11Nov
週刊チャートナビ459回(2023.11.06~2023.11.10)は、今週のドル円・ユーロドル・ポンドドルの環境認識と攻略ポイントの解説。「今週の深掘り」ではトレードに役立つケース・スタディをします。
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ドル円
今週の見通し
概要
2022年高値に頭を押さえられれば、100日移動平均線への乖離を埋める動きが出るかもしれない。
- 大局は上昇相場だが、2022年高値は天井感アリ、日銀の為替介入にも警戒。
- 「日銀会合」で円安が進み2022年高値に到達後、150.00の押し目が「雇用統計」の悪化で崩れて一段下げた。
売り手の注目
先週の同時線を含め5週連続で150.00円を未更新、かつ、2022年高値はドルの天井感がある。
買い手の注目
10月陽線終値は150.00を更新、大局は上昇相場なので高値更新に期待。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 10月高値 |
TR中段 | 11.03雇用統計高値と先週安値 |
TR下段㊦ | 10月安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
2022高値レジスタンスを重視。①「雇用統計」下降波を戻り売り。②先週安値割れで10月安値へショート。
4時間足ブルの視点
大局の上昇相場が背景。①先週安値を下回るまで押し目買い。②10月安値まで売られればロング検討。
今週の値動き
先週の150円抜き上昇波の押し目買いで10月高値まで買われた。
今週の攻略ポイント
150円抜き急騰安値(=先週安値)がブルベアの分水嶺。
150.00円抜きの急騰安値(=先週安値)を下回るまで、ブル派は諦めないので、三尊天井の肩ライン(11.03高値周辺)に警戒しつつ、ブル・トレンドのフォローで押し目買いを行った。
毎日の攻略ポイント
フェーズ1.ブル・トレンドの押し目形成。
フェーズ2.ブル・トレンドの押し目買い。
11/06月曜
150.00押し目が「雇用統計」の悪化で崩れ、一段下の押し目を試してる。
ベアの視点:金曜安値サポート崩れで先週安値へショート。
ブルの視点:金曜安値+4時間足上昇チャネルのサポートで押し目買い。
- ロンドン時間、キリアゲ二番底、1時間足の下髭2本確認後、青1ブル・トレンド押し目買い。
- NY時間、押し目ネック+15分足CH高値抜きでホールド。
- 翌日のロンドン時間、11.03高値の到達で半決済。
- 金曜日の151.50到達でアウト。
11/07火曜
4時間足上昇CH安値で押し目買いが入った。
ベアの視点:150.00円付近で戻り売り検討。
ブルの視点:ブル・トレンド押し目買いをフォロー。①150.00円付近の戻り目崩れでロング。②4時間足上昇チャネルまで売られればロング検討。
上りの電車道で買えずにノーポジ。
11/08水曜
4時間足上昇CH安値の押し目買いが継続、11.03高値付近まで買われた。
ベアの視点:11.03高値付近に戻り目をつくれば、4時間足上昇CH安値へ下値試しショート検討。
ブルの視点:ブル・トレンド押し目買いをフォロー。11.03高値付近の戻り目崩れで10月高値へロング。
- ロンドン時間、11.03高値の二番天井崩れ確認後、10.26高値の売りを受ける。
- NY時間、10.26高値抜けで青1ロング、10月高値へ向けてホールド。
- 金曜日の151.50到達でアウト。
11/09木曜
4時間足上昇CH安値の押し目買いが、11.03高値の戻り目を崩して継続。
ベアの視点:10月高値手前で高値を切下げ始めたらショート検討。
ブルの視点:ブル・トレンド押し目買いを、10月高値へ継続フォロー。
- 10.26高値のレジサポ転換+15分上昇CH安値のサポートを確認後、16時足の陽転で青1押し目買い。
- 金曜日の151.50到達でアウト。
11/10金曜
月曜日の押し目買いが継続。
ベアの視点:2022年高値で強い反発があれば、買いポジ利益確定狙いのショート。
ブルの視点:高値を掴むリスクからロングは見送り。
高値を掴むリスクから、上値追いを見送りノーポジ。
ユーロドル
今週の見通し
概要
先週は4時間足フラッグ安値を騙してフラッグ高値まで買われた。
売り手の注目
大局の下降相場を背景に、4時間足下降フラッグ戻り売りに期待。月足MA21・200日・100日移動平均線の押さえと、戻り売り候補の日足下降チャネルとのランデブーが近い。
買い手の注目
10月同時線は2023安値でサポート。4時間足下降フラッグでの戻り売りが失敗すれば、9月高値への上昇が見込める。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 9月高値 |
TR中段 | 先週高安 |
TR下段㊦ | 1.0400 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
大局の下降相場が背景。4時間足下降フラッグと日足下降チャネルのランデブーで戻り売り。
