2Jul
週刊チャートナビ(2022.06.27~2022.07.01)は、ドル円、ユーロドル、ユーロ円の主要三通貨ペアの一週間を振り返ったチャート考察です。
ドル円
今週の見通し
概要
- 2週前安値上昇波押し目買いVS.2002年高値レジスタンス。
- 2002年高値を巡りブルベア攻防中。2002年高値を火曜大陽線がブレイクしたが、先週コマ足の終値は2002年高値でレジスタンス。
- 6月足終値が2002年高値をブレイクできるか注視したい。
売り手の注目
- 先週陽線終値は2002年高値をノーブレイク。
- 日銀+黒田総裁発言を注視。
買い手の注目
- 週足・日足クラスが上昇トレンド。
- 高値を更新済。
TR上段:先週高安
TR下段㊦:2週前安値
4時間足ベアの視点:2002年高値レジスタンスに注目。①三尊天井、または、先週高値Wトップでショート。②先週安値割れで 戻り売り。
4時間足ブルの視点:円安継続狙い。①2週前安値上昇波を先週高値へ押し目買い。②先週高値Wトップ崩れでロング。
今週の値動き
2番天井からネックラインへ売られるいつもの値動きだが、2002年高値でサポート。
2002年高値を6月終値がブレイクした事実が7月足にどう影響するかをみていきたい。
毎日の見通し
06/27月曜
2週前安値上昇波押し目買いVS.2002年高値レジスタンス。
1時間足ベアの視点:2週前高値(三尊天井肩ライン)レジスタンスで先週安値へショート。
1時間足ブルの視点:先週安値Wボトムへの下押しから先週高値へ押し目買い。2週前高値(三尊天井肩ライン)に注意!
06/28火曜
2002年高値を巡る攻防中。先週安値Wボトムへの下押しから買われたが、2週前高値でレジスタンス。
1時間足ベアの視点:2週前高値(三尊天井肩ライン)付近レジスタンスで先週安値へショート。
1時間足ブルの視点:①2週前高値(三尊天井肩ライン)崩れで先週高値へロング。②1時間チャネル安値サポートでロング。
06/29水曜 21:30米GDP 22:30パウエル議長発言
2週前高値をブレイク、先週高値付近まで買われた。
1時間足ベアの視点:先週高値に2番天井形成を待ってショート。
1時間足ブルの視点:前日陽線を先週高値へ押し目買い。
06/30木曜 月末リバランス 21:30 米個人消費支出
- 先週高値の目標値に到達、前日陽線終値は先週高値下でクローズ。
- 月末リバランスでドル円が売られるかもしれないので注意!
1時間足ベアの視点:先週高値Mトップ狙い、先週高値への上値試しから前日安値へショート。
1時間足ブルの視点:①先週高値ブロック崩れでロング。②先週高値上抜け後、下値試しを受け押し目買い。
07/01金曜 23:00米ISM製造業景況指数
先週高値Mトップ2番天井から売られ始めたが、6月陽線終値は2002年高値をブレイク。
1時間足ベアの視点:前日陰線を2002年高値へ戻り売り。
1時間足ブルの視点:2002年高値サポートでロング検討。
毎日の値動き
06/27月曜
東京時間、先週安値への下値試しから安値切上げ(15分SMA21上抜け)で青1押し目買い。
NY時間、2週前高値付近135.5到達で半決済。
翌日の東京時間、2週前安値2回目の反発で全決済。
06/28火曜
東京時間、2週前高値での売り転換失敗を受け、ロンドン時間、4時間陽線ブレイク後に青1押し目買い。
NY時間、先週高値に届かず持ち合って撤退。
06/29水曜
東京時間、前日陽線の押し目待ち。
ロンドン時間、1時間チャネル高値反発を確認するも、戻り方が汚い上に前日高値目前でロングは見送り。
NY時間、先週高値の目標値に到達。
06/30木曜
東京時間、先週高値への上値試し、2番天井+6月末リバランスによるドル売り+前日のダマシ高値などを根拠に136.5割れで赤1ショート。
