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迷晴れFX

【週ナビ#178】上がらないから下がる、下がらないから上がる。

週間チャートナビ(2018.04.2~2018.04.06)は、ドル円、ユーロドル、ユーロ円の主要三通貨ペアの一週間を振り返ったチャート考察です。

今週の視点


よく動画で紹介している”スパイク”と名づけた値動きがありますが、今週の相場でも何回か登場しました。

もう上がらないから下がる、もう下がらないから上がる。

この値動きは、これ以上買われないから、売られる、これ以上売られないから、買われる、という相場の原理原則に基づいている。レートを2回試してから反転するWトップ・ボトムも結局はこの値動きに他ならない。

スパイクの特徴は、上値が重くなったり、ミリミリ上昇が続いたあと、一気に下がって”押し目”にタッチしてからV字反転で高値を更新します。前兆として、買い目線だが、上値が重かったり、ミリミリとした上昇が続いていて、買いポジが溜まっているところ。そういう雲行きになってきたら狙われている可能性があるので警戒したほうがいいでしょう。

誰からみても買い目線で、しかも、買いポジが積みあがっていれば、当然、高値を掴んでいる人もいる。そうなると、考えるスキもない急落に反射行動で逃げだす(売り決済注文)人が続出します。

さらに、ロングが切られた報復として、ショートで取り返そうするが押し目候補に到達、反転開始すれば、今度はショートポジションが逃げ出し、そのパワーで高値を更新していきます。

この値動きが自然発生しているのか、誰かが意図的に起こしているかはわかりませんが、自分のロングポジションがショーターの撒き餌にされ、さらには、そのショートの撒き餌に自ら食いついてしまったわけです。

ロングで負け、ショートで負けた人からすれば、右の頬を叩かれ、そのあとわざわざ、左の頬を差し出しているようなもので、誰かが意図的にやっているとしたら、シャンプーで傷ついたキューティクルを、リンスで補修させるのと同じ、悪魔の”往復ビンタ商法”です。

上がりそうだから買う、下がりそうだから売る。

この発想でいる限り、カモネギトレーダー確定です。

上がりそうだと思うカモネギ君がいるから売り、下がりそうだと思うカモネギ君がいるから買い。

こう考えるのが、一皮むけた考え方です。

ウラをかいてばかりいると、ウラのウラはオモテになることもありますが、そのときはそのときです。

ドル円

4時間足に週足ロウソク

先週、持ち合いを上抜けたので、今週は”持ち合い離れにつけ”で、上限反発からの上昇に期待できた。

1時間足に日足ロウソク

  • 持ち合い上限反発と観誤る青安値、買いバイアスが強いと2日の急落にやられてしまう。
  • 持ち合い上限付近のピンクエリア、4時間足レベルの持ち合いなら、この程度のブレは許容範囲、アラウンドで観るべき。
  • 赤高値のように上値が重いと、一旦下を試して”押し”て弾みをつけてから高値を更新する値動き、持ち合い放れで買いバイアスが強いところなので注意!
15分足に日足ロウソク

Apr.02 Mon.

持ち合い上限に達してないので矢印の動き、あるいは、このまま上昇を続ける可能性もある。欧州時間に入っても値動き弱く、NY時間初動の青1ロングとなったが延びず。米中貿易戦争への懸念から、リスク回避の円買いドル売りが始まった。赤1ショートは、欧州時間青サポからの買いが否定されたレート。

Apr.03 Thu.

持ち合い上限で前日の日足サポートされ”持ち合い放れにつけ”の日。緑安値でWボトムになったので、欧州時間、黄安値で入りたかったが出遅れ青1でロング。このロングは先週高値を抜くまで保有するつもりだった。

 Apr.04 Wed.

前日終値を試してから上昇を始め、緑ダマシ高値となった。こうなると一旦押しをつける動きになることが多い。欧州時間初動、青切上げサポート抜けの赤1でショート、後から、中国の対米報復措置がきっかけとなって強いモメンタムが発生したことを知るが、上値が重いとき一旦押し目をつける、このような値動きはよくある。持ち合い放れにつけとばかりに買いバイアスが強い相場で、この値動きががシナリオになかった場合、高値を掴んでいたトレーダーは慌ててロングポジションを手仕舞うことになる。

その後、RN106.0でWボトムになったので青1で押し目買い。このサポートが崩れるリスクもありますが、上手くいけば、先週高値を更新する波の起点になる。当然、緑高値からの戻り売りがありますが、その攻防決着を待っていると深夜になるのでリスクをとる。

 Apr.05 Thu.

