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迷晴れFX

週刊チャート分析#39(ユロ円・ドル円) 日足さん、そろそろ出番ですよ!

今週の相場は待つべきところで、しっかり待てたかどうかが大事だったと思います。

待つのが仕事の本当の意味。

[youtube id=”_jvEUqHaXyc”]

相場が大きく動き出すのには、より大きな時間足の動意が必要です。それまでは短期足が上下にカチカチしているだけで、後からチャートを見るとそこは上位足ローソクのヒゲ部分だったりします。

例えば4時間足ローソクの実体部分をガッツリ取ろうすると、4時間足が動意づくまで、長い時間、待たなければなりません。日足ならなおさらです。

デイトレードとは日足ローソクの高値から安値の間を、どうトレードしていくかということです。今のユロ円なら日足1本で300ピプス動く日もあります。ドル円でも150ピプス動きます。

その中で一番軽やかに動くところを見極め取りに行くのが、利益を最大化できるデイトレの極意のような気がします。

それには、より大きな時間足の出番がいつになるのかを短期足をからめて検証して身に付けることです。

ユーロ円は波の横幅(時間)感覚が求められる相場。

w1

週足はサポート(W1-1)+日足サポート(D1-1)を確かめてから上昇を始め、陽線となりました。

D1

週明け窓埋めの後、戻り売りで日足サポート(D1-1)を試すも抜けられずに反転上昇し始めました。

日足サイズのローソク足が陰線陽線でキレイにターンしているということは、この波の反転には、ほぼ一日かかるということ。日足サポート(D1-1)でのトレンド転換部分では、ダブルボトムをつくるのに、さらにもう一日かかっています。

H1-3

上図は1時間足に日足ローソク表示しています。日足ローソク1本の寿命を考えると月曜の陽線上ヒゲ付近Aでは力なく相場がレンジ気味になっているのがわかります。

それまでの上昇でパワーを使い果たしていて、大きく動くにしても翌日の日足を待って下落を始めています。

ようするに日足ペースのターンになると時間がかかるので、その間に近視眼になりポジポジ病が出てしまうと利益を削ることになります。

こういう場所で連敗した人は以下の記事を参考にしてください。

h1-1

【作戦1】窓埋めの動きを狙う

チャートの左を見ても情報が少ないので、フィボナッチ38.2%,50.0%,61.8%付近を目標に買っていく。

h1-2

【作戦2】窓埋めからの戻り売り ②付近

②付近は日足で見ると上ヒゲ部分になります。窓埋めでヘロヘロになった日足に加え、日足レジスタンス(D1-2)と窓埋めの押し目買いとで攻防でレンジになりそうな感じ。

こういうときは、慌てずにチャートがつくられてから入ればいいです。結果、火曜日の日足になってから下落を始めました。

【作戦3】安値更新からの戻り売り(底値圏注意!) ③④付近

安値は辛うじて更新しているので戻り売りをしますが、週足や日足サポート(D1-1)が待ち構えています。底値圏の戻りは深いので、その心づもりでトレードしないといけません。

【作戦4】転換狙いロング ⑤⑥付近

1時間足(H1-1)は戻り高値なので、上抜けでロングできますが、切り下げライン(H1-2)を使えば、それより早くエントリー可能です。

M20

青丸がロング、赤丸がショートの目安です(正解という意味ではありません。)参考にしてください。

ドル円は一段下を試してから上昇。

ujw1

週足は一段下のサポート(W1-2)を試してから反発上昇。

ujd1

窓埋め→レンジ→下落→週足の強力サポート→反転上昇。

usdh1-3

ユロ円同様、日足レベルのターンなので、波の横幅(時間)感覚が求められます。ポジポジ病が悪化しやすいところなので要注意!

