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【迷晴れボックス#52】レンジ相場は、利食い千人力。

ブログの『迷晴れボックス』から投稿された、”負けトレード”を考察、トレードの疑問にテクニカル・メンタルの両面からお応えします。



ポジポジさんの負けトレード

初めまして、ぽじぽじと申します。昨日エントリーしたポイントと反省をまとめたので、エントリーのセットアップは良かったのか、反省の見方は正しいのか、ご教授してくださると助かります。

4時間足

4時間足の環境認識としては、三つのトップを確認し、緑線のネックを抜けたのを確認して、オレンジゾーン付近までは下がるんじゃないかと思いました。

1時間足

一時間足で細かく見ると、緑ネックを抜けた後に戻ってきたのでレジサポ転換を狙ってました。

5分足

更に5分足で見ると、5分足の中でもダブルトップを作っていたので、黄色い斜め線を抜けたあたりでエントリーしましたが、一時間足でみるダブルトップを作る前のレンジ安値で跳ね返って損切にあってしまいました。

悔し過ぎて、チャートを見返したら、私がエントリーした所が、日足はらみ足の中であることに気付きました。もしこのはらみ足の存在に気づけてたら、早めで利確できたなと反省してます。

迷晴れ解説

4時間足に月足+週足ロウソク

4時間足をみてわかることは、週足大陰線ハラミのなか、高値切下げ+安値切上げでブルベアは拮抗、方向感もないことです。

1時間足に週足+日足ロウソク

ポジポジさんの紫投稿ネックライン(ボクならもう少し上、行って来いのロウソク足を省く)は、逆三尊のネックラインとも重なっています。

赤矢印のように、1.160付近まで落ちるかもしれませんが、緑逆三尊右肩で、即反発する可能性もあるところです。

反省点として、ハラミ足といわれてるのは、前日26日陰線のことでしょうか、確かにハラミ足になりそう(そうなった)ですが、ロウソク足二本ないと認定できないので、今回の27日の段階では、まだハラミ足候補です。

5分足に日足ロウソク

今回の負けトレードは、赤〇ショートですが、底でグズってる時間があったので、レンジのなかで、逆三尊からの買いを受けるかも、という認識があれば、利確できたのではないでしょうか。

利食い千人力

”利食い千人力”とは、含み益を喜んで、さらに利益を追わず、ある程度で儲けを確定させるのが賢明という意味です。とくに、レンジのなかではいえてます。

せっかくなので、ネックラインについて少し…

”ネック基準”で、目線を変える人はいますが、ラス押し目Aを下抜くまで、”ダウ基準”では買い目線です。

つまり、安値Cを下抜いたことで”ネック基準”の売り目線の人と、まだラス押し目を下抜けてないので”ダウ基準”の買い目線の人が混在します。

じゃ、どちらが正解というと…とっちも正解、どっちかを選ぶかの問題ですが、おそらくは、赤太レジスタンスの強さで決まるでしょう。

ハラミのなかでは、一時的な短期逆トレンドができるので、安値Cを下抜けば、ラス押し目AまでのABハラミ限定売り目線ですが、紺太波でみれば、ラス押し目Aを下抜くまで、ダウ基準で買い目線です。

基準点を持たないと訳がわからなり、何をしたいのかわからなくなります。

あと、レジサポ転換問題…

これに関しては、数回前の『迷晴れボックス』でもご紹介しましたが、安値が高値になって”レジサポ転換”するとは限りません。

つまり、安値Cが高値Eになる根拠はないということです。

これは、押し目買いが更新した高値で、戻り売りが更新した安値で、必ずしもレジサポ転換しないのと同じ理屈です。

ネックラインとは…

Wトップのネックラインは、押し目になれなかった安値。

Wボトムのネックラインは、戻り目になれなかった高値。

ネックラインとして目線変更の役目はありますが、壁になるかどうかは、また、別の要素が必要です。

今日のまとめ
なかむら さま

ずっと頭の中が混乱していて、、、やっぱり疑問が湧いてきます。

今の私の解釈としては、長期足で大まかな相場環境を把握し、短期足に落とし込んで行く。そう理解してはいるのですが、、、、

しかし、短期足で作られた波が長期足へ波及していくのだとも思っています。

ならば、まずは最初の手がかりとして短期足の動きを観察して長期足の動きを読み取る!時系列的にはそうなるべきではないかとも思ってしまうのです。

その考えが抜けないため、1分や5分足を凝視してしまいます。

波のフラクタル構造も出来上がった波としては、理論的には理解できます。

『短期足を見ていても仕方がない!』そういう言葉を耳にしますが、結果が物語る以上、正しいことだと思います。

でも今の私には腑に落ちず、、、やはり、”短期の波が長期の波を作っていく”というその解釈と、長期足から短期足へ落とし込んでいくうち作業が矛盾して思えて一向に前に進めない日々です。

