2Dec
東京時間ユーロドル、ダメなお手本トレードですが、こういうトレードを連発するとお金がいくらあっても足りません。
幻のチャンスに飛び込み、気づいてみればポジポジ病。
[youtube id=”booYWMzT-zM”]
ちょこっと抜いてやろう、トレードにおいて、この感情はホントに厄介です。なぜなら、現実的にちょこっと抜けてしまう時もあるからです。しかし、後からそういう類のトレードを集計してみると負け回数の方が圧倒的に多いことに気づきます。
原因は、時間足を分析して立てたトレードプラン通りにチャンスが来るまで待つ、と頭ではわかっていても、なかなか、それが訪れないことで5分足をガン見しだし、そこに幻のチャンスを見るからです。
些細な動きがチャンスに見えて、俯瞰できなくなって幻に飛びつきますが、そこはオアシスではなく砂を掴むことになります。
ポジポジ病の人は、結局のところ、中途半端な値段から何回もリエントリーすることが多いです。そして1回負けると熱くなって同じようなところでムダ打ちを重ねているはずです。
ユーロドル4時間足
高値安値を切り下げてきてます。前日の日足は70ピプス陽線、今日は一旦押しが入って高値を試してから、上に抜けるか、戻り売りが入るかといった感じです。
ユーロドル30分足
東京時間8:30、前日の日足は高値でレジスタンス。安値もしっかりサポートされてるぽいので、一旦押してからの上昇を狙うプランを立てました。押し目候補は1.06付近で前日の日足で測るとフィボナッチ50%とも重なります。
ユーロドル5分足
押し目候補の1.06付近には強者の値や逆三尊右肩もあるので、そこまでレートが落ちてくるのを待ってロングを狙います。そして結果からいえば、A(押し目買い)やB(レジスタンス後ショート)などのチャンスは、この動画収録中に訪れませんでした。
僕がエントリーしたのは赤丸ショートで損切り(-2pips)このエントリーの何がダメかは下記のとおりです。
- 30ピプス・レンジのど真ん中で入っていること。レンジの真ん中はカオス状態です。
- 逆三尊右肩位までの下落を(動画収録中に)ちょこっと抜こうとしたスケベ心。
- ローソク足が小さすぎるのを知っていて入ったこと。
結果的に狙った値段まで下がりましたが、これは完全なダメトレード。
何が一番ダメかというと優位性が低いのを知っていて入ってることです。(モチロン枚数は減らしましたが…)
今回の動画をご覧いただき、身に覚えのある人がいたら、せっかくなので脳裏に焼き付けておいてください。こういう所でトレードしても大きくは狙えないしトータルで必ず負けます。
今日のまとめ
FXを始めたころ、今回のように5分足のレンジブレイクばかりを狙うクセがありました。最初に覚えたトレードが1分足と5分足しか見ないスキャルピングだったので、その変なクセを克服するのがホント大変でした。俗にいうポジポジ病の損切り貧乏というやつです。今回の動画は、現在、当時の僕と同じような負け方をしている人に客観視してもらえたらいいなと思ってます。
このポジポジ病というやつは、おたふく風邪みたいなもので、一度は必ず発症します。損切りが山と積もり、嫌な思いをすると治りますが、そうなる前に、ひとつひとつのトレードをプランに基づき丁寧にすることを心がけ、熱くなっての連続エントリーは絶対にしない誓いを立てることです。
◆お断り◆
この動画は教育目的で制作されたものです。相場についての個人の見解を過去のチャートから解説したものであり未来の利益を保証するものではありません。売買取引についての判断は一切行っておりませんので、投資をされる場合は、それに関わるリスクを十分に考慮の上、ご自身でご判断ください。
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コメント
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コメント (18)
こんばんは、
なぜ、わかっているつもりなのになぜ誤ったエントリーをしてしまうのか、その真因をずっと考えていて、
いまひとつ腑に落ちる答えが得られてなかったのですが、今日の動画を見させてもらい良くわかりました。
結局、時間的な焦りを無意識に持っているので、「早く利益を出したい、結果を出したい」という考えが
根拠曖昧なままのエントリーにつながって、損切りに陥るか、たまたま勝つか逃げれるか、このたまたま
勝ってしまうのが、また曲者ですね(笑)
