21Apr
ベテラン・トレーダーなら誰もが意識するだろう考動原則を考察します。今後の手法開発やブラッシュアップの参考になれば幸いです。
はじめに:前提を疑う。
人は前提をよく間違える。
前提とはシャツの第一ボタンと同じ。
前提を間違えたら「仮説」も「結論」もすべて間違える。
トレードを難しいと感じますか?
それは、トレードは難しいという既成概念を信じてるせいかもしれません。
うまくいく人は特別な人でしょうか?
例外を設けると、そこで思考が停止してしまいます。
自動車の運転も最初は難しく感じましたが、今はどうでしょう?
うまくいってるトレーダーは、ラリー・ドライバーではなく一般ドライバーです。
舗装路と悪路の区別ができる目を持っていて、舗装路を選んでるだけのことです。
トレードは小学生でもできるもの。
この前提に立てば、小学生にもわかるやり方を見つけようとします。
それには、小学生でもわかる足し算、引き算問題だけ解けばいいんです。
かんたんな問題(相場)だけ選べばいいのに、わざわざ難しい問題を考え、難しい方程式で解こうとしてしまうんですよね。
今回お伝えする内容がトレードを足し算・引き算レベルに引き下げる助けになれば幸いです。
第1考動原則:相場のセオリー(定石)を真似る。
そもそも、トレード手法の定義って何でしょう?
トレード手法 = 相場のセオリー(定石) × 個人の売買ルール
トレード手法とは相場のセオリーをベースに個人の売買ルールを組み合わせたものだと考えます。
相場のセオリーとは「相場の共通認識」のこと、相場の常識のようなものです。
例えば、多くのトレーダーが反転シグナルとしてWボトムやWトップを重用するのは、それが相場の共通認識だからです。
相場のセオリーに逆らった手法では勝ちようがありませんが、逆に、相場のセオリーに従うなら、個人の売買ルールが何であれ、それなりに上手くいってしまうでしょう。
FXを始めた頃、ボクはインジケーターに聖杯を探しました。
複数のインジケーターや無数のピリオドを、相場の状況にマッチングさせることが手法と思い込んでました。
インジケーターは相場のセオリーを数値化、視覚化できる道具という見方ができず「下手の道具調べ」を続けてしまいました。
相場のセオリーを真似る最大のメリットは「メンタル負荷」を抑えられることです。
勝ち負けに一喜一憂するのは「個人の論理」で戦ってしまうからで、負けて気持ちが沈むのは、個人の論理が否定されると不安を感じるからです。
自力ではなく他力本願こそ、メンタルに負荷をかけないコツなんです。
相場のセオリーは「大衆の論理」なので破綻する恐れがありません。
V字反転や三尊天井をみて、今後、WボトムやWトップを信じなくなる人はいません。
それどころか大衆の論理は相場の共通認識なのでトレードの優位性を担保してくれます。
今回はボクが重用する相場の5大セオリーを挙げてみます。
1.相場の波はN字波動を描く。
相場の波はどの時間足であっても、N(逆N)字の波を描きます。
人の身体は37兆個の細胞でできてるそうですが、相場はN波というセルの連続体です。
WトップはN波が高値更新できず、逆N波と重複する現象。
Wボトムは逆N波が安値更新できず、N波と重複する現象。
ボックスレンジは方向感なくN波と逆N波が連続する現象です。
スキャルピング・デイトレード・スイング。
タイムフレームは異なれど、N波を狙うという行為は同じです。
相場がN波連続体ならポジションを持つべきポイントは2つしかありません。
N波の押し目・戻り目、または、高安抜けです。
前者を押し目買い・戻り売り、後者をブレイク・アウトと呼びます。
相場の環境で使い分けますが、このトレードの二大手法だけ理解しておけば十分です。
自分の狙うべきN波を意識できれば、高値や安値を目前にした壁打ちや、リスク・リワードの悪いトレードを回避できます。
2.上位足は下位足より強く、下位足は上位足の支配下にある。