4時間足ブルの視点
2023安値サポートを重視。4時間足下降フラッグと日足下降チャネルの戻り売り失敗で9月高値へ買う。
今週の値動き
今週の攻略ポイント
上位足ベア・トレンドの戻り目形成をイメージ。
日足下降CH高値に、前回Wボトム相当のMトップをイメージしたが、戻り目完成には至らなかった。
毎日の攻略ポイント
フェーズ1.先週陽線の押し目を探る動き。
フェーズ2.日足下降CH高値に戻り目を形成。
11/06月曜
上位足ベア・トレンドの戻り売り候補(4時間足フラッグと日足下降チャネルとのランデブー)が迫る。
ベアの視点:先週高値から金曜陽線の押し目候補へショート。
ブルの視点:金曜陽線を押し目買い。
- 東京・ロンドン時間、高値ネックライン割れを待ってでノーポジ。
- NY時間深夜、1時間足MA21(上昇起点)のレジサポ転換(黄1)では入れなかった。
11/07火曜
日足下降CH高値に上位足ベア・トレンドの戻り目形成のイメージ。
ベアの視点:金曜陽線の押し目候補へショート。
ブルの視点:金曜陽線を押し目買い。
- 東京時間、金曜陽線の押し目を探る動きを狙い、高値ネック(前日安値)を下回るも、戻りが弱くショートは見送り。
- NY時間、11.02高値にミニWボトムを確認。
11/08水曜
- 日足下降CH高値に上位足ベアトレンドの戻り目形成のイメージ。
- 深夜に金曜陽線の押し目がつくられた。
ベアの視点:①先週高値付近にMトップ二番天井待ち。②前日安値の押し目崩れで金曜安値へショート。
ブルの視点:先週高値の二番天井へ押し目買い。
- 東京・ロンドン時間、11.02高値で二番底待ち。
- NY時間、二番底の1時間足同時線高値抜けで青1押し目買い。
- 翌日の東京時間、高値更新できず、2本目の4時間陰線クローズで半決済、NY時間、11.02高値Wボトムの上昇3波失敗でアウト。
11/09木曜
- 日足下降CH高値に上位足ベアトレンドの戻り目形成のイメージ。
- 11.02高値で押し目買いされ、二番天井へ買われている。
ベアの視点:①先週高値付近にMトップ二番天井待ち。②先週高値から高値を切下げ始めたらショート検討。
ブルの視点:11.02高値押し目買いを先週高値へフォロー。
- ロンドン時間、11.02高値Wボトムへの下押しを確認。
- NY時間、20時ハラミ足高値抜けで青1ロング、上昇3波の失敗で損切り。
11/10金曜
- 日足下降CH高値の40ピプス手前にMトップが完成、この現象が”戻り売り”に発展するかを注視。
- 今週のMトップでは、上位足の戻り目として小さい気がするので、日足下降CH高値を再び試して、Mmトップになる可能性も考慮する。
ベアの視点:今週Mトップ下降3波戻り売り。
ブルの視点:今週Mトップの”戻り売り失敗”で日足下降CH高値へロング。
- 東京時間、戻りネックでのサポートから、ロンドン時間に戻りを確認。
- NY時間、戻りネックの反発をみてノーポジ。
ポンドドル
今週の見通し
概要
GBPUSD 日足に月足ロウソク
大局は7月高値起点の下降相場だが、1.2000手前から戻している。
GBPUSD 4時間足に月足+週足ロウソク
先週金曜日の「雇用統計」による急騰が、1.2000手前のWボトムを完成させたが、上位足ベア・トレンドの戻り目(200日MA+日足下降CH高値)で戻り売られる目もある。
売り手の注目
上位足ベア・トレンドの戻り売りに期待。
買い手の注目
1.2000サポートに完成したWボトムを重視。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 8月安値 |
TR中段 | 9.20戻り高値+200日MAと11.03急騰安値 |
TR下段㊦ | 先週安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
200日MA+日足下降CH高値に、上位足ベア・トレンドの戻り目形成を待って売り。
4時間足ブルの視点
1.2000Wボトムへの下押しから、日足下降CH高値へ、上昇3波を押し目買い。
今週の値動き
GBPUSD 1時間足に月足+週足+日足ロウソク
週前半は先週陽線の押し目を探る動きで下落、1.2250の押し目を崩して、11.03急騰安値まで続落した。
今週の攻略ポイント
GBPUSD 4時間足に月足+週足ロウソク
上位足ベア・トレンドの戻り目形成をイメージ。
日足下降CH高値+200日MAに、上位足ベア・トレンドの戻り目Mトップ形成をイメージするも、今週のなかでは、11.03急騰安値まで続落。
毎日の攻略ポイント
GBPUSD 15分足に週足+日足+4時間足ロウソク
フェーズ1.先週陽線の押し目を探る動きで続落。
月曜深夜の、1時間足MA21(上昇起点)のレジサポ転換(黄1)では入れず、その後は”下りの電車道”となってしまいノーポジ。その後、押し目形成の素振りを見せるも、11.03急騰安値へ続落してしまった。
今週の深堀り
FXには「勝ちやすい局面」と「勝ちにくい難局」があります。
勝ちやすい局面では、チャート分析も容易なので、トレーダーはこれを選ぶだけでいいと考えられますが、なぜできないのでしょうか?