ロンドン時間に戻されたが、NY時間に売られ、前日安値到達でアウト。
07/01金曜
東京時間、136.0レジ+15分キリアゲLサポ抜けで、赤1前日陰線戻り売り、135.0でアウト。
ロンドン時間、2002年高値到達以降はサポート確認で静観。
ユーロドル
今週の見通し
概要
先週は日足クラスの下降トレンドVS.2016年安値Wボトムの攻防で安値切上げの△持ち合い中。
売り手の注目
日足クラスの下降トレンド。
買い手の注目
- 2016年安値のWボトム。
- 4時間足クラスはアゲダウ。
TR上段㊤:6月暫定高値
TR中段:2週前ハラミ足高安
TR下段:2016年安値
4時間足ベアの視点:日足下降トレンド継続、2016年安値Wボトム崩れ狙い。1.06下△持ち合い決着を下位足でみて2週前安値へショート。
4時間足ブルの視点:2016年安値Wボトム完成狙い。①1.06下△持ち合い決着を下位足でみて1.06抜きロング。②2週前安値付近でWボトムになればロング検討。
今週の値動き
2週前高値戻り売りと2週前安値押し目買いの攻防は売り手が勝利して以降、2番底を試す動きになった。
毎日の見通し
06/27月曜
2週前安値1.06下に安値切上げ△持ち合いを形成中。
1時間足ベアの視点:①1.06から木曜急落高値への高値切下げで、1時間キリアゲL抜きのショート。②1.06まで買われればショート検討。
1時間足ブルの視点:①木曜急落高値ブロック形成後の上抜けば1.06抜きロング。②1時間キリアゲL+金曜安値サポートで1.06へロング。
06/28火曜
△持ち合い高値1.06まで買われて反発。
1時間足ベアの視点:1.06レジスタンスで1時間キリアゲ抜きのショート。
1時間足ブルの視点:1.06崩れで1.07ネック目安にロング。
06/29水曜 21:30米GDP 22:30パウエル議長発言
△持ち合い安値を前日陰線終値がブレイクしたが、1時間キリアゲLを引き直して警戒。
1時間足ベアの視点:前日陰線を戻り売り。
1時間足ブルの視点:前日安値への下値試しを受け、安値切上げで1.055目安にロング。
06/30木曜 月末リバランス 21:30 米個人消費支出
△持ち合い安値ブレイク後、6/16急騰安値を目指し下落中。
1時間足ベアの視点:前日陰線を戻り売り①先週安値裏付近への戻り。②前日の下落ペース続き前日安値抜け。
1時間足ブルの視点:下げ止まりから先週安値付近への戻りをロング。
07/01金曜 18:00 欧消費者物価指数 23:00米ISM製造業景況指数
- 6/16急騰安値に到達後急騰、6月陰線終値は2016年安値を更新できなかった。
- 1.06下降波戻り売りと前日の急騰波(ラス戻り高値上抜き済)で持ち合うかも。
1時間足ベアの視点:1.06下降波の戻り目ボックスから前日安値へ戻り売り。
1時間足ブルの視点:①前日急騰波を水曜高値へ押し目買い。②前日安値付近まで売られ安値を切上げればロング。
毎日の値動き
06/27月曜
ロンドン時間、木曜急落高値での高値切下げならずショートは見送り。
NY時間、2週前高値1.06に到達。
06/28火曜
ロンドン時間、1.06へ2回目の試しを確認。
NY時間、1時間ハラミ足安値+Mネック抜けで赤1ショート、15分下髭2本ピンバー高値抜けで半決済、逆指値で全決済。
06/29水曜
東京時間、前日戻り高値切り下げで赤1戻り売り。
ロンドン時間、安値を切上げ損切り。東京時間の急落高値を上抜くとショート損切りで急騰するので手前でアウトして仕切り直し。
NY時間、赤2戻り売りは15分SMA21をガイドに保有、先週安値更新で6/16安値を狙う。5本目の4時間大陰線クローズで半決済、6/16急騰安値で全決済。
06/30木曜
東京時間、先週安値裏への戻り待ち。
ロンドン時間、先週安値裏2回反発から高値切下げで赤1戻り売り、6/16安値到達でアウト。