相場の波は下位足から反転を始めますが、これは下位足が上位足よりも強いからでなく、あくまで、上位足の押し目・戻り目などの「節目」が意識されるからです。
上位足の押し目候補が意識されると、下位足の下降トレンドのショート利確、その利確を狙った逆張りロング、下位足のWボトムによる反転シグナルをきっかけに上位足の押し目買いが入り始めます。
1時間足と4時間足なら4時間足が強く、4時間足と日足なら日足が強いです。
青1ロングは4時間足のレジスタンスを抜けませんが、日足でサポートされた青2ロングなら4時間足のレジスタンスを破れます。
このように、上位足は下位足より強く、下位足は上位足の支配下にあります。
3.注目レートにはマグネット効果がある。
緑〇を現在値とすると、1時間足レンジ高値抜きの安値(強者の安値)を下抜いたことで、次は日足サポートが試されます。
この日足サポートへのマグネット効果を利用すれば、現在値(緑〇)でどうすべきかがわかります。
レジサポ転換も同じ原理で、サポートとして機能していた注目レートを下抜けることで、今度はレジスタンスとして機能しやすくなります。
このように、注目レートや注目フォーメーションは値動きを引きつける磁力を帯びます。
「今、どこが試されているか?」
この視点を持つことで適切なプランを構築できます。
4.相場はフラクタル(自己相似)構造。
自己相似(フラクタル)とは部分と全体が同じ姿をした入れ子構造になる現象を指します。
相場がフラクタルになるのは、どのタイムフレームでも、相場のセオリーが共通するからです。
相場は1分足から年足に至るまでフラクタル構造になっていて、ボクはこのフラクタルを活用して売買ルールをつくってます。
Wトップ2番天井からネックライン抜きの下降1波を狙うなら、2番天井にできる小さなWトップ完成をサインに赤〇でショートします。
Wトップ完成からの下降3波失敗の判断なら、安値を切上げた小さなWボトム完成をシグナルに青〇でロングします。
全体と部分の組み合わせ方にコツがいりますが、意識して練習すれば誰でも使いこなせるはずです。
5.時間や期間の節目がある。
相場の節目は価格だけのものではありません。
為替市場には東京、ロンドン、ニューヨークの三大市場があり、それどれオープンとクローズが意識されます。
東京セッションで動かなくても、ロンドンやニューヨークのセッションでは、海外のトレーダーも参入して盛り上がります。
東京時間につくられたレンジをロンドンのオープンでブレイクして大きく動き始めることはよくあるし、東京セッション高安に溜まってポジションを刈ってから逆方向へ動き始めることもあります。
ボクが日本時間夕方のロンドン初動が好きでよくトレードしてます。ニューヨーク・セッションに比べ米国経済指標の影響を受けないのがメリットです。
これ以外にも、月末のロンドン・フィックスに向けての値動きや、年末年始の薄商い、週明け月曜日の窓埋めなど、色々ありますが、まずは毎日の三大セッションによる時刻の節目を意識するのがいいでしょう。
相場のセオリーは相場の共通認識なので、個人の見解なんて曖昧なものとは違ってワールド・ルールです。
世の中に100%オリジナルなんてものは存在しません。リスペクトを受けたモノやヒトがいます。
学ぶの語源は「真似る」ですが、うまくいってるトレーダーは相場のセオリーを真似て、そこに個人の売買ルールをアレンジしています。
全く異なった手法なのにエントリー・ポイントが似てくるのは、何ら不思議なことじゃなく、相場のセオリーというコード進行が一緒だからです。
カノンのコード進行を使えば、皆、似た感じの曲になりますが、これはパクリじゃなく、オマージュと呼ばれます。
むしろ、そのコード進行で相場を観測する大勢のトレーダーがいるからこそ、その手法なり何なりが機能するわけなんですね。
第2考動原則:自分の損得で他人なく、他人の損得で考える。
上がると思って買えば下がる。
下がると思って売れば上がる。
「俺の動き、誰かに見られてないか?」って感じたことありませんか?
