始めに知識を求めるのは悪いことではない。
やっかいなのは、他人の答え(知識)を仕入れることで、わかったつもりになってしまうこと。
知識とは単なる情報、実戦で使えるほど活性化されてはいない。
他人の答えを、自ら確かめることで「気付き」がある。
その「気付き」こそが本当の学び。
知識を仕入れるだけなら、何の苦しみもないが、
それは知識欲が満たされているにすぎない。
これこそが「知識欲」という罠なのだ。
わかるとできるは大違い。
頭で覚えても、その通りには動けない。
トレードはスポーツに似ている。
「押し目買い」は、誰でも理解できる知識だが、
我がものにできる人は少ない。
バカのひとつ覚えも極めれば職人技。
あれこれせず、自分の得意パターンを磨き、
それしかやらないトレーダーのほうが、安定して利益を出し続けられる。
マンネリも極めれば伝統芸。
そういう自分の答えでしか稼げない。
関連記事
月別ページ
カテゴリー
こんにちは、
知識は、本の中にはない。本の中にあるのは情報のみである。知識とは、それらの情報を仕事や成果に結びつける能力である。そして知識は、人間、すなわちその頭脳と技能のうちのみに存在する。<P・ F・ドラッカー>
ドラッカーによると相場師は、知識労働者になりますね。
他人は、知識労働者をマネジメントすることはできず、知識労働者は自らをマネジメントしなくてはならない。
マネージャーは、部下を管理しようと考えてはいけない。自らを管理せよ。
私はマネジメントを習得しようと一時時期、努力をしましたが、その労力の大変さに放棄しました。
マネジメントをしっかり理解し実践できている管理者は、どれほどいるのでしょう。やはり、1割から2割くらいですかね。
しかし、自らをマネジメントしなくてはならないということは理解できたので、少しは今でも役に立っているのかなと思います(笑)
ボクのように社会のレールから外れてしまうと、一旦は独りで生きてゆくしかなくなります。そうなると年齢的にも知識労働しかできないわけで、自己管理がキーとなってくるわけですね。
拝見させていただきました。
【自分の答え】というのは以前に迷晴れ様がお話しされていた【自分の理由】とも重なるものだと感じました。
自分の理由から行動があり、その気付きが自分の答えになる、ということなのでしょうか。
素晴らしい気付きをありがとうございました。