NY時間、6/16安値のV字反転は入れなかった。
07/01金曜
東京時間、前日の急騰波押し目買い警戒からショートは様子見。
ロンドン時間、前日急騰押し目買いは先週安値裏でレジスタンス。1.045押し目ブロック崩れにブルベア決着をみて赤1ショート。
NY時間、6/16急騰安値下が下髭になりアウト。
ユーロ円
今週の見通し
概要
2015年高値を更新後、ドル円2002年高値付近の抵抗で上値の重い展開。
売り手の注目
- ドル円の2002年高値付近レジスタンス。
- 6月高値に2番天井形成。
買い手の注目
週足+日足クラスがの上昇トレンド中。
TR上段:先週高安(高値側は6月暫定高値)
TR下段㊦:6月安値
4時間足ベアの視点:6月高値Mトップ完成狙い。先週高値への上値試し完了後、先週安値へ戻り売り。
4時間足ブルの視点:上昇トレンド継続、6月高値Mトップ崩れ狙い。①先週安値サポートで先週高値へ押し目買い。②4月高値140.0サポートで先週安値へ上値試しロング。
今週の値動き
2番天井からネックラインへ売られるいつもの値動きだが、金曜日はドル円+ユーロドルの戻り売りが重複して暴落した。
毎日の見通し
06/27月曜
6月高値2番天井への上値試し中。
1時間足ベアの視点:先週高値Mトップへの上値試し(6/23急落高値から143.0)を待って先週安値へショート。
1時間足ブルの視点:先週安値Wボトムへの下押しから安値切上げで、戻り売り候補(6/23急落高値から143.0)へロング。
06/28火曜
6/23急落高値手前143.5まで買われた。
1時間足ベアの視点:①前日高値143.5レジスタンスで先週安値へ戻り売り。②先週高値まで買われればショート検討。
1時間足ブルの視点:先週安値からの上昇トレンド、前日陽線を先週高値へ押し目買い。
06/29水曜
先週高値から6/23急落高値への高値切下げは起こらず、先週高値に到達して強反発。
1時間足ベアの視点:6月高値の強い抵抗を背景に、前日高値からの高値切下げで先週安値ネックへショート。
1時間足ブルの視点:前日ピンバーがあるのでロング警戒、先週安値まで売られればロング検討。
06/30木曜 月末リバランス
先週高値Mトップ完成を目指し、先週安値へ下落中。
1時間足ベアの視点:①143.0付近まで戻れば戻り売り検討。②142.5サポート崩れで先週安値へショート。
1時間足ブルの視点:先週安値まで売られればロング検討。
07/01金曜 18:00 欧消費者物価指数
- 先週安値到達後に強く反発、前日陰線は下髭ピンバー。
- 先週高値下降波戻り売りと前日の急騰波押し目買いで持ち合うかも。
1時間足ベアの視点:前日の下降波を先週安値へ戻り売り。
1時間足ブルの視点:①前日陰線の戻り目崩れでロング。③前日安値付近まで売られ安値を切上げればロング。
毎日の値動き
06/27月曜
東京時間、先週安値Wボトムからの安値切上げで青1押し目買い。
ロンドン時間、前回高値143.0で半決済。
NY時間、6/23急落高値手前、143.5で全決済。
06/28火曜
東京時間、前日安値からの安値切上げで青1押し目買い。
ロンドン時間、6/23急落高値を4時間陽線終値がブレイク、先週高値到達でアウト。
NY初動の急落は入れなかった。
06/29水曜
東京時間、先週高値への上値試し待ち。
ロンドン初動、142.5でスパイク反転から先週高値へ上値試し待ち。
NY時間、前日高値からの切下げ(押し目崩れ)で赤1ショート、5本目の4時間大陰線クローズでアウト。
06/30木曜
東京時間、142.5サポートを観察。
ロンドン初動、上値試しからの142.5抜けで赤1ショート。
NY時間、目標値の先週安値到達でアウト。
07/01金曜
東京時間、前日陰線戻り目ボックスレジ+15分キリアゲLサポ抜けで、赤1前日陰線戻り売り。