この気づきは「相場の真理」を突いてます。
我々は通貨ではなく、人の思惑をトレードしています。
ブルとベア、他人同士の「認知戦」を観察して、より認知度の強い側に付くのが勝つコツです。
認知を歪めようと「ダマシ」を仕掛けてくる輩もいるので、自分の損得で動いたらカモにされるだけです。
俺が俺がの我(が)を捨てて、お陰お陰の下(げ)でポジる。
自分の損得は横に置き、他人の損得にフォーカスします。
なぜなら、値動きには「他人の損得」が深く関わっているからです。
値動きの初動は「損切り・撤退・利確」という、他人の決済注文が動機になっているので、「他人の損得」をトリガーにポジションを持つようにすれば、必然的に高く売れ、安く買えることになります。
江戸時代の相場格言ですが、「まだ」や「もう」に自分の損得感情が介入したら正しく判断できるわけがありません。
そこで、他人の損得にフォーカスするための2つの見方をご紹介します。
1.弱さの肯定
ひとつめは「安値キリアゲ」と「高値キリサゲ」です。
経済指標や要人発言などの突発的な値動きを除くと、強い値動きは、弱い値動きからつくられます。
つまり、値動きの弱さから、強さがつくられます。
安値キリアゲとは、安値を更新できない売り手の弱さを示唆し、高値キリサゲは高値を更新できない買い手の弱さを示唆します。
大衆がこの弱さを肯定することで、強い値動きに繋がります。
過去に高値キリサゲを利用した迷晴れ視聴者H氏の勝ちトレードを紹介してますので参考にしてください。
わかりやすいのはトレンド中の「弱さの肯定」で、上昇トレンドでの「弱さの肯定」は押し目をつくる値動きです。
上位足トレーダーは上昇トレンドなので押し目を待ち、下位足トレーダーが押し目候補までのショートを利確することから押し目がつくられ始めます。
下位足Wボトム完成で安値キリアゲが認知され、上位足と下位足の目線が揃うことでさらに買われやすくなります。
レンジの高値ブレイクの前兆として「弱さの肯定」が現れ、レンジ・ブレイクへの強い動きにつながります。
2.強さの否定
ふたつめは「強さの否定」で、認知度の高い節目やフォーメーションが崩れると逆サイドへ、俗に「値が走る」と呼ばれる現象が起こります。
認知度の高い節目やフォーメーションには注文が集まりやすく、崩れると撤退や損切り注文が一斉に入るからです。
左側は押し目の否定から急落、一段下の押し目候補につけてV字反転(スパイク)からの高値更新。赤ブロック・ショート組の撤退・損切り注文が上昇の燃料になりました。
右側はWトップの否定で下降3波戻り売りの失敗から上昇。Wトップ根拠のショート組の撤退・損切り注文が上昇の燃料になりました。
いづれも「強さの否定」が、次の強いアクションに繋がってます。
明らかに売られそう。
明らかに買われそう。
チャートがそういう顔になったら逆に注意が必要なんです!
第3考動原則:得意な相場で、得意なやり方をする。
ボクはFXとの出会いが5分足と1分足のスキャルピングだったせいか、チャートを開けば、いつ何時でもトレードできるのが、優秀なトレーダーだと思ってました。
それを信じた結果は散々たるものでした。
- 東京時間のレンジに捕まる。
- 上位足の節目に捕まる。
- 波の衝突箇所とは知らずブルベアの攻防に捕まる。
- 買われ過ぎ、売られ過ぎと勝手に決めつけ逆張りしてすっぽ抜ける。
- 押し目・戻り目を待てずに入ってすっぽ抜ける。
- ロウソク足の勢いに釣られ飛び乗ってカウンターパンチを喰らう。
- レジサポに向かって壁打ちしてカウンターパンチを喰らう。
エントリーポイントを探しまくるあまりに、無駄にトレードの難易度を上げてた気がします。
そこから、MTF分析を用いた環境認識力の強化に努めたおかげで、今では相場の混沌と秩序をある程度見極められるようになりました。
本田宗一郎氏も「不得手なことは一切やらず、得意なことだけをやる。」って言ってます。
得意なことだけやる。
トレードもこれが正解なんだと思います。
得意な相場を、得意なやり方でやってれば、無駄にお金が減りません。
トレーダーは評論家じゃないので広い知識など要りません。
相場の「混沌さ」と真面目に向き合おうとしてませんか?