それはおそらく、明かなトレンド、明らかなレンジと、トレンド・レスな難局と区別できないからではないでしょうか。
そんなわかりやすい相場ばかりなら良いのですが、売りたい人と買いたい人が半々のような局面も存在します。
FXは勝ちやすいところで利益を出せても、勝ちにくいところで損失を出していては、結局のところマイナスになりがちです。
これを防ぐには、相場からの「黄信号サイン」を察知して、難局を無難に乗り越える力を身につける必要があります。
1.トレードの勝敗を決める要因。
2.移動平均線で黄信号を察知する。
3.複合的に黄信号を察知する。
1.トレードの勝敗を決める要因。
トレードの勝敗を決めるのは、”売り注文”と”買い注文”の比率です。
売り注文しかない状況で売れば絶対に勝てるし、買い注文しかない状況で買えば絶対に勝てますが、そんな局面は実際には存在しません。
トレンドの流れに逆らう”逆張り派”や、手仕舞いによる利益確定や損切り注文も存在するからです。
しかしながら、売り注文7割で買い注文3割の下降トレンドで売れば勝てます。売り注文3割で買い注文7割の上昇トレンドで買えば勝てます。
エントリーのタイミングを合わせれば、ポジションを持ってすぐに利益が乗り、タイミングを誤って一時的に逆行しても相場が助けてくれます。
レンジ・ブレイクも、上位足のトレンドに逆らわなければ勝ちやすいトレードでしょう。
ところが、売りと買いが拮抗するトレンドレス局面だと”丁半博打”になりかねません。
もちろん、全体としてはトレンド・レスでも、部分的な優位性から利益を抜き取れるトレーダーもいますが、難易度が飛躍的に上がります。
FX初心者の方は、相場の発する”黄信号”を察知して立ち止まることで、資金を守ることを優先してください。
2.移動平均線で黄信号を察知する。
ボクは移動平均線を”平均化された波”と考えています。
移動平均線は、期間を短くすると、実際の波の軌跡に近づき、反対に長くすると、値動きが平均化されて波の山と谷がなだらかになります。
ボクが中期の移動平均線(20~25期間)を使う理由は、その終値の平均値を取ることで、適度に集約された山と谷が把握できるからです。
波の山と谷がよくわからなければ、中期の移動平均線を基準にすると良いかもしれません。
また、上位足の中期移動平均線をひとつのチャートにMTF表示させ、長期の移動平均線として扱っています。上位足においても、中期の移動平均線はよく使われるからです。
移動平均線は相場のトレンドを把握するツールですが、”傾き・順序・乖離”の3つの視点を重視してます。
上図はドル円の日足チャートですが、各時間足の21期間移動平均線(以下MA21)と200日、100日移動平均線を、MTF表示できる自作のインジケーターで表示しています。
まず「傾き」ですが、上昇する100日MA(≒週足MA21)の上に価格があって、100日期間において、売り注文よりも買い注文の比率が高いことを示しています。
このように、移動平均線の”傾き方”を見れば、売りと買いの注文の大きさや強さがわかります。
次に「順序」ですが、日足MA21は押し戻しで一時的に下向きになっている区間もありますが、ずっと、100日MA(≒週足MA21)上にあり、この上昇トレンドを支えています。
このように、ある時間軸の上昇トレンドが、そのひとつ上の中期移動平均線にサポートされるケースはよく見かけます。
また、日足チャートでは、月足MA21・200日MA・100日MA(≒週足MA21)・日足MAの「パーフェクト・オーダー」が成立しています。
このように、上昇する移動平均線が、下から長期・中期・短期の順序で並ぶ現象を「買いのパーフェクト・オーダー」といって、上昇トレンドの強さを示唆しています。
2022年高値の抵抗や「日銀介入」が気になりますが、移動平均線の「傾き」や「順序」を見る限り、”押し目買い”が勝ち筋と考えます。
今週は2022年高値のレジスタンス、先週の逆Vを頂点とする三尊天井の肩ラインに警戒すれば、先週安値(150円抜きの安値)を割るまで押し目買い一択でした。
7月高値起点の下降相場ですが、年初来安値でサポートされ、日足MA21と100日MAの「乖離」を埋める動きをしています。
上位足のベア・トレンドの戻り売りが安値を更新させるのか、あるいは、戻り売りが失敗して、さらなる上昇があるのかを見極めたい局面です。
4時間足レベルの下降トレンドを、日足MA21が押さえていた区間では”戻り売り”しておけば勝てます。
その後、日足MA21を4時間MA21が下から上に抜いた、赤○あたりから「トレンド・レス」ゾーンに入りました。
