18Jun
英国のEU離脱是非を問う国民投票を来週に控え、日銀は16日に金融政策の据え置きを発表、追加緩和期待への失望感から、一時104円を割り込む円高に推移しました。
各国中央銀行トップの発言は要チェック
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英国がEUを離脱すべきか否かの国民投票が23日に行われます。日本時間では24日午前9:00に速報、最終結果は午後4:00となっているそうです。もし、英国がEUを離脱するようなことになれば、ポンドの急落を引き起こすだろうというのが市場の見方です。
この懸念もあって日銀は16日、金融政策の据え置きを発表、追加緩和を期待していた市場が失望したことにより円が買われ一時的に104円を割りました。
雇用統計や政策金利などの重要な経済指標に加え、中央銀行トップの発言には、チャート動かする力があります。
ユーロドルは雇用統計上昇半値付近をどう捉えるか。
高値1からの売りが安値1を更新、雇用統計で上昇後、高値2から戻り売りが入りました。
今週の視点としては、雇用統計上昇の押し目買いと高値2からの戻り売り、ふたつの圧力のかかり方をどう見るかということでした。安値更新という背景を強みとすれば、売り中心のトレードとなります。
16日の日銀金融政策据え置き発言以降、円主導で動くことを考えれば、積極的にトレードすべき通貨ペアではないかと思います。
赤1ショート
売るなら戻りが完了するタイミングを狙うことになります。それは、安値1、2での買いが高値2、3,4でレジスタンスされ、利食いが入りそうなタイミングです。
赤2ショート
1.120付近安値3での利食い+逆張りロングで少し戻したあと安値1、2でレジスタンスされたタイミング。加えて、赤3ショートは安値3ロングの逃げるタイミングです。
赤4ショート
プルバック後の戻り売り、安値4、5からのロング利食いが入りそうなタイミングです。
ドル円、慌てる〇〇は貰いが少ない。
黄ラインは週足サポートですが、日銀追加緩和見送りを受け底値ゾーンAを崩して急落しました。
急落前のチャートを見れば、週足サポートのある底値ゾーンAから、逆張りで安値4、5、6を買ってもいいかもしれません。
安値6がダマシとなり、高値8で頭を押えられたことで下がりやすくなったとはいえ、週足サポートが抜けるかどうかはわかりません。
底値ゾーンAを下抜いてからは、週足サポート付近の攻防とは、全く別のチャートになりました。
ファンダメンタル要因による急落を受けて、テキトーな逆張りは厳禁です。こういう局面での逆張りは、相手の利食いポイントでするものであって、それがわかってる人だけが可能な戦術です。下落の勢いが死んだと判断できるまでは買わない方が無難だと思います。
急な動きだからこそ慌てると損します。慌てると、チキン利食いや安易な逆張りを誘発します。
赤1ショート
追随の売りが入り始めたタイミング、急落時の戻りは1分足や5分足でタイミングを合わせるしかありません。
赤2ショート
104.500で利食いが入り三角持ち合いになりました。買うなら高値10を上抜いてからにして、むしろ、V字反転期待で買っていた人たちが損切りするタイミングを狙いたいです。
赤3ショート
止まるべきレートではないので利食いもほとんど入りません。小さな三角持ち合いをぬければ104.000まで売れそうです。
赤4ショート
104.000は流石にサポートされそうです。少しオーバーシュートするかもしれませんが強いレートです。ダマシで下抜けたあと上を押えられたタイミングでチャレンジしてもいいと思います。理由は104円サポートで買っている人たちがに逃げ出しそうなポイントだからです。
赤5ショート
安値8の週足サポートに達したあと、今回の急落に対するプルバックが入り始めました。戻りを買い始めるのはここら辺からです。ここまで、反転を期待しての逆張りは全て損切り、それがショートの絶好のタイミングになってしまったわけです。
プルバックが完了するタイミングは急落の半値付近になることが多いので、そこで待ち構えて売ります。切上げラインを使えばタイミングがとりやすいかもしれません。
青1ロング
安値8-9と切上げ、ダブルボトム完成狙いの逆張りロングや高値11付近からの戻り売り利食いを狙ったロング。ただし、伸ばしてもネックラインまでです。
ユーロ円もドル円に追随して下落
先週の週足ロウソクが週足サポート(w1-1)をブレイクしてからの週明けで、次の週足サポート(w1-2)まではスルーでした。