迷晴様の動画を見れば、理論的には理解できますが、実際の波を見ていると、5分足が12本作られた後に1時間足が1本作られる。

やはり、短期足の波が先に作られた結果の長期足。

そんな時間差を考えると頭が混乱してしまいます。

トレードは未来の波な対して行うもの。そうも理解していますが、未だ、その基本的な解釈が飲み込めずにいます。私は大バカものでしょうか。

まとめると…

短期波から長期波がつくられるのに、長期足から環境認識するのはなぜ?

こちらは、マルチタイムフレーム問題ですね。

人間にも、アクティブな人と、パッシブな人がいて、人生に波が立ちやすいのは、おそらくアクティブな人ですが、人にとって時間は等しく誰でも歳をとります。

仮に、世界中のトレーダーが一切エントリーもイグジットもしない”空白の1時間”があったら、1時間足以下は、全て高値・安値・始値・終値の4本値が揃います。

ロウソク足や波をつくるのは人です。

人が、ロウソク足の続き、波の続きをつくります。

つまり、ロウソク足や波の前に、”人”にフォーカスすれば、マルチタイムフレームの概念が理解できます。

話を単純化するため、相場の世界に3種族がいると仮定しましょう。

短期波をつくる小人族のスキャルと、中期波をつくるエルフ俗のデイ、長期波をつくる巨人族のスインガーです。

波の転換部は、逆張りを好むデイ、スキャルの縄張りで、この2つの種族が、Wトップ・ボトム、H&Sといった、転換サインになるフォーメーションをつくります。

いわゆる”ファーストペンギン”です。

では、ファーストペンギンは、何をみて海に飛び込もうとするのでしょう?