4時間足の中期MAが、下落していた長期MAを下から上に抜くということは、これまで売り手市場だったのが、中期的には買い手市場になったことを示します。
これが”黄信号”のサインです。
移動平均線が”水平”になるのは、その期間の価格の平均値が変化してない、つまり、売り注文と買い注文の比率が変わらないことを意味します。
水平になった日足MA21に、4時間足MA21が絡んでいますが、これは、2023年安値のサポートが意識されていることで、売りと買いの注文が拮抗していることを示しています。
2023年安値のサポートから戻る波は、「推進波」ではなく「修正波」です。こちらの記事でも書きましたが、この修正波の値動きは売り注文も入ってくるので複雑になりやすく、トレードの難易度が高いので、日足下降CH高値でのアクションを見極め、勝ち馬に乗る方が容易いでしょう。
3.複合的に黄信号を察知する。
移動平均線に「チャネルライン」と「反転フォーメーション(Wボトム・トップと三尊天井)」を組み合わせることで、”黄信号”の察知力を高めることができます。
ボクはチャネルラインで波の通り道を予測するようにしていています(チャネルラインの引き方については、こちらの記事をご覧ください)
チャートに、日足下降チャネルと4時間足のチャネルを引き、これらの高安をレジサポとして意識してます。
4時間足下降チャネルに、2023年安値のWボトムを重ねると、Wボトムの二番底からの上昇がチャネル高値をブレイクしていますが、このタイミングに先ほどの赤○が重複することで、強力な”黄信号”を発しています。
参考になれば幸いです。
来週の相場観
ドル円
概要
- 2022年高値に頭を押さえられれば、100日移動平均線への乖離を埋める動きが出るかもしれない。
- 大局は上昇相場だが、2022年高値は天井感アリ、「日銀の為替介入」への警戒感も高い。
- 先週は150円抜き上昇波の押し目買いで10月高値まで買われた。
- 重要経済指標:米国CPI・米国PPI・米国小売売上高
売り手の注目
2022年高値はドルの天井感があり、「日銀の為替介入」への警戒感もある。
買い手の注目
大局がブル・トレンドで、10月陽線に続き、6週目に150.00円を先週大陽線の終値が更新したことで、昨年高値更新への期待感が高まるが、「日銀の介入」への警戒感から高い所で買えない。
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 日足上昇CH高値(≒153.50) |
中段 | 10月高値と先週安値 |
下段㊦ | 2週前安値 |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
2022年高値のレジスタンスを重視。①強い反発があれば、買いポジションの利確売りを狙う。②Mトップ二番天井を待ってショート検討。
4時間足ブルの視点
大局の上昇相場と先週の大陽線が基準。①先週大陽線を押し目買い。②二番天井の崩れでロング。③前回高値更新後に押し目買い。③何らかの要因で急落すれば押し目買い。
ユーロドル
概要
- 大局は下降相場で、2023年安値にサポートされ、日足下降CH高値付近まで戻した。
- 日足下降CH高値に、上位足ベア・トレンドの戻り目を形成中。
- 重要経済指標:米国CPI・米国PPI・米国小売売上高
売り手の注目
上位足ベア・トレンドの戻り売り期待。日足下降CH高値が近く、200日・100日移動平均線の押さえもある。
買い手の注目
上位足ベア・トレンドの戻り売り失敗に期待。日足下降CH高値の戻り売りに失敗すれば買い手が優勢になる。
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 9月高値 |
中段 | 先週高値と11.03急騰安値 |
下段㊦ | 2週前安値 |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
上位足ベア・トレンドが背景。①日足下降CH高値+8月安値で戻り売り。②11.03急騰安値の最終サポートライン崩れで2週前安値へショート。
4時間足ブルの視点
2023安値サポートを重視。①2週前大陽線を11.03急騰安値を最終サポートラインに押し目買い。②日足下降CH高値+8月安値の戻り売り失敗で9月高値へロング。
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コメント
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コメント (6)
今週もお疲れ様です!
