28Feb
今週のユロ円は親レンジ内の子レンジのブレイク以外あまりトレードする気がおきない相場でした。
photo credit: ENZAN – Hinamatsuri – guirlandes via photopin (license)
ポジションを持つ人が、どこで損切るかを考える。
相場には2種類の人間がいます。ひとつはすでにポジションを持っている人、そして、ポジション建てを待つ人です。とくに相場を動かす原動力になるのは損切りなので、今、どのレートに損切り注文が集中しているかをチャートから判断するスキルは短期トレーダーには必要です。
親レンジ内に子レンジをつくり、上限下限もわかりにくいレンジ相場。
130円(MN-2)からの買いと月足(MN-1)からの売りとの攻防が起こりやすく売りも買いも両方考えられる場所です。
週足を見ると今週は戻り売りの一週間となりました。
月曜日の日足陰線が火曜日、水曜日の足をハラミました。このような足になった場合、ハラミ内のトレードは難しくなりますので、ハラミをブレイクしてからのエントリーがオススメです。
上図の通り上位足の移動平均線がからみ合ってお祭り状態になっていてトレードは難しい相場です。戻り売り候補はH8-2の親レンジ上限、H8-3が親レンジ下限、その中に日足のハラミ足があり子レンジをつくりました。
この子レンジを抜ければ狙いますが、下なら親レンジ下限(H8-3)があるので伸ばせてもここまでです。
買いの損切り注文(売り)が集まってそうな場所は絶好の売り場。
ブレイクしないレンジはありません。とくにレンジが長期間な場合はブレイク後、溜まっていた損切り注文を消化して一気に動く可能性があります。高値を切り下げH1-3が引ける頃には、買いの勢いも落ちつき、そろそろかなという感じが伺い知れます。
1時間足(H1-1,H1-2)の下には損切り注文が溜まっていましたので一旦下落し始めると、これらの注文を巻き込み一気にレンジ下限まで下がりました。
今週のわかりやすいエントリー・ポイントは日足ハラミ抜けのCゾーン、次にBゾーンです。ここには買いの損切り注文、つまり売り注文があるので勢いよく下落していきました。
一番早いエントリー・ポイントAはH1-3付近で買いの利食いをした人(売り)+逆張りの売りでH1-1までレートが下げられ、そこからの反発買いが止められたのを確認してからのショートです。
今日のまとめ
チャートのカタチやラインも大事ですが、そこに集団心理分析が加わると動く所が見えてきます。そーゆーとこを狙えるのも裁量トレードならではの良いところです。
■投資のリスクについて■この動画、ブログは、相場について個人の見解を解説したものであり、利益を保証するものではありません。投資をされる場合は、それに関わるリスクを十分ご考慮の上、ご自身でご判断ください。
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コメント
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コメント (18)
待ってました。まよはれさんの動画UPが一番の楽しみです。
有難うございます。頑張って続けていきます!
とてもためになりました。
先週のチャート分析は、レンジの中のレジサポの強弱が中心で、
正直、難しいな、と思いましたが、今週の大きな下落についての話は
なるほどという感じで理解できました。
珍しく移動平均の引用がありましたが、私も25-100-200の3本の多重表示をしてみると、
1時間足では3本とも収斂したレートから一気に下落していました。
仮に、1時間の25期間を、1時間の標準的なMAの方向とすると、
4倍の4時間と、8倍の8時間のチャートでも
MA付近からの下落というチャートポイントが生じていたことになり、
大勢の参加者が売りで集中しそうな場面だったということですね。
MAの多重表示は、トレンドがないチャートでの交差が混乱して嫌いなのですが、
そろって収斂して一気に拡散、という場面では役に立ちますね。
レンジが、さらにはらんで収縮してきた時には、
複数の時間軸で収縮していて、どちらかに抜けたら一気に動き出す可能性がある、
ということをしっかり覚えておきたいと思います。
ありがとうございました。
収縮と膨張を繰り返すのは相場エネルギーの特徴ですが、レンジ相場は収縮している状態なので移動平均線の多重表示やボリンジャーバンドなども、そのようなカタチになります。膨張するポイントをインジと合わせ見るのは良いアイデアだと思います。
これまで購入した商材を封印し、
基礎を一から(特に環境認識)勉強し直している弱者です。
いきなり質問で申し訳ありません。
どこの動画でも言われてる事なんですが、
エントリーの局面などでよく「跳ね返るのを確認してからエントリーしてください。」
この跳ね返りが確定されるタイミングはどこでしょうか?
