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難平（ナンピン）は両刃の剣、使い方を誤ると資産を簡単に飛ばしてしまいますが戦術的に使えばトレードの武器になります。

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難平（ナンピン）を難を逃れるために使うべきではない。

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難平（ナンピン）は難を平らげると書きますが、この言葉通りに常用すると最終的に資産を飛ばすことになります。ナンピンは今ある損失をどうにかしようとして使うのではなく、もっと戦術的に使うべきです。

ナンピンとは何なのか。

エントリー1でロングしたが予想に反してさらに下落したとします。ナンピンでロングを追加してエントリーして青ラインまでレートが戻れば損益は±ゼロになります。青ラインではエントリー１は損失、ナンピンは利益となりますが合算すれば行って来いになるわけです。相場はいつかは必ず反転するのでナンピンをやり続ければ理論上すべてのトレードをプラスにすることができます。逆行したら倍々に資金を張るマーチンゲールなどのギャンブル手法もこれを利用したものです。しかし、これは前提として資金が無限に用意できればという話であって、普通の人はこれをやると確実に破産します。

 ナンピンはトレード発生時の分割エントリーという戦術である。

あなたのエントリー１回の許容枚数が１０枚だとすると、それを３つに分割してエントリーするようにします。どこで押し目が入るか定かではない場合、エントリー１で３枚、ナンピン１で３枚、ナンピン２で４枚というように３分割してエントリーします。トレンドが続く前提上、一番深い押し目のナンピン２を下抜くことはないと考えられるので、ナンピン２で押し目が入った場合、ナンピン１を越えてエントリー１を上抜いた時点ですべてのエントリーがプラスとなります。もしゾーン１を下抜いたらトレンドが崩れるので損切りになりますが、もともと１０枚を分割しているので大怪我はしません。

トレンドが崩れたらナンピンしてはいけない。

ナンピン３はすでにトレンドが崩れているのでナンピンできません。ナンピン２を下抜いたらエントリー１とナンピン１、ナンピン２のすべてを損切りしなければなりません。

逆張りが失敗したらナンピンしてはいけない。

レジスタンスを背中にした逆張りを失敗した場合もナンピンは使えません。もう一段上のレジスタンスまで耐えるなどと考えてはいけません。なぜなら、それは損を出したくない感情から後付けした理由であって、エントリー１の時点では考えていなかったはずだからです。

今日のまとめ

ナンピンはトレンドフォローのみ、分割エントリーする場合にだけ使うと覚えておきましょう。なるべく長期足の方向にのみナンピンするようにすると成功しやすいです。あと、まだ相場観に自信のない方はナンピンしないほうがいいです。ナンピンは余裕が出てから覚えても遅くはありません。

■投資のリスクについて■この動画、ブログは、相場について個人の見解を解説したものであり、利益を保証するものではありません。投資をされる場合は、それに関わるリスクを十分ご考慮の上、ご自身でご判断ください。