日足に月足ロウソク
- 2023高値と10月安値のハラミ。
- 100日+200日線の押し目買い
GBPUSD 4時間足に月足+週足ロウソク
- 100日+200日線の押し目買いVS1.3レジスタンス。
- 重要経済指標:ジャクソンホール会議のパウエル議長公演
売り手の注目
1.3レジスタンス(2023年高値の2番天井候補)
買い手の注目
- 100日+200日線の押し目買い、先週陽線終値が坊主で買いの圧力が強い。
- D1+H4+H1-21SMAが買いのパーフェクトオーダー。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 2023年高値 |
TR中段 | 7月高値と8/15安値 |
TR下段㊦ | 先週安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
1.3周辺のレジスタンスが背景。①8月安値上昇波の押し戻しをショート。②2023年高値に到達すれば利確狙いのショート。
4時間足ブルの視点
100日+200日線の押し目買いをフォロー。①先週高値抜けでロング。②1.3周辺から押し戻せばロング。③1.3周辺で持ち合えば上放れでロング。
今週の値動きと焦点
GBPUSD 1時間足に月足+週足+日足ロウソク
100日+200日線の押し目買いが、2023年高値に到達。
市場全体に100日+200日線の押し目買いが認知され、今週の日足はすべて陽線になった。
日足・4時間足・1時間足の21期間移動平均線が買いのパーフェクト・オーダーを成立させていたので、売られる理由もなく、2023年高値到達まで電車道が続き、金曜日のパウエル議長公演で2023年高値をブレイクした。
毎日の値動き
GBPUSD 15分足に週足+日足+4時間足ロウソク
08/19月曜
- NY時間、先週高値レジサポ転換+H1-21SMA反発、5本目4時間足陽転で青1押し目買い。
- 翌日の東京時間、1.3のレジスタンス、1本目4時間コマ足確定で半分決済。
- 木曜日、3本目4時間足陽線確定、2023年高値の到達で全決済。
08/21水曜
- NY時間、7月高値抜け、5本目4時間足陽転で青1ロング。
- 翌日、3本目4時間足陽線確定、2023年高値の到達でアウト。
今週の深堀り
映画レッドクリフで、天才軍師の諸葛亮(孔明)は、扇子で頭を仰ぎながら「成功の条件は冷静な心にある」と言ってた気がする。
この瞬間のパフォーマンスを最大化するのに、心が乱れたらダメですよね。
今、考えると、ボクがFXを始めたタイミングは最悪でした。
父親の認知症が悪化、その父の姿にショックを受け、母が鬱になり、その後、寝たきりに。自分自身も無職になり、子供は大学受験に失敗して浪人。
親の心配、お金の心配、子どもの心配、将来に向けて不安しかないストレスで、気づけば血圧は180オーバー、毎日フラフラしてました。
このうえ、ボクが鬱にでもなったら家庭が崩壊してしまうので、毎朝、朝日を浴びてセロトニンを分泌させながら河原を歩き「そのうちなんとかなる」「きっとうまくいく」と念仏のように唱えるのが日課でした。
トレードは損したくない「損失回避傾向」が顕になるので、対策なしに、冷静な心を保てません。
かけた時間とお金の対価を求めてるのに、損ばかりしていたら、自分が情けなくなります。
ボクは、心に余裕がなかったので、冷静な心を保てるよう試行錯誤しました。
きっと、ボクと同じように、切羽詰まった現状からの起死回生を狙って、FXに挑戦してる方もいることでしょう。
どこで今回は、トレードでダメージを受けながらも、自分を信じ続けられる工夫を3つのポイントにまとめました。
1.リスク管理
これは最もオーソドックスな、「損失回避傾向」の解決方法ではないでしょうか。
「資金管理」を行うのは基本中の基本で、特にリスクの上限(リミット)を決めるのは重要です。
これで「リミットを超えて、お金が減ることはないという」安心感を得ることができます。
FXは技術の修練がいるので、最初から安定的に勝つことはできません。
最初は儲けるのではなく、学ぶことを目的にして、例えば、一ヶ月に相場に支払える授業料を決め、その縛りのなかでやってみてください。
逆に言えば、この一ヶ月縛りのなかでなら、どんな方法論を試しても構わないと思います。
リミットに達したら潔く諦める。
この経験値を積むことが大切です。
2.ワンセット思考
野球は9回、ゴルフは18ホールで勝敗を決めますが、トレードもワンセット単位の損益で判断する考え方です。
例えば、月トータル、あるいは、週トータルで黒字なら勝ち、押し目買いのトレードなら、押し目候補を割るまでワンセットと考えます。
そもそも、ポジポジ病や、その反対のタジタジ病は、初回の負けトレードによるダメージはトリガーになることが多いです。
まだ、勝負はついてない。
この気持ちが、ストレスを軽減させてくれます。
3.仮説思考
リスク管理やワンセット思考は、言うなれば、ロック・クライミングのカラビナのような機能を果たします。
感情のタガが外れないための安全装置です。
しかし、命綱があっても、足場が崩れて滑落すれば、少なからずダメージをくらいますし、クライミングの労力に対し、報酬を受け取るどころか、お金のゲージが減らされてしまいます。
そこでボクは、
お金で知識を買った。
この気持ちになるようにしました。
お金と知識のトレードなら、自己投資といえます。
ボクは、相場を実験室(ラボ)、トレードは実験という見方をしてます。
(トレードのダメージを軽減・激減・無効化する3つのマインドセット)
この見方なら、実験に失敗しても、うまくいかない方法をひとつ学んで、成功に一歩近づけたことになります。
書籍の購入は、最もコスパの良い自己投資で、知らない知識を1000~1600円程度で学べます。
ただ、書籍にもダメ本と良書があるように、トレードにも良し悪しがあります。
学びの多いトレードの条件とはなんでしょう?