上図は1時間足に日足ローソク表示しています。日足ローソク1本の寿命を考えると月曜の陽線上ヒゲ付近Aでは力なくレンジになっているのがわかります。

ドル円の場合には、ユロ円よりも1日余分にレンジが続き、翌々日に下落を始めています。

ujh1

【作戦1】窓埋めの動きを狙う ①付近

【作戦2】窓埋め後の戻り売りを狙う ②付近

【作戦3】週足サポート(W1-2)からの転換狙いロング ③付近

【作戦4】週足レジスタンス(w1-1)ブレイクアウト ④付近

重要な節目を抜けるときは、損切り注文などを巻き込みやすいものです。レジサポ転換(今までのレジスタンスがサポートになる)せずに動いてしまうことがあります。

水平線の抜け方については以下の記事を参考にしてください。

ujm20

青丸がロング、赤丸がショートの目安です(正解という意味ではありません。)参考にしてください。

今日のまとめ

トレードは、なるべく高いところから売る、なるべく安いところから買うですのがベストです。では、安いところ、高いところの見分けはどこでするのでしょうか。

僕の場合は、チャートをゾーニングするためレイヤー(階層)で区切ることが多いです。レイヤーAとレイヤーBの境界線として節目の水平線を引きます。

相場はレイヤーAの中でトレンドをつくったりレンジになったりしながらレイヤーBを目指します。レイヤーBがレイヤーAの上にあるなら、レイヤーBに入った瞬間が一番安いところとなるわけです。

逆にレイヤーBにどうしても入れてもらえなければレイヤーAの上限が一番高いところになります。

初心者の方は、その辺を意識をするだけでもトレードを単純化することができます。一段上がったらロング、一段下がったらショート、それだけです。結果的にいいポジションが取れるはずです。

◆お断り◆
この動画は教育目的で制作されたものです。相場についての個人の見解を過去のチャートから解説したものであり未来の利益を保証するものではありません。売買取引についての判断は一切行っておりませんので、投資をされる場合は、それに関わるリスクを十分に考慮の上、ご自身でご判断ください。

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コメント

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  • コメント (18)

  1. 今週の解説は、参照すべき記事が多く、読み解くのに時間がかかりそうです。
    しかし、今週の相場は個人的にも思うところが多かったので、記事をしっかり咀嚼してインプットしようと考えています。
    毎週チャート分析結果を公開して頂けるのはとても助かります。
    これからもよろしくお願い致します。

      • mayohare-fx
      • 2015年 7月 12日

      相場は大きく動くタイミングと動かない時間を繰り返しているので、そこら辺の見極めがポイントかもしれません。

    • タッチ
    • 2015年 7月 11日

    迷晴れさん、お疲れ様です。

    本日は一つ質問です。
    トレードで勝てない時から勝てるようになって、内面的に何が変わりましたか?

    私はずいぶん長い間勝てませんでした。それはエフィカシー(自分に対する自己評価)が低かったからだと思っています。ここから脱出するのにずいぶんもがき苦しんだものです。手法はほとんど変わっていません。今では、手法や分析などはひとつあれば十分だと思っています。水面下に隠れているエフィカシーこそがカギだと思っています。

    迷晴れさんの動画やブログを見る限りにおいては、元々エフィカシーが高い人だったのだと想像します。
    エフィカシーの高い人はトレードで勝てるようになると、内面的に何がかわったのでしょうか?

    私の場合は、トレードによって自分のエフィカシーを修正することが出来ました。

      • mayohare-fx
      • 2015年 7月 12日

      僕の場合、特に内面的な変化は無かったかもしれません。過去に事業を成功させ、サラリーマンの生涯賃金を数年で稼いだ経験があり(そのあと、全てを飛ばしましたが、笑)内面の変化は、そのとき既に創られていたと思います。FXについても、自分ならできる。という根拠の無い自信が最初からありました。