アボカドの種は食べられないので、種の大きいやつはあまり食べるところがありません。
相場の混沌も食べられません、捨てるところです。
ボクは手法探しではなく、環境認識にフォーカスしてきましたが正解でした。
環境認識の練度を上ていくと、種と実が次第にわかるようになります。
ちなみに、ボクはファンダメンタル分析によるトレードができません。
経済指標の結果を予想してポジションを持ったり、世界経済や情勢を見越してポジションを持つこともできません。
しかしながら、今のような短期売買を続けるなら、ファンダメンタル分析をトレードに積極的に取り入れようとも考えてません。
今よりもインプットを増やせば、分析の精度が増すどころか、逆に迷いが生じそうだからです。
チャートはファンダメンタルも織り込んでるので、チャートで判断すればいいと思ってます。
今の円安も、チャートをみればファンダメンタル要因が強く、テクニカルの節目を抜いて加速してるのがわかります。
もっとファンダメンタルの知識があれば、利を伸ばせたりするのかもですが、それはあきらめてます。
苦手を克服する。
得意なことを伸ばす。
この2つの考え方がありますが、ボクは断然後者をおすすめします。
そのほうが早く幸せになれるからです。
得意な分野で、得意なやり方をする。
得意な相場で、得意なやり方をする。
いい意味で「バカのひとつ覚え」を淡々と繰り返すほうが上手くいくというわけです。
人生も相場も同じだなぁ、苦手を克服するには、人生は短かすぎるし、相場は広すぎます。
さいごに
ボクはビギナーの時と比べ明らかに相場を冷めてみるようになりました。
この感情はあきらめるって表現が合ってます。
あきらめるって言葉はネガティブに捉われがちですが「真理を明らかにする」って意味もあります。
相場って自分でどうにかできるもんじゃない。
この相場の真理を受け入れれば、相場を冷ややかにみていれます。
軍師、諸葛孔明はいつも扇子を携え、映画レッドクリフでは「いつも冷静でいるために仰いでいる」と言ってました。
地形や天候も左右して刻々と移り変わる戦況を分析するうえで、熱くなって感情に流されることなく、いつでも冷静でいられることが軍師に求められる気質なら、相場師も同じじゃないでしょうか。
アドラー心理学に「課題の分離」があります。
課題の分離とは、課題が誰に属するか、最終的に誰が責任と結果を負うかで、自分の課題と他人の課題を分けること。
自分の課題に集中し、他人の課題に介入しないことを言います。
つまり、自分でどうにかできることなら、責任や結果は自分のもの、自分にどうにもできないことなら、責任や結果は他人のものです。
相場の値動きは自分ではコントロールできない他人の課題なので、介入しても無駄、勝敗に熱くなっても仕方ないわけです。
自分にはどうにもできない相場で生計を立てようなんてバカなことは考えるなという人もいますが、一理ありますね。
しかしながら、人は基本的に何らかの組織や社会に属しているため、自分の課題と他人の課題が白黒はっきり分けられてるのではなく混在してます。
会社組織なんてまさしくそうです。
他人(経営者)の課題の一部分として、自分の課題(仕事)をこなしてます。
自分の課題のようで、実のところ、経営者の夢をかなえてるわけですが、対価を受け取ることでやりがいを感じます。
相場も一緒じゃないでしょうか。
相場の値動きは他人の課題ですが、その一部に自分の課題エリアを設け、そこで起きた現実への責任と結果を受け入れればいいんです。
今回の三大考動原則が、自分の課題に集中するためのヒントになれば幸いです。
アドラーは他人の課題に介入しないための「嫌われる勇気」を持てといいますが、相場では「あきらめる勇気」を持つことが大切なんだと思います。
◆お断り◆
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コメント
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コメント (19)
いつも勉強させていただいてます。1.は本当に大事な部分だと強く感じます。N字の押し目、戻り目部分以外でエントリーが、自分の負けパターンとなっております。私の様な初心者は、セオリーというものが解らずやっておりました。先生が動画内でおっしゃておられるセオリーがすごく気になっており動画を見直していた所でした。次回もよろしくお願いいたします。
おつかれさまです!ボクも同じでした(^_-)-☆気づけるか、気づけないかって雲泥の差ですよね。
動画・ブログ更新ありがとうございます。
あの話は後編かなと思いましたので
後編を待ってコメントしたいと思います。
いつも迷晴れさんの動画を思い出しながらトレードしているのですが
最近見返したのは今更ながらの「ローソク足の一生」です。なめ猫の。笑
理由が何故なのかは既にお察しの通りです。
あれはどの時間軸でも使えるのでEA化するには最適なメソッドだと思うんですが
あまりお気に召さなかったようで残念です。
おつかれさまです!いやいや、参考にさせてもらいます。なかなか進めないだけです。目下、Wボトム・Wトップをプログラムでどう判断するのか思案中です。エントリーまでの監視時間をぐっと減らせたり、利確や撤退のサインにもなるので。ちなみに「ローソク足の一生」この内容もセオリーですよね。こうやって言われてみて気づきました(^_-)-☆
そうなると、あの話?何か気になりますねぇ。なんかそれ言わなきゃいけないような気がしてきた…
ZigZagっていうインジケーターがありますけど、それをまんまパクって一定期間内で頂点に番号を振るとかって数値化出来ますか?
