29Mar
週足買い、日足売り、1時間足買い⇒売りとダウ理論だけでは目線が泳ぎやすい一週間でした。こういう相場はシナリオをきちんとたてることが大切です。
1時間足レベルを基準にシナリオを立てるとわかりやすい相場
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日足レベルの戻り売りを狙いたい相場ですが、週足のサポート(買い)も気になります。1時間足は週明け上目線から週末にかけて下目線になり、きちんとシナリオを立てて臨まないと目線が泳いでしまうことになります。波が大きく動いているので5分足などの短期足だけ見てるとホントに振り回されてしまいます。こういう大きく動く相場では、せめて1時間足レベルを基準にトレードを組み立てるとわかりやすいかもしれません。
オール下目線、オール上目線は殆どない、相場はだいたい、時間足と時間足が戦っている。
今週の週足はコマ足となりました。コマ足とはコマのように上下にヒゲのあるローソク足のことで、上からも下からも圧力がかかるとこうなります。
週足ライン(W1-2)は左を見ていくとネックラインや高値にサンドイッチされ、週足ライン(W1-1)付近までの上昇の起点になります。こういう強い値段は戻ってきた時にサポートされやすいので先週はこの値段から買いが入りました。
先週は戻り売り候補となるフィボナッチ50%まで買われました。今週は戻り売りが入る週だろうと思っていましたが、そのタイミングは終わってみないとわかりません。結局、2日間かけて天井圏をつくりました。
日足レベルの大きな波のターンなので時間がかかるうえに、週足レベルの買い圧力も気になります。戻り売りするにしても、せめて1時間足レベルで売れる形になってから売りたいです。
1時間足でシナリオをたてる。
第一シナリオは戻り売り候補(H1-5)までの買いを狙います。日足で見るとフボナッチ50%、直近の高値とも重なり、先週大きく売られた長い上ヒゲの先端という足跡も残しています。この付近まで上昇すると、反転のために天井圏(レンジ)をつくりやすいエリアです。
- ポイントAで短期足の動きを確認してから、まずは高値(H1-4)までのロングを狙います。ただし、左を見ると高値更新後のロングではないので少し注意が必要です。
- その後、高値(H1-4)を上抜き、高値更新したのでポイントBやポイントCで押し目を拾います。しかし、ここも欲張らないことです。
第二シナリオは日足レベルの戻り売りです。天井圏のトレードをスルーするなら1時間足が売れる形になるのを待ちます。
- ネックライン(H1-4)ができ、それを抜いて戻ってきたポイントDからショートを狙います。目標はポイントAの安値(H1-3)です。
- ポイントE(H1-3)を下抜けたので次のサポートライン(H1-2)までを狙います。このサポートは129円のキリ番、さらには左の逆三尊ネックラインとも重なるので強いといえます。
第三シナリオは日足フィボナッチ50%からの戻り売りがどこまでリターンムーヴするかです。1時間足安値(H1-3)を下抜けたことで下目線となりましたが、今度は波が返される番です。
戻り売りの第一候補はポイントE(H1-3)です。実際、ここで少し反応しましたが売りが負けました。ここで戻り売りをして負けるのは問題ないと思います。
戻り売りの第二候補はネックライン(H1-4)ですが、ここの下落は速かったので難しかったかもしれません。
短期足は1時間足シナリオのタイミングを取る役目。
1時間足のポイントABCDEを丸で囲みましたが、この丸の中の5分足の動きを見てください。下げ止まり、上げ止まりを確認してからエントリーまでに、それなりの時間を要するのがわかるはずです。ポイントAであれば5分足がダブルボトムをつくりサポートされ、ネックラインとなるレジスタンスを越えてから青丸でエントリーしても全く遅くないです。
1時間足ポイントDの戻り売り部分を5分足で見ると、エントリーポイントは大きく2つです。青ラインのレジスタンスでショート、あるいはレジスタンスされたあとの一発目の戻り売りショート。どちらでもいいと思いますが、なるべく高いところから売りたいならレジスタンスされたという事実のみで売る必要があり、この場合にはラインの精度が求められます。
今日のまとめ
日足レベルの下落に対して、週の前半は1時間足が上昇という相反する波のなかで、目線の固定と切り替えをしっかりやらないと負けやすい相場でした。よくわからなくなったら潔く静観することも立派なトレード術のひとつです。
■投資のリスクについて■この動画、ブログは、相場について個人の見解を解説したものであり、利益を保証するものではありません。投資をされる場合は、それに関わるリスクを十分ご考慮の上、ご自身でご判断ください。
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コメント
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コメント (7)
最高〰
コメント感謝です。
はじめまして、いつも勉強させていただいております。
今週のユーロ円はとても難しかったと思います。
私は先週のユーロ円のエントリーポイントを1~2箇所くらいしか探し出せていませんでした。
その中で、131円~129円のショートを狙っていたのですが、増し玉と損切り設定が曖昧だったため
髭で刈られてしまいました。
その中で迷晴れさんは的確なエントリーポイントを幾つも見つけ出し、すばらしいです。
もっとすばらしいのは、解説がわかりやすく「なるほど!」と、思える動画ばかりで
他の方がコメントされているように、そこらへんの有料商材より内容も濃いです。
これからも、迷晴れさんの動画を楽しみにしています。
ご覧いただき有難うございます。コメント励みになります。これからも応援よろしくお願いします。
環境認識の勉強のため、FT2で過去チャートを動かし→週刊チャート分析で確認、という作業をやってます。
ざっくりとした目線のつけ方はわかるようになってきました。自分が描いたシナリオと動画で語られてるシナリオが一緒だったときは思わずニンマリです(笑)エントリーのタイミングはまだまだですが…一歩ずつ進んでいきたいです。
まずはざっくりでいいと思います。目線が決まればエントリーや損切に迷いがなくなります。手法うんぬんよりも、そっちの方が100倍大事です(^^♪
拝見させていただきました。
シナリオを立てて相場にのぞむ。
本当に大事なことだと思います。
ただ私には本当には苦手です。
まだシナリオを立てられるほど相場を読めていないということもありますが、それだけでは無いようです。
多分言語的に手順を決めて従うのが苦手みたいです。
何か方法を考えたいと思います。
目線の固定と切替、これも課題です。
素晴らしい学びをありがとうございました。