それは、そのトレードが「合理的な仮説」に基づいているかどうかです。
仮説を言葉にすると「もし◯◯だったならば、~である」となりますが、この見方が合理的なら、同じ見方をするトレーダーも多くなります。
多くのトレーダーが同じ方向を向くなら、その仮説は実証されやすいわけです。
トレードでの仮説検証とは、主にトレード手法や値動きのパターンを実験や観察を通じてデータ収集して、実際に有効かどうかを検証するプロセスを指しますが、日々のトレードで行う、環境認識、シナリオ、トリガーのプロセスも仮説検証と同じ理屈です。
今週のユーロドルを、売り手と買い手、それぞれの仮説に分けて考えてみましょう。
売り手の仮説
大局は2023年高安のレンジ相場、100日と200日線は横ばいで、中長期的な方向感は薄い。
先週足陽線終値が、日足レベルの三角持ち合い高値と1.1のキリ番を更新したが、大局はレンジ相場なので、8月足終値は1.1を超えられないかもしれない。
キリ番1.1が重視されれば、先週高値とH4チャネル高値でダブルトップを形成するので、今週足は陰線になるだろう。
買い手の仮説
売り手と同じく、大局は2023年高安のレンジ相場、100日と200日線が横ばいで、中長期的な方向感は薄い。
2週前の上ヒゲで強く反発したにもかかわらず、1.1キリ番を先週陽線の終値が更新、日足チャネル高値も上抜けた。
この事実は買い手の強さを示唆するので、12月高値(前回高値)への上昇が見こめる。
結果
結果、買い手側の仮説通りに、先週高値更新後は、12月高値へ向けて電車道になりました。
売り手と買い手で、1.1キリ番への見方は違いますが、買い手の仮説が売り手の仮説に比べ、圧倒的に有利ちもいえないので、双方の仮説は合理的といえます。
このように、ボクは売り手と買い手、それぞれに合理的な仮説を考え、有利な側にポジションを持つようにしてます。
また、短期売買なので、順張りや逆張りの概念はあまりなく、売り手の仮説が崩れたら即座に買い、買い手の仮説が崩れたら即座に売ることもあります。
相場は波と節でつくられてます。
(迷晴れエッセンス濃縮!相場は波と節(フシ)で出来ている。)
売り手と買い手、双方の「波」を意識した仮説が交差するところに「節」ができる。
売り手と買い手、双方の仮説が合理的なら、その「節」が綱引きの真ん中になるので、よく結び目を観察して、勝馬に乗ればいいわけです。
参考になれば幸いです。
来週の相場観
ドル円
概要
- 2024年安値への2回目の下値試し中。
- ジャクソンホール会議でパウエル議長が米国の利下げ局面入りを宣言。大局的には、円高ドル安が進むかもしれない。
- 155円下降波の戻り売りVS2024年安値サポート。
- 先週は2番底を探る動き。
- 金曜日のパウエル議長の利下げ宣言は、折込済だったせいか、市場の反応は然程大きくなかったように見える。今週は、この下落が続くのかを見極めたい。
- 8月最終週なので、下値を攻めきれずに、下髭をつくり始めるかもしれない。
- 重要経済指標:月末リバランス
売り手の注目
- 米国の利下げ確定。
- 155円下降波の戻り売りが継続中。
- D1-21SMAの上値押さえ。
買い手の注目
- 2024年安値のサポート。
- 2番底を探るサゲ渋り感アリ。
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 2週前高値 |
中段 | 先週高安 |
下段㊦ | 8月暫定安値 |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
155.00下降波の2週前高値の戻り売りを、2024安値へフォロー。
4時間足ブルの視点
2024安値サポート背景。2番底形成から2週前高値ネックラインへロング。
ユーロドル
概要
- 2023年高値は、2021年高値下降波の戻り売り候補。
- 2023年高安のハラミ、200+100日移動平均線が絡む横ばいで、中長期的な方向感は弱い。
- 日足レベルの三角持ち合い高値+1.1を突破、2023年高値への上値試し中。