ロンドン初動、2015年高値サポート、4時間足陽転で半決済、戻りをつけたあと、ドル円とユーロドルの下落でユーロ円は暴落。
NY時間に安値を更新、急落後の急騰懸念から、4月安値140.0到達でアウト。
今週の視点
ドル円攻略ポイント
今週の攻略ポイントは、2番天井からネックラインへの下落をイメージすること。
Wボトム2番底やMトップ2番天井からネックラインを目指す流れはいつものパターンで、どの時間軸でも同じことが起こっています。
細かいことを考える前に、まずはこの値動きを大前提に、2002年高値サポートといった要素を優先順位をつけて考えるのがベターです。
それと、今週は6月最終週ということで、6足終値のクローズ位置にも注目しました。
今週のなかでは、2002年高値周辺でそれほど大きな値動きは起こらないだろうと考えたことも、いつもの値動きを前提にできた要素のひとつです
目下、Mトップを形成中ですが、6月陽線終値が2002年高値をブレイクしたことで、テクニカル的には、7月足が6月高値を更新してもおかしくありません。
ユーロドル攻略ポイント
今週の攻略ポイントは、1.06下の持ち合い決着についていく。
1.06下で先週一週間持ち合ったので、今週はブレイクを期待できました。
1.06でMトップをつくったのでショートしやすかったんじゃないでしょうか。
△持ち合いのサポート抜けショートでもいいのですが、ナナメ・ラインは思い込みラインになりやすくブレイクアウト手法は難易度が上がります。
ボクも最初に引いたラインがイマイチと感じてラインを引き直しました。
それと、うっかり忘れてましたが、キリアゲLを使うなら、直近安値(23日安値)からの戻りに注意です、ここからの戻りでフェイクになることがままあります。
これに絡んで29日のショート1回目は損切りになりました。
ケーススタディ
トレードって売りと買いを比べて優位な方へポジションを持つゲームですが、相場の優位性って、売りと買いの「注文量の偏り」から生じます。
いわゆる、上昇トレンドなら買いが優位、下降トレンドなら売りが優位、上位足のトレンドに逆らわないこと。
これって優位性確保の基本ではありますがざっくり過ぎます。
そこで今回は、優位性の確保についてもう少し掘り下げてみたいと思います。
トレードの優位性を確保する3つのポイント。
1.優位性は減衰する。
2.決済注文から優位性を確保する。
3.優位性抜群のエントリー・ポイント。
1.優位性は減衰する。
優位性は減衰します。
上昇トレンド中であっても、買いの優位性が常に高いわけではなく経年劣化します。
概念図にすると、上向き三角形の買いの優位性、下向き三角形は売りの優位性を示唆します。
三角形底部では新規買い注文がたくさん入りますが、天井部では新規参入者は減り、利確者が増えていき、下位足が逆三角の下降トレンドをつくり始めます。
むしろ、このタイミングにおいては、下位足の新規売り注文の優位性が高いといえます。
次に買いの優位性を確保できるのは、下位足逆三角下降トレンドが終わり、上位足との目線が揃うタイミングです。
また、レンジ相場中央部でのトレードを避けるのは、上図のように売りと買いのパワー拮抗してしまうからです。
上図は上昇トレンドが上位足節目に到達した概念図ですが、上位足クラスの節目を背景にした逆張りショートも、買いの優位性の減衰を利用してます。
1回目の反発で入るのは難しいですが、2回目の赤2ショートや、3回目の高値切下げ赤3ショートなら売りの優位性を確保しやすいです。
いくら上昇トレンド中でも、下位足逆トレンド発生中の青1ロングや、上位足レジスタンス目前の青3ロングは、新規買いポジションを持つ人が少なく買いの優位性を確保できません。
青2ロングと、青3ロングでは、同じ上昇トレンド中でも、買いの優位性が全く違うわけです。
2.決済注文から優位性を確保する。