安定して勝ち続けるには、定石通りオーソドックスにやるのが一番なのに変なトレードをしてしまい、自
ら回り道をしていることを感じました。トレード日誌には、「焦らず…落ち着いて」などと書いているの
ですが、結局焦っていました。
自分自身のことは、なかなか分かりませんが、他人の振りからその心理は良くわかります。大きな気づき
でした。ありがとうございます。
気づける動画が、良い動画。そういうつもりで、いつも制作してます。こういう動画は受け取る人の感性で違った受け取られ方をすると思います。アクション映画は誰でも楽しく見れますが残るものは少ないです。見る人の感性に応じて何かが残る、そんな動画にしたいと思ってます。
FXを始めて、先月初めて1か月間の収支がプラスになりました。
迷晴れブログのおかげです。
今後も役に立つ記事をたくさん作ってください。
動画の中身もですが、デザインにもこだわっているところが、
このブログに惹かれる理由です。
今後は、エントリーポイントを厳選して、厳選して、厳選して、
ちょー簡単なところだけ、エントリーするようになりたいです。。
FXは挑戦しがいがあります。
報告でした。
お褒め頂き有難うございます。記事の内容をイメージしてもらえる写真を選ぶようにしています。写真を探すひと手間がありますが、こういう、ひと手間を面倒がらないことが大事だと思ってます。
十分に勉強になりましたよ。
動画を撮っていなかったら、やらなかったところですよね。
自分のトレードの場合、うまくいった時より失敗した時のほうが勉強になっています。
あと強者の値ですが、一つ前の高値を越えた時、根っこになったところが強者の値だということですね。
今回も動画アップありがとうございます。
そうです強者の値です。ローソク足の形状なんかも合わせ見ます。
迷晴れさんこんばんは、今回の動画はいつもと違う意味で勉強になりました、いつも私が「やっちまったなー」と悔やむトレードに似ていました、私の場合は仕事の合間とか、時間のない時にトレードすると今回のような負け方をしてしまいます、今は待つしかないなとわかっていても、もう一人の自分が勝手にポチッとしてしまいます、気を付けます。
「待つ事が最強のトレード手法」ですよね。
自分の都合で相場は動いてくれませんからね。どうすれば待てるか、これを考えることが大事ですね。
意外にも(笑)、とてもためになりました。
レンジど真ん中のハラミの中のトレードということで、
通常、「やってはいけませんよ」と迷晴れ先生がいつもおっしゃる例です。
自分がやっても全然珍しくなく、なかなか懲りないのでうんざりしていますが、
迷晴れ先生がそういうトレードを試してしまったらどうなるのか、
という意味でとても印象深いお話でした。
結局、-2Pという、ベアによってはスプレッドに毛が生えた程度のLCですので、
なんの損失もないに等しい撤退で素晴らしいと思います。
印象に残ったのが、動画撮影のせいもあるでしょうが、
「午前中に1回くらいトレードができるといいのですが、、、」
というつぶやきです。
日中は仕事で、夜のNY時間だけしかできない身としては、
「夜しかできませんが、1回どころか、何回でもトレードしたい」
という自分のつぶやきを思い出しました。
「今は動いていないから動くまで待とう」という判断は、
残り時間が少ない場合は、「もう終了」ということです。
仮にそうだとしても、マイナスよりはいいですね。
実際には、夜だけでもずっと動かないことはほとんどなく、
むしろ、<動きの方向を把握できているか>どうかと、
<トレードするに値するボラがあるか>どうかの判断が大切であって、
狭いもみ合いのレンジをパスする程度の時間や知恵は十分あるはずです。
レンジど真ん中のハラミの中では名人でも利益が出ないという実例は、
いわんや凡人をや、です。
今後、こんな場面になったときに、この動画を思い出すことで、
無駄打ちせずに済ませることができる気がします。
貴重な映像の公開をありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。
限られた時間の中で結果を焦ると負けるというケーススタディです。まぁ、人のフリ見て、我がフリ治せというふうに受け取ってもらえるかなと思ってトレードしました。