今週の視点としてブロックAとBの考え方を取り上げたいと思います。週足でサポートされて天井ぽい値動きをしています。結果として戻り売りが成功して下に抜けましたが、サポートが強ければ買い転換したり、レンジになる可能性もあります。それまでの流れは下降なので戻り売りを狙いたいですが、週足サポートが気になります。
赤1ショート
安値1、2、3での買いが高値1で利食いされましたが、安値5、6からも買いが続きました。高値1-2と切下げれば上昇の勢いがないと判断できます。小さな小競り合いを抜けてからの赤〇1ショートは安値5、6からのロングの損切りタイミングです。次のサポートが近いですが、高値1-2と切り下げている事実もあって、そのまま下がっていきました。安値1は最終防衛ラインなのでサポートされましたが、その買いも結局、崩されました。
赤2ショート
こちらも週足サポート(黄ライン)が気になる局面。ボラもあるので高値2でダブルトップになった辺りからチャレンジでショートするのもいいですが、安全策は週足サポート(黄ライン)抜けの赤〇2でしょうか。結果的に日銀発言で急落しましたが、チャート的にも押し目買い失敗の損切りを利用できそうなポイントです。
最近、運動もかねて週一で少し遠くまで出かけてます。行った先、iphoneで動画や写真を撮るようになったので、三脚を買いました、三脚といっても一本足の一脚というもので、狭い場所で撮影するのにとても便利です。
そこで気づいたのですが、中国製の三脚がとても素晴らしい上に価格もリーズナブルです。メイド・イン・チャイナといえば、今まで粗悪なイメージがありましたが、見方が180度変わりました。
精度も半端ないですが、パーツもプラスチックではなくアルミの削り出しで頑丈に作られています。他の分野は知りませんが、カメラ周辺機器に関しての中国製品のアイデアや完成度は痒い所に手が届いています。
中国ではディズニーランドが上陸したことを機に著作権保護に力を入れるらしいですが、もともとあるパクリの技術を応用して、安く、さらに良いものを作り出されたら日本製品は太刀打ちできないんじゃないかと思いました。
もうひとつ、妻の愛車、ミニを車検に出しました。
ローバーからBMWに移行した初期型モデルで、最もローバーミニにフィーリングやデザインが近く、現在のミニにはないクラシック感があります。購入して13年目になるのですが未だに古さを感じさせない不朽の名車だと思ってます。
今のミニには全く興味がないので、営業マンは、そそくさと去っていき、整備内容の件で担当の整備士さんと話し込んでました。整備士さん的には愛車を長く乗って欲しいらしいですが、税金(なぜか13年目で重量税がポンと1万円上がった)や修理費で泣く泣く手放す人が多いそうです。ヨーロッパ車は国産車と違って10年で部品供給が終わるということがなく、手を入れていけば一生乗れるそうです。ちなみに、ミニと同じ年に親戚が国産の乗用車を買いましたがヤレ感が半端なく、今回の車検も40万(ミニは15万円)だそうです。
新しいものを次々と買わせる税制や車検制度もたいがいにしてほしいものです。燃費云々も大事ですが、モノを大事にして長く使い続けるほうがエコです。エコに見せかけ、実は企業エゴだったりすることってたくさんあるんじゃないかと思います。
海外では中古住宅でも手を入れていけば価値が上がりますが、日本では二束三文になってしまいます。安くて見栄えは良いが20年もすればボロボロになる住宅ばかりが売られて、大工の腕や技術が廃れています。
中国製品の完成度の高さを見て、日本が世界に誇れるものってアニメと和食以外なんだろうと考える今日この頃です。
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コメント
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コメント (8)
いつも動画を楽しく拝見しております。
前回紹介していただいた星野道夫さんの本を早速何冊か
図書館で借りてきて読んでいます。
とりあえず「アラスカの詩 極北に生きる人びと」という
本を読了しました。
写真そのものに、とても惹かれてしまい、しばらくぼーっ
と魅入ってしまいました。
写真を撮る人の心って伝わるんですね。
また文章も素晴らしく、約束の川で出てくる「大切なこと
は出発することだった」など言葉自体は簡単な言葉なのに
心を捉えて離さないものがありました。
良い本を紹介いただき、ありがとうございました。
その他にも良いものがあれば、またの機会に紹介いただけ
れば幸いです。
アラスカ行ってみたいですね~。
いつか、ある人にこんなことを聞かれたことがあるんだ。たとえば、こんな星空や泣けてくるような夕陽を一人で見ていたとするだろ。もし愛する人がいたら、その美しさやその時の気持ちをどんなふうに伝えるかって?