今週はドル円買い一辺倒で見てたにも関わらず電車道相場で全く波に乗れずでかなり自信を失った一週間でした。。
1、2回途中乗りするも長時間握っては建値付近、微損まで戻ってビビって撤退の繰り返しでした。ちゃんと押し目根拠が明確に崩れるまで握るべきだと再認識させられました。
また1点ご質問させてください。
月曜の2番底の押し目買い、自分には直近NC手前から35PIPS近い下落の戻しV字反発にしか見えずもっとしっかりとした2番底形成が必要だと思い見送ってしまい、気づけばあれよと上昇されてしまいました。
今週はここでロング入れなかった時点で大分厳しい展開になってしまったと思います。
2番底や安値切り上げなどの捉え方に関しては、やはりこれは機械学習的に何度も経験を積み感覚を磨いていくしかないのでしょうか。
ミニWボトムNC抜けやピンバー高値抜けなど、分かりやすい型が出現すればいけますが、今回みたいなだと僕にはただV字で返ってるようにしか見えず、、
明確な型が出なくても感覚が磨かれていけばザックリ形を見てもう下がらず2番底だろうな、と感覚で感じ取って仕掛けられるのだとも思うのですが、最後の最後まで論理的に捉えて落とし込みたい気持ちもあります。
パターンの名前が付けられないような型なしエントリして即損切されると、こじつけてしまった感、お手つきしてしまった感で負けの納得感が得られないのです。。難しく考えすぎでしょうか。。
環境認識はかなり上達してきている実感がありますが、タイミング取りが全然上手くならず、何か上達に向けアドバイスがあればご教示いただけますと大変助かりますmm
おつかれさまです。
まず、今回の狙いは「150円抜き急騰波の押し目買い」で、有力押し目候補は、金曜日の安値(4時間足上昇CH安値+150円抜き急騰波安値ネック)になります。
月曜日のエントリー・タイミングについてですが、
A.ルールを設けない。
金曜安値に指値するつもりで、適当に引き付けてロングして、金曜安値を下抜いたら損切り。
B.サポ×レジ抜けでロング。
金曜安値のサポート×レジスタンス(ネック、又は、切下げライン)上抜けでロング。サポート×短期レジスタンス抜けの優位性がありますが、損切りは二番底の下になります。
C.サポートのみでロング。
今回のロングはこれです。金曜の急落起点から機能している「1時間足MA21のレジサポ転換」を1時間足と4時間足の下髭で確認してロングしました。二番底のボリュームですが、4時間足上昇CH安値と149.5のサポートがあるので、二番底は切上げているだけで、ダブルボトムの左辺・右辺は揃っていて、149.50を下抜いた部分は「ダマシ」という認識です。
Aはともかく、個人的にBとCに、それほどの差を感じません。Bでも崩れることはあります。推進波を狙う場合、自信があればサポートのみでも入ることも多いです。
>迷晴さん
お疲れ様です。
いつも詳細に解説いただき本当にありがとうございます。
B,Cの分類については以前にも動画でご紹介されていましたね。
Cパターンでの2番底ボリュームの捉え方、実チャートではこういう形状のケースもあるのだとインプットとして非常に参考になります。
また今回だとミニwボトム形成NC抜けや金曜安値試しピンバー高値抜けのような型を待っていると、
型によるスコトーマで、型出現前に既に1HSMAレジサポ転換149.500サポ2番底が成立したことがより見えづらくなりチャンスを逃すなと感じました。
型で逆に自ら仕掛けの柔軟性を縛ってしまっていました。重要なのは上位のサポートの強さ、型はあくまで目安であることを念頭に置き復習したいと思います。
>ハルさん
初めまして。アドバイスいただきありがとうございます。
おっしゃる通り、後からこじつけず、素直に割り切り諦めることも大切ですよね。。
ただ今回に関しては、150円という長い期間意識された大台のWトップ崩れ及び10月足実態ブレイクからの押し目買いという、上位足トレーダーも参入するまたとない絶好の押し目機会だったために、個人的に看過できませんでした。。