あとはヒロセ通商のLION FXのチャートは確か高安に自動でレートを表示していたと思うので、それをリバースエンジニアリングでそっくりいただくとか笑
ありがとうございます。ZigZag参考にしてみます。リバ-スエンジリアニングなんて普通の人は知らない言葉です。凄い博学ですよね、もしかしてハッカー(^_-)-☆
Ghidraであっさり分かるんじゃないかなと安易に考えてました
zigzagはtradingviewのスクリプトならいくつか公開されていました。
色々違うかもしれませんが一例です・・
ttps://jp.tradingview.com/script/7cywfVQb-ZigZag-HiLo/
動画アップありがとうございます。
プロローグで話して下さっている内容に考えるところがあります。
トレードは難しいであろう→難解な場所ばかりが見えてくる
トレードは簡単ではなく難しい、現時点で僕が思う正直なところです、
しかし、この考えの前提が間違っていることを疑うべきかもしれません。
この前提こそがトレードを難しいものに見せるのかもしれない。
相場は自由な世界と言えます。
自由な世界だからこそ、その人が見たいと考える世界が映るとも考えれます。
「トレードは難しい」を意識的、無意識、あるいは両方で強く握ってしまっている事を疑い
手放す事が第一ボタンと言えるかもしれません。
「トレードは簡単で簡単にできる」を自分に毎日刷り込みます。
原則を確認。
相場はN字波動、個人的には思い入れがあります。
以前はNが見えていなかった。
N波=セルである、という事は必ずNが見える、言い換えると絶対見えなければならない
と意識しチャートを見るようにしています。
おつかれさまです!「複雑な事はシンプルに、簡単な事は深く考える。」大好きな言葉です。
いつも素晴らしい動画ありがとうございます。
迷晴れさんが動画でいつも仰っているエッセンスが凝縮された動画ですね。
週ナビ見てるとやり方は至ってシンプルでルールに基づいて淡々と取引されているなあといつも思います。
私も感情面が前面に出なければもう少し成績もあがるのでしょうが。
やはり基本に忠実、ルールに忠実に取引していくのに限りますね。
後編も楽しみにしています。
おつかれさまです!感情のコントロール。これは心理学の分野かもしれませんね。後編が参考になれば幸いです。
いつもご教授頂きありがとうございます。相場は全てN字でできていて、反転かブレイクかのどちらかしかないとの解説でしたが、正に要約すればそれに尽きるかと思いました。ただ自分もそうですが反転かブレイクかの見極めるところでやられ易いようです。やはりこれは後出しジャンケンでどちらに向かったのかをしっかり確認する必要があると思います。それと反転、ブレイクが何処で起こったのか、15分足のラインならその下の5分足位の波で終わるでしょうし、日足のラインなら4時間、1時間足の波を狙っていけると思います。また解説にもありましたように市場の替わり目、特に4時間足の切り替わりと重複するところに合わせてトレードするといいかもしれません。更に度々自分が申し上げてる4時間、日足、週足のサイクルも併せて見ていきたいですし、それとそこに至るまでのプロセス、ファンダ要因が一過性のものなのか長期化しそうなのかといった背景も考慮に入れ、特に日足クラス以上の節目は多くの市場参加者が見てるのかところなので短期足の一時的な反転、ブレイクに振り回されないように注意したいと思います。
おつかれさまです!思いつくままに相場のセオリーを挙げましたが、ロウソク足の切り替わりも大切ですよね。ボクも4時間足ロウソク以上の切り替わりには注意を払います。
後編動画アップありがとうございます。
前編では気づきがあり、後編も僕にとって深い内容であり考える事がありました。
僕のトレードに対する姿勢は全て自分が主語で見ていることに気付きました。
自分を主語にして全ての値動きを学習材料にしようと考える。
一定程度は必要なことかもしれませんが他者への介入は不要ですね。
「あきらめる勇気」をもって身軽にしたいと思います。
身軽とは「分かるところだけやる」と言う事が具体的な行動だと考えます。
完璧さ求めて握り続けるのは辛すぎて疲弊します。
おつかれさまです。毎日という短期ではなく、毎月くらいの期間で余裕をもってみれば、そう完璧でなくてもいいかも、と思えてきます。トレードを投資(利殖目的)とみれば、毎月でも超短期なので。
後編拝見しました。
予想とは異なるお話でした。
改めて思ったのは一貫性って非常に大事だな、という事です。
迷晴れさんの一貫性は非常に強固ですね。