トレードは売り注文と買い注文のワンセットで完結します。
これは絶対避けられないことで、買った注文は、どこかで売り、売った注文は、どこかで買うことになります。
注文の種類は売りと買いの2種類だけですが、新規注文と決済注文(利確・損切り・撤退)は一対になってます。
主に相場は決済注文によって動意づきますが、それは、損切りや利確の位置が、他者から把握しやすいからだと考えられます。
自分の新規注文のことだけかんがえると、相場の優位性が見えなくなります。
他者の決済注文に自分の新規注文をぶつけることで優位性を確保できます。
損切り注文は諦めレートが被りやすく、そこに注文の集中が起これば短期間で値が走ります。
浅い押し目の崩れから一段下の押し目候補へのショート(赤1)は、たとえ上昇トレンド中であっても、短期的に売りの優位性を確保できます。
3.優位性抜群のエントリー・ポイント。
上位足が下位足より強いのは相場の原則、注文量も上位足の方が多くなります。
日足クラスの上昇トレンド押し目買いの注文量と、15分足クラスの上昇トレンド押し目買いの注文量では大差があります。
日足クラスの大型バスは、日足以下大勢のトレーダーを次から次へと乗せ、波が成長して、遠くまで買い注文を運びます。
15分足クラスのマイクロバスは、15分足以下しか乗らないので、波が成長せず、1時間足クラスの節目に到達したら、そこを突破できません。
相場の原理・原則に基づきより高い優位性を確保したいなら、なるべく上位クラスの「トレンド・フォロー・ツアー」に参加すべきでしょう。
たとえば、日足下降ピンク・トレンドと4時間足ブルー・トレンド反転のタイミングで戻り売りすれば、前回安値まで大きく狙えます。
なぜなら、日足下目線+4時間足下目線になり、2つの上位足クラス目線が揃うからです。
このスーパーマリオ状態なら、それ未満の時間足サポートなどぶち抜いていきます。
特においしいのは、赤1や赤2のエントリー・ポイントで、これは「グランビルの法則」においても最も勝ちやすいといわれるポイントです。
大きく利が延びるときって、これと似たトレードをしてることが多いはずです。
このコンテンツでは8年前からお伝えし続けてることですが、MTF分析とダウ理論を知るトレーダーは、ほぼこの考え方で優位性を確保しているのではないでしょうか。
相場はフラクタル構造なので、ダウンサイジングも可能ですが、時間足を小さくするほど上位足の影響を受けるので環境認識をしっかりやらないといけません。
自分の都合に合わせてトレードできそうなところ無理に見つけようとするとうまくいきません。
まずは誰でも勝てることをやって、自信をつけてから次の段階に進むのが良いと思います。
4.まとめ
気が付いたらいろんなものが値上げされてます。
我々のような一般消費者からしたら、ガソリンの値上げや食料品の値上げは生活を直撃するので大問題です。
しかしながら、5月の消費者物価指数CPIをみると、前年同月比で総合2.5%、生鮮食品を除く総合2.1%、生鮮生鮮食品及びエネルギーを除く総合0.8%。
天候や戦争など一時的要因の影響を取り除いたコアコアCPIは0.8%しか上昇してません。
てなわけで日銀は金融緩和政策を維持してますが、確かに、消費者感覚とのズレがあります。
マクロ視点とミクロ視点で解釈が真逆ってこと、相場でもよく起こりますよね。
ボクは1分足と5分足のスキャルピングでトレードを覚えました。
数ピプスの値幅を数十枚で抜くスタイルでしたが、1分足や5分足みたいな吹けば飛ぶよな世界にも秩序や優位性はあります。
ただ、その秩序や優位性の有効範囲は狭く、ごく短時間しか機能しないんです。
上位クラスの節目にはたかれたら、ひとたまりもありません。
ボクはそうやって何回もはたかれて気づきました。
上位足にはたかれるよりも、そのポイントを利用するほうが、枚数を落してもピプスで稼げるんじゃないか?