今回ご紹介いただいた動画もとても貴重でありがたいです。必勝パターンより失敗パターンの検証を数多く見聞きしてから自分の得意技を見つけたほうが大切だと思っています。なぜなら私を含め多くの方が負け方を知らないまま多大に資金を失い失敗パターンを繰り返すと思うからです。戦い方も大事ですが逆行した時やパターンに当てはまらない時事実を受け入れて上手に負ける方法こそ宝の技術だと思います。いつも価値ある素晴らしい動画をありがとうございます。追伸:ブログトップデザインが変わりましたね~NからM・Wになるのか洞察力養えるデザインで素敵です(笑)これまでの四葉のアイコンも私の好きな本「Good luck」の巻末で=幸運のストーリーは…、絶対に偶然には訪れない。を連想できて好きでしたが☆
洞察力が素晴らしいです!おっしゃる通り「N」デザインはそういう意味でつくりました。わかる人にはわかるかなと思いましたが、分かっていただけてうれしいです。GoodLuck知りませんでした。早速読んでみますね。
毎度毎度、有り難うございます。
「勝てる所でだけ参加する」の意味をあらためて教えて頂きました。
レジサポ近辺だけでエントリーするようになり、安定して勝てるようになりました。
大きく値が飛んでレジサポのラインを引けないようなときは、エントリーしたくても出来なくなりました。
最初の頃はいかにメチャクチャにエントリーしてたかを自分でも分かるこの頃です。
メチャクチャにエントリーしてると、学習が出来ないと言うか積み重ねも出来ないので、幾らやっても進化しない・・・だったんですね。
丁寧な動画と解説で分かりやすく、いつもとても有り難く思っています。
作るのも大変だと思います。
感謝しております。
「こういう時こそ、MAを。」
時々拝見させていただいています。スキャルパーです。
NONさんは、インジケーターはあまりお好きでないかもしれませんが、こういう局面ではMAは絶大な頼りになる存在です。ぜひMAを使ってやってください。スケベ心なんて言わないで、スキャルピングの良い局面です。
12月2日ユーロドル、5分足。
1.06369で上昇から下降に転換し、50%まで押す局面です。
スキャルパーは、NONさんがエントリーしたところでは、まず入りません。こういう上昇から下降の転換場面でのショートエントリーは、MA反発か、ボリンジャーバンドの+2σで入るのが、とても有利です。
5分足に、20SMAと、60SMA、120SMA、240SMAを表示させてみてください。MT4での5分足、15分足、30分足、1時間足の20SMAに相当します。とても有効です。無視するのはもったいない。
この局面では、キレイに5分足20SMAで反発して、下降していく場面ですので、5分足20SMA反発からマイナス2σまで、簡単に抜ける、とてもおいしい場面です。
絶好のエントリーポイントは、NONさんが損切りした後の、5分足+2σと60SMA(15分足20SMA)が重なるポイントです。23.6%付近です。
1時間足の20SMA(5分足の20SMA)で決済してもいいし、38.2%で決済してもいいところです。
NONさんは、順張りのトレンドフォローアーですので、私たちのような逆張りスキャルパーの考え方はお好きでないかもしれませんが、両方を習得すると、こういう揉み合いや値動きが無い時でも、スカッと5-10ピプスを高ロットで抜くことができるようになります。
数あるFX教材の中で、迷い晴れFXが最も素晴らしいと思います。初心者から搾取しない。あくまでも、与える姿勢が素晴らしいです。応援しています。
私も、ボランティアで、何かお役に立てたらうれしいです。
それでは、また。
ご教示有難うございます。MA+ボリンを武器にできている方とお見受けしました。こういうインジも極めていけば強い武器になりますね。僕も昔は5分足に上位時間足のボリンとMAを表示していた頃があります。このブログを始めてからは、とにかくシンプルに伝えていこうとして現在のようなスタイルになりましたが、そろそろインジを少し使ってみてもいいかもしれませんね。参考になりました。
訂正です。1時間足の20SMA(5分足の240SMA)でした。
拝見させていただきました。
損切りは当然大切ですが、微益と微損のようなゼロ地点での判断はもしかするともっと大切なのではと個人的に感じています。
プラスでもマイナスでもない場面を制するのが今の私の目標です。
今回勉強の動画はとても勉強になりました。
素晴らしい気付きをありがとうございました。
すいません。訂正させてください。
× 今回勉強の動画はとても勉強になりました。
◯ 今回の動画はとても勉強になりました。