私はというと、
綺麗にV字が描かれるのを確認して入ると、損益比率が1を切ってしまう。
逆に、少しの跳ね返りに反応して入ると、逆行して損切りにかかってしまう。
この2つのジレンマでエントリーに迷いが生じてしまい、チャンスも見逃すことが多いです。
行き着く所は、正しい環境認識と多くの経験なのではないかと思い勉強中ですが、
もし、明確なものがあればご教示していただけないでしょうか?
過去チャートを見るとわかりますがサポートラインやレジスタンスラインでV字になるケースは稀だと思います。通常はWボトム(トップ)や三尊になっているはずです。自分のトレードしたい時間足より小さな足で確認してみてください。
おはようございます!
先週金曜の夕方から夜中にかけて狙いを定めポジションを持ちました。思惑通り上昇…20~30pp抜けた所で、怪しい動きに…
欲が出てしまいました。その1時間後下落スタート!
そして撃沈…ストップは建値にずらしていたので良かったのですが悔しいです!今回の週刊チャート分析…直球ど真ん中です。
ありがとうございました(^^)
こんにちわ!そーゆーこともありますよ。負けなかったので良しとしましょう。
マヨ晴さんにお聞きしたい事がありました。口座はどこの会社のものをお使いですか?スプレットが安いものとしてDMMなどありますが、おすすめの会社などありますか?変な質問してすみません。ずっとお聞きしたいと思っていました。よろしくお願いします。
メイン口座はGMOクリック証券です。DMMも使いやすいと思いますよ。やはり人気のある会社の方が安心感があります。
チャートはFXトレードのMT4を使用しています。口座はブロードネットを使用していますがスプレットの安いDMMかGMOに乗り換えないとと思っていました。ありがとうございます。
こんにはNonさん、ご無沙汰しております。
Nonさんは、ユロ円での取引しかされていないのでしょうか?
ユロ円メインで別通貨も取引されているのか、他通貨もある程度
監視されていて、チャンスがあれば同様にエントリーされているのか教えてください。
ユロ円をメインの場合は、その理由も教えていただければと思います。
いつも、テクニック、マインド他総合的にとても学ぶことが多いサイトで
大変ためになっております。
今後も、よろしくお願いいたします。
最近は特にユロ円だけでトレードしてます。ブログや動画の更新がおかげさまで忙しくなり、他通貨監視まですると注意力が散漫になり大きなミスをしそうだからです(笑)ユロ円はドル円よりもボラタリティが大きいので、1トレードで20~50ピプス位抜けます。1日それくらい取れれば僕は十分なのでそうしています。コメント有難うございます。
いつも勉強させていただいております。
FXトレードの真髄をここまで解説している本やサイトは見たことありません。
今まで、先物、株、オプション、FXで負け続けた私にとって本当に神様的存在です。
私はポンド円を取引しているのですが、長期足が上昇トレンドなのでそろそろ上昇トレンドに転換するだろうと思い、買ばかり狙って14連敗しましたが(3月21日時点の話です。)、この動画をみて負けた原因が少し解ったきがします。
ずーっと損切りを刈られてたんですね。
今度は刈る側に廻るべく研究努力したいと思います。
応援しています。今後ともよろしくお願いします。
何かヒントになっていれば幸いです。基準を持って負ける分には「学び」になっているはずです。そういう学びが大切だと思います。コメントありがとうございます。
「損切り注文が集まってそうな場所」というのが、よくわかりません。単純に考えるのでしたら、ラインが引ける価格ということになるのでしょうか?
必ずしもライン=損切注文ではないです。大事なことなので、他の動画も含め、ご自身で年間検証してみてください。一問一答してしまえば簡単ですが、それでは、わかったつもりになるだけで、身につかないと思いますので。
拝見させていただきました。
注文の集まりそうなポイント、今まで何度も動画を見ておっしゃっていたことなのでずっと自問自答してきました。
今回の動画で、もう少しで自分なりにわかってくるかな〜という気がしました。
気のせいでないことを祈りたいです。
持っている人、待っている人、複雑に考えすぎてここまで整理出来ていませんでした。
この目線で相場を見れるようになりたいです。
素晴らしい学びをありがとうございました。