そこから、MTF分析をまなび、デイトレードへ移行しましたが、儚い世界の住人として学んだことは、今のエントリーに活かされています。
トレードのやり方はいろいろ、見てる世界もいろいろ、どれがベストなんて一概に言えません。
でも、相場の原理・原則は、どの時間軸でも変わりません。
自分が今、どの世界の秩序を重んじているのか。
そこさえブレなければ、勝っても負けても納得できるし、そういう視点が大切なんですよね。
来週の攻略ヒント
概要
6月陽線終値が2002年高値をブレイク、2002年高値付近で浮動中だっが、7月に入っていよいよ動き始めるか。
ベア派
- 6月高値2トップに注目。
- 6月高値2トップからの売り継続狙い。①買われて6月高値3トップでショート。②金曜安値サポート崩れで2週前安値抜きショート、その後、3週前安値へ戻り売り。
ブル派
- 6月陽線終値が2002年高値をブレイク。
- 週足+日足クラスが上昇トレンド。
- 2週前安値からの安値切上げ。
- 日足SMA21サポート。
- 6月高値2トップ崩れ狙い。①2週前安値から金曜安値への切上げで先週高値へロング。②2週前安値を割れば戻り売り失敗でロング。
概要
- 6月陰線終値が2016年安値でサポート。
- 日足クラスの下降トレンドVS.2016年安値3ボトム。
ベア派
- 日足クラスの下降トレンド。
- 100日移動平均線の上抑え。
- 2016年安値3ボトム崩れ狙い。①2016年安値3ボトム崩れでショート。②先週高値まで買われれば下押しのショート検討。
ブル派
- 2016年安値の3Wボトムと2ケ月連続サポート。
- 2016年安値3ボトムサポートで先週高値へロング、上抜けば、6月高値へ。
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コメント
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コメント (11)
動画・ブログ更新ありがとうございます。
ユーロドル
月曜、欧州中盤1.058ショート、損切り。
火曜、再び欧州中盤1.058ショート、これは成功。
水曜、1.050は割れないと思っていたため全く参加出来ず。
木曜、月末リバランスが何時から何をきっかけに起こるかでしたがまずは一旦欧州時間1.044ショート。
PDEコアデフレーターで利確ドテンロング。このロングは自信があったのでロットを大幅に上げ翌AM2時過ぎに利確。
たまたまほぼ天底になりました。損切りラインからエントリー出来たのでロットを上げてもリスクは同じです。
金曜月初め、29日のECBフォーラムでのラガルドさん・ベイリーさん・パウエルさんの発言を根拠に普段ほとんどトレードしない東京時間からポンドドルと共にショート。そのまま14時間近く放置しISM指数前に利確撤退。この日は特にポンドドルショートがハマりました。
ドル円はショート方向は参加せず下がったら買う場面だけエントリーしました。
来週はトレードに参加出来なさそうなので今週稼げて良かったです。
そこで質問です。
ほぼ確実と思える情勢の時、迷晴れさんはロットを上げますか? それともいつも通りですか?