本日は何もなければ先週高値をブレイクする予定。欧州時間初動に青1モミ上抜けでロング。NY時間、先週高値付近にできた平行レンジを上抜けた青2からもロングできる。ただ、抜けた波はすぐに押しが入るのでRN107.5で利確しておくのがいい。

Apr.06 Fri.

本日は米雇用統計の日、東京時間、抜けてきた先週高値を試す赤1の動き、左サポートがないので急落、その後は雇用統計まで様子見。雇用統計の値動きは速いが、ネックを下抜け天井部を試してダメだった赤2で先週高値までショート。

ユーロドル

4時間足に週足ロウソク

指向性弱く難易度の高いチャート。7週前の週足ハラミになっていて、ビギナーなら今週はドル円の”持ち合い放れ”を狙うのがいいと思う。Wトップが親子になっていて、かつ、高値を一段下げているので下がりやすい傾向にはあった。

1時間足に日足ロウソク

29日足ハラミがトレードの基準にできるが、大きな延びは期待できないスキマビジネス。

15分足に日足ロウソク

Apr.02 Mon.

欧州時間初動、30日足陽線に対する2回目の試し(青1)からロング、これが緑ダマシ高値となった。ブレイク起点安値を下に抜き返した赤1でハラミ下限までショート。

Apr.03 Tue.

29日足ハラミ基準のトレードが続いている。東京時間に黄安値で下を試したが、レジスタンスが近かったのでロングは捨てた。欧州時間に入り、ハラミ上限+強者の値で小さなWトップ形成、赤1でショート、ハラミ中央で揉んだが下限に届いた。ここで入れなければ、赤2の上ヒゲか、赤3モミ下抜けになる。

 Apr.04 Wed.

前日、29日足安値をブレイクしたが、すぐにRN1.225でサポートがあり、ここは過去に何度かサポートされているので基準にできる。こういうレンジ相場でダウ転換を待っていると完全に乗り遅れるので”段”で観た逆張り戦術でいく。

欧州初動の黄安値でロングできなかったので、青1モミ上抜けでロング。売りを受けるも弱かったことは、逆に買いの強さを示唆している。3日安値と黄安値でWボトムになっている、これをRN1.225サポートとみて、ネックライン抜けからの初押し青2でロングしたが、これは不発で、もう一段下がった青3でロング、これも高値を更新できなかった。ということはRN1.225サポートは、さほど強くないことを示唆している。

 Apr.05 Thu.

前日のWボトムからの押し目買いが不発ぽくRN1.225が下抜かれるのを考えた。このWボトム失敗をどこで判断するかだが、ひとつめは4日終値割れ、もうひとつはRN1.225割れになる。

最初のチャンスは前日高値を試しWトップになった赤1ショート、あるいは、前日終値下抜けの赤2ショート。ただし、このショートはRN1.225まで限定で、青切り上げラインや緑安値から買われる可能性がある。

赤3のショートはRN1.225をブレイクしやすい。理由は、緑安値からの買いが弱かったことが証明できているからだ。NY時間からならRN1.225ブレイクからの赤4ショートになる。

Apr.06 Fri.

週足ハラミ下限まで下がってきたので、前日安値を基準にサポートされればロングする。欧州時間、前日安値にできたダマシ安値青1をサインにロング、だが、米雇用統計前で延びなかったので、青2で入り直し。

ユーロ円

4時間足に週足ロウソク

先週足高安のハラミ基準で戦略をたてる。

1時間足に日足ロウソク

  • 26日大陽線からの押し目買い、27日~30日にかけての安値に注目。
  • 紫強者の高値ができてからは、ピンク攻防エリアに注目。
15分足に日足ロウソク

Apr.02 Mon.

NY時間初動、ドル円・ユーロドルともに高値ブレイク、ユーロ円も青1でロングできるが、ドル円+ユーロドルのレジで頭を押さえられた。ロンドンFIX、米中貿易摩擦懸念から円が買われ始め、ドル円・ユーロドルともに下落するとユーロ円は赤1からWパワーで下がった。

Apr.03 Tue.