それは、長期スインガーが意識するだろうレートです。

長期スインガーが意識してるということは、持ってるポジションを利益確定させる可能性もあります。

そういう値動きが、それまでの流れを止め始めます。

そのレートの見当をつけるために、1時間足チャート以上みます。5分足チャートを左に送ってみるのは不可能ですからね。

短期足に落とし込む、という表現は、長期足で環境認識して、中期足で狙う動きを決めて、短期足でエントリータイミングをとる、という意味だと思います。

波の転換に成功することもあれば、”底固め”が崩れることもあります。

たとえば、ラス戻り目を上抜けて”ダウ買い転換”すれば、”長期押し目買い”成功とみて、スインガーもマーケットに参加してきます。

これくらい時間が経過すれば、4時間足ロウソクや日足、あるいは移動平均線などが”買い”のサインを出しています。

スキャル・デイ・スインガーの順番でマーケットに入ってくるので、短期波が長期波をつくるように見えますが、3種族のベクトルが揃っただけのことです。

つまり、3種族の投資心理と行動には、タイムラグがあるのではないかということです。

スキャル・デイ・スインガー、今、自分が立ってる場所が、どの種族のエリアなのかを意識できることが”相場の環境認識”ではないでしょうか。

短期をヘリコプター、中期をプロペラ機、長期をジェット機とします。

ヘリはホバリングや小回りが利き、滑走路も不要ですが、気候距離が短く、多くの人は運べません。

プロペラ機はヘリより飛行距離が長く、多くの人を運べますが300mの滑走路が必要です。

ジェット機は飛行距離が長く、大勢を運べますが、3,000mの滑走路が必要、小回りも効きません。

滑走路の長さ=相場が動意づくまでの待機時間で、長期になるほどフォーメーションを待つ時間がかかります。

短期を見ても仕方がない。

これは、天底を忙しく飛び回るのはヘリにまかせて、中期プロペラ機の離陸に便乗するほうがいいという意味です。

俗にいう、頭と尻尾は猫にくれてやれ、というやつですね。

波の転換部を、今回の内容を意識して、吐くほど検証してみることです。

転換部は複数波が混在する難所ですが、波はジグザグしているため、常に”転換”しています。

避けて通れないので、立ち向かったほうがいいです。

ボクは、転換部の構造を理解できれば勝てると思って、チャートをプリントして、吐くぐらい線を引きました。

頭の使い過ぎで、おでこの真ん中にオデキができ、”第三の目”と呼んでました。

こういう混乱は、とても大事、自分の頭を使ってる証拠です。

混乱を避けて通る人は、物事をブレイクスルーできない人です。

ボクは脳を活性化させるべく、チョコを食べ過ぎて、少し太りました。

◆お断り◆
この動画は「学習」を目的に制作されたものです。個人の見解を過去のチャートから解説したものであり、未来を予想したり、利益を保証するものではありません。

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コメント

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  • コメント (15)

    • toshi
    • 2018年 9月 05日

    いつも勉強になる動画ありがとうございます。
    自分も同じところで悩んでいたので今回もすごく為になりました。
    一つご質問してもよろしいでしょうか?

    マルチタイムフレームでみると
    上の図にある安値Cが1時間足で引けたネックラインと仮定するとラス押し安値部分には4時間足のネックライン
    また、さらにそれを下抜くと日足での押し目候補が見えると思います。もし、長期足の押し目まで下がった場合は、押し目の成功には、ある程度強めのサポートの反発が必要と考えていました。先日はその考えが違っており、目線の切り替えがうまくいきませんでした。実際はどこで押し目が起こることが多いでしょうか?自分は61.8%、50%、38,2%あたりに強めのサポートが引けるところで待ちますが間違っているでしょうか?また、押し目について長期と短期で考え方を変える必要はないでしょうか?よろしくお願いします。

      • NoN
      • 2018年 9月 05日

      タイムフレームごとに押し目の位置が違いますが、おっしゃるように、50%~61.8%辺りが適当かと思います。38.2%は下落相場や強め波動のときが多いです。

        • toshi
        • 2018年 9月 05日

        ありがとうございます。
        タイムフレームごと押し目の位置が違う事があるのですね。
        個人的な印象ですが、4時間足以上の押し目が入るところは結構深く押されるか、強い水平線で反転ている気がします。波の転換と含めて、FT3での検証テーマにしてみようと思います!!

    • 猫チャギラ
    • 2018年 9月 05日

    おはようございます。いつもご教授頂きありがとうございます。ポジポジさんの解説でマヨハレ先生ががよくエントリーするとおっしゃったダブルトップからのEの印のところですが、別の人の動画でも鉄板エントリーの形として説明してました。やはり勝ってる方々の目の付け所は同じだと感じました。また後半のマルチタイムフレームの解説でも自分で検証することの重要性をお話されてましたが、これも他の解説者の方々もよく言われていることです。自分で検証して獲得したものはずっと有効な武器として使っていけるということですね!自分もこれはと思うものはその都度検証していきたいと思います。

      • NoN
      • 2018年 9月 05日

      人に教わったこと、そのままでは、自分の”答え”にはなりませんよね。

    • 山崎
    • 2018年 9月 05日

    いつも気付きの多い動画をありがとうございます。

    基準が一本通るまでは、やはり混乱すると思います。

    トレードノート以外にわたしも波引きノートがありますが、コメントまで書いてあって何を考えていたか
    見返せるようになっています。今読むと、すごく小さいスキャルのような範囲に必然性をもとめて、
    ここでエントリーで、このローソクが出たらイグジットのように書かれています。
    今では、そんなのわかんなくてよくない?って感じですが、そうやって何度も同じチャートを読み返して、
    基準を変えていく作業が必要ですよね。新しいチャートで新しいことを学んでも、結局わからないので、
    わかっているチャートで新しい発見を探すほうが、身になる気がします。

    先日、ロットについてアドバイスありがとうございました。結局、感覚的に逆張りしたくなる、もしくは、逃げたくなるチャートパターンがあるということに気が付きました。それはエリオット波動や、パターンの知識からですが、もう少し改善するまで時間がかかりそうなのでロットは据え置いて、しばらく続けることに決めました。感覚とのすり合わせが今の課題です。
    長々失礼しました。ありがとうございました。