      自分にもできそうな分野や方法を見つけて、苦手なことや嫌いなことはやらないようにしているので、うまくいく予感をキープしながら進めるのかもしれません。

    • 高校中退中卒バカ
    • 2015年 7月 12日

    いつも参考になる動画をありがとうございます。

    6日の月曜日に人生初リアルトレードを行いました。
    eur/jpyに19時13分ショートエントリー
    結果は-22pipsで損切りでした。
    5分足にてもみ合っており下に抜けたのでエントリーしたのですが値が戻り損切りとなりました。
    後になってチャートを見ればヒドイ場所でのエントリーだったと反省しかありません。
    動画でもヒヨコがピヨピヨと、、、ヒヨコに負けました。

    8日の水曜日にもトレードをしました。
    eur/usdに19時23分ショートエントリー
    結果は+39pipsで利食いです。1時間足1本分を貰うつもりでエントリーしました。
    まさにビギナーズラックですね。

    もう一度、ゼロからやり直します。

    動画と関係のないトレード報告になってしまいました。目障りなコメントでしたら削除をおねがいします。

    話が変わってしまうのですがクルミちゃんかわいいですね。ブログを開始したときの動画と最近の動画では、
    顔の周りの毛が少し茶色くなった感じがします。クルミちゃんかわいい。

      • mayohare-fx
      • 2015年 7月 12日

      いつもコメント有難うございます。相場には動くところと動かないところがあるので、慣れてくれば見極めれると思いますよ。初心者の負ける理由は動かないところで、動くつもりでトレードしたり、動くところで、動かないつもりでトレードするからです。

      クルミは7歳なので人間だと50歳位でしょうか。人間と同じで白髪が出てくるんですよねぇ。生まれながらの膠原病なんで薬が切れないんですが、長生きしてほしいです。

        • 高校中退中卒バカ
        • 2015年 7月 12日

        動くところ、動かないところですね。わかりました。私は頭で覚える事が苦手なので、しっかりとカラダに覚えさせれるように、過去検証を行います。

        クルミちゃんにも白髪が生えるのですか。しらなっかたです。それに白髪が生えるのに毛並みが茶色くなったと感じる私の目は一体、、、。クルミちゃんも動画にて研究です。
        また、膠原病という病気自体も初めて知りました。私なりにどんな病なのか調べました。
        動画では最初と最後、たまにポイントを教えてくれますが、膠原病には見えないです。
        きっと、迷晴れさんと過ごす時間がクルミちゃんにとって幸せな時間なんだろうなぁ、だから、とてもかわいく見えるんだな。なんて勝手に考えていました。

        膠原病の事もろくに知らない私がこんなコメントを書いて、迷晴れさんの気を悪くさせてしまいましたら、申し訳ありません。

        トレード報告になってしまったコメントに、迷晴れさんの貴重な時間を使い返信のコメント、
        ありがとうございます。

    • もと
    • 2015年 7月 12日

    Nonさんこんにちは!

    Nonさんの動画解説は本当に魔法のようですね!
    値動きの予測、エントリーのポイントまですべてが見えているようで、まるで魔法を使っているようで、凄く感激しました。
    Nonさんには何が見えているのかがとても気になります!

    これからも魔法のような動画をお待ちしております。

      • mayohare-fx
      • 2015年 7月 12日

      魔法なんかじゃないですよ。エントリーポイントはあくまで参考程度に考えてください。別のチャートになっていた可能性だってあります。それよりもチャートの読み方を勉強して頂けるといいと思います。特に複数時間足とレジサポの関係性などは、とても応用の効く考え方です。

    • けんた
    • 2015年 7月 12日

    マヨ晴れさんのおっしゃる通り、過去の値動きの反転を元にレジサポラインを引いて、そこからの反転もしくは押し目を狙ったら見事に自分の思う通りに動いてくれます!ということは、資金をたくさん持った勝ち組トレーダーもそこのラインを意識してるってことになりますよね?そう考えたら極論インジゲータそのものが必要ないのではと思いました。私はマヨ晴れさんの理論を週足日足だけに応用して、日足単位で、200〜300pips狙ってエンドレリーしてます。トレードの本質を教えていただきありがとうございます!