今日のユーロドルはさっき16:00頃1.050を割った瞬間にロングしてみました。
馬鹿のひとつ覚えです(^_-)-☆
いつも動画アップして下さりありがとうございます。
僕がマヨハレ様にお伝え出来る一旦の目標として掲げていた証拠金300%に至りました。
200%到達時にご報告出来るか、とも考えましたが自身の技術を今一度確認する意味で300%としました。
22年夏に実弾を終了するタイミングでは、なんとかトータルプラス維持必死で一進一退でした。
僕はそもそも最低限生きていくための資金もままならないところからスタートしていますので、
マイナスは経済的に殺される事と同義でした。
実弾終了を考えた当時、ポジションを極限にまで落として継続する事も検討しましたが、
結果的には終了を選びました。
継続することを目標にしてしまうリスクを考えました。
「あきらめる」を学び「あきらめきる」へ。
マヨハレ様から「あきらめること」を教わった事は自身の節目が出来るきっかけだったと思っています。
ただ直ぐには分かっていなかった。
その後も一進一退が続き、夏に実弾終了。
辛い気持ちはありましたが、同時に背負っていたもろもろを一旦全て降ろせる安堵感がありました。
「トレード終了」
「僕のマヨハレFX終了」
退廃的な感じもありました。
ただ、「トレーダーを目指すこと」は静かで変わらずでした。
思えばこの時に全てを知り完璧さを求めることを「あきらめきった」のだと思っています。
「覚悟」
辞書には覚悟の言葉の意味の中に「あきらめること」が含まれています。
初期の頃、コメントで「本気でトレーダーを目指します」と書き込みました。
その後、程無くして動画の中でトレーダーになることとは。を話しておられた中で、
難しくないけど誰もが全員トレーダーになれる訳ではない事、
また行間からは「大変だし君が思っている程良いものではないかもしれないけど、それでもやる?」
と、僕に問われている様に思いました。
僕の思いにブレはなかったのですが、マヨハレ様から問われた様に思った事で、
その後しばらくはトレーダーを目指すこと自体を真剣に問う期間があったことを記憶しています。
「本当に本気でやるか」
「トレーダーとは別の生き方を選ぶか」
相場を熟知し経験されておられるマヨハレ様から問われるとギクリとしました。
全てを学び全てを知ろうと努力しました。
引き分けが長引きましたが、視点を大きくすればトレードの世界で引き分けはそれなりだったかもしれません。
しかし僕が全てを知ろうとしていたことは力が入り過ぎていた。
後にマヨハレ様から「あきらめること」を学びました。
クリエイティビティー
僕が経験したステップの中でクリエイティブを思う事があります。
少々仰々しい表現ですが、マヨハレ様から学ぶ技術、相場の対し方を正しく駆使すれば
「何をやっても良い」と思えたあたりから成績が向上したように思います。
それまでは悪気なくマヨハレ様の完全コピーをしようとしていたかもしれません。
マヨハレ式は現在値を把握しトレードを行うものですので、その上でなら途中乗りでもスキャルしようが逆張りやろうが自由です。
「相場はテンプレートで動く」
この様に思えたところから自由度が増した感があり自身の考えを反映したトレードが出来るようになったのだと考えています。
自己評価ではマヨハレ式初心者からプラスアルファぐらいだと思っています。
技術・成績ともにマヨハレ様と雲泥の差があります。
学び・経験を積めば積む程、分かってきます。
ただマヨハレ式純度は高い。
目下スキャルが多いです。
上位足にて環境認識をした上で5分足・1分足も使います。
昨今はボラが大きく値幅出ますので押し戻しが入る前にもらっておく事が多いです。
僕の技術はまだまだ道途中。
種銭少ないので小金持ちにもなっていません。
今は最低限食えてトレードに集中出来る場・時間が確保できれば良しです。
後に全てついてくると考えています。
「くるみのこと」
数年前、退場時全てが灰色の中、黄色い花畑で笑って、はしゃぐくるみに心が和らぐ瞬間を感じました。
22年夏の実弾終了を決めたすぐ後にも、MBOXでのくるみの映像に僕が持っているトレーダーへの想いは変わらず
静かに息吹いていることを感じることが出来ました。
僕の中にも僕のくるみがいるのでしょう。
僕はくるみと直接目と目が合うようで合わない、僕の存在をわかっているのかどうか。
別に小説家気取りで書いている訳ではない。
僕の中では事実=観念
理性(言葉)は共通であっても感覚は孤独です。
マヨハレ様への報告と同時にくるみにも伝われば嬉しく思います。