      • NoN
      • 2018年 9月 05日

      「本当の旅の発見は新しい景色を見るのではなく、新しい視点を持つことにある」フランスの作家 マルセル・プルースト。ホントにその通りですね(^_-)-☆

    • かとる
    • 2018年 9月 05日

    価値ある作品の作成ありがとうございます。

    波の転換を理解することは、自分にとっても克服すべき重大な課題と考えています。
    私は「押し目戻り目を探してエントリーを繰り返し、微損を重ねて疲弊。本来とるべき波を見逃す」という負けパターンにはまり、時間とお金と気力を失うことが多いです。
    逃した波を追いかけてエントリー後に逆行をくらう、という負けパターンもあります。
    エントリーが早すぎるし遅すぎるというやつでしょうか。
    十分に準備して待ち、その時がきたら躊躇なく踏み出す。これが難しいです。「その時」が分からない状態なので勇み足と二の足を踏むことを交互に繰り返しています。

    ・短期・中期・長期それぞれの波をイメージし、自分はどの波を取ろうとしているのか確認する
    ・反対ポジションを持っている人(持とうとしている人)はどこで、どのような動機でそのポジションを手放すのか考え、 その開放地点を想定する
    ・開放地点に達するのを待って、引き付けて、打つ
    今月はこれらを意識してトレードと検証に臨みます。

    迷晴れさんのコンテンツや皆さまのコメント・投稿は、トレードの道標です。いつもありがとうございます。

      • NoN
      • 2018年 9月 05日

      ぜひ、ぜひ!
      結果どうなったか、また、教えてくださいね。

    • mocha0509
    • 2018年 9月 05日

    ダウ目線とネック目線の考え方の整理は、私も長い間あいまいで、当然これでは安定して勝つことはできませんでした。
    ここは大事なポイントだと思います。

    私の場合、解説の図の形だと一気にトレンド転換はしないと考えて、Dの付近からAまでを狙いたいと考えます。
    そこから仮にAを下に抜いても一旦利食いします。
    図のようにEのあたりで折り返してしまったら、切り上げ線をまたぐなり小さいながらもダブルトップを作るなりのもう一つ根拠が欲しいと思います。

    ちなみにトレンド転換する場合は、BからAを一気に下に抜く、あるいはDからAを一気に抜いた後に戻りを見せてから起きることが多いように思います。そうなる時はBに長期足などの強いレジスタンスがあることも多いと思います。

    他にも条件が色々とあるので一概にこれが正解とは限りませんが、この部分を自信を持って冷静に対処出来れば、かなり勝率や利幅がアップすることは間違いないと思います。

      • NoN
      • 2018年 9月 06日

      とても参考になるご意見有難うございます。
      ホント、相場の構造を理解する上での屋台骨になる部分だと思います。

    • ひし子
    • 2018年 9月 09日

    こんにちは。

    いつも、ありがとうございます。

    FX初心者です。

    勝ち組トレーダーになるべく先生の動画で、勉強させていただいております。

    いままでは、スマホでのトレードをやっていましたが、卒業します。

    最初が感じだと思いますので、先生と同じ環境でやりたいと希望しています。なんのソフトを使用されているのか教えていただけますか?

    よろしくお願いいたします。

      • NoN
      • 2018年 9月 09日

      ボクのはメタトレーダー5。メタ4でも同じことができます。

    • パイン
    • 2018年 9月 11日

    なかむらさんと全くおんなじことで私もぐっちゃぐちゃになりました(。>д<)
    よく考えた結果どちらもそのまま事実でした。

    天底ではいちばん小さい足から転換は始まります。
    でも、ただのバタフライエフェクト(されどバタフライエフェクト)でしかないってことかなと思いました。

    短期足のネックラインブレイク→見合う値幅達成→中期足の天底固めチャートパターンを作りに行く→ブレイク後値見合う幅達成→長期足の転換サイクル(滑走路)完成待ち

    それぞれに見合うゴールがあるのに、そこで利確しないと次の天底固め作りの波で逆行するのは当たり前でした。

    どんだけヒントと答が周りに溢れててもわかった気にしかなれないFX!
    最高に魅力的ですね( ☆∀☆)
    inぐっちゃぐちゃワールド(-)_(-)

      • NoN
      • 2018年 9月 11日

      ぐちゃぐちゃなだけに、スーと絡み合った糸が解けたときは快感なんですよね(^_-)-☆

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