      • mayohare-fx
      • 2015年 7月 12日

      いいですね!単純化して考えるほうが真実が見えてきますよね。

    • 高晴れ
    • 2015年 7月 12日

    とてもためになりました。
    毎週、迷晴れ動画の週刊チャート分析を見てなるほどと思い、
    相場の動きにはこういうパターンがあるのだな、と深く納得するのですが、
    翌週のリアルタイムではなぜか五里霧中(笑)
    また、次の週刊チャート分析を見て、なるほどと納得する、
    その繰り返しのようですが、
    少しずつ、納得の深さと、リアルタイムでの感じ方が進化するのではないかと信じて
    精進に励む毎日です。
    あと一歩、薄皮一枚のような気もするのですが、
    まだ継続的な結果には現れていません。
    絶対やめない、絶対あきらめない、ことには自信がありますので、
    今後ともご指導をよろしくお願い致します。
    ありがとうございました。

      • mayohare-fx
      • 2015年 7月 12日

      毎週、相場解説をしている目的は波や節目のパターンを、より多く見ていただくことでチャート読解力を上げ、より有利なポジションを取れるようになってもらいたくて続けています。

      リアルチャートでは、右側の無い状態で判断しなければなりません。多くのパターンを目にすれば、見えないチャートの右側に根拠のある自信が芽生えるようになります。

    • 榊原 伊織
    • 2015年 7月 15日

    お世話様です。
    スキャルとして 1時間足→15分足→5分足の見方でサポレジまでを狙う考え方は如何でしょうか?
    暑い時期ですね、ご慈愛下さいませ。

      • mayohare-fx
      • 2015年 7月 15日

      いいと思います。僕の方法はタイムフレームが変わっても同じなんで、ご自身の性格や生活に合ったトレードが一番です。

    • 鶴亀
    • 2015年 7月 15日

    初めまして。
    今年の4月位からでしょうか。迷晴れ様のサイトを知りまして、それから毎日見ていました。
    サラリーマンなもんで、1日1動画が関の山で、5月の連休明けくらいに全部見終わり、リアルトレード(1000通貨)でやっています。
    本当に勉強になる動画を毎週ありがとうございます。
    今は自分の基準を作ることを優先的に考えながらチャートを見ています。

    ひとつ質問があって、コメントさせて頂きました。
    検証作業のときも、いま一つ自分の中で答えが出せなかったことなんですが、ちょうど今週のユロ円チャートに出ていたので、ご教授いただければと思います。

    ユロ円1時間足(or4時間足)において、先週7/10・2:00の安値からの波の頂上は、7/10・22:00の高値と考えたほうがいいのでしょうか?それとも7/13・15:00の高値で見た方がいいのでしょうか?
    それによって、7/14・15:00の安値が、上昇トレンドのダウ理論崩壊地点とも、押し安値とも見ることもできるかと思うのですが・・・。
    迷晴様の見方を来週の週間チャート分析で教えて頂ければと思います。

    よろしくお願いします。

      • mayohare-fx
      • 2015年 7月 16日

      週をまたいで大きな窓を空けたチャートなので、わかりにくいですね。ダウ理論で見るとラス押し安値を下抜いているので1時間足は一旦下目線と見ることができます。しかし…135.415周辺の強いサポートが直下にあるので、下目線=ショートというふうにはなりません。137.800の高値をつくった際も強い陰線で打ち消されているので、僕なら押し安値より135.415周辺の安値を重要視します。

    • かにずき
    • 2016年 7月 07日

    拝見させていただきました。

    相場の値動きは段になっていて、行ったり来たりしている。
    そのように、とらえると値動きの見やすさが格段に向上すると思いました。
    今回のお話しではラインに対する値動きへの対処が勉強になりました。

    素晴らしい気付きをありがとうございました。

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