デイトレの値動きならともかく、短期足のタイミング取りが不明瞭だっただけでこれだけの大きな波を取り逃がすのはあまりにもったいなく感じてしまいます。。
個人的に過去のケースを振り返り感じたのですが、
今週のような上位足トレーダーも押し目買いに参戦してくるポイントでは、
短期足の攻防が比較的潰れやすいように感じています。
こういったポイントでは「守りスタンス」から「攻めスタンス」に切り替えたほうがいいと感じました。
迷晴さんのエントリタイミング分類でいうAにあたります。
「守りスタンス」=売り買いの攻防の決着を待って入る 通常のデイトレはこれ
「攻めスタンス」=チャートが最も美しくなる完成形から逆算して安い位置で仕込む
今回の「150円抜き急騰波の押し目買い」が最も美しく成功する世界線は、金曜日安値(4時間足上昇CH安値+150円抜き急騰波安値ネック)でサポートされ10月高値まで上昇することです。
そこから逆算すると月曜はどこで買っても安い部類になります。タイミング取りが難しいのであれば「チャートは美しさを保つ」を信念に「攻めスタンス」で仕掛けるのもアリかなと思いました。
「攻めスタンス」はある意味初心者的トレードで通常のデイトレで多用すれば負けまくりますが、
こういった上位足レベルでの押し目局面なら、デイトレと異なり全ての時間足トレーダーにとっての美しいチャートの理想像がほぼ一致するので上手く行きやすい気がしています。
狙える値幅も大きいので安く仕込めばリスクもそこまでないですし、検証してみます。
はじめまして、たくてぃむさん。
横からの参加失礼します。
・・・最後の最後まで論理的に捉えて落とし込みたい気持ちもあります。
とのことですが、タイミング取りって悩みますよね。
仰るように、型なしのエントリは、私も手が出せません。というか、出さないようにしています。
ここが押し目だとわかっていても、型が現れないと再現性が確保されないので、型のないそういう所で手を出したとき、勝っても負けてもすっきりしないですし。。
6日、月曜日なんて底値形成も、急落後の戻りの波も汚れているように見えるので、割り切って「ヤラナイ」でいいのかな、と思っていました。
どうしても、出来上がった波を見ると、どうやれば取れたかな?と考えてしまうのですが、結果に合わせて考えると色々とムリが生じてくるので、そこは割り切ってもいいのかなとも思ってます(^^;
いつもご教授頂きありがとうございます。移動平均線を用いて相場の難易度を見極めるとの快適でしたが、移動平均線の傾きがどうなっているかは非常に大事だと思いました。今週のドルストチャートではユーロ、ポンド、豪ドル全て20SMAにサポートされてましたが、4時間足に落とすと移動平均線の位置はバラバラで、日足SMAの下支で買って行きたかったのですが4時間足では調整が入った感があり自分には手を出しづらかったです。先週大きく動いた後だけに今週は調整色の濃い相場になったのでしょう。動いて止まるを繰り返していくのが相場ですのでローソク足、移動平均線がしっかりセットアップされるのを待って動くようにしたいです。今回は移動平均線にフォーカスされた見極めでしたが、一目均衡表、ボリバン、MACD、RSI等も環境認識する上で有効なツールだと思いますし、少し難しいですがファンダ面で今の市場参加者の心理がどうなのかを分析するのも難易度を見極める上で重要かもしれません。そう考えると相場は本当に奥が深いと思います。複雑にしすぎてもダメですが、簡単なことだけやってれば勝てるという甘い世界でもないと思います。日々研究しかありませんね。
おつかれさまです。
「先週大きく動いた後だけに今週は調整色の濃い相場になる」
さりげないフレーズですが、こういうことが週明けから何となく脳裏に浮かぶだけでも、人間の行動って全然変わりますよね。