- 先週は、2週前陽線終値の1.1キリ番+日足三角持ち合い高値ブレイクをきっかけに、12月高値まで電車道となった。
- 金曜日にパウエル議長の利下げ発言で、先週陽線終値が12月高値を更新したが、週明けの動きを見極めたい。
- 先週陽線の終値は12月高値を更新、2023年高値のネックライン(先週高値)まで上昇。
- 8月足最終週で上髭をつくり始めたら、上値を攻めきれないかも。
- 重要経済指標:月末リバランス
売り手の注目
- 先週高値は2023高値ネックライン。
- 2023年高値が意識されて、金曜日のパウエル急騰が続かない疑いもある。
買い手の注目
- 先週陽線終値が12月高値を更新。
- 日足・4時間足・1時間足の21期間移動平均線が、買いのパーフェクト・オーダー。
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 2023年高値 |
中段 | 先週高値(2023年高値のネックライン)と8/23急騰安値 |
下段㊦ | 先週安値 |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
2023年高値レジスタンス背景。①先週高値に頭を押さえられれば、8/23安値へショート。②2023高値に到達すれば利確狙いのショート。
4時間足ブルの視点
7月高値上昇波フォロー。①8/23安値サポートで先週高値へロング。①先週高値をブレイクすれば、2023高値へロング。
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コメント (12)
今週は、次女三女の高校受験、大学受験のためのオープンスクール三昧で、あちこちの学校を見て回っていました。そんなこともしない、ていう人も多いのですが、見て回るのもなかなか面白いので娘と回りました。
それは言い訳にできないのですが、指値を使ったり、ここはと思うところを逃すこともあったり、あまり落ち着いてトレードできなかった日がありました。
ですが、全くトレードしてなかったわけではなく、勝てたところもあったのですが、
金曜日のジャクソンホール会議。だいたい、おおよその情報は漏れ聞こえては来てたのですが、あまり冷静になれていなかったのか?やらかしてしまいました!!!ギャーーーーー
なんで??て思います。ようは、落ちてきたナイフに刺されて死んでしまいました。。。
テクニカル的にも、チャネル上部で、3月安値と月足21smaのダブルレジスタンスでショートが有効、ファンダ的にも米国は利下げ確定、日銀も植田総裁はタカ派的考えで利上げ方向、両方ショートなのに、なぜ私はロングしたのだろうか?
もうこの土日、自分のあほらしさに打ち負かされて、今までにないような情けない、もう、正直、今チャート見ると昨日の失敗を思い出して嫌になります。
まぁ、損失はずばり5000円ほどなんですけど。でも、これって金額ではないんですよね。
もちろんお金を稼ぐために頑張ってるのですが、自分自身の信頼の問題なんです。
うちもはっきり言って、切羽詰まっています。
うちは、主人も私も学歴は大したことないですけど、子供達には思い切りやらせてあげたいので、教育費にはお金がかかります。娘は三人いるのですが、娘たちが私くらいの年齢になったとき、日本はまた変わっているだろうし、
その未来のためにも、何をするにもお金がかかります。
稼がないと!!とは思うけど、なかなかです。もう向こう岸は見えてきてるのに、まだ遠い向こう岸。
できるはずなのにできないーーーーーー!!
ちょっと、この土日で心を癒し、再度マイルールを見直します。
かなり出来てきている。大丈夫だから。という思いもある。
先生のブログを読むと、本当にさすが先生だといつも思わされます。何が違うんだろう、たくさん違うところはあるだろうけど、先生の視点を持ちたい。
この土日は、視点についてもう一度確認します。
いつもありがとうございます。早く、迷はれボックスに投稿したいですけど、もっと自分自身に信頼を置けてから投稿したいので、今しばらくお待ちくださいませ。(笑)
来週こそは!!