写真を撮るか、もし絵がうまかったらキャンパスに描いて見せるか、いややっぱり言葉で伝えたらいいのかな。
その人はこう言ったんだ。自分が変わってゆくことだって・・・・・その夕陽を見て、感動して、自分が変わってゆくことだと思うって。
引用 「オーロラの彼方へ」星野道夫著
この一節も大好きです(^^♪
こんばんは、
イギリスの国民投票は大きなイベントですが、24日は状況によってはトレードを控えた方が良いかもしれませんね。
チャンスをしっかり見極めていきたいです。
日本が世界に誇れるもの、それは日本の国体でしょう。
国民体育大会のことではありません。天皇一系の統治で2000年ほど続いているということで、このような国家は他にありません。いま話題のイギリス王国でも1000年位です。
こういうことを語ると右寄りに思われますが、私は天皇崇拝者でも右翼思想でも過度な愛国者でもありません。
むしろ日本の教育やマスメディアが左向きでそういう空気を作り出すのでしょう。
王朝が変わればそれまでの文化や伝統は破壊されます。基本的な思想や意識・価値観が一つの国という形で2000年ほど安定して大きく変わってないのは、ほとんど奇跡です。
天皇家の血統や正当性よりこっちの方が重要なんです。古くは神話の部分もありますし、しかしながら、日本の行政のトップである内閣総理大臣は、字のごとく大きな臣下です。じゃあ誰がその上に立っているのか。江戸時代の政治・軍事の最高権力者の征夷大将軍は役職です。その職務を誰が任命したのか。
統治というと違和感がありますが、2000年ほど政治体制はその都度変わっていても国の形は変わってないのが客観的な現実であり日本の歴史です。
本当は、このことを正確に学校で教えるべきでしょうね。そう考えた場合の伝統や文化の見方は変わってきます。アニメのようなサブカルでも歌舞伎のような伝統や芸能もつながりがあり、そこに外国人から熱狂的に受け入れられる要素があると思います。ラーメンなんてのも、一杯千円もしないようなものを食べる目的のためだけに日本を訪れる熱狂的な人が数多くいます。
なぜ、そういうものを日本人が作り出すのか、日本という国の成り立ち歴史が深く関係していると私は思います。
住宅の建造技術が劣化しているような原因を作り出しているのは誰か。本当は逆説的にこの根っこの部分を考えるべきでしょう。私の祖父は大工の棟梁ですが、日本の古来の建築技術は本当はすごいんです。
日本人の技術力の高さ、モノづくりへの細やかな配慮は世界に誇れるものがありますね。僕が和食の代表となったラーメン好きな理由も、そこにあります。ドイツには何にでもマイスター制度があってステイタスもありますが、日本の職人や技術者も、もっと評価されるべきだと思ってます。
国体の件、確かにその通りですね。天皇家は日本を守るのに神話の時代から脈々と受け継がれている神事を執り行っていると聞いたことがあります。そういうことを忘れちゃいけないと思いました。
それにしてもmochaさんの知識の豊富さは凄いです。
拝見させていただきました。
動画でおっしゃっていたとおりに急落途中にうかつに逆張りで入ってしまいました。
後の祭りではありますが経験を元に解説を聞かせていただくことができました。
きっと今後に活かされる学びとなったと思います。
ありがとうございました。
売りたい人がいなくなってから買うという意識を持つといいかもしれません。逆張りで、ちょっとだけ抜くというのは高等技術なので後からでもいいと思います。
今週はドル円をうまく売れました。
迷晴れさんはいつもやばいと思ったら逃げたらいいとおっしゃいますが、そこのところのコツがいまいちわかりません。
一度入れた逆指値にこだわってしまうメンタル的なものかもしれませんが、一度そのあたり解説をしてくださるとうれしいです。
ここを抜けたらやばい!という個所を1分足を見ています。ただし100%はなく、切らなきゃよかったということもあるので逆指値で自動的に切るのでいいと思いますよ。