14May
今週は、日銀逆サプライズ下降波を基準にトレードプランを組み立てれば、ドル円やユーロ円のような円絡み通貨ペアがわかりやすかったのではないでしょうか。
日銀逆サプライズの物語は続く。
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相場は絵本のように始まりと終わりがあって、起承転転転転転……結のようになります。
トレードなら「起」で事実を確認、「承」でエントリー、「結」で目標達成、「転」は臨機応変に対応といった感じです。
ボクは水平線でレジスタンスやサポートを引きます。これがプランのスタート「起」でありゴール「結」です。途中の「転」によってゴールは変更ありですが、スタート地点は固定です。そうすることで爽やかに損切りできます。
トレードプランには「基準」が必要です。基準がなければ、することすべてが行き当たりばったりになってしまいます。
今週の物語は「日銀逆サプライズ下降波」でした。この波の高値、安値を抜くまでは、物語は続き、ボクはその世界をトレードします。
ユーロドルは4時間足ネックラインの心理戦がポイント。
安値Aからの買いが高値更新したが月足レベルのレジスタンスに頭を押えられた。
今週はネックライン(H4-1)付近でのロングとショート組の心理戦をどう戦略に活かせるかがポイントでした。
この場所は、安値Aからの上昇波半値付近ですが、月足レジスタンスから落とされているという事実もあり、強弱関係なら月足が勝ります。
ロングするにしても、1.140を上抜くまでは手を出さない方が良いのではというチャート。
ネックライン(H4-1)安値Bからのロングが高値(H4-3)を更新できず、モミ1を下抜けば、ショートしやすくなる。
ネックライン(H4-1)から再度、ロングが入るもV字で全戻し、こうなると当然、ネックライン(H4-1)付近にたむろっているロング組の士はが下がる。モミ2をブレイクすれば、ロング組の損切りも巻き込み下落するのは必然。
ドル円は日銀逆サプライズ下降波と、週足サポ上昇波のぶつかる「転」エリア。
日銀逆サプライズからの下降波戻り売りと週足サポートからの上昇波がぶつかった一週間でした。
週足サポからの安値切り後、強く上昇、下降波50~61.8%でレンジ化しました。売り買い両方アリの「転…」エリアでは、目線をどちらかに固定するのがよいです。
安値1で切上げ、まずは、高値107.50をブレイクしてからロングを狙いますが、ご覧のように微妙な感じのブレイクでした。107.50ライン付近で上ヒゲが出たにも関わらず強い陽線で切り返したところがおいしいポイントでした。
日銀逆サプライズ下降波の半値付近Aで一旦レンジ化しました。どうなるかわからないので、決着が着くのを待ちブレイクした側にトレード、今回は上抜けしました。
日銀逆サプライズ下降波61.8%付近、高値3で頭を押えられましたので、押し目候補までの戻りを抜けますが、直近の流れに対しては逆張りになりますので要注意です。
安値2を下抜けると、急落しそうですが、そうはさせないとロング組の攻撃が安値4から開始されましたので、この流れに乗ります。
安値4からのロングが高値更新できずに急落、続くロングも失敗に終わりました。さらに、安値6からのロングも高値更新に失敗して急落。
慣れてくれば、高値3を越えられない事実を使っての逆張りショートもできるようになると思います。
ユーロ円もドル円と似た「転」だが少し違う。
ドル円同様、日銀逆サプライズを基準に戦略を立てていました。
安値(H4-1)でのダブルボトム、さらにはピンバーの出現でサポート力が強いことが伺えます。逆サプライズ下降波61.8%にキレイなレジスタンスが引けるので、ネックライン(H4-2)をブレイク&サポートされれば、ゴールを目指します。
ドル円は同じような場面でレンジ化しましたが、ユーロ円はレンジ化せずに強く売られました。ドル円とは「転」が違いますね。
細かなレジスタンスが近いので122.50を抜けてからロングを考えました。
ネックライン(H4-2)をブレイクすれば、安値2から目標の高値(H4-3)まで狙えます。
高値Aで頭を押えられれば、今度は押し目候補までの売りの番です。
安値Bからの押し目が失敗して、再度、安値Cから上昇開始、目標となる高値(H4-3)に到達。
目標達成したので、高値3から逆張りするのも面白いと思います。
高値(H4-3)からの戻り売りを、どこから狙うかは好みですが、ポイントFは手前に小競り合いもあるので狙いやすいですが保有は不可です。高値Gは鉄板のショートポイントになります。
ボクはDIYが好きで自宅のエクステリアやガーデンをほとんど手作りしています。ウッドデッキなどをつくるときには、まず始めにGLといって地面の基準ラインを決めて、そこから創り始めます。
レンガ積みなんかも水平と垂直を測りながらやるんですが、ここでも大事なのがGLです。GLを決めずに作業を始めると、出来上がったものが、いびつな形になってしまいます。
デッキやレンガの壁をつくることばかりに目がいきますが、すべての「礎」となる水平線を決め、そこから丁寧につくることが後悔しない方法です。
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コメント
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コメント (10)
いつも勉強させていただいています。
ドル円の30分足で、2をした抜けるとした下目線になるという風にありますが、ラス押し安値でみると、3の前の安値を下抜けると下目線になるというわけではないのですか?