木曜、月末リバランスお見事です!さて、ボクは確実と思えてもロットを上げません。むしろ、レジサポに引っかかりそうならロットを下げてますね(^_-)-☆
火曜ロングの撤退を忘れていました。
損切りの記憶は直ぐに無くなります笑
ロット上げないんですね。それが生き残る秘訣でしょうか。
私は基本的にエントリーポイントからの損切幅で、リスクが証拠金のxx%になるように
ロットを毎回変えているます。リスクは決められるけどリワードがどうなるかは
正直分からないので出来る事だけ気にしようかなと。
木曜の「PCE」は起点になると思いました。
ただここを感覚に頼っていては先が無いので、統計を取ってみます。
いつもご教授頂き有難うございます。マルチタイムフレーム分析から優位性を判断するのは大変重要なことだと思います。動画で解説されてたように日足では上昇でも4時間足では下降といったように、上位足の調整に入っているような地合いは注意したいです。調整波は動きがギザギザしていてスンナリいきませんので捉えるのが難しく感じます。またその転換を特定するのも難しく、例えばトップをつけたと思っても更にその先まで伸びてから調整に入るといった騙しも結構ありますので、すぐに飛び付か慎重にいきたいです。そして調整波に触る際はしっかりチャートを監視してないといけません。いつ本来の動きに戻ってもおかしくありませんし、スイングで大きく狙える波ではないということも予め把握しておきたいです。そしてそこで決済注文が入るのかもシナリオを立てる段階で把握しておきたいです。結局オプションオーダーで売り集めとかストップロス買い等は正にそういうことを指してると思いますので、自分はいちいちチェックするのが面倒でついチャートだけで探してしまいがちですが、そうした細かいチェックも面倒くさがらずにやっていきたいと思います。
おつかれさまでした!おっしゃる通り、ちゃんと「理屈」を理解してチャートを見れることが大切なんですよね。これができないと、「やさしい」と「むずかしい」の区別がつきませんので。
動画アップありがとうございます。
先週の自身のトレードを週末~週初に考えていました。
先週ドル円ショートでとったのですが、やはり根拠に乏しいトレードであると言う事に至ります。
万が一にもプラスと言う事実から勝てば官軍という考えは近い将来それ以上に引かされることは経験則から確実です。
今週は少々気持ちが日和ってました。
今週マイナスで終了
ドル円
水曜 NYロング 利確
金曜 LDNショート 損切り
ユーロドル
火曜 LDNショート 小幅プラス利確
2022年上半期が終了しました。
年初からトータルプラスを維持するものの一進一退が続きます。
FXに割き糊口を凌ぐ状況以上に成績が振るわない事がもどかしい。
全ては僕の技術力という事実に他なりません。
生きている以上固定費ゼロにはならず資金の事を考える必要が出てきました。
実弾でのトレードは一時的に終了します。
秋頃に再開出来るか。
体制立直しを図りながら検証・FT5で経験値を積み重ねる事に充てようと考えています。
今までの負けパターンを分析してみるのはどうでしょう。
例えば、金曜ドル円ショートの負け方には共通点はないでしょうか。負けパターンを排除すれば、必然で負ける回数は減ります。
いつも貴重な動画、ありがとうございます。
MTF分析とダウ理論でトレ転を待ち、ラス押し割るか、ラス戻りを超えて来た波の戻しから、3波だけを、N値100%まで狙うことで、勝率が上がりました。
おかげさまで、今年に入って、月間では、全てプラスを保っています。
ここまでこれたのも、ひとえに、迷晴れ様のおかげです。
本当に感謝しています。
『感謝』という言葉、営業やってた頃は、ぞんざいに使ってましたが、迷晴れ様には、本当に本当に、心から感謝しています。
ありがとうございました。
トータルで負けなし!エクセレント~(^_-)-☆
己を律することができるのが、何より素晴らしいです!
週ナビの作成お疲れ様です。
ご報告が遅れてすみません。
今週は全体で27.5 pipsの微益
内訳は以下の通り
ドル円: -13.5 pips
ユーロドル:+58.3 pips
豪ドル:-17.3 pips
気づいたことはポジションを取らなかった次の日に
速くポジションを取りたい気持ちが高まり、エントリーポイントをこじつけてしまう
傾向があることが観察できました。
今週はそれでドル円と豪ドルで45pipsの利益が吹っ飛んでしまいました。
はやる気持ちがでたら一旦小休憩挟んで気持ちを落ち着せたいと思います。
おつかれさまです!相場観がついてくると、ついついスケベ心がでてきますね。自分の得意なパターンまで待つのが大切ですよね。