東京時間、ドル円は持ち合い放れで買われる展開、ユーロ円も前日安値130.0でWボトムになったので青1ロングで相乗り、ユーロ円チャートでも、26日陽線の押し目買い候補になる。

上昇すれば2日急落戻り売りと攻防(ピンクエリア)するので警戒!RN131.0にわずかに届かなかったのはユーロドルのレジスタンスがあったせい。その後、ドル円買い、ユーロドル売りとなりユーロ円は乱高下となった。

 Apr.04 Wed.

RN130.5周辺は、ドル円売り場、ユーロドル買い場で、ユーロ円はカオス。青1安値は、ドル円Wボトム、ユーロドルWボトムからの初押しとなる買い場、双方買い目線だったので相乗りロングしてみた。

 Apr.05 Thu.

ドル円は買い目線、対してユーロドルは売り目線、そうなるとユーロ円は乱高下して難しいチャートになる。

Apr.06 Fri.

東京時間、ドル円急落に併せて赤1でショート。米雇用統計まだはお休み。

今日の雑記

GOPROという小型カメラを購入してみた。このカメラは”アクションカム”といって、お笑い芸人が、頭の上につけて崖から飛び降りるシーンを撮影するためのビデオカメラだ。ハンディカムと違うのは、超小型タフで、広角レンズなので周りの景色を広範囲に映像に収めることができる。

GOPROは、アタッチメントが豊富で、自転車のハンドルや、車のダュシュボード、へルメットなどなど、何にでも取り付けることができ、水中撮影もできる。ボクはそこまでアクティブな人ではないので、使い道としては限定されるが、タフさを活かせば、今までにないような面白い絵が撮れるかもしれない。

ひとつのことをしていると、マンネリ化して、いろいろな面で煮詰まってくる。そういうときは、全く別の分野に興味をもってやると、新たなアイデアが湧いてくることが多い。最近はスマホのビデオ機能も凄くて、4K撮影や手振れ補正は当り前にでき、その気になれば映画のような撮影もできてしまう。

自己表現するためのプラットフォームは、無料だったり、破格な値段で提供されているので、お金がないからとか、技術がないからとか、時間がないからとか、言い訳できる時代じゃない。”一億総活躍”ではないが、クリエーター気質の人には恵まれていると思う。

愛知県に瀬戸市という瀬戸物の産地があるが、正直、あまりパッとしなかった。陶器を焼く窯も閉鎖され、商店街もシャッターが下ろされている店舗が目立っていた。

ところが、最近は、この瀬戸市発信の食器ブランドで、”スタジオM”が人気だ。このブランドは、ただお店で食器を売るだけでなく、カフェや料理教室を併設していて、食事を頂いた器を気に入って、横の店で購入する人も多い。東京方面でも有名らしく、この間も、東京からわざわざ食器を見に瀬戸まで来た女性がいた。つくるだけでなく、売る仕組みまで考えているところが素晴らしい。

今の時代、夢は叶いやすい。

流行は繰り返しているので、そこに”今”というエッセンスを取り入れていけば、きっと成功しやすいだろう。

竹原ピストルというパンクシンガーをご存知だろうか。ボクは最近、テレビで知った。

唄を聞くとボクらの時代の”フォークソング”を彷彿させるが、パンクらしい。おそらく、セックスピストルズが名前の由来なのかもしれない。

”お前らに歌ってる”って感じの適度なクローズ感、それとストレートで丸腰な感じがとてもいい。

なんか、歌の世界も一回りして、フォークソングではなくパンクソングに螺旋階段的に進化しているのかもしれない。

人生を半分過ぎても、今から、何者になろうかと考えている自分がいる。

いずれにしても、人を感動させることがしたい。

◆お断り◆
この動画は「学習」を目的に制作されたものです。個人の見解を過去のチャートから解説したものであり、未来を予想したり、利益を保証するものではありません。

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コメント

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  • コメント (10)

    • くままぐ
    • 2018年 4月 07日

    こんばんわ!