来週は、満足するトレードをします!!(ง •̀_•́)ง
月足smaレジスタンスはまだわかりませんね💦
私の設定がずれてる可能性もあります💦
読み流してください、また考えます。
すみません、21×31=651
で、日足にsmaを設定したら、月足21smaが表示される、であっていますでしょうか?
これなら、先生のと同じ位置になりました。
日足チャートに月足なら21×21=441の設定です。
やはり人間ですから、思いがけないところで冷静さを欠いてしまうことはあります。
特にジャクソンホール会議のような重要なイベントでは、情報が溢れてプレッシャーも大きいですしね。グザっとナイフに刺さってしまったことは残念ですが、損失が絆創膏を貼るくらいに抑えられたことは、リスク管理が機能している証拠です。
「自分自身の信頼の問題」そうそう、お金の問題じゃないんですよね。でも、成長って本人も気づかないうちに進んでいるので、必ずその日が来ます。この土日で心を癒し、再度冷静に、自分自身の強みと弱みを確認してみてください。
迷はれボックスへの投稿を心待ちにしていますが、焦らずに自分に自信が持てたときで大丈夫です。こちらこそ、いつもありがとうございます。これからも一緒に頑張りましょう!
1週間お疲れさまでした。
コメント失礼します。
人に歴史ありですね。
自分より優れた人や成功を収めた人を見ると、才能に恵まれ、努力などせず、最初から上手くいっていたように思ってしまいます。
苦労して努力を積み重ねたからこそ言葉に重みや説得力がでてくるのであって、与えられただけでは何も生まれないんだろうなと感じました。
トレーダーとして駆け出しだったころの話をまた聞きたいです。
ダメな時こそ前向きに。人をうらやんでも始まらない。トレードを選んだのは自分である以上、やるしかない!
本当にその通りですね!
ボクの場合、「あなたならできる!」と、信じて疑わなかった家族の応援が何より偉大でした。あれがなければ、粘り強く頑張れなかったかもしれません。
不遇な時期は、ついつい、他人をうらやんでしまいがちですが、それでは何も得られません。自分で選んだ道を信じて、やるべきことに集中することが大切だと思います。
これからも一緒に、前向きに頑張りましょう!
お疲れ様です。
今週はドル円の火曜のショートを迷晴れ様と同じポイントからエントリーできました。
仕事が繁忙期のため時間がないですが、毎朝30分早く起きて前日の値動きを4つの心理から自問自答するようにしました。
とにかく考えてみる、自分が当たり前に思ってることをもう一度考えてみる。
サポートされたら、レジスタンスされたらと当たり前にシナリオを考えていましたが、ふと自分にとってどうなったらサポートされたとなるんだろうと、疑問に思いそこから色々な事が頭に浮かび考え気づかされた1週間でした。
「相場を難しく考えない」とよく耳にして、それをスケープゴートにして考える事から逃げていた気がします。
それを言えるのは考えすぎなくらい考えて、後は神のみぞ知るの境地の人なのかもなどと思いました。
とりあえずしばらくは自問自答を繰り返し考える事を楽しみたいと思います。
おつかれさまです。
「相場を難しく考えない」
これは、物事を抽象化して本質を見極めること。
プロは軽く歌うし、職人の手に迷いはありませんが、単純なことって、簡単なわけじゃないんですよね。
いつもご教授頂きありがとうございます。1、リスク管理に関しては常に平常心を保つのが重要ですが、自分のようにいいところまでは行っても最後の一歩がなかなか届かない原因は平常心によるリスク管理の甘さかと思います。負けた後の不安思考から、一度撤退すべきところなのに深追いしすぎて大ダメージになってしまうことの繰り返しです。最近は海外口座は殆どやらずに国内口座で1000通過単位でやってますが、負けても大した金額にならず損切りも簡単にでき、調子が悪くて連敗しても時間が経つと元に戻してます。メンタルの波が少なく淡々とトレードしてれば少しずつ結果が出てくるということかと思います。2、ワンセット思考と3、仮説思考ですが自分は計画的ドテンを最近チョクチョクやります。1、リスク管理にも繋がりますが自分は事前に決めた損切りラインにタッチしたら問答無用で即切りですが、こうなったら空かさずドテンというのも先に決めてる時もあります。但し往復ビンタになった場合は即撤退でダメージの回復を待ちます。このダメージ回復をしないまま命がけの追撃をするから最後のオケラになる訳で攻める時、守る時、逃げる時の想定を常に頭に置いてトレードしたいと思います。
「計画的ドテン」
相場の分水嶺で、ボクもよく使うテクニックです。
どっちに転ぶかわからないが、どっちに転んでも構わない。
そんな「両建て感覚」なので、精神的に楽なんですよね。