また同じドル円の30分足のなかで番号1~7がつけられていますが、自分が番号を付けると例えば、5のすぐ右下の安値にも番号をつけてしまいます。どのように高値安値を判断するのでしょうか?
幼稚な質問で申し訳ないんですが回答いただけたら幸いです。
daikiさんよりも、大きな波のリズムで見ています。小さなリズムなら3の前の安値ですが、2は重要な高値を抜いているので重要視されると思いました。
番号は解説の便宜上のもので深い意味はないです。5の次の安値は高値を更新してないので強くはありません。
回答ありがとうございす。
もっと大きくチャートが見れるように勉強します。
また、「5の次の安値は高値を更新してないので強くはありません」という回答をいただいたんですが、実は普段その定義はかなり意識しているつもりでした。ですが、すぐに気づけないのはまだまだ勉強が足りないせいだと思うので、頑張りたいと思います。
迷晴れさんこんばんは。「最初と終わり」を意識すること。これはトレードをするにあたりとても重要ですね。
1割の勝ちトレーダーと9割の負けトレーダーの違いはここではないだろうかと思います。なぜなら、最初と終わりが意識できなければトレードプランも描けません。その結果、感情にコントロールされ間違ったエントリー、さらには損切ができないまたは損切貧乏、利確が早すぎたり遅すぎたり全く良いことがありません。
まさに、私が最初にFXを始めた頃ぶち当たった最初の壁でした(^^;お金がどんどん消えていくので恐怖でしたね。
迷晴れさんはDIYがお好きなんですね(^^♪今はテレビでも話題ですよね。
トレードを毎日していると時間が余るというのもありまして、実はDIYをやろうかと思っていたのです。月曜日ホームセンターに行き道具を揃えたいと思います。
それでは、来週の雑談とても楽しみにしています(^^♪
人生そのものがDIYみたいなヤツなんです。お金が無かったのが、きっかけなんですが、やってみると業者に頼んだり購入するよりも、はるかに低価格で結構クオリティの高いものができますよ。
格好良くつくるコツは、素材選び、シンプルデザイン、仕上げの塗装です。木工なら、電動ドリル、丸ノコ、サンダーぐらいあれば、大概のものはつくれると思います。
今週も相場解説ありがとうございます。
いつも関心するのは、大きなチャートのストーリーです。後で説明を受けるとよくわかるのですが、私はまだうまく立てれません。どうしてもその場その場の対応になってしまいます。どういったことをポイントに学習すればいいでしょうか。
解説は結果論なので、参考程度にご覧ください。レジサポの攻防によっては別の未来もありますので…大事なのは、どこで相場の流れが変わりそうかを事前に予測しておくことだと思います。
こんにちは、
キス釣りに行ってきました。
結構当たりはあったんですが、かなり餌を食い逃げされました。うまい人ならもっと釣っているんだろうなと思い、引き上げるタイミングがトレードでエントリーで入るタイミングみたいなものかなぁ、と思いながらやってました。一発でグッといける時もあるし、当たりを感じながらもう少し待ったほうが良い時もあり、釣りの腕も素人なんですが、こんなことを考えてやってるのも結構面白かったです。
また、釣れる時間帯と釣れない時間帯があり、ダラダラ長時間やってて釣果が上がるものでもなし、これもトレードに似てるなぁと思います。絵本はもとより、トレードでも、釣りでも何でもストーリーがあるんですね。
釣れた魚も捌いて、今から刺身と天ぷらで一杯です(笑)
確かに、そう考えると森羅万象、あらゆることが、たったひとつの原理で動いているように思えてきますね。
拝見させていただきました。
数字が苦手な私は、相場を物語の様に、波を生き物の様に、そうやって見ることが出来たらと考えていました。
最近はそのことを見失いそうになることもありました。
今回のお話しで思い出させていただきました。
以前は望んでも中々そのようには見ること出来ませんでした。
今回新しい気付きもあり、前とは少し違ってきていると感じました。
原点に立ち返ってみたいと思います。
いつも素晴らしい気付きを与えていただいてありがとうございます。