    今の時代夢は叶いやすい。私も本当にそう思います。 

    インターネットというツールによって、投資家になることもできるし、
    自分という人間をブランド化してフリーランスになったりできます。
    この前テレビを見ていた時に、プロトラベラーという職業も紹介されていて驚きました。

    最近では逆に、会社にとどまり続けて、定年まで生き続けるという人生設計の方が
    危険だと感じております。(私の場合あと30年もあります笑)
    以前NoN様もおっしゃっていたと思いますが、「個人レベルの時代が来る」というのは私もひしひしと感じているところです。

    いつどのような状況になってもおかしくない今の時代、
    常に自分で考えながら、いついかなる状況でも生きていけるよう成長していきたいものです。

    失礼いたしました。m(_ _)m

      • NoN
      • 2018年 4月 07日

      ホント、おっしゃる通りですね。安定を求めてサラリーマンになるわけですが、死ぬまでサラリーマンというわけにはいかないので、一流企業を除けば定年年齢に近づくほどに、”今更何ができるのか”という焦りがあるのではないでしょうか。

  1. ANKER社のモバイルバッテリーを購入しました。
    知人が日本の有名な電池メーカーに勤めているのですが、中国製のバッテリーは危ないと言ってました。

    ANKERのバッテリーはもちろん中国製ですが、グーグルの元メンバーが立ち上げた会社です。
    シリコンバレーの起業家精神のある会社だと思いますし、日本にもANKER信奉者も結構いるようです。
    その性能や安全性・品質に関しては素人なのでよくわかりませんが、同等の日本のメーカーのバッテリーだと少なくとも2倍以上の値段がします。
    恐らく会社の組織や販売などの体制からしたら、原価をこれ以上下げることができないのでしょう。
    安心の日本のメーカーといっても半値以下では勝負になりませんんね。

    グーグルも大卒ばかりを採用しても業績が上がらないので一定割合で高卒の採用をしています。
    そういうことが良くわかっている会社です。

    私は日本人のモラルや潜在能力の高さと日本の良さを認めていますが、ANKER社のような製品を手にするといろいろと学ぶべき点もあるのだろうなと思います。

    組織の力もきっちり保ちつつ個人の能力も最大限に発揮される、これはトレードオフの関係にはないと信じていますし、そういう社会の到来を見据えていきたいと思います。

      • NoN
      • 2018年 4月 08日

      最近、クラウドファンディングでバックを購入しましたが、メーカーのアイデアや情熱が盛り込まれているのがよくわかります。ANKERバッテリー、購入したくなりました(^_-)-☆

    • 迷える子羊
    • 2018年 4月 08日

    生きていくうちに、自分の可能性に見切りをつける人は多いと思います。
    何かしらの挫折を経験すればなおのことです。
    ですが、何かにトライしたいという気持ちに年齢は関係ないです。
    ストレートな表現に感動しました。

      • NoN
      • 2018年 4月 08日

      ホント、その通りですね!体験こそが人生の目的です。

        • 迷える子羊
        • 2018年 4月 08日

        もしも過ぎた時が夢か幻ならば、これから体験する事も夢か幻として過ぎてゆくのでしょうか。
        私たちは幻に向かって歩いているのでしょうか。幻が消えてしまうことを恐れて、白昼夢を旅する
        ように歩き続けるのでしょうか。それでも夢を共有できたら、束の間の永遠を感じる事ができます。
        だから歩き続けるのかもしれません。

    • モモイチゴ
    • 2018年 4月 08日

     いつも為になる動画ありがとうございます。FXをはじめて3年を越えました。全く勝てなかった私ですが、2月40pips,3月78pipsと微少プラスを2か月続けることができました。これくらいの数字だと勝ったと言うより負けなかったというレベルですがこれも迷晴れさんのおかげです。学生時代からいつも最下位争いをしていた頭の悪い私でも負けなくなるほど貴サイトはすばらしいと実感しました。
     さて、ユーロドルの7週前の週足ハラミはヒゲを含めて範囲を設定されていますが、ヒゲで抜けてもハラミ抜けと判断されていません。ということは週足実体がぬけてはじめてハラミを抜けたと判断すれば良いのでしょうか。私は理解力が乏しいのでハラミについてよくわかっておりません。6週前の高値と4週前の安値を上下限とする新たなハラミになったと思っていました。お忙しいところ恐れ入りますがご教授頂ければ幸いです。

      • NoN
      • 2018年 4月 08日

      そういう見方もできますね、その通りの理解でもいいと思います。ただ、7週前足を上下に抜けた分はオバーシュートとも見れるので、どっちが意識されるか実際の現場をみてみないとわかりませんね。

        • モモイチゴ
        • 2018年 4月 08日

         早速のお返事ありがとうございました。大変良く理解できました。相場は数学の公式のようにピタッとあてはまるものではなく、以前教えて頂いた「アラウンド」という考えが大切ですね。結局どちらを意識する人が多いかだと思うので両方とも考えておきます。

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